説明

水素分離膜燃料電池の製造方法

【課題】水素分離膜電池において電解質膜が破損する可能性を低減する。
【解決手段】水素を選択的に透過する水素分離膜をアノード電極に備えた燃料電池(水素分離膜電池)の製造方法において、水素分離膜12fに電解質膜10を成膜した後に、電解質膜10の曲率を変化させることによって電解質膜10の内部に圧縮応力を発生させる。すると、電解質膜10を構成する結晶の収縮や水素分離膜12fとの膨張率の差により生じていた電解質膜10に働く引張応力が低減され、電解質膜10の、クラックの発生や水素分離膜12fからの剥離などといった破損の可能性が低減する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、水素分離膜電池の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
燃料電池には、水素を選択的に透過する水素分離膜をアノード電極層側に配置することによって、水素含有ガスから水素のみを電解質に供給する水素分離膜電池がある。そのような水素分離膜電池の製造方法においては、電解質膜を水素分離膜基材の表面に成膜して形成する方法が知られている(特許文献1等)。
【0003】
【特許文献1】特開2006−12467
【0004】
一般に電解質膜は高温で成膜されるため、電解質膜の成膜後に低温状態に置かれるなどした場合、電解質膜内部にはその結晶の収縮による内部応力(引張応力)が発生する場合がある。加えて、一般に水素分離膜基材の方が電解質膜よりも熱膨張率が大きい場合が多く、燃料電池の使用時に、水素分離膜が水素の移動方向と直交する方向に膨張する(いわゆる「水素伸び」)ことが知られている。従って、水素分離膜に成膜された電解質膜は、燃料電池として使用されている際に、水素分離膜基材との界面において引張応力が発生する傾向にある。
【0005】
そうした内部応力が電解質膜の強度や水素分離膜との接合強度を超えて大きくなると、電解質膜にクラックが発生して電極間に短絡が発生したり、水素分離膜から電解質膜が剥離するなど、電解質膜が破損する可能性がある。しかし、これまでそうした問題に対して充分な工夫がなされていないのが実情であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、水素分離膜電池において電解質膜が破損する可能性を低減する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、燃料電池の製造方法であって、(a)水素を透過する水素分離膜を準備する工程と、(b)前記水素分離膜に電解質膜を成膜した水素分離膜/電解質膜接合体を形成する工程と、(c)前記電解質膜に圧縮応力が発生するように前記水素分離膜/電解質膜接合体の膜面の曲率を変化させた状態で燃料電池に組み付ける工程とを備える。
【0008】
この方法によれば、電解質膜に内部応力(引張応力)が発生したとしても、工程(c)において発生させた圧縮応力によって前記引張応力を吸収・低減することができ、前記引張応力が大きくなることによって電解質膜が破損する可能性を低減できる。
【0009】
前記工程(a)は、前記水素分離膜に前記水素分離膜を支持するための支持部材を設ける工程を含むものとしても良い。
【0010】
この方法によれば、支持部材によって水素分離膜の強度が向上し、後の変形・加工などの工程を容易かつ確実に行うことができる。
【0011】
前記工程(c)は、前記水素分離膜/電解質膜接合体を前記電解質膜の成膜された面が凹面となるように湾曲させる工程を含む湾曲させる工程を含むものとしても良い。
【0012】
この方法によれば、電解質膜に凹面にそった圧縮応力を発生させることができ、対向する電解質膜の引張応力を低減し、電解質膜の破損の可能性が低減する。
【0013】
前記工程(c)は、前記水素分離膜/電解質膜接合体の成膜された面を凸面から平坦な平面にする工程を含むものとしても良い。
【0014】
この方法によれば、電解質膜が成膜される面が凸面となるように水素分離膜を湾曲させた後に水素分離膜に電解質膜を成膜した場合に、工程(c)において電解質膜に圧縮応力を発生させることができる。従って、電解質膜の引張応力による電解質膜の破損の可能性を低減できる。
【0015】
前記電解質膜は、前記水素分離膜の表面から柱状に成長した柱状結晶を含むものとしても良い。
【0016】
この方法によれば、柱状結晶の結晶構造により、電解質膜の結晶に働く応力の方向を柱状結晶の長手方向に対して直交する方向に働く傾向にできる。従って、さらに応力を低減することができ、電解質膜の破損の可能性を低減できる。
【0017】
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、水素分離膜電池、その水素分離膜電池を備えた燃料電池システム、その燃料電池システムを搭載した車両等の形態で実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.水素分離膜電池の全体構成:
