説明

歯付ベルト

【課題】環境に対する負荷の小さい歯付ベルトを提供する。
【解決手段】長手方向に沿って配置した複数の歯部11aと、心線12を埋設した背部11bとを有し、上記歯部の表面に歯布を被覆した歯付ベルト10において、上記背部11b若しくは歯部11aと背部11bとが少なくともEPDM(エチレン・プロピレン・ジエン・モノマー)とジエン系ゴムを用いたゴム組成物からなり、上記歯布13がレゾルシン−ホルマリン−ラテックス液のみで処理し、該ラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体である歯付ベルト10にある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯付ベルト本体のベルト歯側表面が歯布で被覆された歯付ベルトに関する。
【背景技術】
【0002】
OA(オフィスオートメーション)機器等の精密機器には、ゴム製の小ピッチの歯付ベルトが使用されている。そして、係る歯付ベルトとして、クロロプレンゴム製のものが最も広く使用されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、近年、脱ハロゲン等の環境に対する負荷の小さい製品に対する要求が高まってきており、歯付ベルトについても、分子内にハロゲンである塩素原子を含有するクロロプレン製のものから非ハロゲンポリマーゴム製のものに変更することが望まれている。
【0004】
本発明は、係る点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、環境に対する負荷の小さい歯付ベルトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、長手方向に沿って配置した複数の歯部と、心線を埋設した背部とを有し、上記歯部の表面に歯布を被覆した歯付ベルトにおいて、上記背部若しくは歯部と背部とが少なくともEPDM(エチレン・プロピレン・ジエン・モノマー)とジエン系ゴムを用いたゴム組成物からなり、上記歯布がレゾルシン−ホルマリン−ラテックス液のみで処理し、該ラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体である歯付ベルトにある。
【0006】
請求項2に記載の発明は、前記心線をラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるレゾルシン−ホルマリン−ラテックス液で処理した請求項1に記載の歯付ベルトにある。
【0007】
請求項3に記載の発明は、前記ジエン系ゴムがBR(ブタジエンゴム)及びSBR(スチレンブタジエンゴム)である請求項1又は2に記載の歯付ベルトにある。
【0008】
請求項4に記載の発明は、EPDMは、第3成分がエチリデンノルボーネンであり、10以上のヨウ素価を有している請求項1から3のいずれかに記載の歯付ベルトにある。
【0009】
請求項5に記載の発明は、歯布がレゾルシン‐ホルマリン‐ラテックス液の固形分付着量を15〜50質量%に調節した帆布である請求項1から4のいずれかに記載の歯付ベルトにある。
【0010】
請求項6に記載の発明は、長さ方向に沿って配置した複数の歯部と、心線を埋設した背部とを有し、上記歯部の表面に歯布を被覆した歯付ベルトにおいて、上記背部若しくは歯部と背部とが少なくともヨウ素価10以上で第3成分としてエチリデンノルボーネンを有するEPDMとSBRとBRからなる3種類のゴムをブレンドしたゴム組成物からなり、上記歯布をラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるレゾルシン‐ホルマリン−ラテックス液のみで処理し、レゾルシン‐ホルマリン‐ラテックス液の固形分付着量を15〜50質量%に調節した帆布であり、心線をラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるレゾルシン‐ホルマリン‐ラテックス液で処理した歯付ベルトである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1によると、長手方向に沿って配置した複数の歯部と、心線を埋設した背部とを有し、上記歯部の表面に歯布を被覆した歯付ベルトにおいて、上記背部若しくは歯部と背部とが少なくともEPDM(エチレン・プロピレン・ジエン・モノマー)とジエン系ゴムを用いたゴム組成物からなり、上記歯布がレゾルシン−ホルマリン−ラテックス液のみで処理し、該ラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体である歯付ベルトであることから、ベルト本体ゴムと歯布の接着処理に用いるラテックスが全て脱ハロゲン化されており、さらに、ベルト本体のジエン系ゴムと、ラテックス成分のSBRが同種のゴムであるので、接着力が大きくなる。
