説明

液体噴出ポンプ

【課題】上端部にリング部材3を嵌着したシリンダ4と、シリンダ上端開口から上方付勢状態で突出したステム5の上端に噴出ヘッド6を嵌着した作動部材Aとを備え、作動部材の押し下げ状態でリング部材に螺着係止可能に構成した液体噴出ポンプであって、不使用時にはリング部材から外力により作動部材が外れるのを防止し、使用時には容易に作動部材を螺脱することができる作用的安定性を備えた液体噴出ポンプを提案する。
【解決手段】リング部材所定位置に起立形成した係止面と、噴出ヘッド6所定位置に設け且つ該ヘッドの螺動下降時に所定螺着レベルに於いて係止面に当接係止される係合突部とからなるトルク調整部12を設けて構成した。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体噴出ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】液体噴出ポンプとして、シリンダの上端より上方付勢状態で押下げ可能に突出したステムの上端に噴出ヘッドを嵌着してなる作動部材を有し、作動部材の上下動により、内蔵ポンプ機構の作用で、装着した容器体内の収納液を噴出ヘッドの噴出口より噴出する如く構成したものが知られている。
【0003】これらは保管,運搬時の外力による作動部材の押下げを防止し、液の不用意な注出を防止する等の目的で、シリンダ上端に嵌着したリング部材に、作動部材を押し下げた状態で螺着係止可能に構成しているものが一般的である。例えば、リング部材外周に周設した螺条に噴出ヘッドの周壁内周に周設した螺条を螺合させることにより螺着係止させている。
【0004】また、これらのポンプ於ける作動部材の螺着係止は、例えば、その上面を回動しつつ押し下げるキャッパーにより行う。キャッパーは予め締め付けトルクを設定しておき、所定の値に達した時点で締め付けを中止する如く構成しており、例えば、リング部材の螺条下方に突設したフランジ上面に噴出ヘッド周壁下面が当接した時点で締め付けを中止し、螺着の終点としている。一方、開トルクはこのキャッパーの締めトルクの管理によって調整を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら作動部材の螺着係止はそれが緩い締め付けであれば保管,運搬等の際に外れる虞が生じ、一方、締め付けが強すぎると使用時に螺脱が困難となる。従って、不使用時には外れる虞がなく、使用時には比較的容易に螺脱できる様な適正なトルク調整が好ましいが、従来ポンプに於いて、上記した機械的調整では開けトルクのバラツキが大きく、常時適正な開けトルクを付与するのが難しい。
【0006】即ち、締めトルクの管理はそれほど精度を高く行えないことや、緩みを防止する目的で管理を大きく設定する傾向があることなどから、噴出ヘッド周壁下面がリング部材のフランジ上面に当接する螺着終点の際に、即座に締め付けを中止することが難しく必要以上に圧接され、また、両者間の当接面積も広く両者間の摩擦力がより大きくなり、開けトルクが予定のものよりはるかに大きくなる虞があり、バラツキが生じ易い。
【0007】本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、開けトルクのバラツキを極めて少なくすることが可能となり、不使用時には外力により作動部材が外れるのを防止し、使用時には容易に作動部材を螺脱することができるという作用的安定性を得られ、しかも、構造は従来品と比較しても複雑化せずに形成でき、組み立てラインでの特別なトルク管理が不要となり、その結果、生産性の向上をもたらす優れた液体噴出ポンプを提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明の液体噴出ポンプは、上記課題を解決するため、上端部にリング部材3を嵌着したシリンダ4と、シリンダ上端開口から上方付勢状態で突出したステム5の上端に噴出ヘッド6を嵌着した作動部材Aとを備え、作動部材の上下動により装着した容器体内の液を吸上げてヘッドの噴出口aより噴出する如く構成するとともに、作動部材の押し下げ状態でリング部材に螺着係止可能に構成した液体噴出ポンプに於いて、上記リング部材3所定位置に起立形成した係止面13と、上記噴出ヘッド6所定位置に設け且つ該ヘッドの螺動下降時の所定螺着レベルに於いて上記係止面13に当接係止される係合突部14とからなるトルク調整部12を設けたことを特徴とする液体噴出ポンプとして構成した。
【0009】また、請求項2発明の液体噴出ポンプは、上記係止面13と上記係合突部14とが当接する直前の螺着レベルに於いて、上記噴出ヘッド6の所定位置に設けた乗越突部15が乗り越える緩み防止用突部16を、上記リング部材3の所定位置に設けてなる請求項1記載の液体噴出ポンプとして構成した。
