説明

水圧転写画像形成フィルムおよび画像形成方法

【課題】凹凸のある立体面や曲面を有する成形体の表面に画像や色を有する層を形成するのに好適で、特にインクジェット印刷などにより形成した画像を形成しうる水圧転写フィルムおよび水圧転写システムを実現する。
【解決手段】ポリビニルアルコール系重合体フィルム基材上に、ケン化度が80〜90モル%であるポリビニルアルコール系重合体とシリカ粒子による画像層を有し、該画像形成層にインクジェット法などにより画像を形成し、分子量200から2000のアクリル重合体による定着層を有し、該定着層を40から60%溶解する結合材を有するオンデマンド水圧転写フィルムおよび水圧転写システムにより上記課題は解決される。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、射出成形部材などの様々なプラスチック成形品などの装飾を目的とするものであって、射出成形品などの部材の表面に画像もしくは色を有する層を薄膜状に形成して、該射出成形品等の部材に装飾を付与する技術に係るものであるり、および該装飾を作製する装飾作製方法に係るものである。本発明は、該装飾に係るものであり、様々な印刷技術などを使用して画像形成を行い、該画像を水圧転写により転写して形成することを特徴とするものである。特に、画像形成技術としてインクジェット技術を活用するならば、インクジェット印刷を用いてオンデマンド形成した画像を装飾等として転写形成することができる。本水圧転写画像形成技術およびシステムは、広範囲な加飾および装飾画像形成に適用できる。
【背景技術】
【0002】
水圧転写技術は、印刷等の画像形成技術を用いて大量生産した画像フィルムを、水圧を用いて均一な圧力で様々な成形品などの部材に転写する技術である。水圧転写処理の多くは、水溶性の基材フィルムにグラビア印刷技術などの印刷技術を用いて、各種の画像を形成し、この形成画像を水圧転写により各種の部材表面に転写形成するものである。
【0003】
水圧転写処理は多くのプラスチック成形品に適用されている。例えば、車のダッシュボードやインパネ類やコンソールボックス類など、バイクの各種メーターインパネ類など枠成形部材などの加飾に使用されている。
【0004】
従来、水圧転写用シートの製造には、オフセット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷またはグラビア印刷等によって水圧転写用フィルムに画像を形成する方法が用いられている。例えば特許文献1には、水圧転写用フィルムを画像形成面を上にして水面に浮かべた後、被転写体である各種の成形体をその上方から押し入れることで、水圧を利用して被転写体の表面に印刷層を転写するという方法が記載されている。この方法は、少量多品種生産の要求に応じた小ロットでの生産に適しているとは考えられない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭54−33115号公報
【0006】
近年、多くの製品において基本的機能のみならずたくさんの加飾性が求められている。その大きな理由の一つは、製品などの固有特性や性能による差別化が難しくなっている状況がある。固有の性能が均一化している近年では、装飾や外観デザインなどの加飾性に重要な価値を求めているのである。
【0007】
様々な製品類について、産業技術の究極であった大量生産技術が高度に発達した結果、類似の製品類が大量に供給されるようになった。いろいろな製品の供給にボトルネックが存在するのであるならば、供給に比較して大きな需要が期待されるため、生産しただけ販売されてきた。しかし、供給能力が大きく発展した結果、生産しただけ販売される状況は大きく変化し、販売される量に対して必要なだけ生産される状況に至った。このような環境において、個別の企業体の販売を増大するためには、他社製品に対して差別化を進展させる必要がある。
【0008】
各種の製品について、その差別化を行うためには、機能の高度化や価格などが考えられる。しかしながら、機能の高度化は急速にコモデティ化により困難であり、価格はグローバル化により困難である。異なる差別化として、個人に対するカスタマイズがある。すなわち、個人の経験や好みに合わせて各個別にカスタマイズを行うのである。このような究極のカスタマイズに、個人の要望によるオンデマンド生産が考えられる。少ロット生産に対応した水圧転写フィルムに係る発明として、特許文献2および特許文献3がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献2】特開2004−018776号公報
【特許文献3】特開2010−023519号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
プラスチック部材などの立体的な部材について、表面の着色、画像形成、デザイン形成、ロゴの形成などの加飾を行う技術として、水圧転写がある。従来の水圧転写は、印刷技術によりフィルム状に形成した画像やデザインや色調などを転写することにより得ていた。よって、同一のデザインが柄や色調であれば大量に形成することが可能であり、工業的生産に適した技術であった。
【0011】
近年の製品の個性化、個人カスタマイズ化、少量生産化の要望に対して、水圧転写技術では、対応することが難しい現状にあった。
