洗濯機
【課題】測定される洗濯水の電導度から洗濯水の硬度を判断することで洗濯機の制御を調整可能とする洗濯機の電導度センサおよび電導度センサの設置構造、並びに洗濯機の制御方法を提供すること。
【解決手段】洗濯機は、洗濯水が溜まる外槽に設けられ、前記洗濯水と接触して洗濯水の電導度を測定する一対の電極と、前記電極から測定される洗濯水の電導度を情報として洗濯機の制御を行う制御部とを備える。
【解決手段】洗濯機は、洗濯水が溜まる外槽に設けられ、前記洗濯水と接触して洗濯水の電導度を測定する一対の電極と、前記電極から測定される洗濯水の電導度を情報として洗濯機の制御を行う制御部とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯水の硬度測定を可能とする洗濯機、洗濯機の電導度センサおよび洗濯機の制御方法に関する。詳しくは、洗濯水の硬度によって洗濯機の制御方法を異にすることで、洗濯効率を高くすることができる洗濯機、洗濯機の電導度センサ、および電導度センサが設けられた洗濯機の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般の洗濯機は、各種の感知センサが設けられ、洗濯時に必要な種々の洗濯条件を感知し、感知された洗濯条件に応じて洗濯機は最上の洗濯効果が得られるように適切に駆動されるようになる。従来、洗濯機の感知装置としては、洗濯物の投入量感知装置、洗濯水の水温を感知して洗濯布を煮て洗濯するための水温測定装置などが提案・使用されている。
【0003】
なお、洗濯水の性質を判断するための因子として、水の硬度がある。水の硬度とは、水の強さの程度を示す用語であって、硬度を決定する物質としては、カルシウム、マグネシウム、鉄、ストロンチウム、マンガンなどが挙げられる。なお、硬度の高い水は、水に含まれるマグネシウムイオンやカルシウムイオンなどの影響で洗剤が良く溶けないため、洗剤の洗浄能力が低下してしまい、家庭用水や工業用水としては使い物にならないとされている。
【0004】
しかし、従来、洗濯水の硬度を考慮して洗剤および水の投与量を調整する方式の洗濯機が提案されておらず、それで、水の硬度が地域によって異なっているにもかかわらず、全ての地域において同一の洗剤および洗濯水投与方法が提供されているため、洗濯効率の低下の一つの要因となっている。特に、地下水を洗濯水として使用する地域において、水の硬度を考慮することなく洗剤および洗濯水を投与することは、洗濯効率低下の重要な要因として働くようになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、洗濯水の硬度に応じて洗濯機の洗濯方法を適切に変更することで最適の洗濯性能を維持することができるように洗濯水の硬度測定が可能な洗濯機および洗濯方法を提供することにある。
また、本発明は、洗濯水の電導度を測定し、洗濯機の動作のための種々の指標として活用することで、洗濯機の動作信頼性を高めることのできる洗濯機および洗濯方法を提案する。
また、本発明は、洗濯機の電導度を測定する電導度センサを安定して取り付けることで、洗濯水の漏れを防止し、安定して洗濯水の硬度を測定することができ、さらには、洗濯機が安定して動作するようにする洗濯機および洗濯方法を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る洗濯機は、洗濯水が溜まる外槽に設けられ、前記洗濯水と接触して洗濯水の電導度を測定する一対の電極と、前記電極から測定される洗濯水の電導度を情報として洗濯機の制御を行う制御部とを備える。
【0007】
他の側面の本発明に係る洗濯機の電導度センサは、洗濯機の外槽の一側に設けられ、前記洗濯水と接触して洗濯水の電導度を測定する一対の電極と、前記電極が貫通し、前記電極を保護する保護具と、前記保護具が一側に封入されるハウジングと、少なくとも前記保護具と電極との接触面に形成されるシーリング部とを備える。
【0008】
また他の側面の本発明に係る洗濯機の電導度センサは、洗濯機の外槽の一側に設けられ、前記洗濯水と接触して洗濯水の電導度を測定する一対の電極と、前記電極が延び、電気信号の出力端子であるコネクタと、前記コネクタに嵌合され、電気信号が円滑に伝達されるレセプタクルとを備える。
【0009】
さらに他の本発明に係る洗濯機の制御方法は、洗濯水の電導度を測定するステップと、測定された電導度によって洗濯水の硬度が判断されるステップと、判断される硬度に合わせて洗濯が進行されるステップとを含む。
【0010】
上記で提案されるように、本発明の洗濯機によって洗濯機の動作上の信頼度が高くなる効果が得られる。特に、電導度センサで測定される洗濯水の硬度によって洗剤および洗濯水の投与量が調整されることで、洗濯の効率を高くすることができる。
さらに、電導度センサが安定して動作できるようにすることで、水漏れや異物などによる電導度センサの誤作動を防止することができる効果を奏する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、洗濯水の硬度に応じて洗濯機の洗濯方法を適切に変更することで、選択性能の最適状態を維持することができる効果が得られる。
また、洗濯水の電導度を測定して洗濯機の動作に使用される種々の指標として活用することで、洗濯機の動作信頼性を高くすることができる。
さらに、洗濯機の電導度を測定する電導度センサが安定して設置されるようにすることで、洗濯水の漏れを防止すると共に洗濯機が安定して動作するようになる。
本発明の目的、他の特徴および長所は、添付の図面を参照して好適な実施例を説明することにより、明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1の実施例に係る洗濯機の断面図である。
【図2】図1の“A”の拡大断面図である。
【図3】第1の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図4】第2の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図5】第2の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図6】第2の実施例に係るレセプタクルの拡大図である。
【図7】第3の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図8】第3の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図9】第4の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図10】第1の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図11】図10の“A”の拡大断面図である。
【図12】第5の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図13】第5の実施例に係る遮蔽膜の斜視図である。
【図14】第6の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図15】第6の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図16】第7の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図17】第7の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図18】第8の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図19】第8の実施例に係る電導度センサの部分切開斜視図である。
【図20】第8の実施例において電極および温度センサが上側保護具に収容されることを説明する底面斜視図である。
【図21】第9の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図22】第9の実施例に係る電導度センサの部分切開斜視図である。
【図23】第9の実施例に係る電極の斜視図である。
【図24】第10の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図25】図24の“A”部分を拡大した図である。
【図26】第10の実施例によるコネクタとレセプタクルとの結合部分を示す斜視図である。
【図27】第10の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図28】第10の実施例に係る電導度センサの分解斜視図である。
【図29】第11の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図30】第11の実施例に係る電導度センサの分解斜視図である。
【図31】本発明の思想による洗濯機の制御方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施例を提案する。但し、本発明の思想は、提示される実施例に制限されるものではなく、本発明の思想を理解する当業者であれば、本発明の思想範囲内で他の実施例を容易に提案することができる。
【0014】
(第1の実施例)
第1の実施例については、図1乃至図3を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る洗濯機を示す断面図である。図1に示されたように、本発明に係る洗濯機は、外観を形成するキャビネット(1)と、複数の掛け部材(10)を介してキャビネット(1)の内部に吊り下げ固定され、内部には、洗濯水が溜まる外槽(2)と、前記外槽(2)の振動を減衰するため前記掛け部材(10)の下側に形成されるダンパー(14)と、前記外槽(2)の内部に回転可能に位置し、給水弁を介して給水された洗濯水および洗濯布が収容される内槽(3)と、前記内槽(3)の下側に回転可能に設けられ、洗濯水に洗濯水流を起こす洗濯翼(7)と、外部電源で動作する駆動モータ(4)と、前記駆動モータ(4)の中心部に形成される駆動軸(5)と、前記外槽(2)の下側に取り付けられ、内槽(3)または洗濯翼(7)を選択的に回転させるクラッチ(6)と、前記洗濯機の洗濯行程を調整して洗濯機の作動を制御する制御部(8)と、前記外槽(2)内の洗濯水を排出するため前記外槽(2)の下側に設けられた排水口(15)と、前記キャビネット(1)の上部に開閉され、洗濯物の上部からの離脱を防止すると共に安全事故を予防するドア(9)と、前記外槽(2)下側の所定部分が開放され、洗濯水が出入りする出入孔(16)と、前記出入孔(16)の外側に形成される所定の空圧チャンバー(11)と、前記空圧チャンバー(11)を密閉形成するための壁面構造であるチャンバーハウジング(17)と、前記空圧チャンバー(11)の上側に設けられる水位センサ(12)と、前記空圧チャンバー(11)の下側に封入される電導度センサ(13)とを備える。
【0015】
詳しくは、前記操作・制御部(8)の内部には、所定のマイクロプロセッサおよびデジタル格納媒体が設けられ、洗濯機の全体的な動作を制御する。
【0016】
前述の洗濯機の動作を説明する。前記ドア(9)を介して洗濯布が投入され、前記操作・制御部(8)によって洗濯機の動作が開始されると、前記モータ(4)、駆動軸(5)およびクラッチ(6)を介して印加される動力が洗濯翼(7)に加えられ、前記洗濯翼(7)が回転される。前記洗濯翼(7)は、内槽(3)内の洗濯水および洗濯布が互いに摩擦しながら回転することで洗濯が行われるようにする。洗濯が終わった後は、前記排水口(15)から汚染された水が排出される。
【0017】
また、前記操作・制御部(8)は、使用者が操作を行って洗濯機の全行程を制御するようにし、内部に収容される格納媒体に格納される所定のプログラムによりモータ(4)、給水・排水弁、クラッチ(6)などが制御されることで、洗濯機の全体動作が適切に制御される。
また、前記ダンパー(4)は、掛け部材(10)でキャビネット(1)に連結され、外槽(2)の振動が減衰されるようにすることで、洗濯機ボディの振動および動きを減らすようにする。
【0018】
なお、洗濯水の量および性質が感知される感知手段について詳述する。洗濯水が流入されると、洗濯水は、前記出入孔(16)を介して空圧チャンバー(11)に流入される。前記空圧チャンバー(11)へ流入された水は、前記電導度センサ(13)によって電導度が測定され、測定された電導度は、所定のテーブルによって洗濯水の硬度が感知される。前記テーブルは、前記操作・制御部(8)内に設けられるデジタル格納媒体およびマイクロプロセッサにより格納され、読み出し・制御されることができる。
【0019】
