説明

無線デバイスにおける遊休モードを制御するための装置および方法

無線デバイスにおける遊休モードの制御のための装置および方法が開示される。
特に、アクセスポイント(AP)によるプリアンブル送信の遊休モードデューティサイクルは、例として、無線隣接の決定された状態に応答して変更可能に、または適応設定される。
決定された状態は、別の無線デバイスが感知無線デバイスの近傍に存在するか否か、および、それらが遊休モードかアクティブモードかなど、それらのデバイスの現在の状態を含む。

【発明の詳細な説明】
【米国特許法119条に基づく優先権の主張】
【0001】
本出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に組み込まれる、2008年9月12日に出願された「アクセスポイントおよび中継器のための遊休モード動作(IDLE MODE OPERATION FOR ACCESS POINTS AND RELAYS)」と題する米国仮出願61/096,718号の優先権を主張する。
【技術分野】
【0002】
本開示は一般に無線デバイスにおける遊休モードを制御するための装置および方法に関し、さらに詳細には、無線デバイスのウェイクアップデューティサイクルの制御された変化を通してアクセスポイントまたは中継器の遊休モードを制御することに関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信の展開モデルは、現在、低コストノードの密ネットワークを介してカバレッジおよび大容量を可能にするところで出現している。これらのノードは、有線アクセスポイント(AP)あるいは無線中継局(RS)のいずれかである。そのような展開のコスト効率は、低いデバイスコストだけでなく、さらに重要なことには、サイトの獲得、レンタル及びメンテナンスのコスト削減によって達成される。これに関連して、例えば、代替電源を備えるコードレスまたは無線RSを、ソーラー電源を利用するによって動作可能にすることは、いくつかの展開シナリオにおいて効率的であることが証明されている。あるいは、停電に対する頑強性を確実にするために別途要求される代替電源を有さないAPを展開することは、また、展開コストの大きな削減をもたらす。両方の場合において、非アクティブな期間または遊休期間(idle period)の間の電力消費を大幅に削減するAPまたはRSの能力が望まれる。
【0004】
スリープモードおよび遊休モード(idle mode)など電力節約動作の様々な形態は、IEEE標準802.11のノード、および、ユーザ機器(UE)、アクセス端末(AT)、あるいは別のポータブルデバイスのバッテリ寿命を改善するためのポータブルデバイスセルラ無線標準で知られている。まず前者の例を見ると、ネットワークノードに関する電力効率の良い動作のコンセプトが、メッシュWi-Fiネットワークで電力効率の良い転送を可能にするIEEE標準802.11において知られている。802.11でサポートされる既知の電力節約(PS)モードは、無線ノードがトラフィックを受信、送信、および/または転送するために所定の定期的なスケジュールでオンの状態を維持するアクティブスリープモードの一形態とみることができる。電力節約の802.11 PS形態は潜在的に任意のノードに適用可能で、メッシュ動作を容易にし、そこでは電池式デバイスがトラフィックを転送するために使用されうる。そしてそれは、セルラAPおよびRS(または、ピア・ツー・ピアモードのAT)に適用されうると考えられる。しかし、PSモードはアクティブスリープモードの一例であること、および、アクティブ時のデューティサイクルがセルラシステムの遊休モードデューティサイクルと比較して著しくより大きいこと、そしてそのために有効な電力節約を提供しないであろうことに注意されたい。
【0005】
無線セルラシステムにおいて、ユーザ機器(UE)、AT、または別のポータブル機器機能の電力節約動作は、「遊休モード」および様々な形態のアクティブ「スリープモード」である。最適化された遊休モードにおいて、例えば、ATアクティビティの平均的なデューティサイクルは、典型的に、標準的なデューティサイクルの数パーセントの範囲内である。遊休モードのATは、ページングチャネルを監視し、可能性のあるサービングAPおよび候補のサービングAPを追跡し、遂には候補のサービングAPを切り換え(すなわち、遊休ハンドオフを実行)、ページングゾーン変更の場合に登録するために、周期的にウェイクアップする。追加の動作は、初期アクセス等を実行するために、必要に応じてAPパラメータを更新することを含む。
【0006】
