説明

湯沸かし器

【課題】異常時にのみ加熱体からの熱を拾って、リミッタを確実に動作させる湯沸かし器を提供する。
【解決手段】リミッタ31に当接する弾性片44のばね性を利用して、リミッタ31を集熱板21に押し付けてヒータ押えカバー36に固定する。これにより、リミッタ押え板41のばらつきに起因するリミッタ31のがた付きを抑制できる。また、その状態でヒータ5からヒータ押え11に伝わった熱を、集熱板21で集約してリミッタ31に伝えることにより、リミッタ31をヒータ5に直接取付けることなく、異常時にのみヒータ5からの熱を拾って、リミッタ31を確実に動作させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器内の液体を湯沸かしする湯沸かし器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、連続して湯沸かしを行なった場合などの異常な誤作動時に、電源を遮断する方法として、温度ヒューズを用いた湯沸し器が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、容器内で沸騰した液体の保温効果を高めるために、容器の開口部をシリコーン系のパッキン材で密閉する方法が採られている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−93233号公報
【特許文献2】特開2002−369747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術において、例えば152℃と157℃の温度ヒューズを使用した場合、異常時に温度ヒューズが溶断するまでに3分弱ほどの時間がかかる。この場合、より動作温度の低い温度ヒューズを用いると、通常の湯沸かし時でも温度ヒューズが動作し、温度ヒューズの取付け位置を加熱体側に変更すると、通常でも温度ヒューズが250℃前後に到達して、温度的に使用範囲外となってしまう。また、加熱体の熱だけを温度ヒューズに引き込もうとすると、異常時の動作時間がさらに伸びて好ましくない。
【0006】
そこで、温度ヒューズに代わりリミッタを使用すると、絶縁体を用いずに直接熱源をリミッタと接する構造にでき、熱源の温度変動を素早く拾って動作を迅速にできる。また、動作温度を240℃〜270℃と高温に設定でき、通常時における加熱体の熱にも対応できる。
【0007】
しかし、リミッタを加熱体に直接取付けると、通常の湯沸かし時にリミッタが300℃近辺に達して動作するため、異常時にのみ加熱体からの熱を拾って、リミッタを確実に動作させる構造が求められていた。
【0008】
また、容器内の液体を任意の温度に保温するためには、加熱体をオンオフ制御する必要があるが、容器の開口部が広かったり、開口部に対するシール性能が不十分であったりすると放熱が大きくなり、容器内の液体の温度降下が著しくなって保温電力が増大する。
【0009】
そこで本発明は、異常時にのみ加熱体からの熱を拾って、リミッタを確実に動作させる湯沸かし器を提供することを、第1の目的とする。
【0010】
また本発明の第2の目的は、容器内の液体の温度降下を抑えて保温電力を抑制することが可能な湯沸かし器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1の発明では、第2押え体のばね性を利用して、リミッタを押し付けてカバーに固定することで、第2押え体のばらつきに起因するリミッタのがた付きを抑制できる。また、その状態で加熱体から第1押え体に伝わった熱を、集熱体で集約してリミッタに伝えることにより、リミッタを加熱体に直接取付けることなく、異常時にのみ加熱体からの熱を拾って、リミッタを確実に動作させることが可能になる。
【0012】
請求項2の発明では、カバーにフランジ部を設けるだけの簡単な構造で、リミッタをがた付きなくカバーに固定できる他に、通常時には受熱体を介して容器内の液体の温度を伝えることにより、リミッタを動作温度にまで上昇させないようにすることができる。
【0013】
請求項3の発明では、容器の開口部を小さくすることで、開口部からの放熱を小さくすると共に、断面がコ字状のシリコーンゴムではなく、シリコーンゴム製のOリングを用いることでシール性を向上させ、挿入部品の全周にわたり開口部との間を確実に密閉することで、容器内の液体の温度降下を抑えて保温電力を抑制することが可能になる。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、異常時にのみ加熱体からの熱を拾って、リミッタを確実に動作させる湯沸かし器を提供できる。
【0015】
