説明

段ボールシートの製造装置

【課題】ケース開封用の切り目線とデザイン模様との幅方向での相対位置がずれたケース用段ボールシートの不良品の発生を防止することである。
【解決手段】ブリッジ部18から送り出される片面段ボール4とミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙3とを貼り合わせる前に、片面段ボール4の裏ライナ紙に入れられた切り目線と、表ライナ紙3に印刷されたラインマークとが通過する各幅方向位置を検出するカメラ38a、38bを設け、これらの切り目線とラインマークとが通過する幅方向位置間の相対距離を検出して、検出された相対距離を予め設定された目標値とするように、ブリッジ部18から送り出される片面段ボール4の幅方向での送り出し位置をフィードバック制御することにより、ケース開封用の切り目線とデザイン模様との幅方向での相対位置がずれたケース用段ボールシートの不良品の発生を防止できるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長手方向に延びる切り目線が入れられた裏ライナ紙と予め印刷が施された表ライナ紙を用いたケース用の段ボールシートを製造する段ボールシートの製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
段ボールシートは、コルゲートマシンと呼ばれる装置で連続的に製造されている。コルゲートマシンは、例えば、本発明の実施形態である図1に示すように、芯紙1、裏ライナ紙2および表ライナ紙3をそれぞれ供給するミルロールスタンド11、12、13を有し、まずシングルフェーサ14で、ミルロールスタンド11から送り出される芯紙1を、一対の成形ロール15で波形形状に成形して、一方の波形頂部に糊付け装置16で糊付けし、ミルロールスタンド12から送り出される裏ライナ紙2を、糊付けした波形形状の芯紙1に加圧ベルト17で押圧して、芯紙1と裏ライナ紙2を貼り合わせた片面段ボール4を形成する。形成された片面段ボール4はブリッジ部18から送り出され、糊付け装置20で芯紙1の他方の波形頂部に糊付けされてダブルフェーサ21に供給され、ミルロールスタンド13から送り出される表ライナ紙3と貼り合わされて段ボールシート5が形成される。形成された段ボールシート5は、ダブルフェーサ21の出口側に設けられたスリッタ・スコアラ23で、必要に応じて幅切断と罫線入れを施され、ロータリカッタ24で長さ切断されたのち、排出端のスタッカ26に積み重ねられる。
【0003】
缶入り飲料等のケースに使用されるケース用の段ボールシートには、図2(a)に例示するように、長手方向に延びるケース開封用の切り目線2aが入れられた裏ライナ紙2と、図2(b)に例示するように、デザイン模様3aと長手方向に延びるラインマーク3bが予め印刷された表ライナ紙3を用いることがある。なお、ラインマーク3bは、スリッタ・スコアラ23での幅切断位置の目安とするために印刷されている。
【0004】
このようなケース用段ボールシートは、コルゲートマシンで製造された後、ダイカッタ等の打ち抜き装置で、ケース成形用のフラップ部や糊代部が形成されるように打ち抜かれ、打ち抜かれたまま、またはフォルダグルワで折り畳んで糊付けした状態で出荷される。出荷されたケース用段ボールシートは、図7に示すように、客先でケースに製函され、裏ライナ紙2に入れられたケース開封用の切り目線2aがケースの内面の所定の高さ位置で周方向に延び、表ライナ紙3に印刷されたデザイン模様3aがケースの外面に表われるようになる。なお、ラインマーク3bが印刷された部分は、通常、打ち抜き装置で除去される。また、ケースの外面には、デザイン模様3aに対応させた所定の位置にH字形やコ字形の切り込み6が入れられており、ケースは切り込み6を始点として切り目線2aに沿って引き裂かれるように開封される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した内面に開封用の切り目線が入れられ、外面にデザイン模様が表われた段ボールシートのケースでは、切り目線が所定の高さ位置からずれていると、外面のデザイン模様に対する所定の位置とずれた位置でケースが開封される問題がある。また、引き裂きの始点となる切り込みと切り目線の高さ位置のずれが大きくなると、ケースをスムーズに開封できなくなる問題もある。
【0006】
このような問題に対して、従来は、コルゲートマシンの排出端でスタッカに積み重ねられる段ボールシートについて、作業者がその表裏面にゲージを差し当てて、ケース開封用の切り目線の幅方向位置とラインマークまたはデザイン模様の所定の幅方向位置とを測定し、これらの幅方向位置間の相対距離が所定の範囲に入っているかどうかを検査して、不良品を除去するとともに、ダブルフェーサの入口側で片面段ボールと表ライナ紙の貼り合せの幅方向位置を修正するようにしている。このため、この貼り合せの幅方向位置の修正までに時間がかかるので、ケース開封用の切り目線とデザイン模様の幅方向での相対位置がずれた不良品が連続して多発しやすく、かつ、この不良品の検査に手間がかかる問題がある。
【0007】
