説明

湿度センサ

【課題】感湿素子交換の際に作業者が加熱ヒータおよび感湿素子に接触して火傷をする可能性を排除し、交換作業時の安全が確保された湿度センサを提供する。
【解決手段】保護柱14およびガイド柱15を、感湿素子12およびヒータ13を環状に囲むように台座部11面上に突設することにより、感湿素子12およびヒータ13の側周を保護し、保護柱14およびガイド柱15の突設先端側の開放端を感湿素子12およびヒータ13の上端より高くすることにより、感湿素子12およびヒータ13の上側を保護する。一対のガイド柱15には感湿素子保持部15aが形成されて感湿素子12が保持され、この感湿素子12にヒータ13が取り付けられている。感湿素子12と導通したリードピンおよびヒータ13と導通したソケットピンが台座部11を貫通して底面から突出しており、台座部11がセンサプローブと嵌合した状態でセンサプローブ内部の導線と導通する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、感湿素子および加熱ヒータを交換可能な湿度センサに関するものである。
【背景技術】
【0002】
湿度センサには、上部電極と下部電極の間に感湿層を挿入したものを感湿素子(湿度検出素子)として用い、湿度の変化に応じてその電気抵抗値が変化する抵抗変化式、湿度の変化に応じて静電容量が変化する容量変化式などがある。
【0003】
これら何れの方式の湿度センサも、測定現場に設置されると、測定環境に直接曝されて湿度を測定するため、測定環境の雰囲気(例えば、薬品もしくは溶剤などのガス、または高湿環境など)によって感湿素子が劣化していく。ただし、この劣化は感湿素子を加熱することによって回復させることができるので、感湿素子の近傍に加熱ヒータを設置し、この過熱ヒータで定期的に感湿素子を加熱することにより(加熱クリーングと呼ぶ)、湿度センサの耐用期間を延ばすことができた(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、加熱クリーニングしても完全には元の状態まで回復させることはできず、ある程度の劣化は残ってしまった。その劣化が積み重なって、もはや得られる計測湿度に信頼性が失われたとき、湿度センサの寿命は尽きる。
【0004】
従来、この種の湿度センサは、特許文献1に開示されているように、感湿素子と接続した信号線が台座を介してリード線と一体に接続されていたために、感湿素子のみ寿命が尽きた場合でも台座、プロテクタ、フィルタなど、湿度センサのセンサプローブを構成するユニットごと廃棄して、新しいセンサプローブと交換していた。
【0005】
また、組立の容易さを狙いとして、台座にソケットを設け、感湿素子と接続した信号線をこのソケットの挿入孔に挿入して挿入孔内のリード線と接続する構成が特許文献2に開示されている。この接続方法であれば、感湿素子の寿命が尽きると、ソケットからケースを外した後に感湿素子を持って引っ張ればソケットから感湿素子が抜けるため、感湿素子のみを交換することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−5267号公報
【特許文献2】特開2002−267626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の湿度センサは以上のように構成されているので、感湿素子はプロテクタまたはケースなどの保護部材で保護されているが、感湿素子交換の際に保護部材を取り外すと感湿素子が剥き出しの状態となるため、作業者が加熱ヒータまたは交換前の加熱クリーニングによって表面が高温となっている感湿素子に触れて火傷する可能性を排除できないという課題があった。