請求項2の発明によれば、簡単な構造でリミッタをがた付きなくカバーに固定でき、さらに通常時において、リミッタを動作温度にまで上昇させないようにすることができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、容器内の液体の温度降下を抑えて保温電力を抑制することが可能な湯沸かし器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施例における湯沸かし器の容器裏面から見た要部底面図である。
【図2】同上、湯沸かし器を上下逆にした状態の要部縦断面図である。
【図3】同上、湯沸かし器を上下逆にした状態の別な方向から見た要部縦断面図である。
【図4】同上、リミッタおよびその周辺の要部斜視図である。
【図5】同上、容器裏面から見たヒータ押えカバーを外した状態の要部斜視図である。
【図6】同上、容器断面を模式的に示した図である。
【図7】従来技術における容器断面を模式的に示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面を参照しながら、本発明における湯沸かし器の好ましい実施例を説明する。なお、図2および図3は、何れも湯沸かし器を上下逆にした状態を示しているので、図の下方が湯沸かし器の上方に相当し、図の上方が湯沸かし器の下方に相当する。
【0019】
図1〜図5の各図において、1は液体である水を内部に貯留する有底状の容器で、この容器1は底部を形成する底板2と、底板2の周縁から垂直に立ち上がって、容器1の側部を形成する筒部3とにより構成される。底板2には外側から見て凹部4が形成され、容器1内の液体を加熱する加熱体としての偏平なヒータ5が凹部4に収められている。凹部4は容器1の底部から見て底板2の中央部に形成され、この凹部4の周囲にあるリング状の外周部6が、容器1の最底面を形成している。
【0020】
11は、ヒータ5の下側に密着して、このヒータ5からの熱を拡散させるヒータ押えであり、ここではヒータ5を覆うように、ヒータ押え11が底板2の底部に取付け固定される。図2に示すように、ヒータ押え11は、容器1の底部外面形状に合わせて形成された平板部12と、ヒータ5と密着していない部位に、前記平板部12の端部から下方に突出して形成されたL字状の折曲げ部13とにより構成される。そして、折曲げ部13の水平な下端部には、後述するねじ15を螺着するためのねじ孔16が形成される。
【0021】
18は、前記ヒータ押え11の平板部12を覆うようにして設けられ、例えばアルミニウムなどの熱伝導性の良好な部材からなる受熱板である。この受熱板18は、ヒータ5を取付けたヒータ押え11の平板部12に密着する受熱部19と、当該平板部12から離れて、受熱部19で受けた熱を別な部材に導く放熱部20とにより構成される。放熱部20の下側には、受熱板18よりも小さな板片状の集熱板21が設けられ、集熱板21の下面に円筒状のリミッタ31の受熱面が密着するようになっている。
【0022】
なお図3に示すように、ヒータ押え11がヒータ5を覆っていない部位では、ヒータ5の下側に受熱板18の受熱部19を直接密着させてもよい。この場合、ヒータ5から離れて、容器1の外周部6に接するように、受熱板18の放熱部20が延設され、その放熱部20の下側に集熱板21が設けられる。
【0023】
前記集熱板21には、リミッタ31の外形と係合する形状で係合部としての切起し部22が形成される。この切起し部22は、集熱板21がリミッタ31から外れないようにするためのもので、同様の機能を発揮できれば、リミッタ31の外形に合わせて適宜その形状を変更してもよい。集熱板21は、受熱板18と同様に、例えばアルミニウムなどの熱伝導性の良好な部材からなり、ヒータ押え11からの熱をリミッタ31に伝えやすいようにしている。
【0024】
リミッタ31は、湯沸かし器の異常温度上昇時に動作して、ヒータ5への通電を遮断する温度過昇防止装置として設けられ、従来の温度ヒューズとは異なり、周囲にシリコーンチューブのような絶縁体を巻き付けることなく、直接受熱面を集熱板21の下面に接して取付けることができる。また、リミッタ31の外側面には段部32が形成される。
【0025】
36は、ねじ15によってヒータ押え11の下側に取付けられるヒータ押えカバーである。このヒータ押えカバー36は、容器1内の液体を吐出口(図示せず)に送り出す電動ポンプ37の取付板を兼用するもので、電動ポンプ37の底部にヒータ押えカバー36を設けることで、ヒータ押えカバー36をヒータ押え11の下側に取付けたときに、電動ポンプ37が容器1の底部に装着固定される。また、平板状のヒータ押えカバー36には、前記ねじ15の挿通孔38と、後述するリミッタ押え板41を挿入する挿入部39がそれぞれ開口形成される。
【0026】
