説明

流れ分配器及び流れ分配システム

【課題】各相の割合がそれぞれ同等となるように混相流体の流れを分配でき、しかも構造が簡単で耐久性にも優れる流れ分配器を提供する。
【解決手段】流れが流入する流入管44と、流入管44の端部に開口し開口38aが流入管44の中心軸を取り囲むように配置された複数の流出管38と、流入管44内における流出管38側に配置され流入管44の中心軸から半径方向外側に伸びる板51aを、流出管38の開口38aの数有する第一仕切体51と、第一仕切体51よりも流出管38から離れて配置され、流入管44の中心軸から半径方向外側に伸びる板52aを流出管38の開口38aの数有する第二仕切体52と、を備え、流入管44の軸方向から見て、第二仕切体52の板52aは、第一仕切体51の各板51a間にそれぞれ配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば製油所設備などに適する流れ分配器及び流れ分配システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、製油所設備では、気液混相流体の流れの分配は、通常、T字状の分岐管を使用していた。しかし、この場合、気液混相流体は二相の物性が互いに異なることから重力の影響等で各相の流れが不均一になる。従って、気液混相流体の流れを均等に分配、すなわち、気液の割合がそれぞれ同等となるように流れを分配することが困難であるという問題があった。また、T字状の分岐管以外に、特許文献1〜6に示すように気液混相流体の流れを複数に分配する流れ分配器も知られている。
【特許文献1】特許3480392号公報
【特許文献2】実公平3−38598号公報
【特許文献3】特許3408677号公報
【特許文献4】特許3387387号公報
【特許文献5】特開2003−90646号公報
【特許文献6】特開平7−12429号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、これらの流れ分配器では、構造が複雑で耐久性も劣るという問題があった。
【0004】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、気相、液相、固相等の各相の割合がそれぞれほぼ同等となるように気液混相流体や固液混相流体等の互いに異なる2相以上を含む混相流体の流れを分配でき、しかも構造が簡単で耐久性にも優れる流れ分配器及び流れ分配システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る流れ分配器は、流体が流入する流入管と、複数の流出管と、第一仕切体と、第二仕切体と、を備える。複数の流出管は、流入管の端部に開口しその開口が流入管の中心軸を取り囲むように配置されている。第一仕切体は、流入管内における流出管側に配置され、流入管の中心軸から半径方向外側に伸びる板を、流出管の開口の数有する。第二仕切体は、第一仕切体よりも流出管から離れて配置され、流入管の中心軸から半径方向外側に伸びる板を、流出管の開口の数有する。そして、流入管の軸方向から見て、第二仕切体の板は、前記第一仕切体の各板間にそれぞれ配置されている。
【0006】
これによれば、第二仕切体で分割された流れが、第一仕切体により更に分割された上で、開口を介して各流出管に分配される。したがって、気相、液相、固相の各相の割合がそれぞれほぼ同等となるように混相流体の流れを容易に分配できる。また、このような流れ分配器は構造が簡単で耐久性にも優れる。
【0007】
ここで、流入管の軸方向から見て、第一仕切体の板は流出管の各開口間にそれぞれ配置されていることが好ましい。これにより、第1仕切体により分割された混相流体を、ひとつの開口から選択的に排出させられる。
【0008】
また、流入管の軸方向から見て、第一仕切体の板は前記流出管の各開口上にそれぞれ配置されていることも好ましい。これにより、流出管の開口においてさらに流れを分割する効果が得られる。
【0009】
ここで、複数の流出管の開口は流入管の軸周りに等角度間隔で配置され、第一仕切体の各板及び第二仕切体の各板はそれぞれ流入管の軸周りに等角度間隔で配置されることが好ましい。これによれば、流れを等容積分配することが容易である。
【0010】
また、第二仕切体よりも流出管から離れて配置され、流入管の中心軸から半径方向外側に伸びる板を流出管の開口の数有する第三仕切体をさらに備え、流入管の軸方向から見て、第三仕切体の板は、第二仕切体の各板間にそれぞれ配置されることも好ましい。これにより、より均一分配性能に優れる。
【0011】
本発明に係る流れ分配システムは、混相流体を混合する混合器と、攪拌器の下流側に接続された上述の流れ分配器と、を備える流れ分配システムである。
【発明の効果】
【0012】
気相、液相、固相等の各相の割合がそれぞれほぼ同等となるように混相流体の流れを分配でき、しかも構造が簡単で耐久性にも優れる流れ分配器及び流れ分配システムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、各図面の寸法比率は、必ずしも実際の寸法比率とは一致していない。
