説明

液体リザーバのための取付けクリップ

【課題】液体リザーバのための取付けクリップを提供すること。
【解決手段】液体リザーバ(10)のための取付けクリップ(300、300’)は、クリップ部材(304)を支持する支持部材(302、302’)を備え、支持部材は、リザーバ(10)の側板(28)を取外し可能に受け、試料部位(206)などのための取付け部材(306)を支持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流動液体リザーバに関し、より詳細には、血液採取システム内で使用することができるような液体リザーバに関する。
【背景技術】
【0002】
流動液体リザーバは、様々な医療目的のために提供されてきた。1つのタイプの流動リザーバは、液体ポートを一端部に有する管状本体又はバレルと、注射器のピストンのように見える可動部材であって、バレルの内壁と封止係合する、部材と液体ポートとの間のチャンバの体積を変えるために液体ポートに向かって又はそこから離して動かすことができる可動部材と、チャンバの体積を変えるように可動部材を動かすための、部材に結合されたプランジャのようなアクチュエータとを備える、典型的な注射器のように見える。しかし、注射器と異なり、アクチュエータも液体ポートを備え、可動部材は、その内部を貫通しアクチュエータの液体ポートと結合された、液体通路を備える。結果的に、液体は、チャンバの体積とは無関係に、液体ポート間で中断されずに流れることができる。このタイプのリザーバは、管機構がポートに結合された状態で、液体が、管機構を通りポート間で中断されずに可動部材液体通路を通って流れ、チャンバの体積が、液体流路に軸方向に沿った部材の相対運動によって変わるような、軸方向リザーバであると考えることができる。
【0003】
流動リザーバの1つの応用例は、血液採取システム内にある。そのようなシステムでは、生理食塩水など液体の供給源が、管機構を通じて患者の循環器系へと結合される。管機構は、経路内に直列で、フラッシュバルブ、たとえば変換器又はドームに取り付けられた変換器へと圧力を伝えるためのドームなど、圧力感知構成要素、及び管機構内の液体にアクセスするための試料部位など、様々な構成要素を備えることができる。リザーバは、管機構に沿って、アクセス位置と直列に、又はアクセス位置にて、結合される。軸方向リザーバは通常、生理食塩水が液体ポートとリザーバの可動部材の液体通路との間を通って流れるように、液体流路と直列である可動部材の液体通路と、直列となる。典型的な状態である、システムの圧力監視モードでは、可動部材は、最小限の体積のチャンバを画成するように、本体の液体ポートにて、又はその付近に配置される。その状態で、また管機構が生理食塩水で満たされ、フラッシュバルブがその放水状態(drip state)にある状態で、管機構、及びリザーバを通る流路は、患者の血圧に対応する、管機構内の生理食塩の圧力を有する静水柱を画成する。
【0004】
血液試料を採取するために、アクチュエータは、可動部材を本体の液体ポートから離して引くように操作され、それによってチャンバの圧力を上昇させる。その体積のほとんどが、リザーバ下流の管機構内の生理食塩水が患者から逆流するとき、それによって満たされる。生理食塩水が、リザーバに向かい、リザーバ内へと逆流するにつれて、患者からの血液が、管機構内及び試料部位内を満たす。血液は、管機構に入るとき、管機構のその部分内に存在する生理食塩水で希釈されることがあるので、試料部位内の血液が全血となるように、すなわち生理食塩水で希釈されないように、十分な量の血液を経路内に引き込むことが望ましい。希釈された血液の一部が、リザーバ内に引き込まれることもある。試料部位は、注射器又は別の液体収集装置に取り付けられた、針又は鈍いカニューレなどによってアクセスされる。血液試料が採取された後、液体は、再び患者へと向かって流れる。アクチュエータは、管機構及び/又はリザーバ内に残っている血液が、患者に向かって患者内へと流れることが可能になり押し出されるよう、可動部材を本体の液体ポートに向かって動かすように操作される。フラッシュバルブは、供給源からの生理食塩水を用いて流れを増大させるように、作動させることもできる。
【0005】
製造業者は、流動液体リザーバ、及びそのようなリザーバを用いる血液採取システムの、設計、製造可能性、使用性、及び性能を、改善するために努力している。
【特許文献1】米国特許出願第11/687,533号明細書
【特許文献2】米国特許第5,417,395号明細書
【特許文献3】米国特許第5,829,723号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、軸方向リザーバを含めた流動液体リザーバの改善をもたらす。
【課題を解決するための手段】
【0007】
その目的のために、本発明の原理によれば、形状付けされたスロットが、アクチュエータ(又は本体)上に画成され、突起が、本体(又はアクチュエータ)上に画成され、突起は、本体とアクチュエータの相対運動を、形状付けされたスロットに対応する通路に沿った入れ子式に抑制するように、形状付けされたスロットと協働する。スロット及び突起は、リザーバの体積を変えるために部材を操作するための、簡単な機構を提供する。
