説明

潤滑剤供給部品の取付構造

【課題】リニアガイド装置のスライダに対する潤滑剤供給部品の取付構造において、潤滑剤供給部品が指定された向きでスライダに確実に固定されるようにする。
【解決手段】スライダ1の凹部124の底面124aとこれに対向する給脂部品3の平面33aとの間に、固定部品4の一方の脚部41aの第一面43および第二面44を押圧挿入する。これにより、固定部品4の一対の脚部41a,41bの間に、給脂部品3の管状体31の非ねじ部31bと基部32が配置され、他方の脚部41bの第一面43が凹部124の底面124aに接触した状態となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、リニアガイド装置のスライダに潤滑剤供給部品が取り付けられている構造に関する。
【背景技術】
【0002】
リニアガイド装置は、案内レールおよびスライダに設けた両転動面で構成される転動通路を、転動体が負荷状態で転動することで、スライダが案内レールに沿って相対的に直線移動する装置である。そして、前記転動通路の終点から始点へ転動体を移動させる循環部(方向転換路と戻し通路)を有し、この循環部と前記軌道により転動体の循環経路が構成されている。
【0003】
スライダは、本体とエンドキャップとサイドシールを有し、本体の直動方向両端にエンドキャップが配置され、各エンドキャップの外側(直動方向両端)にサイドシールが配置されている。エンドキャップの本体側の面に、潤滑剤を方向転換路に導く油路が形成されている。エンドキャップとサイドシールに、グリースニップル(潤滑剤供給部品)の取り付け穴が形成されている。
【0004】
この取り付け穴にグリースニップルを取り付けることで、潤滑剤がグリースニップルからエンドキャップの油路に導入されて方向転換路に供給される。そして、この方向転換路内で転動体に潤滑剤が付着し、この転動体が循環経路内を循環することで、リニアガイド装置の潤滑が行われている。
特許文献1には、図14に示すリニアガイド装置が記載されている。この例では、スライダ1を構成するエンドキャップ14の胴部(案内レール2の上側に配置される部分)の中心に、グリースニップル20の先端の雄ねじ部20aを螺合する雌ねじ18が形成されている。エンドキャップ14の両脚部(案内レール2の幅方向両側に配置される部分)に貫通穴16が形成されている。スライダ本体12には、エンドキャップ14の貫通穴16に対応する位置に雌ねじが形成されている。サイドシール28には、エンドキャップ14の雌ねじ18に対応する位置に貫通穴26が形成され、エンドキャップ14の貫通穴16に対応する位置に貫通穴24が形成されている。
【0005】
ボルト22をサイドシール28の貫通穴24とエンドキャップ14の貫通穴16を通してスライダ本体12の雌ねじに螺合することで、サイドシール28とエンドキャップ14がスライダ本体12に固定される。グリースニップル20の先端の雄ねじ部を、サイドシール28の貫通穴26を通してエンドキャップ14の雌ねじ18に螺合することで、グリースニップル20がサイドシール28を介してエンドキャップ14に固定される。
【0006】
サイドシール28は、案内レール2の外面(転動溝2a,2bを含む)に対して摺動自在に接触するシールリップ30を有しており、案内レール2とスライダ1との間に形成される隙間を閉塞している。
特許文献1に記載されたリニアガイド装置では、グリースニップルの先端の雄ねじ部がエンドキャップの雌ねじに螺合されているため、エンドキャップにクリープが生じるとグリースニップルの螺合に緩みが生じる恐れがある。
【0007】
特許文献2には、エンドキャップにクリープが生じた場合でも、潤滑剤供給部品がエンドキャップに確実に固定された状態にすることを課題として、潤滑剤供給部品の基部が嵌まる形状の内面を有するブッシュを使用し、このブッシュが嵌まる凹部をサイドシール(潤滑剤供給部品の雄ねじ部が通る貫通穴の周囲)に形成することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平11−287245号公報
【特許文献2】特開2010−48393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明の課題は、リニアガイド装置のスライダに対する潤滑剤供給部品の取付構造において、潤滑剤供給部品が指定された向きでスライダに確実に固定され、特許文献2に記載されたブッシュを使用する取付構造よりもコストおよび省スペース化の点で有利なものを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、この発明は、リニアガイド装置を構成するスライダの凹部の底面に開口する雌ねじに、潤滑剤供給部品の管状体に設けた雄ねじが螺合され、前記凹部と潤滑剤供給部品との間に固定部品が係合されている取付構造であって、下記の構成(1) 〜(3) を有することを特徴とする。
