説明

潤滑剤分配器および潤滑システム

【課題】潤滑剤の量および潤滑サイクルの間の時間間隔を潤滑剤分配器の動作中に可変的に変えることができる。
【解決手段】潤滑剤分配器1は、空洞10と潤滑剤入口7と駆動ユニット15とを備えており、空洞10内にはピストン11が封止されかつ移動可能な態様で配置され、空洞10に対してピストン11で封止される複数の潤滑剤出口8がこの空洞10内に通じており、潤滑剤入口7からは少なくとも1つの入口流路12、13が空洞10にまで通じており、駆動ユニット15は空洞10内のピストン11を規定された方法で動かすためのものである。この場合、少なくとも1つの流路14がピストン11に形成され、空洞10内のピストン11の位置に応じて少なくとも1つの入口流路7と潤滑剤出口8のうちの1つとの間を流体的に接続することを可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばグリースなどの潤滑剤を複数の潤滑箇所に分配するための潤滑剤分配器に関する。本発明はさらに、かかる潤滑剤分配器と潤滑剤ポンプとを有する潤滑システムにも関する。
【背景技術】
【0002】
例えばシングルラインシステム、デュアルラインシステム、マルチラインシステム、プログレッシブシステムなどの様々な集中潤滑システムは、潤滑箇所に潤滑剤を供給するために使用される。これらのすべての潤滑システムの1つの一般的な特徴は、潤滑サイクル中に潤滑箇所が対応する分配器を通じて潤滑剤を受けることである。この点で、もしできるとしても、複数の潤滑箇所には基本的に、任意に変化する量の潤滑剤が異なる時間間隔内に、すなわち個々に、顕著に高い費用を伴って供給されうるにすぎない。潤滑剤の量および2つの潤滑サイクルの間の時間間隔はそれぞれ、潤滑システムのタイプおよび分配器の構造によって決定される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
対照的に、本発明は、単一の潤滑剤ポンプを用いて様々な潤滑箇所の個々の潤滑剤供給を実現することを可能にする潤滑剤分配器および潤滑システムであって、それぞれの潤滑箇所に送られる潤滑剤の量および2つの潤滑サイクルの間の時間間隔をそれぞれ、潤滑剤分配器の動作中に可変的に変えることができる潤滑剤分配器および潤滑システムを開発するという目的に基づいている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的は基本的に請求項1の特徴をもつ潤滑剤分配器で達成される。本発明によれば、潤滑剤分配器は、ピストンが封止されかつ移動可能な状態で配置される空洞を備える。この空洞は、例えば、円筒形ピストンが変位可能かつ/または回転可能に収容される円筒形チャンバからなる。複数の潤滑剤出口が空洞に通じていて、ピストンの長さは、ピストンが、それぞれの潤滑剤出口に通ずるように対応している空洞の開口を閉鎖することにより空洞に対してすべての潤滑剤出口を閉鎖できるように選択される。本発明の潤滑剤分配器はさらに、少なくとも1つの潤滑剤入口を備え、この潤滑剤入口からは少なくとも1つの入口流路が空洞まで通じている。本発明によれば、駆動ユニットもまた、空洞内で規定された方法でピストンを動かすことができるように設けられ実現される。ピストン自体は少なくとも1つの流路を含んでおり、この流路により、空洞内のピストンの位置に応じて、少なくとも1つの入口流路と潤滑剤出口のうちの1つとの間が流体的に接続される。言い換えると、ピストンは潤滑剤出口に通じている空洞の開口部を閉鎖するが、ピストン内に設けられている流路は潤滑剤出口に通じている1つの開口部をそれぞれ開放して、駆動ユニットがこのピストンを、潤滑剤出口と流路との間ならびに流路と入口流路との間を流体的に接続する空洞内の位置まで移動させたときに、潤滑剤を入口流路から潤滑剤出口まで経路を決めて送れるようにする。この流路はピストンの内部に配置される必要はなく、ピストンの外表面上に延びることもでき、その場合、流路は空洞の内壁とピストンの外表面の領域とで形成される。このようにして、潤滑剤分配器の動作中に、それぞれの潤滑箇所に送られる潤滑剤の量、ならびに潤滑サイクル間の時間間隔を個々にかつ可変的に変えることが可能となる。
