説明

段差部用の水平位置決め具

【課題】取り扱いが容易な段差用の水平位置決め具の提供。
【解決手段】本体2と、この本体2に対して直角をなす方向と平行になる方向とに、回転可能に本体2に取り付けられた長尺の鉛直指示板22とを備えている。本体2と鉛直指示板22との連結のために連結金具23が設けられている。この連結金具23は互いに90°ごとに仮固定可能に相互回転しうる一対の保持板15を有している。この保持板15に本体2と鉛直指示板22とが取り付けられている。上記本体2には、その長手方向に沿って巻き尺Sを取り付けるための固定ねじ20が設けられており、上記本体2及び鉛直指示板22には、本体2の長手方向の水平度を検知するための水平器12が取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、段差部用の水平位置決め具に関する。詳細には、本発明は、上下の段差が存在する面における平面視上の位置決めを行うための水平位置決め具に関する。
【背景技術】
【0002】
建築物の基礎工事の一部として、柱脚立設箇所と地中梁の方向との位置決めを行う工程がある。例えば、基礎施工のための坑内に捨てコンクリートを打設する際、地中梁の設置部位と柱脚立設部位との間には段差が設けられる。一般的に、地中梁が設置される面より柱脚のフーチン部が設置される面の方が低いからである。この場合、通常は地中梁の中心線の延長上に柱脚の中心位置を設定する。このような基礎工事に関しては、特開平9−78595号公報に開示された方法が知られている。
【0003】
ところが、捨てコンクリートの面上には上記段差が形成されているため、上記フーチン部の位置決めは容易ではない。従来は、建設作業員が手作業によって棒の先端に下げ振りを取り付け、この棒を地中梁の中心線に沿わせた状態で位置調整し、この下げ振りの指し位置に墨出しをすることによって位置決めがなされている。このように、手作業による準備作業が厄介である。また、下げ振りが風等によって揺れるので、制止するまで相当の時間を要することがある。しかも、段差の高さに応じて下げ振りのひもの長さを調節する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−78595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、持ち運び及び取り扱いが容易で、迅速な位置決めが可能な段差部用の水平位置決め具を提供することをその目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る段差部用の水平位置決め具は、本体と、この本体に対して直角をなす方向と平行になる方向とに、回転可能に本体に取り付けられた長尺の鉛直指示部材とを備えており、上記本体には、その長手方向に沿って示された目盛り、及び、長手方向に沿って目盛り帯を取り付けるための取り付け具、のうちの少なくとも一方が形成されている。
【0007】
かかる構成によれば、その本体を段差がある平面の上段部分に水平状態に保持し、鉛直指示部材を本体に対して直角をなす方向に向けるだけで、鉛直指示部材により、上記面の下段部分に所定の位置が指示される。次いで、指示された部位に墨出し等のマーキングを施せば、所望の位置決めがなされる。このような簡易な作業により、段差部における水平位置決めがなされる。また、本体と鉛直指示部材とが一体となっているため、携行及び取り扱いが容易となる。上記した長手方向に沿って示された目盛りには、本体に直接目盛りが形成されているもの、及び、目盛り帯が取り付けられているもの、の両方を含んでいる。
【0008】
この水平位置決め具において、上記鉛直指示部材が長尺板状の鉛直指示板であり、この鉛直指示板に、本体の長手方向の水平度を検知するための水平器が取り付けられているのが好ましい。鉛直指示板の姿勢を鉛直にすることが容易となり、位置決め精度が向上するからである。
【0009】
上記鉛直指示部材が、筒状のフードと、このフード内に垂下しうるようにフード又は本体に取り付けられた下げ振りとを備えていてもよい。
【0010】
上記フードが、入れ子式に形成された複数本の筒状体から形成されており、上記下げ振りの長さが、伸縮するフードの長さに応じて変化するように構成されていてもよい。
【0011】
上記本体に、その長手方向の水平度を検知するための水平器が取り付けられていてるのが好ましい。本体の姿勢を水平にすることが容易となり、位置決め精度が向上するからである。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る水平位置決め具によれば、段差部における水平位置決め作業、携行、取り扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1(a)は、本発明に係る水平位置決め具の一実施形態を示す正面図であり、図1(b)はその平面図であり、図1(c)はその左側面図である。
【図2】図2(a)は、図1の水平位置決め具におけるフードの縮短した状態を示す縦断面図であり、図2(b)は伸長した状態を示す縦断面図である。