(1) 前記潤滑剤供給部品は、前記管状体の基端に連続して前記管状体と同じ方向に延びる基部と、この基部に連続し、前記管状体と交差する方向に延びる継手部を有し、この継手部と前記基部のうちの少なくともいずれかは前記凹部の底面と平行に対向する平面を有する。
(2) 前記固定部品の正面形状は、一対の脚部とこれらを連結する胴部とからなる門形である。
(3) 前記凹部の底面とこれに対向する前記潤滑剤供給部品の前記平面との間に、前記固定部品が押圧挿入されている。
【0011】
この発明の取付構造によれば、前記固定部品により前記潤滑剤供給部品が前記スライダの凹部にしっかりと固定されるため、潤滑剤供給部品の向きが確実に保持される。
特許文献2に記載されたブッシュを使用する取付構造では、潤滑剤供給部品にブッシュを取り付けた状態でスライダに固定するため、その分だけ潤滑剤供給部品のスライダからの突出長さが長くなる。これに対して、この発明の取付構造では、前記固定部品の一対の脚部の間に、前記潤滑剤供給部品の前記管状体(下記の構成(4) 〜(6) を有する場合は、前記管状体および前記基部)が配置されるため、潤滑剤供給部品のスライダからの突出長さを短くすることができる。よって、この発明の取付構造は特許文献2に記載された取付構造よりも、省スペース化の点で有利である。
【0012】
また、特許文献2に記載された取付構造で使用するブッシュは、潤滑剤供給部品の基部に対応させた六角形の凹部と、雄ねじ部を通す貫通穴を有する複雑な構造であるが、この発明の取付構造で使用する固定部品は門形の簡単な構造である。よって、この発明の取付構造は特許文献2に記載された取付構造よりも、製造コストの点でも有利である。
この発明の取付構造は、下記の構成(4) 〜(6) を有することが好ましい。
【0013】
(4) 前記潤滑剤供給部品は、前記管状体の基端に連続して前記管状体と同じ方向に延びる基部と、この基部に連続し、前記管状体と交差する方向に延びる継手部を有し、この継手部は前記凹部の底面と平行に対向する平面を有する。
(5) 前記固定部品は、正面形状が、一対の脚部とこれらを連結する胴部とからなる門形であり、側面形状が、互いに反対側となる第一面および第二面が前記胴部から前記脚部の先端に向かって窄まるテーパ状である。
(6) 前記凹部の底面とこれに対向する前記潤滑剤供給部品の前記平面との間に、前記固定部品の一方の脚部の前記第一面および第二面が押圧挿入され、前記固定部品の一対の脚部の間に、前記潤滑剤供給部品の前記管状体および前記基部が配置され、前記固定部品の他方の脚部の第一面が前記凹部に接触している。
【発明の効果】
【0014】
この発明の取付構造は、リニアガイド装置のスライダに対する潤滑剤供給部品の取付構造として、潤滑剤供給部品が指定された向きでスライダに確実に固定され、特許文献2に記載されたブッシュを使用する取付構造よりもコストおよび省スペース化の点で有利なものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1実施形態の取付構造を示す平面図である。
【図2】第1実施形態の取付構造を示す側面図である。
【図3】第1実施形態の取付構造で、潤滑剤供給部品を取り付ける前のリニアガイド装置を示す平面図である。
【図4】第1実施形態の取付構造で、潤滑剤供給部品を取り付ける前のリニアガイド装置を示す側面図である。
【図5】第1および第2実施形態の取付構造で使用する潤滑剤供給部品を示す図である。
【図6】第1および第2実施形態の取付構造で使用する固定部品を示す図である。
【図7】第1実施形態の取付構造で、潤滑剤供給部品を取り付けている途中のリニアガイド装置を示す平面図である。
【図8】第1実施形態の取付構造で、潤滑剤供給部品の取り付け方法の最終工程を説明する図である。
【図9】第2実施形態の取付構造を示す平面図である。
【図10】第2実施形態の取付構造を示す正面図である。
【図11】第2実施形態の取付構造で、潤滑剤供給部品を取り付ける前のリニアガイド装置を示す正面図である。
【図12】第2実施形態の取付構造で、潤滑剤供給部品を取り付けている途中のリニアガイド装置を示す平面図である。
【図13】第2実施形態の取付構造で、潤滑剤供給部品の取り付け方法の最終工程を説明する図である。
【図14】リニアガイド装置の従来例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1〜8を用いて、この発明の第1実施形態について説明する。
第1実施形態では、リニアガイド装置を構成するスライダの側面に潤滑剤供給部品を取り付けた取付構造の例を示している。
【0017】