【0005】
本発明の潤滑剤分配器のもう1つの利点は、本発明の潤滑剤分配器が、適用可能な場合、例えば区域ごとの潤滑を実現するために、マルチラインポンプなどの他の下流側分配器と連結して使用されうることである。このようにして、潤滑システムの様々な区域または領域に潤滑剤を個々にかつ可変的に変えられる方法で供給することができる。
【0006】
複数の潤滑剤出口は、好ましくは、空洞の軸線方向に互いに対してオフセットされた位置で空洞に通じている。したがって、流路を有するピストンを対応する潤滑剤出口まで軸線方向に移動させると、潤滑剤をそれぞれの潤滑剤出口に送ることができる。
【0007】
潤滑剤出口のうちの少なくともいくつかは、空洞の長手方向軸線を中心に回転する方向に互いに対してオフセットされた位置で空洞に代替的または追加的に通じるようにすることができる。この場合、ピストンの流路は、例えばピストンを回転させることにより、その流路がそれぞれの潤滑剤出口の開口部に連結される位置に移動して、潤滑剤を供給することができる。
【0008】
特に好ましい一実施形態によれば、潤滑剤出口は、空洞の軸線方向に、ならびに空洞の長手方向軸線を中心に回転する方向に、互いに対してオフセットして配置される。例えば、複数の潤滑剤出口の群が空洞の軸線方向に対して次々と並べて配置されてもよく、潤滑剤出口の個々の群は、空洞の長手方向軸線を中心に互いに対して例えば60°または90°だけオフセットされる。このようにして、潤滑剤出口から分岐した潤滑剤ラインは相互に干渉せずに連結することができる。
【0009】
本発明の特に好ましい一実施形態によれば、複数の入口流路が、空洞の軸線方向にかつ/または空洞の長手方向軸線を中心に回転する方向に、互いに対してオフセットされた位置で潤滑剤入口から空洞にまで通じている。このことは、例えば、潤滑剤入口につながっている穴を空洞と平行に作ることによって実現することができ、この穴からは複数の横穴が空洞まで通じている。この場合、1つの横穴と1つの特定の潤滑剤出口との間の流体的な接続がピストンの流路によって作られる一方で、ピストンが残りの潤滑剤出口と残りの横穴とを閉鎖するような態様で、横穴の位置が潤滑剤出口の位置に適合されることが好ましい。この結果、潤滑剤は、空洞内のピストンの位置に応じて1つの特定の潤滑剤出口に送る。
【0010】
別法として、潤滑剤入口が、入口流路を形成する空洞の壁の溝状くぼみにまで通じてもよい。この溝状くぼみは、潤滑剤出口を形成されていない空洞の領域内に配置される。この場合でも、潤滑剤は、ピストンの位置に応じて、溝状くぼみからピストンの流路を通ってそれぞれの潤滑剤出口へ入る経路を確立することができる。この場合、溝状くぼみの残り部分および他の潤滑剤出口はピストンによって閉鎖される。
【0011】
別の実施形態によれば、入口流路は、入口流路が空洞に直接通じているような態様で実現することもできる。この態様において、ピストンは、例えば、空洞の長手方向と平行に延びる穴を含んでおり、それぞれの潤滑剤出口に連結されうるピストンの流路はその穴から延びている。
【0012】
本発明の特に好ましい一実施形態によれば、ピストンの流路はピストンの外表面に環状溝の形で実現される。したがって、この流路はピストンの外表面内の溝の底部と空洞の内壁面とによって画定される。このようにして、流路は、空洞内でのピストンの単純な軸線方向の変位により、空洞内の同じ軸線方向位置で互いに対してオフセットされる位置で空洞に通じている1つまたは複数の潤滑剤出口につながることができる。ピストンの流路の環状溝がピストンの周囲に360°にわたって延びていない場合、空洞の軸線方向に対して同じ高さのところで空洞に通じている2つの潤滑剤出口は、ピストンをさらに回転させることにより規定された方法で、潤滑剤を供給したり潤滑剤供給から切り離したりすることもできる。
