説明

流体噴出装置

【課題】ボンベと尖鋭体とのシール性を大幅に向上させた流体噴出装置を提供する。
【解決手段】蓋体2により開口部3が封止されて内部に高圧ガスが充填されたボンベ1から上記ガスを噴出させるためのガス噴出装置10であって、上記ボンベ1の開口部3が取り付けられるホルダ部材11と、上記ホルダ部材11に取り付けられるボンベ1の蓋体2に穿孔を形成する尖鋭体13とを備え、上記尖鋭体13は、ホルダ部材11に対して穿孔面の面方向への移動を許容するよう設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボンベ内に充填された高圧ガス等の流体を噴出する流体噴出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、精密機器や写真のネガ等に付着した塵埃を吹き飛ばすダストブロワーが広く用いられている。このようなダストブロワー製品は、一般にスプレー缶内に噴射剤として液化ガスが高圧下で充填されて形成され、スプレー缶の頂部にバルブを開閉操作する噴出釦を兼ねたノズルが設けられ、ノズルの一端には細部にガスを噴出させるための吹き出し用チューブが接続されている。そして、噴出釦を押すことにより液化ガスが缶内で気化しその際の圧力でノズルに連接されたチューブより噴出されるようになっている。
【0003】
噴射剤として用いられる液化ガスとして、従来は、代替フロンとしてHFC(ハイドロフルオロカーボン)134aやHFC152a等が用いられ、スプレー缶内において高圧下で液状に保存されていた。
【0004】
ところが、上記HFCは、大気中に放出されると温室効果を招くことから、気候変動枠組条約の目的を達成するために採択された京都議定書においても排出量が規制される温室効果ガスとして挙げられ、また産業界全体でも排出削減が推進されている。例えば、HFC134aの温室効果は二酸化炭素の1300倍であり、HFC152aでも二酸化炭素の130倍の温室効果があることから、HFC製品の使用から他の圧縮ガスを用いた製品へ切り換えていくことが望まれている。
【0005】
そこで、HFCに替えて液化炭酸ガスを充填したボンベを使用したダストブロワー製品も提案されている(例えば下記の特許文献2)。
【0006】
このような液化炭酸ガスをボンベから噴出させる機構としては、下記の特許文献1および2に開示されたものが一般に利用されている。このようなガス噴出機構は、図3に示すように、開口部101が蓋体107によって封止されて圧縮ガスが充填されたボンベ100と、上記蓋体107に穿孔108を形成するとともに上記穿孔108を閉口する尖鋭体102と、上記尖鋭体102を開口部101と対向する位置に保持する保持部材103と、上記保持部材103を開口部101側に付勢する付勢部材104とを備えている。
【0007】
上記ガス噴出機構は、尖鋭体102によって蓋体107に穿孔108を形成し、ガスを噴出しないときは、付勢部材104の付勢力で尖鋭体102の先端が穿孔108を封止している。ガスを噴出させるときは、操作部材105の操作により保持部材103を付勢部材104の付勢力に抗してボンベ100の開口部101から離間させるように移動させて尖鋭体102を穿孔108から引き抜いてボンベ100内部の高圧ガスを外部に噴出させる。そして、保持部材103を再び付勢部材104の付勢力で開口部101側に移動させて尖鋭体102の先端で穿孔108を封止することによりガス噴出を停止するようになっている。
【特許文献1】特開2003−146393
【特許文献2】特開2005−249192
