説明

気泡発生装置および同装置の使用方法

【課題】この発明は、微少気泡の適用範囲の拡大、特に、身近な分野への適用を重視し、電気製品であるポンプを使用することなく、極めて簡便小型安価な構成で、従って、身近な分野への利用が容易となる気泡発生装置およびその使用方法を提供するものである。
【解決手段】連通孔5を備えた隔壁2で内部が上方に位置する攪拌室3と下方に位置する気泡分離室4とに区分された容器1、その上端に設けられ先端に設けたノズル12から攪拌室3内に有圧の上水道水を導入する給水口11、容器1の上端に回転可能に取り付けられノズル12からの導入水流で回転するタービン10、このタービン10と同軸に一体に取り付けられ攪拌室3内で回転可能に構成されたスクリュー14、気泡分離室4から気泡溶解液を導出する取出口18、この取出口18に接続され気泡溶解液を減圧して放出する減圧調整バルブ20、および容器1の下端に設けられた排水バルブ17を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、微少な気泡を簡便安価に発生する気泡発生装置および同装置の使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願人は、先に、従前の同種の装置に比較して、構造を大幅に簡単にでき、その結果、低コストで実現可能な気泡発生装置を開発し特許出願を行った(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開2005−204972号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、本出願人が開発した上記気泡発生装置を含め従前の装置は、いずれも、一定の流量、揚程出力を有するポンプを備えている。このため、例えば、風呂の浴槽内の湯を吸入し、この湯中に空気を溶解させ気液混合状態として浴槽に戻す、いわゆる循環方式により、浴槽内に微少気泡を発生させることができる。しかるに、ポンプが必要となるため、装置の小型化、低廉化には一定の限度が生じ、また、経年劣化による故障等、保守面の対策も必要となる。更に、電気用品安全法の適用があることから、この法規制に由来する製品設計上の制約も付加されることになる。
【0005】
一方、微少気泡の挙動の詳細は必ずしも全て明らかにはされていないが、従来からの利用分野に限らず、その効果が実感されている応用分野が広がっている。例えば、家庭内で、食器洗いを微少気泡溶解水で行うと明らかに汚れの落ちが良くなる、また、微少気泡溶解水でうがいをすると、口内の食べかすが良く排出されるという、極身近な分野における適用例の報告もある。
【0006】
この発明は、以上のような、微少気泡の適用範囲の拡大、特に、身近な分野への適用を重視し、電気製品であるポンプを使用することなく、極めて簡便小型安価な構成で、従って、身近な分野への利用が容易となる気泡発生装置およびその使用方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る気泡発生装置は、所定の内容積を有し、連通孔を備えた隔壁で内部が上方に位置する攪拌室と下方に位置する気泡分離室とに区分された容器、容器の上端に設けられ先端に設けたノズルから攪拌室内に有圧の上水道水を導入する導入口、容器の上端に回転可能に取り付けられノズルからの導入水流で回転するタービン、このタービンと同軸に一体に取り付けられ攪拌室内で回転可能に構成された回転羽根、気泡分離室から気泡溶解液を導出する導出口、この導出口に接続され気泡溶解液を減圧して放出する減圧弁、および容器の下端に設けられた排水弁を備えたものである。
【0008】
また、この発明に係る気泡発生装置の使用方法は、導入口および排水弁を開放、減圧弁を閉塞して容器内に大気圧の空気を導入する第1のステップ、排水弁を閉塞し導入口を有圧の上水道源に接続して容器内に上水道水を導入するとともにノズルからの導入水流により回転羽根を回転駆動する第2のステップ、上水道水の導入で加圧された容器内の空気を回転羽根の回転により攪拌室内の上水道水に攪拌溶解させる第3のステップ、減圧弁を必要量開放することにより連通孔で非溶解気泡が分離されて攪拌室から気泡分離室に導入された気泡溶解液を導出口、減圧弁を経て減圧放出する第4のステップ、および第4のステップにおいて第1のステップで導入した空気が消費されると再び第1のステップに戻り容器内の上水道水を排出するとともに容器内に空気を導入する第5のステップを備えたものである。
【発明の効果】
【0009】
この発明は、以上のように、上水道の圧力を有効に活用することで、ポンプを必要とすることなく、微少気泡の発生を可能としたので、装置が簡便小型安価となると共にその使用方法も簡便となり、特に、身近な分野への微少気泡の適用が容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
実施の形態1.