【0008】
アクチュエータは、本体を覆って入れ子状に受けられるシェルを備えることができ、シェルの側壁を貫通してスロットが形成される。シェルは、使用者が可動部材を操作するために把持するための、より大きい部材を提供する。しかし、最小体積状態では、シェルは、かさばり又は過大に見えないように、本体とほぼ重なる。
【0009】
スロットは、カム付き屋根部アクセス開口部を備えることができ、アクセス開口部は、リザーバの組立てを容易にするために、それを通してスロット内へと突起を受けることができるようにサイズ決めされる。カム付き屋根部は、突起がスロットから戻り出る能力を制限するが、液体リザーバを製作するために必要な構成要素及び/又は組立て工程の数を、最小限に抑える。
【0010】
本体は、本体の外側に延び本体の液体ポートを少なくとも部分的に取り囲む、側板を備えることができる。側板は、アクチュエータの操作を助けるために使用者が側板を把持することを容易にするための、把持要素を備えることができる。側板はまた、取付け装置の略C字形のクリップ部材内で受けることができるコラムも備えることができる。そのために、支持部材、支持部材に結合された略C字形のクリップ部材、及びクリップ部材に結合された取付け部材を有する、取付けクリップを設けることができる。有利には、クリップ部材は、液体リザーバの側板を取外し可能に受けるようにサイズ決めされ、取付け部材は、液体リザーバがその一部を形成することができる血液採取システムの試料部位を、取外し可能に受けるようになされる。クリップはまた、アクチュエータの操作時に本体を回転しないように保持するために、側板把持要素を受けるチャネルを備えることができる。
【0011】
本発明のさらなる態様によれば、チャンバの体積のより厳密な制御を実現することができる。その点に関して、たとえば血液採取システムの試料部位内へと血液を引き込むために、リザーバのチャンバの体積が増大されるとき、十分な血液が管機構内へと引き戻されたときに、試料部位内の血液が全血であるとみなすことができることを知ることが有用である。従来の1つの手法では、血液が印に到達すると、十分な血液が管機構内に逆流しており試料部位が全血を有することが予想されるように、視覚的な指示器を用いて管機構に印を付ける。従来の別の手法では、アクチュエータが操作されるとき、可動部材の位置がチャンバの体積増大指示器が整列するように、体積指示器を用いてリザーバに印を付ける。所望の体積に到達すると、管機構上の印のところに見られる血液、及び/又は可動部材と選択された体積指示器との整列によって、アクチュエータの操作が停止され、血液試料が採取される。本発明のこのさらなる態様によれば、少なくとも1つの別個の停止部が、形状付けされたスロットに沿い中間位置にて画成される。停止部は、アクチュエータが体積を拡大するとき、アクチュエータが所定の体積にて自然に停止することになるように、チャンバの所定の体積に対応するように配置される。血液採取システムでは、有利にはその停止部を、患者と試料部位との間の管機構の体積アスペクトに基づいて、試料部位内の全血に対応するように予め決定することができる。
【0012】
停止部は、形状付けされたスロットの方向の不連続部によって画成することができる。一実施形態では、スロットは、隣接する(1つ又は複数の)段の基台部のところに不連続部が存在する、階段形状を画成する。あるいは、又はさらに、形状付けされたスロット内に画成された戻止めによって、段を画成することができる。より多くの血液が管機構内に引き戻される状況では、より多くの液体をリザーバ内に引き込むために、停止部を越えてアクチュエータを操作することができる。その場合でも、停止部は、可動部材を、患者の脈管の弾性に対して引っ張り過ぎ、又は急速に動かし過ぎる傾向を低減するという、利点をもたらす。
【0013】
本発明のさらに別の態様によれば、スロットは、チャンバの体積を増大させるための可動部材の運動開始を容易にするように構成された、少なくとも1つの端部を備えることができる。この点に関して、可動部材と本体の内壁との間の静摩擦によって、チャンバの体積を拡大するために、最小体積位置から運動を確実に開始することが難しくなることがある。その目的のために、本発明のこのさらに別の態様の原理によれば、最小体積状態で突起に隣接する端部など、スロットの一端部は、スロットの主な通路を傾斜させた相(aspect)を有する。傾斜した相は、本体とアクチュエータとの間の相対的な回転運動及び軸方向運動の両方の通路を作り出す。結果的に、本体とアクチュエータとの間の単純な回転によって、突起が軸方向に推進され、それにより、チャンバの体積を拡張するための、本体の液体ポートから一方向に離れる可動部材の運動が開始される。
【0014】
チャンバの体積が増大するとき液体に露出されることがある内壁領域の、汚染の危険性を低減させるように、シースなど折りたたみ可能又は可撓性遮断部を、可動部材と本体の後端部との間に備えることが、典型的であることが多い。本発明のさらなる特徴によれば、遮断部と本体の間の空間を、その空間内へと連通する突起を貫通する、通気口を形成することなどによって、通気することが望ましい。結果的に、突起は、有利には、別個の通気口を必要とせずに、スロットとの協働及び本体内空間の通気という、二重の機能をもたらすことができる。通気口は、空気中の病原菌が本体内の空間に入る危険性を最低限に抑えるために、通気栓及び/又は抗菌フィルタを備えることができる。
