説明

洗滌用ブラシの案内具

【課題】内視鏡におけるシリンダの内部から側方へ延びる管路に対して洗滌用ブラシを案内するための案内具の提供。
【解決手段】内視鏡におけるシリンダ13の内部から側方へ延びる管路25に対して洗滌用ブラシ80を案内するための案内具100には、内視鏡の操作部11に対しての取り付け部101と、洗滌用ブラシを管路へ導く洗滌用ブラシ誘導部102とが形成される。洗滌用ブラシ誘導部102は、シリンダにおける上部開口から上方へ延びる溝125を含み、溝が底部123と、互いに対向する両側壁部124a,124bを有する。洗滌用ブラシは両側壁部の間を通って管路へ誘導される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、洗滌用ブラシを内視鏡の管路へ導くために使用する案内具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、使用後の内視鏡の管路を洗滌するために洗滌用ブラシを使用することは周知である。また、その管路には上下方向へ直状に延びるシリンダの内周面から側方へ延びるものがあり、そのように延びた管路に洗滌用ブラシを導くための案内具は公知である。
【0003】
例えば、特許第3169514号公報(特許文献1)に開示された「内視鏡の掃除用ブラシ挿入補助具」は、内視鏡のシリンダへ挿入されるブラシガイドを有するもので、そのブラシガイドには、シリンダにつながる管路へのガイド孔が形成されている。掃除用ブラシは、そのガイド孔を通り、管路へと案内される。ガイド孔は、ブラシガイドをその径方向において貫通するトンネル状の孔である。
【0004】
特開2002−200031号公報(特許文献2)に開示された「内視鏡の洗浄補助具」は、内視鏡の送気送水用のシリンダに挿入されるもので、補助具には、それを径方向において貫通するトンネル状のブラシ案内路が形成されている。洗浄用ブラシは、ブラシ案内路へ挿入されると、その案内路につながる内視鏡の管路へと進むことができる。
【0005】
特許第4144666号公報(特許文献3)に開示された「内視鏡洗滌用ブラシの挿入案内具およびその使用方法」における挿入案内具は、内視鏡の吸引シリンダにつながる透孔を有し、その透孔の周壁には傾斜したブラシ案内溝が形成されている。透孔へ挿入すべきブラシは、ブラシ案内溝に沿って挿入するようにすると、吸引シリンダを横切った後に、吸引シリンダからその側方へ延びる管路へと進入する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3169514号公報
【特許文献2】特開2002−200031号公報
【特許文献3】特許第4144666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1における補助具および特許文献2における補助具は、洗滌用ブラシを案内するためにトンネル状の孔またはトンネル状の案内路を使用する。そのような孔や案内路は、その内部が汚れても、汚れを目視によって簡単に見つけることが難しいという場合がある。また、トンネル状の孔や案内路は、それを補助具に形成するときに手間がかかり補助具の製作費がかさむということがある。また、これらの補助具は、洗滌用ブラシが管路へ進入しているときに、補助具だけをシリンダから外すということができない。
【0008】
特許文献3における挿入案内具は、洗滌用ブラシを管路へ導くために案内溝を使用するもので、案内溝が汚れたときには、その汚れを目視によって簡単に見つけることができる。しかし、この挿入案内具は、内視鏡自動洗滌機に組込まれている洗滌ブラシを内視鏡に対して容易に接続できるようにすることを目的に作られているもので、構成部品の点数が多くて構造も複雑であるから、その製作費がかさむことを避け難い。
【0009】
この発明は、内視鏡におけるシリンダの内部からシリンダの側方へ延びる管路に対して、洗滌用ブラシを案内することのできる簡単な構造の案内具の提供を課題にしている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、内視鏡の操作部に形成された上下方向へ延びるシリンダの周壁内面から前記シリンダの中心軸と交差する角度で下方へ延びる管路に対して、前記シリンダの上部開口から挿入される洗滌用ブラシを導くための案内具である。