【0012】
水圧転写用のフィルムは、多くの場合グラビア印刷により生産されており、その印刷用の版を作成するために多くの費用が必要であった。また、印刷におけるロットはかなり大きな規模であり、少ロット生産を行うにあたっては極めてコストの大きなものとならざるを得なかった。
【0013】
本発明は、以上の状況に鑑みて実施されたものであり、きわめて少ロット、究極は1品物あたりの生産を可能とする、完全オンデマンド水圧転写システム、および該水圧転写システムに用いる水圧転写用フィルムを提供するものである。本発明は、完全オンデマンド水圧転写システムを提供するものであり、該システムに用いられる水圧転写用画像形成フィルムを提供するものである。
【0014】
本発明におけるオンデマンド水圧転写用フィルムおよびオンデマンド水圧転写システムは、本発明による水圧転写フィルムと定着層および結合材を用いてなるシステムであって、オンデマンド画像形成フィルムを用いて水圧転写による画像形成を可能とするものである。
【0015】
本発明におけるオンデマンド水圧転写画像形成システムを構成する水圧転写フィルムは、水溶性のフィルム基材の上に画像形成層を構成し、該画像形成層にインクジェット印刷などの印刷技術により画像を形成することが可能となる。本画像形成層い形成された画像を定着させる定着層および該画像形成層を転写させ基材と結合させる結合材による水圧転写システムを構築したことが本件発明の特徴である。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、以上の目的を達成するためになされたものであり、オンデマンド水圧転写フィルム、該フィルムを構成する画像形成層および画像定着層および該画像を転写するための結合材により構成されるオンデマンド水圧転写システムを提供するものである。
【0017】
請求項1に記載される発明は、本件発明の基本的構成要素である水圧転写フィルムの構成を示すものであり、フィルム状水溶性基材の表面部に非水溶性画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した、水圧転写画像付加技術に用いる水圧転写フィルムに係るものである。
【0018】
請求項2に記載される発明は、フィルム状水溶性基材の表面部に非水溶性画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した水圧転写画像付加技術に用いる水圧転写フィルムであって、該画像形成技術がインクジェット印刷技術、グラビア印刷技術、オフセット印刷技術などの印刷技術であることを特徴とする水圧転写フィルムに係るものである。
【0019】
請求項3に記載されている発明は、フィルム状水溶性基材の表面部に非水溶性画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した、水圧転写画像付加技術に用いる水圧転写フィルムであって、画像定着層がアクリルを主としたポリマー組成物であって該ポリマーの分子量が300から3000の範囲にあることを特徴とする水圧転写フィルムを提供するものである。
【0020】
請求項4に記載される発明は、フィルム状水溶性基材の表面部に非水溶性画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した水圧転写フィルムであって、該定着層を20から60%、好ましくは30から50%溶解させることを特徴とする密着特性を向上させる結合材を提供するものである。
【0021】
請求項5に記載される発明は、フィルム状水溶性基材の表面部に非水溶性画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した水圧転写フィルムを使用した水圧転写画像形成システムを提供するものである。
【0022】
請求項6に記載される発明は、フィルム状水溶性基材の表面部に非水溶性画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した水圧転写フィルムを使用した水圧転写画像形成システムおよび画像形成技術を提供するものである。
【0023】
請求項6に記載される発明は、フィルム状水溶性基材の表面部に非水溶性画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した水圧転写フィルムを使用した水圧転写画像形成システムであって、該水圧転写フィルムの画像形成が、インクジェット印刷技術などのオンデマンド画像形成技術であることを特徴とする水圧転写画像形成システムを提供するものであって、オンデマンドに水圧転写を可能とする該画像形成システムおよび画像形成技術を提供するものである。
【0024】
本発明を活用することにより、完全にオンデマンドにて水圧転写による画像形成を可能とする水圧転写フィルムおよび該水圧転写フィルムを使用するオンデマンド水圧転写システムを提供するものである。本発明により、従来であれば提供困難であった少ロットの水圧転写画像形成が可能となる。また、本発明を使用することにより、究極のオンデマンド水圧転写である1品物に対する個別の画像形成および水圧転写が可能となる水圧転写フィルムおよびオンデマンド水圧転写システムを提供することが可能となる。
【発明の効果】
【0025】