また、引き続き洗濯水が流入されると、空圧チャンバー(11)内の水位も上昇するようになるが、但し、空圧チャンバー(11)内部は密閉状態であるため、水が排出できない。それで、空圧チャンバー(11)内部は、外槽(2)に水が流入されるほどその圧力が増加するようになり、前記空圧チャンバー(11)内の空圧によって外槽(2)内へ流入される水の水位を測定することが可能となる。
【0020】
具体的には、空圧チャンバー(11)の下端部の水の水圧は、空圧チャンバー(11)内の気圧と空圧チャンバー(11)内の水位による水圧とが加えられた圧力が発生し、前記空圧チャンバー(11)の下端部の水圧は、前記外槽(2)内に溜まる水の全体水圧と同一である。それで、空圧チャンバー(11)内の気圧によって外槽(2)に溜まる水の水位を感知することができる。即ち、外槽(2)の水位が高くなるほど空圧チャンバー(11)内の気圧は増加され、増加する水圧の線形的な関係から外槽(2)の水位を逆に感知することが可能となる。
【0021】
図2は、図1の“A”の拡大断面図であり、図3は、電導度センサの斜視図である。図2および図3を参照するに、電導度センサ(13)は、導電性材質のバー形状である一対の電極(91)と、前記電極(91)の上側端部を支持し保護するための上側保護具(21)と、前記電極(91)の下側端部を支持し保護するための下側保護具(31)と、前記保護具(21)(31)内に充鎮されるシーリング部(41)と、前記上側保護具(21)とチャンバーハウジング(17)とが相互に結合される上側固定面(211)と、前記上側保護具(21)と下側保護具(31)とが結合される下側固定面(311)と、前記下側保護具(31)が下方にさらに延びるコネクタ(51)とを備える。
【0022】
具体的に、本実施例に係る電導度センサ(13)は、前記チャンバーハウジング(17)下端の開放部分に挿入・装着され、前記上側固定面(211)によりチャンバーハウジング(17)と結合される。前記上側固定面(211)は、融着、接着およびシーリング部材が介入される係止構造など、どのような方法によっても固定可能である。また、前記下側固定面(311)が融着、接着およびシーリング部材が介入される係止構造で固定可能であるのはいうまでもない。
【0023】
詳しくは、前記電極(91)は、一対が形成され、前記空圧チャンバー(11)内に突出する電極(91)の突出した上端は、前記空圧チャンバー(11)内で洗濯水と接触する。従って、前記電極(91)は、ステンレスや銅のように電導性と耐食性の高い材質で製作される必要がある。前記電極(91)の一方の電極は、電流を洗濯水に流し、他方の電極は、洗濯水に流れ込んだ電流の通電量を感知する。そして、通電される電流の量によって洗濯水に含まれるイオンの量を感知することができ、感知されるイオンの量によって洗濯水の硬度を判断することができる。例えば、イオンの量が高くて硬度が高い場合は、通電される電流の量が多く、抵抗は小さくなるが、イオンの量が少なくて高度が低い場合は、通電される電流の量が少なく、抵抗は大きくなる。
【0024】
なお、前記シーリング部(41)としては、ゴムやエポキシ材質が使用でき、前記電極保護具(21)(31)と電極(91)との間の隙間に満たすことで、前記空圧チャンバー(11)内の洗濯水が隙間から漏れるのを防止する。前記シーリング部(41)は、前記上側保護具(21)の内部空間に液状に充鎮された後、および下側保護具(31)の押し力で圧着され、形成されるようになる。
【0025】
具体的に、前記コネクタ(51)には、所定の端子が形成されるレセプタクルが嵌合されることで、安定した状態で前記電極(91)で感知される電流の通電量が前記操作・制御部(8)に伝達されるようになる。
【0026】
提案したような実施形態によって前記出入孔(16)を介して流入された洗濯水の電導度を電極(91)で測定し、電導度を用いて洗濯水の硬度を判断することができる。そして、測定された硬度によって洗濯機の制御方法を変化させることで、洗濯水の硬度状態に合うように洗濯機を制御することができる。例えば、洗濯水の硬度が高い場合は、洗剤の投入量を増加させ、これとは反対に、硬度が低い場合は、洗剤の投入量を減少させることができる。
【0027】
また、前記シーリング部(41)、上側固定部(211)および下側固定部(311)によって空圧チャンバー(11)内に収容される空気または水の外部への漏れを防ぐことができる。
【0028】
(第2の実施例)
本発明の思想による第2の実施例については、図4乃至図6を用いて詳述する。
図4は、本実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【0029】
図4を参照するに、一対の電極(91)、上側保護具(21)、下側保護具(31)、シーリング部(41)、上側固定面(211)、下側固定面(311)は、第1の実施例のものと同様である。但し、前記下側保護具(31)に、下方にさらに延びるコネクタ(52)が設けられ、前記コネクタ(52)の内側に丸いバー状に延びる電極の下端部と、前記電極の下端部に固定される電流を通電させるレセプタクル(62)とがさらに設けられている。
【0030】
図5は、本実施例に係る電導度センサの斜視図であり、図6は、本実施例に係るレセプタクル部である図5の“A”部分の拡大図である。図5および図6を参照するに、電極(91)の下端は丸いバー状であり、前記電極の外周には、丸く巻かれて形成されるレセプタクル固定具(621)と、前記レセプタクル固定具(621)と一体になってその下側に形成され、電線を固定するための電線固定具(622)とを備えている。提案されるような構成で、電極(91)で感知される電源が正確に前記操作・制御部(8)に伝達され、また、洗濯機自体の振動によって電極(91)およびレセプタクルの連結構造が固定されることが可能である。
【0031】
一方、前記レセプタクル固定具(621)は、電極(91)の外周に置かれた板状の導伝体が巻かれて形成されることもでき、巻かれているレセプタクル固定具(621)に電極(91)が押し嵌めて固定されることもできる。
【0032】
(第3の実施例)
第3の実施例については、図7乃至図9を用いて詳述する。第3の実施例は、空圧チャンバー内に流入される異物による電極(91)の誤作動を防止する構造を採用することを一つの特徴としている。空圧チャンバーは、上下に長く形成される中空の棒状であり、その内部には、洗濯水に含まれる洗濯物の毛羽や塵埃などの異物がさらに流入され、詰まることがあり得る。このような異物が前記電極の間に詰まると、電導度が正常状態とならず、異常に変化するため、通電量が正しく感知できなくなる。例えば、異物が電極の間に詰まると、一種の導体または不導体として作用し、通電される電流の量が変化するため、電導度の測定には好ましくない。それで、本実施例では、電極の間に異物が介入するのを防止することができる異物介入防止手段をさらに備えている。
【0033】
図7は、本実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図であり、図8は、本実施例に係る電極センサの斜視図である。図7および図8を参照するに、他の部分は、前述の第1および第2の実施例と大同小異であり、一対の電極(91)、上側保護具(21)、下側保護具(31)、シーリング部(41)、上側固定面(211)、下側固定面(311)が同様に形成される。また、上側保護具(21)の上面が所定の直径をもって開口し、開口された一部分には前記電極(91)が突出形成される。そして、前記上側保護具(21)の開口部分には、シーリング部(41)がさらに突出して延長シーリング部(43)が形成される。そして、前記延長シーリング部(43)の中間部、特に、前記電極(91)の間に異物が詰まるのを防止するための遮蔽膜(431)がさらに設けられている。
【0034】
具体的に、前記遮蔽膜(431)は、前記電極(91)間の中間部に長く形成され、前記電極(91)の下側部分を介して電流が通電することができないように構成される。
より詳しくは、前記上側保護具(21)の上面では、前記電極(91)間への電流通電によって洗濯水に含まれた無機物の酸化、還元反応による沈殿が発生し、洗濯屑が溜まって電流値に誤差が出る。特に、電流は、通電時に最短の距離で通電されるため、異物(73)が介入した状態では、電導度の測定値に誤差が出る。
【0035】
それで、前記異物(73)の沈殿による電流値の誤差が発生しないようにするため、前記上側保護具(21)の上面に電極(91)の下側部を遮蔽する遮蔽膜(431)を予め突出形成させることで電極(91)の下端部を介した電流の流れを遮蔽するようにする。そして、電極(91)の露出した部位のみを介して測定された電導度値は、全体の露出した場合のそれとは異なるため、硬度値に換算する過程で補正されるようにすることで、異物(73)の沈殿による影響を受けない状態と同じ硬度値が測定されるようにすることができる。
【0036】
また、前記遮蔽膜(431)は、前記電極(91)からの電流が側面へ流れるのを防ぐため前記電極(91)間の中間部に長く形成され、前記遮蔽膜(431)の上端に異物(73)が沈殿されないように上方に行くほど断面積が狭くなるように形成される。このように構成することで、洗濯水に含まれる異物により電導度の感知値に誤差が出るのを防止することが可能となる。特に、洗濯の進行過程で投入される洗濯布または洗剤に含まれる有機・無機物質が変成して電極の間に介入する現象を防止することができる。
【0037】
なお、前記遮蔽膜(431)は、上側保護具(21)の上面に形成させることもできる。また、前記異物(73)が洗濯機の排水行程時に出入孔(16)を介して排出されることができる。
【0038】
(第4の実施例)
本発明の思想による第4の実施例については、図9乃至図11を用いて詳述する。本実施例は、第3の実施例と多くの部分において同様であるが、但し、遮蔽膜形成の具体的な構成および方法が異なっている。
【0039】
図9は、本実施例に係る電導度センサの斜視図であり、図10は、本実施例に係る電導度センサの電導度センサ設置構造を示す断面図である。図9および図10を参照するに、本実施例に係る電導度センサは、他の部分は前述の第1の実施例のものと大同小異であり、一対の電極(91)、上側保護具(21)、下側保護具(31)、シーリング部(41)、上側固定面(211)、下側固定面(311)が同様に形成される。また、前記上側保護具(21)の上側面から電極(91)の周辺部に突出形成される遮蔽膜(24)を備えている。
【0040】
具体的に、前記遮蔽膜(24)は、電極(91)の周辺部にのみ上側保護具(21)と一体に突出形成されている。このように形成されることで、第3の実施例と同様に、異物(73)により発生し得る電導度の誤差を防止することが可能となる。
【0041】
図11は、図10の“A”部分の拡大断面図である。図11を参照するに、前記遮蔽膜(24)は、上側保護具(21)の上方側に突出した電極(91)の下部のみを取り囲むように前記上側保護具(21)の上端から垂直に所定の高さ(T1)に形成され、前記遮蔽膜(24)の上端部は、所定の傾きで傾斜し、直径が縮小されて傾斜面(241)が形成される。
前記傾斜面(241)によって前記空圧チャンバー(11)に溜まった洗濯水から異物が沈殿される場合、前記遮蔽膜(24)に沈殿される異物は、遮蔽膜(24)の上面に形成された傾斜面(241)に沿って縁部に移動され、外部へ排出される。それによって、前記遮蔽膜(24)の上面には、異物による沈殿層が形成できなくなる。
【0042】
第4の実施例の作用を説明する。
前記上側保護具(21)の上面には、異物が沈殿され、所定の厚さ(T2)に異物(73)が詰まるようになる。しかし、前記電極(91)の突出部位(D)は、遮蔽膜(24)の高さ(T1)より高いところに形成されている。
そして、前記上側保護具(21)に詰った異物(73)は、洗濯機の排水行程時に洗濯水と共に外部に排出されるようになるため、前記異物(73)は、特定の厚さ(T2)以上になることができないため、電極(91)の動作に影響を与えることがない。
また、前記異物(73)の円滑な排出のために前記出入孔(16)の下端の高さは、前記上側保護具(21)の上端の高さより少なくとも低くなるようにすることが好ましい。このように形成されることで、異物(73)のより迅速な除去が可能となる。
【0043】
(第5の実施例)
第5の実施例については、図12および図13を用いて詳述する。第5の実施例は、前述の第4の実施例と同様であるが、但し、遮蔽膜形成の構成および方法のみが異なっている。
【0044】
図12は、本実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図であり、図13は、本実施例に係る遮蔽膜の斜視図である。図12および図13を参照するに、多くの部分において第4の実施例のそれと同様であるが、遮蔽膜が別体として形成される点から異なっている。具体的には、遮蔽膜(52)が上側保護具(21)とは別体に形成され、電極(91)の露出した部分の下端に取り付けられる。
【0045】