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記特許文献1および2のガス噴出機構は、尖鋭体102を穿孔108に突き立てることによって封止し、上記尖鋭体102を引き抜きと突き刺しを繰り返すことによりガス噴出と封止を繰り返すようになっている。このため、噴出と封止の動作を繰り返すことにより次第に穿孔108が拡がってシール性が低下し、微量なガス漏れが生じることが避けられない。また、上記特許文献1および2のガス噴出機構は、新しいボンベ100を取り付ける際には、開口部101周辺のねじ部(図示していない)をホルダー106にねじ込む必要がある。このとき、図4に示すように、開口部101に設けられた穿孔部109(肉厚が薄くなっている)および尖鋭体102の先端が開口部101の真心にあればよいが、現実的な精度では開口部101の穿孔部109と尖鋭体102の先端が若干偏心していることが多い。このため、開口部101をねじ込む際に、尖鋭体102と開口部101は、尖鋭体102の先端が円弧を描いて穿孔108を広げるような相対運動をすることとなり、穿孔108と尖鋭体102とのシール性を大幅に低下させて微量のガス漏れを助長させる結果となる。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ボンベとシール部材とのシール性を大幅に向上させた流体噴出装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の流体噴出装置は、蓋体により開口部が封止されて内部に高圧流体が充填されたボンベから上記流体を噴出させるための流体噴出装置であって、上記ボンベの開口部が取り付けられるホルダ部と、上記ホルダ部に取り付けられるボンベの蓋体に穿孔を形成する尖鋭体とを備え、上記尖鋭体は、ホルダ部に対して穿孔面の面方向への移動を許容するよう設けられていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0011】
すなわち、本発明の流体噴出装置は、上記尖鋭体がホルダ部に対して穿孔面の面方向への移動を許容するよう設けられていることから、新しいボンベを取り付ける際に開口部がホルダ部に対して相対的に変位したとしても、尖鋭体はその変位に追従するように面方向へ移動しうるため、従来のように穿孔を広げるようなことにはならず、尖鋭体の太さに等しい大きさの穿孔を形成することができる。このため、従来に比べて大幅にシール性を向上させ、流体漏れを大幅に改善することができる。しかも、尖鋭体の引き抜きと突き立てを繰り返したとしても、尖鋭体が穿孔面の面方向へ移動しうるため、上記繰り返し動作によって尖鋭体が穿孔を広げることが防止され、従来に比べて大幅にシール性を向上させ、流体漏れを大幅に改善することができる。
【0012】
本発明において、上記尖鋭体には穿孔に突き立てられた状態で内部の流体を取出す流体取出路が形成され、上記流体取出路と流体噴出口を連通させる流路に、操作部の操作によって開閉する弁機構が設けられている場合には、流体の噴射と停止は尖鋭体の抜き刺しではなく弁機構の開閉によって行うことから、尖鋭体を常に穿孔に突き刺した状態で流体の噴射と停止を行うことができる。このため、従来のように、尖鋭体の抜き刺しを繰り返すことによる穿孔の拡開がなく、それによるシール性の低下が生じず、流体漏れを大幅に改善することができる。
【0013】
また、上記尖鋭体は、押し込み方向への付勢力が作用するよう設けられている場合には、尖鋭体と穿孔との隙間を縮小してシール性を向上させる方向に付勢力が働くことから、大幅にシール性を向上させ、流体漏れを改善することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1および図2は、本発明の一実施の形態の流体噴出装置を示す図である。本実施形態は、本発明の流体噴出装置を流体として炭酸ガスを噴出するガス噴出装置に適用し、ダストブロワーに応用した例を示すものであり、図1は全体の断面図、図2は要部拡大断面図である。
【0015】
このガス噴出装置10は、液化炭酸ガスが充填されたボンベ1が取り付けられ、上記ボンベ1から炭酸ガスを噴出させるものである。
【0016】
より詳しく説明すると、上記ボンベ1は、略カプセル形状の本体の内部に高圧流体として液化炭酸ガスが充填され、上端に形成された略円筒状の開口部3が円板状の蓋体2により封止されて構成されている。上記開口部3の外周部にはねじ部が形成されている。上記蓋体2の略中央部には、後述する尖鋭体13によって穿孔を形成しやすいように肉厚を薄くした穿孔部が形成されている。
