説明

水処理装置

【課題】回動時の吐出管の本体への接触に伴う外観品質の低下を抑制した水処理装置を提供する。
【解決手段】この課題を解決するために、水処理装置は、外部から供給された水を浄化処理する本体1と、前記本体1で浄化した水を外部に吐出する吐出管30と、前記吐出管30と前記本体1を接続する接続部13と、を備え、前記本体1が、外殻を形成するケースと、前記ケース内に設けられ前記浄化処理を行う浄水部6と、前記ケースに設けられ前記浄水部6で浄化した水を前記接続部13に流出する流出部10と、を有し、前記流出部10が円形状の流出口12を備え、前記接続部13が、前記流出口12と前記吐出管30を接続する接続部材14と、前記流出口12と同心円上に前記吐出管30を前記本体1に対して回動させる回動部と、前記回動部による前記吐出管30の回動範囲T1を規定する規定部と、を備えたものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水道水等の原水を浄化処理して浄水を生成する水処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、水を浄化処理する浄水部を本体内部に備えた水処理装置がある(例えば、特許文献1等参照)。このものでは、本体に、浄化処理した水(浄水)を外部に流出させる流出口を有すると共に、該流出口に吐出管の一端が接続されて、流出口と管内が連通されている。そして、吐出管は流出口を回転中心として回動すると共に、他端に吐出口を備えており、該吐出口から浄水を外部に吐出している。そのため、水処理装置の利用時(取水時)には、利用者によって吐出管が本体に対して回動されて、吐出口を利用者の手元等の所望の位置に動かされるものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−232413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1等の従来のものでは、吐出管の回動時に、本体の外殻であるケースに、吐出管を接触させることで、吐出管の回動範囲を規制している。そのため、吐出管と本体の接触の繰り返しに伴う経年劣化等で、本体や吐出管の塗装の剥離等を生じて、水処理装置の外観品質を低下させる恐れがある。
【0005】
そこで、この事情を鑑み、吐出管を本体外殻に接触させずに回動範囲を規定して、回動時の接触に伴う外観品質の低下を抑制した水処理装置を提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の水処理装置は、外部から供給された水を浄化処理する本体と、前記本体で浄化した水を外部に吐出する吐出管と、前記吐出管と前記本体を接続する接続部と、を備え、前記本体が、外殻を形成するケースと、前記ケース内に設けられ前記浄化処理を行う浄水部と、前記ケースに設けられ前記浄水部で浄化した水を前記接続部に流出する流出部と、を有し、前記流出部が円形状の流出口を備え、前記接続部が、前記流出口と前記吐出管を接続する接続部材と、前記流出口と同心円上に前記吐出管を前記本体に対して回動させる回動部と、前記回動部による前記吐出管の回動範囲を規定する規定部と、を備えたものであることを特徴とする。
【0007】
この水処理装置として、前記規定部が、前記回動部の回動中心と同心の仮想円上に位置する板状部材と、前記板状部材と前記仮想円上で並ぶリブと、を有し、前記板状部材を前記接続部材と前記本体の一方に設け、前記リブを前記接続部材と前記本体の他方に設けたものであることが好ましい。
【0008】
この水処理装置として、前記ケースが前記回動部の回動軸方向に対して傾いた傾斜面を有し、該傾斜面に前記流出部を設けたものであることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
このような構成としたことで、吐出管を本体外殻に接触させて回動範囲を規定するものに比べて、回動範囲の規定に伴う外観品質の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施形態の一例の水処理装置の接続部材を分離させた接続部周辺の斜視図である。
【図2】全体斜視図である。
【図3】本体前面側を切り欠いた正面図である。