【0012】
請求項2に記載の発明によると、前記心線をラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるレゾルシン−ホルマリン−ラテックス液で処理した請求項1に記載の歯付ベルトであるので、本体ゴム、歯布の接着処理ゴム、及び心線の接着処理ゴムが全て脱ハロゲン化されており、ベルト中に塩素を含む化合物は一切なくなる。又、請求項1の効果と同様に、ベルト本体のジエン系ゴムと、ラテックス成分のSBRが同種のゴムであるので、接着力が大きくなるという効果がある。
【0013】
請求項3から5に記載の発明によると、使用する環境温度が変化しても一定の摩擦係数としなやかさを維持することができ、耐オゾン性にも優れ、油水に対する摩擦力の低下も少ないベルトとなる。
【0014】
請求項6に記載の発明によると、長さ方向に沿って配置した複数の歯部と、心線を埋設した背部とを有し、上記歯部の表面に歯布を被覆した歯付ベルトにおいて、上記背部若しくは歯部と背部とが少なくともヨウ素価10以上で第3成分としてエチリデンノルボーネンを有するEPDMとSBRとBRからなる3種類のゴムをブレンドしたゴム組成物からなり、上記歯布をラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるレゾルシン‐ホルマリン−ラテックス液のみで処理し、レゾルシン‐ホルマリン‐ラテックス液の固形分付着量を15〜50質量%に調節した帆布であり、心線をラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるレゾルシン‐ホルマリン‐ラテックス液で処理した歯付ベルトであることから、本体ゴム、歯布の接着処理ゴム、及び心線の接着処理ゴムが全て脱ハロゲン化されており、ベルト中に塩素を含む化合物は一切なくなる。又、ベルト本体のSBRとラテックス成分のSBRが同じであるので、歯布とベルト本体ゴム、及び心線とベルト本体ゴムの接着力が大きくなるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の実施形態に係る歯付ベルト10を示す。この歯付ベルト10は、精密機器に組み込まれるベルト幅4mm程度及びベルト周長250mm程度の小型のものである。
【0016】
この歯付ベルト10は、歯付ベルト本体11が、ベルト内側に長手方向に所定ピッチで設けられたベルト歯を形成する歯部11aと、ベルト外側の背部11bと、が一体となって構成されている。又歯付ベルト本体11の歯部11aと背部11bとの間には、心線12が略ベルト長手方向に延びるようにベルト幅方向にピッチを形成して螺旋状に設けられている。さらに、歯付ベルト本体11のベルト内周側であるベルト歯側には、その表面を被覆する歯布13が設けられている。
【0017】
歯付ベルト本体11は、カーボンブラック等のゴム薬品が混合されたエチレン・プロピレン・ジエン・モノマーとジエン系ゴムを用いたゴム組成物で形成されている。より好ましくは、前記ジエン系ゴムがBR(ブタジエンゴム)及びSBR(スチレンブタジエンゴム)であり、該3種類のゴムをブレンドしたものが好ましい。
【0018】
心線12は、ガラス繊維束に対しラテックス成分が非ハロゲン系のものであるRFL水溶液に浸漬された後に加熱される処理が施されたストランドを複数本集め、それらを撚り合わせたもので構成されている。
前記非ハロゲン系のラテックス成分は、ビニルピリジン‐SBR共重合体であることが好ましい。
【0019】
歯布13は、綾織物で構成されている。この綾織物は、ベルト長手方向に延びる糸がウレタン繊維等の伸縮性繊維に6,6‐ナイロン繊維等を巻き付けた伸縮糸で、ベルト幅方向に延びる糸が6,6‐ナイロン繊維等の撚糸であり、ベルト長手方向に対応する方向に伸性を有するものである。また、この綾織物は、ラテックスがビニルピリジン‐SBR共重合体のRFL水溶液に浸漬された処理が施される。このとき、RFL水溶液の固形分付着量が30〜50質量%であることが好ましい。
【0020】
次に、上記歯付ベルト10の製造方法について説明する。
【0021】