【0017】
上記ボンベ1は略筒状の外側ケース5に収容され、上記外側ケース5の上部にはキャップユニット6が取り付けられている。上記キャップユニット6は、外側ケース5の上端部に係合する係合筒部6aと、上記係合筒部6aの上方に延設された周壁部6bと、上記周壁部6bの上部に取り付けられる天井部6cとを備えて構成される。上記キャップユニット6の内部に、本実施形態のガス噴出装置10が収容されている。
【0018】
上記ガス噴出装置10は、上記ボンベ1の開口部3が取り付けられるホルダ部としてのホルダ部材11と、上記ホルダ部材11に取り付けられるボンベ1の蓋体2に穿孔を形成する尖鋭体13が取り付けられた開閉流路部材12とを備えている。
【0019】
上記ホルダ部材11は、全体として略円筒状に形成され、下半部の内周面にボンベ1の開口部3の外周部に形成されたねじ部をら着させるねじ部が形成されている。一方、上記ホルダ部材11の上半部の内周面には、上記開閉流路部材12をら着するためのねじ部が形成されている。
【0020】
上記開閉流路部材12の下側部すなわちホルダ部材11にら着される部分には、尖鋭体13の保持機構を有している。上記保持機構は、尖鋭体13の先端部を挿通させる挿通開口29aを有するスペーサ29と、尖鋭体13を保持する保持部材16とを備えて構成されている。上記尖鋭体13は、先端部を下側に向けた状態で外周に第1Oリング27が外嵌され、上記第1Oリング27を介して保持部材16の内周面に保持されている。また、上記保持部材16の外周面は、第2Oリング28を介して開閉流路部材12の内周面に保持されている。
【0021】
この状態で、尖鋭体13の先端部は、挿通開口29aを通ってスペーサ29の下面より下側に突出する。尖鋭体13自体は第1Oリング27で保持部材16に保持されている。
【0022】
これにより、上記尖鋭体13は、ホルダ部材11に対して蓋体2の穿孔面(上面)の面方向への移動を許容するよう設けられている。すなわち、上記第1Oリング27はゴムやエラストマー等の弾性部材から形成されているため、上記尖鋭体13は第1Oリング27を介して保持部材16に保持されることにより、尖鋭体13に外力が加わると、第1Oリング27の弾性力で図示の左右や紙面に垂直な方向等の穿孔面の面方向へ移動されるのである。
【0023】
したがって、新しいボンベ1を取り付ける際には、開口部3がホルダ部材11にねじ込まれ、このねじ込みによって尖鋭体13の先端が蓋体2に突き刺さって蓋体2に穿孔が形成される。このとき、開口部3が尖鋭体13の先端に対して相対的円弧を描くように変位したとしても、尖鋭体13はその変位に追従するように面方向へ移動するため、従来のように穿孔を広げるようなことにはならず、尖鋭体13の太さに等しい大きさの穿孔を形成することができる。
【0024】
上記尖鋭体13には、上述したようにして形成された穿孔に突き立てられた状態で、内部の流体である炭酸ガスを取出す流体取出路としてのガス取出路22が形成されている。上記ガス取出路22は、尖鋭体13の先端に開口してその中心を長手方向に延びるよう形成されている。上記尖鋭体13は根元部にガス取出路22が開口するとともにフランジ部13aが形成されている。
【0025】
一方、上記保持部材16の上側には、弁機構14を構成する弁体14bおよびコイルばね26が収容される弁収容部材15が配置されている。上記弁収容部材15の弁室15aは、フィルタ23を介して尖鋭体13のガス取出路22と連通している。
【0026】
一方、開閉流路部材12には、噴射ノズル20が取り付けられて横向きに開口するガス噴出口21に連通する流体流路としてのガス流路30が上下に延びるとともに上記弁室15aと連通しうるように形成されている。そして、上記ガス流路30の下側開口縁に上記弁体14bが着座する弁座14aが取り付けられている。
【0027】