図1および2は、スライダの側面に潤滑剤供給部品を取り付けた状態のリニアガイド装置を示す平面図および側面図である。図3および4は、スライダの側面に潤滑剤供給部品を取り付ける前のリニアガイド装置を示す平面図および側面図である。
図5は、この実施形態で使用する潤滑剤供給部品を示す平面図(a)と、そのA矢視(b)およびB矢視図(c)である。図6は、この実施形態で使用する固定部品を示す平面図(a)と、そのA矢視(b)およびB矢視図(c)である。図6(b)は固定部品の正面図に相当し、図6(c)は固定部品の側面図に相当する。
【0018】
図1および3に示すように、スライダ2を構成するスライダ本体12の内部に、給油路121,122が形成されている。これらの給油路121,122は、互いに直交する向きに延びてスライダ本体12の中心部で連通する。
一方の給油路121の一端はエンドキャップ14側に開口する。他方の給油路122はスライダ本体12の側面に向かう。スライダ本体12の側面の給油路122の位置に、給脂部品3を取り付けるための凹部124が形成されている。図4に示すように、凹部124の底面124aに、給油路122の雌ねじ122aが開口している。
【0019】
図5に示すように、給脂部品(潤滑剤供給部品)3は、管状体31と基部32と継手部33とからなる。管状体31は、先端部が雄ねじ部31aで、基端部(基部32側の部分)が非ねじ部31bとなっている。基部32は、管状体31の基端(非ねじ部31b)に連続して管状体31と同じ方向に延びる。基部32は、凹部124の底面124aと平行に対向する平面32aを有する。
【0020】
継手部33は、基部32に連続し、管状体31と直交する方向に延びる。継手部33は凹部124の底面124aと平行に対向する平面33aを有する。継手部33の開口部に雌ねじ33bが形成されている。給脂部品3の内部には雌ねじ33bと連通する油路34が形成されている。給脂部品3の材質は真鍮またはステンレス鋼であり、切削加工により作製されている。
【0021】
図5(a)のL1は、凹部124の雌ねじ122aに給脂部品3の雄ねじ部31aを螺合した状態で、互いに対向する継手部33の平面33aと凹部124の底面124aとの間に生じる間隔である。L2は、凹部124の雌ねじ122aに給脂部品3の雄ねじ部31aを螺合した状態で、互いに対向する基部32の平面32aと凹部124の底面124aとの間に生じる間隔である。
【0022】
図6に示すように、固定部品4の正面形状は、一対の脚部41とこれらを連結する胴部42とからなる門形である。固定部品4の側面形状は、互いに反対側の第一面43および第二面44が、胴部42から脚部41の先端に向かって窄まるテーパ状となっている。
固定部品4は、最大厚さW42が図5(a)の間隔L1より大きく、最小厚さW41が図5(a)の間隔L1より小さく形成されている。固定部品4の平面形状は長方形であり、この長方形の長辺は、凹部124の底面124aの長手方向寸法より僅かに小さい。固定部品4の材質は合成樹脂であり、切削加工や射出成形により作製されている。
【0023】
スライダ本体12に給脂部品3を取り付ける際には、先ず、スライダ本体12の凹部124の雌ねじ122aに給脂部品3の雄ねじ部31aを螺合する。この状態を図7および8に示す。次に、図8に示すように、凹部124の底面124aと給脂部品3との間に、脚部41を下方に向けて上方から固定部品4を押圧挿入する。
これにより、図1および2に示す状態となる。すなわち、凹部124の底面124aとこれに対向する給脂部品3の平面33aとの間に、固定部品4の一方の脚部41aの第一面43および第二面44が押圧挿入される。また、固定部品4の一対の脚部41a,41bの間に、給脂部品3の管状体31の非ねじ部31bと基部32が配置され、他方の脚部41bの第一面43が凹部124の底面124aに接触している。
【0024】
この実施形態の取付構造によれば、固定部品4の第一面43および第二面44からなるテーパによる締め付け力で、給脂部品3がスライダ本体12の凹部124にしっかりと固定されるため、給脂部品3の向きが確実に保持される。また、リニアガイド装置は通常、スライダ本体12の上にテーブルを固定して使用するため、固定部品4がスライダ本体12の凹部124と給脂部品3との間から脱落することがない。
【0025】
[第2実施形態]
図9〜13を用いて、この発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、リニアガイド装置を構成するスライダのエンドキャップに潤滑剤供給部品を取り付けた取付構造の例を示している。
図9および10は、スライダのエンドキャップに潤滑剤供給部品を取り付けた状態のリニアガイド装置を示す平面図および側面図である。図11は、スライダのエンドキャップに潤滑剤供給部品を取り付ける前のリニアガイド装置を示す正面図である。この実施形態では、図5および6に示す、第1実施形態と同じ給脂部品(潤滑剤供給部品)3および固定部品4を使用する。