まず、歯付ベルト本体11となるEPDMとBRとSBRとからなる3種類のゴムをブレンドした未加硫ゴムシート、心線12及び歯布13となる綾織物を準備する。ここで、上記のように、心線12は、ガラス繊維束に対しRFL水溶液に浸漬した後に加熱する処理を施したストランドを複数本集め、それらを撚り合わせることにより作製される。又、綾織物には、ラテックスがビニルピリジン‐SBR共重合体であるRFL水溶液に浸漬する処理を施し、乾燥させる処理を施す。
【0022】
ついで、金型周面に軸方向に延びる凹溝が周方向に等間隔をおいて形成された円筒金型を綾織物で被覆する。このとき、綾織物の伸び方向が円筒金型の周方向(ベルト長手方向)に一致するようにする。
【0023】
ついで、円筒金型上の綾織物の上に心線12を螺旋状に巻き付け、さらにその上に未加硫ゴムシートを巻き付ける。
【0024】
続いて、綾織物、心線12及び未加硫ゴムシートをセットした円筒状金型を加硫釜に入れて加熱及び加圧する。このとき、加熱及び加圧によりゴムが円筒金型側に流動し、特に凹溝部分では、ゴムの押圧により綾織物が凹溝表面に沿うように伸長されてベルト歯が形成される。又、歯付ベルト本体11が形成されると共にそれと心線12及び綾織物(歯布13)とが一体化した円筒状のスラブが形成される。
【0025】
そして、加硫釜から円筒金型を取り出し、円筒金型からスラブを取り外す。最後に、スラブの背面を研磨して厚さを均等にした後、所定幅に輪切りする。
【0026】
上記構成の歯付ベルト10によれば、歯付ベルト本体11がEPDMとジエン系ゴムを用いたゴム組成物で形成されていると共に、歯布13を構成する綾織物の表面処理がされているRFLのラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であり、また、心線12もラテックスがビニルピリジン‐SBR共重合体であるRFL処理液で処理されたものであることから、ベルト全体として脱ハロゲン化が図られているので環境に対する負荷が極めて小さい。
【0027】
又、歯付ベルト本体11も、EPDMとジエン系ゴムを用いたゴム組成物で形成されており、又、歯布13を構成する綾織物に対してラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるRFL水溶液に浸漬された後に加熱される処理が施され、同種のゴム同士で相溶性に富み、さらにRFL水溶液の固形分濃度が15〜50質量%であり、綾織物に適度のRFLが付着することとなるので、歯付ベルト本体11と歯布13との間に極めて高い接着力を得ることができる。
【0028】
尚、上記実施形態では、心線12をガラス繊維で構成されたものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、アラミド繊維心線やポリエステル繊維心線であってもよい。
【0029】
尚、上記実施形態では、歯布13となる布として綾織物を用いたが、特にこれに限定されるものではなく、平織物等の編物や不織布であってもよい。
【実施例】
【0030】
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(接着性試験)
実施例1
一方の方向に延びる糸がウレタン繊維に6,6‐ナイロン繊維を巻き付けた伸縮糸であり他方の方向に延びる糸が6,6‐ナイロン繊維の撚糸である綾織物に対し、ラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体で且つ固形分濃度が21質量%であるRFL水溶液に浸漬して乾燥した処理をした後に、これを未加硫のEPDMとSBRとBRからなる3種類のゴムをブレンドしたゴム組成物の表面に載置してプレス成形した幅2.54cmのブロック状の剥離試験用試験片を実施例1とした。
【0031】
実施例2
一方の方向に延びる糸がウレタン繊維に6ナイロン繊維を巻き付けた伸縮糸であり、他方の方向に延びる糸が6ナイロン繊維の撚糸である綾織物に対し、ラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体で且つ固形分濃度が21質量%であるRFL水溶液に浸漬して乾燥した処理をした後に、これを未加硫のEPDMとSBRとBRからなる3種類のゴムをブレンドしたゴム組成物の表面に載置してプレス成形した幅2.54cmのブロック状の剥離試験用試験片を実施例2とした。
【0032】
従来例1
RFL水溶液のラテックス成分をクロロプレンゴムとビニルピリジン‐SBR共重合体としたことを除いては実施例1と同一構成のものを比較例1とした。
【0033】
試験方法
実施例1,2、従来例1の剥離試験用試験片について、室温下でゴムから織物を長手方向に剥離する際に要する力を測定した。
【0034】
試験結果
試験結果を表1に示す。
【0035】
【表1】

