治療及び診断用途のための多価構築体の製造方法
治療用途及び診断用途の多価構築体の製造方法を提供する。より詳しくは、治療用途及び診断用途のための、式:A−B−C−D−E−B’Fで示される多価構築体の新規な製造方法を提供する、これらの方法は、種々な実施態様において、ジカルボン酸誘導体(例えば、グルタル酸ビスN−ヒドロキシスクシンイミジルエステル若しくはその誘導体);又はジアミン誘導体を含む、新規なリンカーDを用いる。多価構築体 A−B−C−D−E−B’Fにおける他の構成要素は、次のように定義される:Aはペプチドであり、Bは第1分枝基であり、Cは任意の第1スペーサーであり、Eは任意の第2スペーサーであり、これは前記第1スペーサーCと同じものでも、異なるものでもよい、B’は任意の第2分枝基であり、これは前記第1分枝基Bと同じものでも、異なるものでもよい、Fは第2ペプチドであり、これは前記第1ペプチドAと同じものでも、異なるものでもよい。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
A−B−C−D−E−B’−F
[式中、Aは第1ペプチドであり、Bは第1分枝基であり、Cは任意の第1スペーサーであり、Dは、ジカルボン酸の誘導体を含むリンカーであり、Eは、前記第1スペーサーCと同じものでも、異なるものでもよい、任意の第2スペーサーであり、B’は、前記第1分枝基Bと同じものでも、異なるものでもよい、任意の第2分枝基であり、Fは、前記第1ペプチドAと同じものでも、異なるものでもよい、第2ペプチドである]
で示される多価化合物の製造方法であって、前記A、B、C、D、E、B’又はFのいずれかを、式:A−B−C−D−E−B’−Fにおける、その各隣接構成要素(単数又は複数)のいずれかに、化合物A−B−C−D−E−B’−Fが形成されるまで、任意の順序で取り付ける工程を含む方法。
【請求項2】
Dが、グルタル酸ビスN−ヒドロキシスクシンイミジルエステル又はその誘導体を含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記分枝基B又はB’の一方に第1レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
第1レポーター−sp基が取り付けられなかった、前記分枝基B又はB’の他方に第2レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、C末端からC末端に接続される、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、N末端からC末端に接続される、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、C末端からN末端に接続される、請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、N末端からN末端に接続される、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記最終生成物A−B−C−D−E−B’−Fが、ヘテロダイマーである、請求項1記載の方法。
【請求項10】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、異なるペプチドである、請求項1記載の方法。
【請求項11】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、異なるターゲッティング・ペプチドである、請求項1記載の方法。
【請求項12】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、同一ターゲットの異なるエピトープを標的とする、請求項1記載の方法。
【請求項13】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、同一受容体の異なるエピトープを標的とする、請求項1記載の方法。
【請求項14】
前記受容体がKDRである、請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記受容体がcMETである、請求項13記載の方法。
【請求項16】
前記第1ペプチドA又は前記第2ペプチドFの少なくとも一方が、下記:
【化1】
【化2】
から成る群から選択される、請求項1記載の方法。
【請求項17】
前記第1ペプチドA及び前記第2ペプチドFのいずれか一方又は両方がジスルフィド・ペプチドである、請求項1記載の方法。
【請求項18】
前記第1ペプチドAが、前記第1分枝基Bによって供給されるアミノ基によって前記第1スペーサーCにアミド結合を介して接合する、ジスルフィド結合を含む又は含まない3〜50(D又はL)−α−アミノ酸を含む、請求項1記載の方法。
【請求項19】
前記第1ペプチドA及び前記第2ペプチドFの一方又は両方が、線状ペプチド、環状ジスルフィド・ペプチド、ジスルフィド結合模倣環状ペプチド、ペプチド模倣体(線状若しくは環状のいずれか)、小分子、環状ラクタム・ペプチド及び環状ペプチド・ラクトンから成る群から選択される、請求項1記載の方法。
【請求項20】
前記第1分枝基B及び前記第2分枝基B’の一方又は両方が、リシン、オルニチン、アスパラギン酸又はグルタミン酸、又はこれらの誘導体である、請求項1記載の方法。
【請求項21】
前記第1分枝基Bが、下記:
ペプチド1−パート1のための分枝基Bの例
【化3】
ペプチド1−パート2のための分枝基Bの例
【化4】
から成る群から選択される、請求項1記載の方法。
【請求項22】
前記第2分枝基B’が、下記:
ペプチド2のC−末端分枝基
【化5】
ペプチド2のN−末端分枝基B’
【化6】
から成る群から選択される、請求項1記載の方法。
【請求項23】
前記第1スペーサーCが存在する、請求項1記載の方法。
【請求項24】
前記第1スペーサーCが1つ以上のアミノ酸を含む、請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記第1スペーサーCが、下記:
(a)Gly
(b)Ser−Gly−Ser
(c)Ser(S)−Gly−Ser(S)
式中、S基は、例えば、N−アセチルガラクトースアミン、D−(+)−アロース、D−(+)−アルトロース、D−(+)−グルコース、D−(+)−マンノース、D−(−)−グロース、D−(−)−イドース、D−(+)−ガラクトース、D−(−)−タロース、D−(−)−リボース、D−(−)−アラビノース、D−(+)−キシロース又はD−(−)−リキソースから選択されうる糖部分のような親水性官能基を含み、セリン側鎖酸素と該糖との結合はアノマー炭素を介する;