【0010】また、請求項3発明の液体噴出ポンプは、上記噴出ヘッド6が、上記ステム上端に嵌着した縦筒24を頂板25裏面より垂設するとともに、頂板25周縁部より周壁26を垂設し、且つ、縦筒24に基端を開口したノズル筒27の先端噴出口aを外方へ突出した噴出ヘッドであり、上記係止面13が、リング部材3上面に凹設した円弧状凹部23を形成する一端面であり、上記係合突部14が、噴出ヘッド周壁26内所定位置に突設し、該ヘッドの回動に伴い上記凹部23内を移動可能な係合突部である請求項1記載の液体噴出ポンプとして構成した。
【0011】また、請求項4発明の液体噴出ポンプは、上記係止面13と上記係合突部14とが当接する直前の螺着レベルに於いて、上記凹部23を形成する周面に、上記係合突部14が乗り越える緩み防止用突部16を設けてなる請求項3記載の液体噴出ポンプとして構成した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】図面に示す如く、本発明の液体噴出ポンプ1は、容器体2等に装着して使用するもので、上端部にリング部材3を嵌着したシリンダ4と、シリンダ上端開口から上方付勢状態で突出したステム5の上端に噴出ヘッド6を嵌着した作動部材Aとを備え、作動部材の上下動により装着した容器体内の液を吸い上げて噴出ヘッド6の噴出口aより噴出する如く構成するとともに、作動部材Aの押下げ状態でリング部材3に螺着係止可能に構成したものである。
【0014】ポンプ1の容器体2への装着方法としては、口頸部外周に嵌合させた装着筒により容器体に装着固定するという従来のこの種のポンプの装着方法が採用でき、図示例では、シリンダ4の外周上部より突設したフランジ7と、シリンダ上端に嵌着したリング部材3との間に、装着筒8上端より延設したフランジ状頂板9を回動可能に挟持させ、上記フランジ7をパッキン10を介して口頸部11上に載置した状態で、装着筒8を容器体2の口頸部11外周に螺着させて着脱可能に容器体2に装着している。
【0015】リング部材3は、保管,運搬等の不使用時に作動部材Aの押し下げを防止して不用意な液の漏出等を防止するために、押し下げた作動部材Aを螺着係止するものである。作動部材Aとの螺着部分は噴出ヘッドの形態に併せて種々採用でき、例えば、図1の実施例の如く、外周面を螺着部分としたり、或いは図6の実施例の如く内周面を螺着部分としたり、或いは図示しないが、上面より突設した筒部周面を螺筒部分とすることができ、対応する噴出ヘッドの螺筒部分と螺着させる如く構成すると良い。
【0016】噴出ヘッド6は、ステム5上端に嵌着させたもので、ステム5内と連通する噴出口aを備え、ステム5内からの液を噴出口aより噴出する如く構成するとともに、その上面を押圧することにより作動部材Aを上方付勢力に抗して押し下げるためのものである。また、押し下げ状態でリング部材3に螺着係止可能に構成しており、上記したリング部材の螺着部分と対応する部分にそれぞれ螺着部分を形成している。
【0017】本発明では、上記の如く構成した液体噴出ポンプに於いて、トルク調整部12を設けている。トルク調整部12は、上記リング部材3所定位置に起立形成した係止面13と、上記噴出ヘッド6所定位置に設けた係合突部14とを備え、且つ、噴出ヘッドの螺動下降時の所定螺着レベルに於いて、係合突部14が係止面13に当接係止される如く構成しており、その時点で所定開トルクを得られる如く構成している。
【0018】この場合の所定螺着レベルとは、上記した如く、所定開トルクが得られる螺着レベルであり、所定開トルクは、運搬,保管等に係る通常の外力、例えば、振動等により螺脱する虞がなく、一方、手により噴出ヘッド6を回動させて螺脱させる場合には比較的容易に行える程度のトルクを言う。開トルクは、螺着部分の螺条相互の摩擦力等を主要因として、ピストンとシリンダ間等のその他の螺脱に関与する摩擦力によりその大きさを左右されるため、こらを考慮して設定される。尚、上記所定螺脱レベルは特定の値ではなく、幅を持った値を考慮している。
【0019】このトルク調整部12を設けることにより、締め付けトルクの大きさに拘わらず係止面13に係合突部14が当接した時点でそれ以上の作動部材Aの回動を防止でき、その結果、従来のヘッド周壁下面とフランジ上面との間の広い面積に於ける摩擦力が開トルクに関与せず、開トルクを好ましい状態で常時管理でき、締めすぎて使用時に外れなかったり、緩すぎて不使用時に作動部材Aが螺脱上昇してしまう等の不都合を防止できる如く構成している。
【0020】また、本発明では、上記係止面13と上記係合突部14とが当接する直前の螺着レベルに於いて、上記噴出ヘッド6の所定位置に設けた乗越突部15が乗り越える緩み防止用突部16を、上記リング部材の所定位置に設けるとより好ましいトルク管理を行うことができる。