【図3】図3(a)は、本発明に係る水平位置決め具の他の実施形態を示す正面図であり、図3(b)はその平面図であり、図3(c)はその左側面図である。
【図4】図4(a)は図3の水平位置決め具に含まれる連結金具を示す正面図であり、図4(b)は図4(a)のIVB−IVB線断面図であり、図4(c)は図4(b)のIVC−IVC線断面図である。
【図5】図5(a)は、本発明に係る水平位置決め具のさらに他の実施形態を示す正面図であり、図5(b)はその平面図であり、図5(c)はその左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、適宜図面が参照されつつ、実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0015】
図1に示された水平位置決め具1は、長尺の本体2と、フード3と、下げ振り4と、目盛り帯(例えば巻き尺)5とを有している。フード3は、その一端部が、本体2の一端部に回転可能に取り付けられている。下げ振り4は、ひも4aとこのひも4aの先端に取り付けられた重錘4bとから構成された、鉛直指示部材の一態様である。この下げ振り4は、フード3内を通るように、フード3内に取り付けられている。このフード3により、下げ振り4に対する風の影響が抑制される。目盛り帯5は、本体2に、その長手方向に沿って取り付けられている。
【0016】
上記本体2は、その横断面が矩形の角筒状を呈したものである。角筒以外に、コ字状断面のチャンネル材やL字状断面のチャンネル材を用いてもよい。本体2の材質は、底板2a及び左右の両側板2bはアルミ合金等の軽量金属、合成樹脂等から選択される。天板2cはアクリル等の透明樹脂から形成されている。上記目盛り帯5は、本体2の底面に貼着されている。使用者は、透明の天板2cを透して目盛りを読むことができる。目盛り帯5を貼着することに代えて、本体2に直接目盛りを刻んでもよい。又は、本体2に目盛り帯(例えば巻き尺)を着脱自在に構成してもよい。この場合、例えば、本体2の一端部に、いわゆる巻き尺の端部の係止輪を係止するための係止ピンが立設される。又は、例えば図5に示すように、巻き尺Sの端部を押圧固定するための固定ねじ20を備えてもよい。上記のいずれの場合にも、後述するように、目盛りの基準点は下げ振り4が垂下される点とすることができる。
【0017】
図2に示すように、上記フード3は、外筒3aと内筒3bとの二つの角筒が入れ子式に組み合わされることにより、伸縮可能に構成されている。図2は、理解を容易にするために、下げ振りに4比べてフード3が大きく描かれている。本実施形態では、内筒3bがヒンジ部材6を介して本体2に回転可能に取り付けられている。フード3は、本体2に対して、直角方向に延びる作用位置WPと、本体2と平行に重なり合う方向に延びる収納位置SPとに、回動可能である(図1)。内筒3bの内部には、上端近傍及び下端近傍それぞれに、上記ひも4aを反転させるための反転棒7U、7Lが内側面間に架け渡されている。フード3の材質は、アルミ合金等の軽量金属、合成樹脂等から選択される。下げ振り4の揺れを監視するためには、アクリル等の透明樹脂であるのが好ましい。
【0018】
下げ振り4は、そのひも4aの基端部が外筒3aの上端に取り付けられている。このひも4aは、その取り付け部Mから、外筒3aの内面に形成された溝8を通り、内筒3bの下端近傍に形成された貫通孔9を通って内筒3bの内部に入る。このひも4aは、下部反転棒7Lに下から掛け回され、上方に延びて上部反転棒7Uに上から掛け回されて下方に延びている。かかる構成により、外筒3aに対する重錘4bの先端(下端)位置は、フード3の伸縮に関わらず一定である。すなわち、フード3が縮短している状態(図2(a))から、外筒3aが寸法Aだけ下がると(図2(b))、ひも4aが同じ寸法Aだけ重錘4b側に移動し、重錘4bがその寸法Aだけ下がる。重錘4bの先端位置は常に外筒3aの下端よりわずか上方の位置に設定されている。
【0019】
フード3の下端近傍の少なくとも一側壁が切除されることにより、墨出し用の開口10が形成されている(図1)。この開口10の上下方向の寸法は上記重錘4bの縦寸法とほぼ同じ、又は、それより短くしてもよい。この開口10は、作業者が、重錘4bが指し示す下段捨てコンクリートLC上の位置に外側から墨出しをするときに必要である。
【0020】
下げ振り4の取り付け態様は上記のものに限定されない。例えば、ゼンマイ等による巻き取り付勢機構と、ひも4aを任意の引き出し位置でロックするロック機構とを備えたリール(いわば小型のツールバランサ)を、フード3内又は本体2内に取り付けてもよい(図示しない)。このリールに下げ振り4のひも4aを巻き取らせておき、使用者が、重錘4bを引っ張って必要長さだけひも4aを引き出して使用することができる。
【0021】