【0015】
以上の理由で、軸方向リザーバを含めた流動液体リザーバの改善がもたらされる。本発明の様々な特徴は、その当然の結果として又は必要に応じて、選択的に又は個別に用いることができる。本発明のこれら又はその他の目的及び利点は、添付の図面及びその説明から明らかになるであろう。
【0016】
本明細書に組み込まれその一部を構成する添付の図面は、本発明の実施形態を示し、上記の本発明の一般的な説明及び以下の実施形態の詳細な説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たす。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1〜図4を参照すると、本発明の様々な原理に従って構築された、流動液体リザーバ10の例示的な一実施形態が示されている。リザーバ10は、注射器本体と同様の管状バレルなど、ほぼ剛性の透明プラスチック本体12を備える。本体12は、チャンバ18を画成する内壁16、及び外壁20から構成される、側壁14を有する。側壁14は、チャンバ18内への近位開口部22と、チャンバ18と液体連通する第1の液体ポート26を支持する、遠位端壁24との間に延びる。端壁24は、剛性であり、有利には凹状であり、ポート26は先細とすることができる。
【0018】
ここに示すリザーバ10の実施形態では、側壁14はまた、側板28を画成するように、端壁24を越えて遠位へと同軸に延び、側板28は、有利には、液体ポート26を取り囲むようにポート26の長さとほぼ等しい距離延びる。すなわち側板28は、管状であり、側壁14とほぼ同じ外径を有する。側壁28はまた、外壁20の盛り上がった波形リブなど、1つ又は複数の把持要素30を備えることができ、把持要素30は、側壁28の遠位端32と端壁24との間に延び、ここに示すように、端壁24の近位から外壁20上に形成された停止リング34へと延びることもできる。複数の環状溝36を、外壁20内にその長さに沿って、近位端22と停止リング34の間に(0.5mlの間隔などで)形成することができる。
【0019】
突起40が、近位開口部22付近で、本体12の外壁20から延びる。ここで示す実施形態では、突起40は、中空であり、通気栓44をぴったりと受けるようにサイズ決めされた、突起を貫通する開口42を画成する。通気栓44は、本体20の内部から開口42を通して空気を放出することを可能にするための通気溝48を有する、ステム46と、突起40を覆いそれを越える傘部分をもたらす、蓋50とを有する。あるいは、又はさらに、開口42を閉じるために、抗菌フィルタ(図示せず)を使用することができる。ただし、突起40は通気される必要がない。環状リッジ52が、近位開口22に隣接して形成され、環状リップ54が、開口22のところに存在する。
【0020】
リッジ52と端壁24との間で本体20の内壁16に封止式に係合するようにサイズ決めされた、可動部材60が、チャンバ18内に取り付けられる。部材60は、チャンバ18の体積61をそれぞれ減少及び増大させるために、チャンバ18内で、遠位端32、すなわち端壁24及び第1の液体ポート26へと、前後に動かすことができる。ここに示す本実施形態では、可動部材60は、ほぼ剛性の透明プラスチック頭部62、及びオーバーモールドされた弾性のエラストマーカバー64を備える。カバー64及び/又は本体12の内壁16は、シリコーン油によって潤滑することができる。頭部62は、遠位端66及び近位ステム68を備える。頭部62、カバー64、及びステム68は、部材60を通る液体通路を画成するために、それらを通って延びる管腔70を備える。遠位端66は、弾性カバー64が、端壁24の形状に直面しそれにほぼ対応する形状を有する遠位弾性表面72を画成するように、略凸状である。
【0021】
第1のディスク73が、頭部64の付近でステム68の周りに取り付けられ、カム状縁部75を有する第2のディスク74が、それに近接する。ディスク73は、チャンバ18を部材60が横断するのを案内するために、チャンバ18の内壁16に対応するようにサイズ決めされる。ディスク74はより小さく、ディスク73及び74は、以下で説明する目的のために、それらの間に環状の溝76を画成するように離隔される。可動部材60の表面72が端壁24を支えている状態(これによって、ここで示す実施形態において、チャンバ18の最小体積が液体ポート26の範囲以外で有効に0に規定される)であっても、液体通路70と液体ポート26との間を通る液体に対する明らかな動的作用をエラストマー材料のカバー64から生み出すことなく、液体がそこを流れることができるように、部材60を通る液体通路70が、液体ポート26と軸方向に位置合せされる。
【0022】
