説明

炭火ロースター

【課題】使用後の灰の処理を容易にした炭火ロースターを提供すること。
【解決手段】テーブル天板に形成された切り欠き内に係止されるとともに任意の箇所に排煙手段が連結される外胴2と、周辺部任意の箇所において外胴2との間に吸煙空間5が形成されつつ外胴2内に係止される内胴3と、内胴3内に配設された、使用に際して内部に炭が載置される炭コンロ6と、炭コンロ6の上方側に配置される網10と、吸煙空間5の上部を閉鎖する吸煙リング17と、内胴3内における炭コンロ6の下方に係止される灰受け11と、灰受け11上に載置固定されるリング式のガスバーナー14と、を具備するガス着火式の炭火ロースターにおいて、灰受け11内に、リング式のガスバーナー14の内径よりも小さい外径を有する灰受け専用皿15を取り外し自在に載置し、炭コンロ6から落下する灰を灰受け専用皿15において受けることを可能にした、ことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は炭火ロースターに係り、より詳しくは、使用後の灰の処理を容易にしたガス着火式の炭火ロースターに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、焼肉等の加熱調理においては、加熱源として炭を用いることによって、炭からの輻射熱により肉等を柔らかく調理することが可能であることから、ロースターにおいても、炭を加熱源として用いた炭火ロースターが高く評価されている。
【0003】
しかしながら、炭火ロースターの場合には、一般的に、スイッチ等の操作のみで点火が可能なガス式ロースターや電気式ロースターと異なり、予め異なった場所に設置した炉等を用いて火起こしをした炭を、ロースターまで運びつつロースターの中に入れることが行われているため、高温の炭を移動することによる危険が常に伴うという問題点がある。
【0004】
また、予め炉等で火起こしをしておく方法では、火起こしの開始から実際に炭を使用するまでの時間が長い場合には、炭が燃え尽きてしまうことが往々にしてあり、それにより、資源の無駄になるとともにコストも高くなってしまうという問題点が考えられる。
【0005】
そのため、炭火ロースターのこのような問題点を解決するために、ロースターの内部でガスにより炭の火起しを行うガス着火式の炭火ロースターが提供されており、これによれば、高温の炭を移動させることも不要で、また、使用するときに炭の火起こしを行うために炭が無駄になることも無いという利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−263007号公報
【特許文献2】特開2002−253429号公報
【特許文献3】特開2002−159402号公報
【特許文献4】特開2002−159401号公報
【特許文献5】特開2002−125863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ガス着火式の炭火ロースターでは、使用後の炭の処理に手間と時間がかかってしまうという問題点が指摘されている。
【0008】
即ち、炭火ロースターでは、炭を入れた炭コンロの下方に灰を受けるための灰受けを備えており、使用後はこの灰受けに落ちた灰を捨てる必要があるが、このとき、ガス着火式の炭火ロースターでは、炭コンロの下方に、炭の火起こしを行うためのガスバーナーを備えており、灰受けを取り出すためには、まずガスバーナーを取り出さなければならないところ、ガスバーナーは外部のガス供給源に連結されたガス管が連結されているために、容易に取り出すことはできない。
【0009】
そのために、ガス着火式の炭火ロースターでは、使用後に灰受けを取り出して灰受け内の灰を捨てる作業が大変であるという問題点が指摘されている。
【0010】
そこで、本発明は、使用後の灰の処理を容易にしたガス着火式の炭火ロースターを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の炭火ロースターは、
テーブル天板に形成された切り欠き内に係止されるとともに、任意の箇所に排煙手段が連結される外胴と、
周辺部任意の箇所において前記外胴の内壁との間に吸煙空間が形成されつつ、前記外胴内に係止される内胴と、
該内胴内に配設された、使用に際して内部に炭が載置される炭コンロと、
該炭コンロの上方側に配置される調理部と、
前記吸煙空間の上部を閉鎖する吸煙リングと、