【0014】
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態に係る流れ分配システム100の概略側面図である。この流れ分配システム100は、ラインL1を介して流入した気液混相流体を混合する混合器10と、混合器10から供給された気液混相流体の流れを分配する流れ分配器30とを備える。流れ分配器30で分配された流体は流出管38を介してそれぞれ外部に排出される。
【0015】
混合器10は、気相と液相との混相流体を混合又は攪拌して、流体の均一性を高め、気相や液相の偏在を抑制する装置である。混合器10の具体的形態は特に限定されないが、例えば、固定された邪魔板や多孔板により流れに対して剪断力等を与えることにより流体を混合攪拌する静的攪拌器(スタティックミキサー)や、流体中で攪拌翼を回転等させて流体の混合攪拌を行う動的攪拌器等を使用することができる。
【0016】
続いて、図2〜図4を参照して、流れ分配器30について説明する。流れ分配器30は、上流側から順に、混合器10との接続管31、管径を拡大する拡径管33、第二仕切体52を備える第二管42、第一仕切体51を備える第一管41、第一管41の出口端部を閉じるフランジ板35、流体の流れを分岐する複数の流出管38を主として備えている。第一管41及び第二管42が流入管44を構成している。
【0017】
拡径管33の下流側の端部はフランジ33fとされ、第二管42の両端にはフランジ42fが設けられ、第一管41の両端にはフランジ41fが設けられている。拡径管33のフランジ33fと第二管42のフランジ42fとが対向し、第二管42のフランジ42fと第一管41のフランジ41fとが対向し、第一管41のフランジ41fとフランジ板35とが対向し、各フランジを貫通するボルト39a及びナット39bによりフランジ同士が固定され、これにより、拡径管33からフランジ板35までの流路が形成されている。
【0018】
接続管31及び拡径管33の長さは、混合器10で混合された気液混相流体の相分離を抑制すべく必要最小限の長さとすることが好ましい。
【0019】
第一管41の軸方向長さ及び第二管42の軸方向長さは特に限定されないが、例えば、それぞれ、30〜300mmとすることができる。また、第一管41及び第二管42の内径も特に限定されないが、例えば100〜500mmとすることができる。
【0020】
フランジ板35には、複数の流出管38が貫通固定されている。具体的には、図3(a)に示すように、流出管38の開口38aが流入管44の中心軸を取り囲むように配置されている。また、フランジ板35に垂直な方向から見て、開口38aの中心が中心軸周りに等角度間隔で配置されている。また、中心軸からの各開口38aまでの距離は同一とされている。また、図2に示すように、流出管38は、フランジ板35から外に向かって、流入管44の軸方向と平行に伸びている。さらに、流出管38の内径はそれぞれ同一とされている。
【0021】
第一管41内には第一仕切体51が固定され、第二管42内には第二仕切体52が固定されている。詳しくは、第一仕切体51は、例えば、図4等に示すように、流入管44の中心軸に沿って配置された軸51bと、軸51bから半径方向外側に伸びる複数の板51aを有している。同様に、第二仕切体52は、流入管44の中心軸に沿って配置された軸52bと、軸52bから半径方向外側に伸びる複数の板52aを有している。板51aの数及び板52aの数は、それぞれ、流出管38の開口38aの数に等しい。また、各仕切体51、52の板51a,52aは概ね矩形板形状をなしている。板51a,52aの軸方向長さは、第一管41、第二管42の長さとそれぞれ対応しており、第一仕切体51はフランジ板35と接触している。また、板51a,52aの半径方向長さは、その先端エッジが第一管41や第二管42の内面に接触できるようにされており、第一仕切体51の板51aの先端が第一管41の内面に溶接等により固定され、第二仕切体52の板52aの先端が第二管42の内面に溶接等により固定されている。
【0022】
フランジ板35に垂直な方向、すなわち、流入管44の軸方向から見て(例えば、図3(a)及び図4参照)、第一仕切体51の板51aは、流出管38の各開口38a間にそれぞれ1つずつ配置されている。これにより、一対の板51a及び第一管41の内壁に囲まれた各セルC41の流体は、1つの流出管38の開口38aからそれぞれ選択的に排出されることとなる。
【0023】
また、フランジ板35に垂直な方向、すなわち、流入管44の軸方向から見て(例えば、図4参照)、第二仕切体52の板52aは、第一仕切体51の板51a間にそれぞれ1つずつ配置されている。これにより、一対の板52a及び第二管42の内壁に囲まれた各セルC42の流体は、第一仕切体51の板51aにより2つに分割されてセルC41に流入することとなる。
【0024】
さらに、各板51a,52aは、流入管44の軸方向から見て、それぞれが中心軸51b、52b周りに等角度間隔、すなわち、中心軸をはさんで2枚の板がなす角がそれぞれ同一となるように配置されている。
【0025】
