説明

流動体吐出ポンプ

【課題】 簡易な構成でありながら、流動体の漏洩を防止するとともに、流動体の吐出動作をスムースに行うことができる流動体吐出ポンプを提供すること。
【解決手段】 流動体貯留部20内に貯留された流動体をノズルヘッド11から吐出させるための流動体吐出ポンプ10において、前記流動体貯留部20の上部に配設されたシリンダ14と、前記シリンダ14内の流動体を外部に流出させるための中空状の流動体流通路が形成された連結筒16と、その内側に前記連結筒16を貫通させる筒部151と、その外側に前記シリンダ14の内壁と当接させる当接部材153を備えるピストン15とを備え、前記連結筒16の外周には、前記筒部151の内壁に当接させる凸部を設けたことにより、流動体の吐出動作をスムースに行うことが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ノズルヘッドを押圧することにより、流動体貯留部内に貯留された流動体をノズルヘッドから吐出するための流動体吐出ポンプに関する。
【背景技術】
【0002】
このような流動体吐出ポンプとしては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の流動体吐出ポンプは、流動体貯留部の上部に配設されたシリンダと、シリンダ内を往復移動可能なピストンと、ノズルヘッドとピストンを連結することにより、ノズルヘッドに付与された押圧力をピストンに伝達してピストンを下降させるための中空状の連結筒と、連結筒を介してピストンを上昇させる方向に付勢するための、連結筒の外周部に配設されてコイルバネと、流動体貯留部に貯留された流動体をピストンの上昇動作に伴ってシリンダ内に流入させるための流入弁機構と、シリンダ内に流入した流動体を、ピストンの下降動作に伴って、連結筒の内部を介してノズルヘッドに流出させるための流出弁機構とを備える。
【特許文献1】特開2002−066401
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載の流動体ポンプは、流動体が連結筒の外周部に漏洩するのを防止するためには、ピストンおよび連結筒において、高度の加工精度が必要とされるという問題が生じる。
【0004】
また、樹脂等を成型してなる流動体ポンプのシリンダ構造において、液密性を高めるためにピストンと連結筒内壁の当接面積を増大させると、ピストンの摺動性が低下し、このため流動体の吐出動作を滑らかに行うことが困難となるという問題があった。
【0005】
この発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、簡易な構成でありながら、流動体の漏洩を防止するとともに、流動体の吐出動作をスムースに行うことができる流動体吐出ポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、流動体貯留部の上方に配設されたノズルヘッドを押圧することにより、前記流動体貯留部内に貯留された流動体を前記ノズルヘッドから吐出させるための流動体吐出ポンプにおいて、前記流動体貯留部の上部に配設されたシリンダと、前記ノズルヘッドに連結され、前記シリンダ内の流動体を外部に流出させるための中空状の流動体流通路が形成された連結筒と、その内側に前記連結筒を貫通させる筒部と、前記筒部の外側に前記シリンダの内壁と当接させる当接部材とを備え、前記シリンダ内を往復移動可能なピストンと、前記連結筒を介して前記ピストンを上昇させる方向に付勢するための、前記連結筒の外周部に配設されたコイルバネと、前記流動体貯留部に貯留された流動体を、前記ピストンの上昇動作に伴って前記シリンダ内に流入させるための流入弁と、前記連結筒の下部に配設され、前記ノズルヘッドに押圧力が付与されていない状態において、前記ピストンと当接させることにより、前記シリンダ内に流入した流動体の前記流動体流通路への漏洩を防止する流通路開閉部材とを備え、前記連結筒の外周には、前記筒部の内壁に当接させる凸部を設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記筒部の内壁と当接させる前記凸部は、その断面が略円形状である。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記筒部の内壁と当接させる前記凸部は、その断面が多角形状である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記筒部における前記当接部材側の端部には平面部が付設されるとともに、前記流路開閉部材には、前記平面部に対応する平面を設け、前記対応する平面を前記平面部に密着させることにより前記流動体流通路への漏洩を防止する。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記対応する平面に、前記平面部に当接させる第2の凸部を有する。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記流路開閉部材の前記第2の凸部は、その断面が略円形状である。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記流路開閉部材の前記第2の凸部は、その断面が多角形状である。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記流路開閉部材は、前記ノズルの押圧により弾性変形可能に形成されてなる。