前記内胴内における前記炭コンロの下方に係止される灰受けと、
該灰受け上に載置固定されるリング式のガスバーナーと、を具備するガス着火式の炭火ロースターにおいて、
前記灰受け内に、前記リング式ガスバーナーの内径よりも小さい外径を有する灰受け専用皿を載置し、炭コンロから落下する灰を灰受け専用皿において受け止めることを可能にしたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
本発明の炭火ロースターでは、リング式のガスバーナーを灰受け上に載置固定する構成のガス着火式の炭火ロースターにおいて、炭コンロから落下する灰を受け止めるための灰受け専用皿を灰受け内に載置するとともに、この灰受け専用皿の外径をリング式のガスバーナーの内径よりも小さくしている。
【0013】
そのために、本発明の炭火ロースターでは、灰受け専用皿を取り出して灰を処分するに際しては、灰受け専用皿を上方に持ち上げることのみでよく、ガスバーナーを取り外すことが不要であるので、使用後の灰の処理が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の炭火ロースターの実施例の構造を示す断面図である。
【図2】本発明の炭火ロースターの実施例における灰受け専用皿を示す図である。
【図3】本発明の炭火ロースターの実施例におけるリング式のガスバーナーを示す図である。
【図4】本発明の炭火ロースターの実施例における灰受けを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の炭火ロースターでは、テーブル天板に形成された切り欠き内に係止される外胴を備えており、この外胴の底部には、排気ダクトが連結される排気口が形成されている。
【0016】
また、外胴内には内胴が係止されており、この内胴は、周辺部において外胴の内壁との間に吸煙空間が形成される配置で、外胴内に係止されている。
【0017】
更に、内胴内には、使用に際して内部に炭が載置される炭コンロが係止されており、この炭コンロの上方側には調理部としての網が配置され、更にまた、網の上方側には、前記吸煙空間の上部を閉鎖する吸煙リングが配設されている。
【0018】
一方、前記内胴内において、前記炭コンロの下方側には灰受けが係止されており、この灰受け上には、リング式のガスバーナーが載置固定されている。
【0019】
そして、前記灰受け内には、前記リング式ガスバーナーの内径よりも小さい外径を有する灰受け専用皿が載置されており、この灰受け専用皿は、炭コンロから落下する灰を受け止めることとしている。
【0020】
ここで、ガスバーナーに、先端部に挿入部を有した複数本の脚部を備え、前記灰受けには、ガスバーナーの挿入部を挿入可能な挿入孔が形成されたバーナー固定金具を備え、バーナー固定金具の挿入孔内にガスバーナーの挿入部を挿入することで、灰受け上にガスバーナーを載置固定可能にするとともに、バーナー固定金具の先端面を灰受け専用皿の外周部に当接可能にし、バーナー固定金具の先端面によって灰受け専用皿の位置決めを可能にするとよく、これにより、灰受け専用皿を容易に所定位置に載置することが可能となる。
【実施例1】
【0021】
本発明の炭火ロースターの実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例の炭火ロースターの構造を示す概略一部断面図であり、図において1が本実施例の炭火ロースターである。
【0022】
また、図においてT1はテーブル天板であり、T2は前記テーブル天板T1に形成された円形状の切り欠きである。そして、本実施例の炭火ロースター1は、テーブル天板T1の中央部分に形成された前記切り欠きT2内に係止されることとしている。
【0023】
即ち、本実施例の炭火ロースター1では、外胴2を有しており、この外胴2を前記テーブル天板T1に形成した切り欠きT2内に係止し、これにより炭火ロースター1をテーブル天板T1に装着することとしている。
【0024】
そして、本実施例における前記外胴2は、有底の略円筒状としており、その底部には、図示しない排気ダクトが連結される排気口203が形成され、この排気口203を塞ぐようにして外胴2内の底にはグリスフィルター204が配置され、更に、グリスフィルター204の下方には、防火用ダンパー205が配設されている。但し、外胴2は必ずしも円筒状である必要はなく、有底の箱状であってもよい。
【0025】