そこで、本発明の課題は、ケース開封用の切り目線とデザイン模様の幅方向での相対位置がずれたケース用段ボールシートの不良品の発生を防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は、長手方向に延びる切り目線が入れられた裏ライナ紙と波形形状に成形された芯紙とを貼り合わせて片面段ボールを形成するシングルフェーサと、シングルフェーサで形成された片面段ボールを送り出すブリッジ部と、予め印刷が施された表ライナ紙を送り出すミルロールスタンドと、これらのブリッジ部から送り出される片面段ボールとミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙とを貼り合わせて段ボールシートを形成するダブルフェーサと、形成された段ボールシートをダブルフェーサの出口側で長さ切断するカッタとを備えた段ボールシートの製造装置において、前記ブリッジ部から送り出される片面段ボールと前記ミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙とを貼り合わせる前に、前記裏ライナ紙に入れられた切り目線が通過する幅方向位置と、前記表ライナ紙に施された印刷の所定部位が通過する幅方向位置とを検出する手段を設け、これらの切り目線と印刷の所定部位とが通過する幅方向位置間の幅方向での相対距離を検出して、検出された幅方向位置間の相対距離を予め設定された目標値とするように、前記ブリッジ部から送り出される片面段ボールおよび前記ミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙の少なくとも一方の幅方向での送り出し位置をフィードバック制御する構成を採用した。
【0009】
すなわち、ブリッジ部から送り出される片面段ボールとミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙とを貼り合わせる前に、裏ライナ紙に入れられた切り目線が通過する幅方向位置と、表ライナ紙に施された印刷の所定部位が通過する幅方向位置とを検出する手段を設け、これらの切り目線と印刷の所定部位とが通過する幅方向位置間の幅方向での相対距離を検出して、検出された幅方向位置間の相対距離を予め設定された目標値とするように、ブリッジ部から送り出される片面段ボールおよびミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙の少なくとも一方の幅方向での送り出し位置をフィードバック制御することにより、ケース開封用の切り目線とデザイン模様の幅方向での相対位置がずれたケース用段ボールシートの不良品の発生を防止できるようにした。
【0010】
前記相対距離の目標値に許容範囲を設定し、前記検出された幅方向位置間の相対距離がこの許容範囲を外れたときに、この相対距離が許容範囲を外れた不良部位をトラッキングして、この不良部位が貼り合わされて形成された段ボールシートを、前記ダブルフェーサの出口側のカッタで切断された後に除去することにより、ケース開封用の切り目線とデザイン模様の幅方向での相対位置がずれた不良品の検査の手間をなくすことができる。
【発明の効果】
【0011】
この発明の段ボールシートの製造装置は、ブリッジ部から送り出される片面段ボールと前記ミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙とを貼り合わせる前に、裏ライナ紙に入れられた切り目線が通過する幅方向位置と、表ライナ紙に施された印刷の所定部位が通過する幅方向位置とを検出する手段を設け、これらの切り目線と印刷の所定部位とが通過する幅方向位置間の幅方向での相対距離を検出して、検出された幅方向位置間の相対距離を予め設定された目標値とするように、ブリッジ部から送り出される片面段ボールおよびミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙の少なくとも一方の幅方向での送り出し位置をフィードバック制御するようにしたので、ケース開封用の切り目線とデザイン模様の幅方向での相対位置がずれたケース用段ボールシートの不良品の発生を防止することができる。
【0012】
前記相対距離の目標値に許容範囲を設定し、前記検出された幅方向位置間の相対距離がこの許容範囲を外れたときに、この相対距離が許容範囲を外れた不良部位をトラッキングして、この不良部位が貼り合わされて形成された段ボールシートを、前記ダブルフェーサの出口側のカッタで切断された後に除去することにより、ケース開封用の切り目線とデザイン模様の幅方向での相対位置がずれた不良品の検査の手間をなくすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。この段ボールシートの製造装置は、図1に示すように、芯紙1、裏ライナ紙2および表ライナ紙3をそれぞれ供給するミルロールスタンド11、12、13を有し、まずシングルフェーサ14で、ミルロールスタンド11から送り出される芯紙1を、一対の成形ロール15で波形形状に成形して、一方の波形頂部に糊付け装置16で糊付けし、ミルロールスタンド12から送り出される裏ライナ紙2を、糊付けした波形形状の芯紙1に加圧ベルト17で押圧して、芯紙1と裏ライナ紙2を貼り合わせた片面段ボール4を形成し、ブリッジ部18へ送り出す。ブリッジ部18から送り出される片面段ボール4と、ミルロールスタンド13から送り出される表ライナ紙3は、それぞれヒータロール19a、19bで予熱されたのち、芯紙1の他方の波形頂部が糊付け装置20で糊付けされてダブルフェーサ21へ供給され、両者が貼り合わされて段ボールシート5が形成される。