このような流れ分配器30は、流体の流れ方向が鉛直方向となるように配置することが好ましいが、これ以外の例えば水平方向となるように配置しても実施は可能である。
【0026】
また、流れ分配器30の材質としては、例えば、鋼、ステンレス等の材料が挙げられる。特に、鍛造加工することにより、様々な形状、分配数に対応可能である。
【0027】
さらに、本実施形態で使用される流体は、気液混相流体、すなわち、気相と液相とを含む流体である。
【0028】
続いてこのような、流れ分配システム100の作用について説明する。
【0029】
ラインL1を介して気液混相流体が混合器10に流入すると、混合器10内で二相の流体が混合され、液相と気相との比率が全体にわたってほぼ均一になる。続いて、このようにしてほぼ均一とされた混相流体の流れが流れ分配器30内に流入する。第二管42に流入することにより流れが第二仕切体52により各セルC42ごとに分割される。そして、更に、混相流体が第一管41に流入することにより、各セルC42の流れが、第一仕切体51により各セルC41に分割される。その後、各セルC41の混相流体は、対応する流出管38からそれぞれ排出される。
【0030】
そして、本実施形態によれば、セルC42から出た混相流体の流れがセルC41に入る際に2つに分割される。また、構造も簡単で、製造が容易であると共に耐久性も高くなり、メンテナンスもしやすい。
【0031】
また、第一仕切体51が第一管41内に固定され、第二仕切体52が第二管42内に固定され、第一管41と第二管42とをフランジで固定しているため、分解清掃が特に容易である。
【0032】
(第二実施形態)
図5及び図6を参照して、第二実施形態について説明する。第二実施形態において第一実施形態と異なる点は、流れ分配器30のみであるのでこれについてのみ説明する。
【0033】
本実施形態の流れ分配器30が第一実施形態の流れ分配器30と異なる第一の点は、第一仕切体51及び第二仕切体52の構造、固定方法、及び、位置である。第一仕切体51及び第二仕切体52は1つの軸51bを共有している、すなわち、各板51a,52aがそれぞれ軸51bに固定されていて、第一仕切体51及び第二仕切体52が一体化している。さらに、軸51bがフランジ板35の中心を貫通して、フランジ板35に対してナット39cにより固定されている。そして、第一仕切体51及び第二仕切体52の各板51a,52aは、第一管41の中に配置されている。また、第一管41は、両端にいずれもフランジを有さず、第一管41は、第二管42のフランジ42f及びフランジ板35のフランジ35fにより挟まれ、ボルト39a及びナット39cにより第二管42、第一管41、及びフランジ板35が固定されている。
【0034】
第2の相違点は、流出管38の延在方向である。本実施形態では、ボルト39cにより仕切体51、52をフランジ板35の中心に固定するため、各流出管38の延在方向が、流入管44の軸方向でなく、フランジ板35から離れるにしたがって軸線から離れるようにフランジ板35に対して傾斜して固定されている。
【0035】
本実施形態でも第一実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0036】
(第三実施形態)
図7を参照して、第三実施形態について説明する。第三実施形態において第一実施形態と異なる点は、流れ分配器30の流出管38の開口38aの位置のみであるのでこれについてのみ説明する。
【0037】
本実施形態では、流入管44の軸方向から見て、第一仕切体51の板51aが、流出管38の各開口38a上に配置されるように、流出管38が配置されている。これにより、一対の板51a及び第一管41の内壁に囲まれた各セルC41の流体の一部同士が合流して、1つの流出管38の開口38aから排出されることとなる。したがって、流出管38の開口において、さらに、分割効果が得られるので好ましい。なお、このような流出管38の開口38aの配置を、第二実施形態の流れ分配器30に適用してもよいことは言うまでもない。
【0038】
(第四実施形態)
図8を参照して、第四実施形態について説明する。第四実施形態において第三実施形態と異なる点は、第二仕切体42の流れ方向上流側に、第三仕切体53、及び第四仕切体54を備える点である。第三仕切体53、第四仕切体54は、それぞれ、第1仕切体51、第二仕切体52と同様に、板53a、軸53b、及び、板54a、軸54bを備え、流入管の軸方向から見て、第三仕切体53の板が、第二仕切体52の各板間にそれぞれ配置され、第四仕切体54の板が、第三仕切体53の各板間にそれぞれ配置されている。このように、仕切体の数が増えることにより、分割がより多く行われ、より均一分配性能に優れることとなる。なお、第一実施形態や第二実施形態において、同様に、第三仕切体及び第四仕切体を設けても構わないことは言うまでもない。
【0039】