図1に示すように、本体2には水平器12が取り付けられている。この水平器12は、本体2の長手方向の水平度を検知しうるように取り付けられている。本体2が水平に保持されることにより、上段捨てコンクリートUC上の基準位置から、下段捨てコンクリートLC上の重錘4bの先端位置までの水平距離が一層正確に決定されうる。
【0022】
水平器12を備えた水平位置決め具は、下げ振り4と共に又はこれに代えて、レーザービーム発信器(図示せず)を有してもよい。このレーザービーム発信器は、本体2の長手方向に対して直角をなす方向にレーザービームを発信するように取り付けられる。本体2が水平に保持されることにより、上段捨てコンクリートUC上の基準位置から、レーザービーム発信器が照射する下段捨てコンクリートLC上の位置までの水平距離が正確に決定されうる。レーザービーム発信器のオンオフスイッチは、本体2における操作が容易な位置に取り付けられる。レーザービーム発信器が下げ振り4に代えて採用される場合、特に上記防風用のフード3は設置される必要はない。しかし、フード3を下段捨てコンクリート面LCに接地させることによって本体2を水平状態に安定させるための支持用として設置してもよい。
【0023】
図3には他の水平位置決め具11が示されている。図3(a)が水平位置決め具11の正面図、図3(b)が平面図、図3(c)が左側面図である。この水平位置決め具11においては、フード13が、連結金具14により、本体2に対して長手方向に摺動可能に、且つ、本体2となす角度を変更しうるように回転可能に取り付けられている。このフード13は伸縮可能にはなっていない。このフード13に目盛りが形成されていてもよい。捨てコンクリートの段差寸法の確認等が可能になるからである。下げ振り4のひも4aは、その上端がフード13の上端に取り付けられている。ひも4aの長さは、重錘4bの先端位置がフード13の下端よりわずか上方の位置となるように設定されている。このフード13の下端近傍にも、墨出し用の開口10が形成されている。
【0024】
本体2は、図1及び図2の水平位置決め具1におけるものと同じ形状、構造を有している。しかし、この本体2には、目盛り帯は貼着されておらず、そのフード13側端部に、巻き尺Sの先端の係止輪を係止するための係止ピン20が突設されている。
【0025】
図4に示すように、上記連結金具14では、一対の矩形の保持板15a、15bが、回転軸芯16によって背中合わせに相互に回転可能に連結されている。図4(a)は連結金具14の正面図であり、図4(b)は図4(a)のIVB−IVB線断面図であり、図4(c)は図4(b)のIVC−IVC線断面図である。一方の保持板15aは本体2を固定し、他方の保持板15bはフード13を摺動可能に保持するものである。各保持板15a、15bの前面の対向辺それぞれに、L字状断面の固定爪17が立設されている。本体2及びフード13が、対応する各保持板15a、15bの両固定爪17間に嵌合して固定される。フード13用の保持板15bには、その少なくとも一方の固定爪17の内側に、フード13を他方の固定爪17に押圧するための、弧状に湾曲した板バネ18が設けられている。かかる構造により、フード13は、連結金具14に弾力的に保持され、且つ、長手方向に摺動可能となる。本実施形態では、本体2用の保持板15aにも板バネ18が設けられている。このように構成されると、使用勝手が良くなる。上記固定爪17の高さを小さくすることにより、本体2の一側板2b及びフード13の一側板が、対応する各保持板15a、15bの両固定爪17間に嵌合するように構成されていてもよい。
【0026】
保持板15a、15b同士の間には、相互の回転角度を90°ごとに互いを仮固定するためのディテント機構19が形成されている。具体的には、このディテント機構19は、一方の保持板15a(15b)の背面における回転軸芯16を中心とした円周上に90°間隔で形成された係合孔19aと、他方の保持板15b(15a)の背面における上記円周上に形成された係合突起19bとから構成されている。係合突起19bは、各係合孔19bに弾力的に係合しうる。上記係合孔19aと係合突起19bとの位置は、本体2とフード13とが、互いになす角度が90°及び0°(180°)となる位置において係合するように設定されている。
【0027】
上記本体2には、その長手方向の水平度を検知するための水平器12が取り付けられている。フード13の上端にも、本体2の長手方向の水平度を検知するように、水平器12が取り付けられている。フード13にも水平器12が取り付けられているのは、本体2に対するフード13の直角度を検知してこれを調整するためである。そして、このフード13に対して、下げ振り4に代えて鉛直指示機能を発揮させるためである。すなわち、フード13自体が鉛直指示部材となる。具体的には以下のとおりである。フード13を本体2に直行させた状態で、上段捨てコンクリートUC上に本体2を水平状態に保持する。このとき、フード13上端の水平器12が、水平状態であることを示していなければ、フード13を極めてわずか、本体2に対して回転させて調整する。この調整のための回転は、通常はディテント機構の遊びの範囲内で十分まかなうことができる。そして、フード13の下端の前端縁又は後端縁が指し示す下段捨てコンクリートLC上の部位に墨出しする。かかる構成によれば、フード13及び下げ振り4のいずれかに選択的に鉛直指示機能を発揮させることができる。もちろん、フード13に鉛直指示機能を発揮させる場合には、下げ振り4を設けなくてもよい。