【0014】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記筒部における前記当接部材側の端部には、平面部が付設されるとともに、前記流路開閉部材は、第2の凸部を有する。
【0015】
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記筒部における前記当接部材側の端部には、前記筒部の中心から外側に向かうテーパ部が付設されているとともに、前記流路開閉部材には、前記テーパ部に沿った傾斜面が設けられており、前記テーパ部と前記傾斜面とを密着させることにより前記流動体流通路への漏洩を防止する。
【0016】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記流路開閉部材は、前記テーパ部に沿った傾斜面に、前記テーパ部と当接させる第2の凸部を有する。
【0017】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記第2の凸部は、その断面が略円形状である。
【0018】
請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記第2の凸部は、その断面が多角形状である。
【0019】
請求項14に記載の発明は、請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の流動体吐出ポンプにおいて、前記流入弁は孔部を有し、前記孔部に前記流路開閉部材の下部に配設された棒体が挿通されている。
【発明の効果】
【0020】
請求項1乃至3に記載の発明によれば、連結筒の外周に、前記ピストンの筒部の内壁に当接させる凸部を設けたことにより、連結筒の摺動を滑らかに行うとともに、流動体の漏洩を確実に防止することが可能となる。
【0021】
請求項4に記載の発明によれば、筒部における当接部材側の端部には平面部が付設されるとともに、流路開閉部材には平面部に対応する平面を設けられていることから、対応する平面と平面部とを密着させることにより、流動体ポンプに応力を付与することなく放置した状態において、流動体が流動体流通路へ漏洩することを防止することが可能となる。
【0022】
請求項5乃至7に記載の発明によれば、流路開閉部材は、筒部における当接部材側の端部に付設される平面部に対応する平面に、平面部に当接させる第2の凸部を有することから、より確実に動体の流動体流通路への流入を閉止することが可能となる。
【0023】
請求項8および請求項9に記載の発明によれば、流路開閉部材は、ノズルの押圧により弾性変形可能に形成されていることから、シリンダ内の圧力変化により変形し、流動体の流動体流通路への流入および閉止が可能となる。
【0024】
請求項9に記載の発明によれば、ノズルの押圧により弾性変形可能に形成されている流路開閉部材は、筒部における当接部材側の端部に付設される平面部に当接させる第2の凸部をさらに備えることにより、より確実に動体の流動体流通路への流入を閉止することが可能となる。
【0025】
請求項10に記載の発明によれば、筒部における当接部材側の端部には、筒部の中心から外側に向かうテーパ部が付設されているとともに、流路開閉部材には、テーパ部に沿った傾斜面を設けられていることから、流動体流通路への流動体の流入をスムースに行うことができる。
【0026】
請求項11乃至請求項13に記載の発明によれば、流路開閉部材は、テーパ部に沿った傾斜面に、テーパ部と当接させる第2の凸部を形成させたことから、より確実に流動体の流動体流通路への流入を閉止することが可能となる。
【0027】
請求項14に記載の発明によれば、流入弁は孔部を有し、孔部に流路開閉部材の下部に配設された棒体が挿通されていることから、垂直方向の姿勢を保ちながら、流動体吐出動作を正確に行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0029】
図1は、この発明の第1実施形態に係る流動体吐出ポンプを適用した流動体貯留容器1の縦断面図である。
【0030】
この流動体容器1は、美容の分野で使用されるヘアージェルやクレンジングジェル等の一般にジェルと呼称されるゲル(gel)、または、栄養クリームやマッサージクリーム等のクリーム状物、あるいは、化粧水等の液体などを貯留するための化粧品用の容器として使用されるものである。なお、この明細書においては、高粘度の液体や半流動体あるいはゾルがジェリー状に固化したゲルやクリーム状物等と通常の液体を含めて流動体と呼称する。
【0031】
流動体貯留容器1は、流動体吐出ポンプ10と、その内部に流動体を貯留する円筒形の流動体貯留部20とから構成される。
【0032】
なお、この明細書においては、図1における上下方向を流動体容器1における上下方向とする。
【0033】
流動体貯留部20は、円筒形状のシリンダ21と、シリンダ21の上部に設けられた外蓋12を螺着させるための溝を有する口頸部24と、通気口23が形成された底蓋22から構成され、その内部に流動体貯留部20内の圧力変化により上下動可能なピストン30を液密な状態で嵌入させている。