また、特許文献1のようにセンサプローブごと交換するのは非効率であることから、特許文献1の湿度センサに特許文献2のソケットを利用した感湿素子とリード線の接続方法を組み合わせたとしても、感湿素子交換のために作業者が感湿素子を持って引っ張る必要があり、作業者が加熱ヒータまたは交換前の加熱クリーニングによって表面が高温となっている感湿素子に触れて火傷する可能性を排除できない。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、感湿素子交換の際に作業者が加熱ヒータおよび感湿素子に接触して火傷をする可能性を排除し、交換作業時の安全が確保された湿度センサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明に係る湿度センサは、計測環境雰囲気中の湿度に応じて電気抵抗値または静電容量が変化する感湿素子と、感湿素子の表面および裏面のそれぞれに取付けられ、感湿素子に電圧を印加して電気抵抗値または静電容量を検出する一対の第1のピン状電極と、感湿素子に取付けられ、感湿素子を加熱するヒータと、ヒータに取付けられた一対の第2のピン状電極と、一対の第1のピン状電極を挿入する一対の挿入孔と、一対の第2のピン状電極を挿入する一対の第2の挿入孔とを有し、当該一対の第1の挿入孔内で一対の第1のピン状電極との電気的導通を保つとともに、当該一対の第2の挿入孔内で一対の第2のピン状電極との電気的導通を保つためのソケットピンを有する台座部と、電源と接続した複数の導線を内部に有し、台座部と嵌合して複数の導線と台座部のソケットピンとの電気的導通を保つセンサプローブと、台座部の第1および第2の挿入孔が設けられた面上に、感湿素子およびヒータを環状に囲むように突設した複数の保護柱とを備えるようにしたものである。
【0010】
この発明に係る湿度センサは、保護柱の開放端が感湿素子の上端およびヒータの上端よりも高い位置にあるようにしたものである。
【0011】
この発明に係る湿度センサは、複数の保護柱のうちの対向する一対の保護柱の各内側面に感湿素子保持部が形成され、当該一対の保護柱によって感湿素子が保持されるようにしたものである。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、感湿素子が劣化して交換する際には作業者はこの台座部を持ってセンサプローブから引き抜けばよく、その際、感湿素子とヒータが台座部上に設けた複数の保護柱に囲まれているので、作業者はヒータおよび感湿素子に接触することがなくなり、加熱クリーニングの直後に交換作業を行っても火傷する虞がない。また、台座部に感湿素子の一対のピン状電極およびヒータの一対のピン状電極と接触するソケットピンを設けることで、感湿素子とヒータとをセンサプローブ内部の複数の導線と容易に接続することができる。さらに、台座部に設けられた保護柱によって感湿素子およびヒータが保護されるので、必ずしもプロテクタ、フィルタ、ケースなどの保護部材を装着する必要がなくなる。
【0013】
この発明によれば、保護柱の開放端を感湿素子の上端およびヒータの上端より高くしたので、保護柱の開放端側から作業者の指が感湿素子およびヒータに接触する虞を緩和できる。
【0014】
この発明によれば、対向する一対の保護柱に感湿素子保持部を形成したので、感湿素子を確実に保護できるとともに、感湿素子を保持するための別途部材または機構が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】この発明の実施の形態1に係る湿度センサのセンサヘッドの構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すセンサヘッドの平面図(図2(a))および底面図(図2(b))である。
【図3】図1に示すセンサヘッドの正面図(図3(a))、右側側面図(図3(b))および背面図(図3(c))である。
【図4】図3(a)に示すAA線に沿って切断したセンサヘッドの断面図である。
【図5】図3(b)に示すBB線に沿って切断したセンサヘッドの断面図である。
【図6】図3(b)に示すCC線に沿って切断したセンサヘッドの断面図である。
【図7】この発明の実施の形態1に係る湿度センサの全体構成を示す斜視図(図7(a))およびその断面図(図7(b))である。
【図8】この発明の実施の形態1に係る湿度センサのコネクタ部の平面図である。
【図9】図7に示す湿度センサのセンサヘッド交換の様子を示す説明図である。