【0036】
実施例1及び実施例2と従来例1との比較によれば、被着ゴムがEPDMとBRとSBRの3種のゴムをブレンドしたゴム組成物とした場合、RFL水溶液のラテックス成分をビニルピリジン‐SBRラテックスとしたときと、RFL水溶液のラテックス成分をクロロプレンゴムとビニルピリジン‐SBRをブレンドしたゴム組成物とで接着力に大差がないことがわかる。
【0037】
(摩耗試験)
実施例1のRFL水溶液で処理した帆布と従来例1のRFL水溶液で処理した帆布とでテーバ摩耗試験を行った。
試験条件は、摩耗輪をH−18とし、荷重1kg、摩耗回数を1000回とした。そして、何等熱老化させていない帆布と、熱老化(150°C×24時間)させた帆布とで試験を行った。結果を表2に示す。
【0038】
【表2】

【0039】
表2の結果から、実施例1の帆布は熱老化の有無によっては、耐摩耗性に差はないが、従来例1の帆布は、熱老化すると摩耗量が倍以上大きくなることがわかる。
【0040】
実施例3
ガラス繊維束に対してラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるRFL水溶液に浸漬された後に加熱される処理が施されたストランドを複数本集め、それらを撚り合わせた。そして、これを未加硫のEPDMとSBRとBRからなる3種類のゴムをブレンドしたゴム組成物の表面に載置してプレス成形した幅2.54cmのブロック状の剥離試験用試験片を実施例3とした。
【0041】
従来例2
ガラス繊維に対してラテックス成分がクロロスルフォン化ポリエチレンとビニルピリジン‐SBR共重合体との混合物であるRFL水溶液に浸漬された後に加熱される処理が施されたストランドを複数本集め、それらを撚り合わせた。そして、これを未加硫のEPDMとSBRとBRからなる3種類のゴムをブレンドしたゴム組成物の表面に載置してプレス成形した幅2.54cmのブロック状の剥離試験用片を従来例2とした。
【0042】
比較例1
ガラス繊維束に対してラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるRFL水溶液に浸漬された後に加熱される処理が施されたストランドを複数本集め、それらを撚り合わせた。そして、これを未加硫のEPDMとエチレン‐酢酸ビニル共重合体からなる2種類のゴムをブレンドしたゴム組成物の表面に載置してプレス成形した幅2.54cmのブロック状の剥離試験用試験片を比較例1とした。
【0043】
従来例3
ガラス繊維束に対してラテックス成分がクロロスルフォン化ポリエチレンとビニルピリジン‐SBR共重合体との混合物であるRFL水溶液に浸漬された後に加熱される処理が施されたストランドを複数本集め、それらを撚り合わせた。そして、これを未加硫のEPDMとエチレン‐酢酸ビニル共重合体からなる2種類のゴムをブレンドしたゴム組成物の表面に載置してプレス成形した幅2.54cmのブロック状の剥離試験用片を従来例2とした。
【0044】
試験方法
実施例3、従来例2,3、比較例1の剥離試験用試験片について、室温下でゴムから心線を長手方向に剥離する際に要する力を測定した。
【0045】
試験結果
試験結果を表3に示す。
【0046】
【表3】

【0047】
表3の結果から、実施例3は従来例2と比べて接着力の低下はほとんど見られない。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施形態に係る歯付ベルトの側面図である。
【符号の説明】
【0049】
10 歯付ベルト
11 歯付ベルト本体
11a 歯部
11b 背部
12 心線
13 歯布

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向に沿って配置した複数の歯部と、心線を埋設した背部とを有し、上記歯部の表面に歯布を被覆した歯付ベルトにおいて、上記背部若しくは歯部と背部とが少なくともEPDM(エチレン・プロピレン・ジエン・モノマー)とジエン系ゴムを用いたゴム組成物からなり、上記歯布がレゾルシン−ホルマリン−ラテックス液のみで処理し、該ラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であることを特徴とする歯付ベルト。
【請求項2】
前記心線をラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるレゾルシン−ホルマリン−ラテックス液で処理した請求項1に記載の歯付ベルト。
【請求項3】
前記ジエン系ゴムがBR(ブタジエンゴム)及びSBR(スチレンブタジエンゴム)である請求項1又は2に記載の歯付ベルト。
【請求項4】
EPDMは、第3成分がエチリデンノルボーネンであり、10以上のヨウ素価を有している請求項1から3のいずれかに記載の歯付ベルト。
【請求項5】
歯布がレゾルシン‐ホルマリン‐ラテックス液の固形分付着量を15〜50質量%に調節した帆布である請求項1から4のいずれかに記載の歯付ベルト。
【請求項6】
長さ方向に沿って配置した複数の歯部と、心線を埋設した背部とを有し、上記歯部の表面に歯布を被覆した歯付ベルトにおいて、上記背部若しくは歯部と背部とが少なくともヨウ素価10以上で第3成分としてエチリデンノルボーネンを有するEPDMとSBRとBRからなる3種類のゴムをブレンドしたゴム組成物からなり、上記歯布をラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるレゾルシン‐ホルマリン−ラテックス液のみで処理し、レゾルシン‐ホルマリン‐ラテックス液の固形分付着量を15〜50質量%に調節した帆布であり、心線をラテックス成分がビニルピリジン‐SBR共重合体であるレゾルシン‐ホルマリン‐ラテックス液で処理したことを特徴とする歯付ベルト。

【図1】
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【公開番号】特開2007−263205(P2007−263205A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−87633(P2006−87633)
【出願日】平成18年3月28日(2006.3.28)
【出願人】(000006068)三ツ星ベルト株式会社 (730)
【Fターム(参考)】