詳しくは、前記遮蔽膜(52)は、円筒状であり、電極(91)の一端が挿通されるように中央部分に開口される電極挿入ホール(251)と、前記電極挿入ホール(251)に繋がる上端から下方に延びて傾斜面(252)が形成される。
このような形状および方法で遮蔽膜(25)が形成される場合においても、第4の実施例と同様な効果が得られる。
【0046】
なお、本実施例は、前記出入孔(16)の下端が、少なくとも前記上側保護具(21)の上端位置に等しいか低く形成することで、洗濯機の排水行程時における異物のより円滑な排出が行われるようにする。
【0047】
(第6の実施例)
本発明の思想による第6の実施例については、第14および第15を用いて詳述する。本実施例は、電極を保護する上側保護具および下側保護具が結合される方法と、電極と共に温度センサが形成されることに一つの特徴がある。
【0048】
図14は、本発明の第6の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す図であり、図15は、電導度センサの斜視図である。図14および図15を参照するに、一対の電極(96)、上側保護具(26)、下側保護具(36)、シーリング部(46)を有する点は他の実施例と同様であるが、但し、洗濯水の水温を測定するための温度センサ(86)をさらに有し、上側保護具(26)および下側保護具(36)が結合される構造と、電導度センサがチャンバーハウジング(17)に結合される構造が特徴的に異なっている。
【0049】
具体的には、前記電導度センサと同様に温度センサ(86)が設けられ、前記温度センサ(86)は、前記上側保護具(26)と一体に形成され、密閉される温度センサ保護具(262)により保護される。前記温度センサ(86)は、洗濯水の温度だけを測定すれば良いため、洗濯水に直接接触する必要がなく、前記温度センサ保護部(262)を介して伝導される熱量によって温度を測定するだけで良い。
【0050】
また、前記上側保護具(26)の下端部が拡張形成される上側フランジ(263)と、前記上側フランジ(263)と位置合わせされる下側フランジ(364)と、前記上側フランジ(263)および下側フランジ(364)を貫通してチャンバーハウジング(17)にまで延長挿入される締結部材(362)とを含む。
【0051】
また、前記上側保護具(26)と下側保護具(36)とが仮組立されるようにするため、前記上側フランジ(263)に形成される所定のホールに挿入される係止突起(363)が設けられている。
また、仮組立された電導度センサがチャンバーハウジング(17)の正しい位置に収まるようにするため、前記上側フランジ(263)の上方に突出形成される収容ガイド(361)と、前記収容ガイド(361)と位置合わせされるガイド溝(261)とが含まれる。
【0052】
また、前記温度センサ(86)および電極(96)は、円形バーでなく、フラットな形状に形成されることもできる。そして、前記下側保護具(36)の下側には電源端子を連結するための所定のコネクタ(56)がさらに設けられているのは言うまでもない。
【0053】
第6の実施例による作用を説明する。
前記電極(96)が置かれる過程で前記温度センサ(86)は、共に置かれた状態でシーリング部(46)をなす液状のシーリング部材が注入され、位置固定される。但し、前記温度センサ(86)は、洗濯水と直接接触することなく上側保護具(26)と一体をなす温度センサ保護部(262)によって密閉され、保護される。
【0054】
また、前記上側保護具(26)の下端部から延びる上側フランジ(263)と、下側保護具(36)の外周端から延びる下側フランジ(364)とが一列になって両者が結合される。換言すれば、前記下側フランジ(364)の上方に突出する係止突起(363)が上側フランジ(263)に形成される所定のホールに挿入されて位置固定されることで、上側フランジ(263)および下側フランジ(364)とが仮組立されるようになる。仮組立された保護具(26)(36)は、収容ガイド(361)がガイド溝(261)によってガイドされる状態で前記チャンバーハウジング(17)の下端の所定位置に位置付けられることができる。位置付けられた保護具(26)(36)は、保護具(26)(36)およびチャンバーハウジング(17)を貫通して挿入される締結部材(362)によりチャンバーハウジング(17)の開口する下側に強固に嵌め込まれ、密閉されるようになる。
【0055】
前記電導度センサの固定された状態で電導度を測定する過程は、前述の多数の実施例と同様であるため、詳細な説明は、省略する。前記温度センサ(86)は、洗濯水の温度を測定して洗濯水の投与量を決定する因子として作用することができる。例えば、洗濯水の温度が高い場合は、洗剤の活性度が高いため、少量の洗剤を投与しても良く、洗濯水の温度が低い場合は、洗剤の活性度が低いため、同じ洗濯効率を得るためには、多量の洗剤を投与する必要がある。
【0056】
(第7の実施例)
第7の実施例については、図16および図17を用いて詳述する。本実施例は、第6の実施例と同様であるが、空圧チャンバー(11)内の異物の速やかな排出のための構成が加えられることに一つの特徴がある。
【0057】
図16は、本発明の第7の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図であり、図17は、本発明の第7の実施例に係る電導度センサの斜視図である。図16および図17を参照するに、前記上側保護具26の上側面が凸状に隆起し、異物が通過する異物移動ガイド部(271)が形成される。前記異物移動ガイド部(271)によって空圧チャンバー(11)内の異物(73)が自重で上側保護具(26)の縁部に移動し、洗濯水の排水中に出入孔(16)を介して洗濯水と共に排出される。このため、出入孔(16)の下端部の高さは、前記上側保護具(26)の縁部の高さに比べて低く形成されるのが好ましい。
提案した実施例によれば、異物による電極(96)への影響を受けることなく電導度を測定することができる効果が得られる。
【0058】
(第8の実施例)
本発明の第8の実施例については、図18乃至図20を用いて詳述する。本実施例は、多くの部分において第7の実施例と同様であるが、但し、前記電極および温度センサの揺れを防止するための構造が加えられることに1つの特徴がある。洗濯機は、モータの駆動で継続的な振動が発生し、このような振動で電極および温度センサの位置がずれるか、接続が外される問題が発生することがあり、本実施例は、このような問題点を解消するために提案されたものである。
【0059】
図18は、本発明の第8の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図であり、図19は、本発明の第8の実施例に係る電導度センサの部分切開斜視図である。図18および図19を参照するに、本実施例では、一つの電極(98)、上側保護具(28)、下側保護具(36)、シーリング部(46)、温度センサ(88)、温度センサ保護部(262)、上側フランジ(263)、下側フランジ(364)、締結部材(362)、係止突起(363)、収容ガイド(361)、ガイド溝(261)、コネクタ(56)が第7の実施例と同様に形成される。
【0060】
また、上側保護具(28)の内側から下方に延びて形成される電極支持リブ(281)と、前記電極支持リブ(281)と同様に上側保護具(28)の内側から下方に延びて形成される温度センサ支持リブ(282)とを含む。前記電極支持リブ(281)および温度センサ指示リブ(282)は、それぞれ電極(98)と温度センサ(88)との間にシーリング部(41)が充鎮されることで、シーリング部(41)の一部分が破損されても、シーリング部(41)の全体的な破損を防止する働きをする。そして、電極(98)および温度センサ(88)が揺れる時、振動がシーリング部(51)に沿って伝わる場合、それぞれの支持リブ(281)(282)によって振動の伝わりを止めることで、電極(98)および温度センサ(88)の揺れを防止し、さらには、シーリング部(41)の振動抵抗力を高くすることができる。特に、前記電極支持リブ(281)および温度センサ支持リブ(282)は、電極(98)および温度センサ(88)が左右方向に加えられる振動に対して耐えられるようにする。
【0061】
また、前記電極(98)の所定位置から突出形成される電極突起(981)と温度センサ(88)の所定位置から突出形成される温度センサ突起(881)とを含む。
また、前記電極突起(981)の上端と下端とは、それぞれ電極支持リブ(281)および下側保護具(36)によってその位置が支持されるため、外部から加えられる上下方向の振動で発生する電極(98)の上下揺れが抑えられる。同様に、前記温度センサ支持リブ(282)の上端と下端とは、それぞれ温度センサ支持リブ(282)および下側保護具(36)にその位置が支持されるため、外部から加えられる上下方向の揺れで発生する温度センサの上下揺れが抑えられる。そして、このように電極(98)および温度センサ(88)の揺れが抑制されることで、シーリング部(41)の損傷を抑制することができ、シーリング部(46)の性能を高くして密閉信頼性を一層高くすることができる。
【0062】
一方、前記電極(98)と電極支持リブ(281)とが当接する位置において、電極支持リブ(281)の端部が窪んで形成される電極収容溝(283)と、前記温度センサ(88)と温度センサ支持リブ(282)とが当接する位置において、温度センサ支持リブ(282)の端部が窪んで形成される温度センサ収容溝(284)とを有し、電極(98)および温度センサ(88)が正しく収容され、形成位置が支持されるようにすることができる。
【0063】
図20は、第8の実施例において電極および温度センサが上側保護具に収容されることを説明する底面斜視図である。図20を参照するに、上側保護部(28)の下側から延びる電極支持リブ(281)および温度センサ支持リブ(282)とが四角形に突出形成され、支持リブ(281)(282)内に形成される前記収容溝(283)(284)に電極(98)および温度センサ(88)が収容されている。具体的に、前記収容溝(283)(284)には、電極突起(981)と温度センサ突起(881)とが内挿され、収容される。
【0064】
なお、電極支持リブ(281)および温度センサ支持リブ(282)において収容溝(283)(284)が形成されない他側には、凹状に形成され、液状のシーリング剤が支持リブ(281)(282)と電極(98)と温度センサ(88)との間へ円滑に注入されるようにするためのシーリング剤注入溝(285)(286)が形成されている。前記シーリング剤注入溝(285)(286)により液状のシーリング部材が円滑に注入され、シーリング部材が凝固して形成されるシーリング部(46)は、より強固に前記電極(98)および温度センサ(88)を支持することが可能となる。
前記温度センサ(88)が下側で2方向に分岐されるのは、信号伝達の信頼性を確実にし、シーリング部(46)による支持が円滑になるようにするためである。勿論、一方向に延びることも可能である。
【0065】
本実施例によれば、電極および温度センサの揺れが防止されると共に外部から加えられる衝撃に対しても電極および温度センサが揺れることがない。それで、電極および温度センサが揺れることがないため、それぞれの接点が外されるおそれがなく、製品の信頼性が一層向上する効果が得られる。
【0066】
(第9の実施例)
本発明の思想による第9の実施例については、図21乃至図23を用いて詳述する。本実施例は、電極および温度センサの揺れを防止するための特定の構造がさらに加えられることを特徴とする。
【0067】
図21は、本発明の思想による第9の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を説明する断面図であり、図22は、本発明の思想による第9の実施例に係る電導度センサの部分切開斜視図である。図19および図20を参照するに、他の部分は第8の実施例と同様であるが、但し、電極(99)および温度センサ(89)の形状が異なっている。即ち、電極(99)および温度センサ(89)のボディには、所定のホールが加工されている。
【0068】
具体的に、前記電極(99)は、バー状ボディの所定位置に形成され、電極の位置が支持されるようにする電極突起(992)と、前記電極(99)ボディの一定部分が開口されて形成される電極固定ホール(991)とを有する。また、前記温度センサ(89)もまたバー状ボディの所定位置に形成され、温度センサが支持されるようにする温度センサ突起(892)と、前記温度センサ(89)ボディの一定部分が開口されて形成される温度センサ固定ホール(891)とを含む。
【0069】