【0011】
かかる洗滌用ブラシの案内具において、この発明が特徴とするところは、以下のとおりである。前記案内具には、前記操作部に対しての所要の状態での取り付けと取り外しとが可能な取り付け部と、前記所要の状態において前記洗滌用ブラシを前記管路へ導くことが可能な洗滌用ブラシ誘導部とが形成される。前記洗滌用ブラシ誘導部は、前記上部開口から上方へ前記中心軸と交差して延びていて下方に向かって開放している溝を含み、前記溝が前記上方へ延びている底部と前記底部に沿いかつ互いに対向する両側壁部とを有し、前記洗滌用ブラシが前記両側壁部の間を通って前記管路へ誘導される。
【0012】
この発明の実施態様の一つにおいて、前記取り付け部は、前記シリンダの前記上部開口に内側から嵌合する部位を有し、前記部位にも前記溝が形成され、前記洗滌用ブラシが前記溝の底部と前記溝の両側壁部と前記上部開口の縁部とによって画成される開口部分を通って前記管路へ誘導される。
【0013】
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記案内具は、前記洗滌用ブラシが前記管路へ誘導されている状態において前記操作部から取り外し可能である。
【発明の効果】
【0014】
この発明に係る案内具では、案内具に形成された取り付け部を使用して内視鏡の操作部に操作部の上方から案内具を取り付けると、操作部におけるシリンダの上部開口から上方へ洗滌用ブラシ誘導部の溝が延びる。その溝は、シリンダの中心軸と交差して上方へ延びているとともに、下方に向かって開放している。その溝に洗滌用ブラシの先端部分を挿入すると、洗滌用ブラシが溝の両側壁部の間を通ってシリンダの周壁内面に形成されている管路へと誘導される。かような洗滌用ブラシの案内具は、例えば構造が簡単な金型を使用して熱可塑性合成樹脂を射出成形することによって得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】内視鏡、案内具および洗滌用ブラシの斜視図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1のIII−III線断面図。
【図4】案内具の斜視図。
【図5】案内具が取り付けられている操作部の頂面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
添付の図面を参照して、この発明に係る案内具の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0017】
図1は、案内具100とそれが使用される内視鏡1の斜視図であるが、案内具100とともに使用される洗滌用ブラシ80の一部分も併せて示されている。図示例の内視鏡1は、市販のもので、操作部2を有し、その操作部2からは挿入部3と、ユニバーサルコード部4とが延びている。操作部2には、台座部分11があって、その台座部分11には円筒状の第1口金7と第2口金8とが取り付けられている。内視鏡1を使用するときには、第1口金7に吸引ボタン(図示せず)が抜脱可能な状態で挿入され、第2口金8に送気・送水用ボタン(図示せず)が抜脱可能な状態で挿入される。台座部分11は、その周囲に側壁部12a〜12dが形成されている。操作部2にはまた、アングルノブ16,17やアングル固定用摘み18,19、鉗子栓(図示せず)を挿入・抜脱可能な第3口金9等が設けられている。図1における双頭矢印Aは、第1口金7の中心軸Cと第2口金8の中心軸Dとを結ぶ線(図示せず)に平行するもので、操作部2と台座部分11との長さ方向を示している(図4参照)。双頭矢印Bは、双頭矢印Aに直交するもので、操作部2と台座部分11との幅方向を示している。また、図中の洗滌用ブラシ80は、内視鏡1の内部を洗滌するために使用されるもので、フレキシブルな金属製ワイヤ部81と、ナイロン繊維等の繊維で形成されたブラシ部82とを含んでいる。
【0018】