【図10】図7に示す湿度センサにフィルタキャップを組付ける様子を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る湿度センサのセンサヘッド10の構成を示す斜視図であり、図2(a)に平面図、図2(b)に底面図、図3(a)に正面図、図3(b)に右側側面図、図3(c)に背面図を示す。また、センサヘッド10を図3(a)に示すAA線に沿って切断した断面図を図4に、図3(b)に示すBB線に沿って切断した断面図を図5に、CC線に沿って切断した断面図を図6に示す。
図7(a)は、この発明の実施の形態1に係る湿度センサ全体を示す斜視図であり、図7(b)はこの湿度センサ全体を図3(b)のBB線に相当する位置で切断した断面図である。図8はセンサプローブ20のコネクタ部21の平面図である。
【0017】
図7に示す湿度センサは、感湿素子12およびヒータ13を有するセンサヘッド10と、保護管22内部に不図示の電源に接続した複数の導線23aを有し、センサヘッド10を挿抜可能なセンサプローブ20とからなる。
【0018】
センサヘッド10の台座部11上面には、計測環境雰囲気中の湿度に応じて電気抵抗値または静電容量が変化する感湿素子12と、この感湿素子12を加熱クリーニングするためのヒータ13とが取付けられている。感湿素子12は、感湿層を間に挟みこんだ表面電極層と裏面電極層からなり、この表面電極層、裏面電極層それぞれには、図3、図6等に示すように一対のリードピン16が取り付けられている。この一対のリードピン16は感湿素子12に電圧を印加して電気抵抗値または静電容量を検出するためのものである。
【0019】
感湿素子12の片面側に取付けられたヒータ13は、一対のリードピン17(第2のピン状電極)を備える。本実施の形態では、感湿素子12の片面に貼着したヒータ取付部13aの上にヒータ13を固着している。なお、ヒータ13として、測温素子と加熱ヒータを兼用する1つの測温抵抗体を用いてもよい。
【0020】
台座部11の上面には、感湿素子12からのびる一対のリードピン16およびヒータ13からのびる一対のリードピン17をそれぞれ挿入するための4つの挿入孔18が穿設されている。図5に示すように、リードピン17挿入用の2つの挿入孔(第2の挿入孔)18内には電気的導通を保つためのソケットピン18aがそれぞれ取付けられている。この一対のソケットピン18aは、台座部11を貫通して底面から突出している。他方、図6に示すように、リードピン16挿入用の残り2つの挿入孔(第1の挿入孔)18には、リードピン16がそれぞれ挿入される。一対のリードピン16もソケットピン18aと同様に、台座部11を貫通して底面から突出している。なお、リードピン16およびソケットピン18aは、台座部11にインサート成形してもよい。
【0021】
また、台座部11の上面には、2つの保護柱14および2つのガイド柱15が、感湿素子12およびヒータ13を環状に囲むように、台座部11と一体成形で突設されている。ガイド柱15は、保護柱14と同様に、感湿素子12およびヒータ13を囲んで保護する保護柱でもあるが、内側面に溝状の感湿素子保持部15aが形成されて感湿素子12を両端から保持する機能も有する。また、保護柱14およびガイド柱15の突出先端側の開放端を、感湿素子12の上端およびヒータ13の上端よりも高い位置に突出させて、感湿素子12およびヒータ13の上側を保護する。これら保護柱14およびガイド柱15は、感湿素子12およびヒータ13の機能を妨害しない構造であり、応答性能への悪影響を抑えることができる。
【0022】
また、台座部11外周の底面側を切り欠いて位置決めガイド部11aが形成されている。他方、台座部11と嵌合するコネクタ部21外周面の上面側には位置決めガイド部21bが突設され、台座部11とコネクタ部21を挿抜する際に位置決めガイド部21bが位置決めガイド部11aをガイドする。なお、本実施の形態では、位置決めガイド部11aを切欠形状にして位置決めガイド部21bを凸形状にしたが、逆に、位置決めガイド部11aを凸形状にして位置決めガイド部21bを切欠形状にしてもよい。
【0023】
また、台座部11底面側のコネクタ部21と嵌合する部分にはOリング19が固定され、台座部11とコネクタ部21とが接合した状態で外気を遮断する。
【0024】