【0028】
図5にはさらに他の水平位置決め具21が示されている。図5(a)が水平位置決め具21の正面図、図5(b)が平面図、図5(c)が左側面図である。この水平位置決め具21では、鉛直指示部材として、角筒の上記フード13(図3)に代えて長尺板状の鉛直指示板22を備えている。連結金具23の鉛直指示板用の保持板24には、鉛直指示板22の厚さに見合った寸法の固定爪が備えられる。この鉛直指示板22の上端には、本体2の長手方向の水平度を検知するように、水平器12が取り付けられている。本体2に対する鉛直指示板22の直角度を検知してこれを調整するためである。この水平位置決め具21においては、本体2に目盛り帯である巻き尺Sの端部を押圧固定するための固定ねじ25が設けられている。もちろん、固定ねじ25に代えて、目盛り帯が貼着されていてもよく、直接本体2に目盛りが形成されていてもよい。
【0029】
下段捨てコンクリートLC上への墨出しは、鉛直指示板22の下端の前端縁22a、後端縁22b等が指し示す捨て部位に対して行われる。なお、巻き尺Sの目盛りは、基準となる鉛直指示板22の前端縁22aの位置、又は、後端縁22bの位置を基準(0)とするのが便利である。上記鉛直指示板22にも目盛り26を形成してもよい。かかる構成の水平位置決め具21に対しては、必要に応じて本体2に下げ振り4を取り付けてもよい。この場合、下げ振り4は、巻き取り付勢機構とロック機構とを備えたリール(いわば小型のツールバランサ)27に収納して取り付けてもよい。
【0030】
以上説明した水平位置決め具の使用方法について、図5の水平位置決め具21を代表させて説明する。まず、上段捨てコンクリートLC上に示された地中梁の中心線上に、施工図面に基づいて基準位置をマークする。この基準位置は、柱脚の中心位置までの距離が本体2の目盛りでカバーできる位置にする。次いで、上記地中梁の中心線に本体2を沿わせる。次いで、本体2を上記中心線に沿って移動させることにより、上記基準位置に対し、施工図面から得た基準位置から柱脚の中心位置までの距離に相当する巻き尺Sの目盛りを一致させる。こうすると、上記鉛直指示板22の下端の前端縁22a、又は後端縁22b等が指し示す捨て部位が柱脚の中心に相当する位置となる。この位置に墨出しをする。
【産業上の利用可能性】
【0031】
以上説明された位置決め具によれば、段差部における水平位置決め作業、携行、取り扱いが容易である。従って、建築物の基礎工事における柱脚の位置決め等に有用である。
【符号の説明】
【0032】
1・・・水平位置決め具
2・・・本体
3・・・フード
4・・・下げ振り
5・・・目盛り帯
6・・・ヒンジ部材
7U・・・上部反転棒
7L・・・下部反転棒
8・・・溝
9・・・貫通孔
10・・・開口
11・・・水平位置決め具
12・・・水平器
13・・・フード
14・・・連結金具
15・・・保持板
16・・・回転軸芯
17・・・固定爪
18・・・板バネ
19・・・ディテント機構
20・・・係止ピン
21・・・水平位置決め具
22・・・鉛直指示板
23・・・連結金具
24・・・保持板
25・・・固定ねじ
26・・・目盛り
27・・・リール
S・・・巻き尺
SP・・・収納位置
WP・・・作用位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
この本体に対して直角をなす方向と平行になる方向とに、回転可能に本体に取り付けられた長尺の鉛直指示部材とを備えており、
上記本体は、その長手方向に沿って示された目盛り、及び、長手方向に沿って目盛り帯を取り付けるための取り付け具、のうちの少なくとも一方が形成されている段差部用の水平位置決め具。
【請求項2】
上記鉛直指示部材が長尺板状の鉛直指示板であり、この鉛直指示板に、本体の長手方向の水平度を検知するための水平器が取り付けられている請求項1に記載の段差部用の水平位置決め具。
【請求項3】
上記鉛直指示部材が、筒状のフードと、このフード内に垂下しうるようにフード又は本体に取り付けられた下げ振りとを備えており、この下げ振りが、ひも及びこのひもに取り付けられた重錘を有している請求項1に記載の段差部用の水平位置決め具。
【請求項4】
上記フードが、入れ子式に形成された複数本の筒状体から形成されており、上記下げ振りの長さが、伸縮するフードの長さに応じて変化するように構成されている請求項3に記載の段差部用の水平位置決め具。
【請求項5】
上記本体に、その長手方向の水平度を検知するための水平器が取り付けられている請求項1から4のうちのいずれかに記載の段差部用の水平位置決め具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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