リザーバ10はまた、中空のロッド82を有する、ほぼ剛性の透明プラスチックアクチュエータ80を備え、ロッド82は、ステム68の拡張されたポート85に結合された遠位端84を有し、その近位端86にて、先細とすることができる第2の液体ポート88を画成する。端部84がポート85に結合された状態で、液体は、部材60の位置又はチャンバ18の体積と関係なく、ポート88と26の間を中断されずに、可動部材60の流路70を通って流れることができる。ここに示す実施形態で、アクチュエータ80は、外側の管状透明プラスチックシェル89を備え、シェル89は、ほぼ閉じた半球状の近位端90と、径方向内部フィン91とを有し、近位端90を通じてポート88が開通される(accessed)。ロッド82は、端部90及びフィン91とともに成形される。シェル89はまた、本体12上で入れ子式に受けられるようにサイズ決めされた、開いた遠位開口部92を有する。ロッド82がステム68に取り付けられた状態で、アクチュエータ80と本体12の間の長手方向の相対運動によって、可動部材60が、端壁24に向かって、またそこから離して動かされる。部材60の最小体積位置で、シェル89の遠位開口部92は、シェル89の側壁95の内壁94が本体12の外壁20の周りに密接に嵌るよう、シェル89が本体12を実質的に取り囲むように、停止リング34の隣に間隔をおいて配置される。内壁94上に形成された長手方向に延びるリブ96は、チャンバ18の体積61を低減及び/又は増大させるために可動部材60が動くとき、シェル89内の本体12の揺らぎを低減する。シェル89はまた、その側壁95の外壁97上に、複数の環状リブ98を備えることができる。
【0023】
本体12とアクチュエータ80との間の相対運動を容易にするために、スロット100を有するシェル89が設けられ、スロット100は、全体的に長手方向に延び、形状付け又は輪郭付けされ、シェル89の側壁95を貫通して延び、それを通って突起40が受けられる。スロット100及び突起40は、スロット100の形状に対応する通路に沿った、本体12とアクチュエータ80の相対運動を制約するように協働する。スロット100は、チャンバ18の最小体積(ここで示す実施形態では0mlであるが、別の実施形態では0mlより大きくすることができる)位置で、突起40がその中に存在する近位端102と、チャンバ18の最大体積(ここで示す実施形態では13mlとすることができる)位置で、突起40がその中に存在する遠位端104とを有する。部材60の運動を、ここで示す実施形態では5mlなど、チャンバ18の所定の体積61へと制御するために、スロット100は、端部102と104との中間に、別個の停止部106を備える。
【0024】
ここに示す実施形態では、形状付けされたスロット100は、近位端102と停止部106との間に延びる第1の区間110、及び停止部106と遠位端104との間に延びる、第2の区間112を有する。各区間110及び112は、全体的に長手方向及び円周方向に延びるが、それらがスロット100の方向の不連続部としての受台画成停止部106にて出会うように、階段状にずれる。停止部106は、あるいは又はさらに、戻止め114を備えることができる。突起40が、スロット100の近位端から区間110に沿って横断するとき、突起40を区間112内へと持ち上げ、かつ/又は戻止め114を乗り越えるために、本体12とアクチュエータ80とを相対回転させなければ、突起40は、停止部106にて妨害され、一般に遠位端104への横断を続行しなくなる。
【0025】
スロット100の近位端102は、留置部分120を備え、突起40を区間110内へと運ぶ方向に、本体12とアクチュエータ80が相対的に回転させられるまで、突起40が留置部分120内に保持される。留置位置120は、有利には、シェル89の長手方向長さに対してほぼ横方向に延びる。スロット100はまた、留置部分120と区間110との間に傾斜部分122を備え、本体12とアクチュエータ80が相対的に回転されて、突起40を留置部分120内のその留置位置から外に出し、すなわち可動部材を端壁24から離して動かし始めるとき、傾斜部分を突起40が押して、突起40を長手方向に押すための軸方向の力を生み出す。傾斜部分122は、長手方向及び円周方向に延び、円周方向では、区間110と対向しており、そのため、留置部分120及び傾斜部分122が、近位端102にてフックを画成しているように見える。第2の留置部分124を、突起40が部分124内に留置された状態で可動部材60を最大体積位置に保持するために、スロット100の遠位端104にて設けることができる。すなわち停止部106もまた、突起40のための中間留置位置として見ることができる。また、本応用例に応じて、停止部106を1つだけ示すが、チャンバ18内のそれぞれの所定の体積61にそれぞれ対応する、複数の別個の停止部を設けることもできる。そのようなさらなる停止部はまた、必要に応じてスロット区間の数を増やす。
【0026】
組立ては通常、突起40がスロット100内へと通過する後まで通気プラグ44を突起40に取り付けずに、本体12の近位端開口22を、シェル89の遠位開口部92内へと挿入することを伴う。そのような組立てを容易にするために、遠位端104にて、スロット100にアクセス開口部130を設ける。開口部130は、屋根132を備え、屋根132は、そのカム状の下面134が、シェル89の開口部92の隣接部で外壁20の外径を越え、スロット遠位端104にある縁部136へと近位に進むにつれて下向きに縮小し、外壁20の外径と同じになり又はそれに近づくように、位置決めされる。すなわち突起40は、下面134を通過しスロット100内に入るまで屋根132に対してカム運動させることによって、開口部130を通してスロット100内へと挿入することができ、そこで後方縁部136は、突起40がスロット100から外れて遠位へと戻る能力を、最小限にするように働く。通気栓44のキャップ50は、本体12をシェル89内へと挿入した後に通気栓44を突起40に取り付けることによって、突起40がスロット100内でさらに保持されるよう、スロット100及び/又は開口130よりも大きくなるようにサイズ決めされる。