上述したセンサヘッド10は、その台座部11がセンサプローブ20のコネクタ部21と嵌合する。このコネクタ部21の台座部11に嵌合する上面には、図8に示すように、4つのソケット孔21aが設けられている。これらソケット孔21aの内部には、不図示の電源または感湿素子12およびヒータ13の制御回路などに接続した導線23aが挿通されている。台座部11とコネクタ部21が嵌合すると、台座部11の底面から突出している感湿素子12に接続したリードピン16およびヒータ13のリードピン17に接続したソケットピン18aがそれぞれソケット孔21aに挿入されて、ソケット孔21a内の導線23aと電気的導通がそれぞれ保たれる。この複数の導線23aを束ねて被覆したケーブル23が、センサプローブ20底面側から外部へ引き出されて不図示の電源などへ接続される。
【0025】
図9は、本実施の形態に係る湿度センサのセンサヘッド10交換の様子を示す説明図である。交換作業時、作業者はセンサヘッド10を持って引っ張ってセンサプローブ20から脱抜するが、感湿素子12およびヒータ13が保護柱14およびガイド柱15によって保護されているため、指が感湿素子12およびヒータ13に直接接触することがない。そのため、加熱クリーニング中または加熱クリーニング直後に交換作業を行う場合であっても作業者が火傷する可能性を排除でき、交換作業時の安全を確保できる。
センサプローブ20にセンサヘッド10を装着する際には、台座部11の位置決めガイド部11aとコネクタ部21の位置決めガイド部21bによって装着の位置決めがされるため、作業者が装着する方向を間違えることを防止できる。また、台座部11とコネクタ部21とが嵌合すれば、台座部11の底面から突出させたソケットピン18aおよびリードピン16がセンサプローブ20のソケット孔21aに挿入されるため、感湿素子12およびヒータ13と導線23aとを容易に接続することができる。
【0026】
以上のように、実施の形態1によれば、計測環境雰囲気中の湿度に応じて電気抵抗値または静電容量が変化する感湿素子12と、感湿素子12の表面および裏面のそれぞれに取付けられ、感湿素子12に電圧を印加して電気抵抗値または静電容量を検出する一対のリードピン16と、感湿素子12に取付けられ、感湿素子12を加熱するヒータ13と、ヒータ13に取付けられた一対のリードピン17と、一対のリードピン16を挿入する一対の挿入孔18と、一対のリードピン17を挿入する一対の挿入孔18とを有し、一対の挿入孔18内で一対のリードピン17との電気的導通を保つためのソケットピン18aを有する台座部11と、電源と接続した複数の導線23aを内部に有し、台座部11と嵌合して複数の導線23aと台座部11のソケットピン18aとの電気的導通を保つセンサプローブ20と、台座部11の挿入孔18が設けられた面上に、感湿素子12およびヒータ13を環状に囲むように突設した複数の保護柱14およびガイド柱15とを備えるように構成した。
このため、感湿素子12が劣化して交換する際には、作業者は台座部11を持ってセンサプローブ20から引き抜けばよく、その際、感湿素子12とヒータ13が台座部11上に設けた複数の保護柱14およびガイド柱15に囲まれているので、作業者はヒータ13および感湿素子12に接触することがなくなり、加熱クリーニングの直後に交換作業を行っても火傷する虞がない。
【0027】
また、台座部11にヒータ13からのびる一対のリードピン17と接触するソケットピン18aを設けることにより、ヒータ13をセンサプローブ20内部の複数の導線23aと容易に接続することができる。なお、本実施の形態では、感湿素子12のリードピン16がソケットピン18aを使用せずにそのまま台座部11の底面へ貫通する構成としたが、ヒータ13のリードピン17のように台座部11を貫通しない程度の長さにした場合にはソケットピン18aを使用すればよい。即ち、感湿素子12のリードピン16(第1のピン状電極)をソケットピン18aを内部に設けた挿入孔18に挿入して、ソケットピン18aを介してセンサプローブ20内部の導線23aと電気的導通を保つようにする。この構成の場合には、感湿素子12をセンサプローブ20内部の複数の導線23aと容易に接続することができる。
