説明

浴用剤組成物

【課題】浴用剤の発泡挙動を調節し、湯面への浮上を抑制し、水中発泡時間/全溶解時間を高めることにより、炭酸ガスを浴水中に効率的に溶解せしめることが可能な固形発泡浴用剤組成物を提供する。
【解決手段】次の成分(A)〜(C)を含有し、当該成分(A)の浴水中の濃度が0.0008〜4ppmになる量使用される固形発泡浴用剤組成物。
(A)HLB2以上6未満の非イオン界面活性剤:0.01〜0.5質量%
(B)有機酸
(C)炭酸塩

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴用剤組成物に関し、特に浴水中で発泡しながら溶解する固形発泡浴用剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
浴用剤は、一般に、浴水に香りや色調を与えたり、温浴効果を高めることにより血液の循環を活発にし、疲労回復、新陳代謝を増進させるものである。浴用剤の剤型としては、固形、液体、粉末等があるが、固形タイプは1回分の使用量が正確であり、コンパクトで取り扱い易いという利点を有するため、種々の機能を有したものが開発されている。これらの固形浴用剤の中で、例えば、炭酸塩と有機酸を配合したものは、浴水に投入すると炭酸ガスを発泡しながら溶解し、浴水中に溶け込んだ炭酸ガスによる高い温浴効果を提案できるものとして知られている。
【0003】
一方、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩、有機酸及び吸湿剤を特定量含有する炭酸足浴剤に、HLBが2〜10の界面活性剤を0.1〜10質量%含有させることによって、該界面活性剤で構成される泡によって温湯表面を覆うことで、二酸化炭素が温湯表面から揮散するのを軽減させ、5〜30分間1000mg/L以上の二酸化炭素濃度を維持できることが報告されている(特許文献1)。また、フマル酸と炭酸塩を含有する入浴剤において、HLB7以上の界面活性剤を用いて入浴剤が浴湯中に溶けるときに生じるフマル酸の溶け残りによるフマル酸の浮きを抑えるという技術も知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−200350号公報
【特許文献2】特開昭59−106415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の固形発泡浴用剤は、通常、浴水に投入すると一旦底に沈み、しばらくの間浴槽の底で発泡しながら溶解した後、浴用剤が小さくなると湯面に浮上し、湯面で発泡しながら完全溶解する。このとき、湯面に浮上してからの発泡は、発生したガスが水中に溶け込むよりも大気中に揮散してしまうため、浴水中のガス濃度を高めるためには非常に効率が悪いことが判明した。
従って、本発明の課題は、固形発泡浴用剤1錠(粒)が全て溶解する時間(以下、全溶解時間)における浴水中に沈降した状態で発泡する時間(以下、水中発泡時間)の割合、すなわち、水中発泡時間/全溶解時間を高めることで、固形発泡浴用剤から発生するガスの浴水中濃度を効率的に高めることが可能な固形発泡浴用剤組成物を提供することにある。
なお、前記特許文献1の炭酸足浴剤では、二酸化炭素揮散軽減のために、界面活性剤で構成される泡によって温湯表面を覆うことを必要としており、実際、特許文献1の炭酸足浴剤の使用時の濃度は非常に高く、温湯量5Lに対し炭酸足浴剤30〜50g、すなわち界面活性剤濃度6〜1000ppm程度を目安としているが、このように高濃度の界面活性剤が存在すると、水中発泡時間/全溶解時間を高めることは不可能であることが判明した。
また、前記特許文献2のようにHLBが7以上の界面活性剤を配合した場合にも、水中発泡時間/全溶解時間を高めることは不可能であることが判明した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明者は、固形発泡浴用剤の水中発泡時間と全溶解時間とを制御する方法について鋭意検討を行った結果、全く意外にも、有機酸及び炭酸塩を含有する固形発泡浴用剤に、HLB2以上6未満の非イオン界面活性剤を0.01〜0.5質量%という少量配合し、かつ浴水中の当該非イオン界面活性剤濃度が0.0008〜4ppmになるように浴用剤の使用量を設定すれば、固形発泡浴用剤の水中発泡時間/全溶解時間を高めることが可能となり、その結果、固形発泡浴用剤から発生するガスの浴水中濃度を効率的に高めることができることを見出した。
【0007】
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C)を含有し、当該成分(A)の浴水中の濃度が0.0008〜4ppmになる量使用される固形発泡浴用剤組成物を提供するものである。
(A)HLB2以上6未満の非イオン界面活性剤:0.01〜0.5質量%
(B)有機酸
(C)炭酸塩
【発明の効果】
【0008】