【0034】
ピストン30は、移動方向と垂直な平面において、外周と同心円状の屈曲部31が形成される弾性部材から構成され、中央部から外周方向への付勢力を有する。また、ピストン30のシリンダ21の内壁との当接部は、その断面が略円形状の一対の凸部32より構成される。
【0035】
流動体ポンプ10は、流動体貯留部20の口頸部24の外周部に螺着する外蓋12を介して、流動体吐出貯留部20に装着される。これにより、流動体貯留部20のシリンダ21と流動体ポンプ10は、液密な状態で接続される。
【0036】
次に、この第1実施形態に係る流動体吐出ポンプ10について説明する。図2乃至図5は、この発明の第1実施形態に係る流動体吐出ポンプを示す縦断面図である。
【0037】
なお、これらの図のうち、図2は流動体ポンプ10に応力を付与することなく放置した状態を、図3はノズルヘッド11における押圧部111が押圧されることにより連結筒16が下降し、流動体流通路161への流入口166が開口された状態を、図4は連結筒16がピストン15とともに下降しつつある状態を、図5はノズルヘッド11における押圧部111への押圧が解除されることにより、連結筒16とピストン15が上昇しつつある状態を示す縦断面図である。
【0038】
流動体吐出ポンプ10は、ノズルヘッド11と、外蓋12と、流動体貯留部20の上部に配設されたシリンダ14と、シリンダ14内を往復可能に移動するピストン15と、その上部がノズルヘッド11に連結され、その内側に中空状の流動体流通路161が形成された連結筒16と、連結筒16およびピストン15の外周部に配設されたコイルバネ13と、シリンダ14内に流動体を流入させる弁部材17から構成される。
【0039】
コイルバネ13は、強力な付勢を得るために、金属製のものが使用される。コイルバネは、連結筒16およびピストン15の外周部に配設されることから、連結筒16内部を通過する流動体と接触することはない。
【0040】
ノズルヘッド11は、ノズルヘッド押圧部111と、吐出口112とをそなえ、その裏面にバネストッパー114が接続される。
【0041】
バネストッパー114は、正面視においてT字状の形状を有する筒状部材であり、図2に示すように、そのT字の横棒に相当する平面にコイルバネ13が当接する。このバネストッパー114の内側は、その上側にノズルヘッド11を固着させるための第1筒部と、下側に連結筒16を嵌合させるための溝を形成させた第2筒部と、中間部に連結筒16の内側に形成された流動体流通路161と同径の第3筒部とを形成させている。これにより、ノズルヘッド11と連結筒16が接続される。
【0042】
ピストン15は、樹脂等により一体成型され、その内側に連結筒16を貫通させるための筒部151を有し、その外周には、ピストン15の上昇をシリンダ14内に制限するために外蓋12における凸部112に当接させる階段状の平面154と、シリンダ14の内壁に当接させて液密性を維持するための先端が尖った形状を有する凸部153を離隔した位置に一対備える。
【0043】
図6は、連結筒16を示す説明図である。このうち、図6(a)は連結筒16の平面図、図6(b)は、図6(a)におけるA−A断面を示す断面図、図6(c)はその底面図である。
【0044】
連結筒16には、その内側にシリンダ14内の流動体を外部に流出させるための中空状の流動体流通路161と、流動体流通路161と連結筒16の外部とを連通する流入口166が形成される。そして、連結筒16の下部には、流通路開閉部材162を備える。
【0045】
流通路開閉部材162は、その底面がピストン15の筒部151の内径より大きく、筒部151の外周に備えられる凸部153により形成される円の直径より小さい直径を有する円形であり、その断面が矩形状を有する。流通路開閉部材162の上部平面には、ピストン15における下部平面155に当接させるための凸部163を形成させている。
【0046】
そして、流通路開閉部材162の底面には、弁部材17における軸頂部175が係合可能な半球形の溝167を形成させている。
【0047】
また、連結筒16における流動体流通路161の外周面には、その上方にノズルヘッド11と嵌合させるための凸部164と、その下方にピストン15における筒部151の内壁に当接させるための凸部165を備える。
【0048】
図7および図8は、弁部材17を示す説明図である。このうち、図7(a)は弁部材17の平面図、図7(b)はその正面図、図7(c)はその底面図である。また、図8(a)は弁部材17の断面図であり、図8(b)は弁部材17が可撓変形した状態を示す断面図である。
【0049】
弁部材17は、可撓性樹脂を肉薄に成型してなる略椀状の弁部171と、軸部172と、係止部173と、弁部材17をシリンダ14における保持部材143に確実に係止させるために弁部171の下部に形成させた台座部174を備える。また、弁部材17の軸部172は、その軸頂部175を椀状の弁部171の縁よりも軸方向に突出させている。
【0050】
弁部171は、シリンダ14内部の圧力および、シリンダ14内に流入する流動体の流圧に応じて、図8(a)に示す状態から図7(b)に示す状態まで可撓変形が可能である。
【0051】
