説明

洗浄具用継手及び洗車用噴出ホース

【課題】各種ホースが接続される洗浄用ガンを用いての人為洗車作業において、洗車作業に要する力や労力が軽減されて、女性や老人等の方々でも容易に疲れること少なく洗浄用ガンを操作できるといった具合に、洗浄作業の省エネ化や簡略化が図れるようにする。
【解決手段】洗浄水を流すための第1ホース5の流路5a内に、エアを流すための第2ホース6が装備されて成る二重ホースHが接続可能なホース接続部hと、互いに各別な第1給排部K1及び第2給排部K2と、ホース接続部hにおける第1ホース5の水流路5aに連通接続される第1接続部分12と第1給排部K1の給排口c1とを連通させる第1連通路r1と、ホース接続部hにおける第2ホース6のエア流路6aに連通接続される第2接続部分15と第2給排部K2の給排口c2とを連通させる第2連通路r2と、を有して洗浄具用継手Aを構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗車用噴出具や洗浄装置と洗浄液ホースとを連通接続するに好適な洗浄具用継手、並びにそれを用いて成る洗車用噴出ホースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1において開示される洗車支援設備用の洗浄用噴出具は、洗浄水とエア混入水とを選択的に噴出可能なものであって、洗車用の装置本体(12)と洗浄用噴出具である洗浄用ガン(噴射グリップ:18)とは水用ホース(23)、濃縮洗浄液用ホース(22)、及びエア用ホース(24)の3本のホースで繋がっていた〔括弧書きの数字は特許文献1の図面のものを示す〕。
【0003】
乗用車等の洗車時には、まず軽く水を撒いてから洗浄液を噴霧し、それからスポンジやウェス等で擦り洗いするか、或いはエア入り高圧水を撒くかして洗車し、濯ぎではエア入り高圧水を撒くようになる。これら一連の洗車作業時は、ほぼ常時洗浄用ガンを手指で支持しながらの噴出操作が行われるので、3本のホースが繋がれた洗浄用ガンを操作し続けるには重量や慣性が大きく、従って力が要るとともに疲れ易いものであった。
【0004】
そこで、特許文献2の洗浄用噴装置において開示されるように、洗浄液を装置本体内にて予め水で希釈させておくとともに、洗車ホースにおける洗浄用ガン側部位に洗剤と水との切換弁を設けることにより、洗浄用ガン付近ではホースを2本に減らせて労力負担の軽減が行えるものが開発されている。これは、実使用形態ではエア入り水とエア入り洗浄液との2種の液体を噴出させることで十分に洗車することができる、というデータによって可能となったものである。
【0005】
しかしながら、洗浄用ガン直前ではホースは2本であるとは言え、そこまではやはり3本ホースであることもあり、やはり洗浄用ガンを引き回しての洗車作業は依然として力や労力を要する疲れ易いものであった。従って、洗浄用ガンを作業者が操作しながらの洗車作業(洗浄作業)の労力軽減化を図るには、さらなる改善の余地が残されているものであった。
【特許文献1】特開2008−120327号公報
【特許文献2】特開2008−120328号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、洗浄用ガンや洗車装置本体等と洗車用ホースとを接続するための継手、即ち洗浄具用継手に着目してそれを改良することにより、各種ホースが接続される洗浄用ガンを人為操作して洗車するような作業において、その洗車作業に要する力や労力が軽減されて、女性や老人等の方々でも容易に疲れること少なく洗浄用ガンを操作できるといった具合に、洗浄作業の省エネ化や簡略化が図れるようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、洗浄具用継手において、洗浄用液体とエアとのうちの何れか一方を流すための第1ホース5の流路5a内に、洗浄用液体とエアとのうちの何れか他方を流すための第2ホース6が装備されて成る二重ホースHが接続可能なホース接続部hと、互いに各別な第1給排部K1及び第2給排部K2と、前記ホース接続部hにおける前記第1ホース5の流路5aに連通接続される第1接続部分12と前記第1給排部K1の給排口c1とを連通させる第1連通路r1と、前記ホース接続部hにおける前記第2ホース6の流路6aに連通接続される第2接続部分15と前記第2給排部K2の給排口c2とを連通させる第2連通路r2と、を有して構成されることを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の洗浄具用継手において、前記第1接続部分12及び前記第1連通路r1のホース側部分を構成する第1基端側連通路1Aが装備される基管体1と、