【0013】
空洞内のピストンを規定された方法で動かすことを可能にするステッピングモータを有する駆動ユニットを実現することが特に有利であることがわかった。別法として、適用可能な場合、ピストンを作動させるために回転エンコーダを特徴とする歯車付きモータを設けることも可能であろう。この場合、スピンドルまたはシャフトの回転運動が軸線方向運動に変換され、回転エンコーダはスピンドルまたはシャフトの位置を決定する機能をもつ。本発明の別の実施形態によれば、ピストンを液圧(油圧)または空気圧で動かすこともでき、潤滑剤自体をピストンの液圧(油圧)による作動に使用することもできる。
【0014】
本発明の目的はさらに、上述したタイプの潤滑剤分配器、ならびにラインによって潤滑剤分配器の潤滑剤入口に連結された潤滑ポンプを特徴とする潤滑システムで達成される。潤滑システムの潤滑剤分配器は、潤滑剤ラインを用いて潤滑剤ポンプに連結されるだけでなく、ピストン作動用の駆動ユニットに潤滑剤ポンプからの駆動エネルギーを供給する別のラインも用いて潤滑剤ポンプに連結されることが好ましい。この状況では、潤滑剤分配器の駆動ユニットは、潤滑剤ポンプによって駆動エネルギーを供給されるだけでなく、潤滑剤ポンプの制御ユニットを用いて作動または制御されうることも特に有利であることがわかった。
【0015】
この発明概念の追加の発展形態では、特にフィールドバスシステムを用いて複数の潤滑剤分配器を制御することも可能である。
【0016】
本発明の一実施形態例について、図を参照しながら以下でより詳細に説明する。この場合、記述されかつ/または図示されているすべての特徴は、特許請求の範囲におけるそれらの特徴の構成または他の請求項に対するそれらの特徴の参照にかかわらず、本発明の目的を個々に形成する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の潤滑システムの斜視図である。
【図2】本発明の潤滑剤分配器の部分断面側面図である。
【図3】図2による潤滑剤分配器の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1に示されている実施形態では、潤滑システムは基本的に潤滑剤分配器1と潤滑剤ポンプ2と別の分配器3とで構成され、分配器からは潤滑剤を個々の潤滑箇所(図示せず)に送ることができる。潤滑剤ポンプ2は、供給された潤滑剤、特に潤滑グリースが収容される潤滑剤容器4を備えている。潤滑剤容器4から潤滑剤を取り込み且つこの潤滑剤をライン5経由で潤滑剤分配器1に送ることができるポンプ要素が、図1の潤滑剤容器4の下側にあるハウジング内に配置される。潤滑剤ポンプ2はさらに、同様に潤滑剤容器4のすぐ下のハウジング内に配置され、ポンプ要素の駆動モータと、該当する場合、潤滑剤容器4内に設けられた撹拌羽根とを制御することを可能にする制御部を備えている。
【0019】
潤滑剤分配器1は、例えば、細長い基体6と、ライン5によって潤滑剤ポンプ2に連結された潤滑剤入口7を有するハウジングとを備えている。図示されている実施形態では、潤滑剤分配器に9つの潤滑剤出口8が設けられ、3つの潤滑剤出口がそれぞれ、潤滑剤分配器1の長手方向に対して積み重なった群に組み合わされ、これらの群はそれぞれ、互いに対して90°だけオフセットされるように基体6の外面上に配置される。
【0020】
潤滑剤出口8は、対応するラインによって潤滑箇所に直接連結されていてもよく、あるいはライン9経由で別の分配器3に連結されていてもよく、別の分配器3からは潤滑剤出口が再び個々の潤滑箇所に導かれている。
【0021】
潤滑剤分配器1の設計は図2および図3により詳細に示されている。基体6は、基体6の長手方向に延びる穴を含み、円筒形空洞10を画定する。同図におけるその穴の上側では、基体6または空洞10をカバーで閉鎖することができ、潤滑剤入口7はこのカバーの中に延びている。
【0022】
円筒形ピストン11が空洞10内に配置され、空洞10内に封止された状態で案内される。図2によれば、複数の潤滑剤出口8は、基体6の長手方向にかつ空洞10の長手方向に互いに対して軸線がそれぞれオフセットされた位置で、空洞10に通じている。図1には9つの潤滑剤出口8が示してあり、各潤滑剤出口8は、空洞10に通じている潤滑剤出口8の開口部が軸線方向に重なり合わないように他の潤滑剤出口に対して軸線がオフセットされる。言い換えると、潤滑剤出口の3つの群はそれぞれ、その3つの群が互いに対して90°だけオフセットされるように潤滑剤分配器1に配置されているだけでなく、潤滑剤出口の他の群に対して軸線方向にわずかにオフセットされてもいる。
【0023】
図示されている実施形態では、別の穴12が基体6の中を空洞10の穴と平行に延びており、この穴12は潤滑剤入口7につながっており、入口流路を形成している。複数の横穴13は、互いに対して軸線がオフセットされた位置で横穴13が穴12を空洞10につなげるような態様で、穴12から基体を通って延びる。この場合、横穴13の位置は、潤滑剤出口8の位置に適合されており、各横穴と潤滑剤出口8のうちの1つの特定の開口部とがそれぞれ空洞10の軸線方向に同じ高さにある。その結果、各横穴13は、1つの特定の潤滑剤出口8に規定された方法で割り当てられる。
【0024】
潤滑剤を入口流路および横穴13からそれぞれの潤滑剤出口8の中に移動させるために、環状周縁溝14がピストン11に形成され、空洞10の内壁面と共に(追加の)流路14を形成している。この追加の流路は、空洞10内のピストン11の位置に応じて、横穴13を特定の潤滑剤出口8にそれぞれつなげている。この場合、潤滑剤は、最初に横穴13から流れ出て、ピストン11の周囲で流路14を通り、次いでそれぞれの潤滑剤出口8に属する空洞10内の開口部に流れ込む。その結果、潤滑剤は、空洞10内のピストン11の位置に応じて規定された方法で潤滑剤入口7から潤滑剤出口8のうちの1つまで送ることができる。
【0025】
空洞10内でピストン11を動かすために、例えばステッピングモータなどの駆動ユニット15は、ピストン11が規定された方法で駆動ユニット15によって空洞10の軸線方向に動かされうるようにして、ピストン11に割り当てられる。この目的で、駆動ユニット15はケーブル16を介して潤滑剤ポンプ2または潤滑剤ポンプ2の制御部に接続され、潤滑剤分配器1が同様に規定された方法で潤滑剤ポンプ2の制御部によって制御されかつエネルギー供給されている。
【0026】
駆動部15にケーブル16を通じてエネルギー供給する代わりに、ピストン11の油圧駆動部内の潤滑剤ポンプによって生成された圧力を、ピストンの制御および/または作動に用いることもできる。
【0027】
本発明に係る分配器1の設計は、潤滑剤出口8のそれぞれを開放し、潤滑剤入口7につなげることを可能にし、この際、潤滑剤出口8が開放される開放時間および順序は個々に規定することができる。その結果、潤滑剤出口8のうちの1つに連結されたラインまたは潤滑箇所が塞がれ、すなわち詰まるなどしても、残りの潤滑剤出口にも潤滑剤を供給することができる。
【符号の説明】
【0028】
1 潤滑剤分配器、2 潤滑剤ポンプ、3 追加の分配器、4 潤滑剤容器、5 ライン、6 基体、7 潤滑剤入口、8 潤滑剤出口、9 ライン、10 空洞、11 ピストン、12 入口流路、13 横穴、14 追加の流路(溝)、15 駆動ユニット、16 ケーブル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
潤滑剤を複数の潤滑箇所に分配するための潤滑剤分割器であって、
空洞(10)であり、当該空洞(10)内にはピストン(11)が封止されかつ移動可能な状態で配置され、前記空洞(10)に対して前記ピストン(11)により封止される複数の潤滑剤出口(8)が前記空洞に通じている、空洞と、