図2,3は、図1におけるII−II線に沿う断面図と、III−III線に沿う断面図であって、II−II線は、第1口金7の中心軸Cと交差して双頭矢印Aに平行する線であり、III−III線は、第1口金7の中心軸CとII−II線とに交差するとともに台座部分11に取り付けられたときの案内具100における一対の側壁部124aと124b(図4,5参照)との間の中央部分を通るように延びている線であり、II−II線とIII−III線との交角α(図5参照)は一例として約60°の場合が示されている。これら両図には、台座部分11の上方に、案内具100が実線で示され、台座部分11に取り付けられた案内具100が仮想線で示されている。また、図3には、挿入された洗滌用ブラシ80も仮想線で示されている。
【0019】
図2において、吸引シリンダ13は、図の上下方向へ延びていて、その吸引シリンダ13の上部開口15は第1口金7によって形成されており、第1口金7の内側の縁部7aは、上部開口15の縁部でもある。吸引シリンダ13の底部21はすり鉢状に形成されていて、その底部21からは挿入部管路22が延びている。その挿入部管路22は、挿入部3(図1参照)にまで延びている。第2口金8の下方には、送気・送水シリンダ14が延びている。
【0020】
図3において、吸引シリンダ13に形成されている垂直な周壁内面23には、その周壁内面23から斜め下方へ延びる吸引管路25の入り口25aが形成されている。図示してはいないが、その吸引管路25は、ユニバーサルコード部4(図1参照)にまで延びている。
【0021】
使用後の内視鏡1は、挿入部管路22等の各管路の内部を洗滌液や洗滌用ブラシ80等を使用して洗滌しなければならない。図示の吸引シリンダ13に関していえば、挿入部管路22と吸引管路25とのそれぞれに洗滌用ブラシ80を挿入して洗滌しなければならない。これら両管路22,25のうちの挿入部管路22は、直状に形成された吸引シリンダ13の底部21からほぼその直下に延びているから、吸引シリンダ13に挿入されて中心軸Cに沿って直進する洗滌用ブラシ80は、その挿入部管路22へ容易に進入する。しかるに、吸引管路25は周壁内面23から斜め下方へ延びるものであるから、吸引シリンダ13に挿入されて直進する洗滌用ブラシ80は、その吸引管路25へ進入することができない。そこで図1〜3に示される案内具100が、洗滌用ブラシ80の吸引管路25への進入を可能にするために使用される。
【0022】
図4は、案内具100の斜視図である。案内具100は、操作部2に対する取り付け部101と、洗滌用ブラシ誘導部102と、摘持部103とを有する。取り付け部101は、上下面106,107を有し、下面107には円筒状または円柱状の第1,第2突起部111,112のそれぞれと、第1,第2突起部111,112のそれぞれを囲む環状の第1,第2凹部113,114のそれぞれとが形成されている。下面107は、これら第1,第2突起部111,112、第1,第2凹部113,114を除くその他の部分が平坦に形成されている。洗滌用ブラシ誘導部102は、取り付け部101の上面106から立ち上がるように延びている部分であって溝125を含む(図1,3における案内具100を併せて参照)。その溝125は、図3において、上部開口15の近傍から中心軸Cと交差して上方へ延びるもので、底部123と、底部123に沿いかつ底部123を挟んで互いに対向する一対の側壁部124a,124bとによって画成されており、上端部125aとその反対端部である下端部125bとを有し、図3においては下方に向かって開放された状態にある。溝125はまた、上部開口15に嵌合している第1突起部111にまで延びていて、その延びた先端である下端部125bは吸引管路25に向かって開放された状態にある。摘持部103は、取り付け部101から双頭矢印A方向へ延びるように形成されていて(図1参照)、案内具100を操作部2に対して着脱するときに使用される。
【0023】
図5は、案内具100が取り付けられている操作部2の頂面図である。操作部2に取り付けられる案内具100は、図1〜3に実線と仮想線とで示されている案内具100から理解できるように、取り付け部101の下面107を操作部2に向けてその案内具100の第1,第2突起部111,112を第1,第2口金7,8の内側に嵌合させると、第1,第2凹部113,114に第1,第2口金7,8の頂部が進入して、第1,第2凹部113,114の頂面113a,114aに当接したときに案内具100の操作部2に対する取り付けが終わる。案内具100が取り付けられた操作部2では、案内具100の洗滌用ブラシ誘導部102における溝125の底部123と操作部2の第1口金7における縁部7aとの間に洗滌用ブラシ80を挿入可能な開口部分127(図3参照)が形成されている。第1口金7の周方向において、開口部分127の両側には溝125の側壁部124a,124b(図4を併せて参照)が位置している。好ましい溝125における底部123は、操作部2の平坦部11に対する傾きが、平坦部11に対する吸引管路25の傾きとほぼ同じとなるように作られており、かつ、吸引管路25の延長上に底部23が位置するように作られている。操作部2に取り付けられている案内具100に対しては、洗滌用ブラシ80のブラシ部82を矢印P方向(図3を併せて参照)から洗滌用ブラシ誘導部102の溝125へ挿入する。
【0024】
図3に仮想線で示されている洗滌用ブラシ80と案内具100とから明らかなように、ワイヤ部81が底部123とほぼ平行な状態にあるワイヤ部81aであるときには、ブラシ部82が底部123を倣うようにワイヤ部81aを斜め下方へ押し進めると、ブラシ部82は、底部123の先に位置する吸引管路25の入り口25aへ進入する。またワイヤ部81が水平に近い状態で溝125へ挿入されるワイヤ部81bであるときには、ブラシ部82が底部123に当接すると、ワイヤ部81bが弾性的に湾曲し、ブラシ部82が底部123を倣いながら下降して入り口25aへ進入する。湾曲したワイヤ部81bは、開口部分127において第1口金7における縁部7aに当接することによって、既に第1口金7へ進入しているワイヤ部81bが底部123に沿って下降することを容易にし、その結果としてブラシ部82が確実に入り口25aへ進入する。ワイヤ部81がワイヤ部81aの状態にあっても、ワイヤ部81bの状態にあっても、洗滌用ブラシ80が両側壁部124a,124bの間を通って入り口25aへ速やかかつ確実に進入することができるようにするために、開口部分127は、ブラシ部82とワイヤ部81との進入が可能であるかぎり、極力小さく形成されていることが好ましい。
【0025】
再び図3で明らかなように、ブラシ部82が吸引管路25へ導入されている状態において、溝125が下方に向かって開放された状態にある案内具100を矢印Qで示される上方に向かって操作部2から持ち上げるようにすれば、第1,第2突起部111,112が第1,第2口金7,8から外れ、第1,第2口金7,8は第1,第2凹部113,114から外れ、洗滌用ブラシ80を吸引管路25に残した状態で案内具100を操作部2から取り外すことができる。その後の洗滌用ブラシ80は、手動操作によって、または自動洗滌機による自動操作によって吸引管路25をブラッシング洗滌することができる。ブラッシング洗滌するときには、適宜の洗滌液を吸引管路25へ注入することが好ましい。なお、図示例において、吸引管路25の洗滌が終了した洗滌用ブラシ80は、ブラシ部82を吸引シリンダ13にまで後退させ、しかる後に前進させると、吸引シリンダ13の中心軸Cに沿うように直進して吸引シリンダ13の底部21から延びる挿入部管路22へ進入し、挿入部管路22をブラッシング洗滌することができる。
【0026】
吸引管路25と挿入部管路22とのこのようなブラッシング洗滌では、洗滌用ブラシ80を手で操作してもよいが、市販の自動洗滌機を使用して洗滌用ブラシ80を自動的に操作することもできる。ただし、その時の自動洗滌機が、吸引管路25と挿入部管路22とのそれぞれに対して洗滌用ブラシ80を自動的に往復運動させることはできても、図示例の如く周壁内面23から延びる吸引管路25に対して洗滌用ブラシ80を自動的に挿入することが困難ないし不可能であるときには、案内具100を使用して洗滌用ブラシ80を吸引管路25に挿入し、その後に操作部2から案内具100を外すことができると、自動洗滌機の使用が容易になる。また、図示例の構造の案内具100は、使用後にどこに汚物が付着していても、その汚物の発見が容易であるから、衛生管理上において好ましいものである。