上記弁体14bは、付勢部材としてのコイルばね26により、常時弁座14aに着座する方向に付勢されており、この付勢力によって通常時は弁体14bが弁座14aに着座することにより、ガス流路30と弁室15aとの連通が遮断されている。
【0028】
上記弁体14bは、上方に向かって延びてガス流路30内に挿通される棒状のガイド部14cを有しており、上記ガイド部14cがガス流路30内を上下スライドすることにより、弁体14bの開閉動作が行われ、ガイド部14cがガス流路30内でガイドされることにより、開閉時の弁体14bの姿勢が保持されるようになっている。
【0029】
一方、上記ガス流路30のガイド部14cよりも上側には上記弁体14bの開閉操作を行うための操作杆19が挿通されている。上記操作杆19の下端部は上記ガイド部14cの上端に当接しており、上記操作杆19の上端部はばね部材18に当接している。上記ばね部材18は、一端部が軸18aに軸支されるとともに、上記軸18aと反対側に形成された軸17aに軸支された操作レバー17によって上下回動しうるように構成されている。
【0030】
このように、上記ガス取出路22と流体噴出口としてのガス噴出口21を連通させる流路に、操作部としての操作レバー17の操作によって開閉する弁機構14が設けられている。なお、上記操作杆19上部は、シール部材31によりシールが確保されており、ガス流路30から上部へのガス漏れは生じないようになっている。
【0031】
これにより、キャップユニット6の天井部6cの上部開口から露出した操作レバー17の釦部を下方に押圧すると、操作レバー17の回動によりばね部材18が下方に回動して操作杆19を下方に押し下げる。これにより、操作杆19の下端部が弁体14bのガイド部14cを押し下げて、弁体14bがコイルばね26の付勢力に抗して下方に押し下げられ、弁体14bが弁座14aから離れて弁が開き、ガス流路30と弁室15aとが連通する。
【0032】
この連通により、ガス取出路22、弁室15a、ガス流路30、ガス噴出口21が連通し、ボンベ1内の圧縮ガスがガス取出路22、弁室15a、ガス流路30、噴射ノズル20を通ってガス噴出口21から噴出される。
【0033】
噴射を停止するときには、操作レバー17への押し下げ力を解除すれば、ばね部材18の復元力で操作レバー17とばね部材18は初期位置に戻り、コイルばね26の付勢力とガス圧の作用により弁体14bおよび操作杆19が押し上げられて弁体14bが弁座14aに着座して弁が閉じ、ガス流路30と弁室15aとの連通が遮断される。
【0034】
また、上記開閉流路部材12には、上記弁室15aに連通するよう圧力調整路25が形成され、上記圧力調整路25の外部への開口部には、所定圧力以上の圧力を受けたときに破れる圧力封板24が取り付けられている。これにより、弁室15aやガス流路30内に異常圧力が加わったときには圧力封板24が破れてそれ以上の圧力上昇を回避して安全を確保しうるようになっている。
【0035】
以上のように、上記ガス噴出装置10によれば、上記尖鋭体13がホルダ部材11に対して穿孔面の面方向への移動を許容するよう設けられていることから、新しいボンベ1を取り付ける際に開口部3がホルダ部材11に対して相対的に変位したとしても、尖鋭体13はその変位に追従するように面方向へ移動しうるため、従来のように穿孔を広げるようなことにはならず、尖鋭体13の太さに等しい大きさの穿孔を形成することができる。このため、従来に比べて大幅にシール性を向上させ、ガス漏れを大幅に改善することができる。しかも、尖鋭体13の引き抜きと突き立てを繰り返したとしても、尖鋭体13が穿孔面の面方向へ移動しうるため、上記繰り返し動作によって尖鋭体13が穿孔を広げることが防止され、従来に比べて大幅にシール性を向上させ、ガス漏れを大幅に改善することができる。
【0036】