【図4】接続部材の説明図であって、(a)が正面図であり、(b)が図4(a)のB−B断面図であり、(c)が第1円筒部側から視た斜視図である。
【図5】図2のA−A断面図である。
【図6】吐出管の回動動作の説明図である。
【図7】規定部の変形例であって、図2のA−A断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を例示して説明する。
【0012】
実施形態の一例の水処理装置は、図1乃至図2に示すように、外部から供給された水を浄化処理する本体1と、本体1で浄化した水をシンク等の外部に吐出する吐出管30と、吐出管30を本体1に対して回動自在に接続する接続部13と、を備えている。
【0013】
吐出管30は、螺旋管等の屈曲自在なホース状の円管部材31で主体が構成されている。そして、円管部材31は第1端部32が接続部13を介して本体1に接続されており、第2端部が、浄化した水(浄水)を外部に吐出する吐出口33となっている。そのため、利用者は水処置装置で処理した水を吐出口33から取水している。
【0014】
また、本体1は、図2に示すように、平面視楕円の円筒形状の外殻を有しており、円筒の第1端部には、流し台等の載置対象に当接して本体1を設置対象に載置するための脚部を備えている。そして、円筒の第2端部には本体1の円筒の軸方向に対して傾いた傾斜面2を備えている。該傾斜面2は、楕円の短い側の直径方向(楕円の短軸方向)に沿って、短軸の一端から他端側に向かう程、円筒の第1端部に近づく向きに傾いている。
【0015】
以下の説明において、円筒の軸心に沿った向きを上下方向Vとし、該上下方向Vの本体1の第1端部側を下方とし、第2端部側を上方として、本体1の第1端部を下端とし、第2端部を上端とする。そして、上端の傾斜面2のうち、下端に近い側(傾斜面2の低い側)を前方とし、反対側(高い側)を後方とし、長い側の直径方向(楕円の長軸L方向)を側方とする。
【0016】
また、本体1はケースによって外殻が形成されている。該ケースは、円筒周面の前方側の略半周を形成する前面ケースと、周面の後方の略半周を形成する背面ケースと、下端を形成する下部ケースと、上端を形成する上面ケース3と、で構成されている。そして、下部ケースと上面ケース3は前面ケースに固定されており、背面ケースは前面ケースに脱着自在で取り付けられている。
【0017】
更に、本体1は、図3に示すように、外部から供給された原水を処理すると共に処理した水を流出する水処理部と、利用者に操作される操作部4と、水処理部を制御する制御部と、操作部4の操作結果や水処理部の動作状況を表示する表示部5と、を備えている。そして、操作部4は上面ケース3の長軸Lより前方側に設けられており、表示部5は上面ケース3の操作部4と長軸Lの間に設けられている。
【0018】
水処理部は、外部から原水が流入される給水部と、原水を浄化処理する浄水部6と、浄水部6で処理した水を電解処理する電解部7と、電解部7で処理した水を外部に流出する流出部10及び排出部と、を備えている。
【0019】
給水部は筒状の給水ホース8で主体が構成されており、給水ホース8は一端が本体1内部で浄水部6に接続されており、他端側が下部ケースの側方から外部に突出すると共に、他端が外部の給水源に接続されている。そして、給水ホース8は給水源から原水が流入されることで、該原水を浄水部6に供給している。
【0020】
浄水部6は原水を濾過して浄化処理しており、濾過用の浄水カートリッジを内部に備えており、浄水カートリッジは、活性炭と、中空糸膜モジュールと、を濾過材として有している。そして、浄化部は濾過材内に原水を流通させることで、原水を濾過して浄化処理を行い、浄水(浄化された水)を生成している。更に、浄水部6は生成した浄水を電解部7に供給している。
【0021】
なお、浄水カートリッジは活性炭と中空糸膜モジュールの一方を備えたものであってもよく、濾過材は原水を濾過して浄化処理可能なものであれば、活性炭や中空糸膜モジュールに限らない。
【0022】
電解部7は、浄水が流入される電解槽と、電解槽内に配置され対をなす極性に帯電する二枚の電極板と、電解槽と流出部10を連通させる第1連通部と、電解部7と排出部を連通させる第2連通部と、を備えている。電解部7は、帯電した一対の電極板によって、電解槽内の浄水から、アルカリ性イオン水と、酸性イオン水と生成している。
