説明

炭粉入り樹脂発泡体

【課題】 本発明は、炭粉入り樹脂発泡体を提供することを課題とする。
【解決手段】 湿り気を有する粉末状の炭粉を用いることにより炭粉の吸湿作用を抑制して供給水分の度合いを維持して粉粒状の可塑性樹脂材との混合を良好にして混合物の円滑な発泡を促し、かつ発泡された可塑性樹脂材に多数形成される細孔と、該細孔部分に炭粉、鉱石粉を露出させることができて、この結果、炭粉、鉱石粉の有する消臭・調湿機能を有効的に発揮させることができて、これらにより炭粉入り樹脂発泡体に多数形成される細孔と、炭粉、鉱石粉との相乗作用とが相俟って、より効果的な消臭・調湿機能、浄化機能、断熱・防音機能を発揮することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消臭・調湿機能を有する炭粉や鉱石粉などの効用をより有効的に発揮させて、空気清浄材、調湿材、水質浄化材、消臭材、断熱・防音材、寝具材などに使用される炭粉入り樹脂発泡体に関する。
【背景技術】
【0002】
炭入りの樹脂発泡材としては、例えば、特許文献1に示される米ぬか除去材として使用されたタピオカパールを用いた発泡体が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献1】特許第4009906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1のものは、米ぬか除去材として使用されたタピオカパールを用いることが特徴のものであるが、米ぬか除去材として糠に付着させて使用されたタピオカパールは200回以上も使用されると本来産業廃棄物として処理される範疇に属するものである関係上、最近これの入手が困難になりつつある恐れがあり、継続安定的な材料入手に不安があるものである。
【0004】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、安定的に製造できて使用時の効用が高い炭入り樹脂発泡体を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前述の課題解決のために、第一に、湿り気を有する粉末状の炭粉と、粉末状の消臭・調湿機能を有する鉱石粉と、粉粒状の可塑性樹脂材と、水とを予め混合して流動性を確保した湿潤状態の混合物に形成し、該混合物を圧力下で更に混合・発熱・溶融した後、大気中に吐き出し、水発泡手段で発泡させる押出成形機にて連続紐状に成形してなる炭粉入り樹脂発泡体を得ることを特徴とする。
【0006】
従って、湿り気を有する粉末状の炭粉を用いることにより粉粒状の可塑性樹脂材との混合を良好にして混合物の円滑な発泡を促し、かつ発泡された炭粉入り樹脂発泡体に多数形成される細孔と、炭粉、鉱石粉の有する消臭・調湿機能の相乗作用とが相俟って、より効果的な消臭・調湿機能、浄化機能、断熱・防音機能を発揮することができる。
【0007】
第二に、重量比で、水以外を100%とした場合、炭粉を30%〜40%と、鉱石粉を10%〜20%と、可塑性樹脂材を35%〜45%としてなることを特徴とし、炭粉の機能を有機的に充分に活用できてさらに効果的な消臭・調湿機能、浄化機能、断熱・防音機能を発揮することができる。
【0008】
第三に、押出成形機のシリンダー内で発熱する混合物温度を170℃〜210℃として押出成形してなることを特徴とし、これにより良好な押し出し成形と樹脂発泡ができる。
【0009】
第四に、鉱石粉を、粉末状の福光石粉、ゼオライト粉、ベントナイト粉のいずれか、若しくはこれらの混合物粉としたことを特徴とし、これによりする消臭・調湿機能を有する福光石や、ゼオライトの機能を有効に活用することができる。
【0010】
第五に、連続紐状に成形した炭粉入り樹脂発泡体を短い円柱に切断成形してなることを特徴と、各種の製品形態に応じて炭粉入り樹脂発泡体を活用することができる。
【0011】
