毛髪のパーマ処理方法
【課題】毛髪に所望のカールをかけたり、毛髪のくせ毛を直した場合にその効果が長い期間持続し、また、所望のカールをかける処理プロセスや毛髪のくせ毛を直す処理プロセス中において毛髪が痛みにくく、外観上毛髪のカールのできばえや、くせ毛を直した効果をより向上させることが可能な毛髪のパーマ処理方法を提供しようとするものである。
【解決手段】下記プロセスを順次行なうようにしたことを特徴とする毛髪のパーマ処理方法。
a)シャンプー
b)頭髪用化粧水の塗布
c)コーミング
d)プレ処理
e)1液塗布
f)毛髪をロッド上にワインディング
g)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
h)テストカール
i)パーマ補助剤塗布
j)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
k)毛髪のロッドからの取外し
l)プレーンリンス
m)セットアップ
【解決手段】下記プロセスを順次行なうようにしたことを特徴とする毛髪のパーマ処理方法。
a)シャンプー
b)頭髪用化粧水の塗布
c)コーミング
d)プレ処理
e)1液塗布
f)毛髪をロッド上にワインディング
g)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
h)テストカール
i)パーマ補助剤塗布
j)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
k)毛髪のロッドからの取外し
l)プレーンリンス
m)セットアップ
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、毛髪に所望のパーマをかけたり、あるいは逆にくせ毛を直してストレートパーマとすることを可能とする毛髪のパーマ処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、毛髪に所望のカールをかけたり、あるいは逆にくせ毛を直してストレートパーマとする毛髪のパーマ処理方法としては、図3および図4に示す処理方法が、すでに採用されている。
すなわち、図3は毛髪のくせ毛を直す処理方法を示すものであり、次のようなプロセスを経るものである。
1)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
2)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
3)コーミング(コーム)とタオルによる拭取り乾燥(ドライ)
4)トリートメント剤塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる…スポンジで頭皮にまんべんなくパッティングしてからコーミング)し、へアキャップで常温放置約5〜15分の後、タオルドライ
5)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布し、コーミング)
6)完全ドライ(ブロー)
7)エアアイロン(エアをブローできるヘアアイロンで毛髪のくせ付け処理)
【0003】
また、図4は毛髪に所望のカールをかけるパーマ処理方法を示すものであり、次のようなプロセスを経るものである。
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
c)コーミング(コーム)
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)を塗布し、コーミング
f)テストカール(カール用のロッドで毛先から根元の軟化をチェックする)
g)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
h)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を塗布してコーミング)
i)完全ドライ(ブロー)
j)エアアイロン(エアをブローできるヘアアイロンで毛髪のくせ付け処理)
k)2液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液と、2剤とを所定割合に配合した混合液を塗布)
l)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
m)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【特許文献1】特開2006−14782公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の上記毛髪に所望のカールをかける処理方法や毛髪のくせ毛を直す処理方法においては、処理が割合単純で施術しやすい一方、毛髪に所望のカールをかけたときに短期間に崩れやすかったり、毛髪のくせ毛を直しても短期間に元のくせ毛に戻ってしまいがちであるという欠点があった。
【0005】
また、所望のカールをかける処理プロセスや毛髪のくせ毛を直す処理プロセス中に毛髪が痛みやすく、外観上毛髪のカールのできばえや、くせ毛を直した効果が損なわれてしまいやすいという問題点があった。
【0006】
この発明は従来例の上記欠点を解消しようとするものであり、毛髪に所望のカールをかけたり、毛髪のくせ毛を直した場合にその効果が長い期間持続し、また、所望のカールをかける処理プロセスや毛髪のくせ毛を直す処理プロセス中において毛髪が痛みにくく、外観上毛髪のカールのできばえや、くせ毛を直した効果をより向上させることが可能な毛髪のパーマ処理方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわちこの発明の毛髪のパーマ処理方法は、下記プロセスを順次行なうようにしたことを特徴とするものである。
<パーマの場合>
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
c)コーミング(コーム)
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
f)毛髪をロッド上にワインディング
g)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
h)テストカール(カール用のロッドで毛先から根元の軟化をチェックする)
i)パーマ補助剤塗布
j)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
k)毛髪のロッドからの取外し
l)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
m)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【0008】
<ストレートパーマの場合>
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
c)コーミング(コーム)
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
f)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
g)2回目の1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
h)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