前述の電極突起(992)および温度センサ突起(892)の構成および作用は、前述の第8の実施例における説明と同様であり、前記電極固定ホール(991)および温度センサ固定ホール(891)の作用について説明する。前記電極固定ホール(991)および温度センサ固定ホール(891)の内部には、シーリング作用を行うための液状のシーリング部材が注入され、凝固される。このように液状のシーリング部材が電極固定ホール(991)および温度センサ固定ホール(891)の内部にまで注入されて凝固されることで、より広い面積にシーリング部材が広げられ、凝固され、この凝固されたシーリング部(46)により電極(99)および温度センサ(89)は、より信頼性良くその位置が支持される。
【0070】
図23は、第9の実施例に係る電極の斜視図である。図23を参照するに、前記電極(99)は、フラットな形状の本体からなり、所定の位置には、幅が拡張形成されることで電極(99)の位置が支持されるようにする電極突起(992)と、電極のボディにおいて所定部分が開口される内部までシーリング部(46)が形成される電極固定ホール(991)とが形成されることがわかる。また、温度センサ(89)も同様な構成で形成されることができるのは言うまでもない。そして、本実施例では、電極固定ホール(991)および温度センサ固定ホール(891)は、ホールとして形成されているが、本体のより多くの面に対するシーリングの遂行が重要であるため、溝状に形成されることも可能である。
【0071】
(第10の実施例)
本発明の第10の実施例については、図24乃至図28を用いて詳述する。本実施例は、多くの部分において第8の実施例と同様であるが、但し、電極および温度センサで感知される電気量がワイヤを介して伝達されるようにするコネクタとレセプタクルの構造を1つの特徴としている。
【0072】
図24は、本発明の第10の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す図であり、図25は、図24の“A”部分を拡大した図であり、図26は、本実施例によるコネクタとレセプタクルとの結合部分を示す斜視図である。図24および図25を参照するに、一対の電極(98)、上側保護具(28)、下側保護具(36)、シーリング部(46)、温度センサ(88)、温度センサ保護部(262)、上側フランジ(263)、下側フランジ(364)、締結部材(362)、係止突起(363)、収容ガイド(361)、ガイド溝(261)は、第8の実施例のものと大同小異である。但し、前記下側保護具(36)から下方に延びて形成されるコネクタ(510)と、前記コネクタ(510)に嵌められるレセプタクル(610)とをさらに有する。
【0073】
換言すれば、前記コネクタ(510)の外周面から突出形成される係止突起(511)と、前記コネクタ(510)の内部において電極(98)および温度センサ(88)の下端部に形成されるガイドホール(992)と、前記レセプタクルのノブ(611)と、前記係止突起(511)に係止する部材で、レセプタクル(610)の外周面に形成され、使用者の外力で所定の弾性復元運動が可能な固定突起(612)と、前記コネクタ(510)の内周面に接触・挿入されるレセプタクルの運動を確かにする位置調整部(616)とを含む。
【0074】
図26を参照して前記コネクタ(510)とレセプタクル(610)の作用を説明する。前記レセプタクル(610)の内部には、導電性材質の板部材が変更形成される導電部材(617)が形成されるが、前記導電部材(617)の一端に形成され、ワイヤ(623)が噛み合うように形成される電線固定具(622)と、前記電線固定具(622)の反対側に形成され、前記電極(98)および温度センサ(88)の端部位置で電気的に結線されるようにするため折れて形成される挿支部(613)と、導電部材の挿入後の脱去を防止するため前記ガイドホール(992)と整列して嵌められる嵌合突起(614)と、前記導電部材(617)の一定長さが前記コネクタ(510)に挿入され、過度な挿入を防止するため電極(98)および温度センサ(88)の下端によって止められるストッパー(615)とを含む。
【0075】
それで、一定の深さで前記レセプタクル(610)および導電部材(617)が挿入されると、前記嵌合突起(614)は、前記ガイドホール(992)に位置合わせされ、前記ストッパー(615)は、電極(98)および温度センサ(88)の下端に接してそれ以上挿入が進まない。また、前記固定突起(612)は、前記係止突起(511)に係止され、使用者による外力が加えられない限り、脱去されない。結局、3つの締結構造により同時に締結力が加えられるようになるため、洗濯機の動作中に発生する外部振動が加えられるとしても、電気信号の出力端であるコネクタと入力端であるレセプタクルの構造の弱化による脱去などが発生しない。
【0076】
図27は、本発明の第10の実施例に係る電導度センサの斜視図であり、図28は、電導度センサの分解斜視図である。図27および図28を参照するに、上側保護具(28)と下側保護具(36)を有し、また、前記下側保護具(36)の下側端部に形成される四角端面形状のコネクタ(510)と、前記コネクタに嵌合されるレセプタクル(610)とを有することがわかる。また、レセプタクル(610)の嵌合端部には、コネクタ(510)の内周面に嵌合される位置調整部(616)と、固定突起(612)および係止突起(511)が形成されている。前記レセプタクル(610)の端部が前記コネクタ(510)に嵌合されて位置が固定される。そして、前記位置調整部(616)は、前記コネクタ(510)の内部に形成される各開放部分の内面または外面に接してレセプタクル(610)の位置が強固に支持されるようにする。
【0077】
本実施例に係るコネクタとレセプタクルの構造によって電気信号が安定して伝達される効果が得られる。このようなコネクタとレセプタクルの構造によって洗濯機自体の振動に対して強固に耐えられるため、安定した感知構造を具現することが可能となる。
【0078】
(第11の実施例)
本発明の第11の実施例については、図29および図30を用いて詳述する。第11の実施例は、他の部分においては第10の実施例と同様であるが、但し、レセプタクルとコネクタの嵌め動作が簡単で、かつ安全に行われることを1つの特徴としている。
【0079】
図29は、本実施例に係る電導度センサの斜視図であり、図30は、本実施例に係る電導度センサの分解斜視図である。図29および図30を参照するに、他の部分は前述の第10の実施例と同様であり、コネクタ(520)の外周部に形成されるコネクタガイド(521)と、前記コネクタ(520)に嵌合されるレセプタクル(620)と、前記コネクタガイド(521)と位置合わせされ、レセプタクル(620)の外周に形成されるレセプタクルガイド(625)とを含む。
【0080】
前記レセプタクル(620)がコネクタ(520)に嵌合される時、それぞれのガイド(521)(625)が対称の方向に位置合わせされることで、レセプタクル(620)の正確な嵌合が可能となる。具体的には、前記レセプタクルガイド(625)およびコネクタガイド(521)は、四面の全方向でなく、単一の縁部にのみ形成されるため、前記レセプタクルガイド(625)およびコネクタガイド(521)が正しい方向に位置合わせできない場合は、レセプタクル(620)が挿入できなくなる。それで、作業者がレセプタクル(620)を嵌合する時、電極と温度センサの嵌合方向が間違うおそれがなく、安全な組み立てを行うことができる。
さらには、前記ガイド(625)(521)を押し嵌めてレセプタクル(620)の結束力がより大きくなる効果も得られる。
【0081】
前述した種々の実施例によって行われる洗濯機の制御方法について説明する。
図31は、本発明の思想による洗濯機の制御方法を説明するフローチャートである。図31を参照するに、洗濯機の動作が行われ、洗濯布と洗濯水がドラムの内部に収容されると、電導度センサが動作され、洗濯水の電導度を測定する(St11)。洗濯水の電導度が測定された後は、予め格納されている所定の計算式またはテーブルによって洗濯水の硬度を判断する(St12)。この硬度判断ステップ(St12)で判断された洗濯水の硬度は、後に行われる洗濯の全行程における資料として活用される。例えば、硬度が高い場合は、洗剤が良く溶けないため、より多量の洗剤を投入して洗濯行程を行うようにし、すすぎの回数は減らすことができる。それとは反対に、硬度が低い場合は、洗剤が良く溶けるため、より少量の洗剤を投入して洗濯行程を行うようにし、すすぎの回数は増加することができる。勿論、洗濯の行程においては、硬度だけでなく、水温と洗濯布量の影響を受けることがある。
【0082】
このように硬度判断ステップ(St12)で判断された硬度に合わせて、洗濯機の駆動方法を選定する(St13)。選定された洗濯機の駆動方法に合わせて、洗濯(St14)、すすぎ(St15)、脱水(St16)が行われることで、洗濯の全行程が完了する。
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯水の硬度測定を可能とする洗濯機、洗濯機の電導度センサおよび洗濯機の制御方法に関する。詳しくは、洗濯水の硬度によって洗濯機の制御方法を異にすることで、洗濯効率を高くすることができる洗濯機、洗濯機の電導度センサ、および電導度センサが設けられた洗濯機の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般の洗濯機は、各種の感知センサが設けられ、洗濯時に必要な種々の洗濯条件を感知し、感知された洗濯条件に応じて洗濯機は最上の洗濯効果が得られるように適切に駆動されるようになる。従来、洗濯機の感知装置としては、洗濯物の投入量感知装置、洗濯水の水温を感知して洗濯布を煮て洗濯するための水温測定装置などが提案・使用されている。
【0003】
なお、洗濯水の性質を判断するための因子として、水の硬度がある。水の硬度とは、水の強さの程度を示す用語であって、硬度を決定する物質としては、カルシウム、マグネシウム、鉄、ストロンチウム、マンガンなどが挙げられる。なお、硬度の高い水は、水に含まれるマグネシウムイオンやカルシウムイオンなどの影響で洗剤が良く溶けないため、洗剤の洗浄能力が低下してしまい、家庭用水や工業用水としては使い物にならないとされている。
【0004】
しかし、従来、洗濯水の硬度を考慮して洗剤および水の投与量を調整する方式の洗濯機が提案されておらず、それで、水の硬度が地域によって異なっているにもかかわらず、全ての地域において同一の洗剤および洗濯水投与方法が提供されているため、洗濯効率の低下の一つの要因となっている。特に、地下水を洗濯水として使用する地域において、水の硬度を考慮することなく洗剤および洗濯水を投与することは、洗濯効率低下の重要な要因として働くようになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、洗濯水の硬度に応じて洗濯機の洗濯方法を適切に変更することで最適の洗濯性能を維持することができるように洗濯水の硬度測定が可能な洗濯機および洗濯方法を提供することにある。
また、本発明は、洗濯水の電導度を測定し、洗濯機の動作のための種々の指標として活用することで、洗濯機の動作信頼性を高めることのできる洗濯機および洗濯方法を提案する。
また、本発明は、洗濯機の電導度を測定する電導度センサを安定して取り付けることで、洗濯水の漏れを防止し、安定して洗濯水の硬度を測定することができ、さらには、洗濯機が安定して動作するようにする洗濯機および洗濯方法を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る洗濯機は、洗濯水が溜まる外槽に設けられ、前記洗濯水と接触して洗濯水の電導度を測定する一対の電極と、前記電極から測定される洗濯水の電導度を情報として洗濯機の制御を行う制御部とを備える。
【0007】
他の側面の本発明に係る洗濯機の電導度センサは、洗濯機の外槽の一側に設けられ、前記洗濯水と接触して洗濯水の電導度を測定する一対の電極と、前記電極が貫通し、前記電極を保護する保護具と、前記保護具が一側に封入されるハウジングと、少なくとも前記保護具と電極との接触面に形成されるシーリング部とを備える。
【0008】
また他の側面の本発明に係る洗濯機の電導度センサは、洗濯機の外槽の一側に設けられ、前記洗濯水と接触して洗濯水の電導度を測定する一対の電極と、前記電極が延び、電気信号の出力端子であるコネクタと、前記コネクタに嵌合され、電気信号が円滑に伝達されるレセプタクルとを備える。
【0009】
さらに他の本発明に係る洗濯機の制御方法は、洗濯水の電導度を測定するステップと、測定された電導度によって洗濯水の硬度が判断されるステップと、判断される硬度に合わせて洗濯が進行されるステップとを含む。
【0010】
上記で提案されるように、本発明の洗濯機によって洗濯機の動作上の信頼度が高くなる効果が得られる。特に、電導度センサで測定される洗濯水の硬度によって洗剤および洗濯水の投与量が調整されることで、洗濯の効率を高くすることができる。
さらに、電導度センサが安定して動作できるようにすることで、水漏れや異物などによる電導度センサの誤作動を防止することができる効果を奏する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、洗濯水の硬度に応じて洗濯機の洗濯方法を適切に変更することで、選択性能の最適状態を維持することができる効果が得られる。