この発明は、上水道の持つ圧力に着目し、気泡溶解量の促進および気泡微細化の促進の両面にこの上水道水の圧力を創造的に利用したものである。上水道の圧力は、地域によって異なるが、概ね、一般家庭の消費端で、0.2Mpa以上とされている。以下、例えば、家庭内の水道蛇口の近くに設置して使用することを想定した気泡発生装置の構成およびその使用方法について説明する。
【0011】
図1は、この発明の実施の形態1における気泡発生装置の構成を示す断面図、図2は、図1のノズル、タービンの部分を下方から見た部分図である。図において、容器1は、試作品では、直径140mm、高さ315mm、内容積4.3リットルとし、例えば、一般家庭の台所や洗面所等へも簡単に置ける小形のものとしている。容器1の内部は、隔壁2で上方に位置する攪拌室3と下方に位置する気泡分離室4とに区分されている。隔壁2の一部に、両室3、4間を連通する連通孔5が形成されている。
【0012】
容器1の上端中央には台座6が取り付けられ、ベアリング7を介して回転軸8を回転可能に支持する構造となっている。台座6の上面には、透視板9が嵌め込まれており、回転軸8の上端面に描かれた「−」の表示を外部から覗くことで回転軸8の回転有無が簡単に判別できるようになっている。
容器1の上端内壁に近接してタービン10が回転軸8に取り付けられている。容器1の上端壁を貫通して導入口である給水口11が設けられ、その内方端には、図2に示すように、上水道水をタービン10の外周に吹き付けるためのノズル12が形成されており、給水口11の外方端には、上水道の蛇口からホースを接続するための水道接続口13が形成されている。
【0013】
回転軸8の下端には、取り込んだ空気を水中に攪拌溶解させる回転羽根であるスクリュー14が取り付けられ、更にその下端には空気分散用ドラム15が取り付けられている。容器1の側壁の上端近傍には、詳しくは後述するが、一旦取り込んだ空気が消費され、上昇した水面を観察するための水面観察窓16が形成されている。
【0014】
容器1の下端には、排水弁である排水バルブ17と気泡溶解液を取り出す導出口である取出口18とが設けられている。更に、この取出口18には、ホース19が接続され、その先端に減圧弁である減圧調整バルブ20が接続されている。
一方、容器1の上端には、開放弁である開放バルブ21が設けられている。
【0015】
次に、この発明の実施の形態1における気泡発生装置の使用方法について説明する。ここでは、例えば、既述したように、家庭の台所の流しの傍に設置して食器洗い時に使用する場合を想定して説明するものとする。なお、上述した試作品を使った場合の、各実測データも合わせて記載する。
【0016】
先ず、第1のステップとして、給水口11および排水バルブ17を開放状態とし、減圧調整バルブ20を閉塞状態として容器1内に大気圧の空気を導入する。給水口11の開放操作は、その水道接続口13にホースを介して接続される水道の蛇口を閉栓すると共に、ホースの一端を外すことにより行う。後段でも触れるが、容器1の上端に設けた開放バルブ21を同時に開放するようにしても良く、また、この開放バルブ21を開放して水道接続口13へのホースは取り付けたままとしても、容器1内への空気の導入は可能である。排水バルブ17は、図1に示すように簡単な構造のもので、押し込むと先端の長径部が容器1内に突出しバルブとして開放状態となる。手前に引っ張ると、先端の長径部が嵌合し外周に嵌め込まれたパッキンで閉塞状態となる。
【0017】
次に、第2のステップとして、排水バルブ17を引っ張って閉塞状態とし、水道接続口13にホースを接続して(上記したように、容器1上部の開放を開放バルブ21のみで行う場合は、ホースを外さないので、当然ながら、あらためてホースを接続する作業は不要である)上水道源である蛇口を開栓する。これにより、上水道水(以下、適宜、水と略称するものとする)が給水口11を経て容器1内に勢いよく導入されるが、給水口11の内方端はノズル12になっているので、同時に、このノズル12から噴出する水流がタービン10を効率よく回転させ、これによって、スクリュー14が、数千r/minで回転する。