【0023】
そして、電解部7は、第1連通部から一方のイオン水(例えば、アルカリ性イオン水)を流出部10に流入し、第2連通部から他方のイオン水(例えば、酸性イオン水)を排出部に流入している。なお、流出部10と排出部に流入されるイオン水は、相互に切換自在であってもよい。
【0024】
排出部は排水ホース9で主体が構成されており、排水ホース9は一端が本体1内部で第2連通部に接続されており、他端側が下部ケースの側方から突出すると共に、他端から外部の排水口やシンク等にイオン水を排出している。
【0025】
流出部10は上下方向Vに軸心を有した円筒状の筒部11で主体が構成されており、筒部11は楕円の中心より長軸Lの一端側に偏って位置している。そして、筒部11は第1端部が第1連通部に接続され、第2端部が上面ケース3を介して上方に開口しており、該開口が、イオン水を本体1外に流出させる流出口12となっている。更に、該流出部10は、第2端部が接続部13を介して吐出管30の第1端部32に接続されている。
【0026】
接続部13は、図1に示すように、L字状の屈曲した円筒状の接続部材14と、接続部材14を本体1に回転自在で支持する回動部と、回動部の回転範囲を規定する規定部と、を備えている。該接続部材14は、図4に示すように、筒部11と略同心で軸心を有しL字の一辺側である第1円筒部15と、第1円筒部15の軸心に略直交して軸心を有しL字の他の一辺側である第2円筒部17と、を備えている。
【0027】
第1円筒部15は軸心が第2円筒部17の軸心と略直交している。そして、第1円筒部15は端部16が筒部11より小径状となっており、端部16を筒部11内周側に配置して、接続部材14と流出部10が接続されている。更に、第2円筒部17は端部18が吐出管30の第1端部32より大径となっており、端部18の内周側に吐出管30の第1端部32を配置して、接続部材14と吐出管30が接続されている。
【0028】
なお、図5に示すように、第1円筒部15の端部16の外周面と筒部11の内周面の間と、第2円筒部17の端部18の内周面と吐出管30の第1端部32の外周面の間には、夫々Oリング等のシール部材19が配置されて、シールされている。そして、第1円筒部15は流出部10より上方側の外周面に、抜け止めリング20を備えており、該抜け止めリング20は上面ケース3の内面に接触して、接続部材14の本体1からの抜け止めを行っている。
【0029】
以下、楕円の長軸Lの端部のうち、筒部11に近い側を長軸第1端とし、遠い側を長軸第2端とする。そして、接続部材14において、図2に示すように、第2円筒部17が第1円筒部15より前方側に位置すると共に、第2円筒部17の軸心を短軸と平行に配置した状態を、接続部材14の正面位置とする。
【0030】
また、接続部13は第1円筒部15の外周側に回動部及び規定部を有しており、回動部が接続部材14を本体1に対して回転自在でケースに支持し、規定部が回動部による接続部材14の回転の許容範囲(回転角度)を規定している。そのため、図6に示すように、回動部による接続部材14の回転に伴って、吐出管30が本体1に対して回動すると共に、規定部による接続部材14の回転角度の制限に伴って、吐出管30の回動範囲T1が規定されている。
【0031】
詳しくは、回動部が、上面ケース3から突出した円筒状の基台部21と、接続部材14に設けられ基台部21の上端に当接される円筒状の支持部22と、支持部22の内周に位置して回動をガイドする円筒状のガイド部23と、を備えている。
【0032】
基台部21と支持部22は略同径で且つ同心の円筒状となっており、基台部21が上端に環状の凹部を有し、支持部22が下端に環状の凸部を有しており、該凹部に凸部を嵌め込まれると共に、基台部21の上端に支持部22の下端が当接されている。そして、支持部22は基台部21に対して当接面を摺り動かしながら、第1円筒部15の軸心を中心に回転自在となっており、該回転時には第1円筒部15が支持部22と一体で回転する。
【0033】