シリンダ14は、その底部に弁部材17を保持するための筒状の保持部材143と、保持部材143を支持するための支持板142を備える。なお、支持板142は、保持部材143を支持を安定なものとするために、4個を等間隔に配置するのが好ましい。ただし、支持板142の個数は、4個に限定するものではない。流動体貯留部20に貯留された流動体は、支持板142により形成された流入口141を介してシリンダ14内に流入する。
【0052】
このような構成を有する流動体吐出ポンプ10の流動体吐出動作について、再度図2乃至図5を用いて説明する。
【0053】
図2に示すように、流動体吐出ポンプ10に応力を付与することなく放置した状態において、流動体吐出ポンプ10のピストン15における筒部151に挿入された連結筒16の外周部に形成させた凸部165は、筒部151の内壁に当接している。そして、連結筒16の流通路開閉部材162の上部平面に形成させた凸部163が、ピストン15における下部平面155に当接することにより、連結筒16における流入口166を閉止することが可能となる。
【0054】
また、流通路開閉部材162の上部平面に形成させた凸部163は、ピストン15および連結筒16の外周部に配設されたコイルバネ13の上方向への張力により、ピストン15における下部平面155への密着が可能となる。
【0055】
このような状態においては、ノズルヘッド11に接続されたバネストッパー114の下端と、ピストン15の上端との間に隙間115が形成されている。
【0056】
図3に示すように、ノズルヘッド11に接続されたバネストッパー114の下端とピストン15の上端とが当接するまで、ノズルヘッド11における押圧部111が押圧されると、連結筒16が下降し、連結筒16における流入口166が開口される。このとき、連結筒16は、その外周部に凸部165を形成させることにより、ピストン15の第1筒部の内壁面において滑らかに摺動することが可能となる。
【0057】
なお、連結筒16における凸部165は、その断面が多角形状のものでもよく、また、近接した位置に一対の凸部を形成させてもよい。
【0058】
図4に示すように、さらにノズルヘッド11における押圧部111が押圧されると、この押圧力がピストン15に伝達され、ピストン15は、流入口166が開口された状態の連結筒16とともに下降する。これにより、シリンダ14内部が加圧され、シリンダ14内の流動体を、連結筒16の流動体流通路161を介して、ノズルヘッド11の吐出口112より外部へ吐出する。
【0059】
このように、完全にノズルヘッド11におけるノズルヘッド押圧部111が押圧されている状態では、連結筒16の底部に形成された溝167に、弁部材17における軸頂部175が係合する。連結筒16の底部に形成された溝167と、弁部材17における軸頂部175とを係合可能に構成することにより、ノズルヘッド11の押圧動作のつど、連結筒16の上下動軸と流入弁417の中心軸をあわせることができ、正確で滑らかな流動体吐出が可能となる。
【0060】
また、ノズルヘッド11における押圧部111に応力が付与される前の状態および応力が付与されている状態において、シリンダ14の下部に配設された弁部材17における弁部171の縁部分が、シリンダ14の内壁に密着した状態で当接することにより、流動体貯留部20からのシリンダ14内に流動体を流入させるためのシリンダ14における流入口141を閉止している。
【0061】
しかる後に、ノズルヘッド11における押圧部111への押圧が解除されると、図5に示すように、コイルバネ13の付勢力により、連結筒16およびピストン15が上昇する。
【0062】
このとき、シリンダ14内が減圧されることにより、シリンダ14の下部に配設された弁部材17の可撓性を有する弁部171は、シリンダ14内に向かう吸引力により変形し、弁部171の縁部分がシリンダ14の内壁から離隔する。これにより、シリンダ14における流入口141が開口され、流動体が流動体貯留部20の内部とシリンダ14の内部の圧力が同等となるまで、シリンダ14内に流入する。
【0063】
ピストン15の上昇は、ピストン15の外周面における段差部分である階段状の平面154に、蓋部12の内側に設けられ、蓋部12にピストン15を挿入させるためのガイド部121の下端に備えられた凸部122が当接することにより制限される。
【0064】
連結筒16は、流通路開閉部材162における凸部163が、ピストン15における下部平面155に当接するまで上昇する。
【0065】
そして、図2に示すように、ノズルヘッド11に接続されたバネストッパー114の下端と、ピストン15の上端との間に隙間115が形成され、連結筒16における流入口1166が閉止された状態、すなわち、流動体吐出ポンプ10に応力を付与することなく放置した状態に戻る。
【0066】
なお、この第1実施形態に係る流動体吐出ポンプ10は、バネストッパー114を備えることにより、ノズルヘッド11における押圧部111の裏面に、直接にコイルバネ13が当接することがない。これにより、コイルバネ13の当接によってノズルヘッド11を形成させている部材に傷が入ることを防止でき、耐久性を向上させることができる。
【0067】
また、この発明の第1実施形態にかかる流動体吐出ポンプ10は、以上のような構成を備えることから、簡易な構成でありながら、流動体の漏洩を確実に防止でき、かつ、流動体の吐出動作をスムースに行うことが可能となる。