本発明の固形発泡浴用剤は、浴水投入時の水中発泡時間/全溶解時間を高めることが可能である。その結果、固形発泡浴用剤から発生するガスを効率的に浴水中に溶け込ませることが可能となり、浴水中濃度を効率的に高めることができる。また、湯面での泡立ちや浴用剤の溶け残りも抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】各種浴用剤を浴水に投入したときの、全溶解時間における水中で発泡している時間の割合(水中発泡時間/全溶解時間)を示す図である。
【図2】実施例1の浴用剤を浴水に投入した後の経過時間と浴水中の炭酸ガス濃度との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の浴用剤は、(A)HLB2以上6未満の非イオン界面活性剤を0.01〜0.5質量%含有するものである。そして、当該成分(A)の浴水中の濃度が0.0008〜4ppmになる量使用されるものである。ここで、HLBはGriffinの式により求められるものである。
本発明に使用される非イオン界面活性剤のHLBは2以上6未満である。このような非イオン界面活性剤を用いることにより、浴用剤が水面に浮上するまでの時間(水中発泡時間)を十分に延長することができる。より好ましいHLBは2.5〜5であり、さらに好ましいHLBは3〜5である。具体的にはショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましく、特に、ショ糖脂肪酸エステルが、浴用剤の水面に浮上してからの溶解時間を抑制し水中で発泡せしめる効果について優れているため非常に好ましい。
好ましいショ糖脂肪酸エステルとしては、炭素数12〜22の脂肪酸を構成脂肪酸とするショ糖脂肪酸エステルであり、具体的には、ショ糖ステアリン酸エステル(HLB2〜5)、ショ糖ラウリン酸エステル(HLB5)、ショ糖エルカ酸エステル(HLB2)、ショ糖べへニン酸エステル(HLB3)等が挙げられる。なお、ショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖1分子中にある8個のヒドロキシル基を脂肪酸でエステル化することにより得られるものであり、ショ糖1分子に脂肪酸1分子が反応したモノエステルから脂肪酸8分子が反応したオクタエステルまでが存在するが、実際の工業生産においては、これら各エステルの混合物として得られている。本発明では、浴用剤の湯面への浮上を抑制する効果の点等からショ糖脂肪酸エステル中のモノエステル含有量が2〜30質量%、好ましくは10〜30質量%であることが好ましい。
好ましいポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、炭素数18〜22の脂肪酸を構成脂肪酸とし、グリセリンの重合度が3〜12、好ましくは4〜10のポリグリセリン脂肪酸エステルであり、具体的には、ペンタオレイン酸デカグリセリン(HLB4.5)、デカオレイン酸デカグリセリン(HLB3.0)、デカステアリン酸デカグリセリン(HLB3.0)、ヘキサステアリン酸ペンタグリセリン(HLB4.0)、ペンタステアリン酸デカグリセリン(HLB4.5)等が挙げられる。なお、ポリグリセリン脂肪酸エステルは、ポリグリセリン部にあるヒドロキシル基を脂肪酸でエステル化することにより得られるものであり、脂肪酸1分子が反応したモノエステルから脂肪酸2分子以上が反応し置換したものが存在するが、本発明では、浴用剤の水面への浮上を抑制し、水中発泡時間/全溶解時間を高める効果の点等からポリグリセリン脂肪酸エステル中の脂肪酸置換度が5〜10であることが好ましい。
【0011】
本発明浴用剤中の成分(A)の含有量は、水中発泡時間/全溶解時間を高める点、溶け残り防止、泡立ち防止の点から0.01〜0.5質量%であり、0.015〜0.2質量%がより好ましく、0.02〜0.1質量%が特に好ましく、0.025〜0.08質量%が殊更に好ましい。
【0012】
また、本発明浴用剤は、成分(A)の浴水中の濃度が0.0008〜4ppmになる量使用されるものである。成分(A)の浴水中の濃度は低すぎる場合にも高すぎる場合にも、浴用剤の水面での発泡時間が十分短かくならない。当該濃度が高すぎる場合には、水面への浮上を抑制するどころか、むしろ浴用剤が浮きやすくなってしまい、水中発泡時間/全溶解時間を低減させてしまう。より好ましい成分(A)の浴水中の濃度は0.0012〜1.5ppmであり、さらに好ましくは0.0016〜1ppmである。
【0013】