規定のウェイクアップサイクルは、通常、デバイスタイプおよび予想されるアプリケーションに依存して、約500msから数秒の間の値をとるページングサイクルに拘束される。セルラシステムの遊休モード設計は、APが常にアクティブであり、ATのアクセスまたはハンドイン(hand-in)の機会に加えて、数十ミリ秒以下の固定周期で通常のパイロット送信を提供することを仮定する。この仮定は実質的にATでの遊休モード設計を容易にするが、それは、APの電力効率的な動作を妨害する。
【0007】
しかしながら、上述の遊休モードまたはスリープモードをサービングAP、RS、または、ピア・ツー・ピア状況にあるサービングATなどのノードデバイスに適用することは知られておらず、既知の技術をAPまたはRSに厳密に適用することは、有効で十分な電力節約に帰着することもなく、APまたはRSの要求に合致する動作を提供することもできない。それゆえ、電力節約を生み出すために、APまたはRS(または、ピア・ツー・ピア・モードのサービング機器として動作するAT)において遊休モード動作の有効な実施を達成する技術を提供することは有益である。
【発明の概要】
【0008】
ある態様において、無線デバイスの遊休モードを制御するための方法が開示される。その方法は、無線デバイスの隣接状態(neighborhood condition)を決定することを含む。さらに、その方法は、決定された隣接状態に応じて、少なくとも無線デバイスによるプリアンブル送信に使用される遊休モードデューティサイクルを適応設定することを含む。
【0009】
別の態様において、無線デバイスの遊休モードを制御するための装置が開示される。その装置は無線デバイスの隣接状態を決定するための手段を含む。加えて、その装置は、決定された隣接状態に応じて、少なくとも無線デバイスによるプリアンブル送信に使用される遊休モードデューティサイクルを適応設定するための手段を含む。
【0010】
さらに別の態様において、無線デバイスの遊休モードを制御するための装置が開示される。その装置は、無線デバイスの隣接状態を決定するように構成された少なくとも1つのプロセッサを特色とする。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、また、決定された隣接状態に応じて、少なくとも無線デバイスによるプリアンブル送信に使用される遊休モードデューティサイクルを適応設定するように構成され、メモリは、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶するように構成される。
【0011】
さらにもう一つの態様において、コンピュータ読み取り可能媒体を備えるコンピュータプログラム製品が開示される。その媒体は、コンピュータに、無線デバイスの隣接状態を決定させるためのコードを含む。その媒体は、また、コンピュータに、決定された隣接状態に応じて、少なくとも無線デバイスによるプリアンブル送信に使用される遊休モードデューティサイクルを適応設定させるためのコードを含む。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、この装置および方法が利用されるネットワークアーキテクチャの一例である。
【図2】図2は、無線デバイスの遊休モードデューティサイクル、およびデューティサイクルの間に発生する機能を例示するタイムラインである。
【図3】図3は、様々な開示される方法論に従って、遊休モードデューティサイクルの適応設定が実行されるネットワークの一部を例示する。
【図4】図4は、プリアンブルの交互の送信および受信に従って、遊休モードデューティサイクルの適応設定が実行されるネットワークの一部を例示する。
【図5】図5は、遊休モードデューティ周期の適応設定が、要求されたプリアンブル送信を介して実行される、ネットワークの一部を例示する。
【図6】図6は、本開示に従って、遊休モードデューティサイクルの適応設定を含む無線デバイスを例示する。
【図7】図7は、遊休モードデューティサイクルの適応設定のための例示的な方法を示す。
【図8】図8は、遊休モードデューティサイクルの適応設定を実行するために無線デバイスにおいて使用される別の装置を例示する。
【発明の詳細な説明】
【0013】
ここに開示される方法および装置は、アクセスポイント(AP)、中継局(RS)、および、ピア・ツー・ピアネットワークで動作するATなどの無線デバイスにおいて電力効率のよい遊休モード動作を提供する。特に、本開示は、無線デバイスの近傍または隣接にある別の無線デバイスの存在および状態などの隣接状態に適合される無線デバイスの遊休モード動作のためのデューティサイクルの適応設定を教示する。隣接状態に基づいてデューティサイクルを適応的に設定または変更することによって、所与の状態に対して実行できる最も効率的な遊休モード電力の使用を得ることができる。
【0014】