【0014】
前記ダブルフェーサ21の出口側には、走行する段ボールシート5に対して、その走行距離を測定するメジャリングロール22、必要に応じて幅切断と罫線入れを施すスリッタ・スコアラ23、長さ切断するロータリカッタ24、不良品を除去するリジェクタ25、および長さ切断された製品を積み重ねるスタッカ26が順に設けられている。
【0015】
この製造装置でケース用段ボールシート5を製造するときは、前記シングルフェーサ14の入口側に設けられたミシン目ロール14aで、ミルロールスタンド12から送り出される裏ライナ紙2に、図2(a)に例示するように、長手方向に2本一組で延びるケース開封用の切り目線2aが入れられる。また、ミルロールスタンド13から送り出される表ライナ紙3には、図2(b)に例示するように、デザイン模様3aと長手方向に延びるラインマーク3bを予め印刷したものが用いられる。この例は、ケース用の段ボールシートを2条採りするものであり、裏ライナ紙2の切り目線2aと表ライナ紙3のデザイン模様3aおよびラインマーク3bが、それぞれ幅方向で2組ずつ設けられている。
【0016】
図3に示すように、前記ブリッジ部18の出口側には、片面段ボール4の幅方向での送り出し位置を調整するブリッジガイド30が設けられている。また、各ヒータロール19a、19bの出口側には、ブリッジガイド30から送り出される片面段ボール4の裏ライナ紙2の切り目線2aが通過する幅方向位置P1(図2(a)参照)を検出するカメラ38aと、ミルロールスタンド13から送り出される表ライナ紙3のラインマーク3bが通過する幅方向位置P2(図2(b)参照)を検出するカメラ38bが設けられている。各カメラ38a、38bの出力はコントローラ37に入力され、後述するように、ブリッジガイド30から送り出される片面段ボール4の幅方向での送り出し位置がコントローラ37で制御される。図示は省略するが、コントローラ37は、メジャリングロール22の出力も入力され、後述するように、リジェクタ25の作動も制御するようになっている。
【0017】
図4(a)、(b)、(c)に示すように、前記ブリッジガイド30は、左右で2分割された下側搬送ベルト31で搬送される片面段ボール4を、幅方向の中央部でステアリングロール32によって受けプレート33に押し付けるものであり、支持部材34で回転自在に支持されたステアリングロール32は柔軟材料で形成され、ボールねじ35に連結されたアーム36によって、水平面内で回動するようになっている。ボールねじ35はコントローラ37で作動され、ステアリングロール32を回動させることにより、片面段ボール4の送り出し方向、すなわち、幅方向での送り出し位置が制御される。
【0018】
図5に示すように、前記各カメラ38a、38bは1次元CCDカメラであり、それぞれ片面段ボール4と表ライナ紙3の片側のみを幅方向に走査して撮像するようになっている。また、カメラ38aで撮像される片面段ボール4の裏ライナ紙2側は、ミシン目の切り目線2aに陰影を付与するように、ハロゲンランプ39aで斜めから照明され、カメラ38bで撮像されるデザイン模様3aとラインマーク3bが印刷された表ライナ紙3の表面は、蛍光灯39bで照明されている。
【0019】
図6は、前記コントローラ37による片面段ボール4の幅方向での送り出し位置の制御と、リジェクタ25での不良品除去の制御のフローチャートを示す。コントローラ37は、各カメラ38a、38bの出力から、それぞれ同じ片側の裏ライナ紙2の切り目線2aが通過する幅方向位置P1と、表ライナ紙3のラインマーク3bが通過する幅方向位置P2とを求め、これらの幅方向位置P1、P2間の相対距離L(図2(a)、(b)参照)を刻々算出する。コントローラ37には、予め相対距離Lの目標値L0とその許容範囲±ΔLが設定されており、算出された相対距離Lと目標値L0との差に基づき、ブリッジガイド30のボールねじ35を作動して片面段ボール4の幅方向での送り出し位置をフィードバック制御する。
【0020】
また、前記算出された相対距離Lが目標値L0の許容範囲L0±ΔLを外れたときは、コントローラ37は、メジャリングロール22で測定される段ボールシート5の走行距離Dの積算を開始して不良部位のトラッキングを行い、積算された段ボールシート5の走行距離が、各カメラ38a、38bの撮像位置からダブルフェーサ21の出口側のロータリカッタ24までの距離と等しくなったときに、ロータリカッタ24の直後に設けられたリジェクタ25を作動して、ロータリカッタ24で切断された不良部位の段ボールシート5を、図1に示したリジェクタ25の下方の不良品除去部25aへ排除する。
【0021】