ガイド部23は基台部21より小径で且つ流出部10と略同径の円筒状となっており、基台部21及び流出口12と略同心で上面ケース3から上方に突出して設けられている。そして、ガイド部23は内周面が第1円筒部15の外周面に流出部10より上方で当接されており、回動時や取水の圧力変化時や吐出管30の屈曲時等に、第1円筒部15の軸心が上下方向Vからずれる(傾く)ことを抑制している。
【0034】
このように、回動部は、接続部材14を第1円筒部15の軸心の軸周りに回転させており、図6に示すように、接続部材14の回転に伴って、第2円筒部17に接続された吐出管30が本体1に対して流出口12と同心円で回動する。以下、吐出管30の回動において、接続部材14の正面位置を基準に、正面位置から長軸第1端側へ向かう回動方向を時計回りとし、正面位置から長軸第2端側へ向かう回動方向を反時計回りとする。
【0035】
規定部は、図5に示すように、上方に突出してガイド部23の上端に設けられた円弧状の板状部材24と、第1円筒部15と支持部22の間に設けられ板状部材24と円弧の周方向に並ぶリブ25と、で構成されている。
【0036】
板状部材24は、図1に示すように、ガイド部23の円周のうち、後方側の半周上の一部に設けられており、ガイド部23と略同心の円弧形状となっている。そして、板状部材24は外径がガイド部23の外径と略同寸となっており、互いの外周面が上下方向Vに略面一で並んでいる。更に、板状部材24は内径がガイド部23より大径となっており、接続部材14の回転時に、板状部材24の内周面が第2円筒部17に接触しない構成となっている。
【0037】
リブ25は、図4に示すように、第1円筒部15の外周面と支持部22の内周面の間に設けられると共に、第1円筒部15の外周面から第1円筒部15の径方向に沿って第2円筒部17側に突出している。そして、リブ25は、正面位置を基準に、長軸Lと略平行に並ぶ位置で板状部材24に当接されるものとなっている。
【0038】
また、リブ25の突出方向は、接続部材14を正面位置に配置した際に、第2円筒部17の軸心から長軸第2端側にずれて位置している。そのため、規定部は、図6に示すように、正面位置を基準に、時計回りの回動における許容範囲T2(回動角度)が、反時計回りの回動における許容範囲T3(回動角度)に比べて、リブ25をずらした分だけ広く(大きく)なっている。
【0039】
そして、各許容範囲T2,T3の後端であるリブ25が板状部材24に接触する回動範囲T1の両端において、夫々第1円筒部15が操作部4や表示部5より後方に位置するものとなっている。
【0040】
このように、接続部13に規定部を備えたことで、吐出管30を本体1外面に接触させなくても回動範囲T1を規定することができて、吐出管30を本体1に接触させて回動を停止させるものに比べて、本体1の劣化を抑えることができる。そのため、吐出管30と本体1の接触に伴う外観品質の低下を抑制することができる。
【0041】
更に、利用者等が不意に吐出管30と接触する等で吐出管30が予期せず回動した際にも、規定部が回動を停止させるため、吐出管30を本体1に接触させて回動を停止するものと違い、吐出管30が本体1に衝突し難くすることができる。
【0042】
また、規定部を板状部材24とリブ25で構成したことで、板状部材24の円弧の中心角やリブ25の位置を変更することで、吐出管30の回動範囲T1を容易に変更することができる。そして、接続部13が規定部を備えるため、接続部材14等の接続部13の構成部材を交換することで、容易に規定部による回動範囲T1を調整することができる。
【0043】
更に、接続部13が回動部と規定部を備えるため、回動の繰り返し等に伴う回動部や規定部の経年劣化時等に、接続部13の構成部材の交換等で、容易に経年劣化の解消等のメンテナンスを行うことができる。そして、回動部で規定部の外周を覆ったことで、板状部材24とリブ25の周方向の間等の規定部の隙間が外部に露出せずにすみ、該隙間への異物の浸入を抑制することができる。そのため、接続部13の清掃を容易に行うことができると共に、異物の浸入や付着に伴う回動範囲(規定位置)の変動や規定部の破損等を生じ難くすることができる。
【0044】
また、前方に向かって下がる傾斜面2を上面に備えると共に、操作部4及び表示部5を傾斜面2の前方側に設けたことで、水平面に操作部4等を設けたものに比べて、水処理装置の前方側に位置する利用者が操作部4や表示部5を視認し易いものとなっている。