次に、図において3は内胴である。即ち、本実施例の炭火ロースター1では内胴3を備えており、この内胴3は、前記外胴2内に係止されている。
【0026】
ここで、前記内胴について説明すると、本実施例において前記内胴3は、有底の略円筒形状としており、上端部には、その全域において、外周側に向けて係止縁部4が形成され、内部の底部分には冷却水を蓄えることとしている。
【0027】
また、前記係止縁部4は、前記内胴3の上端部全域において外周側に向けて連設した載置棚部401と、この載置棚部401の外周縁に上方へ向けて連設された上部側壁部402と、この上部側壁部402の上端部に外周側へ向けて連接した係止部403とを具備している。
【0028】
そして、前記外胴2の内壁任意の箇所に形成した係止棚201上に前記係止部403を係止することで、前記外胴2内に内胴3を係止しており、係止に際しては、内胴3の外周と前記外胴2の内壁との間に吸煙空間5が形成されるようにしている。
【0029】
なお、前記内胴3の高さ寸法は、内胴3を外胴2内に係止した際に、内胴3の底と外胴2の底との間に前記グリスフィルター204を装挿可能な寸法以下としている。
【0030】
次に、図において6は炭コンロであり、この炭コンロ6は、前記内胴3内に備えられるとともに、その底部にはロストル8が載置され、使用に際しては、図に示すようにロストル8上に炭9を積み上げるようにして炭コンロ6内に燃焼用の炭を収容する。
【0031】
ここで、前記炭コンロ6について説明すると、本実施例において前記炭コンロ6は、下方に行くに従って径が小さくなるようにして略すり鉢状に形成し、底部には略円形の開口が形成され、この開口を閉鎖するようにして、炭コンロ6の内部の底には、ロストル8が配設されている。
【0032】
そして、前記炭コンロ6は、その上端部全域に、外周側に向けて縁部7を連設しており、この縁部7を、前記内胴3の係止縁部4における載置棚部401上に係止し、これにより炭コンロ6は、内胴3内に係止されている。
【0033】
そして、更に、前記炭コンロ6の上方には、炭コンロ6の縁部7上に周縁部を載置することで、調理部としての網10が配設され、網10上の食材を炭9によって加熱調理可能としている。
【0034】
次に、図において、本実施例の炭火ロースター1では、前記内胴3内において前記炭コンロ6の下方側には、炭コンロ6から落下する灰を受け止めるための灰受けが備えられている。
【0035】
即ち、図において11が灰受けであり、また、図4は灰受け11を示す図であり、本実施例において前記灰受け11は、有底の丸皿状としており、上端部全域に外周側へ向けて係止縁部12が連設されている。一方、前記内胴3の内部において、前記炭コンロ6が係止されている箇所の下方側には、内周側に向けて係止棚13が連設されており、前記灰受け11の係止縁部12を前記内胴3の係止棚13に係止することで、前記灰受け11は、前記内胴3内に係止されている。
【0036】
なお、前記内胴3内に備えた係止棚13は、灰受け11を係止した際に、灰受け11の底と内胴3の底との間に冷却水を蓄えることが可能な空間を形成可能な箇所に連設している。
【0037】
次に、図1において前記灰受け11の上部には、前記炭コンロ6内の炭の火起こしを行うためのリング式のガスバーナー14が備えられており、また、前記灰受け11の内部には、前記ガスバーナー14の内径よりも小さい外径を有する灰受け専用皿15が載置されており、これにより、炭コンロ6から落下する灰の大部分を灰受け専用皿15によって回収するとともに、使用後は、ガスバーナー14を取り外すことなく、灰受け専用皿15のみを取り出して灰の処理を可能としている。
【0038】
ここで、前記灰受け11、灰受け専用皿15、及びリング式のガスバーナー14の関係について説明すると、図2は灰受け専用皿15を示しており、図3はガスバーナー14を示しており、図4は灰受け11を示しており、図3において、ガスバーナー14は、下方側の2箇所に脚部1401を有しており、この脚部1401の先端部分には、小径の挿入部1402を連設している。
【0039】
一方、前記灰受け11における前記係止縁部12の2箇所には、バーナー受け金具16が溶接等により取り付けられており、このバーナー受け金具16には、前記挿入部1402が挿入される挿入孔1604が形成されている。
【0040】