潤滑剤入口(7)であり、当該潤滑剤入口(7)から少なくとも1つの入口流路(12、13)が前記空洞(10)に通じている、潤滑剤入口(7)と、
前記空洞(10)内の前記ピストン(11)を規定された方法で動かすための駆動ユニット(15)と、
を備え、
少なくとも1つの流路(14)が前記ピストン(11)に形成され、前記空洞(10)内の前記ピストン(11)の位置に応じて前記少なくとも1つの入口流路(7)と前記潤滑剤出口(8)のうちの1つとの間を流体的に接続することを可能にする、潤滑剤分配器。
【請求項2】
前記潤滑剤出口(8)が、前記空洞(10)の軸線方向に互いに対してオフセットされた位置で前記空洞(10)に通じていることを特徴とする、請求項1に記載の潤滑剤分配器。
【請求項3】
前記潤滑剤出口(8)のうちの少なくともいくつかが、前記空洞(10)の長手方向軸線を中心に回転する方向に互いに対してオフセットされた位置で前記空洞(10)に通じていることを特徴とする、請求項1または2に記載の潤滑剤分配器。
【請求項4】
複数の入口流路(12、13)が、前記潤滑剤入口(7)から延び、前記空洞(10)の前記軸線方向に互いに対してオフセットされかつ/または前記空洞(10)の前記長手方向軸線を中心に回転する方向に互いに対してオフセットされた位置で前記空洞(10)に通じていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の潤滑剤分配器。
【請求項5】
前記潤滑剤入口(7)が、前記入口流路(12、13)を形成する前記空洞(10)の壁の溝状くぼみに通じていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の潤滑剤分配器。
【請求項6】
前記潤滑剤入口(7)が、前記ピストン(11)に形成された前記入口流路(12、13)に通じていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の潤滑剤分配器。
【請求項7】
前記流路が、前記ピストン(11)の外表面の環状溝(14)の形態で実現されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の潤滑剤分配器。
【請求項8】
前記駆動ユニット(15)が、回転運動を直進運動に変換するステッピングモータまたは歯車付きモータを備え、適用可能な場合、回転エンコーダが設けられていること特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の潤滑剤分配器。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項に記載の潤滑剤分配器(1)と、ライン(5)によって前記潤滑剤入口(7)に接続された潤滑剤ポンプ(2)とを有する潤滑システム。
【請求項10】
前記潤滑剤分配器(1)の前記駆動ユニット(15)が、前記潤滑剤ポンプ(2)によって駆動エネルギーを供給され、かつ/または前記潤滑剤ポンプ(2)の制御ユニットを用いて作動されうることを特徴とする、請求項9に記載の潤滑システム。
【請求項11】
フィールドバスシステムを用いて制御されうる複数の潤滑剤分配器を有する、請求項9または10に記載の潤滑システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−137181(P2012−137181A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−281658(P2011−281658)
【出願日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【出願人】(508307975)リンカーン ゲーエムベーハー (5)
【Fターム(参考)】