【0045】
そして、回動範囲T1の両端が操作部4及び表示部5より後方に位置するため、操作に慣れていない利用初期やメンテナンス時等に、吐出管30や接続部13を操作部4や表示部5の上方及び前方から退かせることができる。そのため、利用初期やメンテナンス時等に、吐出管30や接続部13が表示部5や操作部4を視認を妨げ難くなり、利用者が操作部4の操作や表示部5の表示内容の確認を容易に行うことができる。
【0046】
また、図7に示すように、第1円筒部15の内周面を筒部11の外周面に当接して、流出部10と接続部材14を接続すると共に、規定部のリブ25を上面ケース3に設け、板状部材24を接続部材14に設けてもよい。
【0047】
なお、リブ25と板状部材24の構成を明確にするために、図7中ではリブ25を正面位置(前方側)に設けているが、本例におけるリブ25の実際の位置は円周の後方側の半周上となっている。そのため、規定部は、図5等に示した前述の例と略同様に、吐出管30を図6に示すような回動範囲T1に規定して、回動時の吐出管30と本体1の干渉を抑制している。
【0048】
もちろん、接続部材14にリブ25を設け上面ケース3に板状部材24を設けた規定部を、第1円筒部15の内周面を筒部11の外周面に当接して接続したものに、備えてもよい。更に、上面ケース3にリブ25を設けて接続部材14に板状部材24を設けた規定部を、第1円筒部15の外周面を筒部11の内周面に当接して接続したものに、備えてもよい。
【0049】
また、吐出管30の第1端部32をL字状に屈曲させて接続部材14を兼ねる等の、吐出管30と接続部材14を一体に形成したものであってもよい。そして、吐出管30は屈曲自在な管材で構成したものに限らず、第2円筒部17の軸心に沿って真直ぐな管状(直管状)で吐出口33を下方に向けて開口させたものであってもよい。
【0050】
更に、規定部は、リブ25を複数設けて、接続部材14の回転方向によって異なるリブ25が板状部材24に接触して、回動範囲T1を規定するものであってもよい。
【0051】
なお、水処理装置は、イオン水を吐出するものに限らず、浄水を吐出するものや、イオン水と浄水を選択的に吐出可能なもの等の、少なくとも浄化部での浄化処理後の水(浄水)を吐出可能なものであればよい。
【符号の説明】
【0052】
1 本体
6 浄水部
10 流出部
12 流出口
13 接続部
14 接続部材
30 吐出管
T1 回動範囲

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から供給された水を浄化処理する本体と、前記本体で浄化した水を外部に吐出する吐出管と、前記吐出管と前記本体を接続する接続部と、を備え、
前記本体が、外殻を形成するケースと、前記ケース内に設けられ前記浄化処理を行う浄水部と、前記ケースに設けられ前記浄水部で浄化した水を前記接続部に流出する流出部と、を有し、
前記流出部が円形状の流出口を備え、
前記接続部が、前記流出口と前記吐出管を接続する接続部材と、前記流出口と同心円上に前記吐出管を前記本体に対して回動させる回動部と、前記回動部による前記吐出管の回動範囲を規定する規定部と、を備えたものであることを特徴とする水処理装置。
【請求項2】
前記規定部が、前記回動部の回動中心と同心の仮想円上に位置する板状部材と、前記板状部材と前記仮想円上で並ぶリブと、を有し、
前記板状部材を前記接続部材と前記本体の一方に設け、前記リブを前記接続部材と前記本体の他方に設けたものであることを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
【請求項3】
前記ケースが前記回動部の回動軸方向に対して傾いた傾斜面を有し、該傾斜面に前記流出部を設けたものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−143682(P2012−143682A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−2340(P2011−2340)
【出願日】平成23年1月7日(2011.1.7)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】