i)トリートメント剤を塗布
j)完全ドライ(ブロー)
k)エアアイロン(エアをブローできるヘアアイロンで毛髪のくせ付け処理)
l)パーマ補助剤塗布
m)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
n)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
o)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【0009】
この発明の毛髪のパーマ処理方法は、上記天然水を用いた頭髪用化粧水が、姫路市で採取された天然水を源水として保存料であるパラベンを少量添加し、頭髪用化粧水の認可を受けたものからなることをも特徴とするものである。
【0010】
なお、上記頭髪用化粧水は、密閉型タンク内に原水を送り込み、上記密閉型タンクから取り出した原水に、中性場改質器により中性場をかけるとともに、紫外線殺菌灯による殺菌および/または加熱による殺菌を施した上、該密閉型タンク内の上方の原水に衝撃をもって循環させることにより上記原水中に中性場をかけた原水を投入する第1の工程と、
多孔質炭化物を収容した密閉型タンク内に上記第1の工程からの水を送り込み、上記多孔質炭化物を通過した水を上記密閉型タンクから取り出して、触媒作用を備えた1または2以上の改質器を通し、さらに紫外線殺菌灯による殺菌および/または加熱による殺菌を施した上、該密閉型タンク内の上記多孔質炭化物上方の水に衝撃をもって循環させることにより上記第1工程からの水を浄化する一方、上記循環する水又は上記密閉型タンク内の水に、中性場改質器を通して改質したエアーを送り込んで溶存させる第2の工程を経て処理されている(特願2004−71972公報参照)。
【0011】
この発明の毛髪のパーマ処理方法は、上記磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気は、流体改質装置(ヘアリフォーマ:特開2004−358425公報参照)を通すことによって得ることができる。この流体改質装置は、液体又は気体の通路を仕切るように複数枚のハニカムフィルターを設け、その間に液体又は気体の通路を形成するよう配置した管状部材に沿って、その外周上に磁場のニュートラルゾーンを形成する磁石を設置したものであることをも特徴とするものである。
【0012】
この発明の毛髪のパーマ処理方法は、上記パーマ補助剤が、保湿剤および防腐剤、界面活性剤を含み、クエン酸およびグルタミン酸により弱酸性とするとともに、残部を水として
なることをも特徴とするものである。
このようなパーマ補助剤の成分例を表示すると下記の通りである。
水・・・・・約90重量%
ペンチレングリコール(防腐剤)・・・・・2〜0.5
クエン酸・・・・・2〜0.5
フェノキシエタノール(防腐剤)・・・・・1.5〜0.1
クエン酸Na・・・・・1.5〜0.1
メタリン酸Na(防腐剤)・・・・・0.1〜0.01
もちろん、上記成分のほかに、1,3−ブチレングリコール(BG:保湿剤、抗菌剤)、グルタミン酸、メタリン酸Na(防腐剤)、タウリルベタイン(界面活性剤)等を含むことができる。
【0013】
この発明の毛髪のパーマ処理方法は、上記トリートメント剤が、天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液からなり、トリートメント剤を頭皮に浸透させることからなることをも特徴とするものである。
【0014】
上記に処理プロセスに用いられる1剤とは、 毛髪の組織を横同士結びつけている側鎖結合を一旦切断し、髪を柔らかくし曲げやすくする作用を持つ。そこに2剤を作用させると、その形のまま側鎖が再結合され、持続性のあるウエーブがつくられる。
上記パーマ剤の1剤に使われている主成分としては、チオグリコール酸またはそれを中和したチオグリコール酸塩もしくはシステインがある。どちらの成分も髪の側鎖結合を切り、髪を軟化させる役割をはたしている。
2剤の主成分には、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化水素水などが使われている。これらの成分が、1剤で切断された側鎖結合をウエーブをつくった状態で再び結合して固定する。この再結合がしっかり行われることで、髪に弾力が戻ってくるのである。
この発明において、コーミングとは、毛先までテンションがかかるよう、髪の毛をよく梳くことである。
また、エアアイロンとはエア放出できるようにした整髪具のことであり、アイロンとしての熱源を持つか、あるいは持たないものを意味することもある。このようなエアアイロンは、従来型の熱源を持った頭髪用アイロンやコーム類と組み合わせて使用することができる(特願2003-162696参照)。
【0015】
以上のように構成したこの発明は、上記従来例の発明に対し、パーマ補助剤および磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする工程が追加されているので、頭髪の仕上がりが良好で、まとまりのよい状態のものとすることができる。
【発明の効果】
【0016】
この発明は以上のように構成したので、毛髪に所望のカールをかけたり、毛髪のくせ毛を直した場合にその効果を長い期間持続させることが可能な毛髪のパーマ処理方法を提供することができるようになった。
【0017】
またこの発明の毛髪のパーマ処理方法は、所望のカールをかける処理プロセスや毛髪のくせ毛を直す処理プロセス中において毛髪が痛みにくく、外観上毛髪のカールのできばえやくせ毛を直した効果をより向上させることが可能な毛髪のパーマ処理方法を提供することができるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面に基づき、この発明の毛髪のパーマ処理方法の実施の形態について説明する。
図1はこの発明の毛髪のパーマ処理方法の1実施例を示し、パーマの場合のフローチャート、図2はストレートパーマの場合のフローチャートである。
【0019】
図1のフローチャートに基づき、この発明の毛髪のパーマ処理方法を「パーマ」に適用した場合について、その処理プロセスを説明する。
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
上記天然水を用いた頭髪用化粧水としては、姫路市で採取された天然水を源水として保存料であるパラベンを少量添加し、磁気のニュートラルゾーンを通過させた上、頭髪用化粧水の認可を受けたものであることが望ましい。
またシャンプー原液としては市販のものを適宜利用することができるが、天然素材を原材料として用いたものが好ましいことはいうまでもない。そして、上記天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合して使用される。
【0020】
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
上記天然水を用いた頭髪用化粧水を毛髪に霧吹きで塗布する。こうすることによって頭髪用化粧水で効果的に毛髪を湿潤させることができ、しかも頭髪用化粧水の使用量を大幅に減少させることが可能となる。
【0021】
c)コーミング(コーム)
頭髪用化粧水を塗布された毛髪を、コームを用いてテンションをかけながら上下左右からしっかりコーミングする。このようにして頭髪用化粧水を毛髪に充分浸透させることが望ましい。
【0022】
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