また、上記尖鋭体13には穿孔に突き立てられた状態で内部のガスを取出すガス取出路22が形成され、上記ガス取出路22とガス噴出口21を連通させる流路に、操作レバー17の操作によって開閉する弁機構14が設けられているため、ガスの噴射と停止は尖鋭体13の抜き刺しではなく弁機構14の開閉によって行うことから、尖鋭体13を常に穿孔に突き刺した状態でガスの噴射と停止を行うことができる。このため、従来のように、尖鋭体13の抜き刺しを繰り返すことによる穿孔の拡開がなく、それによるシール性の低下が生じず、ガス漏れを大幅に改善することができる。
【0037】
なお、上記実施の形態では、弁機構14の開閉によりガスの噴射と停止を行うようにしたが、尖鋭体13の引き抜きと突き立てを繰り返すことによりガスの噴射と停止を行うこともできる。この場合、尖鋭体13にガス取出路22を形成する必要はない。
【0038】
また、上記尖鋭体13を蓋体2への押し込み方向に付勢する付勢部材を設け、上記尖鋭体13を押し込み方向への付勢力が作用するよう設けるようにすることもできる。このようにすることにより、尖鋭体13と穿孔との隙間を縮小してシール性を向上させる方向に付勢力が働くことから、大幅にシール性を向上させ、流体漏れを改善することができる。
【0039】
また、上記実施の形態では、流体として炭酸ガスを噴出するものを例示して説明したが、噴出する流体としては、炭酸ガスに限定するものではなく、圧縮ガスと液体等の流体の混合物等、各種の流体を適用することができる趣旨である。
【0040】
また、本発明の流体噴出装置を適用できる製品としては、ダストブロアーに限定するものではなく、ビールサーバ等、高圧ガスのガス圧で液体を吐出する液体吐出装置等、各種の製品に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施形態の流体噴出装置を示す断面図である。
【図2】流体噴出装置の部分拡大断面図である。
【図3】従来例のガス噴出装置を示す断面図である。
【図4】上記従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0042】
1 ボンベ
2 蓋体
3 開口部
5 外側ケース
6 キャップユニット
6a 係合筒部
6b 周壁部
6c 天井部
10 ガス噴出装置
11 ホルダ部材
12 開閉流路部材
13 尖鋭体
13a フランジ部
14 弁機構
14a 弁座
14b 弁体
14c ガイド部
15 弁収容部材
15a 弁室
16 保持部材
17 操作レバー
17a 軸
18 ばね部材
18a 軸
19 操作杆
20 噴射ノズル
21 ガス噴出口
22 ガス取出路
23 フィルタ
24 圧力封板
25 圧力調整路
26 コイルばね
27 第1Oリング
28 第2Oリング
29 スペーサ
29a 挿通開口
30 ガス流路
31 シール部材
100 ボンベ
101 開口部
102 尖鋭体
103 保持部材
104 付勢部材
105 操作部材
106 ホルダー
107 蓋体
108 穿孔
109 穿孔部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
蓋体により開口部が封止されて内部に高圧流体が充填されたボンベから上記流体を噴出させるための流体噴出装置であって、
上記ボンベの開口部が取り付けられるホルダ部と、上記ホルダ部に取り付けられるボンベの蓋体に穿孔を形成する尖鋭体とを備え、
上記尖鋭体は、ホルダ部に対して穿孔面の面方向への移動を許容するよう設けられていることを特徴とする流体噴出装置。
【請求項2】
上記尖鋭体には穿孔に突き立てられた状態で内部の流体を取出す流体取出路が形成され、上記流体取出路と流体噴出口を連通させる流路に、操作部の操作によって開閉する弁機構が設けられている請求項1記載の流体噴出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−180333(P2008−180333A)
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−15762(P2007−15762)
【出願日】平成19年1月26日(2007.1.26)
【出願人】(000219934)エア・ウォーター・ゾル株式会社 (17)
【Fターム(参考)】