図7は、前記コントローラ37による制御を適用して製造されたケース用段ボールシート5で製函したケースを示す。裏ライナ紙2に入れられたケース開封用の切り目線2aは、ケースの外面に表われた表ライナ紙3のデザイン模様3aの高さ方向中央部に対応する所定の高さ位置でケースの内面の周方向に延びている。また、ケースの外面には、デザイン模様3aの高さ方向中央部にH字形の切り込み6が入れられている。したがって、この切り込み6を始点としてケースを水平方向に引き裂くことにより、ケースがデザイン模様3aの高さ方向中央部で開封される。
【0022】
上述した実施形態では、カメラで検出される表ライナ紙の印刷の所定部位をラインマークが通過する部位としたが、この表ライナ紙の印刷の所定部位は、デザイン模様のコーナ部や直線部等、任意の部位に設定することができる。
【0023】
また、上述した実施形態では、ブリッジ部から送り出される片面段ボールの幅方向での送り出し位置を制御するようにしたが、ミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙の幅方向での送り出し位置を制御するようにしてもよい。片面段ボールと表ライナ紙との両方の幅方向での送り出し位置を制御するようにしてもよい。なお、ブリッジガイドは実施形態のものに限定されることはなく、例えば、片面段ボールの両サイドをガイドする形式のものとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】段ボールシートの製造装置の実施形態を示す概略正面図
【図2】a、bは、それぞれ図1の製造装置でケース用段ボールシートを製造するとき用いられる裏ライナ紙と表ライナ紙の例を示す平面図
【図3】図1のダブルフェーサの入口側を拡大して示す正面図
【図4】aは図3のブリッジガイドを示す正面断面図、bはaの側面断面図、cはaの平面図
【図5】図3のV−V線に沿った矢視図
【図6】図3のコントローラによる制御を示すフローチャート
【図7】図2の裏ライナ紙と表ライナ紙を用いて製造されたケース用段ボールシートで製函したケースを示す一部切欠き斜視図
【符号の説明】
【0025】
1 芯紙
2 裏ライナ紙
2a 切り目線
3 表ライナ紙
3a デザイン模様
3b ラインマーク
4 片面段ボール
5 段ボールシート
6 切り込み
11、12、13 ミルロールスタンド
14 シングルフェーサ
14a ミシン目ロール
15 成形ロール
16 糊付け装置
17 加圧ベルト
18 ブリッジ部
19a、19b ヒータロール
20 糊付け装置
21 ダブルフェーサ
22 メジャリングロール
23 スリッタ・スコアラ
24 ロータリカッタ
25 リジェクタ
25a 不良品除去部
26 スタッカ
30 ブリッジガイド
31 搬送ベルト
32 ステアリングロール
33 受けプレート
34 支持部材
35 ボールねじ
36 アーム
37 コントローラ
38a、38b カメラ
39a ハロゲンランプ
39b 蛍光灯

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向に延びる切り目線が入れられた裏ライナ紙と波形形状に成形された芯紙とを貼り合わせて片面段ボールを形成するシングルフェーサと、シングルフェーサで形成された片面段ボールを送り出すブリッジ部と、予め印刷が施された表ライナ紙を送り出すミルロールスタンドと、これらのブリッジ部から送り出される片面段ボールとミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙とを貼り合わせて段ボールシートを形成するダブルフェーサと、形成された段ボールシートをダブルフェーサの出口側で長さ切断するカッタとを備えた段ボールシートの製造装置において、前記ブリッジ部から送り出される片面段ボールと前記ミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙とを貼り合わせる前に、前記裏ライナ紙に入れられた切り目線が通過する幅方向位置と、前記表ライナ紙に施された印刷の所定部位が通過する幅方向位置とを検出する手段を設け、これらの切り目線と印刷の所定部位とが通過する幅方向位置間の幅方向での相対距離を検出して、検出された幅方向位置間の相対距離を予め設定された目標値とするように、前記ブリッジ部から送り出される片面段ボールおよび前記ミルロールスタンドから送り出される表ライナ紙の少なくとも一方の幅方向での送り出し位置をフィードバック制御するようにしたことを特徴とする段ボールシートの製造装置。
【請求項2】
前記相対距離の目標値に許容範囲を設定し、前記検出された幅方向位置間の相対距離がこの許容範囲を外れたときに、この相対距離が許容範囲を外れた不良部位をトラッキングして、この不良部位が貼り合わされて形成された段ボールシートを、前記ダブルフェーサの出口側のカッタで切断された後に除去するようにした請求項1に記載の段ボールシートの製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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