【0027】
リザーバ10はまた、リング状シース140の形の、可撓性遮断部材を備える。シース140の遠位端142は、ディスク74のカム状縁部75を越えて、ディスク73、74の間にある、遠位端142を保持する環状の間隙又は溝76内に受けられるようにサイズ決めされた、リング144内で終端する。シース140の近位端146は、本体12のリッジ52上に嵌るようにサイズ決めされた、径方向外側に延びるリップ148を有する。保持キャップ150は、シース140の近位端146内にぴったりと嵌るようにサイズ決めされたステム152と、シース140のリップ148をリップ54の下にて拘束するように、リッジ52に接触してリップ54の下で本体12の近位開口22内にぴったりと嵌るようサイズ決めされた、環状の階段状フランジ154とを有する。ステム152及びフランジ154は、アクチュエータ80のロッド82がそこを摺動して通過することを容易にし、かつシース140内の空間158を通気するために、それらを貫通する開口156を有する。たとえば図3Aから最もよく分かるように、シース140と本体12の内壁16との間に、空間160が画成され、空間160は、開口42によって通気口が画成されるように、突起40の開口42を通って連通する。シース140は、部材60が端部壁24に向かい、またそこから離して動かされるとき、一般に蛇腹式に縮小及び拡張する。
【0028】
使用に際しては、可動部材60は通常、図1に見られるように、突起40が留置部分120にある状態で最小体積位置となる。チャンバ18の体積61を拡張するために、本体12及びアクチュエータ80は、それらの間の相対的な回転によって操作され、それによって、突起40が留置部分120から外れて傾斜部分122内へと動かされ、部材60の運動が始まる。操作を続けることによって、スロット区間110の通路に沿った、本体12とシェル89の間の相対的な入れ子運動が生じ、突起40は、図4に見られるように、チャンバ18の所定の体積61に対応する停止部106にぶつかる。突起40を、チャンバ18の最大体積位置に対応する遠位留置部分124に向かいその中へと動かすことにより、チャンバ18の体積61をさらに拡張する目的で、スロット区間112の通路に沿った本体12とシェル89の間の相対的な入れ子運動を続けるために、突起40を停止部106から外しスロット区間112内へと動かすための、さらなる操作が必要とされる。チャンバ18の体積は、上記(1つ又は複数の)運動を反対にすることによって、減少させることができる。最小体積に到達するとき、表面72と端壁24が続いて完全に係合するまで、部材60が、液体ポート26へと向かう方向にチャンバ18の収縮体積61を画成するように、端壁24に向かって動かされるにつれて、対面する弾性表面72と剛性端壁24は、内壁16から径方向内側方向で、端壁24に沿って第1の液体ポート26に向かって互いに封止係合するような形状となる。その目的のために、端壁24と表面72は、1°など、角度の不一致を有することができる。例として、端壁24を45°傾斜させ、表面72を46°傾斜させることができる。その結果、液体(図示せず)が、可動部材の表面72と端壁24との間から、液体ポート26に向かう方向で押し進められる。
【0029】
図5を参照すると、患者202とともに使用するための血液採取システム200の一部としての、リザーバ10の使用が示されている。この目的のために、第1の長さの管機構204が、第1の液体ポート26へと、その先細部内に結合されることなどによって、動作可能に結合される。試料部位206は、管機構204へと結合され、またさらなる管機構208及びカテーテル210などによって、患者202の循環器系へと結合される。試料部位206は、針(図示せず)によってアクセスするタイプのものとすることができ、より有利には、鈍いカニューレを用いたアクセスを容易にするために予めスリットが入れられた隔膜を有する、2007年3月16日出願の同時係属米国特許出願第11/687,533号明細書(特許文献1)に示すようなものとすることができる。第2の長さの管機構220が、第2の液体ポート88へと、その先細部内に結合されることなどによって動作可能に結合され、また、管機構220に結合されたスパイク223を通じて、生理食塩水など液体の供給源222へと結合されるようになされる。スパイク223は、さらなる管機構224、ゼロ化用止め栓226、フラッシュ装置228、及び、圧力変換器又は圧力変換器に結合するようになされた使い捨てドームとすることができる、圧力応答要素230を通じて、管機構220と結合される。管機構224に、ローラクランプ231を取り付けることができる。クランプ231が開いた状態で、フラッシュ装置228は通常、管機構220、204、208、及び要素230の内部の圧力が患者の循環器系の圧力に対応するように、それらを通る、供給源222からのある流れの滴下量を可能にする。ゼロ化用止め栓226は、準備中に管機構から泡又は空気をなくすために、また較正の目的で変換器をゼロにするために使用することができるが、そうでなければ、システム200の使用中に閉じる必要はない。