【0068】
次に、この発明の他の実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、上述した第1実施形態と同一の部材については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0069】
図9は、この発明の第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210を適用した流動体貯留容器2の縦断面図であり、図10乃至図13は、この発明の第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210を示す縦断面図である。
【0070】
なお、これらの図のうち、図10は流動体吐出ポンプ210に応力を付与することなく放置した状態を、図11はノズルヘッド11における押圧部111が押圧されることにより連結筒216が下降し、流動体流通路261への流入口266が開口された状態を、図12は連結筒216がピストン215とともに下降しつつある状態を、図13はノズルヘッド11における押圧部111への押圧が解除されることにより、連結筒216とピストン215が上昇しつつある状態を示す縦断面図である。
【0071】
この第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210は、第1実施形態に係るシリンダ14、ピストン15、連結筒16および弁部材17に代えて、シリンダ214、ピストン215、連結筒216および弁部材217を利用している。また、この第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210は、バネストッパー114を備えていない点で、第1実施形態に係る流動体吐出ポンプ10と異なる。
【0072】
ピストン215は、その内側に連結筒216を貫通させるための第1筒部251と、連結筒216の流通路開閉部材262が上下移動可能な内径を有する第2筒部252とを備え、第2筒部252の外側にはシリンダ214の内壁面と当接する凸部253を備える。第1筒部251と第2筒部252と凸部253は、樹脂等により一体成型され、第1筒部251は、ピストン215の移動方向に向かって第2筒部252の上側になるように形成されている。
【0073】
ピストン215における第2筒部252は、第1筒部251より大きい内径を有し、第1筒部251と第2筒部252との間は、その内周側および外周側において、階段状の平面を有する。
【0074】
ピストン215における第2筒部252の外周部に形成された、シリンダ14の内壁面と当接させるための凸部253は、その断面が略円形状の形状を有し、一定距の距離だけ離隔した位置に一対配置される。なお、この凸部253は、近接配置された一対の凸部から構成されていてもよい。
【0075】
シリンダ214の下部は、下方向に先細となるテーパ形状を有し、下部先端部に流動体貯留部20から流動体を流入させる流入口241が設けられている。
【0076】
シリンダ214における流入口241には、弁部材217を係合するためのリブ部242に配設される。この流入口241に形成されるリブ部242を構成するリブは、弁部材217を確実に支持するために、4個を等間隔に配置するのが好ましい。ただし、リブの個数は、3個以上であれば弁部材217の係止が可能であり、4個に限定するものではない。
【0077】
弁部材217は、可撓性樹脂を肉薄に成型してなる略椀状の弁部271と、軸部272と、係止部173と、弁部材217をシリンダ214における流入口241に係止させるための係止部173を備える。
【0078】
弁部材217は、弁部材217における軸部272がシリンダ214における流入口241に形成させたリブ部242に係合され、弁部271と係止部173により上下動が制限されることにより、シリンダ214における流入口241に係止される。
【0079】
図14は、連結筒216を示す説明図である。このうち、図14(a)は連結筒216の平面図、図14(b)は、図14(a)におけるB−B断面を示す断面図、図14(c)はその底面図である。
【0080】
連結筒216は、その内側にシリンダ214内の流動体を外部に流出させるための中空状の流動体流通路261と、流動体流通路261と連結筒216の外部とを連通する流入口266を形成させ、連結筒216の下部には、流通路開閉部材262を備える。
【0081】
また、連結筒216における流動体流通路161の外周面には、その上方にノズルヘッド11と接続させるための凸部264と、その下方にピストン215の内壁に当接させるための凸部265を備える。
【0082】
連結筒216における凸部264は、ノズルヘッド11における支持部213に嵌合される。
【0083】
流通路開閉部材262は、可撓性樹脂を略皿状に成型してなるものであり、その皿径がピストン215の第2筒部252の内径と同径である。そして、流通路開閉部材262における皿の内壁に先端が尖った形状の凸部263を形成させている。
【0084】
このような構成を有する流動体吐出ポンプ210の流動体吐出動作について、再度図10乃至図14を用いて説明する。
【0085】