次に、上記天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を作成する。
上記増粘剤としては、純植物性の増粘多糖類(天然セルロース…天然水溶性高分子多糖類、ケルトロールやケルザン等−商品名)が好適に使用可能である。
上記混合液を、スポンジで頭皮にまんべんなくパッティングしてからコーミングする。その手順は、イ.後頭部、ロ.頭頂部、ハ.側頭部、二.フェイスライン、ホ.ヘムラインの順に行う。
その後へアキャップで常温にて約5〜15分間放置する。もちろんその間に磁気のニュートラルゾーンを通過させたエアを供給すること等により、毛髪の痛み等を除去する環境にしておくことが望ましい。所定時間経過後は、タオルを用いて拭取り乾燥(タオルドライ)する。
【0023】
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)を塗布し、コーミング
1液とは、天然水を用いた頭髪用化粧水と上述の1剤とを等量配合したものである。
その後へアキャップで常温にて所定時間放置する。放置時間および加湿の要否や時間等については、1剤の使用法に準じて決定することができる。
【0024】
f)毛髪をロッド上にワインディングし、
g)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする。
すなわち、先ず毛髪を得ようとするカールに応じたロッド上に巻き付ける。
その上で、磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする。
上記磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気は、流体改質装置(ヘアリフォーマ:特開2004−358425公報参照)を通すことによって得ることができる。この流体改質装置は、液体又は気体の通路を仕切るように複数枚のハニカムフィルターを設け、その間に液体又は気体の通路を形成するよう配置した管状部材に沿って、その外周上に磁場のニュートラルゾーンを形成する磁石を設置したものである。
【0025】
h)テストカール(カール用のロッドで毛先から根元の軟化をチェックする)
カール用のロッドに毛髪を巻き付けてゆくことにより、毛先から根元の軟化を順次チェックする。
特にウェーブの大きさが仕上がりに比例するため、ウェーブチェックを行なう。1液塗布の追加の必要性等はテストの状態で判断する。
【0026】
i)パーマ補助剤を塗布し、
j)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする。
上記パーマ補助剤は、保湿剤および防腐剤、界面活性剤を含み、クエン酸およびグルタミン酸により弱酸性とするとともに、残部を水としてなるものである。
このようなパーマ補助剤の成分例を表示すると下記の通りである。
水・・・・・約90重量%
ペンチレングリコール(防腐剤)・・・・・2〜0.5
クエン酸・・・・・2〜0.5
フェノキシエタノール(防腐剤)・・・・・1.5〜0.1
クエン酸Na・・・・・1.5〜0.1
メタリン酸Na(防腐剤)・・・・・0.1〜0.01
もちろん、上記成分のほかに、1,3−ブチレングリコール(BG:保湿剤、抗菌剤)、グルタミン酸、メタリン酸Na(防腐剤)、タウリルベタイン(界面活性剤)等を含むことができる。
次いで磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする(詳細は上記g)の項参照)。
【0027】
k)毛髪のロッドからの取外し
上記処理を経た毛髪を、ロッドから取り外す。
【0028】
g)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
【0029】
o)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【0030】
次に、図2のフローチャートに基づき、この発明の毛髪のパーマ処理方法を「ストレートパーマ」に適用した場合について、その処理プロセスを説明する。
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
上記天然水を用いた頭髪用化粧水としては、姫路市で採取された天然水を源水として保存料であるパラベンを少量添加し、磁気のニュートラルゾーンを通過させた上、頭髪用化粧水の認可を受けたものであることが望ましい。
またシャンプー原液としては市販のものを適宜利用することができるが、天然素材を原材料として用いたものが好ましいことはいうまでもない。そして、上記天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合して使用される。
【0031】
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
上記天然水を用いた頭髪用化粧水を毛髪に霧吹きで塗布する。こうすることによって頭髪用化粧水で効果的に毛髪を湿潤させることができ、しかも頭髪用化粧水の使用量を大幅に減少させることが可能となる。
【0032】
c)コーミング(コーム)
頭髪用化粧水を塗布された毛髪を、コームを用いてテンションをかけながら上下左右からしっかりコーミングする。このようにして頭髪用化粧水を毛髪に充分浸透させることが望ましい。
【0033】
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
次に、上記天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を作成する。
上記増粘剤としては、純植物性の増粘多糖類(天然セルロース…天然水溶性高分子多糖類、ケルトロールやケルザン等−商品名)が好適に使用可能である。
上記混合液を、スポンジで頭皮にまんべんなくパッティングしてからコーミングする。その手順は、イ.後頭部、ロ.頭頂部、ハ.側頭部、二.フェイスライン、ホ.ヘムラインの順に行う。
その後へアキャップで常温にて約5〜15分間放置する。もちろんその間に磁気のニュートラルゾーンを通過させたエアを供給すること等により、毛髪の痛み等を除去する環境にしておくことが望ましい。所定時間経過後は、タオルを用いて拭取り乾燥(タオルドライ)する。
【0034】
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)を塗布し、コーミング
1液とは、天然水を用いた頭髪用化粧水と上述の1剤とを等量配合したものである。
その後へアキャップで常温にて所定時間放置する。放置時間および加湿の要否や時間等については、1剤の使用法に準じて決定することができる。
【0035】
f)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする。
すなわち、磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする。
上記磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気は、流体改質装置(ヘアリフォーマ:特開2004−358425公報参照)を通すことによって得ることができる。この流体改質装置は、液体又は気体の通路を仕切るように複数枚のハニカムフィルターを設け、その間に液体又は気体の通路を形成するよう配置した管状部材に沿って、その外周上に磁場のニュートラルゾーンを形成する磁石を設置したものである。