【0030】
リザーバ10は通常、突起40が図5に示すようなスロット100の留置部分120内の留置位置にある状態で、最小体積位置にある。その位置で、血圧測定値が通常、要素230によって測定される。血液試料を採取することが望まれるとき、側板28を回転しないよう固定し、シェル89をねじるように手で操作することなどによって、本体12とアクチュエータ80との間で相対回転が誘導され、それによって、突起40がスロット100の傾斜部122に逆らって動かされ、部材60が、端壁24から離れる方向に移動し始めて、チャンバ18の体積61を増大させる。本体12及びシェル89を、互いに軸方向に離して引っ張ることなどにより操作し続けることによって、本体12及びアクチュエータ80は、その体積にて試料部位206内に全血が存在することが予想される液体の引戻し体積など、チャンバ18内の所定の体積に対応して、チャンバ18の体積61をさらに増大させるために、スロット区間110によって画成された通路に沿って停止部106に到達するまで動かされる。運動はそこで停止され、必要に応じて、突起40を停止部106に沿ってその戻止め114内へと動かすために、シェル89を本体12に対して相対回転させるなどアクチュエータ80を操作することによって、突起40を停止部106にて係止することができる。突起40が停止部106にある状態で、血液試料を、従来のように採取することができる。
【0031】
第2の試料部位206’を、リザーバ10のより近くに(すなわち患者202に対して試料部位206よりも遠位に)、任意で設けることができる。部位206’を通じた血液試料の採取を容易にするために、血液試料のために必要な体積は、停止部106における所定の体積よりも大きい。その目的のために、本体12及びアクチュエータ80をさらに操作して、突起40を停止部106から外し、そこを越えて、スロット区間112によって画成された通路に沿ってスロット100の遠位端104へと向かい、また必要に応じてそこまで完全にそこにある留置部分124内へと動かして、部材60をさらに近位へと動かし、チャンバ18の体積61をその分だけさらに拡張させることができる。その状況で、停止部106にて突起40の横断を誘導することは、患者の循環器系の(1つ又は複数の)血管の弾性に対して、部材60が引っ張られ過ぎ、又は急速に動かされ過ぎるという傾向を減少させるという、さらなる利点を有する。試料部位206とカテーテル210との間に、止め栓(図示せず)を直列に配置することができる。
【0032】
血液試料を収集した後に、本体12及びアクチュエータ80の操作が開始されて、部材60が、スロット区間112(体積61を拡張させるためにその区間を横断していた場合)及び110に沿って遠位へと後方に、カバー64の表面72が端壁24に係合しないとしてもそれに接近する最小体積位置に向かって、また究極的にはそこへと、動かされる。後に、表面72と端壁24は、チャンバ18の体積61の拡張中にチャンバ内へと引き込まれた血液(図示せず)をチャンバ18から洗い流すために、上記のように、内壁16に隣接する径方向外側位置からポート26に向かって、それらが斬新的に圧搾して閉鎖されるように傾けられる。
【0033】
リザーバ10は、第一の液体ポート26が上向きに向けられ、試料部位206が、容易にアクセス可能であり、棒など(図示せず)に取り付けられた状態で、有利には垂直の向きで保持される。その目的のために、図6〜図8に見られるように、取付けクリップ300を設けることができる。クリップ300は、支持部材302と、支持部材302に結合された略C字形のクリップ部材304と、クリップ部材304に結合された取付け部材306を備える。支持部材302は、ほぼ垂直の板を画成することができ、この板は、取付けポール(図示せず)によって保持される変換器板取付けブラケット308(図8に想像線によって示す)の、チャネル様の取付けスロット307内で摺動可能に受けられるようになされる。適当な取付けブラケットの一例が、米国特許第5,417,395号明細書(特許文献2)に示されている。支持部材302はまた、ほぼ水平のリッジ(図示せず)によって画成され、又はそれを備えることができ、それによってポールクランプ(これも図示せず)に直接固定される。図9に示す別の実施形態では、クリップ300’は、クリップ部材304及び取付け部材306を備えるが、支持部材302’は、板のような外観及び装置結合器310を有し、装置結合器310は、支持結合器(図示しないがその一例を米国特許第5,829,723号明細書(特許文献3)に示す)などに取り付けるための、それに付随する下方縁部312及び弧状の上方溝314を有する。クリップ300及び300’は、それ以外は同じであり、クリップ300に関してさらに説明される。
【0034】