また、洗濯水の電導度を測定して洗濯機の動作に使用される種々の指標として活用することで、洗濯機の動作信頼性を高くすることができる。
さらに、洗濯機の電導度を測定する電導度センサが安定して設置されるようにすることで、洗濯水の漏れを防止すると共に洗濯機が安定して動作するようになる。
本発明の目的、他の特徴および長所は、添付の図面を参照して好適な実施例を説明することにより、明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1の実施例に係る洗濯機の断面図である。
【図2】図1の“A”の拡大断面図である。
【図3】第1の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図4】第2の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図5】第2の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図6】第2の実施例に係るレセプタクルの拡大図である。
【図7】第3の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図8】第3の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図9】第4の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図10】第1の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図11】図10の“A”の拡大断面図である。
【図12】第5の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図13】第5の実施例に係る遮蔽膜の斜視図である。
【図14】第6の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図15】第6の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図16】第7の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図17】第7の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図18】第8の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図19】第8の実施例に係る電導度センサの部分切開斜視図である。
【図20】第8の実施例において電極および温度センサが上側保護具に収容されることを説明する底面斜視図である。
【図21】第9の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図22】第9の実施例に係る電導度センサの部分切開斜視図である。
【図23】第9の実施例に係る電極の斜視図である。
【図24】第10の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【図25】図24の“A”部分を拡大した図である。
【図26】第10の実施例によるコネクタとレセプタクルとの結合部分を示す斜視図である。
【図27】第10の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図28】第10の実施例に係る電導度センサの分解斜視図である。
【図29】第11の実施例に係る電導度センサの斜視図である。
【図30】第11の実施例に係る電導度センサの分解斜視図である。
【図31】本発明の思想による洗濯機の制御方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施例を提案する。但し、本発明の思想は、提示される実施例に制限されるものではなく、本発明の思想を理解する当業者であれば、本発明の思想範囲内で他の実施例を容易に提案することができる。
【0014】
(第1の実施例)
第1の実施例については、図1乃至図3を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る洗濯機を示す断面図である。図1に示されたように、本発明に係る洗濯機は、外観を形成するキャビネット(1)と、複数の掛け部材(10)を介してキャビネット(1)の内部に吊り下げ固定され、内部には、洗濯水が溜まる外槽(2)と、前記外槽(2)の振動を減衰するため前記掛け部材(10)の下側に形成されるダンパー(14)と、前記外槽(2)の内部に回転可能に位置し、給水弁を介して給水された洗濯水および洗濯布が収容される内槽(3)と、前記内槽(3)の下側に回転可能に設けられ、洗濯水に洗濯水流を起こす洗濯翼(7)と、外部電源で動作する駆動モータ(4)と、前記駆動モータ(4)の中心部に形成される駆動軸(5)と、前記外槽(2)の下側に取り付けられ、内槽(3)または洗濯翼(7)を選択的に回転させるクラッチ(6)と、前記洗濯機の洗濯行程を調整して洗濯機の作動を制御する制御部(8)と、前記外槽(2)内の洗濯水を排出するため前記外槽(2)の下側に設けられた排水口(15)と、前記キャビネット(1)の上部に開閉され、洗濯物の上部からの離脱を防止すると共に安全事故を予防するドア(9)と、前記外槽(2)下側の所定部分が開放され、洗濯水が出入りする出入孔(16)と、前記出入孔(16)の外側に形成される所定の空圧チャンバー(11)と、前記空圧チャンバー(11)を密閉形成するための壁面構造であるチャンバーハウジング(17)と、前記空圧チャンバー(11)の上側に設けられる水位センサ(12)と、前記空圧チャンバー(11)の下側に封入される電導度センサ(13)とを備える。
【0015】
詳しくは、前記操作・制御部(8)の内部には、所定のマイクロプロセッサおよびデジタル格納媒体が設けられ、洗濯機の全体的な動作を制御する。
【0016】
前述の洗濯機の動作を説明する。前記ドア(9)を介して洗濯布が投入され、前記操作・制御部(8)によって洗濯機の動作が開始されると、前記モータ(4)、駆動軸(5)およびクラッチ(6)を介して印加される動力が洗濯翼(7)に加えられ、前記洗濯翼(7)が回転される。前記洗濯翼(7)は、内槽(3)内の洗濯水および洗濯布が互いに摩擦しながら回転することで洗濯が行われるようにする。洗濯が終わった後は、前記排水口(15)から汚染された水が排出される。
【0017】
また、前記操作・制御部(8)は、使用者が操作を行って洗濯機の全行程を制御するようにし、内部に収容される格納媒体に格納される所定のプログラムによりモータ(4)、給水・排水弁、クラッチ(6)などが制御されることで、洗濯機の全体動作が適切に制御される。
また、前記ダンパー(4)は、掛け部材(10)でキャビネット(1)に連結され、外槽(2)の振動が減衰されるようにすることで、洗濯機ボディの振動および動きを減らすようにする。
【0018】
なお、洗濯水の量および性質が感知される感知手段について詳述する。洗濯水が流入されると、洗濯水は、前記出入孔(16)を介して空圧チャンバー(11)に流入される。前記空圧チャンバー(11)へ流入された水は、前記電導度センサ(13)によって電導度が測定され、測定された電導度は、所定のテーブルによって洗濯水の硬度が感知される。前記テーブルは、前記操作・制御部(8)内に設けられるデジタル格納媒体およびマイクロプロセッサにより格納され、読み出し・制御されることができる。
【0019】
また、引き続き洗濯水が流入されると、空圧チャンバー(11)内の水位も上昇するようになるが、但し、空圧チャンバー(11)内部は密閉状態であるため、水が排出できない。それで、空圧チャンバー(11)内部は、外槽(2)に水が流入されるほどその圧力が増加するようになり、前記空圧チャンバー(11)内の空圧によって外槽(2)内へ流入される水の水位を測定することが可能となる。
【0020】
具体的には、空圧チャンバー(11)の下端部の水の水圧は、空圧チャンバー(11)内の気圧と空圧チャンバー(11)内の水位による水圧とが加えられた圧力が発生し、前記空圧チャンバー(11)の下端部の水圧は、前記外槽(2)内に溜まる水の全体水圧と同一である。それで、空圧チャンバー(11)内の気圧によって外槽(2)に溜まる水の水位を感知することができる。即ち、外槽(2)の水位が高くなるほど空圧チャンバー(11)内の気圧は増加され、増加する水圧の線形的な関係から外槽(2)の水位を逆に感知することが可能となる。
【0021】
図2は、図1の“A”の拡大断面図であり、図3は、電導度センサの斜視図である。図2および図3を参照するに、電導度センサ(13)は、導電性材質のバー形状である一対の電極(91)と、前記電極(91)の上側端部を支持し保護するための上側保護具(21)と、前記電極(91)の下側端部を支持し保護するための下側保護具(31)と、前記保護具(21)(31)内に充鎮されるシーリング部(41)と、前記上側保護具(21)とチャンバーハウジング(17)とが相互に結合される上側固定面(211)と、前記上側保護具(21)と下側保護具(31)とが結合される下側固定面(311)と、前記下側保護具(31)が下方にさらに延びるコネクタ(51)とを備える。
【0022】
具体的に、本実施例に係る電導度センサ(13)は、前記チャンバーハウジング(17)下端の開放部分に挿入・装着され、前記上側固定面(211)によりチャンバーハウジング(17)と結合される。前記上側固定面(211)は、融着、接着およびシーリング部材が介入される係止構造など、どのような方法によっても固定可能である。また、前記下側固定面(311)が融着、接着およびシーリング部材が介入される係止構造で固定可能であるのはいうまでもない。
【0023】
詳しくは、前記電極(91)は、一対が形成され、前記空圧チャンバー(11)内に突出する電極(91)の突出した上端は、前記空圧チャンバー(11)内で洗濯水と接触する。従って、前記電極(91)は、ステンレスや銅のように電導性と耐食性の高い材質で製作される必要がある。前記電極(91)の一方の電極は、電流を洗濯水に流し、他方の電極は、洗濯水に流れ込んだ電流の通電量を感知する。そして、通電される電流の量によって洗濯水に含まれるイオンの量を感知することができ、感知されるイオンの量によって洗濯水の硬度を判断することができる。例えば、イオンの量が高くて硬度が高い場合は、通電される電流の量が多く、抵抗は小さくなるが、イオンの量が少なくて高度が低い場合は、通電される電流の量が少なく、抵抗は大きくなる。
【0024】
なお、前記シーリング部(41)としては、ゴムやエポキシ材質が使用でき、前記電極保護具(21)(31)と電極(91)との間の隙間に満たすことで、前記空圧チャンバー(11)内の洗濯水が隙間から漏れるのを防止する。前記シーリング部(41)は、前記上側保護具(21)の内部空間に液状に充鎮された後、および下側保護具(31)の押し力で圧着され、形成されるようになる。
【0025】
具体的に、前記コネクタ(51)には、所定の端子が形成されるレセプタクルが嵌合されることで、安定した状態で前記電極(91)で感知される電流の通電量が前記操作・制御部(8)に伝達されるようになる。
【0026】
提案したような実施形態によって前記出入孔(16)を介して流入された洗濯水の電導度を電極(91)で測定し、電導度を用いて洗濯水の硬度を判断することができる。そして、測定された硬度によって洗濯機の制御方法を変化させることで、洗濯水の硬度状態に合うように洗濯機を制御することができる。例えば、洗濯水の硬度が高い場合は、洗剤の投入量を増加させ、これとは反対に、硬度が低い場合は、洗剤の投入量を減少させることができる。
【0027】
また、前記シーリング部(41)、上側固定部(211)および下側固定部(311)によって空圧チャンバー(11)内に収容される空気または水の外部への漏れを防ぐことができる。
【0028】
(第2の実施例)
本発明の思想による第2の実施例については、図4乃至図6を用いて詳述する。
図4は、本実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図である。
【0029】
図4を参照するに、一対の電極(91)、上側保護具(21)、下側保護具(31)、シーリング部(41)、上側固定面(211)、下側固定面(311)は、第1の実施例のものと同様である。但し、前記下側保護具(31)に、下方にさらに延びるコネクタ(52)が設けられ、前記コネクタ(52)の内側に丸いバー状に延びる電極の下端部と、前記電極の下端部に固定される電流を通電させるレセプタクル(62)とがさらに設けられている。
【0030】