本明細書に記述される技術は、マイクロセルまたは3Gマイクロネットワークを備えるセルラネットワークなどを含む様々な無線通信ネットワークに対して使用されうる。ネットワークは、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、単一キャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワークなどとして構成される。「ネットワーク」および「システム」という用語はしばしば交換可能に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線テクノロジーを実施する。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)および低チップレート(LCR)を含む。cdma2000はIS−2000、IS−95、およびIS−856標準をカバーする。TDMAネットワークは、汎ヨーロッパデジタル移動通信システム(GSM(登録商標))などの無線テクノロジーを実施する。OFDMAネットワークは、次世代UTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュOFDM(Flash−OFDM)などの無線テクノロジーを実施する。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、万国移動通信システム(UMTS)の一部である。ロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)は、E−UTRAを使用するUMTSの近日リリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の団体からの文書に記述されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の団体からの文書に記述されている。本明細書に記述される技術は、4Gとしてよく知られるIMTアドバンスド(Mobile Telecommunications-Advanced)などの将来のテクノロジー、または、メッシュネットワーク、マイクロセルまたはマイクロネットワーク、フェムトセルネットワーク、ピコセルネットワーク、ピア・ツー・ピア、あるいは別の同様の方式を用いる現在または未来の任意の別のテクノロジーに適用されうる。
【0015】
開示される方法および装置を説明するために本明細書に使用される用語はアクセスポイント(AP)および中継局(RS)を指すが、これらの用語は、基地局、ノードB、発展型ノードB(eNodeBまたはeNB)、中継器、または等価デバイスを含むことが理解される。さらに、本明細書で使用されるようなアクセス端末(AT)という用語は、ユーザ機器(UE)、モバイルデバイス、端末、無線通信デバイス、加入者局(SS)などの用語、あるいは、別の等価的な用語によって記述されるデバイスを包含することが理解される。
【0016】
図1は、この装置および方法が利用されるネットワークアーキテクチャの一例を示す。ネットワーク100は、メッシュタイプのネットワーク、マイクロセルまたはマイクロネットワーク、フェムトセルネットワーク、ピコセルネットワーク、Wi-Fi、または、異なるタイプのノードまたはAP、セルラまたはその他の組み合わせの異種ネットワーク(heterogeneous network)である。ネットワーク100は、ネットワークサービスをAT 104などのATに提供するAP 102を含む。加えて、有線ネットワーク106に接続されるAP 102が示される(それは、また、通常の電源に有線接続される)。
【0017】
別のAP 108と無線でネットワーク接続するAP 102がさらに示され、それは、通常の電源に有線接続されない。AP 108は、AT 110にネットワークサービスを提供する。ピア・ツー・ピア通信の例として、別のAT 112と通信状態にあるAT 110が示される。ある態様において、現在開示される装置および方法は、AT 112などの別のATからのビーコンを検出する際にAT 110などのATで実施されうる。図1は、また、AP 108と通信状態にある中継局RS 114を例示する。RS 114は、1つのAP(例えば、AP 108)から1つ以上の別のAP(例えば、AP 116)への無線通信の中継または反復を実行する。
【0018】
図1に例示されるAPは、アクティブATと遊休ATの両方による発見を可能にし、加えて、隣接するAPによる発見を可能にするプリアンブルまたは別の類似の識別信号を同報するように構成されることに注意されたい。さらに、1つ以上のAPは遊休モードを演じ、それは、APの一部が、電力節約のために停止することまたは削減された電力で動作することを可能にする。APは、従って、電力節約遊休モードとプリアンブル送信のためのウェイクアップとを切り替えるデューティサイクルを利用するであろう。よって、現在開示される装置および方法は、隣接するデバイスの存在(例えば、ATまたは別のAPの存在)および隣接するデバイスの状態(例えば、遊休またはアクティブ)という2つの状態のうちの少なくとも1つに対応するデューティサイクルの適応的な設定または変更を用いたAP遊休モードの実施を含む。本出願の目的のため、これらの少なくとも2つの状態は、集合的に「隣接状態」という用語で呼ばれ、それは、APの隣接または領域にある別のデバイス(例えば、AP、RS、あるいはAT)の存在(または、その欠乏)と、これら別のデバイスの状態または要求のうちの少なくとも1つを含む。