クリップ部材304は、1対の弧状のアーム320、322を備え、アーム320は、支持部材302に結合され、アーム320、322は、ヨーク区間324内で合体して、クリップ部材304のC字形の内部325を画成する。各アーム320、322の自由端部は、自由端部326間の間隙330に向かって傾斜する、外側に広がるパドル328を画成し、それを通して、リザーバ10の側板28を、クリップ部材304の内部325内に、把持関係で挿入することができる。その目的のために、リザーバ10をクリップ300へと取り付けるように、側板28は、側板28を間隙330へと案内するパドル328に対して押し付けられ、また、間隙330を通して側板28を受けるために、パドル328をいくらか押し離して間隙330を広げる。側板28がパドル328を通過するとき、パドル328は、互いに向かって動き、そこで側板28が、図7及び図8から分かるように、クリップ300のアーム320、322によってしっかりと把持される。リザーバ10をクリップ300から取り外すために、側板28を、間隙330を通して引き抜くことができ、必要に応じて、パドル328を手で押し離してそのような引抜きを容易にすることができる。
【0035】
アーム320、322、及びヨーク区間324の、1つ又は複数、あるいはすべてが、有利には、ほぼ垂直に延び内部325に直面する凹状チャネル340を、その中に備える。チャネル340は、アクチュエータ80が操作されるときに、本体12の回転に抵抗するように、側板のそれぞれの把持要素30を、その中にぴったりと受けるようにサイズ決めされる。リザーバ10が、クリップ300又はクリップ300’へと取り付けられ、クリップが(図8の想像線で308にて示すような)取付けブラケットに固定される場合、アクチュエータ80の操作を、シェル89をその近位端90付近で把持し回転させることなどによって、片手で達成することができる。
【0036】
取付け部材306は、アーム322に結合されており、試料部位206を、リザーバ10の側板28をまたぎ、すなわちポート26をまたいで、その中に取外し可能に受けるように構成される。そのために、取付け部材306は、対向する受容部チャネル350間で延びる、アーム322の外側側面345を備える。チャネル350は、開いた頂部352、及び開いた対面側部354を有する。チャネル350は、板362が最低位置に達し、チャネル350間にあるアーム322上の停止リブ366に接触し、チャネル350の底部368と位置合せされるまで、板362をチャネル350内へと摺動させることによって試料部位206の支持板362の対向縁部360を、頂部352を通して摺動式にチャネル350内で受けるように離隔される。停止リブ366は、アーム322の厚くなった部分370から延び、そこで、部位206を取付け部材306内で定位置に保持することを助けるために、板362との間に摩擦係合を生み出すように、その経路内へと延びることができる。厚くなった部分370は、板362をその摩擦係合へと摺動させることを容易にするために、372にてカム状表面を備えることができる。さらに、又はあるいは、同じ目的のために、チャネル350の底部368を閉じ、カム状表面(図示せず)をそこに設けることができる。部位206は、単に板362を上方に摺動させてチャネル350から外すことによって、取付け部材306から取り外すことができる。
【0037】
本発明を、その実施形態の説明によって例示し、また実施形態をかなり詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範囲の範囲をそのような詳細に制限し、又は多少なりとも限定することは意図されない。さらなる利点及び修正が、当業者には容易に明らかになるであろう。たとえば、スロット100を、アクチュエータ80のシェル89上にあるものとして示してきたが、スロットは、アクチュエータのある別の側面上に存在する可能性があり、又は本体12と結合させることができる。その点に関して、突起40を、本体12上にあるものとして示してきたが、その代わりに、アクチュエータ80、たとえばそのシェル89と、結合させることができる。また、本体12及びシェル89を、略管状であるとして示し、説明してきたが、様々な別の形態及び構成が可能であることが理解されるであろう。同様に、スロット100を、階段形状を有するものとして示してきたが、別の形状又は輪郭もまた可能である。さらに、可動部材60の管腔70を、ステム68、頭部62、及びカバー64を通って軸方向に延びるものとして示すが、管腔は、頭部62の側部を横方向に通って連通することができ、その場合、頭部62の遠位側面及び/又はカバー64は、液体がその周り及び表面72上を通りポート26へと流れることができるように、内壁16より小さくサイズ決めされることが理解されるであろう。ポート26への流路が閉じられることを防止するために、1つ又は複数のスタンドオフ(図示せず)を、表面72及び/又は端壁24と結合させることができる。またあるいは、表面72及び/又はカバー64を、剛性プラスチックとすることができ、オーバーモールドされた要素ではなく、頭部62の一体部品とすることができる。可動部材60は、内壁16と封止係合するために、Oリングなど(図示せず)を備えることができる。したがって、本発明はそのより広い態様において、図示及び説明してきた具体的な詳細、代表的な装置及び方法、ならびに例示的な実施例に限定されない。したがって、本出願人の全体的な発明的概念の範囲又は精神から逸脱することなく、そのような詳細から逸脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の原理による、最小体積位置にある流動液体リザーバの例示的な一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の液体リザーバの構成要素を示す分解斜視図である。