【0021】この様な乗越突部15及び緩み防止用突部16を設けることにより、乗越突部と緩み防止用突部間の摩擦力等が作動部材Aの開トルクに大きく関与するため、それらの形状,突出幅等の要素を適宜選択することにより締め付けトルクの如何に拘わらず開トルクを常時安定的に管理できる如く構成している。
【0022】乗越突部15及び緩み防止用突部16の形態は上記要件を満たせば種々の形態を採用でき、例えば、リング部材上面に突設した筒部の所定位置及び噴出ヘッドに垂設した筒部の所定位置にそれぞれ突設した突条形態のもの、或いは突起形態のものなどが挙げられるが、図示例の如く、上記係合突部14を乗越突部15と兼用させると、構造上の煩雑さを解消でき、より好ましい。
【0023】以下、更に具体的に説明する。図1の実施例に於いてリング部材3は、シリンダ4の上端外周に突条相互の乗越係合により上方への抜け出しを防止して嵌合した嵌合筒17を、ドーナツ板状の頂板18裏面より垂設するとともに、頂板18外周縁部より下方へ周壁19を垂設し、その外周に螺条20を周設している。また、頂板18裏面内方よりシリンダ4内面に嵌合させた内嵌合筒21を垂設するとともに、頂板18の内周縁部より下方へ、ステム5を挿通する案内筒22を垂設して構成している。
【0024】また、上面外周縁部に、底面が順次下降する平面視円弧状をなす凹部23を形成し、該凹部を形成する一端面を係止面13として構成しており、係止面13の直前の凹部23を形成する周面所定位置には上記緩み防止用突部16を突設している。これら凹部23、係止面13、緩み防止用突部16は、対称位置に一対形成している。
【0025】噴出ヘッド6は、上記ステム5上端に嵌着した縦筒24を頂板25裏面より垂設するとともに、頂板25周縁部より周壁26を垂設し、更に、縦筒24に基端を開口したノズル筒27の先端噴出口aを外方へ突出して構成している。また、周壁26の内周下部には螺条28を周設し、作動部材Aを押し下げた状態で、図4に示す如く、リング部材3の螺条20と螺合する如く構成している。また、周壁26の内面上部と縦筒24の外面上部との間に掛け渡した補強板29の下面外縁部より下方へ、板状の係合突部14を突設し、所定螺着レベルに於いて、係止面13に当接係止する如く構成している。この係合突部14も対称位置に一対設けている。
【0026】また、ステム5の外周下端部に筒状ピストン30を連係させ、ステム5下面には作動部材Aを上方付勢させるためのコイルスプリング31を介在させている。更に、シリンダ4下端部には図示しない吸込弁を、ステム5内上部には吐出弁32をそれぞれ設けている。尚、これらポンプの内部構造は当然これに限られるものではなく、従来のこの種ポンプの構成を採用できる。
【0027】上記の如く構成した液体噴出ポンプに液を充填する際には、容器体2内に液を充填した後、上記した如く液体噴出ポンプ1を装着し、噴出ヘッド6をリング部材3に螺着させる。例えば図5に示す如く、キャッパー33により作動部材Aを回動させつつ押し下げ、リング部材3の螺条20に噴出ヘッド6の螺条28を螺着させる。螺着が進み係合突部14が緩み防止用突部16を乗り越え、係止面13に当接係止された時点で所定の螺着レベルに到達し、それ以上の作動部材Aの回動は生じることがなく、予め設定されていた数値に達するとキャッパー33の押圧板34が空回りし、所定時間経過後上昇してライン上のポンプが移動する。尚、この際噴出ヘッドの周壁下面が対向面に当接しない様構成しておくと良い。
【0028】また、液体噴出ポンプ1を使用する際には、例えば、図1の状態から作動部材Aを押し下げることによりシリンダ4内の加圧液が吐出弁32を開き噴出口aより噴出され、また、押し下げた作動部材Aが上昇する際には吸込弁が開いて容器体2内の液をシリンダ内へ吸引する。
【0029】図5は本発明の他の実施例を示し、本実施例では、螺着部分がリング部材3の内周面部分に設けた例を示しており、また、係止面13及び緩み防止用突部16を形成する上記凹部23がリング部材3の内周縁部分に形成された例を示す。
【0030】本実施例に於いて、リング部材3は、シリンダ4の上端外周に突条相互の乗越係合により上方への抜け出しを防止して嵌合した嵌合筒17を、ドーナツ板状の頂板18裏面より垂設するとともに、頂板18外周縁部より下方へ周壁19を垂設し、また、頂板18裏面内周縁部よりシリンダ4内面に嵌合させるとともに、ステム5を挿通する案内筒22を垂設して構成しており、この案内筒22上部に螺条20を形成している。
【0031】また、上面内周縁部に起立した短筒部35の内周に、底面が順次下降する平面視円弧状をなす凹部23を形成し、該凹部を形成する一端面を係止面13として構成しており、係止面13の直前の凹部23を形成する周面所定位置には上記緩み防止用突部16を突設している。これら凹部23、係止面13、緩み防止用突部16は、対称位置に一対形成している。