B.第1実施例:
C.第2実施例:
D.第3実施例:
E.第4実施例:
F.変形例:
【0019】
A.水素分離膜電池の全体構成:
図1は、水素分離膜電池の概要を説明するための断面概略図である。水素分離膜電池100の単セルは、膜電極接合体13と、これを挟持するセパレータ14、15とを備えている。膜電極接合体13は、電解質膜10と、これを挟持するカソード電極層11及び水素分離型アノード電極層12を備えている。通常は、この単セルを積層した水素分離膜電池スタックが構成される。
【0020】
電解質膜10は湿潤状態で良好なプロトン伝導性を示す薄膜である。電解質膜10の材料としては、例えば、「BaCeO3」や「SrCeO3」系のセラミックスプロトン伝導体を用いることができる。
【0021】
カソード電極層11は、金属やセラミックス系の材料によって電解質膜10に成膜された層である。カソード電極層11の材料としては、例えばパラジウム(Pd)などが採用できる。また、カソード電極層11には白金(Pt)等を担持させた電極触媒層が設けられているものとしても良い。
【0022】
水素分離型アノード電極層12は、水素分離膜12fと支持部材12sとで構成される。水素分離膜12fは、例えばPdやPd合金によって形成される薄膜であり、水素を選択的に透過することができる。水素分離膜12fは、アノード電極としての機能も有している。支持部材12sは、供給された水素含有ガスが通過する複数の貫通孔12hが設けられた板形状であり、例えばステンレス鋼(SUS)によって形成することができる。
【0023】
カソードセパレータ14は、カソード電極層11に接するように配置されている。カソードセパレータ14のカソード電極層11側の面には酸素含有ガスをカソード電極層11に供給するための複数の溝(カソードガス流路CP)が設けられている。アノードセパレータ15は、水素分離型アノード電極層12の支持部材12sに接するように配置されている。アノードセパレータ15の支持部材12s側の面には水素含有ガスを水素分離膜12fに供給するための複数の溝(アノードガス流路AP)が設けられている。
【0024】
2つのセパレータ14、15は、水素分離膜電池100において水素と酸素の電気化学反応によって発生した電気を集電する機能がある。2つのセパレータ14、15は、カーボンや金属などの導電性材料で形成することができる。
【0025】
B.第1実施例:
図2(A)、(B)および図3(A)、(B)は、本発明の第1実施例として水素分離膜電池に用いられる膜電極接合体の製造工程を示す説明図である。なお、水素分離膜電池の構成や材料は、上述した水素分離膜電池100とほぼ同様であり、相違点については以下に適宜説明を付すものとする。
【0026】
図2(A)は、水素分離型アノード電極層12を示す断面の概略図である。この工程では、まず水素分離膜12fを準備する。水素分離膜12fの一方の面には、複数の貫通孔12hが設けられた支持部材12sが配置される。なお、水素分離膜12fは、支持部材12sが設けられない自立膜としても良い。あるいは、図2(A)の工程以降のいずれかの工程で支持部材12sが水素分離膜12fに設けられるものとしても良い。
【0027】
図2(B)の工程では、水素分離膜12fの支持部材12sと接していない外面に電解質膜10を成膜する。電解質膜10は、緻密な水素分離膜12f上に成膜されることによって薄膜化することが可能である。電解質膜10を薄膜化すると膜抵抗が低減するという利点がある。なお、水素分離膜12fに電解質膜10が形成された(カソード電極層が設けられていない)状態のものを「水素分離膜/電解質膜接合体20」と呼ぶ。
【0028】
成膜の方法としてはPLD(Pulsed Laser Deposition)法やスパッタ成膜などのドライコート法を採用することができる。電解質膜10は柱状結晶として形成することもできる。
【0029】
こうした成膜工程においては、電解質膜10および水素分離膜12fは非常に高温となる場合がある。例えば、PLD法でパラジウム(Pd)に成膜した場合では約600℃程度になる。従って、電解質膜10の成膜後に電解質膜および水素分離膜12fが低温状態に置かれた場合、電解質膜10はその結晶の収縮により内部応力(引張応力)T1が発生する傾向にある。
【0030】
また、一般に水素分離膜12fを構成する部材は、電解質膜10を構成する部材に比較して熱膨張率が大きな傾向にある。加えて、水素分離膜12fは、400℃から500℃に至る高温運転条件下において水素の透過に伴って水素の透過方向に直交する方向に膨張すること(水素伸び)が知られている。従って、電解質膜10は、水素分離膜12fとの接触界面において引張応力T2が発生する。
【0031】
従って、このまま水素分離膜電池を構成すると、上述した応力T1、T2が大きくなった場合に、電解質膜10にクラックが生じて電極層間に短絡が発生したり、電解質膜10と水素分離膜12fとの剥離が発生するおそれがある。そこで本実施例においては以下のような工程を設ける。