【0036】
g)2回目の1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
【0037】
h)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
【0038】
i)トリートメント剤を塗布
トリートメント剤塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる…スポンジで頭皮にまんべんなくパッティングしてからコーミング)し、へアキャップで常温放置約5〜15分の後、タオルドライしておく。
【0039】
j)完全ドライ(ブロー)
ドライヤ等を用いて毛髪が完全に乾燥するまでブローする。
【0040】
k)エアアイロン(エアをブローできるヘアアイロンで毛髪のくせ付け処理)
エアをブローできるヘアアイロンを約180℃に設定する。そして頭部を前後左右の4ブロックに取り分けた上、スライス幅を1〜2cmとしてヘアアイロンに角度(0〜90度)を持たせながら、毛髪がヘアアイロン中をゆっくり通過するよう操作する。
このようにすると、毛髪のくせ付け処理が確実に行なえる。
【0041】
l)パーマ補助剤塗布
m)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
上記パーマ補助剤は、保湿剤および防腐剤、界面活性剤を含み、クエン酸およびグルタミン酸により弱酸性とするとともに、残部を水としてなるものである。
このようなパーマ補助剤の成分例を表示すると下記の通りである。
水・・・・・約90重量%
ペンチレングリコール(防腐剤)・・・・・2〜0.5
クエン酸・・・・・2〜0.5
フェノキシエタノール(防腐剤)・・・・・1.5〜0.1
クエン酸Na・・・・・1.5〜0.1
メタリン酸Na(防腐剤)・・・・・0.1〜0.01
もちろん、上記成分のほかに、1,3−ブチレングリコール(BG:保湿剤、抗菌剤)、グルタミン酸、メタリン酸Na(防腐剤)、タウリルベタイン(界面活性剤)等を含むことができる。
次いで磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする(詳細は上記g)の項参照)。
【0042】
g)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
【0043】
o)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【0044】
以上の毛髪のパーマ処理方法は、薬液と磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする工程を使用して行なうパーマ技術であるが、現在行なわれているアイロンパーマ、アイロンストレートパーマのように、アイロンの形状を1剤と熱とによって毛髪に形付けし、2剤によって酸化させ固定させるというパーマ理論とは異なり、水の力による情報(薬剤)の記憶と伝達力、それと磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする工程におけるの熱と空気の冷却力でシスチン結合のみでなく、水素結合を利用することによって今までにないヘアスタイルの再現性を実現したものである。
また活性された水と空気の結合力と酸化力が薬液の残留と毛髪へのダメージを緩和し、今までにない仕上がり感を実現したものである。
【産業上の利用可能性】
【0045】
この発明は以上のように構成したので、いわゆるカールを伴った通常のパーマのみならず、ストレートパーマ等にも適用が可能な毛髪のパーマ処理方法を提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】この発明の毛髪のパーマ処理方法の1実施例を示し、カールの場合のフローチャートである。
【図2】この発明の毛髪のパーマ処理方法の1実施例を示し、カールの場合のフローチャートである。
【図3】毛髪のくせ毛を直す従来の処理方法を示すフローチャートである。
【図4】毛髪に所望のカールをかける従来の処理方法を示すフローチャートである。
【技術分野】
【0001】
この発明は、毛髪に所望のパーマをかけたり、あるいは逆にくせ毛を直してストレートパーマとすることを可能とする毛髪のパーマ処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、毛髪に所望のカールをかけたり、あるいは逆にくせ毛を直してストレートパーマとする毛髪のパーマ処理方法としては、図3および図4に示す処理方法が、すでに採用されている。
すなわち、図3は毛髪のくせ毛を直す処理方法を示すものであり、次のようなプロセスを経るものである。
1)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
2)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
3)コーミング(コーム)とタオルによる拭取り乾燥(ドライ)
4)トリートメント剤塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる…スポンジで頭皮にまんべんなくパッティングしてからコーミング)し、へアキャップで常温放置約5〜15分の後、タオルドライ
5)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布し、コーミング)
6)完全ドライ(ブロー)
7)エアアイロン(エアをブローできるヘアアイロンで毛髪のくせ付け処理)
【0003】
また、図4は毛髪に所望のカールをかけるパーマ処理方法を示すものであり、次のようなプロセスを経るものである。
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
c)コーミング(コーム)
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)を塗布し、コーミング
f)テストカール(カール用のロッドで毛先から根元の軟化をチェックする)
g)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
h)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を塗布してコーミング)
i)完全ドライ(ブロー)
j)エアアイロン(エアをブローできるヘアアイロンで毛髪のくせ付け処理)
k)2液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液と、2剤とを所定割合に配合した混合液を塗布)
l)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
m)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【特許文献1】特開2006−14782公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の上記毛髪に所望のカールをかける処理方法や毛髪のくせ毛を直す処理方法においては、処理が割合単純で施術しやすい一方、毛髪に所望のカールをかけたときに短期間に崩れやすかったり、毛髪のくせ毛を直しても短期間に元のくせ毛に戻ってしまいがちであるという欠点があった。
【0005】