【0019】
APで遊休モードを実施することを考慮する際、多数の考慮が実行されるべきであることに注意されたい。最初の考慮はAPにおける待ち時間である。最初にAPが作動してから接続状態に遷移するまで全体的な遅延は最大数秒まで許容可能である。ある態様において、遊休APは、プッシュ・ツー・トーク(Push to Talk:PTT)アプリケーションなどの迅速な呼設定を要求するアプリケーションを可能にするために、ページ受信の成功から約200msの間に接続状態に遷移することができる必要がある。接続されたATの場合は、スイッチング(ハンドオフ)待ち時間は50msのオーダー程度である必要がある。
【0020】
別の考慮はネットワークにおけるデバイスの移動性(mobility)である。一態様において、国際モバイル通信アドバンスド(International Mobile Telecommunications Advanced:IMT-A)などの無線標準要求と一致するように、比較的高速(例えば、最大350km/hに達する速度)の高い移動性がAPによってサポートされる必要がある。しかし、そのような高い移動性をサポートすることは、特に、小さいセルのカバレッジエリアによって特徴付けられる低コスト低電力のAPまたはRSの場合は難しい。より高速の移動性は、ユビキタスなカバレッジを確実にするために存在する低密度の重複マクロセルラ展開によって処理され、ゆえに、安定した電源を用いた高い送信電力によって特徴付けられる。しかし、電源節約動作は、特に、人口密集エリアにおいて高い容量を標的にする低コストのアンダーレイマイクロセルラ展開に有益である。このように、人口密集エリアにおける移動速度が平均的にいくらかより少ないと仮定すると、ある態様において、そのようなマイクロセルラネットワーク内の最大で毎時約60kmの移動性がサポートされ、かつ、ユーザに対してマイクロセルラとマクロセルラ重複との間で必要とされる切り替えの最小化に加えて、継続的な広帯域の経験を依然として提供する。接続されたATの場合、30〜50msオーダーのハンドオフ遅延は許容可能である。
【0021】
さらに別の考慮は、ATウェイクアップデューティサイクルの値である。ある態様において、それは、遊休モードにおけるATウェイクアップサイクルの典型的な平均値が現行のセルラシステムについてのAT遊休モードデューティサイクル(それは、既知のシステムにおいて、いくつかの例として、AT移動性およびAP間のタイトな同期化の存在に依存して数パーセントから1パーセントである)を顕著に超えない場合、有益であろう。ゆえに、同一の条件下で、ATウェイクアップサイクルを増加しない、または最低限の増加をもたらすAP遊休動作のためにデューティサイクルを有することが望まれる。
【0022】
最後の考慮は、APウェイクアップデューティサイクルの値である。数パーセントオーダーのウェイクアップデューティサイクルは、アクティブモードまたは典型的なAPデューティサイクルが10%よりも大きいアクティブ保持モードと比較して、大きなAPバッテリ節約をもたらす。
【0023】
一般的に、この装置および方法は、AP遊休モードの効率を最大にするために、AT遊休モードにおいて知られているような固定デューティサイクルよりはむしろ、遊休モードに対して適応的に変更可能なデューティサイクルを提供する。さらに、上で議論された考慮の観点から、遊休モードを備えるATまたはRSの設計は、1つ以上の様々な方法で動作するように構成される。AT遊休モードと同様に、遊休APは、それらが多数の機能を実行する間、低いデューティサイクルで動作すべきである。
【0024】
APが遊休モードの間に実行すべきである一機能は周期的プリアンブル送信であり、それは、下でさらに詳細に議論される、エリア状態に基づいて可変であるように構成される。プリアンブルは、とりわけ、APがアクティブATおよび遊休AT、さらには隣接するAPによって発見されることを可能にする。同様に、APは、それもまた遊休モードであるそれらの隣接APを発見する必要がある。隣接発見は、これも下でさらに議論される移動性のサポートを可能にするために望まれる。
【0025】