【0032】
図3(A)の工程では、水素分離膜/電解質膜接合体20にカソード電極層11を設けて膜電極接合体13とする。また、膜電極接合体13を挟持するための2つのセパレータ14a、15aを準備する。
【0033】
カソードセパレータ14aは、カソードガス流路CPの形成された面側が凸面となるように湾曲した円弧面を有する略瓦形状を形成している。アノードセパレータ15aは、アノードガス流路APが形成された面側が凹面となるようにカソードセパレータ14aと同程度に湾曲した円弧面を有する略瓦形状を形成している。
【0034】
図3(B)の工程では、2つのセパレータ14a、15aによって膜電極接合体13を挟持し、水素分離膜電池100aとして組み付ける。膜電極接合体13は、2つのセパレータ14a、15aによって水素分離膜12f側が凸面となり、カソード電極層11側が凹面となるように湾曲した略瓦形状となる。
【0035】
これによって、電解質膜10には、その湾曲した円弧面の中心に向かう圧縮応力Cが加わることになる(図3(B);矢印C)。従って、上述した電解質膜10の結晶の収縮による引張応力T1(図2(B))や、水素分離膜12fとの界面において生じる引張応力T2(図2(B))が、圧縮応力Cによって、吸収・低減されることになる。
【0036】
なお、電解質膜10が柱状結晶で構成されている場合は、結晶に対して働く応力は、柱状結晶の長手方向に対して直交する方向となる。従って、結晶レベルで応力が低減され、より顕著な応力低減効果を得ることができる。なお、電解質膜10は柱状結晶として形成されていなくとも良い。
【0037】
このように、第1実施例では、平坦な水素分離膜12f上に電解質膜10を成膜した後に、電解質膜10側が凹面となる状態で燃料電池に組み付けられる。従って、上述したように電解質膜10に働く応力が低減し、電解質膜10の破損の可能性が低減する。
【0038】
C.第2実施例:
図4(A)、(B)および図5(A)、(B)は、本発明の第2実施例として水素分離膜電池に用いられる膜電極接合体の製造工程を示す説明図である。図4(A)、(B)および図5(A)、(B)は、図4(A)に示す工程において水素分離型アノード電極層12aの形状が異なる点以外は、図2(A)、(B)および図3(A)、(B)とほぼ同じである。
【0039】
図4(A)の工程では、水素分離型アノード電極層12aを準備する(図4(A))。本実施例における水素分離型アノード電極層12aは、電解質膜10を形成する面側が凸面となるように湾曲した略瓦形状を有している。その曲率は、第1実施例における2つのセパレータ14a、15aと同程度としても良い。
【0040】
図4(B)の工程以降は、第1実施例と同様である。但し、上述したように水素分離型アノード電極層12aは湾曲しているので電解質膜10も湾曲して形成されている(図4(B);水素分離膜/電解質膜接合体20a)。当然、2つのセパレータ14a、15aに挟持される前の膜電極接合体13aも、カソード電極層11側に膨らむように湾曲した略瓦形状となる(図5(A))。
【0041】
図5(B)の工程では、膜電極接合体13aは、2つのセパレータ14a、15aに挟持されることによって、電解質膜10側が凹面となるように湾曲した略瓦形状に変形・加工される(図5(B))。
【0042】
この製造方法によって、水素分離膜電池100aの電解質膜10の内部に発生する圧縮応力C(図5(B);矢印C)は、第1実施例よりも大きくなり、さらに電解質膜10の破損の可能性を低減できる。
【0043】
D.第3実施例:
図6(A)〜(C)は、第3実施例の水素分離膜電池の製造方法を説明するための模式図である。
【0044】
図6(A)は、水素分離型アノード電極層12bを模式的に表した斜視図である。第2実施例では図4(A)の工程において水素分離型アノード電極層12aを略瓦形状として準備していたが、本実施例においては、電解質膜10を形成する面の中心部付近が最も隆起した略すり鉢形状として準備される。なお、図示されていないが、水素分離型アノード電極層12bの水素分離膜12fには支持部材12sが設けられているものとしても良い。
【0045】
図6(B)の工程では、水素分離膜12fの凸面に電解質膜10を成膜して水素分離膜/電解質膜接合体20bとする。次に、図6(C)の工程では、水素分離型アノード電極層12bを電解質膜10側が凹面となるように変形・加工する。
【0046】
変形させる方法としては、第1実施例および第2実施例と同様の方法を採用することができる。即ち、電解質膜10にカソード電極層(図示せず)を設けた後に、図6(A)の水素分離型アノード電極層12bとは反対側に隆起した略すり鉢形状の2つのセパレータを準備してそれらで挟持してやるものとしても良い。
【0047】
このような製造方法によれば、電解質膜10の内部に発生する圧縮応力は、略すり鉢形状の外縁から底部に向かう全方向に働く力となり、電解質膜10の内部に働く対向する引張応力を低減することができる。従って、第1実施例および第2実施例より電解質膜10の破損の可能性を低減することができる。