本発明により、極めて少ロットの水圧転写フィルムおよび該水圧転写フィルムを使用したオンデマンド水圧転写システムを提供することが可能となる。本発明により可能となるオンデマンド水圧転写フィルムおよび水圧転写システムは、究極のオンデマンドである1品物に対する個別の画像転写形成が可能となる。
【0026】
本発明により、例えばモバイルフォンのような写真撮影機能を持つ通信機器を活用して、該撮影装置を用いて撮影した画像を通信機能を活用して送信し、本発明によるオンデマンド水圧転写システムを用いてモバイルフォンケースに画像形成するようなシステムを構築することができる。本発明による該オンデマンド画像形成システムは、個人的な記録である写真を直接例えばモバイルフォンケースに形成するものであり、極めて少量生産に相当するものである。本発明により可能となるオンデマンド水圧転写フィルムおよび水圧転写システムは、究極のオンデマンドである1品物に対する個別の画像転写形成が可能となる。
【0027】
本発明によるオンデマンド水圧転写フィルムおよび水圧転写システムは、例えば工業生産のデザイン試作やサンプル試作などの極少量の生産試作において極めて有効に活用することができる。すなわち、本発明によるオンデマンド水圧転写システムによって、初期のデザイン試作を行い、最適のデザインおよび画像を選択決定した後に該画像形成の原稿を活用してグラビア印刷もしくはオフセット印刷などの印刷技術を活用して大量生産用の水圧転写フィルムもしくはインサート成形加工用の画像形成フィルムもしくはインモールド成形用の画像形成フィルムなどをタイムラグ無しに製造することが可能となる。
【0028】
本発明によるオンデマンド水圧転写フィルムおよび水圧転写システムは、例えばデジタル撮影した画像をその場で水圧転写フィルムとして加工し、タイムラグ無しに工業生産のデザイン試作やサンプル試作などの極少量の生産試作用として製造可能とするものであり、究極のオンデマンド水圧転写画像形成システムである。
【0029】
本発明によるオンデマンド水圧転写フィルムおよび水圧転写システムは、例えばデザイナーの固有デザインを加飾した製品を極少量製造することを可能とし、究極のカスタマイズである1品物に固有の画像形成による加飾を可能とする水圧転写システムを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例1】
【0030】
以下、本発明の最良の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る実施例を示すものであり、オンデマンド水圧転写フィルム100の層構成を示す図である。オンデマンド水圧転写フィルム100は、水溶性基材110に積層させて画像形成層120を形成し、本画像形成層にインクジェット印刷、グラビア印刷、オフセット印刷などによりインキ130を用いて画像を形成し、該画像を保護する定着層140を形成する。
【0031】
図1に示すオンデマンド水圧転写100を水面に浮かべた状態に保持し、水溶性基材110が溶解した状態に保持し、定着層140を活性化するために結合材150を導入する。結合材を使用した状態200を図2に示す。本発明によるオンデマンド水圧転写フィルムは、図2に示す状態でプラスチック部材等に転写可能である。
【0032】
本実施例1において、水溶性基材110としてポリビニルアルコールフィルムを使用し、画像形成層120としてケン化度80から90%のポリビニルアルコールに30重量%のシリカ微細粉末を混入したものを使用し、インキ130としてインクジェットプリンタインキ(顔料インキ、エプソン社製)を使用し、定着層140として分子量約2000アクリルポリマー溶液を使用し、結合材150としてケトン系溶剤と水の混合溶液を使用した。本実施例において使用した資材は、本実施例を最適に実施するために選択したものであり本発明を適切に実施するための条件を制限するものではない。よって、本実施例以外の資材により構成されたものであっても、本発明を制限するものではない。
【実施例2】
【0033】
以下、この発明の異なる最良の実施の形態を詳細に説明する。図3は本発明の一実施形態に係わる実施例を示すものであり、図1に示したオンデマンド水圧転写フィルムにより形成した転写画像の一例を示すものである。
【0034】
図2に示すように水に浮かべたオンデマンド水圧転写フィルム200は、図3に示すように被転写基材160に対して転写形成され、インキ130とそれを支える定着層140により形成される。図3に示した転写300は、本発明による最良の実施形態の一実施例であって、形成された画像などに限られるものではない。オンデマンド水圧転写により形成される画像は、インクジェットインキによるデジタル画像に制限されるものではない。極めて高精細なグラビアインキにより形成される画像やオフセット印刷による形成画像などでもよく、印刷方法に制限されるものではない。
【0035】
本実施例は、枚葉印刷により形成したオンデマンド水圧転写形成画像であるが、印刷媒体の種類により制限されるものではない。連続印刷により形成した画像であっても何ら問題無く本発明を使用することができる。
【産業上の利用の可能性】
【0036】