図10に示すように、流動体吐出ポンプ210に応力を付与することなく放置した状態において、流動体吐出ポンプ210のピストン215の第1筒部に挿入された連結筒216の外周部に形成させた凸部264が、ピストン15の第1筒部の内壁に当接している。
【0086】
そして、連結筒216における流通路開閉部材262は、その皿の縁部分と凸部263を、ピストン215における第1筒部251と第2筒部252との間の内周側に形成された平面255に当接させている。これにより、連結筒216における流入口266を閉止することが可能となる。
【0087】
このような状態においては、ノズルヘッド11の支持部213の下端と、ピストン215の上端との間に隙間115が形成されている。
【0088】
図11に示すように、ノズルヘッド11の支持部113の下端とピストン215の上端とが当接するまで、ノズルヘッド11における押圧部111が押圧されると、連結筒216における流通路開閉部材262は、図11に示すように、連結筒216の下降に伴い変形し、第1筒部251と第2筒部252との間の内周側に形成された平面255から離隔する。これにより、連結筒216における流入口266が開口される。
【0089】
このとき、連結筒216は、その外周部に形成させた凸部264を介して、ピストン215の第1筒部251の内壁面において液密性を保ちながら、滑らかに摺動することが可能である。
【0090】
そして、図12に示すように、流動体がノズルヘッド11における押圧部111がさらに押圧された場合にも、シリンダ214からの流動体の流圧により、流通路開閉部材262の変形状態は維持される。ズルヘッド11における押圧部111の押圧によりシリンダ214内に加えられた圧力により、ノズルヘッド11における吐出口112から流動体の吐出が可能となる。
【0091】
また、図11および図12に示すように、ノズルヘッド11における押圧部111に応力が付与される前の状態および応力が付与されている状態において、シリンダ214の下部に配設された弁部材217は、シリンダ214の下部内壁に形成されたテーパ部に弁部271を密着させている。これにより、シリンダ214における流入口241を閉止し、流動体貯留部20からのシリンダ214内に流動体を流入を禁止している。
【0092】
しかる後に、ノズルヘッド11における押圧部111への押圧が解除されると、図13に示すように、コイルバネ13の付勢力により、連結筒216およびピストン215が上昇する。
【0093】
このとき、シリンダ214内が減圧されることにより、シリンダ214の下部に配設された弁部材217の可撓性を有する弁部271は、シリンダ214内に向かう吸引力により変形し、シリンダ214の下部に形成されたテーパ状の内壁から弁部271を離隔させる。これにより、シリンダ214における流入口241が開口され、流動体が流動体貯留部20の内部とシリンダ214の内部の圧力が同等となるまで、シリンダ214内に流入する。
【0094】
ピストン215の上昇は、ピストン215の第1筒部251と第2筒部252の間の外周面における段差部分である段部254に、蓋部12の内側に設けられ蓋部12にピストン15を挿入させるためのガイド部121の下端に備えられた凸部122が当接することにより制限される。
【0095】
そして、図13に示すように、ノズルヘッド11の支持部113の下端と、ピストン15の上端との間に隙間115が形成され、連結筒216における流入口266が閉止された状態、すなわち、流動体吐出ポンプ210に応力を付与することなく放置した状態に戻る。
【0096】
図13乃至図18は、この発明の第3実施形態に係る流動体吐出ポンプ310を示す縦断面図である。
【0097】
この第3実施形態に係る流動体吐出ポンプ310は、第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210におけるピストン215、連結筒216および弁部材217に代えて、ピストン315、連結筒316および弁部材317を利用している。
【0098】
ピストン315は、その第1筒部と第2筒部との間の内壁面がテーパ状となっている点において、第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210におけるピストン215と異なる。
【0099】
連結筒316は、その内側にシリンダ314内の流動体を外部に流出させるための中空状の流動体流通路361と、流動体流通路361と連結筒316の外部とを連通する流入口366が形成させ、その下部には、流通路開閉部材362を備える。また、連結筒316の外周側には、ピストン315の第1筒部351の内壁に当接させる凸部365と、ノズルヘッド11における支持部113に連結させるための凸部364を備える。
【0100】
流通路開閉部材362は、その底面がピストン15の第1筒部351の内径より大きく、第2筒部352の内径より小さい直径を有する円形であり、その断面が略台形の形状を有する。略台形の傾斜は、ピストン15の第1筒部351と第2筒部352との間の内壁面のテーパ部355の傾きに沿って形成させ、その傾斜面上にテーパ部355に当接させるための凸部363を形成させている。そして、流通路開閉部材362の底面には、弁部材317に貫通させ、連結筒316の摺動軸を垂直方向に支勢させるための支持棒311を備える。
【0101】