【0018】
第3のステップでは、攪拌室3内で回転するスクリュー14が容器1内の空気を水中に攪拌溶解する。第1のステップで導入された空気は、大気圧であるが、第2のステップで容器1が密閉状態となり、そこへ有圧の上水道水が導入されると、先の大気圧の空気は、水圧で次第に昇圧し、それに伴い空気の容積も減少していき、容器1内の水面が上昇していく。
この間、即ち、水の導入が継続している間、スクリュー14が回転を継続し、水面上の有圧の空気は、その有圧の効果もあって、スクリュー14の回転による攪拌動作で効率的に水中に溶解される。更に、スクリュー14の羽根近傍の空気は水中下方に押し下げられ空気分散用ドラム15内に導かれた後、空気分散用ドラム15の周囲に形成された小穴を経る過程で細分化され周囲の水中に放散して溶解される。
【0019】
水面上の空気の圧力が次第に上昇し、上水道水の圧力に到達すると、自然と水の導入が停止し、その結果、スクリュー14の回転も停止する。
なお、試作品では、水道圧0.47Mpaにおいて、水の導入から停止までの時間は15秒であった。
【0020】
以上までが、気泡溶解液の作成段階であるが、以下、第4のステップでは、減圧調整バルブ20を適宜開放することにより、例えば、食器洗い等に気泡溶解液を利用する場合の動作となる。減圧調整バルブ20を必要量開放すると、連通孔5で非溶解気泡が分離されて攪拌室3から気泡分離室4に導入された気泡溶解液が、取出口18、ホース19、減圧調整バルブ20を経て外部に導出される。
なお、先の特許文献1で詳述した通り、減圧調整バルブ20としては、一般に多用されているボールバルブでは、放出に当たって溶解気泡が粗大化してここでは不適であり、内部構造の概略を図1に示すように、減圧動作が非常に滑らかになされ、この部分における発生気泡の粗大化が確実に防止される構造のものを採用する必要がある。
【0021】
ところで、洗浄等に利用する気泡溶解液は、気泡径が小さく気泡の数が多いほど効果が高く、また、水中での残留時間が長いとされる。先の特許文献1でも説明したように、気泡の絶対径を測定することは、大がかりな装置が必要となることから、ここでは、同文献1でも紹介している、透視度計を使用した相対値測定により、本願試作品により作成された気泡溶解液の特性を測定する。
【0022】
この相対値測定は、減圧調整バルブ20から導出された気泡溶解液を、透視度計(高さ350mm)に、濁度10に相当する高さ(100mm)の量を採取してサンプル液とする。そして、発生気泡の大きさが小さく数が多くなるほど、水中の気泡が消滅して澄んだ状態になるのに時間が掛かると考えられることから、サンプル液を採取した直後から、透視度計の上方から底部を観察し、透明度が次第に上がり底部の標識板が識別できるまでの時間(秒)を測定した。この時間が長いほど、気泡が小さく数が多いと想定されることになる。
【0023】
先のステップ3で、水の導入が停止し、スクリュー14が停止した段階でのサンプル液の透視度(秒)は、100秒であった。この値は、気泡溶解液として十分良好な特性を有していると言える。
なお、この圧力のバランスでスクリュー14が停止した状態で長時間放置された場合を想定し、スクリュー14停止後、それぞれ23時間(約1日)経過後、および89時間(約3.7日)経過後において測定した透視度(秒)は、それぞれ100秒および70秒であった。従って、例えば、食器洗いや洗面等、通常、毎日使用するような用途であれば、この放置による微少気泡の減少は無視できる程度であることがわかる。これは、容器1内での気泡溶解液が上水道の有圧下で保持されているため気中への分離がほとんど生じないためと考えられる。
【0024】