前記第2接続部分15と、前記第2給排部K2の給排口c2と、前記第2連通路r2と、前記第1給排部K1の給排口c1と、前記第1連通路r1の反ホース側部分を構成して前記第1給排部K1の給排口c1と前記第1基端側連通路1Aとを連通可能な第1先端側連通路1Bとを有する先管体2とを備え、
前記第1先端側連通路1B及び前記第2接続部分15が前記第1基端側連通路1Aに臨む状態で前記基管体1と前記先管体2とが連結一体化されて成ることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の洗浄具用継手において、前記ホース接続部hが、前記第1ホース5の端部と前記基管体1との第1螺着部12及び前記第2ホース6の端部と前記先管体2との第2螺着部15で構成され、前記基管体1と前記先管体2とが螺着によって連結一体化されていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の洗浄具用継手において、洗浄用液体が前記第1ホース5を流れ、エアが前記第2ホース6を流れる状態に設定されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の洗浄具用継手において、前記第1給排部K1が、洗浄用噴出具F又は洗浄液供給手段Bの洗浄液給排口部分22に連通接続可能に構成され、前記第2給排部K2が、前記洗浄用噴出具F又は前記洗浄液供給手段Bにおけるエア給排口部分21に連通接続可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項6に係る発明は、洗車用噴出ホースにおいて、請求項1〜5の何れか一項に記載の洗浄具用継手Aと、洗浄用の水を流すための第1ホース5の流路内にエアを流すための第2ホース6が装備されて前記ホース接続部hに接続される二重ホースHと、前記洗浄具用継手Aの第1給排部K1に接続される取水部22から取込まれる水に、前記洗浄具用継手Aの第2給排部K2に接続されるエア取込部21から取込まれるエアを混ぜて噴出部26から噴出可能な洗浄用ガンFと、を有して成ることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明によれば、洗浄用液体とエアとを流せる二重ホースと洗浄用ガンとを無理なく連通接続できる洗浄具用継手が実現されている。これにより、従来は二本必要であったホースが一本に集約されるとか、三本のホースを二本又は一本に集約することが可能になってホースを移動させる際の慣性を明確に小さくすることができ、洗浄用ガンを振り回しての洗浄作業に要する操作力並びに労力負担を軽減させることが可能になる。その結果、各種ホースが接続される洗浄用ガンを人為操作して洗車するような作業において、その洗車作業に要する力や労力が軽減されて、女性や老人等の方々でも容易に疲れること少なく洗浄用ガンを操作できるといった具合に、洗浄作業の省エネ化や簡略化を図ることが可能となる洗浄具用継手を提供することができる。
【0014】
請求項2の発明によれば、第1ホースが接続される基管体と、第2ホースが接続される先管体とを組付けることによって洗浄具用継手が構成されているので、第1ホースと基管体との着脱操作と、第2ホースと先管体との着脱操作とが各別に行うことができる。従って、洗浄具用継手における二重ホースとの着脱操作の簡単化や容易化が可能になるという便利さがあるとともに、掃除やメンテナンスも行い易いものとなる。この場合、請求項3のように、第1ホースと基管体と及び第2ホースと先管体とが螺着される構造とすれば、請求項2の発明による前記効果を強化することができる。
【0015】
請求項4の発明によれば、通常、エア今後水等の空気混合洗浄液はエアに対する洗浄液の体積割合が大であるから、洗浄液用のホース内にエア用のホースを通す構造を採ることにより、その洗浄液とエアとの割合に適した流路断面積の比を無理なく設定することができる利点がある。その場合、請求項5のように、洗浄液用の第1給排部は洗浄液給排口部分に接続し、エア用の第2給排部はエア給排口部分に接続することができる。
【0016】
請求項6の発明によれば、請求項1〜5のいずれかの洗浄具用継手を用いることにより、二重ホースと洗浄用ガンとが無理なく連通接続されて良好に機能する洗車用噴出ホースを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、本発明による洗浄具用継手及び洗車用噴出ホースの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1,2は洗浄具用継手の構造を示す断面図、図3は洗車用噴出ホースの概略の全体図、図4は洗車用噴出ホースを用いた洗車支援設備による洗車状況を示す作用図である。
【0018】
〔実施例1〕
実施例1による洗浄具用継手Aは、図1,図3に示すように、二重ホースHが接続可能な基管体1と、基管体1が螺着可能な先管体2とが螺着一体化されることで成り、先管体2は、洗浄用ガン(洗浄具及び洗浄用噴出具の一例)Fが螺着可能な装着用管体3と、装着用管体3を先管本体2Aに接続するためのユニオンナット4と、を有して構成されている。この洗浄具用継手Aの使用形態の一例としては、図3に示すように、二重ホースHと洗浄用ガンFとを接続したり、二重ホースHと洗車装置本体Bとを接続したりするものであり、それによって形成される洗車用噴出ホースGは、図4に示すように、ガソリンスタンド等に設置される洗車支援設備Sに用いられる。
【0019】
二重ホースHは、図1〜図3に示すように、水(洗浄用液体の一例)を流すための第1ホース5の水流路5a内に、エアを流すための第2ホース6が装備されて構成されている。第1ホース5は、可撓性を有する合成樹脂(それ以外の材質でも良い)製の外ホース本体5Aの両端それぞれに口金5Bを一体的に装備して成り、各口金5Bには、先端側に行くほど小径となるテーパ雄ねじ7が形成されている。
【0020】
第2ホース6は、可撓性を有する合成樹脂(それ以外の材質でも良い)製の内ホース本体6Aの両端それぞれに、ニップル8が装着されてなり、内ホース本体6Aの外径は水流路5aの内径に比べて十分小さい値に設定されている。ニップル8は、第2ホース6を圧入状態で内嵌するための筒部分9と、先管体2に螺着するための雄ねじ10と、フランジ部11とを備えた金属製部品である。尚、フランジ部11の外径を水流路5aの内径よりも小さくして、第2ホース6が水流路5aを挿通可能とされた二重ホースHに構成しても良い。
【0021】
基管体1は、図1,図2に示すように、後述する二重ホースHを螺着するための小径テーパ雌ねじ(第1螺着部及び第1接続部分の一例)12と、先管体2を螺着するための大径テーパ雌ねじ13とを有する管状で金属製の部品である。小径テーパ雌ねじ12は、テーパ雄ねじ7との螺着によって第1ホース5の水流路5aに連通接続される箇所、即ち、第1接続部分であり、基管体1の内部流路は、小径テーパ雌ねじ12と第1給排部(後述)K1の給排口14とを連通させる第1連通路r1のホース側部分を構成する第1基端側連通路1Aとして機能する。
【0022】
先管体2は、図1,図2に示すように、第1基端側連通路1Aと対を為して第1連通路r1を形成するための第1先端側連通路1Bと、互いに各別な第1給排部K1及び第2給排部K2と、第2連通路r2と、大径テーパ雌ねじ13に螺着可能な大径テーパ雄ねじ2bとを有している。第1先端側連通路1Bは、第1基端側連通路1Aに臨む状態で先管本体2Aの基管体側部分に形成される細孔路16と、この細孔路16に続いて先管本体2Aの装着用管体側部分(反基管体側部分)に形成される太孔路17とで成り、第1給排部K1である装着用管体3の流路(「第1給排部の給排口」の一例)c1に連通されている。
【0023】
第2連通路r2は、先管本体2Aにおける細孔路16と並行して形成される断面形状が略く字状の流路であり、第1基端側連通路1Aに臨む端部には第2ホース6のニップル8の雄ねじ10に螺合する基端雌ねじ(第2螺着部及び第2接続部分の一例)15が、そして先管本体2Aの側周面に開口される端部には接続ホース24(後述)のニップル8の雄ねじ10に螺合する先端雌ねじ25が形成されている。そして、先管本体2Aの側周面に傾斜形成される先端雌ねじ25の開口部位には、ニップル8のフランジ部11を面当接可能とするための座面18aを有する座ぐり部18が形成されている。つまり、先管本体2Aにおける座ぐり部18部位が第2給排部K2であり、座ぐり部18に臨む先端雌ねじ25が「第2給排部の給排口c2」に相当する。
【0024】
第2給排部K2には、先端雌ねじ25に螺合可能な雄ねじ10を有するニップル8(第2ホース6のニップル8と同一部品)と、ニップル8に接続連結される短絡ホース19と、ホース先端に装備される接続部20とで成る接続ホース24が螺着されている。接続部20は、洗浄用ガンFにおけるエア取込み部21に接続されており、接続ホース24を介して洗浄具用継手Aから洗浄用ガンFにエア供給可能に構成されている。尚、小径テーパ雌ねじ12と基端雌ねじ15とでホース接続部hが構成されている。
【0025】
洗浄用ガンFの水取込み部22に螺着可能な雄ねじ3aを有する装着用管体3は、シールリング23を介して洗浄具用継手Aの継手軸心Pの回りに回動可能に先管本体2Aに嵌合され、ユニオンナット4によって螺着係止される構造である。ユニオンナット4は、装着用管体3の基端外ねじ3bに螺合可能な内ねじ4aと、先管本体2Aの止フランジ2aと継手軸心P方向で干渉するナットボディ4Aとを備えている。この回動可能構造により、装着用管体3を水取込み部22にしっかりと螺着しながらも、接続ホース24の配策がし易いように第2給排部K2をエア取込み部21に向かう角度位置に設定できる利点がある。
【0026】
図3に示すように、洗浄用ガンFと、二重ホースHと、これら両者F,Hとを連通接続する洗浄具用継手Aとで洗車用噴出ホースGが構成されている。この洗車用噴出ホースGは、二重ホースHの基端側にも洗浄具用継手Aを用いることにより、例えば、洗車装置本体Bに接続する。その場合、根元側の洗浄具用継手Aの第1給排部K1が洗浄水供給手段31の供給部31Aに、かつ、第2供給部K2に接続されている接続ホース24が高圧エア供給手段32の供給部32Aにそれぞれ螺着接続される。
【0027】
図2に、二重ホースHと洗車装置本体(洗浄具及び洗浄液供給手段の一例)Bとを連通接続する洗浄具用継手Aを示す。この洗浄具用継手Aは、前述した洗車用ガンFと二重ホースHとを連通接続する洗浄具用継手A(図1参照)と同一のもの(雄ねじ3aのみ若干異なる)であり、同一の箇所には同一の符号を付してある。この場合には、洗車装置本体Bが「洗浄具」に相当し、図2に示す場合には洗浄用ガンFが「洗浄具」に相当する。
【0028】
洗浄用ガンFは、水取込み部22を有するグリップ部27と、グリップ部27に折れ曲って続くガン部28と、ガン部28先端の噴出部26と、側面視が略L字形状を呈する補助グリップ部29と、噴出部26からの噴出状態と噴出停止状態とを切換るためのグリップレバー30等を有して構成されている。従って、グリップレバー30をグリップ部27と共握りする等してグリップ部27側に揺動操作すると、第1ホース5内を通って供給される洗浄水に第2ホース6内を通って供給される高圧エアとが洗浄用ガンFにおいて混合され、噴出部26から高圧エア洗浄水(活性水)を勢い良く噴射することができる。
【0029】
図4は、洗車用噴出ホースGを備える洗車支援設備Sを用いて、二人の作業者Mが汚れを落とすべく洗車対象車Cに高圧エア洗浄水を吹き付ける作業が示されている。洗車支援設備Sは、二本の起立支柱41,41と、それら起立支柱41,41で支えられる天井構造体42と、天井構造体42に支持される互いに平行な一対のレール部材43,43と、各レール部材43にスライド移動(又は転動移動)可能に吊設される二重ホースHを備える一対の洗車用噴出ホースG,G等を有して構成されている。尚、44は、不使用時に洗浄用ガンFを吊下げ収納するためのフックである。
【0030】
〔別実施例〕