41は、前記リミッタ31をヒータ押えカバー36に取付け固定するためのリミッタ押え板である。リミッタ押え板41は、ヒータ押えカバー36の下面に当接する基部42と、基部42の一端部より上方に延設し、その先端がヒータ押えカバー36の挿入部39に差し込まれる突出片43と、基部42の他端部よりリミッタ31側に向けて延設し、リミッタ31の受熱面を集熱板21に押し付けるように段部32に当接するL字状の弾性片44と、弾性片44の折曲げ部より容器1の底部側に向けて延設し、その先端が集熱板21に当接する別な突出片45とにより構成される。
【0027】
リミッタ押え板41の基部42は、突出片43を挿入部39に差し込んだ状態でヒータ押えカバー36に取付け固定されており、ヒータ押えカバー36の挿通孔38にねじ15のねじ部を貫通させ、このねじ部をヒータ押え11のねじ孔16に螺着することによって、ヒータ押えカバー36がヒータ押え11に取付け固定されると共に、リミッタ押え板41がヒータ押えカバー36とヒータ押え11との間に位置して取付けられる。このとき、リミッタ押え板41の弾性片44は、リミッタ31の段部32に当接して、当該リミッタ31の最上面に位置する受熱面を集熱板21の下面に押し付けるような力を付与するので、リミッタ押え板41にある程度の寸法バラつきがあっても、リミッタ31をがた付きなく集熱板21に密着させることが可能になる。また、リミッタ押え板41の突出片43がヒータ押えカバー36の挿入部39に挿入されることで、ヒータ押えカバー36に対するリミッタ押え板41の位置決めがなされ、さらに集熱板21にもリミッタ31の側部に係止可能な切起し部22が設けられているので、リミッタ31の特に水平方向の動きを規制して、リミッタ31をがた付きなく集熱板21に取付けることが可能になる。
【0028】
図1に示すように、リミッタ31は容器1底部の複数箇所に設けられ、何れか一つのリミッタ31が湯沸かし器の異常温度を検知すると、ヒータ5への通電を遮断するようになっている。また、前記集熱板21やリミッタ押え板41は、各々のリミッタ31に対応して設けられる。勿論、リミッタ31が1個であっても構わない。47は、ヒータ5に接続される電気接続端子である。
【0029】
そして上記構成では、図示しない制御手段によりヒータ5を通断電制御することにより、容器1ひいては容器1内の液体を加熱して湯沸かし(沸騰)させ、所定の温度に保温することができる。この一連の動作で、ヒータ5からヒータ押え11に拡散した熱が、受熱板18の受熱部19から放熱部20へ速やかに導かれ、放熱部20と熱的に接続する集熱板21がこの熱を集約してリミッタ31に導く。リミッタ31はリミッタ押え板41によってヒータ押えカバー36に取付け固定され、かつ板状に形成された弾性片44のばね力によって、集熱板21にがた付きなく押え付けられるので、集熱板21に導かれた熱を感度よく検知することができる。
【0030】
ここでのリミッタ31は、ヒータ5に直接取り付けられておらず、ヒータ押え11で拡散した熱の一部を、受熱板18から集熱板21に導いてリミッタ31で拾うようになっており、またヒータ押え11の一部が容器1に直接接しているので、通常の湯沸かしでは容器1内の液体温度の影響を受けて集熱板21の温度が抑制され、リミッタ31が誤動作することはない。しかし、連続して湯沸かしを行なうなどして、容器1内に液体の存在しない状態でヒータ5を通電すると、容器1が液体の沸騰温度以上になるので、集熱板21は主にヒータ5からの熱だけを拾って温度上昇し、リミッタ31が動作してヒータ5への通電を速やかに遮断できる。本実施例における安全装置の構造では、異常時の動作時間が2分弱となり、容器1のダメージを激減させることが可能になる。
【0031】
次に、容器1の構成を図6に基づき説明する。容器1は、内層51と外層52との間に大気圧よりも減圧した真空の空間53を設けた断熱構造を有し、液体を収める有底筒状の胴部54と、胴部54の上部に連なる例えば円形の開口部55とにより構成される。また、56は開口部55を塞ぐ円筒状の挿入部品であり、その外側面は開口部55の側面に合わせた形状を有している。挿入部品56の外側面には一乃至複数の凹部57が形成され、その凹部57にシリコーンゴム製のOリング58が係合される。Oリング58の外端は、挿入部品56の外側面よりも僅かに外方に位置しており、開口部55に挿入部品56を挿入したときに、Oリング58が弾性変形しながら、開口部55の内面にOリング58が密着するようになっている。なお、図1に示す容器1は、底板2と筒部3とを接合した構成となっているが、これに代えて図6に示すような二重断熱構造の容器1を用いてもよい。
【0032】
ここで比較のために、従来の容器1’の構成を図7に示す。同図において、61は図示しない蓋組立品に取付けられ、開口部55への挿入時に当該開口部55の内面に密着するパッキンである。パッキン61は前記Oリング58と同じく、弾性に富むシリコーンゴム製ではあるが、断面が開口部55の内面に合わせてコ字形に形成される。
【0033】