図5は、本実施例に係る電導度センサの斜視図であり、図6は、本実施例に係るレセプタクル部である図5の“A”部分の拡大図である。図5および図6を参照するに、電極(91)の下端は丸いバー状であり、前記電極の外周には、丸く巻かれて形成されるレセプタクル固定具(621)と、前記レセプタクル固定具(621)と一体になってその下側に形成され、電線を固定するための電線固定具(622)とを備えている。提案されるような構成で、電極(91)で感知される電源が正確に前記操作・制御部(8)に伝達され、また、洗濯機自体の振動によって電極(91)およびレセプタクルの連結構造が固定されることが可能である。
【0031】
一方、前記レセプタクル固定具(621)は、電極(91)の外周に置かれた板状の導伝体が巻かれて形成されることもでき、巻かれているレセプタクル固定具(621)に電極(91)が押し嵌めて固定されることもできる。
【0032】
(第3の実施例)
第3の実施例については、図7乃至図9を用いて詳述する。第3の実施例は、空圧チャンバー内に流入される異物による電極(91)の誤作動を防止する構造を採用することを一つの特徴としている。空圧チャンバーは、上下に長く形成される中空の棒状であり、その内部には、洗濯水に含まれる洗濯物の毛羽や塵埃などの異物がさらに流入され、詰まることがあり得る。このような異物が前記電極の間に詰まると、電導度が正常状態とならず、異常に変化するため、通電量が正しく感知できなくなる。例えば、異物が電極の間に詰まると、一種の導体または不導体として作用し、通電される電流の量が変化するため、電導度の測定には好ましくない。それで、本実施例では、電極の間に異物が介入するのを防止することができる異物介入防止手段をさらに備えている。
【0033】
図7は、本実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図であり、図8は、本実施例に係る電極センサの斜視図である。図7および図8を参照するに、他の部分は、前述の第1および第2の実施例と大同小異であり、一対の電極(91)、上側保護具(21)、下側保護具(31)、シーリング部(41)、上側固定面(211)、下側固定面(311)が同様に形成される。また、上側保護具(21)の上面が所定の直径をもって開口し、開口された一部分には前記電極(91)が突出形成される。そして、前記上側保護具(21)の開口部分には、シーリング部(41)がさらに突出して延長シーリング部(43)が形成される。そして、前記延長シーリング部(43)の中間部、特に、前記電極(91)の間に異物が詰まるのを防止するための遮蔽膜(431)がさらに設けられている。
【0034】
具体的に、前記遮蔽膜(431)は、前記電極(91)間の中間部に長く形成され、前記電極(91)の下側部分を介して電流が通電することができないように構成される。
より詳しくは、前記上側保護具(21)の上面では、前記電極(91)間への電流通電によって洗濯水に含まれた無機物の酸化、還元反応による沈殿が発生し、洗濯屑が溜まって電流値に誤差が出る。特に、電流は、通電時に最短の距離で通電されるため、異物(73)が介入した状態では、電導度の測定値に誤差が出る。
【0035】
それで、前記異物(73)の沈殿による電流値の誤差が発生しないようにするため、前記上側保護具(21)の上面に電極(91)の下側部を遮蔽する遮蔽膜(431)を予め突出形成させることで電極(91)の下端部を介した電流の流れを遮蔽するようにする。そして、電極(91)の露出した部位のみを介して測定された電導度値は、全体の露出した場合のそれとは異なるため、硬度値に換算する過程で補正されるようにすることで、異物(73)の沈殿による影響を受けない状態と同じ硬度値が測定されるようにすることができる。
【0036】
また、前記遮蔽膜(431)は、前記電極(91)からの電流が側面へ流れるのを防ぐため前記電極(91)間の中間部に長く形成され、前記遮蔽膜(431)の上端に異物(73)が沈殿されないように上方に行くほど断面積が狭くなるように形成される。このように構成することで、洗濯水に含まれる異物により電導度の感知値に誤差が出るのを防止することが可能となる。特に、洗濯の進行過程で投入される洗濯布または洗剤に含まれる有機・無機物質が変成して電極の間に介入する現象を防止することができる。
【0037】
なお、前記遮蔽膜(431)は、上側保護具(21)の上面に形成させることもできる。また、前記異物(73)が洗濯機の排水行程時に出入孔(16)を介して排出されることができる。
【0038】
(第4の実施例)
本発明の思想による第4の実施例については、図9乃至図11を用いて詳述する。本実施例は、第3の実施例と多くの部分において同様であるが、但し、遮蔽膜形成の具体的な構成および方法が異なっている。
【0039】
図9は、本実施例に係る電導度センサの斜視図であり、図10は、本実施例に係る電導度センサの電導度センサ設置構造を示す断面図である。図9および図10を参照するに、本実施例に係る電導度センサは、他の部分は前述の第1の実施例のものと大同小異であり、一対の電極(91)、上側保護具(21)、下側保護具(31)、シーリング部(41)、上側固定面(211)、下側固定面(311)が同様に形成される。また、前記上側保護具(21)の上側面から電極(91)の周辺部に突出形成される遮蔽膜(24)を備えている。
【0040】
具体的に、前記遮蔽膜(24)は、電極(91)の周辺部にのみ上側保護具(21)と一体に突出形成されている。このように形成されることで、第3の実施例と同様に、異物(73)により発生し得る電導度の誤差を防止することが可能となる。
【0041】
図11は、図10の“A”部分の拡大断面図である。図11を参照するに、前記遮蔽膜(24)は、上側保護具(21)の上方側に突出した電極(91)の下部のみを取り囲むように前記上側保護具(21)の上端から垂直に所定の高さ(T1)に形成され、前記遮蔽膜(24)の上端部は、所定の傾きで傾斜し、直径が縮小されて傾斜面(241)が形成される。
前記傾斜面(241)によって前記空圧チャンバー(11)に溜まった洗濯水から異物が沈殿される場合、前記遮蔽膜(24)に沈殿される異物は、遮蔽膜(24)の上面に形成された傾斜面(241)に沿って縁部に移動され、外部へ排出される。それによって、前記遮蔽膜(24)の上面には、異物による沈殿層が形成できなくなる。
【0042】
第4の実施例の作用を説明する。
前記上側保護具(21)の上面には、異物が沈殿され、所定の厚さ(T2)に異物(73)が詰まるようになる。しかし、前記電極(91)の突出部位(D)は、遮蔽膜(24)の高さ(T1)より高いところに形成されている。
そして、前記上側保護具(21)に詰った異物(73)は、洗濯機の排水行程時に洗濯水と共に外部に排出されるようになるため、前記異物(73)は、特定の厚さ(T2)以上になることができないため、電極(91)の動作に影響を与えることがない。
また、前記異物(73)の円滑な排出のために前記出入孔(16)の下端の高さは、前記上側保護具(21)の上端の高さより少なくとも低くなるようにすることが好ましい。このように形成されることで、異物(73)のより迅速な除去が可能となる。
【0043】
(第5の実施例)
第5の実施例については、図12および図13を用いて詳述する。第5の実施例は、前述の第4の実施例と同様であるが、但し、遮蔽膜形成の構成および方法のみが異なっている。
【0044】
図12は、本実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図であり、図13は、本実施例に係る遮蔽膜の斜視図である。図12および図13を参照するに、多くの部分において第4の実施例のそれと同様であるが、遮蔽膜が別体として形成される点から異なっている。具体的には、遮蔽膜(52)が上側保護具(21)とは別体に形成され、電極(91)の露出した部分の下端に取り付けられる。
【0045】
詳しくは、前記遮蔽膜(52)は、円筒状であり、電極(91)の一端が挿通されるように中央部分に開口される電極挿入ホール(251)と、前記電極挿入ホール(251)に繋がる上端から下方に延びて傾斜面(252)が形成される。
このような形状および方法で遮蔽膜(25)が形成される場合においても、第4の実施例と同様な効果が得られる。
【0046】
なお、本実施例は、前記出入孔(16)の下端が、少なくとも前記上側保護具(21)の上端位置に等しいか低く形成することで、洗濯機の排水行程時における異物のより円滑な排出が行われるようにする。
【0047】
(第6の実施例)
本発明の思想による第6の実施例については、第14および第15を用いて詳述する。本実施例は、電極を保護する上側保護具および下側保護具が結合される方法と、電極と共に温度センサが形成されることに一つの特徴がある。
【0048】
図14は、本発明の第6の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す図であり、図15は、電導度センサの斜視図である。図14および図15を参照するに、一対の電極(96)、上側保護具(26)、下側保護具(36)、シーリング部(46)を有する点は他の実施例と同様であるが、但し、洗濯水の水温を測定するための温度センサ(86)をさらに有し、上側保護具(26)および下側保護具(36)が結合される構造と、電導度センサがチャンバーハウジング(17)に結合される構造が特徴的に異なっている。
【0049】
具体的には、前記電導度センサと同様に温度センサ(86)が設けられ、前記温度センサ(86)は、前記上側保護具(26)と一体に形成され、密閉される温度センサ保護具(262)により保護される。前記温度センサ(86)は、洗濯水の温度だけを測定すれば良いため、洗濯水に直接接触する必要がなく、前記温度センサ保護部(262)を介して伝導される熱量によって温度を測定するだけで良い。
【0050】
また、前記上側保護具(26)の下端部が拡張形成される上側フランジ(263)と、前記上側フランジ(263)と位置合わせされる下側フランジ(364)と、前記上側フランジ(263)および下側フランジ(364)を貫通してチャンバーハウジング(17)にまで延長挿入される締結部材(362)とを含む。
【0051】
また、前記上側保護具(26)と下側保護具(36)とが仮組立されるようにするため、前記上側フランジ(263)に形成される所定のホールに挿入される係止突起(363)が設けられている。
また、仮組立された電導度センサがチャンバーハウジング(17)の正しい位置に収まるようにするため、前記上側フランジ(263)の上方に突出形成される収容ガイド(361)と、前記収容ガイド(361)と位置合わせされるガイド溝(261)とが含まれる。
【0052】
また、前記温度センサ(86)および電極(96)は、円形バーでなく、フラットな形状に形成されることもできる。そして、前記下側保護具(36)の下側には電源端子を連結するための所定のコネクタ(56)がさらに設けられているのは言うまでもない。
【0053】
第6の実施例による作用を説明する。
前記電極(96)が置かれる過程で前記温度センサ(86)は、共に置かれた状態でシーリング部(46)をなす液状のシーリング部材が注入され、位置固定される。但し、前記温度センサ(86)は、洗濯水と直接接触することなく上側保護具(26)と一体をなす温度センサ保護部(262)によって密閉され、保護される。
【0054】
また、前記上側保護具(26)の下端部から延びる上側フランジ(263)と、下側保護具(36)の外周端から延びる下側フランジ(364)とが一列になって両者が結合される。換言すれば、前記下側フランジ(364)の上方に突出する係止突起(363)が上側フランジ(263)に形成される所定のホールに挿入されて位置固定されることで、上側フランジ(263)および下側フランジ(364)とが仮組立されるようになる。仮組立された保護具(26)(36)は、収容ガイド(361)がガイド溝(261)によってガイドされる状態で前記チャンバーハウジング(17)の下端の所定位置に位置付けられることができる。位置付けられた保護具(26)(36)は、保護具(26)(36)およびチャンバーハウジング(17)を貫通して挿入される締結部材(362)によりチャンバーハウジング(17)の開口する下側に強固に嵌め込まれ、密閉されるようになる。
【0055】
前記電導度センサの固定された状態で電導度を測定する過程は、前述の多数の実施例と同様であるため、詳細な説明は、省略する。前記温度センサ(86)は、洗濯水の温度を測定して洗濯水の投与量を決定する因子として作用することができる。例えば、洗濯水の温度が高い場合は、洗剤の活性度が高いため、少量の洗剤を投与しても良く、洗濯水の温度が低い場合は、洗剤の活性度が低いため、同じ洗濯効率を得るためには、多量の洗剤を投与する必要がある。
【0056】
(第7の実施例)
第7の実施例については、図16および図17を用いて詳述する。本実施例は、第6の実施例と同様であるが、空圧チャンバー(11)内の異物の速やかな排出のための構成が加えられることに一つの特徴がある。
【0057】
図16は、本発明の第7の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図であり、図17は、本発明の第7の実施例に係る電導度センサの斜視図である。図16および図17を参照するに、前記上側保護具26の上側面が凸状に隆起し、異物が通過する異物移動ガイド部(271)が形成される。前記異物移動ガイド部(271)によって空圧チャンバー(11)内の異物(73)が自重で上側保護具(26)の縁部に移動し、洗濯水の排水中に出入孔(16)を介して洗濯水と共に排出される。このため、出入孔(16)の下端部の高さは、前記上側保護具(26)の縁部の高さに比べて低く形成されるのが好ましい。
提案した実施例によれば、異物による電極(96)への影響を受けることなく電導度を測定することができる効果が得られる。
【0058】
(第8の実施例)
本発明の第8の実施例については、図18乃至図20を用いて詳述する。本実施例は、多くの部分において第7の実施例と同様であるが、但し、前記電極および温度センサの揺れを防止するための構造が加えられることに1つの特徴がある。洗濯機は、モータの駆動で継続的な振動が発生し、このような振動で電極および温度センサの位置がずれるか、接続が外される問題が発生することがあり、本実施例は、このような問題点を解消するために提案されたものである。
【0059】
図18は、本発明の第8の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す断面図であり、図19は、本発明の第8の実施例に係る電導度センサの部分切開斜視図である。図18および図19を参照するに、本実施例では、一つの電極(98)、上側保護具(28)、下側保護具(36)、シーリング部(46)、温度センサ(88)、温度センサ保護部(262)、上側フランジ(263)、下側フランジ(364)、締結部材(362)、係止突起(363)、収容ガイド(361)、ガイド溝(261)、コネクタ(56)が第7の実施例と同様に形成される。
【0060】
また、上側保護具(28)の内側から下方に延びて形成される電極支持リブ(281)と、前記電極支持リブ(281)と同様に上側保護具(28)の内側から下方に延びて形成される温度センサ支持リブ(282)とを含む。前記電極支持リブ(281)および温度センサ指示リブ(282)は、それぞれ電極(98)と温度センサ(88)との間にシーリング部(41)が充鎮されることで、シーリング部(41)の一部分が破損されても、シーリング部(41)の全体的な破損を防止する働きをする。そして、電極(98)および温度センサ(88)が揺れる時、振動がシーリング部(51)に沿って伝わる場合、それぞれの支持リブ(281)(282)によって振動の伝わりを止めることで、電極(98)および温度センサ(88)の揺れを防止し、さらには、シーリング部(41)の振動抵抗力を高くすることができる。特に、前記電極支持リブ(281)および温度センサ支持リブ(282)は、電極(98)および温度センサ(88)が左右方向に加えられる振動に対して耐えられるようにする。
【0061】
また、前記電極(98)の所定位置から突出形成される電極突起(981)と温度センサ(88)の所定位置から突出形成される温度センサ突起(881)とを含む。
また、前記電極突起(981)の上端と下端とは、それぞれ電極支持リブ(281)および下側保護具(36)によってその位置が支持されるため、外部から加えられる上下方向の振動で発生する電極(98)の上下揺れが抑えられる。同様に、前記温度センサ支持リブ(282)の上端と下端とは、それぞれ温度センサ支持リブ(282)および下側保護具(36)にその位置が支持されるため、外部から加えられる上下方向の揺れで発生する温度センサの上下揺れが抑えられる。そして、このように電極(98)および温度センサ(88)の揺れが抑制されることで、シーリング部(41)の損傷を抑制することができ、シーリング部(46)の性能を高くして密閉信頼性を一層高くすることができる。
【0062】
一方、前記電極(98)と電極支持リブ(281)とが当接する位置において、電極支持リブ(281)の端部が窪んで形成される電極収容溝(283)と、前記温度センサ(88)と温度センサ支持リブ(282)とが当接する位置において、温度センサ支持リブ(282)の端部が窪んで形成される温度センサ収容溝(284)とを有し、電極(98)および温度センサ(88)が正しく収容され、形成位置が支持されるようにすることができる。
【0063】
図20は、第8の実施例において電極および温度センサが上側保護具に収容されることを説明する底面斜視図である。図20を参照するに、上側保護部(28)の下側から延びる電極支持リブ(281)および温度センサ支持リブ(282)とが四角形に突出形成され、支持リブ(281)(282)内に形成される前記収容溝(283)(284)に電極(98)および温度センサ(88)が収容されている。具体的に、前記収容溝(283)(284)には、電極突起(981)と温度センサ突起(881)とが内挿され、収容される。
【0064】
なお、電極支持リブ(281)および温度センサ支持リブ(282)において収容溝(283)(284)が形成されない他側には、凹状に形成され、液状のシーリング剤が支持リブ(281)(282)と電極(98)と温度センサ(88)との間へ円滑に注入されるようにするためのシーリング剤注入溝(285)(286)が形成されている。前記シーリング剤注入溝(285)(286)により液状のシーリング部材が円滑に注入され、シーリング部材が凝固して形成されるシーリング部(46)は、より強固に前記電極(98)および温度センサ(88)を支持することが可能となる。
前記温度センサ(88)が下側で2方向に分岐されるのは、信号伝達の信頼性を確実にし、シーリング部(46)による支持が円滑になるようにするためである。勿論、一方向に延びることも可能である。
【0065】
本実施例によれば、電極および温度センサの揺れが防止されると共に外部から加えられる衝撃に対しても電極および温度センサが揺れることがない。それで、電極および温度センサが揺れることがないため、それぞれの接点が外されるおそれがなく、製品の信頼性が一層向上する効果が得られる。
【0066】
(第9の実施例)
本発明の思想による第9の実施例については、図21乃至図23を用いて詳述する。本実施例は、電極および温度センサの揺れを防止するための特定の構造がさらに加えられることを特徴とする。
【0067】
図21は、本発明の思想による第9の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を説明する断面図であり、図22は、本発明の思想による第9の実施例に係る電導度センサの部分切開斜視図である。図19および図20を参照するに、他の部分は第8の実施例と同様であるが、但し、電極(99)および温度センサ(89)の形状が異なっている。即ち、電極(99)および温度センサ(89)のボディには、所定のホールが加工されている。
【0068】
具体的に、前記電極(99)は、バー状ボディの所定位置に形成され、電極の位置が支持されるようにする電極突起(992)と、前記電極(99)ボディの一定部分が開口されて形成される電極固定ホール(991)とを有する。また、前記温度センサ(89)もまたバー状ボディの所定位置に形成され、温度センサが支持されるようにする温度センサ突起(892)と、前記温度センサ(89)ボディの一定部分が開口されて形成される温度センサ固定ホール(891)とを含む。
【0069】
前述の電極突起(992)および温度センサ突起(892)の構成および作用は、前述の第8の実施例における説明と同様であり、前記電極固定ホール(991)および温度センサ固定ホール(891)の作用について説明する。前記電極固定ホール(991)および温度センサ固定ホール(891)の内部には、シーリング作用を行うための液状のシーリング部材が注入され、凝固される。このように液状のシーリング部材が電極固定ホール(991)および温度センサ固定ホール(891)の内部にまで注入されて凝固されることで、より広い面積にシーリング部材が広げられ、凝固され、この凝固されたシーリング部(46)により電極(99)および温度センサ(89)は、より信頼性良くその位置が支持される。
【0070】
図23は、第9の実施例に係る電極の斜視図である。図23を参照するに、前記電極(99)は、フラットな形状の本体からなり、所定の位置には、幅が拡張形成されることで電極(99)の位置が支持されるようにする電極突起(992)と、電極のボディにおいて所定部分が開口される内部までシーリング部(46)が形成される電極固定ホール(991)とが形成されることがわかる。また、温度センサ(89)も同様な構成で形成されることができるのは言うまでもない。そして、本実施例では、電極固定ホール(991)および温度センサ固定ホール(891)は、ホールとして形成されているが、本体のより多くの面に対するシーリングの遂行が重要であるため、溝状に形成されることも可能である。
【0071】
(第10の実施例)
本発明の第10の実施例については、図24乃至図28を用いて詳述する。本実施例は、多くの部分において第8の実施例と同様であるが、但し、電極および温度センサで感知される電気量がワイヤを介して伝達されるようにするコネクタとレセプタクルの構造を1つの特徴としている。
【0072】
図24は、本発明の第10の実施例に係る電導度センサおよび電導度センサの設置構造を示す図であり、図25は、図24の“A”部分を拡大した図であり、図26は、本実施例によるコネクタとレセプタクルとの結合部分を示す斜視図である。図24および図25を参照するに、一対の電極(98)、上側保護具(28)、下側保護具(36)、シーリング部(46)、温度センサ(88)、温度センサ保護部(262)、上側フランジ(263)、下側フランジ(364)、締結部材(362)、係止突起(363)、収容ガイド(361)、ガイド溝(261)は、第8の実施例のものと大同小異である。但し、前記下側保護具(36)から下方に延びて形成されるコネクタ(510)と、前記コネクタ(510)に嵌められるレセプタクル(610)とをさらに有する。
【0073】
換言すれば、前記コネクタ(510)の外周面から突出形成される係止突起(511)と、前記コネクタ(510)の内部において電極(98)および温度センサ(88)の下端部に形成されるガイドホール(992)と、前記レセプタクルのノブ(611)と、前記係止突起(511)に係止する部材で、レセプタクル(610)の外周面に形成され、使用者の外力で所定の弾性復元運動が可能な固定突起(612)と、前記コネクタ(510)の内周面に接触・挿入されるレセプタクルの運動を確かにする位置調整部(616)とを含む。
【0074】
図26を参照して前記コネクタ(510)とレセプタクル(610)の作用を説明する。前記レセプタクル(610)の内部には、導電性材質の板部材が変更形成される導電部材(617)が形成されるが、前記導電部材(617)の一端に形成され、ワイヤ(623)が噛み合うように形成される電線固定具(622)と、前記電線固定具(622)の反対側に形成され、前記電極(98)および温度センサ(88)の端部位置で電気的に結線されるようにするため折れて形成される挿支部(613)と、導電部材の挿入後の脱去を防止するため前記ガイドホール(992)と整列して嵌められる嵌合突起(614)と、前記導電部材(617)の一定長さが前記コネクタ(510)に挿入され、過度な挿入を防止するため電極(98)および温度センサ(88)の下端によって止められるストッパー(615)とを含む。
【0075】
それで、一定の深さで前記レセプタクル(610)および導電部材(617)が挿入されると、前記嵌合突起(614)は、前記ガイドホール(992)に位置合わせされ、前記ストッパー(615)は、電極(98)および温度センサ(88)の下端に接してそれ以上挿入が進まない。また、前記固定突起(612)は、前記係止突起(511)に係止され、使用者による外力が加えられない限り、脱去されない。結局、3つの締結構造により同時に締結力が加えられるようになるため、洗濯機の動作中に発生する外部振動が加えられるとしても、電気信号の出力端であるコネクタと入力端であるレセプタクルの構造の弱化による脱去などが発生しない。
【0076】
図27は、本発明の第10の実施例に係る電導度センサの斜視図であり、図28は、電導度センサの分解斜視図である。図27および図28を参照するに、上側保護具(28)と下側保護具(36)を有し、また、前記下側保護具(36)の下側端部に形成される四角端面形状のコネクタ(510)と、前記コネクタに嵌合されるレセプタクル(610)とを有することがわかる。また、レセプタクル(610)の嵌合端部には、コネクタ(510)の内周面に嵌合される位置調整部(616)と、固定突起(612)および係止突起(511)が形成されている。前記レセプタクル(610)の端部が前記コネクタ(510)に嵌合されて位置が固定される。そして、前記位置調整部(616)は、前記コネクタ(510)の内部に形成される各開放部分の内面または外面に接してレセプタクル(610)の位置が強固に支持されるようにする。
【0077】
本実施例に係るコネクタとレセプタクルの構造によって電気信号が安定して伝達される効果が得られる。このようなコネクタとレセプタクルの構造によって洗濯機自体の振動に対して強固に耐えられるため、安定した感知構造を具現することが可能となる。
【0078】
(第11の実施例)
本発明の第11の実施例については、図29および図30を用いて詳述する。第11の実施例は、他の部分においては第10の実施例と同様であるが、但し、レセプタクルとコネクタの嵌め動作が簡単で、かつ安全に行われることを1つの特徴としている。
【0079】
図29は、本実施例に係る電導度センサの斜視図であり、図30は、本実施例に係る電導度センサの分解斜視図である。図29および図30を参照するに、他の部分は前述の第10の実施例と同様であり、コネクタ(520)の外周部に形成されるコネクタガイド(521)と、前記コネクタ(520)に嵌合されるレセプタクル(620)と、前記コネクタガイド(521)と位置合わせされ、レセプタクル(620)の外周に形成されるレセプタクルガイド(625)とを含む。
【0080】
前記レセプタクル(620)がコネクタ(520)に嵌合される時、それぞれのガイド(521)(625)が対称の方向に位置合わせされることで、レセプタクル(620)の正確な嵌合が可能となる。具体的には、前記レセプタクルガイド(625)およびコネクタガイド(521)は、四面の全方向でなく、単一の縁部にのみ形成されるため、前記レセプタクルガイド(625)およびコネクタガイド(521)が正しい方向に位置合わせできない場合は、レセプタクル(620)が挿入できなくなる。それで、作業者がレセプタクル(620)を嵌合する時、電極と温度センサの嵌合方向が間違うおそれがなく、安全な組み立てを行うことができる。
さらには、前記ガイド(625)(521)を押し嵌めてレセプタクル(620)の結束力がより大きくなる効果も得られる。
【0081】
前述した種々の実施例によって行われる洗濯機の制御方法について説明する。
図31は、本発明の思想による洗濯機の制御方法を説明するフローチャートである。図31を参照するに、洗濯機の動作が行われ、洗濯布と洗濯水がドラムの内部に収容されると、電導度センサが動作され、洗濯水の電導度を測定する(St11)。洗濯水の電導度が測定された後は、予め格納されている所定の計算式またはテーブルによって洗濯水の硬度を判断する(St12)。この硬度判断ステップ(St12)で判断された洗濯水の硬度は、後に行われる洗濯の全行程における資料として活用される。例えば、硬度が高い場合は、洗剤が良く溶けないため、より多量の洗剤を投入して洗濯行程を行うようにし、すすぎの回数は減らすことができる。それとは反対に、硬度が低い場合は、洗剤が良く溶けるため、より少量の洗剤を投入して洗濯行程を行うようにし、すすぎの回数は増加することができる。勿論、洗濯の行程においては、硬度だけでなく、水温と洗濯布量の影響を受けることがある。
【0082】
このように硬度判断ステップ(St12)で判断された硬度に合わせて、洗濯機の駆動方法を選定する(St13)。選定された洗濯機の駆動方法に合わせて、洗濯(St14)、すすぎ(St15)、脱水(St16)が行われることで、洗濯の全行程が完了する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯水が溜まる外槽に形成され、前記洗濯水と接触して洗濯水の電導度を測定する一対の電極と、
前記外槽に形成され、前記一対の電極を収容し、前記外槽の下側の出入孔によって前記外槽と連通する空圧チャンバーと、
前記電極の上側を支持する上側保護具と、前記電極の下側を支持する下側保護具を含む保護具と、
前記保護具の内部に形成されるシーリング部と、及び
前記電極から測定される洗濯水の電導度を情報として洗濯機の制御を行う制御部が含まれる洗濯機において、
少なくとも一つの温度センサと、
前記下側保護具から延長されるコネクタと、及び
前記コネクタに嵌められて電気信号を伝達するレセプタクルを含み、
前記温度センサの上端は前記上側保護具によって遮蔽され、水との直接接触が遮断されることを特徴とする、
洗濯機。
【請求項2】
前記上側保護具は凸状に隆起していることを特徴とする、請求項1に記載の洗濯機。
【請求項3】
前記上側保護具と下側保護具は係止構造によって仮組立されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
【請求項4】
前記保護具は前記空圧チャンバーに螺合されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
【請求項5】
前記保護具の一側面と前記空圧チャンバーの対応する面に形成される所定のガイド構造がさらに含まれる請求項1に記載の洗濯機。
【請求項6】
前記電極はフラット状であることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
【請求項7】
前記保護具の内側に延長され、前記電極の離間した外側に形成される電極支持リブがさらに含まれる請求項1に記載の洗濯機。
【請求項8】
前記電極の外周に突出形成され、電極の位置が支持されるようにする電極突起がさらに含まれる請求項1に記載の洗濯機。
【請求項9】
前記電極の外周から突出し、前記保護具及び/または前記保護具の延長部に接して電極が支持されるようにする電極突起が含まれる請求項1に記載の洗濯機。
【請求項10】
前記保護具の延長部には前記電極突起が収容される収容溝が形成される請求項9に記載の洗濯機。
【請求項11】
前記電極との間にシーリング部が流入されるように所定の注入溝が設けされる電極支持リブが形成される請求項1に記載の洗濯機。
【請求項12】
前記電極の下側にガイドホールが形成され、
前記レセプタクルには、前記ガイドホールと位置合わせされて嵌合される嵌合突起が形成されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
【請求項13】
前記レセプタクルの所定位置に突出形成され、前記電極の下端と接するストッパーが含まれる請求項12に記載の洗濯機。
【請求項14】
前記レセプタクルには、前記電極の外周に電気的に結束される挿支部が含まれる請求項12に記載の洗濯機。
【請求項15】
前記コネクタの外周に形成される係止突起と、前記レセプタクルの外周に形成されて前記係止突起に固定される固定突起が含まれる請求項1に記載の洗濯機。
【請求項16】
前記コネクタの一側面に形成されるコネクタガイドと、前記コネクタガイドと対応する形状で前記レセプタクルの一側面に形成されるレセプタクルガイドが含まれる請求項15に記載の洗濯機。
【請求項17】
前記コネクタ及びレセプタクルは、四つの連結端子が形成される請求項1に記載の洗濯機。
【請求項18】
前記コネクタ及びレセプタクルは、端面が四角形である請求項17に記載の洗濯機。
【請求項19】
前記レセプタクルには、前記コネクタの方に延長され、前記コネクタに挿入される位置調整部がさらに形成される請求項1に記載の洗濯機。
【請求項1】
洗濯水が溜まる外槽に形成され、前記洗濯水と接触して洗濯水の電導度を測定する一対の電極と、
前記外槽に形成され、前記一対の電極を収容し、前記外槽の下側の出入孔によって前記外槽と連通する空圧チャンバーと、
前記電極の上側を支持する上側保護具と、前記電極の下側を支持する下側保護具を含む保護具と、
前記保護具の内部に形成されるシーリング部と、及び
前記電極から測定される洗濯水の電導度を情報として洗濯機の制御を行う制御部が含まれる洗濯機において、
少なくとも一つの温度センサと、
前記下側保護具から延長されるコネクタと、及び
前記コネクタに嵌められて電気信号を伝達するレセプタクルを含み、
前記温度センサの上端は前記上側保護具によって遮蔽され、水との直接接触が遮断されることを特徴とする、
洗濯機。
【請求項2】
前記上側保護具は凸状に隆起していることを特徴とする、請求項1に記載の洗濯機。
【請求項3】
前記上側保護具と下側保護具は係止構造によって仮組立されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
【請求項4】
前記保護具は前記空圧チャンバーに螺合されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
【請求項5】
前記保護具の一側面と前記空圧チャンバーの対応する面に形成される所定のガイド構造がさらに含まれる請求項1に記載の洗濯機。
【請求項6】
前記電極はフラット状であることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
【請求項7】
前記保護具の内側に延長され、前記電極の離間した外側に形成される電極支持リブがさらに含まれる請求項1に記載の洗濯機。
【請求項8】
前記電極の外周に突出形成され、電極の位置が支持されるようにする電極突起がさらに含まれる請求項1に記載の洗濯機。
【請求項9】
前記電極の外周から突出し、前記保護具及び/または前記保護具の延長部に接して電極が支持されるようにする電極突起が含まれる請求項1に記載の洗濯機。
【請求項10】
前記保護具の延長部には前記電極突起が収容される収容溝が形成される請求項9に記載の洗濯機。
【請求項11】
前記電極との間にシーリング部が流入されるように所定の注入溝が設けされる電極支持リブが形成される請求項1に記載の洗濯機。
【請求項12】
前記電極の下側にガイドホールが形成され、
前記レセプタクルには、前記ガイドホールと位置合わせされて嵌合される嵌合突起が形成されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
【請求項13】
前記レセプタクルの所定位置に突出形成され、前記電極の下端と接するストッパーが含まれる請求項12に記載の洗濯機。
【請求項14】
前記レセプタクルには、前記電極の外周に電気的に結束される挿支部が含まれる請求項12に記載の洗濯機。
【請求項15】
前記コネクタの外周に形成される係止突起と、前記レセプタクルの外周に形成されて前記係止突起に固定される固定突起が含まれる請求項1に記載の洗濯機。
【請求項16】
前記コネクタの一側面に形成されるコネクタガイドと、前記コネクタガイドと対応する形状で前記レセプタクルの一側面に形成されるレセプタクルガイドが含まれる請求項15に記載の洗濯機。
【請求項17】
前記コネクタ及びレセプタクルは、四つの連結端子が形成される請求項1に記載の洗濯機。
【請求項18】
前記コネクタ及びレセプタクルは、端面が四角形である請求項17に記載の洗濯機。
【請求項19】
前記レセプタクルには、前記コネクタの方に延長され、前記コネクタに挿入される位置調整部がさらに形成される請求項1に記載の洗濯機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
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【図11】
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【図13】
【図14】
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【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【公開番号】特開2009−195737(P2009−195737A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−118786(P2009−118786)
【出願日】平成21年5月15日(2009.5.15)
【分割の表示】特願2005−510301(P2005−510301)の分割
【原出願日】平成15年11月27日(2003.11.27)
【出願人】(596066770)エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド (384)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年5月15日(2009.5.15)
【分割の表示】特願2005−510301(P2005−510301)の分割
【原出願日】平成15年11月27日(2003.11.27)
【出願人】(596066770)エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド (384)
【Fターム(参考)】
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