【0026】
図9および11に示すように、スライダ1のエンドキャップ14の幅方向中心部に、雌ねじ穴18が形成されている。この雌ねじ穴18は、エンドキャップ14内に形成された方向転換路に向かう油路に接続されている。サイドシール28の幅方向中心部に、上側が開放された切欠き部28aが形成されている。
これにより、サイドシール28とエンドキャップ14をスライダ本体12に固定した状態で、スライダ1の正面に、給脂部品3を取り付ける凹部5が形成される。この凹部5は、サイドシール28の切欠き部28aと、この切欠き部28aにより露出したエンドキャップ14の前面14aとからなる。このエンドキャップ14の前面14aが凹部5の底面となる。
【0027】
スライダ1のエンドキャップ14に給脂部品3を取り付ける際には、先ず、エンドキャップ14の雌ねじ18に給脂部品3の雄ねじ部31aを螺合する。この状態を図12および13に示す。次に、図13に示すように、凹部5の底面14aと給脂部品3との間に、脚部41を下方に向けて上方から固定部品4を押圧挿入する。
これにより、図9および10に示す状態となる。すなわち、凹部5の底面14aとこれに対向する給脂部品3の平面33aとの間に、固定部品4の一方の脚部41aの第一面43および第二面44が押圧挿入される。また、固定部品4の一対の脚部41a,41bの間に、給脂部品3の管状体31の非ねじ部31bと基部32が配置され、他方の脚部41bの第一面43が凹部5の底面14aに接触している。
【0028】
この実施形態の取付構造によれば、固定部品4の第一面43および第二面44からなるテーパによる締め付け力で、給脂部品3がスライダ1の凹部(エンドキャップ14の前面14aとサイドシール28の切欠き部28aとからなる凹部)5にしっかりと固定されるため、給脂部品3の向きが確実に保持される。
【符号の説明】
【0029】
1 スライダ
12 スライダ本体
121,122 給油路
122a 給油路の雌ねじ
124 スライダ本体の凹部
124a 凹部の底面
14 エンドキャップ
14a エンドキャップの前面(凹部の底面)
18 エンドキャップの雌ねじ
2 案内レール
28 サイドシール
28a サイドシールの切欠き部
3 給脂部品(潤滑剤供給部品)
31 管状体
31a 雄ねじ部(管状体の先端部)
31b 非ねじ部(管状体の基端部)
32 基部
32a 基部の平面(凹部の底面と平行な対向面)
33 継手部
33a 継手部の平面(凹部の底面と平行な対向面)
33b 雌ねじ
34 雌ねじと連通する油路
4 固定部品
41 脚部
42 胴部
43 第一面
44 第二面
5 スライダの凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リニアガイド装置を構成するスライダの凹部の底面に開口する雌ねじに、潤滑剤供給部品の管状体に設けた雄ねじが螺合され、前記凹部と潤滑剤供給部品との間に固定部品が係合されている取付構造であって、
前記潤滑剤供給部品は、前記管状体の基端に連続して前記管状体と同じ方向に延びる基部と、この基部に連続し、前記管状体と交差する方向に延びる継手部を有し、この継手部と前記基部のうちの少なくともいずれかは前記凹部の底面と平行に対向する平面を有し、
前記固定部品の正面形状は、一対の脚部とこれらを連結する胴部とからなる門形であり、
前記凹部の底面とこれに対向する前記潤滑剤供給部品の前記平面との間に、前記固定部品が押圧挿入され、
前記固定部品の一対の脚部の間に、前記潤滑剤供給部品の前記管状体が配置されていることを特徴とする潤滑剤供給部品の取付構造。
【請求項2】
前記潤滑剤供給部品は、前記継手部が前記凹部の底面と平行に対向する平面を有し、
前記固定部品は、正面形状が、一対の脚部とこれらを連結する胴部とからなる門形であり、側面形状が、互いに反対側となる第一面および第二面が前記胴部から前記脚部の先端に向かって窄まるテーパ状であり、
前記凹部の底面とこれに対向する前記潤滑剤供給部品の前記平面との間に、前記固定部品の一方の脚部の前記第一面および第二面が押圧挿入され、前記固定部品の一対の脚部の間に、前記潤滑剤供給部品の前記管状体および前記基部が配置され、前記固定部品の他方の脚部の第一面が前記凹部に接触していることを特徴とする請求項1記載の潤滑剤供給部品の取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−113349(P2013−113349A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−258643(P2011−258643)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】