【0032】噴出ヘッド6は、基本的構成は上記記実施例と同様であるが、本実施例では作動部材Aの外周上部である縦筒24の下部外周に螺条28を周設し、図8に示す如く、作動部材Aを押し下げた状態でリング部材3の螺条20と螺合する如く構成している。また、螺条28上方の縦筒24外面に乗越突部15を兼ねる板状の上記係合突部14を突設し、所定螺着レベルに於いて、係止面13に当接係止される如く構成している。本実施例の場合も作動部材Aの螺着時の作用は上記実施例と同様であるため省略する。
【0033】尚、上記各部材の材質は特に限定しないが、主として合成樹脂を使用し、必要に応じて金属,エラストマー等を併用して製造することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の液体噴出ポンプは、既述構成としたことにより、締めトルクの管理によって調整される開けトルクのバラツキを少なくすることが可能となり、不使用時には外力により作動部材が外れるのを防止し、使用時には容易に作動部材を螺脱することができるという作用的安定性を得られ、しかも、構造は従来品と比較しても複雑化せずに形成でき、組み立てラインでの特別なトルク管理が不要となり、その結果、生産性の向上をもたらすものである。
【0035】また、請求項2発明の液体噴出ポンプは、乗越突部と緩み防止用突部間の摩擦力等が作動部材Aの開トルクに大きく関与するため、それらの形状,突出幅等の要素を適宜選択することにより締め付けトルクの如何に拘わらず開トルクを常時安定的に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠側面図である。
【図2】同実施例のリング部材を示す斜視図である。
【図3】同実施例のリング部材を示す平面図である。
【図4】同実施例の作動部材を押下げ係止した状態の一部切欠側面図である。
【図5】同実施例の作用を説明する説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す一部切欠側面図である。
【図7】同実施例のリング部材を示す斜視図である。
【図8】同実施例の作動部材を押下げ係止した状態の一部切欠側面図である。
【符号の説明】
3…リング部材、4…シリンダ、5…ステム、6…噴出ヘッド、12…トルク調整部、13…係止面、14…係合突部、15…乗越突部、16…緩み防止用突部、18…リング部材頂板、19…リング部材周壁、23…円弧状凹部、26…噴出ヘッド周壁、24…縦筒、27…ノズル筒、A…作動部材、a…噴出口、

【特許請求の範囲】
【請求項1】上端部にリング部材3を嵌着したシリンダ4と、シリンダ上端開口から上方付勢状態で突出したステム5の上端に噴出ヘッド6を嵌着した作動部材Aとを備え、作動部材の上下動により装着した容器体内の液を吸上げてヘッドの噴出口aより噴出する如く構成するとともに、作動部材の押し下げ状態でリング部材に螺着係止可能に構成した液体噴出ポンプに於いて、上記リング部材3所定位置に起立形成した係止面13と、上記噴出ヘッド6所定位置に設け且つ該ヘッドの螺動下降時の所定螺着レベルに於いて上記係止面13に当接係止される係合突部14とからなるトルク調整部12を設けたことを特徴とする液体噴出ポンプ。
【請求項2】上記係止面13と上記係合突部14とが当接する直前の螺着レベルに於いて、上記噴出ヘッド6の所定位置に設けた乗越突部15が乗り越える緩み防止用突部16を、上記リング部材3の所定位置に設けてなる請求項1記載の液体噴出ポンプ。
【請求項3】上記噴出ヘッド6が、上記ステム上端に嵌着した縦筒24を頂板25裏面より垂設するとともに、頂板25周縁部より周壁26を垂設し、且つ、縦筒24に基端を開口したノズル筒27の先端噴出口aを外方へ突出した噴出ヘッドであり、上記係止面13が、リング部材3上面に凹設した円弧状凹部23を形成する一端面であり、上記係合突部14が、噴出ヘッド周壁26内所定位置に突設し、該ヘッドの回動に伴い上記凹部23内を移動可能な係合突部である請求項1記載の液体噴出ポンプ。
【請求項4】上記係止面13と上記係合突部14とが当接する直前の螺着レベルに於いて、上記凹部23を形成する周面に、上記係合突部14が乗り越える緩み防止用突部16を設けてなる請求項3記載の液体噴出ポンプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図6】
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【公開番号】特開2003−191995(P2003−191995A)
【公開日】平成15年7月9日(2003.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−399860(P2001−399860)
【出願日】平成13年12月28日(2001.12.28)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】