次に、ステップ4で、減圧調整バルブ20を開放して気泡溶解液の導出を続けると、容器1内の空気の圧力が低下し、上水道水との間に圧力差が生じるので、その圧力差に応じて、上水道水が導入され、スクリュー14が回転して攪拌溶解作用が再開される。
図3は、減圧調整バルブ20の開度を変え導出流量を変えた場合のスクリュー14の回転数(r/min)の変化とそれぞれの流量で導出されたサンプル液の透視度(秒)の変化を示すものである。実線の特性で示すように、導出流量が増大するにつれてスクリュー14の回転数が増大している。また、点線の特性で示すように、導出流量が増大するにつれて、透視度が減少している。これは、新たに蛇口から導入される水への空気攪拌溶解量が、導出流量の増大量に比例しては増大せず、その分、気泡微細化の能率が低下するためと考えられる。
【0025】
ここで、スクリュー14の回転による気泡攪拌溶解効果を評価するため、スクリュー14が無い状態で実験したデータを図4に示す。先の図3の透視度結果と比較すると、秒数が大幅に低下しており、結果として、スクリュー14による攪拌溶解効果が確認されたことになる。
【0026】
減圧調整バルブ20を開放して気泡溶解液の導出、使用を続けていくと、先の第1のステップで容器1内に導入した空気が次第に消費され、それに伴って、容器1内の水面が上昇し、遂には、スクリュー14の上端位置に達して空気の効率的な攪拌溶解効果が得られないようになる。この段階は、水面観察窓16からの水面位置で簡単に判断することができる。気泡発生装置として、これ以上は、気泡溶解液を取り出せないので、作業としては、初期状態に戻すための第5のステップに入る。
即ち、蛇口を閉栓し水道接続口13へのホースを外すとともに排水バルブ17を開放し、容器1内の水を排出して、再び、大気圧の空気を導入する。この際、水道接続口13へのホースを外す替わりに、開放バルブ21を開放しても良く、この場合、ホースを外す必要がないので作業が簡単になると共に水の排出時間も短縮される。試作品での実験では、この排出時間は40秒であった。勿論、開放バルブ21の開放と同時にホースも外せば、排出時間は更に短縮される。
【0027】
以上のように、この発明の実施の形態1の気泡発生装置においては、上記第1のステップから第5のステップに至る一連の動作を繰り返す、いわゆるバッチ処理となる。この1回のバッチ処理で利用できる気泡溶解液の量は、今回の試作品では、水道圧0.2Mpaで160リットルであった。従って、この利用可能量のデータを基に、気泡溶解液を利用する作業内容と作業頻度等を加味して容器1の容積を設定すればよい。
なお、例えば、容器1の上部に、手動操作のエアーポンプを接続する構造とし、容器1内の空気が減少すると、このエアーポンプを使って適宜空気を補給できるようにすれば、特に、バッチ処理でなく、連続的な使用も可能となる。
【0028】
図5は、上水道水の圧力が0.3Mpaで、減圧調整バルブ20の開度を変え導出流量を変えた場合のスクリュー14の回転数(r/min)の変化とそれぞれの流量で導出されたサンプル液の透視度(秒)の変化を示すものである。圧力0.47Mpaでの同様の図3の結果と合わせ検討すると、回転数、透視度ともに、同一の流量で比較すると圧力に拘わらずほぼ同一値となっていることが分かる。従って、上水道水の実用的な圧力範囲においては、使用量(使用流量)に応じた一定品質の気泡溶解液を得ることができる。
【0029】
以上のように、この発明の実施の形態1における気泡発生装置は、ポンプを必要とすることなく、所望の微少気泡の溶解液が得られるので、消費電力騒音の発生が無く、装置が簡便小型安価になり、特に、身近な分野への微少気泡の適用が容易となる。
また、その使用方法も、上水道の蛇口への接続および各バルブの操作のみで済むので、特に、身近な分野への微少気泡の適用が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】この発明の実施の形態1における気泡発生装置の構成を示す断面図である。