第六に、連続紐状に成形した炭粉入り樹脂発泡体の複数本を、並設連接して板状片に構成したことを特徴とし、板状片に構成した樹脂発泡体を壁材、靴の下敷き、荷造り材など各種の製品形態に応じて活用することができる。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、湿り気を有する粉末状の炭粉を用いることにより炭粉の吸湿作用を抑制して供給水分の度合いを維持して粉粒状の可塑性樹脂材との混合を良好にして混合物の円滑な発泡を促し、かつ発泡された可塑性樹脂材に多数形成される細孔と、該細孔部分に炭粉、鉱石粉を露出させることができて、この結果、炭粉、鉱石粉の有する消臭・調湿機能を有効的に発揮させることができて、これらにより炭粉入り樹脂発泡体に多数形成される細孔と、炭粉、鉱石粉との相乗作用とが相俟って、より効果的な消臭・調湿機能、浄化機能、断熱・防音機能を発揮することができる。
【0013】
請求項2の発明によれば、可塑性樹脂材を35%〜45%として石油製品が半分以下となるように環境問題に対して配慮をすることができ、さらに炭粉を30%〜40%とにして、炭粉の有する消臭・調湿機能を有効的に充分に活用することができ、さらに鉱石粉を10%〜20%とにすることで、鉱石粉の有する消臭・調湿機能も有効的に発揮させることも可能で、炭粉入り樹脂発泡材の発泡に伴う膨張形態により緩衝材やクッション材としての機能を有して、これらにより炭粉の機能を有機的に充分に活用できてさらに効果的な消臭・調湿機能、浄化機能、断熱・防音機能を発揮することができる。
【0014】
請求項3の発明によれば、可塑性樹脂材が溶ける温度が150℃以上、炭が燃焼気化する温度が220℃であることを考慮して、押出成形機のシリンダー内で押し出しスクリューに押し出される際に自発熱する混合物温度を170℃〜210℃の範囲となるように押し出しスクリューの回転を低速制御にして、適正な押し出し速度として炭粉入り可塑性樹脂体を円滑に押出成形することができて、これにより良好な押し出し成形と樹脂発泡ができる。
【0015】
請求項4の発明によれば、鉱石粉を、島根県大田市仁摩町付近から産出される消臭・調湿機能に優れる福光石を粉末状として使用し、さらに島根県内の各所より産出される消臭・調湿機能に定評のある天然ゼオライトやベントナイトを粉末状として使用することにし、これら福光石粉とゼオライト粉、ベントナイト粉のいずれか、若しくはこれらの混合物粉として使用することにより、島根県産の地域資源として有効な消臭・調湿機能に優れた福光石や、ゼオライトの機能を有効に活用することができる。
【0016】
請求項5の発明によれば、連続紐状に成形した炭粉入り樹脂発泡材を短い円柱に切断成形してなり、消臭材、調湿材、枕や寝具マットなど、各種の製品形態に応じて炭粉入り樹脂発泡材を活用することができる。
【0017】
請求項6の発明によれば、連続紐状に成形した炭粉入り樹脂発泡体の複数本を、樹脂発泡直後の熱溶着作用を利用して圧力をかけて並設連接して板状片に構成して、壁材や靴内の下敷き、荷造り材など各種の製品形態に加工して活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】ミキサー装置と押出成形装置を示す概略説明図である。
【図2】押出成形装置の形態を示す概略説明図である。
【図3】炭粉入り樹脂発泡体の概略斜視図である。
【図4】炭粉入り樹脂発泡体の要部拡大図である。
【図5】炭粉入り樹脂発泡体の板状片を示す概略斜視図である。
【図6】炭粉入り樹脂発泡体チップ(大)の使用説明図である。
【図7】炭粉入り樹脂発泡体チップ(小)の使用説明図である。
【図8】炭粉入り樹脂発泡体の使用説明図である。
【図9】炭粉入り樹脂発泡体の板状片を活用した使用説明図である。