【0048】
E.第4実施例:
図7は、円筒形の水素分離膜電池に用いられる膜電極接合体13cを示す概略図である。膜電極接合体13cは、図3(A)及び図5(A)に示す膜電極接合体13、13aのいずれか一方を、図7に示すようにカソード電極層11が内側になるように円筒形状に加工することによって形成できる。なお、支持部材12sの図示は省略してある。
【0049】
膜電極接合体13cの電解質膜10においても、その内部に円筒形状の周方向に圧縮応力が発生することになり電解質膜10の破損の可能性を低減することができる。
【0050】
F.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0051】
F1.変形例1:
上記実施例において、膜電極接合体13を2つのセパレータ14a、15aによって挟持することによって変形・加工していたが、セパレータによって挟持する前に膜電極接合体13に押圧力を加えるなどして変形・加工させるものとしても良い。
【0052】
F2.変形例2:
上記実施例において、カソード電極層11を形成した後に膜電極接合体の曲率を変化させる加工(図3(B)、図5(B))を行っていたが、カソード電極層11を設ける前に水素分離膜/電解質膜接合体20、20aの曲率を変化させる工程を行っても良い。
【0053】
F3.変形例3:
第2実施例において、湾曲した2つのセパレータ14a、15aによって膜電極接合体13aを挟持していたが、通常の平坦な形状のセパレータ14、15によって挟持するものとしても良い(この場合、水素分離膜電池として組み付けた後の構成は図1と同様になる)。このような構成とすれば、湾曲していた膜電極接合体13aは、セパレータ14、15によって平面状に変形することになり、電解質膜10の内部に圧縮応力が発生する。従って、電解質膜の破損の可能性は低減する。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】水素分離膜電池の概略構成を示す断面図。
【図2】第1実施例における水素分離膜電池の製造工程を説明する図。
【図3】第1実施例における水素分離膜電池の製造工程を説明する図。
【図4】第2実施例における水素分離膜電池の製造工程を説明する図。
【図5】第2実施例における水素分離膜電池の製造工程を説明する図。
【図6】第3実施例における水素分離膜電池の製造工程を説明する模式図。
【図7】第4実施例における水素分離膜電池を示す概略図。
【符号の説明】
【0055】
10…電解質膜
11…カソード電極層
12、12a、12b…水素分離型アノード電極層
12f…水素分離膜
12h…貫通孔
12s…支持部材
13、13a、13c…膜電極接合体
14、14a…カソードセパレータ
15、15a…アノードセパレータ
20、20a、20b…水素分離膜/電解質膜接合体
100、100a…水素分離膜電池
AP…アノードガス流路
CP…カソードガス流路
C…圧縮応力
T1、T2…引張応力

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料電池の製造方法であって、
(a)水素を透過する水素分離膜を準備する工程と、
(b)前記水素分離膜に電解質膜を成膜した水素分離膜/電解質膜接合体を形成する工程と、
(c)前記電解質膜に圧縮応力が発生するように前記水素分離膜/電解質膜接合体の膜面の曲率を変化させた状態で燃料電池に組み付ける工程と、
を備える燃料電池の製造方法。
【請求項2】
請求項1記載の燃料電池の製造方法であって、
前記工程(a)は、前記水素分離膜に前記水素分離膜を支持するための支持部材を設ける工程を含む、燃料電池の製造方法。
【請求項3】
請求項1または請求項2記載の燃料電池の製造方法であって、
前記工程(c)は、前記水素分離膜/電解質膜接合体を前記電解質膜の成膜された面が凹面となるように湾曲させる工程を含む、燃料電池の製造方法。
【請求項4】
請求項1または請求項2記載の燃料電池の製造方法であって、
前記工程(c)は、前記水素分離膜/電解質膜接合体の成膜された面を凸面から平坦な平面にする工程を含む、燃料電池の製造方法。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の燃料電池の製造方法であって、
前記電解質膜は、前記水素分離膜の表面から柱状に成長した柱状結晶を含む、燃料電池の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−34229(P2008−34229A)
【公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−206174(P2006−206174)
【出願日】平成18年7月28日(2006.7.28)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】