本発明に用いられる(B)有機酸としては、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、マレイン酸、コハク酸、フタル酸、フマル酸、グルタル酸、アジピン酸、安息香酸、サリチル酸及びシュウ酸等の室温(25℃)で固体の有機酸が好ましい。特に(B)有機酸は、溶解度10〜80g/100g(20℃・水)の有機酸を含有すると好ましい。このような有機酸としてはリンゴ酸、酒石酸、クエン酸及びマレイン酸等が挙げられる。このような有機酸は成分(B)の有機酸中30〜100質量%含有するのが好ましく、さらに50〜100質量%含有するのが好ましい。このような有機酸の具体例としてはリンゴ酸及び/又は酒石酸が好ましく、特にリンゴ酸が好ましい。これにより、炭酸ガスの微細な泡が発生するため、水中発泡時間/全溶解時間を高めるために非常に好ましい。また、効率的に炭酸ガスを溶け込ますことができ、浴用剤を投入後の浴水中の炭酸ガス濃度を速やかに増大させることができる。
より好ましい有機酸の組み合せは、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、マレイン酸、コハク酸及びフマル酸から選ばれる有機酸の1種又は2種以上の組み合せであって、(B)有機酸中、酒石酸及び/又はリンゴ酸を30〜100質量%、特に50〜80質量%含有する組み合せである。
【0014】
(B)有機酸の本発明浴用剤中の含有量は、炭酸ガス発生効果の点から、10〜80質量%が好ましく、さらに15〜75質量%が好ましく、特に20〜70質量%が好ましく、殊更25〜65質量%が好ましい。
【0015】
本発明に用いられる(C)炭酸塩としては、炭酸水素塩及び炭酸塩が挙げられ、より具体的には炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、セスキ炭酸ナトリウム等が挙げられ、これら単独で又は混合して用いることができる。
(C)炭酸塩の本発明浴用剤中の含有量は、炭酸ガス発生効果の点から20〜70質量%が好ましく、さらに25〜65質量%が好ましく、特に30〜60質量%が好ましい。
【0016】
本発明の浴用剤においては、更に(D)油性香料を含有すると、水中発泡時間/全溶解時間を高める点で特に好ましい。このような油性香料としては、水/オクタノール分配係数が1〜7のものが挙げられ、炭素数10のテルペン系炭化水素、炭素数5〜20のアルコールのギ酸エステル、酢酸エステルもしくはプロピオン酸エステル、及び炭素数10〜15のケトンから選ばれる1種又は2種以上を含有するものが挙げられる。
【0017】
炭素数10のテルペン系炭化水素としては、α−ピネン、β−ピネン、カンフエン、リモネン、テルピノーレン、ミルセン、p−サイメン等が挙げられる。
また、炭素数5〜20のアルコールのギ酸エステル、酢酸エステルもしくはプロピオン酸エステルとしては、ギ酸ゲラニル、ギ酸ベンジル、ギ酸フェニルエチル等;酢酸イソアミル、酢酸シトロネリル、酢酸ゲラニル、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、酢酸フェニルエチル、酢酸メンチル、酢酸ボルニル、酢酸テルピニル、酢酸シンナミル、酢酸アニシル、酢酸ミルセニル等;プロピオン酸リナリル、プロピオン酸シトロネリル、プロピオン酸ゲラニル、プロピオン酸ベンジル、プロピオン酸テルピニル、プロピオン酸シンナミル等が挙げられる。
また、炭素数10〜15のケトンとしては、ダマセノン、ダイナスコン、ダマスコン、ヨノン、メチルヨノン等が挙げられる。
これらは、1種又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0018】
本発明の浴用剤中、成分(D)の含有量は、水中発泡時間/全溶解時間を高める点及び入浴効果を高める点から、0.001〜4質量%であることが好ましく、特に0.005〜3質量%、さらに0.01〜2質量%、殊更0.1〜1質量%であることが好ましい。
【0019】
本発明の浴用剤においては、成分(B)と成分(A)の質量比(B/A)は、水中発泡時間/全溶解時間を高める点及び溶け残りを抑制する点から、20〜8000が好ましく、特に200〜3250が好ましい。さらに成分(A)と成分(D)の質量比(A/D)は、水中発泡時間/全溶解時間を高める点及び溶け残りを抑制する点から、0.002〜500が好ましく、0.02〜1が特に好ましい。
【0020】
さらに、本発明の浴用剤中には上記以外の成分、例えば、炭酸塩以外の無機塩類、生薬類、油脂類、アルコール類、多価アルコール類、糖類、保湿剤、冷感剤、水溶性高分子等を任意成分として含有させてもよい。
【0021】
本発明において固形発泡浴用剤は浴槽の底まで沈降して溶解する、ある程度の大きさ及び比重を持ったもの、すなわち1錠又は1粒子当たり0.1〜100gのもの、好ましくは2〜80gのものが好ましい。比重は1.1以上のもの、好ましくは1.2〜2.0のものが好ましい。さらに具体的には、圧縮して固形に成形したものであり、例えば、錠剤やブリケットなどが挙げられる。これらは一般的には、プレス打錠機やブリケットマシーンを用いた圧縮成形法により製造されるが、その他の製造方法、たとえば、成分を溶解して固形に成形したもの等であっても良い。なお、本発明では、50〜300L、好ましくは150〜250Lの浴槽の湯に溶解することで、成分(A)の浴水中の濃度を所望の濃度として用いることが好ましい。