また、所望のカールをかける処理プロセスや毛髪のくせ毛を直す処理プロセス中に毛髪が痛みやすく、外観上毛髪のカールのできばえや、くせ毛を直した効果が損なわれてしまいやすいという問題点があった。
【0006】
この発明は従来例の上記欠点を解消しようとするものであり、毛髪に所望のカールをかけたり、毛髪のくせ毛を直した場合にその効果が長い期間持続し、また、所望のカールをかける処理プロセスや毛髪のくせ毛を直す処理プロセス中において毛髪が痛みにくく、外観上毛髪のカールのできばえや、くせ毛を直した効果をより向上させることが可能な毛髪のパーマ処理方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわちこの発明の毛髪のパーマ処理方法は、下記プロセスを順次行なうようにしたことを特徴とするものである。
<パーマの場合>
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
c)コーミング(コーム)
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
f)毛髪をロッド上にワインディング
g)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
h)テストカール(カール用のロッドで毛先から根元の軟化をチェックする)
i)パーマ補助剤塗布
j)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
k)毛髪のロッドからの取外し
l)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
m)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【0008】
<ストレートパーマの場合>
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
c)コーミング(コーム)
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
f)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
g)2回目の1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
h)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
i)トリートメント剤を塗布
j)完全ドライ(ブロー)
k)エアアイロン(エアをブローできるヘアアイロンで毛髪のくせ付け処理)
l)パーマ補助剤塗布
m)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
n)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
o)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【0009】
この発明の毛髪のパーマ処理方法は、上記天然水を用いた頭髪用化粧水が、姫路市で採取された天然水を源水として保存料であるパラベンを少量添加し、頭髪用化粧水の認可を受けたものからなることをも特徴とするものである。
【0010】
なお、上記頭髪用化粧水は、密閉型タンク内に原水を送り込み、上記密閉型タンクから取り出した原水に、中性場改質器により中性場をかけるとともに、紫外線殺菌灯による殺菌および/または加熱による殺菌を施した上、該密閉型タンク内の上方の原水に衝撃をもって循環させることにより上記原水中に中性場をかけた原水を投入する第1の工程と、
多孔質炭化物を収容した密閉型タンク内に上記第1の工程からの水を送り込み、上記多孔質炭化物を通過した水を上記密閉型タンクから取り出して、触媒作用を備えた1または2以上の改質器を通し、さらに紫外線殺菌灯による殺菌および/または加熱による殺菌を施した上、該密閉型タンク内の上記多孔質炭化物上方の水に衝撃をもって循環させることにより上記第1工程からの水を浄化する一方、上記循環する水又は上記密閉型タンク内の水に、中性場改質器を通して改質したエアーを送り込んで溶存させる第2の工程を経て処理されている(特願2004−71972公報参照)。
【0011】
この発明の毛髪のパーマ処理方法は、上記磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気は、流体改質装置(ヘアリフォーマ:特開2004−358425公報参照)を通すことによって得ることができる。この流体改質装置は、液体又は気体の通路を仕切るように複数枚のハニカムフィルターを設け、その間に液体又は気体の通路を形成するよう配置した管状部材に沿って、その外周上に磁場のニュートラルゾーンを形成する磁石を設置したものであることをも特徴とするものである。
【0012】
この発明の毛髪のパーマ処理方法は、上記パーマ補助剤が、保湿剤および防腐剤、界面活性剤を含み、クエン酸およびグルタミン酸により弱酸性とするとともに、残部を水として
なることをも特徴とするものである。
このようなパーマ補助剤の成分例を表示すると下記の通りである。
水・・・・・約90重量%
ペンチレングリコール(防腐剤)・・・・・2〜0.5
クエン酸・・・・・2〜0.5
フェノキシエタノール(防腐剤)・・・・・1.5〜0.1
クエン酸Na・・・・・1.5〜0.1
メタリン酸Na(防腐剤)・・・・・0.1〜0.01
もちろん、上記成分のほかに、1,3−ブチレングリコール(BG:保湿剤、抗菌剤)、グルタミン酸、メタリン酸Na(防腐剤)、タウリルベタイン(界面活性剤)等を含むことができる。
【0013】
この発明の毛髪のパーマ処理方法は、上記トリートメント剤が、天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液からなり、トリートメント剤を頭皮に浸透させることからなることをも特徴とするものである。
【0014】
上記に処理プロセスに用いられる1剤とは、 毛髪の組織を横同士結びつけている側鎖結合を一旦切断し、髪を柔らかくし曲げやすくする作用を持つ。そこに2剤を作用させると、その形のまま側鎖が再結合され、持続性のあるウエーブがつくられる。
上記パーマ剤の1剤に使われている主成分としては、チオグリコール酸またはそれを中和したチオグリコール酸塩もしくはシステインがある。どちらの成分も髪の側鎖結合を切り、髪を軟化させる役割をはたしている。
2剤の主成分には、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化水素水などが使われている。これらの成分が、1剤で切断された側鎖結合をウエーブをつくった状態で再び結合して固定する。この再結合がしっかり行われることで、髪に弾力が戻ってくるのである。
この発明において、コーミングとは、毛先までテンションがかかるよう、髪の毛をよく梳くことである。
また、エアアイロンとはエア放出できるようにした整髪具のことであり、アイロンとしての熱源を持つか、あるいは持たないものを意味することもある。このようなエアアイロンは、従来型の熱源を持った頭髪用アイロンやコーム類と組み合わせて使用することができる(特願2003-162696参照)。
【0015】
以上のように構成したこの発明は、上記従来例の発明に対し、パーマ補助剤および磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする工程が追加されているので、頭髪の仕上がりが良好で、まとまりのよい状態のものとすることができる。