(d)8−アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸
(e)8−(8−アミノ−3,5−ジオキサオクタノイル)アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸若しくは9,17−ジアミノ−10−オキソ−3,6,12,15−テトラオキサヘプタデカン酸
(f)4−アミノ安息香酸
(g)4−アミノメチル安息香酸
(h)4’−アミノ−4−ビフェニルカルボン酸
(i)4’−アミノメチル−4−ビフェニルカルボン酸
(j)4−メルカプト酪酸
(k)2−メルカプト酢酸
(l)システイン
(m)4−(2−ピリジルジチオ)酪酸
(n)2−ピリジルジチオ酢酸
(o)システイン−2−チオピリジルジスルフィド
(p)2−アミノエチル−2−ピリジルジスルフィド
の1つ以上を含む、請求項23記載の方法。
【請求項26】
第1スペーサーCと第2スペーサーEの両方が存在する、請求項1記載の方法。
【請求項27】
前記第2スペーサーEが、下記:
(a)Gly
(b)Ser−Gly−Ser
(c)Ser(S)−Gly−Ser(S)
式中、S基は、例えば、N−アセチルガラクトースアミン、D−(+)−アロース、D−(+)−アルトロース、D−(+)−グルコース、D−(+)−マンノース、D−(−)−グロース、D−(−)−イドース、D−(+)−ガラクトース、D−(−)−タロース、D−(−)−リボース、D−(−)−アラビノース、D−(+)−キシロース又はD−(−)−リキソースから選択されうる糖部分のような親水性官能基を含み、セリン側鎖酸素と該糖との結合はアノマー炭素を介する;
(d)8−アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸
(e)8−(8−アミノ−3,5−ジオキサオクタノイル)アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸若しくは9,17−ジアミノ−10−オキソ−3,6,12,15−テトラオキサヘプタデカン酸
(f)4−アミノ安息香酸
(g)4−アミノメチル安息香酸
(h)4’−アミノ−4−ビフェニルカルボン酸
(i)4’−アミノメチル−4−ビフェニルカルボン酸
(j)4−メルカプト酪酸
(k)2−メルカプト酢酸
(l)システイン
(m)4−(2−ピリジルジチオ)酪酸
(n)2−ピリジルジチオ酢酸
(o)システイン−2−チオピリジルジスルフィド
(p)2−アミノエチル−2−ピリジルジスルフィド
の1つ以上を含む、請求項26記載の方法。
【請求項28】
前記第1レポーター−sp基がリン脂質又は脂質部分を含む、請求項3記載の方法。
【請求項29】
前記第1レポーター−sp基又は第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、リン脂質又は脂質部分を含む、請求項4記載の方法。
【請求項30】
前記第1レポーター−sp基が、反磁性若しくは常磁性金属キレート、金属キレーター系、放射性金属キレート形成系、放射性同位元素標識分子、染料分子、蛍光性分子、リン光性分子、UVスペクトル吸収分子、近赤外線若しくは遠赤外線吸収可能な分子;又はX線、ガンマー線、ベータ粒子、アルファ粒子、超音波、光学若しくは磁気シグナルを吸収若しくは放出する分子若しくは超分子構築体を含む、請求項3記載の方法。
【請求項31】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、反磁性若しくは常磁性金属キレート、金属キレーター系、放射性金属キレート形成系、放射性同位元素標識分子、染料分子、蛍光性分子、リン光性分子、UVスペクトル吸収分子、近赤外線若しくは遠赤外線吸収可能な分子;又はX線、ガンマー線、ベータ粒子、アルファ粒子、超音波、光学若しくは磁気シグナルを吸収若しくは放出する分子若しくは超分子構築体を含む、請求項4記載の方法。
【請求項32】
前記レポーター−sp基が、治療剤として作用する可能性を有する、請求項3記載の方法。
【請求項33】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、治療剤として作用する可能性を有する、請求項4記載の方法。
【請求項34】
前記レポーター−sp基が、癌細胞又は正常組織の増殖を選択的に殺す及び/又は阻害するために用いられるトキシンとして作用する可能性を有する、請求項3記載の方法。
【請求項35】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、癌細胞又は正常組織の増殖を選択的に殺す及び/又は阻害するために用いられるトキシンとして作用する可能性を有する、請求項4記載の方法。
【請求項36】
第1分枝基B又は第2分枝基B’のいずれかに少なくとも第3レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項4記載の方法。
【請求項37】
製造される多価化合物が、下記:
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
から成る群から選択される、請求項2記載の方法。
【請求項38】
製造される多価化合物が、下記:
【化31】
である、請求項1記載の方法。
【請求項39】
式:
A−B−C−D−E−B’−F
[式中、Aは第1ペプチドであり、Bは第1分枝基であり、Cは任意の第1スペーサーであり、Dは、ジアミン又はその誘導体を含むリンカーであり、Eは、前記第1スペーサーCと同じものでも、異なるものでもよい、任意の第2スペーサーであり、B’は、前記第1分枝基Bと同じものでも、異なるものでもよい、任意の第2分枝基であり、Fは、前記第1ペプチドAと同じものでも、異なるものでもよい、第2ペプチドである]
で示される多価化合物の製造方法であって、前記A、B、C、D、E、B’又はFのいずれかを、式:A−B−C−D−E−B’−Fにおける、その各隣接構成要素(単数又は複数)のいずれかに、化合物A−B−C−D−E−B’−Fが形成されるまで、任意の順序で取り付ける工程を含む方法。
【請求項40】
前記分枝基B又はB’の一方に第1レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項39記載の方法。
【請求項41】
第1レポーター−sp基が取り付けられなかった、前記分枝基B又はB’の他方に第2レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項40記載の方法。
【請求項42】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、C末端からC末端に接続される、請求項39記載の方法。
【請求項43】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、N末端からC末端に接続される、請求項39記載の方法。
【請求項44】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、C末端からN末端に接続される、請求項39記載の方法。
【請求項45】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、N末端からN末端に接続される、請求項38記載の方法。
【請求項46】
前記最終生成物A−B−C−D−E−B’−Fが、ヘテロダイマーである、請求項39記載の方法。
【請求項47】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、異なるペプチドである、請求項39記載の方法。
【請求項48】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、異なるターゲッティング・ペプチドである、請求項39記載の方法。
【請求項49】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、同一ターゲットの異なるエピトープを標的とする、請求項39記載の方法。
【請求項50】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、同一受容体の異なるエピトープを標的とする、請求項39記載の方法。
【請求項51】
前記受容体がKDRである、請求項50記載の方法。
【請求項52】
前記受容体がcMETである、請求項50記載の方法。
【請求項53】
前記第1ペプチドA又は前記第2ペプチドFの少なくとも一方が、下記:
【化32】
【化33】
から成る群から選択される、請求項39記載の方法。
【請求項54】
前記第1ペプチドA及び前記第2ペプチドFの一方又は両方が、ジスルフィド・ペプチドである、請求項39記載の方法。
【請求項55】
前記第1ペプチドAが、前記第1分枝基Bによって供給されるアミノ基によって前記第1スペーサーCにアミド結合を介して接合する、ジスルフィド結合を含む又は含まない3〜50(D又はL)−α−アミノ酸を含む、請求項39記載の方法。
【請求項56】
前記第1ペプチドA及び前記第2ペプチドFの一方又は両方が、線状ペプチド、環状ジスルフィド・ペプチド、ジスルフィド結合模倣環状ペプチド、ペプチド模倣体(線状若しくは環状のいずれか)、小分子、環状ラクタム・ペプチド及び環状ペプチド・ラクトンから成る群から選択される、請求項39記載の方法。
【請求項57】
前記第1分枝基B及び前記第2分枝基B’の一方又は両方が、リシン、オルニチン、アスパラギン酸又はグルタミン酸、又はこれらの誘導体である、請求項39記載の方法。
【請求項58】
前記第1分枝基Bが、下記:
ペプチド1−パート1のための分枝基Bの例
【化34】
ペプチド1−パート2のための分枝基Bの例
【化35】
から成る群から選択される、請求項39記載の方法。
【請求項59】
前記第2分枝基B’が、下記:
ペプチド2のC−末端分枝基
【化36】
ペプチド2のN−末端分枝基B’
【化37】
から成る群から選択される、請求項39記載の方法。
【請求項60】
前記第1スペーサーCが存在する、請求項39記載の方法。
【請求項61】
前記第1スペーサーCが1つ以上のアミノ酸を含む、請求項60記載の方法。
【請求項62】
前記第1スペーサーCが、下記:
(a)Gly
(b)Ser−Gly−Ser
(c)Ser(S)−Gly−Ser(S)
式中、S基は、例えば、N−アセチルガラクトースアミン、D−(+)−アロース、D−(+)−アルトロース、D−(+)−グルコース、D−(+)−マンノース、D−(−)−グロース、D−(−)−イドース、D−(+)−ガラクトース、D−(−)−タロース、D−(−)−リボース、D−(−)−アラビノース、D−(+)−キシロース又はD−(−)−リキソースから選択されうる糖部分のような親水性官能基を含み、セリン側鎖酸素と該糖との結合はアノマー炭素を介する;
(d)8−アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸
(e)8−(8−アミノ−3,5−ジオキサオクタノイル)アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸若しくは9,17−ジアミノ−10−オキソ−3,6,12,15−テトラオキサヘプタデカン酸
(f)4−アミノ安息香酸
(g)4−アミノメチル安息香酸
(h)4’−アミノ−4−ビフェニルカルボン酸
(i)4’−アミノメチル−4−ビフェニルカルボン酸
(j)4−メルカプト酪酸
(k)2−メルカプト酢酸
(l)システイン
(m)4−(2−ピリジルジチオ)酪酸
(n)2−ピリジルジチオ酢酸
(o)システイン−2−チオピリジルジスルフィド
(p)2−アミノエチル−2−ピリジルジスルフィド
の1つ以上を含む、請求項60記載の方法。
【請求項63】
第1スペーサーCと第2スペーサーEの両方が存在する、請求項39記載の方法。
【請求項64】
前記第2スペーサーEが、下記:
(a)Gly
(b)Ser−Gly−Ser
(c)Ser(S)−Gly−Ser(S)
式中、S基は、例えば、N−アセチルガラクトースアミン、D−(+)−アロース、D−(+)−アルトロース、D−(+)−グルコース、D−(+)−マンノース、D−(−)−グロース、D−(−)−イドース、D−(+)−ガラクトース、D−(−)−タロース、D−(−)−リボース、D−(−)−アラビノース、D−(+)−キシロース又はD−(−)−リキソースから選択されうる糖部分のような親水性官能基を含み、セリン側鎖酸素と該糖との結合はアノマー炭素を介する;
(d)8−アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸
(e)8−(8−アミノ−3,5−ジオキサオクタノイル)アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸若しくは9,17−ジアミノ−10−オキソ−3,6,12,15−テトラオキサヘプタデカン酸
(f)4−アミノ安息香酸
(g)4−アミノメチル安息香酸
(h)4’−アミノ−4−ビフェニルカルボン酸
(i)4’−アミノメチル−4−ビフェニルカルボン酸
(j)4−メルカプト酪酸
(k)2−メルカプト酢酸
(l)システイン
(m)4−(2−ピリジルジチオ)酪酸
(n)2−ピリジルジチオ酢酸
(o)システイン−2−チオピリジルジスルフィド
(p)2−アミノエチル−2−ピリジルジスルフィド
の1つ以上を含む、請求項6記載の方法。
【請求項65】
前記第1レポーター−sp基がリン脂質又は脂質部分を含む、請求項40記載の方法。
【請求項66】
前記第1レポーター−sp基又は第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、リン脂質又は脂質部分を含む、請求項41記載の方法。
【請求項67】
前記第1レポーター−sp基が、反磁性若しくは磁性金属キレート、金属キレーター系、放射性金属キレート形成系、放射性同位元素標識分子、染料分子、蛍光性分子、リン光性分子、UVスペクトル吸収分子、近赤外線若しくは遠赤外線吸収可能な分子;又はX線、ガンマー線、ベータ粒子、アルファ粒子、超音波、光学若しくは磁気シグナルを吸収若しくは放出する分子若しくは超分子構築体を含む、請求項40記載の方法。
【請求項68】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、反磁性若しくは磁性金属キレート、金属キレーター系、放射性金属キレート形成系、放射性同位元素標識分子、染料分子、蛍光性分子、リン光性分子、UVスペクトル吸収分子、近赤外線若しくは遠赤外線吸収可能な分子;又はX線、ガンマー線、ベータ粒子、アルファ粒子、超音波、光学若しくは磁気シグナルを吸収若しくは放出する分子若しくは超分子構築体を含む、請求項41記載の方法。
【請求項69】
前記レポーター−sp基が、治療剤として作用する可能性を有する、請求項40記載の方法。
【請求項70】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、治療剤として作用する可能性を有する、請求項41記載の方法。
【請求項71】
前記レポーター−sp基が、癌細胞又は正常組織の増殖を選択的に殺す及び/又は阻害するために用いられるトキシンとして作用する可能性を有する、請求項40記載の方法。
【請求項72】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、癌細胞又は正常組織の増殖を選択的に殺す及び/又は阻害するために用いられるトキシンとして作用する可能性を有する、請求項41記載の方法。
【請求項73】
第1分枝基B又は第2分枝基B’のいずれかに、少なくとも第3レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項41記載の方法。
【請求項74】
前記リンカーDが式:
【化38】
で示されるリンカーである、請求項39記載の方法。
【請求項75】
前記リンカーDが、式:NH2−Q−Z−Q’−NH2、
[式中、(1)Zは、2つのアミノ基を有する足場である芳香核又は複素環核を表す;及び(2)QとQ’は、
【化39】
であり;この場合、QとQ’は、ここに挙げた部分のセットの同じメンバー又は異なるメンバーのいずれでもよい]
で示される、置換された芳香族又は複素環ジアミンである、請求項39記載の方法。
【請求項76】
Zが、下記化合物群:
【化40】
のなかから選択される、請求項75記載の方法。
【請求項77】
前記リンカーDが、4−アミノメチルベンジルアミン、4−アミノメチル−4’−アミノメチルビフェニル、N−メチルピロール−2,5−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、ピリジン−2,6−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、N−メチルピロール−2,3−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、N−メチルピロール−2,4−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、ピリジン−2,3−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、ピリジン−3,5−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、及びピリジン−3,4−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミドから成る群から選択される、請求項39記載の方法。
【請求項78】
前記リンカーDが、D−若しくはL−アミノ酸に由来するか、又はリシン、オルニチン若しくは2,3−ジアミノプロピオン酸に由来するD−若しくはL−アミノ酸に由来する、請求項39記載の方法。
【請求項79】
製造される多価化合物が、下記:
【化41】
である、請求項39記載の方法。
【請求項1】
式:
A−B−C−D−E−B’−F
[式中、Aは第1ペプチドであり、Bは第1分枝基であり、Cは任意の第1スペーサーであり、Dは、ジカルボン酸の誘導体を含むリンカーであり、Eは、前記第1スペーサーCと同じものでも、異なるものでもよい、任意の第2スペーサーであり、B’は、前記第1分枝基Bと同じものでも、異なるものでもよい、任意の第2分枝基であり、Fは、前記第1ペプチドAと同じものでも、異なるものでもよい、第2ペプチドである]
で示される多価化合物の製造方法であって、前記A、B、C、D、E、B’又はFのいずれかを、式:A−B−C−D−E−B’−Fにおける、その各隣接構成要素(単数又は複数)のいずれかに、化合物A−B−C−D−E−B’−Fが形成されるまで、任意の順序で取り付ける工程を含む方法。
【請求項2】
Dが、グルタル酸ビスN−ヒドロキシスクシンイミジルエステル又はその誘導体を含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記分枝基B又はB’の一方に第1レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
第1レポーター−sp基が取り付けられなかった、前記分枝基B又はB’の他方に第2レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、C末端からC末端に接続される、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、N末端からC末端に接続される、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、C末端からN末端に接続される、請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、N末端からN末端に接続される、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記最終生成物A−B−C−D−E−B’−Fが、ヘテロダイマーである、請求項1記載の方法。
【請求項10】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、異なるペプチドである、請求項1記載の方法。
【請求項11】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、異なるターゲッティング・ペプチドである、請求項1記載の方法。
【請求項12】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、同一ターゲットの異なるエピトープを標的とする、請求項1記載の方法。
【請求項13】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、同一受容体の異なるエピトープを標的とする、請求項1記載の方法。
【請求項14】
前記受容体がKDRである、請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記受容体がcMETである、請求項13記載の方法。
【請求項16】
前記第1ペプチドA又は前記第2ペプチドFの少なくとも一方が、下記:
【化1】
【化2】
から成る群から選択される、請求項1記載の方法。
【請求項17】
前記第1ペプチドA及び前記第2ペプチドFのいずれか一方又は両方がジスルフィド・ペプチドである、請求項1記載の方法。
【請求項18】
前記第1ペプチドAが、前記第1分枝基Bによって供給されるアミノ基によって前記第1スペーサーCにアミド結合を介して接合する、ジスルフィド結合を含む又は含まない3〜50(D又はL)−α−アミノ酸を含む、請求項1記載の方法。
【請求項19】
前記第1ペプチドA及び前記第2ペプチドFの一方又は両方が、線状ペプチド、環状ジスルフィド・ペプチド、ジスルフィド結合模倣環状ペプチド、ペプチド模倣体(線状若しくは環状のいずれか)、小分子、環状ラクタム・ペプチド及び環状ペプチド・ラクトンから成る群から選択される、請求項1記載の方法。
【請求項20】
前記第1分枝基B及び前記第2分枝基B’の一方又は両方が、リシン、オルニチン、アスパラギン酸又はグルタミン酸、又はこれらの誘導体である、請求項1記載の方法。
【請求項21】
前記第1分枝基Bが、下記:
ペプチド1−パート1のための分枝基Bの例
【化3】
ペプチド1−パート2のための分枝基Bの例
【化4】
から成る群から選択される、請求項1記載の方法。
【請求項22】
前記第2分枝基B’が、下記:
ペプチド2のC−末端分枝基
【化5】
ペプチド2のN−末端分枝基B’
【化6】
から成る群から選択される、請求項1記載の方法。
【請求項23】
前記第1スペーサーCが存在する、請求項1記載の方法。
【請求項24】
前記第1スペーサーCが1つ以上のアミノ酸を含む、請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記第1スペーサーCが、下記:
(a)Gly
(b)Ser−Gly−Ser
(c)Ser(S)−Gly−Ser(S)
式中、S基は、例えば、N−アセチルガラクトースアミン、D−(+)−アロース、D−(+)−アルトロース、D−(+)−グルコース、D−(+)−マンノース、D−(−)−グロース、D−(−)−イドース、D−(+)−ガラクトース、D−(−)−タロース、D−(−)−リボース、D−(−)−アラビノース、D−(+)−キシロース又はD−(−)−リキソースから選択されうる糖部分のような親水性官能基を含み、セリン側鎖酸素と該糖との結合はアノマー炭素を介する;
(d)8−アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸
(e)8−(8−アミノ−3,5−ジオキサオクタノイル)アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸若しくは9,17−ジアミノ−10−オキソ−3,6,12,15−テトラオキサヘプタデカン酸
(f)4−アミノ安息香酸
(g)4−アミノメチル安息香酸
(h)4’−アミノ−4−ビフェニルカルボン酸
(i)4’−アミノメチル−4−ビフェニルカルボン酸
(j)4−メルカプト酪酸
(k)2−メルカプト酢酸
(l)システイン
(m)4−(2−ピリジルジチオ)酪酸
(n)2−ピリジルジチオ酢酸
(o)システイン−2−チオピリジルジスルフィド
(p)2−アミノエチル−2−ピリジルジスルフィド
の1つ以上を含む、請求項23記載の方法。
【請求項26】
第1スペーサーCと第2スペーサーEの両方が存在する、請求項1記載の方法。
【請求項27】
前記第2スペーサーEが、下記:
(a)Gly
(b)Ser−Gly−Ser
(c)Ser(S)−Gly−Ser(S)
式中、S基は、例えば、N−アセチルガラクトースアミン、D−(+)−アロース、D−(+)−アルトロース、D−(+)−グルコース、D−(+)−マンノース、D−(−)−グロース、D−(−)−イドース、D−(+)−ガラクトース、D−(−)−タロース、D−(−)−リボース、D−(−)−アラビノース、D−(+)−キシロース又はD−(−)−リキソースから選択されうる糖部分のような親水性官能基を含み、セリン側鎖酸素と該糖との結合はアノマー炭素を介する;
(d)8−アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸
(e)8−(8−アミノ−3,5−ジオキサオクタノイル)アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸若しくは9,17−ジアミノ−10−オキソ−3,6,12,15−テトラオキサヘプタデカン酸
(f)4−アミノ安息香酸
(g)4−アミノメチル安息香酸
(h)4’−アミノ−4−ビフェニルカルボン酸
(i)4’−アミノメチル−4−ビフェニルカルボン酸
(j)4−メルカプト酪酸
(k)2−メルカプト酢酸
(l)システイン
(m)4−(2−ピリジルジチオ)酪酸
(n)2−ピリジルジチオ酢酸
(o)システイン−2−チオピリジルジスルフィド
(p)2−アミノエチル−2−ピリジルジスルフィド
の1つ以上を含む、請求項26記載の方法。
【請求項28】
前記第1レポーター−sp基がリン脂質又は脂質部分を含む、請求項3記載の方法。
【請求項29】
前記第1レポーター−sp基又は第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、リン脂質又は脂質部分を含む、請求項4記載の方法。
【請求項30】
前記第1レポーター−sp基が、反磁性若しくは常磁性金属キレート、金属キレーター系、放射性金属キレート形成系、放射性同位元素標識分子、染料分子、蛍光性分子、リン光性分子、UVスペクトル吸収分子、近赤外線若しくは遠赤外線吸収可能な分子;又はX線、ガンマー線、ベータ粒子、アルファ粒子、超音波、光学若しくは磁気シグナルを吸収若しくは放出する分子若しくは超分子構築体を含む、請求項3記載の方法。
【請求項31】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、反磁性若しくは常磁性金属キレート、金属キレーター系、放射性金属キレート形成系、放射性同位元素標識分子、染料分子、蛍光性分子、リン光性分子、UVスペクトル吸収分子、近赤外線若しくは遠赤外線吸収可能な分子;又はX線、ガンマー線、ベータ粒子、アルファ粒子、超音波、光学若しくは磁気シグナルを吸収若しくは放出する分子若しくは超分子構築体を含む、請求項4記載の方法。
【請求項32】
前記レポーター−sp基が、治療剤として作用する可能性を有する、請求項3記載の方法。
【請求項33】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、治療剤として作用する可能性を有する、請求項4記載の方法。
【請求項34】
前記レポーター−sp基が、癌細胞又は正常組織の増殖を選択的に殺す及び/又は阻害するために用いられるトキシンとして作用する可能性を有する、請求項3記載の方法。
【請求項35】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、癌細胞又は正常組織の増殖を選択的に殺す及び/又は阻害するために用いられるトキシンとして作用する可能性を有する、請求項4記載の方法。
【請求項36】
第1分枝基B又は第2分枝基B’のいずれかに少なくとも第3レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項4記載の方法。
【請求項37】
製造される多価化合物が、下記:
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
から成る群から選択される、請求項2記載の方法。
【請求項38】
製造される多価化合物が、下記:
【化31】
である、請求項1記載の方法。
【請求項39】
式:
A−B−C−D−E−B’−F
[式中、Aは第1ペプチドであり、Bは第1分枝基であり、Cは任意の第1スペーサーであり、Dは、ジアミン又はその誘導体を含むリンカーであり、Eは、前記第1スペーサーCと同じものでも、異なるものでもよい、任意の第2スペーサーであり、B’は、前記第1分枝基Bと同じものでも、異なるものでもよい、任意の第2分枝基であり、Fは、前記第1ペプチドAと同じものでも、異なるものでもよい、第2ペプチドである]
で示される多価化合物の製造方法であって、前記A、B、C、D、E、B’又はFのいずれかを、式:A−B−C−D−E−B’−Fにおける、その各隣接構成要素(単数又は複数)のいずれかに、化合物A−B−C−D−E−B’−Fが形成されるまで、任意の順序で取り付ける工程を含む方法。
【請求項40】
前記分枝基B又はB’の一方に第1レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項39記載の方法。
【請求項41】
第1レポーター−sp基が取り付けられなかった、前記分枝基B又はB’の他方に第2レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項40記載の方法。
【請求項42】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、C末端からC末端に接続される、請求項39記載の方法。
【請求項43】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、N末端からC末端に接続される、請求項39記載の方法。
【請求項44】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、C末端からN末端に接続される、請求項39記載の方法。
【請求項45】
前記第1ペプチドAと前記第2ペプチドFとが、N末端からN末端に接続される、請求項38記載の方法。
【請求項46】
前記最終生成物A−B−C−D−E−B’−Fが、ヘテロダイマーである、請求項39記載の方法。
【請求項47】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、異なるペプチドである、請求項39記載の方法。
【請求項48】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、異なるターゲッティング・ペプチドである、請求項39記載の方法。
【請求項49】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、同一ターゲットの異なるエピトープを標的とする、請求項39記載の方法。
【請求項50】
第1ペプチドAと第2ペプチドFとが、同一受容体の異なるエピトープを標的とする、請求項39記載の方法。
【請求項51】
前記受容体がKDRである、請求項50記載の方法。
【請求項52】
前記受容体がcMETである、請求項50記載の方法。
【請求項53】
前記第1ペプチドA又は前記第2ペプチドFの少なくとも一方が、下記:
【化32】
【化33】
から成る群から選択される、請求項39記載の方法。
【請求項54】
前記第1ペプチドA及び前記第2ペプチドFの一方又は両方が、ジスルフィド・ペプチドである、請求項39記載の方法。
【請求項55】
前記第1ペプチドAが、前記第1分枝基Bによって供給されるアミノ基によって前記第1スペーサーCにアミド結合を介して接合する、ジスルフィド結合を含む又は含まない3〜50(D又はL)−α−アミノ酸を含む、請求項39記載の方法。
【請求項56】
前記第1ペプチドA及び前記第2ペプチドFの一方又は両方が、線状ペプチド、環状ジスルフィド・ペプチド、ジスルフィド結合模倣環状ペプチド、ペプチド模倣体(線状若しくは環状のいずれか)、小分子、環状ラクタム・ペプチド及び環状ペプチド・ラクトンから成る群から選択される、請求項39記載の方法。
【請求項57】
前記第1分枝基B及び前記第2分枝基B’の一方又は両方が、リシン、オルニチン、アスパラギン酸又はグルタミン酸、又はこれらの誘導体である、請求項39記載の方法。
【請求項58】
前記第1分枝基Bが、下記:
ペプチド1−パート1のための分枝基Bの例
【化34】
ペプチド1−パート2のための分枝基Bの例
【化35】
から成る群から選択される、請求項39記載の方法。
【請求項59】
前記第2分枝基B’が、下記:
ペプチド2のC−末端分枝基
【化36】
ペプチド2のN−末端分枝基B’
【化37】
から成る群から選択される、請求項39記載の方法。
【請求項60】
前記第1スペーサーCが存在する、請求項39記載の方法。
【請求項61】
前記第1スペーサーCが1つ以上のアミノ酸を含む、請求項60記載の方法。
【請求項62】
前記第1スペーサーCが、下記:
(a)Gly
(b)Ser−Gly−Ser
(c)Ser(S)−Gly−Ser(S)
式中、S基は、例えば、N−アセチルガラクトースアミン、D−(+)−アロース、D−(+)−アルトロース、D−(+)−グルコース、D−(+)−マンノース、D−(−)−グロース、D−(−)−イドース、D−(+)−ガラクトース、D−(−)−タロース、D−(−)−リボース、D−(−)−アラビノース、D−(+)−キシロース又はD−(−)−リキソースから選択されうる糖部分のような親水性官能基を含み、セリン側鎖酸素と該糖との結合はアノマー炭素を介する;
(d)8−アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸
(e)8−(8−アミノ−3,5−ジオキサオクタノイル)アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸若しくは9,17−ジアミノ−10−オキソ−3,6,12,15−テトラオキサヘプタデカン酸
(f)4−アミノ安息香酸
(g)4−アミノメチル安息香酸
(h)4’−アミノ−4−ビフェニルカルボン酸
(i)4’−アミノメチル−4−ビフェニルカルボン酸
(j)4−メルカプト酪酸
(k)2−メルカプト酢酸
(l)システイン
(m)4−(2−ピリジルジチオ)酪酸
(n)2−ピリジルジチオ酢酸
(o)システイン−2−チオピリジルジスルフィド
(p)2−アミノエチル−2−ピリジルジスルフィド
の1つ以上を含む、請求項60記載の方法。
【請求項63】
第1スペーサーCと第2スペーサーEの両方が存在する、請求項39記載の方法。
【請求項64】
前記第2スペーサーEが、下記:
(a)Gly
(b)Ser−Gly−Ser
(c)Ser(S)−Gly−Ser(S)
式中、S基は、例えば、N−アセチルガラクトースアミン、D−(+)−アロース、D−(+)−アルトロース、D−(+)−グルコース、D−(+)−マンノース、D−(−)−グロース、D−(−)−イドース、D−(+)−ガラクトース、D−(−)−タロース、D−(−)−リボース、D−(−)−アラビノース、D−(+)−キシロース又はD−(−)−リキソースから選択されうる糖部分のような親水性官能基を含み、セリン側鎖酸素と該糖との結合はアノマー炭素を介する;
(d)8−アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸
(e)8−(8−アミノ−3,5−ジオキサオクタノイル)アミノ−3,5−ジオキサオクタン酸若しくは9,17−ジアミノ−10−オキソ−3,6,12,15−テトラオキサヘプタデカン酸
(f)4−アミノ安息香酸
(g)4−アミノメチル安息香酸
(h)4’−アミノ−4−ビフェニルカルボン酸
(i)4’−アミノメチル−4−ビフェニルカルボン酸
(j)4−メルカプト酪酸
(k)2−メルカプト酢酸
(l)システイン
(m)4−(2−ピリジルジチオ)酪酸
(n)2−ピリジルジチオ酢酸
(o)システイン−2−チオピリジルジスルフィド
(p)2−アミノエチル−2−ピリジルジスルフィド
の1つ以上を含む、請求項6記載の方法。
【請求項65】
前記第1レポーター−sp基がリン脂質又は脂質部分を含む、請求項40記載の方法。
【請求項66】
前記第1レポーター−sp基又は第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、リン脂質又は脂質部分を含む、請求項41記載の方法。
【請求項67】
前記第1レポーター−sp基が、反磁性若しくは磁性金属キレート、金属キレーター系、放射性金属キレート形成系、放射性同位元素標識分子、染料分子、蛍光性分子、リン光性分子、UVスペクトル吸収分子、近赤外線若しくは遠赤外線吸収可能な分子;又はX線、ガンマー線、ベータ粒子、アルファ粒子、超音波、光学若しくは磁気シグナルを吸収若しくは放出する分子若しくは超分子構築体を含む、請求項40記載の方法。
【請求項68】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、反磁性若しくは磁性金属キレート、金属キレーター系、放射性金属キレート形成系、放射性同位元素標識分子、染料分子、蛍光性分子、リン光性分子、UVスペクトル吸収分子、近赤外線若しくは遠赤外線吸収可能な分子;又はX線、ガンマー線、ベータ粒子、アルファ粒子、超音波、光学若しくは磁気シグナルを吸収若しくは放出する分子若しくは超分子構築体を含む、請求項41記載の方法。
【請求項69】
前記レポーター−sp基が、治療剤として作用する可能性を有する、請求項40記載の方法。
【請求項70】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、治療剤として作用する可能性を有する、請求項41記載の方法。
【請求項71】
前記レポーター−sp基が、癌細胞又は正常組織の増殖を選択的に殺す及び/又は阻害するために用いられるトキシンとして作用する可能性を有する、請求項40記載の方法。
【請求項72】
前記第1レポーター−sp基又は前記第2レポーター−sp基のいずれか又は両方が、癌細胞又は正常組織の増殖を選択的に殺す及び/又は阻害するために用いられるトキシンとして作用する可能性を有する、請求項41記載の方法。
【請求項73】
第1分枝基B又は第2分枝基B’のいずれかに、少なくとも第3レポーター−sp基を取り付ける工程を含む、請求項41記載の方法。
【請求項74】
前記リンカーDが式:
【化38】
で示されるリンカーである、請求項39記載の方法。
【請求項75】
前記リンカーDが、式:NH2−Q−Z−Q’−NH2、
[式中、(1)Zは、2つのアミノ基を有する足場である芳香核又は複素環核を表す;及び(2)QとQ’は、
【化39】
であり;この場合、QとQ’は、ここに挙げた部分のセットの同じメンバー又は異なるメンバーのいずれでもよい]
で示される、置換された芳香族又は複素環ジアミンである、請求項39記載の方法。
【請求項76】
Zが、下記化合物群:
【化40】
のなかから選択される、請求項75記載の方法。
【請求項77】
前記リンカーDが、4−アミノメチルベンジルアミン、4−アミノメチル−4’−アミノメチルビフェニル、N−メチルピロール−2,5−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、ピリジン−2,6−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、N−メチルピロール−2,3−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、N−メチルピロール−2,4−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、ピリジン−2,3−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、ピリジン−3,5−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミド、及びピリジン−3,4−ジカルボン酸ビス−2−アミノエチルアミドから成る群から選択される、請求項39記載の方法。
【請求項78】
前記リンカーDが、D−若しくはL−アミノ酸に由来するか、又はリシン、オルニチン若しくは2,3−ジアミノプロピオン酸に由来するD−若しくはL−アミノ酸に由来する、請求項39記載の方法。
【請求項79】
製造される多価化合物が、下記:
【化41】
である、請求項39記載の方法。
【図1】
【図7】
【図8】
【図16】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30A】
【図30B】
【図30C】
【図31】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37B】
【図37C】
【図37D】
【図37E】
【図38A】
【図38B】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43A】
【図43B】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54A】
【図54B】
【図54C】
【図54D】
【図54E】
【図54F】
【図54G】
【図54H】
【図54I】
【図54J】
【図54K】
【図54L】
【図54M】
【図54N】
【図54O】
【図54P】
【図54Q】
【図54R】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図17】
【図32】
【図37A】
【図7】
【図8】
【図16】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30A】
【図30B】
【図30C】
【図31】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37B】
【図37C】
【図37D】
【図37E】
【図38A】
【図38B】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43A】
【図43B】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54A】
【図54B】
【図54C】
【図54D】
【図54E】
【図54F】
【図54G】
【図54H】
【図54I】
【図54J】
【図54K】
【図54L】
【図54M】
【図54N】
【図54O】
【図54P】
【図54Q】
【図54R】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図17】
【図32】
【図37A】
【公表番号】特表2008−512356(P2008−512356A)
【公表日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−525706(P2007−525706)
【出願日】平成17年8月9日(2005.8.9)
【国際出願番号】PCT/US2005/028127
【国際公開番号】WO2006/096207
【国際公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(593069934)ブラッコ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ (8)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月9日(2005.8.9)
【国際出願番号】PCT/US2005/028127
【国際公開番号】WO2006/096207
【国際公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(593069934)ブラッコ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ (8)
【Fターム(参考)】
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