そして、前記バーナー受け金具16は、前記係止縁部12上に載置される当接部1601と、この当接部1601の内周側端部に上方へ向けて連設された立ち上り部1602と、この立ち上り部1602の上端に、灰受け11の内周側に向けて連設された支持部1603とを具備しており、前記挿入孔1604は前記支持部1603に形成されている。
【0041】
一方、前記灰受け11内に載置される灰受け専用皿15は、その外径が前記リング式のガスバーナー14の内径よりも小径とされており、これにより、リング式ガスバーナー14を取り外すことなく、灰受け専用皿15を上方に持ち上げることのみで、灰受け専用皿15を取り出すことを可能としている。
【0042】
ここで、本実施例においては、前記バーナー受け金具16における支持部1603の先端面1605は、前記灰受け専用皿15の外周形状に沿うように内側にへこました湾曲形状にしており、また、支持部1603間の寸法は灰受け専用皿15の外径とほぼ同等の寸法としている。
【0043】
一方、本実施例における前記灰受け専用皿15は、その高さ寸法は、灰受け11内に載置した際に、上端部分が前記支持部1603の位置と同等以上になるように設定し、灰受け11内に載置した際に、上端部分の外周が前記支持部1603の先端面1605に当接するようにしている。
【0044】
そしてこれにより、支持具1603の先端面を前記灰受け専用皿15の外周部に当接させることで、バーナー固定金具16の支持部1603によって、前記灰受け専用皿15の位置決めを行うことを可能としている。
【0045】
従って、本実施例の炭火ロースター1では、灰受け11内に灰受け専用皿15を入れる際には、支持部1603がガイドとして機能して、灰受け専用皿15を正確及び確実に灰受け11内に入れることができ、灰受け11内に灰受け専用皿15を入れた後は、支持部1603の先端面1605が灰受け専用皿15の外周部に当接しているため、灰受け専用皿15を固定することが可能である。
【0046】
なお、図2において1501は、前記灰受け専用皿の上部に対角線状に掛け渡した把持部であり、この把持部1501には係止孔1502を形成しており、この係止孔1502に鉤状の金具を入れることで、灰受け専用皿15の設置及び取り出しを容易としている。
【0047】
また、図3において、ガスバーナー14は、多数個のガス噴出孔1404が内周側に形成された中空のリング状の本体部1403と、この本体部1403に連設されるとともに、内部において本体部1403の内部と連通している混合管1405を備えている。
【0048】
そして、ガスバーナー14の基端部は、前記内胴3及び外胴2に形成したバーナー挿入部(図示せず)を介して炭火ロースター1の外部に延出されるとともに、図示しないガス供給管に連結されており、これにより、前記ガスバーナー14にガスを供給可能としている。
【0049】
次に、図において17は吸煙リングである。即ち、本実施例の炭火ロースター1では、前記吸煙空間5の上方に、吸煙空間5の上部を閉鎖するような配置で吸煙リング17を備えている。そして、この吸煙リング17は、複数個の吸煙窓1701を備えたリング状としており、その上端側を前記外胴2の内周壁の上部近傍に当接させつつ、その下端を、前記内胴3の係止縁部4の内周側に配置している。
【0050】
そして、吸煙リング17は、前記吸煙窓1701によって前記吸煙空間5と網10の上方空間とを連通しており、これにより、吸煙窓1701を介して、調理の過程で発生した煙を吸煙空間5に吸引することとしている。
【0051】
即ち、前記外胴2の排気口203に連結した排気ダクトに備えたファンを駆動することで、吸煙空間5内の空気を排気ダクト側に吸い出すと、網10の上方空間の空気が吸煙窓1701を介して吸煙空間5内に吸引されるとともに、この吸煙空間5内に吸引された空気は排気口203を介して排気ダクトに導かれるために、これにより、調理の過程で発生した煙を室内に出さずに排気することが可能となる。
【0052】
次に、このように構成される本実施例の炭火ロースター1の作用について説明すると、本実施例の炭火ロースター1で加熱調理を行う場合には、内胴3内の底部分に冷却水を入れ、炭コンロ6内に炭9を入れ、その状態でガスバーナー14に着火して、炭の火起こしを行う。そして、炭9の火起こしが完了した後に、ガスバーナー14を消火して炎を消すとともに、網10上に肉、野菜等の食材を載せ、それにより、炭の火力によって網10上の食材を加熱する。
【0053】
そうすると、網10上で食材の加熱調理を行うことができるとともに、灰は主に、灰受け専用皿15内に落下する。