【図10】炭粉入り樹脂発泡体を荷造りクッション材に活用した使用説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に具体的な実施形態例を説明する。図1は押し出し成形装置1の概略説明図である。同図において符号2はスクリューケース等の搬送通路を示している。この搬送通路2内には、中空な筒状の空間が形成されており、この搬送通路2の軸方向の一端(搬送方向下手側)にダイス3が設けられている。図2(A)に示すようにダイス3には複数のダイス孔3aが穿設されている。なお、このダイス孔はダイスの中央に一個でも良い。また、ダイスの形態を図2(B)に示すように末広がり状に形成した通路4aにして、複数のダイス孔4bを横に連接した配列となしてダイスの出口4cで合流するようにしてもよい。ダイス孔の直径サイズは3ミリを標準として、製品形態に応じて各種のダイスを用意して交換着脱にするものである。
【0020】
上記押出成形装置1の搬送通路2の空間には、搬送手段5のストレートスクリュー6が1軸若しくは2軸配設されており、このストレートスクリュー6の基端は、減速機7を介してモーター等の駆動源8に連結されている。
また、搬送通路2には、成形材料を搬送通路2内に供給するホッパー9が設けられており、ホッパー9内部の空間と搬送通路2内の空間が連通されている。
以上のごとき構成であるから、ホッパー9を通して、流動性を有する成形材料を搬送通路2に供給し、搬送手段5の駆動源8を作動させれば、ストレートスクリュー6が回転して成形材料は加圧されながらダイス3に向かって搬送される。すると成形材料は、ダイス3の孔と同一断面に成形されてダイス3の出口から排出されるから、所定の断面形状を有する成形体を形成することができる。
なお、上述した例では、ホッパー9を通して成形材料を搬送通路2内に供給する場合を説明したが、搬送通路2内に成形材料を供給する方法は特に限定されない。
さらになお、ダイス3の出口から所定の長さだけ排出された成形材料を切断手段によってダイス3の出口表面と平行な方向に沿って切断すれば、所定の長さ、所定の断面形状を有する粒状体を製造することも可能である。
【0021】
ホッパー9には予めミキサー装置11で混合した成形材料を供給する。本発明の実施態様では、水以外を100%とした場合、水分含有率を20%くらいとした湿り気を有する粉末状の炭粉(木炭、若しくは竹炭)Cを30%〜40%と、粉末状の消臭・調湿機能を有する鉱石粉(島根県産の福光石、天然ゼオライト、又はベントナイトのいずれか、若しくはこれらの適宜組み合わせ混合物)Kを10%〜20%と、粉粒状の可塑性樹脂材(ポリプロピレン、グリーンチョイス(生分解性樹脂))Pを35%〜45%として、ミキサー装置11内に入れてミキサー10で攪拌し、水を混合物全体に対して10%〜15%入れて混合してサラサラ状で流動性を確保した湿潤状態の混合物に形成する。
このように、予め混合してサラサラと流れる程度に流動性を確保した湿潤状態の成形材料の混合物を、ホッパー9を通して成形材料を搬送通路2内に供給するとストレートスクリュー6の搬送力を受ける圧力下で更に混合・発熱・溶融した後、ダイス3の孔出口から大気中に吐き出されて、水発泡手段で発泡されて押出成形機1にて成形材料が連続紐状に発泡成形されて炭粉入り樹脂発泡体12が成形される。
【0022】
上記のように、湿り気を有する粉末状の炭粉Cを用いることにより、ミキサー装置11内および搬送通路2内での炭粉Cの水分吸湿作用を抑制して当初設定した混合成形に必要な供給水分の度合いを維持して粉粒状の可塑性樹脂材(ポリプロピレン)Pとの混合を良好にして混合物の円滑な発泡を促し、かつ発泡された炭粉入り樹脂発泡体12に発泡時の気泡跡として多数形成される細孔13と、該細孔13部分に炭粉C、鉱石粉Kを露出させることができ、この結果、炭粉C、鉱石粉Kの有する消臭・調湿機能を有効的に発揮させることができて、これらにより炭粉入り樹脂発泡体12に多数形成される細孔13と、炭粉C、鉱石粉Kとの相乗作用とが相俟って、より効果的な消臭・調湿機能、浄化機能を発揮し、また炭粉入り樹脂発泡材12の発泡構成により、断熱・防音機能を発揮することができる。
【0023】