【図2】図1のノズル12、タービン10の部分を下方から見た部分図である。
【図3】上水道水の圧力0.47Mpaで、減圧調整バルブ20からの導出流量を変えた場合の、スクリュー14の回転数とサンプル液の透視度(秒)の変化を示す特性図である。
【図4】スクリュー14が無い状態での導出流量と透視度(秒)との関係を示す特性図である。
【図5】上水道水の圧力0.3Mpaで、減圧調整バルブ20からの導出流量を変えた場合の、スクリュー14の回転数とサンプル液の透視度(秒)の変化を示す特性図である。
【符号の説明】
【0031】
1 容器、2 隔壁、3 攪拌室、4 気泡分離室、5 連通孔、8 回転軸、
10 タービン、11 給水口、12 ノズル、13 水道接続口、
14 スクリュー、16 水面観察窓、17 排水バルブ、18 取出口、
20 減圧調整バルブ、21 開放バルブ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の内容積を有し、連通孔を備えた隔壁で内部が上方に位置する攪拌室と下方に位置する気泡分離室とに区分された容器、上記容器の上端に設けられ先端に設けたノズルから上記攪拌室内に有圧の上水道水を導入する導入口、上記容器の上端に回転可能に取り付けられ上記ノズルからの導入水流で回転するタービン、このタービンと同軸に一体に取り付けられ上記攪拌室内で回転可能に構成された回転羽根、上記気泡分離室から気泡溶解液を導出する導出口、この導出口に接続され上記気泡溶解液を減圧して放出する減圧弁、および上記容器の下端に設けられた排水弁を備えた気泡発生装置。
【請求項2】
上記導入口および排水弁を開放、上記減圧弁を閉塞して上記容器内に大気圧の空気を導入する第1のステップ、上記排水弁を閉塞し上記導入口を有圧の上水道源に接続して上記容器内に上記上水道水を導入するとともに上記ノズルからの導入水流により上記回転羽根を回転駆動する第2のステップ、上記上水道水の導入で加圧された上記容器内の空気を上記回転羽根の回転により上記攪拌室内の上記上水道水に攪拌溶解させる第3のステップ、上記減圧弁を必要量開放することにより上記連通孔で非溶解気泡が分離されて上記攪拌室から気泡分離室に導入された気泡溶解液を上記導出口、減圧弁を経て減圧放出する第4のステップ、および上記第4のステップにおいて上記第1のステップで導入した空気が消費されると再び上記第1のステップに戻り上記容器内の上水道水を排出するとともに上記容器内に空気を導入する第5のステップを備えたことを特徴とする請求項1記載の気泡発生装置の使用方法。
【請求項3】
上記容器の上端に設けられ上記容器内を外気に開放する開放弁を備え、
上記第1および第5のステップにおいて、上記導入口の開放動作に替えて、または、上記開放動作とともに、上記開放弁を開放するようにしたことを特徴とする請求項2記載の気泡発生装置の使用方法。
【請求項4】
上記容器の側壁に設けられ外部から上記容器内の水面位置を観察するための水面観察窓を備え、
上記第5のステップにおいて、上記導入空気の消費を上記水面観察窓から観察する水面位置から判断可能としたことを特徴とする請求項2または3に記載の気泡発生装置の使用方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−160245(P2007−160245A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−361396(P2005−361396)
【出願日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(595052585)株式会社ダイシン貿易 (2)
【出願人】(591189351)日本精密機械工作株式会社 (3)
【Fターム(参考)】