流入弁317は、可撓性樹脂を成型してなるものであり、弁部371と、係止部372と、支持棒311を挿入させるための穴部374を備える。
【0102】
図15に示すように、支持棒311は、流入弁317における穴部374に挿入されることにより、連結筒316の上下動の中心軸と、流入弁317の中心軸を同一に支持する。これにより、図15乃至図18に示す流動体吐出のための一連の動作時において、連結筒316の垂直方向の上下動と、流入弁317における弁部314の変形動作とを安定して行うことが可能となる。
【0103】
図19は、この発明の第4実施形態に係る流動体吐出ポンプ410を示す縦断面図である。
【0104】
この第4実施形態に係る流動体吐出ポンプ410は、第3実施形態に係る流動体吐出ポンプ310における連結筒316に代えて、連結筒416を利用している。また、この第4実施形態に係る流動体吐出ポンプ410は、シリンダ214の流入口241に係止させる弁部材217については、第2実施形態に係る流動体ポンプ210と同様のものを利用している。
【0105】
連結筒416は、第3実施形態に係る流動体吐出ポンプ310における連結筒316がその流通路開閉部材362の底面に支持棒311を備えているのに対し、支持棒311に相当する部材を備えていない点において異なる。
【0106】
なお、第1実施形態乃至第4実施形態に係る流動体吐出ポンプにおける、ピストンの筒部の内壁に当接させることにより、液密性を維持することが可能な凸部を有する各連結筒に対し、1実施形態乃至第4実施形態において利用されているその他の各部材を組み合わせて、流動体吐出ポンプを構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0107】
【図1】この発明の第1実施形態に係る流動体吐出ポンプを適用した流動体貯留容器1の縦断面図である。
【図2】この発明の第1実施形態に係る流動体吐出ポンプ10を示す縦断面図である。
【図3】この発明の第1実施形態に係る流動体吐出ポンプ10を示す縦断面図である。
【図4】この発明の第1実施形態に係る流動体吐出ポンプ10を示す縦断面図である。
【図5】この発明の第1実施形態に係る流動体吐出ポンプ10を示す縦断面図である。
【図6】この発明の第1実施形態に係る流動体吐出ポンプ10における連結筒16を示す説明図である。
【図7】流動体吐出ポンプ10における弁部材17を示す説明図である。
【図8】流動体吐出ポンプ10における弁部材17を示す説明図である。
【図9】この発明の第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210を適用した流動体貯留容器2の縦断面図である。
【図10】この発明の第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210を示す縦断面図である。
【図11】この発明の第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210を示す縦断面図である。
【図12】この発明の第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210を示す縦断面図である。
【図13】この発明の第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210を示す縦断面図である。
【図14】この発明の第2実施形態に係る流動体吐出ポンプ210における連結筒を示す説明図である。
【図15】この発明の第3実施形態に係る流動体吐出ポンプ310を示す縦断面図である。
【図16】この発明の第3実施形態に係る流動体吐出ポンプ310を示す縦断面図である。
【図17】この発明の第3実施形態に係る流動体吐出ポンプ310を示す縦断面図である。
【図18】この発明の第3実施形態に係る流動体吐出ポンプ310を示す縦断面図である。
【図19】この発明の第4実施形態に係る流動体吐出ポンプ410を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0108】
1 流動体貯留容器
2 流動体貯留容器
10 流動体吐出ポンプ
11 ノズルヘッド
12 外蓋
13 コイルバネ
14 シリンダ
15 ピストン
16 連結筒
17 弁部材
20 流動体貯留部
21 シリンダ
22 底蓋
23 通気口
24 口頸部
30 ピストン
31 屈曲部
32 凸部
111 押圧部
112 吐出口
113 連結筒支持部
114 バネストッパー
115 隙間
121 ガイド部
122 凸部
141 流入口
142 リブ部
151 筒部
153 凸部
154 平面
155 下部平面
161 流動体通路
162 流通路開閉部材
163 凸部
164 凸部
165 凸部
166 流入口
171 弁部
172 軸部
173 係止部
174 台座部
175 軸頂部
210 流動体吐出ポンプ
214 シリンダ
215 ピストン
216 連結筒
217 弁部材
241 流入口
242 リブ部
262 流通路開閉部材
263 凸部
266 流入口
310 流動体吐出ポンプ
311 支持棒
316 連結筒
317 弁部材
355 テーパ部
371 弁部
372 係止部
374 穴部
375 凸部