なお、本発明は上記実施形態に限定されず様々な変形態様が可能である。例えば、上記実施形態では、流出管38の数は4であるが、2以上であればいくつでも構わない。また、流出管38の径、すなわち開口38aは互いに同一でなくてもよい。また、流入管44の軸方向から見て、流出管38の各開口38aが等角度間隔でなく配置されていてもよい。また、第一仕切体51の板51aが等角度間隔でなく配置されていてもよい。さらに、第二仕切体52の板52aが等角度間隔でなく配置されていてもよい。例えば、いずれかの流出管38の開口38aの径が、他の開口の径よりも大きい場合には、この開口に対応する一対の板51a同士がなす角を他に比べて広くすることが好ましい。本発明では、等体積分配でなく、異なる体積に分配する場合であっても、気相と液相との比率をほぼ同じにした状態で分配が可能である。また、中心軸からの各開口38aまでの距離は、必ずしも同一でなくても実施可能である。さらに、仕切体51、52の板51a,52aの形状も必ずしも矩形板状でなくてもよい。さらに、上記実施形態は、仕切体を流れ方向に2つ、あるいは4つ備えるが、流れ方向に3つ、あるいは、5つ以上の仕切体を備えてもよく、この場合、各隣接する仕切体の組み合わせにおいて、それぞれ、流入管の軸方向から見て、一方の仕切体の板が、他方第一仕切体の各板間にそれぞれ配置されていることが好ましい。
【0040】
また、上記の実施形態では、液相と気相とを含む気液混相流体の流れを分配しているが、混相流体であればこれに限定されない。例えば、気相と粒子群である固相とを含む固気混相流体や、固相と液相とを含む固液混相流体や、固相と液相と気相とを含む気液固混相流体等でも構わない。例えば、固気混相流体としては、FCC(流動接触分解)装置における触媒FCC触媒粒子とガスとを含む固気混相流体等が挙げられる。より具体的には、例えば、FCC触媒粒子をガスにより気流搬送して磁気分離器に供給する際には、磁気分離器の複数の入口に対して固気混相流体を分割して供給する必要があるが、上述の流れ分配器を用いると、この際にガスと粒子との割合を均一に分割して複数の入口に供給することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1は、第一実施形態に係る流れ分配システムの概略模式図である。
【図2】図2は、図1の流れ分配器30の側面図である。
【図3】図3(a)は図2のIIIa−IIIa線に沿った矢視図、図3(b)は図2のIIIb−IIIb線に沿った矢視図である。
【図4】図4は、図2の一部破断斜視図である。
【図5】図5は、第二実施形態に係る流れ分配器30の一部破断側面図である。
【図6】図6は、図5のVI−VI線に沿った矢視図である。
【図7】図7は、第三実施形態に係る流れ分配器30の一部破断斜視図である。
【図8】図8は、第四実施形態に係る流れ分配器30の一部破断斜視図である。
【符号の説明】
【0042】
10…混合器、30…流れ分配器、38…流出管、38a…開口、41…第一管、42…第二管、44…流入管、51…第一仕切体、51a…板、52…第二仕切体、52a…板、100…流れ分配システム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体が流入する流入管と、
前記流入管の端部に開口し、前記開口が前記流入管の中心軸を取り囲むように配置された複数の流出管と、
前記流入管内における前記流出管側に配置され、前記流入管の中心軸から半径方向外側に伸びる板を、前記流出管の開口の数有する第一仕切体と、
前記第一仕切体よりも前記流出管から離れて配置され、前記流入管の中心軸から半径方向外側に伸びる板を、前記流出管の開口の数有する第二仕切体と、を備え、
前記流入管の軸方向から見て、前記第二仕切体の板は、前記第一仕切体の各板間にそれぞれ配置された、流れ分配器。
【請求項2】
前記流入管の軸方向から見て、前記第一仕切体の板は前記流出管の各開口間にそれぞれ配置されている前記請求項1記載の流れ分配器。
【請求項3】
前記流入管の軸方向から見て、前記第一仕切体の板は前記流出管の各開口上にそれぞれ配置されている前記請求項1記載の流れ分配器。
【請求項4】
前記複数の流出管の開口は前記流入管の軸周りに等角度間隔で配置され
前記第一仕切体の各板及び前記第二仕切体の各板はそれぞれ前記流入管の軸周りに等角度間隔で配置された請求項1〜3のいずれか記載の流れ分配器。
【請求項5】
前記第二仕切体よりも前記流出管から離れて配置され、前記流入管の中心軸から半径方向外側に伸びる板を前記流出管の開口の数有する第三仕切体をさらに備え、前記流入管の軸方向から見て、前記第三仕切体の板は、前記第二仕切体の各板間にそれぞれ配置された請求項1〜4のいずれか記載の流れ分配器。
【請求項6】
混相流体を混合する混合器と、前記攪拌器の下流側に接続された請求項1〜5のいずれか記載の流れ分配器と、を備える流れ分配システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2009−243644(P2009−243644A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−93463(P2008−93463)
【出願日】平成20年3月31日(2008.3.31)
【出願人】(000231707)新日本石油精製株式会社 (33)
【Fターム(参考)】