【実施例】
【0022】
(実施例1〜4、比較例1〜6)
表1に示した組成を常法により混合しプレス打錠機にて圧縮成形することにより、45g/錠の錠剤型浴用剤を製造した。
【0023】
[評価方法]
(1)崩壊時間
(比較例1〜5、実施例1〜4)
40℃/150Lの浴槽の湯にサンプル1錠を投入し、錠剤が浴水中に沈降して溶解(発泡)している時間と、水面に浮上してから溶解(発泡)している時間を計測し、1錠を投入してから全て溶解し終わるまでの時間(全溶解時間)に対する浴水中に沈降した状態で発泡する時間(水中発泡時間)の割合(水中発泡時間/全溶解時間)及び水面に浮上してから溶解(発泡)する時間の割合(水面発泡時間/全溶解時間)をそれぞれ以下の式により算出した。
【0024】
(比較例6)
40℃/150Lの浴槽を40℃/5Lのフットバスに変更する以外は上記(比較例1〜5、実施例1〜4)と同じ方法にて水中発泡時間/全溶解時間を算出した。
・浴水中にて溶解する時間の割合(%)=(浴水中にて溶解する時間/1錠が全て溶解する時間)×100
・水面で溶解する時間の割合(%)=(水面で溶解する時間/1錠が全て溶解する時間)×100
【0025】
(2)浴水中の炭酸ガス濃度
実施例1と比較例1について、40℃/150Lの水道水をプロペラで攪拌しながらサンプル1錠を溶解したときの、それぞれの浴水中の炭酸ガス濃度の経時変化を、ポータブル二酸化炭素メーターを用いて測定した。
【0026】
(3)溶け残り評価
実施例1〜4及び比較例6について、40℃/150Lの浴槽の湯にサンプル1錠を投入し、目視により溶け残りを以下の3段階で評価した。
[評価基準]
◎:溶け残りなし
○:溶け残りが全く目立たない
×:溶け残りが多くて不快
【0027】
【表1】

【0028】
[結果]
(1)溶解(発泡)時間
結果を図1に示す。図1から明らかなように、比較例1〜6の浴用剤では、水面に浮上してからの溶解(発泡)時間が長かった。これに対し、実施例1〜4の浴用剤では水面に浮上してからの溶解(発泡)時間が大きく短縮され、浴水中での溶解(発泡)時間を延長させることができた。
【0029】
(2)浴水中の炭酸ガス濃度
結果を図2に示す。図2から明らかなように、本発明品(実施例1)では、比較例1よりも浴水中の炭酸ガス濃度が増大し、長時間持続することが明らかとなった。
【0030】
以上のことから、本発明品は、水面での溶解(発泡)時間の割合が減っており、浴水中で長く溶解(発泡)するため、本発明品から発生する発泡ガスが効率的に浴水中に溶け込み、浴水中の濃度を高めることができることが明らかとなった。
【0031】
(3)溶け残り評価
結果を表2に示す。実施例1において最も良好であり、実施例2〜4では僅かに溶け残りが生じたが目立たないレベルであった。
また、実施例1と同じ処方の浴用剤を5Lの湯に投入した場合(比較例6)、浴用剤の溶け残りが多く、全身浴には使用不可能であった。
【0032】
【表2】

【0033】
(実施例5、6)
表3に示す処方の錠剤型固形発泡浴用剤を製造した。これら浴用剤も、他の実施例と同様良好な結果が得られた。
【0034】
【表3】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)〜(C)を含有し、当該成分(A)の浴水中の濃度が0.0008〜4ppmになる量使用される固形発泡浴用剤組成物。
(A)HLB2以上6未満の非イオン界面活性剤:0.01〜0.5質量%
(B)有機酸
(C)炭酸塩
【請求項2】
(B)有機酸が、溶解度10〜80g/100g(20℃・水)の有機酸を含有する請求項1記載の固形発泡浴用剤組成物。
【請求項3】
溶解度10〜80g/100g(20℃・水)の有機酸が、リンゴ酸及び/又は酒石酸である請求項2に記載の固形発泡浴用剤組成物。
【請求項4】
(A)HLB2以上6未満の非イオン界面活性剤がショ糖脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜3何れか1項に記載の固形発泡浴用剤組成物。
【請求項5】
(C)炭酸塩が、炭酸水素ナトリウム及び炭酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種である請求項1〜4何れか1項に記載の固形発泡浴用剤組成物。
【請求項6】
さらに(D)油性香料を含有する請求項1〜5何れか1項に記載の固形発泡浴用剤組成物。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−190190(P2011−190190A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−55909(P2010−55909)
【出願日】平成22年3月12日(2010.3.12)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】