410 流動体吐出ポンプ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
流動体貯留部の上方に配設されたノズルヘッドを押圧することにより、前記流動体貯留部内に貯留された流動体を前記ノズルヘッドから吐出させるための流動体吐出ポンプにおいて、
前記流動体貯留部の上部に配設されたシリンダと、
前記ノズルヘッドに連結され、前記シリンダ内の流動体を外部に流出させるための中空状の流動体流通路が形成された連結筒と、
その内側に前記連結筒を貫通させる筒部と、前記筒部の外側に前記シリンダの内壁と当接させる当接部材とを備え、前記シリンダ内を往復移動可能なピストンと、
前記連結筒を介して前記ピストンを上昇させる方向に付勢するための、前記連結筒の外周部に配設されたコイルバネと、
前記流動体貯留部に貯留された流動体を、前記ピストンの上昇動作に伴って前記シリンダ内に流入させるための流入弁と、
前記連結筒の下部に配設され、前記ノズルヘッドに押圧力が付与されていない状態において、前記ピストンと当接させることにより、前記シリンダ内に流入した流動体の前記流動体流通路への漏洩を防止する流通路開閉部材とを備え、
前記連結筒の外周には、前記筒部の内壁に当接させる凸部を設けたことを特徴とする流動体吐出ポンプ。
【請求項2】
請求項1に記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記凸部は、その断面が略円形状である流動体吐出ポンプ。
【請求項3】
請求項1に記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記凸部は、その断面が多角形状である流動体吐出ポンプ。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記筒部における前記当接部材側の端部には平面部が付設されるとともに、
前記流路開閉部材には、前記平面部に対応する平面を設け、
前記対応する平面を前記平面部に密着させることにより前記流動体流通路への漏洩を防止する流動体吐出ポンプ。
【請求項5】
請求項4に記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記流路開閉部材は、前記対応する平面に、前記平面部に当接させる第2の凸部を有する流動体吐出ポンプ。
【請求項6】
請求項5に記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記流路開閉部材の前記第2の凸部は、その断面が略円形状である流動体吐出ポンプ。
【請求項7】
請求項5に記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記流路開閉部材の前記第2の凸部は、その断面が多角形状である流動体吐出ポンプ。
【請求項8】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記流路開閉部材は、前記ノズルの押圧により弾性変形可能に形成されてなる流動体吐出ポンプ。
【請求項9】
請求項8に記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記筒部における前記当接部材側の端部には、平面部が付設されるとともに、
前記流路開閉部材は、第2の凸部を有する流動体吐出ポンプ。
【請求項10】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記筒部における前記当接部材側の端部には、前記筒部の中心から外側に向かうテーパ部が付設されているとともに、
前記流路開閉部材には、前記テーパ部に沿った傾斜面が設けられており、
前記テーパ部と前記傾斜面とを密着させることにより前記流動体流通路への漏洩を防止する流動体吐出ポンプ。
【請求項11】
請求項10に記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記流路開閉部材は、前記テーパ部に沿った傾斜面に、前記テーパ部と当接させる第2の凸部を形成させた流動体吐出ポンプ。
【請求項12】
請求項11に記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記第2の凸部は、その断面が略円形状である流動体吐出ポンプ。
【請求項13】
請求項11に記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記第2の凸部は、その断面が多角形状である流動体吐出ポンプ。
【請求項14】
請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の流動体吐出ポンプにおいて、
前記流入弁は孔部を有し、前記孔部に前記流路開閉部材の下部に配設された棒体が挿通されている流動体吐出ポンプ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2008−88894(P2008−88894A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−270703(P2006−270703)
【出願日】平成18年10月2日(2006.10.2)
【出願人】(599047550)
【Fターム(参考)】