【図3A】図1の液体リザーバを示す断面図である。
【図3B】液体リザーバが最大体積位置にある、図3Aと同様の断面図である。
【図4】最小体積位置と最大体積位置との中間の、予め選択された体積位置にある、図1の液体リザーバの部分破断側面図である。
【図5】本発明の原理による液体リザーバの動作を説明するための、血液採取システム内における図1の液体リザーバの概略図である。
【図6】図1のリザーバを図5の血液採取システム内において使用するための、取付けクリップの一実施形態を示す斜視図である。
【図7】図1の液体リザーバ及び図5の血液採取システムの試料部位が取り付けられた状態の、図6の取付けクリップを示す斜視図である。
【図8】図7のアセンブリを示す上面図である。
【図9】図5の血液採取システム内で図1のリザーバとともに使用するための、取付けクリップの第2の実施形態を示す部分破断斜視図である。
【符号の説明】
【0039】
10 流動液体リザーバ
12 本体
14 側壁
16 内壁
18 チャンバ
24 端壁
26 第1の液体ポート
28 側板
30 把持要素
40 突起
42 通気口
44 通気栓
46 ステム
48 通気溝
50 蓋
52 環状リッジ
54 環状リップ
60 可動部材
61 体積
62 透明プラスチック頭部
64 カバー
66 遠位端
68 近位ステム
70 流路
73 ディスク
74 ディスク
80 アクチュエータ
82 ロッド
85 ポート
86 近位端
88 第2の液体ポート
89 シェル
90 近位端
91 フィン
92 遠位開口部
94 内壁
95 側壁
96 リブ
97 外壁
98 環状リブ
100 スロット
102 近位端
104 遠位端
106 停止部
110 区間
112 区間
114 戻止め
120 留置部分
122 傾斜した部分
130 開口部
132 カム付き屋根部
136 後方縁部
140 遮断部
146 近位端
148 リップ
150 保持キャップ
152 ステム
154 フランジ
156 開口
160 空間
200 血液採取システム
202 患者
204 管機構
208 管機構
206 試料部位
220 管機構
222 供給源
223 スパイク
224 管機構
226 ゼロ化用止め栓
228 フラッシュ装置
230 圧力応答要素
231 ローラクランプ
300、300’ クリップ
304 クリップ部材
302、302’ 支持部材
306 取付け部材
312 下方縁部
314 上方溝
320 アーム
322 アーム
324 ヨーク区間
326 自由端部
328 パドル
330 間隙
345 外側側面
350 チャネル
352 開いた頂部
354 開いた対面側部
362 板
368 底部
366 停止リブ
370 厚くなった部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体リザーバのためのクリップであって、支持部材と、該支持部材に結合された略C字形の弾性クリップ部材と、該クリップ部材に結合された取付け部材と、を含んでなることを特徴とするクリップ。
【請求項2】
前記クリップ部材が、ヨーク区間にて接合された第1及び第2の対面する弧状アームを備え、前記第1の弧状アームが前記支持部材に結合されていることを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
【請求項3】
前記取付け部材が、前記第2の弧状アームに結合されていることを特徴とする請求項2に記載のクリップ。
【請求項4】
前記取付け部材が、1対の離隔された対面するチャネルと、それらの間に配置されたリブ停止部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
【請求項5】
前記クリップ部材が、前記クリップ部材に対する内部を画成するようにヨーク区間にて接合された第1及び第2の対面する弧状アームを備え、前記第1のアーム、前記第2のアーム、及び前記ヨークのうちの、少なくとも1つが、前記内部に対面し把持要素をその中に受けるように位置決めされた凹状チャネルを備えていることを特徴とする請求項1に記載のクリップ。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−6109(P2009−6109A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−217375(P2007−217375)
【出願日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【出願人】(506246818)スミス・メディカル・エイエスディ・インコーポレーテッド (31)
【Fターム(参考)】