【発明の効果】
【0016】
この発明は以上のように構成したので、毛髪に所望のカールをかけたり、毛髪のくせ毛を直した場合にその効果を長い期間持続させることが可能な毛髪のパーマ処理方法を提供することができるようになった。
【0017】
またこの発明の毛髪のパーマ処理方法は、所望のカールをかける処理プロセスや毛髪のくせ毛を直す処理プロセス中において毛髪が痛みにくく、外観上毛髪のカールのできばえやくせ毛を直した効果をより向上させることが可能な毛髪のパーマ処理方法を提供することができるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面に基づき、この発明の毛髪のパーマ処理方法の実施の形態について説明する。
図1はこの発明の毛髪のパーマ処理方法の1実施例を示し、パーマの場合のフローチャート、図2はストレートパーマの場合のフローチャートである。
【0019】
図1のフローチャートに基づき、この発明の毛髪のパーマ処理方法を「パーマ」に適用した場合について、その処理プロセスを説明する。
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
上記天然水を用いた頭髪用化粧水としては、姫路市で採取された天然水を源水として保存料であるパラベンを少量添加し、磁気のニュートラルゾーンを通過させた上、頭髪用化粧水の認可を受けたものであることが望ましい。
またシャンプー原液としては市販のものを適宜利用することができるが、天然素材を原材料として用いたものが好ましいことはいうまでもない。そして、上記天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合して使用される。
【0020】
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
上記天然水を用いた頭髪用化粧水を毛髪に霧吹きで塗布する。こうすることによって頭髪用化粧水で効果的に毛髪を湿潤させることができ、しかも頭髪用化粧水の使用量を大幅に減少させることが可能となる。
【0021】
c)コーミング(コーム)
頭髪用化粧水を塗布された毛髪を、コームを用いてテンションをかけながら上下左右からしっかりコーミングする。このようにして頭髪用化粧水を毛髪に充分浸透させることが望ましい。
【0022】
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
次に、上記天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を作成する。
上記増粘剤としては、純植物性の増粘多糖類(天然セルロース…天然水溶性高分子多糖類、ケルトロールやケルザン等−商品名)が好適に使用可能である。
上記混合液を、スポンジで頭皮にまんべんなくパッティングしてからコーミングする。その手順は、イ.後頭部、ロ.頭頂部、ハ.側頭部、二.フェイスライン、ホ.ヘムラインの順に行う。
その後へアキャップで常温にて約5〜15分間放置する。もちろんその間に磁気のニュートラルゾーンを通過させたエアを供給すること等により、毛髪の痛み等を除去する環境にしておくことが望ましい。所定時間経過後は、タオルを用いて拭取り乾燥(タオルドライ)する。
【0023】
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)を塗布し、コーミング
1液とは、天然水を用いた頭髪用化粧水と上述の1剤とを等量配合したものである。
その後へアキャップで常温にて所定時間放置する。放置時間および加湿の要否や時間等については、1剤の使用法に準じて決定することができる。
【0024】
f)毛髪をロッド上にワインディングし、
g)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする。
すなわち、先ず毛髪を得ようとするカールに応じたロッド上に巻き付ける。
その上で、磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする。
上記磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気は、流体改質装置(ヘアリフォーマ:特開2004−358425公報参照)を通すことによって得ることができる。この流体改質装置は、液体又は気体の通路を仕切るように複数枚のハニカムフィルターを設け、その間に液体又は気体の通路を形成するよう配置した管状部材に沿って、その外周上に磁場のニュートラルゾーンを形成する磁石を設置したものである。
【0025】
h)テストカール(カール用のロッドで毛先から根元の軟化をチェックする)
カール用のロッドに毛髪を巻き付けてゆくことにより、毛先から根元の軟化を順次チェックする。
特にウェーブの大きさが仕上がりに比例するため、ウェーブチェックを行なう。1液塗布の追加の必要性等はテストの状態で判断する。
【0026】
i)パーマ補助剤を塗布し、
j)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする。
上記パーマ補助剤は、保湿剤および防腐剤、界面活性剤を含み、クエン酸およびグルタミン酸により弱酸性とするとともに、残部を水としてなるものである。
このようなパーマ補助剤の成分例を表示すると下記の通りである。
水・・・・・約90重量%
ペンチレングリコール(防腐剤)・・・・・2〜0.5
クエン酸・・・・・2〜0.5
フェノキシエタノール(防腐剤)・・・・・1.5〜0.1
クエン酸Na・・・・・1.5〜0.1
メタリン酸Na(防腐剤)・・・・・0.1〜0.01
もちろん、上記成分のほかに、1,3−ブチレングリコール(BG:保湿剤、抗菌剤)、グルタミン酸、メタリン酸Na(防腐剤)、タウリルベタイン(界面活性剤)等を含むことができる。
次いで磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする(詳細は上記g)の項参照)。
【0027】
k)毛髪のロッドからの取外し
上記処理を経た毛髪を、ロッドから取り外す。
【0028】
g)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
【0029】
o)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【0030】
次に、図2のフローチャートに基づき、この発明の毛髪のパーマ処理方法を「ストレートパーマ」に適用した場合について、その処理プロセスを説明する。
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
上記天然水を用いた頭髪用化粧水としては、姫路市で採取された天然水を源水として保存料であるパラベンを少量添加し、磁気のニュートラルゾーンを通過させた上、頭髪用化粧水の認可を受けたものであることが望ましい。
またシャンプー原液としては市販のものを適宜利用することができるが、天然素材を原材料として用いたものが好ましいことはいうまでもない。そして、上記天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合して使用される。
【0031】
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
上記天然水を用いた頭髪用化粧水を毛髪に霧吹きで塗布する。こうすることによって頭髪用化粧水で効果的に毛髪を湿潤させることができ、しかも頭髪用化粧水の使用量を大幅に減少させることが可能となる。