【0027】
この発明において、案内具100は、熱可塑性合成樹脂を射出成形することによって得ることができる。案内具100の形状は、射出成形において使用する金型のコアとキャビティとが上下方向または左右方向から嵌合する単純な構造の金型で成形可能な形状であるから、この発明によれば、金型の製作費を低く抑えることが可能になる。案内具100における第1,第2突起部111,112および/または第1,第2凹部113,114は、操作部2に対する案内具100の位置決め手段として機能し得る部分でもあるが、その位置決め手段はこれらのものに限定されるわけではなく、その他の形状のものに代えることが可能である。例えば、図示例においてほぼ矩形に形成されている取り付け部101の周縁部に、その周縁部から垂下する壁部を設け、その壁部を図1の双頭矢印A方向とB方向とにおいて操作部2の台座部分11における側壁12a,12b,12cに当接させることで、案内具100を操作部2に取り付けることができる。なお、図示例の内視鏡1において、台座部分11や吸引シリンダ13とは別体に形成されている第1口金7は、台座部分11と一体に形成されているものや吸引シリンダ13と一体に形成されているものであってもよい。第1口金7は、金属製のものでもよいし、プラスチック製のものであってもよい。
【0028】
この発明に係る図示例では、内視鏡1の吸引シリンダ13において吸引管路25が周壁内面23から吸引シリンダ13の中心軸Cと交差する角度で斜め下方へ延びており、その吸引管路25に対して案内具100を使用したが、吸引管路25ではなくて挿入部管路22が周壁内面23から吸引シリンダ13の中心軸Cと交差する角度で斜め下方へ延びている場合においては、その挿入部管路22に対して案内具100を使用することができる。また、図示例では、案内具100を吸引シリンダ13に対して使用したが、案内具100は、内視鏡1における吸引シリンダ13以外のシリンダに対して使用することができるように形成することもできる。
【符号の説明】
【0029】
1 内視鏡
2 操作部
7 口金(第1口金)
7a 縁部
13 シリンダ(吸引シリンダ)
23 周壁内面
25 管路(吸引管路)
25a 管路の入り口
80 洗滌用ブラシ
100 案内具
101 取り付け部
102 洗滌用ブラシ誘導部
111 嵌合する部位(第1突起部)
112 嵌合する部位(第2突起部)
123 底部
124a,124b 側壁部
125 溝
127 開口部分
C 中心軸
D 中心軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内視鏡の操作部に形成された上下方向へ延びるシリンダの周壁内面から前記シリンダの中心軸と交差する角度で下方へ延びる管路に対して、前記シリンダの上部開口から挿入される洗滌用ブラシを導くための案内具であって、
前記案内具には、前記操作部に対しての所要の状態での取り付けと取り外しとが可能な取り付け部と、前記所要の状態において前記洗滌用ブラシを前記管路へ導くことが可能な洗滌用ブラシ誘導部とが形成され、前記洗滌用ブラシ誘導部は、前記上部開口から上方へ前記中心軸と交差して延びていて下方に向かって開放している溝を含み、前記溝が前記上方へ延びている底部と前記底部に沿いかつ互いに対向する両側壁部とを有し、前記洗滌用ブラシが前記両側壁部の間を通って前記管路へ誘導されることを特徴とする前記案内具。
【請求項2】
前記取り付け部は、前記シリンダの前記上部開口に内側から嵌合する部位を有し、前記部位にも前記溝が形成され、前記洗滌用ブラシが前記溝の底部と前記溝の両側壁部と前記上部開口の縁部とによって画成される開口部分を通って前記管路へ誘導される請求項1記載の案内具。
【請求項3】
前記案内具は、前記洗滌用ブラシが前記管路へ誘導されている状態において前記操作部から取り外し可能である請求項1または2に記載の案内具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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