【0054】
そのため、炭火ロースターの使用の後は、灰受け専用皿15内の灰を廃棄するのみでよく、灰受け11の掃除等は、炭火ロースターの使用の度毎に行う必要が無く、間隔を置いて定期的に行うのみでよい。
【0055】
そしてこのとき、本実施例の炭火ロースター1では、灰受け専用皿15の外径をガスバーナー14の内径よりも小さくしているため、灰受け専用皿15を取り出して灰を処分するに際しては、灰受け専用皿15を上方に持ち上げることのみでよく、ガスバーナー14を取り外すことが不要であり、従って、灰受け専用皿内の灰の処理が極めて容易である。
【0056】
また、本実施例では、灰受け専用皿15を灰受け11内に載置した際に、灰受け専用皿15の上端部分の外周がバーナー受け金具16の支持部1603の先端面1605に当接するようにし、バーナー固定金具16の支持部1603によって灰受け専用皿15の位置決めを行うことを可能としているため、灰受け専用皿15を正確及び確実に灰受け11内に入れることができ、また、灰受け11内に灰受け専用皿15を入れた後は、灰受け専用皿15の位置を固定することが可能である。
【0057】
このように、本実施例の炭火ロースター1では、灰受け専用皿15を灰受け11内に載置しているとともに、この灰受け専用皿15は上方に持ち上げることのみで取り出すことができ、取り出しに際してガスバーナーを取り出すことが不要であるため、使用後の灰の処理が容易である。
【産業上の利用可能性】
【0058】
本発明の炭火ロースターでは、使用後の灰の処理を容易にしていため、炭火ロースターの全般に適用可能である。
【符号の説明】
【0059】
1 炭火ロースター
2 外胴
201 係止棚
202
203 排気口
204 グリスフィルター
205 ダンパー
3 内胴
4 係止縁部
401 載置棚部
402 上部側壁部
403 係止部
5 吸煙空間
6 炭コンロ
7 縁部
8 ロストル
9 炭
10 網
11 灰受け
12 係止縁部
13 係止棚
14 ガスバーナー
1401 脚部
1402 挿入部
1403 混合管
15 灰受け専用皿
1501 把持部
1502 係止孔
16 バーナー受け金具
1601 当接部
1602 立ち上り部
1603 支持部
1604 挿入孔
1605 支持部の先端面
17 吸煙リング
T1 テーブル天板
T2 テーブル天板に形成した切り欠き

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーブル天板に形成された切り欠き内に係止されるとともに、任意の箇所に排煙手段が連結される外胴(2)と、
周辺部任意の箇所において前記外胴(2)の内壁との間に吸煙空間(5)が形成されつつ前記外胴(2)内に係止される内胴(3)と、
該内胴(3)内に配設された、使用に際して内部に炭が載置される炭コンロ(6)と、
該炭コンロ(6)の上方側に配置される調理部(10)と、
前記吸煙空間(5)の上部を閉鎖する吸煙リング(17)と、
前記内胴(3)内における前記炭コンロ(6)の下方に係止される灰受け(11)と、
該灰受け(11)上に載置固定されるリング式のガスバーナー(14)と、を具備するガス着火式の炭火ロースターにおいて、
前記灰受け(11)内に、前記リング式のガスバーナー(14)の内径よりも小さい外径を有する灰受け専用皿(15)を取り外し自在に載置し、炭コンロ(6)から落下する灰を灰受け専用皿(15)において受けることを可能にした、ことを特徴とする炭火ロースター。
【請求項2】
前記ガスバーナー(14)は、先端部に挿入部(1402)を有した複数本の脚部(1401)を備え、前記灰受け(11)は、前記ガスバーナー(14)の前記挿入部(1402)を挿入可能な挿入孔(1604)が形成されたバーナー固定金具(16)を備え、前記挿入孔(1604)内に前記挿入部(1402)を挿入することで、前記灰受け(11)上にガスバーナー(14)を載置固定可能にするとともに、前記バーナー固定金具(16)の先端面を前記灰受け専用皿(15)の外周部に当接可能とし、バーナー固定金具(16)の先端面によって前記灰受け専用皿(15)の位置決めを行うこととしたことを特徴とする請求項1に記載の炭火ロースター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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