本発明は、インクジェット印刷等を使用したオンデマンド水圧転写フィルムを特徴とするものであって、該フィルムを使用したオンデマンド水圧転写システムを特徴とする。本発明は、オンデマンドおよび極少ロット水圧転写フィルムおよび該フィルムを使用したオンデマンド水圧転写システムを提供する。本発明によって、従来の水圧転写フィルムおよび水圧転写技術において課題とされてきた水圧転写フィルムの量産における課題を解決し、要望に沿った1品物から量産までのあらゆる量に対応可能である水圧転写フィルムおよび該フィルムを使用した水圧転写システムを提供可能とする。本発明により、任意の量の水圧転写フィルムを提供することが可能となり、産業技術として極めて大量の汎用品における量産から、1品物に対する個別画像形成加飾にまでのあらゆる量に対する水圧転写フィルムを産業的に提供可能となる。従来の課題として、試作品に適用するような極少量の水圧転写などの産業的利用が極めて困難であり、コスト的な制限から実用に供されることが難しかった産業利用が可能となる。本発明は、水圧転写技術およびシステムに係るきわめて広い産業分野において広く利用することが可能である。また、従来適用困難であった極少量もしくは個別のカスタマイズなどの産業的利用において広く使用されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態に係るオンデマンド水圧転写フィルムの構成を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る転写時のオンデマンド水圧転写フィルムの構成を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施例に係る転写されたオンデマンド水圧転写フィルムの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
【0038】
100 オンデマンド水圧転写フィルム
110 基材
120 画像形成層
130 インキ
140 定着材
200 転写時のオンデマンド水圧転写フィルム
150 結合材
300 転写されたオンデマンド水圧転写フィルム
160 被転写基材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルム状水溶性基材の表面部に画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した、水圧転写画像付加技術に用いる水圧転写フィルム。
【請求項2】
フィルム状水溶性基材の表面部に画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した水圧転写画像付加技術に用いる水圧転写フィルムであって、該画像形成技術がインクジェット印刷技術、グラビア印刷技術、オフセット印刷技術などの印刷技術であることを特徴とする水圧転写フィルム。
【請求項3】
フィルム状水溶性基材の表面部に非水溶性画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した、水圧転写画像付加技術に用いる水圧転写フィルムであって、画像定着層がアクリルを主としたポリマー組成物であって該ポリマーの分子量が300から3000,好ましくは300から1000の範囲にあることを特徴とする水圧転写フィルム。
【請求項4】
フィルム状水溶性基材の表面部に画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した水圧転写フィルムであって、該定着層を20から60%、好ましくは30から50%溶解させることを特徴とする密着特性を向上させる結合材。
【請求項5】
フィルム状水溶性基材の表面部に画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した水圧転写フィルムを使用した水圧転写画像形成システムであって、少なくとも請求項1から請求項4に示した資材を構成要素として含む水圧転写画像形成システム。
【請求項6】
フィルム状水溶性基材の表面部に画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した水圧転写フィルムを使用した水圧転写画像形成システムであって、請求項2から請求項4に示した構成要素を含む水圧転写画像形成システムおよび該画像形成システムを用いた画像形成技術。
【請求項7】
フィルム状水溶性基材の表面部に画像形成材料により画像形成層を形成し、該画像形成層に画像を形成し、さらに該画像形成層に積層状態にて定着層を付加的に形成した水圧転写フィルムを使用した水圧転写画像形成システムであって、該水圧転写フィルムの画像形成が、インクジェット印刷技術などのオンデマンド画像形成技術であることを特徴とする水圧転写画像形成システムであって、請求項3および請求項4の構成要素を含もことを特徴とする水圧転写画像形成システムおよび該画像形成システムを用いた画像形成技術。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−245779(P2012−245779A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−130664(P2011−130664)
【出願日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(511142822)
【出願人】(511142833)
【Fターム(参考)】