地球環境維持の観点から、可塑性樹脂材Pを35%〜45%として石油製品が半分以下となるように環境問題に対して配慮をすることができ、さらに炭粉Cを30%〜40%とにして、炭粉Cの有する消臭・調湿機能を有効的に充分に活用することができ、さらに鉱石粉Kを10%〜20%とにすることで、鉱石粉Kの有する消臭・調温機能も有効的に発揮させることができ、炭粉入り樹脂発泡体12の発泡に伴う膨張形態により緩衝材やクッション材としての機能を有して、これらにより炭粉Cの機能を有機的に充分に活用できてさらに効果的な消臭・調湿機能、浄化機能、断熱・防音機能を発揮することができる。
鉱石粉Kは、島根県大田市仁摩町付近から産出される消臭・調湿機能に優れる福光石を粉末状として使用し、さらに島根県内の各所より産出される消臭・調湿機能に定評のある天然ゼオライトを粉末状として使用することにし、これら福光石粉とゼオライト粉のいずれか、若しくはこれらの混合物粉として使用することにより、島根県産の地域資源として有効な消臭・調湿機能に優れた福光石や、ゼオライトの機能を有効に活用することができる。
【0024】
前記の押出成形機1の搬送通路(シリンダー)2内で発熱する成形材料の混合物温度を170℃〜210℃として押出成形するものである。これは、可塑性樹脂材としてのポリプロピレンPが溶ける温度が150℃以上、炭Cが燃焼気化する温度が220℃であることを考慮して、押出成形機のシリンダー2内で押し出しスクリュー6で押し出される際に自発熱する混合物温度を170℃〜210℃の範囲となるように押し出しスクリューの回転を低速制御にして、適正な押し出し速度として炭粉入り可塑性樹脂材Pを円滑に押出成形することができて、これにより良好な押し出し成形と樹脂発泡ができる。
また、炭粉Cや鉱石粉Kの影響で押し出し抵抗が大なる時には、流動促進材として成形材料に環境面に良い植物油を少量添加しておくと良い。
【0025】
連続紐状に成形した炭粉入り樹脂発泡体12を前記[0020]欄で説明した方法で短い円柱14に切断成形してなり、消臭材、調湿材、枕や寝具マットなど、各種の製品形態に応じて炭粉入り樹脂発泡体を活用することができる。
例えば、図6に示すものは、親指くらいの太さの炭粉入り樹脂発泡材チップ14としてこれの多数をネット袋Nに詰めることにより、居住室内、車輌室内の空気浄化、水タンクや水道水などの水質浄化に使用することができる。
【0026】
図7に示すものは、小豆くらいの小粒な炭粉入り樹脂発泡材チップ14として、これの多数を寝具用の枕に使用した例である。試験的に試供したユーザーからはいずれも安眠につながるとの好評を得ているものである。
小粒な炭粉入り樹脂発泡材チップ14にするには、炭粉入り樹脂発泡体12を粉砕装置にかけて粉砕すると効率的に製作できる利点がある。
また、図8に示すものは、寝具マットXの横方向に多数の袋部Yを設けて、この袋部Yに小粒な炭粉入り樹脂発泡材チップ14を封入したものであり、この寝具マットXも試験的に試供したユーザーからはいずれも安眠につながるとの好評を得ているものである。
【0027】
図2(B)のダイスによると、末広がり状に形成した通路4aに押出成形機のシリンダー2内から押し出しスクリュー6で成形材料が押し出され、次に横方向に連接した配列となした複数のダイス孔4bに押し込まれて、ダイスの出口4cで発泡されて紐状になり、その後、紐状の各発泡材がダイスの出口4cで圧力を受けながら合流するので、連続紐状に成形した炭粉入り樹脂発泡材12の複数本が、樹脂発泡直後の熱溶着作用を利用することによりダイスの出口4cで圧力をかけながら合流接合して並設連接された板状片に構成る。この板状片15の形態を図5に示す。
図9は、該板状片15の片面若しくは両面に表面に複数本の樹脂発泡材12に架橋される不織布などの薄生地材16を貼り付け形成することにより、板状片15の並設連接構成の連接状態を維持して、壁材や靴内の下敷きなど各種の製品形態に加工して活用することができる。
図10に示すものは、炭粉入り樹脂発泡体12,15を荷造りクッション材や敷物にして、緩衝材、アセチレンガスの吸着用として活用した段ボール箱D梱包例を示すもので、生鮮食品、果物の荷造り搬送などに適するものである。