図6と図7とを比較すると、本実施例の容器1は、開口部55が従来の容器1’よりも小さく、その内径R1を胴部54の内径R2の半分以下に形成して、開口部55からの熱の逃げを極力小さくしている。また、開口部55に着脱可能な挿入部品56の側面周囲にOリング58を装着し、Oリング58を開口部55の内面に押し付けて弾性変形させながら、挿入部品56を開口部55に挿入することにより、開口部55に対する挿入部品56のシール性を高めて、挿入部品56の全周にわたり開口部55との間を確実に密閉することができ、容器1内の液体の温度降下を抑えて、ヒータ5の通断電に伴う保温電力を抑制することが可能になる。
【0034】
以上のように本実施例の湯沸かし器は、液体である水を入れる容器1と、容器1の底部をなす底板2に取り付けられる加熱体としてのヒータ5と、ヒータ5を容器1側に押えるための第1押え体としてのヒータ押え11と、止着部材である例えばねじ15によってヒータ押え11に固定されるカバーとしてのヒータ押えカバー36と、第2押え体としてのリミッタ押え板41によってヒータ押えカバー36に固定されるリミッタ31と、リミッタ31に熱を集約させるための集熱体としての集熱板21と、から構成される。
【0035】
この場合、リミッタ押え板41の特にリミッタ31に当接する弾性片44のばね性を利用して、リミッタ31を集熱板21に押し付けてヒータ押えカバー36に固定することで、リミッタ押え板41のばらつきに起因するリミッタ31のがた付きを抑制できる。また、その状態でヒータ5からヒータ押え11に伝わった熱を、集熱板21で集約してリミッタ31に伝えることにより、リミッタ31をヒータ5に直接取付けることなく、異常時にのみヒータ5からの熱を拾って、リミッタ31を確実に動作させることが可能になる。
【0036】
また、本実施例におけるリミッタ31は、ヒータ押えカバー36に設けたフランジ部としての挿入部39によってヒータ押えカバー36に固定され、また集熱板21と容器1との間に位置して、ヒータ5および容器1からの熱を同時に受ける受熱体としての受熱板18を設けている。
【0037】
こうすると、ヒータ押えカバー36に挿入部39を設けるだけの簡単な構造で、リミッタ31をがた付きなくヒータ押えカバー36に固定できる他に、通常時には受熱板18を介して容器1内の液体の温度を伝えることにより、リミッタ31を動作温度にまで上昇させないようにすることができる。
【0038】
さらに、本実施例の湯沸かし器は、液体を入れる容器1の開口部55を、従来のものよりも小さく形成し、開口部55への挿入部品56の周囲にシリコーンゴム製のOリング58を装着し、このOリング58により開口部55を密閉する構成を有している。
【0039】
これにより、容器1の開口部55を小さくすることで、開口部55からの放熱を小さくすると共に、断面がコ字状のシリコーンゴム(パッキン61)ではなく、シリコーンゴム製のOリング58を用いることでシール性を向上させ、挿入部品56の全周にわたり開口部55との間を確実に密閉することで、容器1内の液体の温度降下を抑えて保温電力を抑制することが可能になる。
【0040】
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、止着部材としてねじ15以外のものを利用してもよく、またヒータ押え11,集熱板21,ヒータ押えカバー36およびリミッタ押え板41は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その形状や材質などを適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0041】
1 容器
5 ヒータ(加熱体)
11 ヒータ押え(第1押え体)
15 ねじ(止着部材)
18 受熱板(受熱体)
21 集熱板(集熱体)
31 リミッタ
36 ヒータ押えカバー(カバー)
39 挿入部(フランジ部)
41 リミッタ押え板(第2押え体)
55 開口部
56 挿入部品
58 Oリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を入れる容器と、
前記容器の底部に取り付けられる加熱体と、
前記加熱体を押える第1押え体と、
前記第1押え体に止着部材によって固定されるカバーと、
前記カバーに第2押え体によって固定されるリミッタと、
前記リミッタに熱を集約させる集熱体と、から構成されることを特徴とする湯沸かし器。
【請求項2】
前記リミッタは前記カバーのフランジ部に前記第2押え体によって固定され、
前記集熱体と前記容器との間に位置して受熱体を設けたことを特徴とする請求項1記載の湯沸かし器。
【請求項3】
液体を入れる容器の開口部を小さく形成し、
前記開口部への挿入部品の周囲にシリコーンゴム製のOリングを装着し、
前記Oリングにより前記開口部を密閉する構成としたことを特徴とする湯沸かし器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate