汁が落ちない焼網
【課題】加熱部に落ちる肉汁を殆ど取り除き、ＣＯ２の削減や油煙が減ることで室内の空調も削減でき、肉や魚を美味しく快適な環境で食することができる。
【解決手段】中央が高く周囲に向かって傾斜をつけた板に無数の突起状の孔２を設け、焼き物から出る汁を下の加熱体に落さないで孔２の周囲を流れ板の周囲に設けた液溜め用の溝３に流れる構造とし、焼物から出る汁は孔２の無い部分つまり突起の谷の部分に落ち、突起状の孔２から汁が落ちることは無い、必要に応じて汁を抜く口４や、網１の支持に脚５を取り付けて使用する、電源が不要で手軽に使用でき経済的である。
【解決手段】中央が高く周囲に向かって傾斜をつけた板に無数の突起状の孔２を設け、焼き物から出る汁を下の加熱体に落さないで孔２の周囲を流れ板の周囲に設けた液溜め用の溝３に流れる構造とし、焼物から出る汁は孔２の無い部分つまり突起の谷の部分に落ち、突起状の孔２から汁が落ちることは無い、必要に応じて汁を抜く口４や、網１の支持に脚５を取り付けて使用する、電源が不要で手軽に使用でき経済的である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は国内一般に使用されている肉や魚、野菜、などを焼き、食する時に使用する網である。
【０００２】
従来の焼き網は単純に針金で格子状に編んだものが多く、肉や魚を焼いた時に肉や魚から出た油分交じりの汁が下の加熱部に落下し、汁から出た油分が燃え、煙や一酸化炭素などが室内に充満し特に加熱に炭火を用いた場合に落下した油が燃え、焼き物が煤臭く炭火から発生する遠赤外線の効果である旨味が損なわれ、又大量の油煙が発生し快適に食することができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
上記記載の油煙の出る原因は焼き物が温度上昇に伴い焼き物内部の油分が落下し過熱体に触れ発煙することが殆どである、この油分を如何にして落下させないで取り除くことができるかが課題であり実験と研究を進めた。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
実験に取り入れた方法は鉄板に５ｍｍ程の孔を約１ｃｍ間隔に千鳥状に開け、その各孔を下から上に押し出し突起状の孔にし、板の周りには焼き物から出る汁が溜まるように溝を設け中心部から周辺に高低差をつけたもので実験した、約３センチ立方の肉の脂身を数個網にのせ炭火で焼く、予想通り肉汁は網の孔から下の加熱部には落ちず山の底部つまり孔の無い部分に落ち、次第に各孔の周囲を伝わり板周辺の溝へと流れ出た、この現象は孔の開放部は孔の無い部分に比べ僅かに熱の伝わりが早く、又僅かに圧が掛かり僅かに薄皮が張ることが原因で、突起孔の突起の角度も影響し油が流れ出る瞬間は孔の無い部分に先に落ちやすく、これを繰り返すうちに肉の内部に肉汁が通る道がつき最後まで汁を下の加熱体に落とすことなく美味しく焼くことができる、焼いた後の脂身は厚さ１ｃｍ以下になった。
【発明の効果】
【０００５】
上記記載の網を使用することで加熱部に落ちる肉汁を殆ど取り除くことができ、焼肉店をはじめ、あらゆる分野の店や又個人で使用でき、ＣＯ２の削減や油煙が減ることで室内の空調も削減でき、肉や魚を美味しく快適な環境で食することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図１は焼き網の平面図と立面図であり、図２は焼き物例えば肉などを網の上に乗せ油分が流れる状態の説明図である本発明は図１の突起状の孔２を設けた網１に液溜まり３が網１の周囲に一体化した焼き網である、必要に応じて網を支持する脚５や、溜まった汁を取り出すための排液口４を網の周囲に取り付けることができる、図１では脚の内側にコンロを設置した図である。
例えば図２の肉１０を網にのせ、コンロ７の炭火８で発生する熱９が肉１０に伝わり、肉汁が温度上昇に伴い網の上に流れ出る、この時肉汁は孔の無い部分１４から流れ角度１１を設けた突起状の孔２からは流れない、流れ出た肉汁は孔の無い部分のみに流れ周囲の液溜まり３に溜まり、必要に応じて液回収容器６を網又はコンロに取り付けることができる、網のサイズや形には決まりが無く、突起状の孔の形、面積、突起の角度、高さ、突起と突起の間隔にも制限はなく、又材質は鉄、ステンレス、アルミ、銅、チタンなどの金属でも、金属にテフロン加工を施したものやセラミックなど陶器であっても制限はない。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】焼き網の平面図とコンロをセットした立面図である
【図２】突起状孔から焼き物から出る肉汁が流れ出る説明図である。
【符号の説明】
【０００８】
１ 焼き網
２ 焼き網に開けられた突起状の穴
３ 焼き網の周囲に一体化された液溜
４ 液溜の一部に設けられた排液口
５ 焼き網を支える脚
６ 必要に応じて脱着可能な汁回収容器
７ コンロ
８ 加熱用炭、他の加熱体
９ 加熱体から発生する熱
１０ 肉や魚などの焼物
１１ 突起の角度
１２ 焼物から出る汁
１３ 突起状の孔のサイズ
１４ 孔の無い部分のサイズ
【技術分野】
【０００１】
本発明は国内一般に使用されている肉や魚、野菜、などを焼き、食する時に使用する網である。
【０００２】
従来の焼き網は単純に針金で格子状に編んだものが多く、肉や魚を焼いた時に肉や魚から出た油分交じりの汁が下の加熱部に落下し、汁から出た油分が燃え、煙や一酸化炭素などが室内に充満し特に加熱に炭火を用いた場合に落下した油が燃え、焼き物が煤臭く炭火から発生する遠赤外線の効果である旨味が損なわれ、又大量の油煙が発生し快適に食することができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
上記記載の油煙の出る原因は焼き物が温度上昇に伴い焼き物内部の油分が落下し過熱体に触れ発煙することが殆どである、この油分を如何にして落下させないで取り除くことができるかが課題であり実験と研究を進めた。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
実験に取り入れた方法は鉄板に５ｍｍ程の孔を約１ｃｍ間隔に千鳥状に開け、その各孔を下から上に押し出し突起状の孔にし、板の周りには焼き物から出る汁が溜まるように溝を設け中心部から周辺に高低差をつけたもので実験した、約３センチ立方の肉の脂身を数個網にのせ炭火で焼く、予想通り肉汁は網の孔から下の加熱部には落ちず山の底部つまり孔の無い部分に落ち、次第に各孔の周囲を伝わり板周辺の溝へと流れ出た、この現象は孔の開放部は孔の無い部分に比べ僅かに熱の伝わりが早く、又僅かに圧が掛かり僅かに薄皮が張ることが原因で、突起孔の突起の角度も影響し油が流れ出る瞬間は孔の無い部分に先に落ちやすく、これを繰り返すうちに肉の内部に肉汁が通る道がつき最後まで汁を下の加熱体に落とすことなく美味しく焼くことができる、焼いた後の脂身は厚さ１ｃｍ以下になった。
【発明の効果】
【０００５】
上記記載の網を使用することで加熱部に落ちる肉汁を殆ど取り除くことができ、焼肉店をはじめ、あらゆる分野の店や又個人で使用でき、ＣＯ２の削減や油煙が減ることで室内の空調も削減でき、肉や魚を美味しく快適な環境で食することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図１は焼き網の平面図と立面図であり、図２は焼き物例えば肉などを網の上に乗せ油分が流れる状態の説明図である本発明は図１の突起状の孔２を設けた網１に液溜まり３が網１の周囲に一体化した焼き網である、必要に応じて網を支持する脚５や、溜まった汁を取り出すための排液口４を網の周囲に取り付けることができる、図１では脚の内側にコンロを設置した図である。
例えば図２の肉１０を網にのせ、コンロ７の炭火８で発生する熱９が肉１０に伝わり、肉汁が温度上昇に伴い網の上に流れ出る、この時肉汁は孔の無い部分１４から流れ角度１１を設けた突起状の孔２からは流れない、流れ出た肉汁は孔の無い部分のみに流れ周囲の液溜まり３に溜まり、必要に応じて液回収容器６を網又はコンロに取り付けることができる、網のサイズや形には決まりが無く、突起状の孔の形、面積、突起の角度、高さ、突起と突起の間隔にも制限はなく、又材質は鉄、ステンレス、アルミ、銅、チタンなどの金属でも、金属にテフロン加工を施したものやセラミックなど陶器であっても制限はない。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】焼き網の平面図とコンロをセットした立面図である
【図２】突起状孔から焼き物から出る肉汁が流れ出る説明図である。
【符号の説明】
【０００８】
１ 焼き網
２ 焼き網に開けられた突起状の穴
３ 焼き網の周囲に一体化された液溜
４ 液溜の一部に設けられた排液口
５ 焼き網を支える脚
６ 必要に応じて脱着可能な汁回収容器
７ コンロ
８ 加熱用炭、他の加熱体
９ 加熱体から発生する熱
１０ 肉や魚などの焼物
１１ 突起の角度
１２ 焼物から出る汁
１３ 突起状の孔のサイズ
１４ 孔の無い部分のサイズ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
１枚の中央が高く周囲に向かって傾斜をつけた板に無数の突起状の孔を設け、焼き物から出る汁を下の加熱体に落さないで孔の周囲を流れ板の周囲に設けた液溜め用の溝に流れる構造を特長とした焼網である。
【請求項２】
焼網周囲の溝から汁を抜くための口を設けた請求項１の焼き網である。
【請求項３】
焼き網を支持するための脚を設けた請求項１の焼き網である。
【請求項４】
液溜めから流れ出た汁を受ける容器を備えた請求項１の焼き網る。
【請求項１】
１枚の中央が高く周囲に向かって傾斜をつけた板に無数の突起状の孔を設け、焼き物から出る汁を下の加熱体に落さないで孔の周囲を流れ板の周囲に設けた液溜め用の溝に流れる構造を特長とした焼網である。
【請求項２】
焼網周囲の溝から汁を抜くための口を設けた請求項１の焼き網である。
【請求項３】
焼き網を支持するための脚を設けた請求項１の焼き網である。
【請求項４】
液溜めから流れ出た汁を受ける容器を備えた請求項１の焼き網る。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２０１１−４５６８０（Ｐ２０１１−４５６８０Ａ）
【公開日】平成２３年３月１０日（２０１１．３．１０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−２１３７１５（Ｐ２００９−２１３７１５）
【出願日】平成２１年８月２５日（２００９．８．２５）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．テフロン
【出願人】（５９５１０５９７３）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年３月１０日（２０１１．３．１０）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年８月２５日（２００９．８．２５）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．テフロン
【出願人】（５９５１０５９７３）
【Ｆターム（参考）】
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