【0032】
c)コーミング(コーム)
頭髪用化粧水を塗布された毛髪を、コームを用いてテンションをかけながら上下左右からしっかりコーミングする。このようにして頭髪用化粧水を毛髪に充分浸透させることが望ましい。
【0033】
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
次に、上記天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を作成する。
上記増粘剤としては、純植物性の増粘多糖類(天然セルロース…天然水溶性高分子多糖類、ケルトロールやケルザン等−商品名)が好適に使用可能である。
上記混合液を、スポンジで頭皮にまんべんなくパッティングしてからコーミングする。その手順は、イ.後頭部、ロ.頭頂部、ハ.側頭部、二.フェイスライン、ホ.ヘムラインの順に行う。
その後へアキャップで常温にて約5〜15分間放置する。もちろんその間に磁気のニュートラルゾーンを通過させたエアを供給すること等により、毛髪の痛み等を除去する環境にしておくことが望ましい。所定時間経過後は、タオルを用いて拭取り乾燥(タオルドライ)する。
【0034】
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)を塗布し、コーミング
1液とは、天然水を用いた頭髪用化粧水と上述の1剤とを等量配合したものである。
その後へアキャップで常温にて所定時間放置する。放置時間および加湿の要否や時間等については、1剤の使用法に準じて決定することができる。
【0035】
f)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする。
すなわち、磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする。
上記磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気は、流体改質装置(ヘアリフォーマ:特開2004−358425公報参照)を通すことによって得ることができる。この流体改質装置は、液体又は気体の通路を仕切るように複数枚のハニカムフィルターを設け、その間に液体又は気体の通路を形成するよう配置した管状部材に沿って、その外周上に磁場のニュートラルゾーンを形成する磁石を設置したものである。
【0036】
g)2回目の1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
【0037】
h)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
【0038】
i)トリートメント剤を塗布
トリートメント剤塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる…スポンジで頭皮にまんべんなくパッティングしてからコーミング)し、へアキャップで常温放置約5〜15分の後、タオルドライしておく。
【0039】
j)完全ドライ(ブロー)
ドライヤ等を用いて毛髪が完全に乾燥するまでブローする。
【0040】
k)エアアイロン(エアをブローできるヘアアイロンで毛髪のくせ付け処理)
エアをブローできるヘアアイロンを約180℃に設定する。そして頭部を前後左右の4ブロックに取り分けた上、スライス幅を1〜2cmとしてヘアアイロンに角度(0〜90度)を持たせながら、毛髪がヘアアイロン中をゆっくり通過するよう操作する。
このようにすると、毛髪のくせ付け処理が確実に行なえる。
【0041】
l)パーマ補助剤塗布
m)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
上記パーマ補助剤は、保湿剤および防腐剤、界面活性剤を含み、クエン酸およびグルタミン酸により弱酸性とするとともに、残部を水としてなるものである。
このようなパーマ補助剤の成分例を表示すると下記の通りである。
水・・・・・約90重量%
ペンチレングリコール(防腐剤)・・・・・2〜0.5
クエン酸・・・・・2〜0.5
フェノキシエタノール(防腐剤)・・・・・1.5〜0.1
クエン酸Na・・・・・1.5〜0.1
メタリン酸Na(防腐剤)・・・・・0.1〜0.01
もちろん、上記成分のほかに、1,3−ブチレングリコール(BG:保湿剤、抗菌剤)、グルタミン酸、メタリン酸Na(防腐剤)、タウリルベタイン(界面活性剤)等を含むことができる。
次いで磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする(詳細は上記g)の項参照)。
【0042】
g)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
【0043】
o)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【0044】
以上の毛髪のパーマ処理方法は、薬液と磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする工程を使用して行なうパーマ技術であるが、現在行なわれているアイロンパーマ、アイロンストレートパーマのように、アイロンの形状を1剤と熱とによって毛髪に形付けし、2剤によって酸化させ固定させるというパーマ理論とは異なり、水の力による情報(薬剤)の記憶と伝達力、それと磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブローする工程におけるの熱と空気の冷却力でシスチン結合のみでなく、水素結合を利用することによって今までにないヘアスタイルの再現性を実現したものである。
また活性された水と空気の結合力と酸化力が薬液の残留と毛髪へのダメージを緩和し、今までにない仕上がり感を実現したものである。
【産業上の利用可能性】
【0045】
この発明は以上のように構成したので、いわゆるカールを伴った通常のパーマのみならず、ストレートパーマ等にも適用が可能な毛髪のパーマ処理方法を提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】この発明の毛髪のパーマ処理方法の1実施例を示し、カールの場合のフローチャートである。
【図2】この発明の毛髪のパーマ処理方法の1実施例を示し、カールの場合のフローチャートである。
【図3】毛髪のくせ毛を直す従来の処理方法を示すフローチャートである。
【図4】毛髪に所望のカールをかける従来の処理方法を示すフローチャートである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記プロセスを順次行なうようにしたことを特徴とする毛髪のパーマ処理方法。
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
c)コーミング(コーム)
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
f)毛髪をロッド上にワインディング
g)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
h)テストカール(カール用のロッドで毛先から根元の軟化をチェックする)
i)パーマ補助剤塗布
j)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
k)毛髪のロッドからの取外し