【0028】
また、台座部11に設けられた保護柱14およびガイド柱15によって感湿素子12およびヒータ13が保護されるので、プロテクタ、フィルタ、ケースなどの保護部材を装着する必要がなくなる。
【0029】
また、保護柱14およびガイド柱15の開放端は感湿素子12の上端およびヒータ13の上端よりも高い位置にしたので、保護柱14およびガイド柱15の開放端側から作業者の指が感湿素子12およびヒータ13に接触する虞を緩和できる。
【0030】
また、対向する一対のガイド柱15の各内側面に感湿素子保持部15aが形成され、この一対のガイド柱15によって感湿素子12を保持するようにしたので、感湿素子12を確実に保護できるとともに、感湿素子12を保持するための別途部材または機構が不要となる。
【0031】
なお、感湿素子12およびヒータ13が保護柱14およびガイド柱15によって保護されるため、プロテクタ、フィルタ、ケースなどの保護部材を装着する必要はないが、保護部材を装着することも可能である。図10に保護部材の一例としてフィルタキャップ24を示す。フィルタキャップ24を用いた場合には、センサヘッド10がフィルタキャップ24内に収容されるとともに、フィルタキャップ24がコネクタ部21に組付けられて固定されるため、センサヘッド10の万一の脱落を防止することができる。
【0032】
また、上記実施の形態1では、保護柱14を2つ(ガイド柱15を合わせると4つ)設けたが、個数はこれに限定されるものではなく、これ以上の数の保護柱14を設けてもよい。その場合でも、台座部11上面に感湿素子12およびヒータ13を囲むように環状に複数の保護柱14を突設し、これらのうちの対向する一対の保護柱14をガイド柱15として用いればよい。
【符号の説明】
【0033】
10 センサヘッド
11 台座部
11a 位置決めガイド部
12 感湿素子
13 ヒータ
13a ヒータ取付部
14 保護柱
15 ガイド柱
15a 感湿素子保持部
16,17 リードピン
18 挿入孔
18a ソケットピン
19 Oリング
20 センサプローブ
21 コネクタ部
21a ソケット孔
21b 位置決めガイド部
22 保護管
23 ケーブル
23a 導線
24 フィルタキャップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
計測環境雰囲気中の湿度に応じて電気抵抗値または静電容量が変化する感湿素子と、
前記感湿素子の表面および裏面のそれぞれに取付けられ、前記感湿素子に電圧を印加して電気抵抗値または静電容量を検出する一対の第1のピン状電極と、
前記感湿素子に取付けられ、前記感湿素子を加熱するヒータと、
前記ヒータに取付けられた一対の第2のピン状電極と、
前記一対の第1のピン状電極を挿入する一対の挿入孔と、前記一対の第2のピン状電極を挿入する一対の第2の挿入孔とを有し、当該一対の第1の挿入孔内で前記一対の第1のピン状電極との電気的導通を保つとともに、当該一対の第2の挿入孔内で前記一対の第2のピン状電極との電気的導通を保つためのソケットピンを有する台座部と、
電源と接続した複数の導線を内部に有し、前記台座部と嵌合して前記複数の導線と前記台座部の前記ソケットピンとの電気的導通を保つセンサプローブと、
前記台座部の前記第1および前記第2の挿入孔が設けられた面上に、前記感湿素子および前記ヒータを環状に囲むように突設した複数の保護柱とを備えた湿度センサ。
【請求項2】
請求項1に記載の湿度センサにおいて、
前記保護柱の開放端は前記感湿素子の上端および前記ヒータの上端よりも高い位置にあることを特徴とする湿度センサ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の湿度センサにおいて、
前記複数の保護柱のうちの対向する一対の保護柱の各内側面に感湿素子保持部が形成され、当該一対の保護柱によって前記感湿素子が保持されていることを特徴とする湿度センサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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