第2給排部K2におけるニップル8の取出し角度は、継手軸心Pに対して直交するものやそれ以外の角度であっても良い。また、接続ホース24を十分長くして、先管本体2Aの端部を直接水取込み部22に螺着させるように構成し、装着用管体3、ユニオンナット4、及びシールリング23を省略する構造の洗浄具用継手も可能である。第1ホースの中に、第2ホース以外に第3ホースも収容する複合ホース、或いは、第2ホースの中に第3ホースを収容する三重ホースと洗浄用ガン等の洗浄具とを、各ホース毎に連通接続させる構造の洗浄具用継手でも良い。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】洗浄具用継手の構造を示す断面図(実施例1)
【図2】図1の洗浄具用継手を洗浄用ホースの根元に用いた状態の断面図
【図3】洗浄ホース付洗浄ガンを示す概略図
【図4】洗車設備に適用された例を示す概略図
【符号の説明】
【0032】
1 基管体
1A 第1基端側連通路
1B 第1先端側連通路
2 先管体
5 第1ホース
5a 第1ホースの流路
6 第2ホース
6a 第2ホースの流路
12 第1接続部分、第1螺着部
15 第2接続部分、第2螺着部
21 エア給排口部分、エア取込部
22 洗浄液給排口部分、取水部
26 噴出部
A 洗浄具用継手
B 洗浄液供給手段
F 洗浄用噴出具、洗浄用ガン
H 二重ホース
K1 第1給排部
K2 第2給排部
c1 第1給排部の給排口
c2 第2給排部の給排口
h ホース接続部
r1 第1連通路
r2 第2連通路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄用液体とエアとのうちの何れか一方を流すための第1ホースの流路内に、洗浄用液体とエアとのうちの何れか他方を流すための第2ホースが装備されて成る二重ホースが接続可能なホース接続部と、互いに各別な第1給排部及び第2給排部と、前記ホース接続部における前記第1ホースの流路に連通接続される第1接続部分と前記第1給排部の給排口とを連通させる第1連通路と、前記ホース接続部における前記第2ホースの流路に連通接続される第2接続部分と前記第2給排部の給排口とを連通させる第2連通路と、を有して構成される洗浄具用継手。
【請求項2】
前記第1接続部分及び前記第1連通路のホース側部分を構成する第1基端側連通路が装備される基管体と、
前記第2接続部分と、前記第2給排部の給排口と、前記第2連通路と、前記第1給排部の給排口と、前記第1連通路の反ホース側部分を構成して前記第1給排部の給排口と前記第1基端側連通路とを連通可能な第1先端側連通路とを有する先管体とを備え、
前記第1先端側連通路及び前記第2接続部分が前記第1基端側連通路に臨む状態で前記基管体と前記先管体とが連結一体化されて成る請求項1に記載の洗浄具用継手。
【請求項3】
前記ホース接続部が、前記第1ホースの端部と前記基管体との第1螺着部及び前記第2ホースの端部と前記先管体との第2螺着部で構成され、前記基管体と前記先管体とが螺着によって連結一体化されている請求項2に記載の洗浄具用継手。
【請求項4】
洗浄用液体が前記第1ホースを流れ、エアが前記第2ホースを流れる状態に設定されている請求項1〜3の何れか一項に記載の洗浄具用継手。
【請求項5】
前記第1給排部が、洗浄用噴出具又は洗浄液供給手段の洗浄液給排口部分に連通接続可能に構成され、前記第2給排部が、前記洗浄用噴出具又は前記洗浄液供給手段におけるエア給排口部分に連通接続可能に構成されている請求項4に記載の洗浄具用継手。
【請求項6】
請求項1〜5の何れか一項に記載の洗浄具用継手と、洗浄用の水を流すための第1ホースの流路内にエアを流すための第2ホースが装備されて前記ホース接続部に接続される二重ホースと、前記洗浄具用継手の第1給排部に接続される取水部から取込まれる水に、前記洗浄具用継手の第2給排部に接続されるエア取込部から取込まれるエアを混ぜて噴出部から噴出可能な洗浄用ガンと、を有して成る洗車用噴出ホース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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