l)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
m)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【請求項2】
下記プロセスを順次行なうようにしたことを特徴とする毛髪のストレートパーマ処理方法。
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
c)コーミング(コーム)
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
f)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
g)2回目の1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
h)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
i)トリートメント剤を塗布
j)完全ドライ(ブロー)
k)エアアイロン(エアをブローできるヘアアイロンで毛髪のくせ付け処理)
l)パーマ補助剤塗布
m)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
n)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
o)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【請求項3】
天然水を用いた頭髪用化粧水が、姫路市で採取された天然水を源水として保存料であるパラベンを少量添加し、頭髪用化粧水の認可を受けたものからなる請求項1または2に記載の毛髪のパーマ処理方法。
【請求項4】
磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気が、液体又は気体の通路を仕切るように複数枚のハニカムフィルターを設け、その間に液体又は気体の通路を形成するよう配置した管状部材に沿って、その外周上に磁場のニュートラルゾーンを形成する磁石を設置した流体改質装置を通過させてなる
請求項1ないし3のいずれかに記載の毛髪のパーマ処理方法。
【請求項5】
パーマ補助剤が、保湿剤および防腐剤、界面活性剤を含み、クエン酸およびグルタミン酸により弱酸性とするとともに、残部を水として
なる請求項1ないし4のいずれかに記載の毛髪のパーマ処理方法。
【請求項6】
トリートメント剤が、天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液からなり、トリートメント剤を頭皮に浸透させることからなる請求項1ないし5のいずれかに記載の毛髪のパーマ処理方法。
【請求項1】
下記プロセスを順次行なうようにしたことを特徴とする毛髪のパーマ処理方法。
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
c)コーミング(コーム)
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
f)毛髪をロッド上にワインディング
g)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
h)テストカール(カール用のロッドで毛先から根元の軟化をチェックする)
i)パーマ補助剤塗布
j)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
k)毛髪のロッドからの取外し
l)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
m)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【請求項2】
下記プロセスを順次行なうようにしたことを特徴とする毛髪のストレートパーマ処理方法。
a)シャンプー(天然水を用いた頭髪用化粧水とシャンプーとを等量配合したもの)
b)頭髪用化粧水の塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水を霧吹きで塗布)
c)コーミング(コーム)
d)プレ処理(天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液を用いて頭皮に浸透させる)
e)1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
f)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
g)2回目の1液塗布(天然水を用いた頭髪用化粧水と1剤とを所定割合に配合した混合液)
h)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
i)トリートメント剤を塗布
j)完全ドライ(ブロー)
k)エアアイロン(エアをブローできるヘアアイロンで毛髪のくせ付け処理)
l)パーマ補助剤塗布
m)磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気でブロー
n)プレーンリンス(薬品や香料や油などの入っていない清水や微温湯にてゆすぐ)
o)セットアップ(天然水を用いた頭髪用化粧水と、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を所定割合に配合した混合液を塗布してブロー)
【請求項3】
天然水を用いた頭髪用化粧水が、姫路市で採取された天然水を源水として保存料であるパラベンを少量添加し、頭髪用化粧水の認可を受けたものからなる請求項1または2に記載の毛髪のパーマ処理方法。
【請求項4】
磁場のニュートラルゾーンを通過させた空気もしくは加湿空気が、液体又は気体の通路を仕切るように複数枚のハニカムフィルターを設け、その間に液体又は気体の通路を形成するよう配置した管状部材に沿って、その外周上に磁場のニュートラルゾーンを形成する磁石を設置した流体改質装置を通過させてなる
請求項1ないし3のいずれかに記載の毛髪のパーマ処理方法。
【請求項5】
パーマ補助剤が、保湿剤および防腐剤、界面活性剤を含み、クエン酸およびグルタミン酸により弱酸性とするとともに、残部を水として
なる請求項1ないし4のいずれかに記載の毛髪のパーマ処理方法。
【請求項6】
トリートメント剤が、天然水を用いた頭髪用化粧水に、この化粧水にさらに増粘剤を溶かしこんだ溶液を等量配合した混合液からなり、トリートメント剤を頭皮に浸透させることからなる請求項1ないし5のいずれかに記載の毛髪のパーマ処理方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2008−54945(P2008−54945A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−235751(P2006−235751)
【出願日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願人】(500304235)株式会社ビーワン (4)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願人】(500304235)株式会社ビーワン (4)
【Fターム(参考)】
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