【産業上の利用可能性】
【0028】
このように、予め混合して流動性を確保した湿潤状態の成形材料の混合物を、ホッパー10を通して成形材料を搬送通路2内に供給するとストレートスクリュー6の搬送力を受ける圧力下で更に混合・発熱・溶融した後、ダイス3の孔出口から大気中に吐き出されて、水発泡手段で発泡されて押出成形機1にて成形材料が連続紐状に発泡成形されて炭粉入り樹脂発泡体12が成形される。成形材料の水分が多いと搬送通路2内での滑りが良すぎて発泡圧力が低下して成形材料の発泡が損なわれる結果、硬いものができる。
したがって、搬送圧力や水分量などに応じる発泡度合いによって成形された発泡体の硬さが異なるので、用途に応じていろいろと調整することができる。成形材料に発泡促進補助材として粉砕紙を入れると成形材料が軽くできて発泡が良好になる。樹脂を減らすためと難燃剤を入れるために猫砂などに使用される粘り気のあるデオライト(粘着剤)を入れても良い。本発明の炭粉入り樹脂発泡体を天井、床下などに充填して消臭機能とともに、結露防止、断熱、防音機能を発揮しても良い。
また、本発明では炭粉入り樹脂発泡体12を並設連接して板状片15に構成する実施例を説明したが、ダイス3の出口圧力を高めることにより、表裏の表面を平坦にしたテープ状の一体シートを作成するようにしても良い。その場合には細孔13は残余した状態を維持されているので炭粉入り樹脂発泡体12の機能性を発揮することができる。
さらに、炭粉入り樹脂発泡体12を縄のように編んだりすることも可能であり、インテリヤとしての壁掛け材や足踏みマット材としての敷物、マフラーなどの衣装としても利用でき、各種製品に活用することができる。
【符号の説明】
【0029】
1 押出成形装置
12 炭粉入り樹脂発泡体
C 炭粉
K 鉱石粉
P 可塑性樹脂材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
湿り気を有する粉末状の炭粉と、粉末状の消臭・調湿機能を有する鉱石粉と、粉粒状の可塑性樹脂材と、水とを予め混合して流動性を確保した湿潤状態の混合物に形成し、該混合物を圧力下で更に混合・発熱・溶融した後、大気中に吐き出し、水発泡手段で発泡させる押出成形機にて連続紐状に成形してなることを特徴とする炭粉入り樹脂発泡体。
【請求項2】
水以外を100%とした場合、炭粉を30%〜40%と、鉱石粉を10%〜20%と、可塑性樹脂材を35%〜45%としてなることを特徴とする請求項1に記載の炭入り樹脂発泡体。
【請求項3】
押出成形機のシリンダー内で発熱する混合物温度を170℃〜210℃として押出成形してなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の炭入り樹脂発泡体。
【請求項4】
鉱石粉を、粉末状の福光石粉、ゼオライト粉のいずれか、若しくはこれらの混合物粉としたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載の炭入り樹脂発泡体。
【請求項5】
連続紐状に成形した炭粉入り樹脂発泡体を短い円柱に切断成形してなることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載の炭入り樹脂発泡体。
【請求項6】
連続紐状に成形した炭粉入り樹脂発泡体の複数本を、並設連接して板状片に構成したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載の炭入り樹脂発泡体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−163583(P2010−163583A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−29073(P2009−29073)
【出願日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【出願人】(507274375)
【Fターム(参考)】