それら自体のウェイクアップサイクルに加えてエリア内のそれらの隣接および遊休ATのウェイクアップサイクルを最小化するために、遊休APができる限り最高の局所同期化(local synchronization)を達成することがさらに望まれる。さらに、APは、ハンドイン待ち時間が最小化されるよう、遊休APが、そのカバレッジエリアに入りうるモバイルATを予期する時間よりも先にウェイクアップできるように、AT移動性の存在をそれらの隣接に示すように構成される。最後に、遊休APは遊休ATのページングを実行する必要がある。簡潔さのために、APまたはRS(あるいは、ピア・ツー・ピア接続でサービスするAT)は、本出願の残りにおいて、集合的に単にAPと呼ばれることに注意されたい。
【0026】
図2は、APが周期的に遊休モードに入り、周期的に遊休モードから出るAPデューティサイクルについての代表的なタイムラインを例示する。タイムラインが明快さのために簡潔にされていること、さらに、様々な別の動作および時間の段階が例示された内容に加えて起こりうることに注意されたい。参照されるように、APが遊休モードからウェイクアップすると、APウェイクアップサイクル(すなわち、期間202)の主要コンポーネントは、初期ウェイクアップ動作204、パイロット波形の生成および送信206、プリアンブルの生成および送信208、ATアクセスまたはハンドインを可能にするある一定の時間期間の経過210、およびターンオフ212から構成される。パイロット波形206は、主に、ATまたは別のAPによるAPの時間/周波数追跡に使用される。そのため、それは、AP識別子(例えば、セルID)の少なくとも一部を伝達する必要がある。APのプリアンブルペイロード208は、とりわけ、例えば、起こりうる任意の密ネットワークにおけるあいまいなAPの識別に必要な完全なセルID、システム時間、AP構成についての潜在的な情報(例えば、L1/L2二重帯域グローバル位置測位)、さらにプリアンブル周期性などのAP遊休モード構成を含む。加えて、APプリアンブルは、その近傍にあるアクティブまたは遊休ATの存在を示し、その情報は、遊休/アクティブ状態遷移のために隣接APによって使用される。
【0027】
APがパイロットおよびプリアンブル送信のためにオンにされるウェイクアップ期間または時間は、Tonと表示され、オフにされる時間はToffと表示される。現在開示されている方法および装置によると、Ton対全サイクル時間(Ton+Toff)の比(すなわち、遊休モードデューティサイクル)は、別の隣接する無線デバイスの存在と状態の両方を含む隣接状態に基づいて適応的に変更される。ここで、これらの状態の検出が、別のデバイスからの信号(例えば、ビーコン)の存在を検出するためにAPの受信チェーンによって実行されること、および、APの低電力遊休モードの回路構成または標準電力の回路構成で実行されることに注意されたい。この変更は、この期間を増やすためのToff期間の変更、Ton期間の削減、または、Toff期間と比較してTon期間の全体的な削減に帰着する両方の期間の変更である。以下の議論は、多くの異なる隣接状態シナリオ、および、各シナリオにおける電力削減を最大にするために、遊休モードデューティサイクルを適応設定または変更するための方法論の例を提供する。
【0028】
第1のシナリオにおいて、隣接するAPのエリアにAT(または別のAP)は存在しない。そのような場合、遊休モードでのAPパイロット送信間の最大周期性は、最初の作動においてATが接続状態に遷移するまでの遅延全体によって制限される。
【0029】
上の要件を満たすために、パイロット波形、ペイロード、およびアクセススロットを含むプリアンブル持続期間全体は、依然としてプリアンブルを送信するために必要な最小値に削減される。ある例において、この最小値は、約1〜2msであり、それによって、通常または標準デューティサイクルの数十パーセント内で遊休モードデューティ周期を提供することができる。本論議の目的のために、標準デューティサイクルは、上述の条件を満たすために、プリアンブルを送信するサービングAPの近傍にあるアクティブAPまたはATをサービスするために必要なものである。
【0030】
例えば、この時間期間は約1〜2秒の範囲内である。標準デューティサイクルは、また、プリアンブル送信のための最小周期性として表現され、それは、プリアンブル送信間の期間または時間(例えば、Toff)が、アクティブATなどのアクティブ無線デバイスをサービスするために必要な最小値である。
【0031】
図3は、AP 302が、図1のネットワークのような無線ネットワークにおいて、AP 302の隣接またはカバレッジエリア306に位置する少なくとも1つの遊休AT 304を含む別のシナリオを例示する。AP 302は、ウェイクアップ期間の間に、隣接300の隣接状態が、ATなどの隣接無線デバイスの検出をもたらすか否かを決定する。AP 302の近傍に遊休AT 304が存在すると、AP 302の遊休モードデューティサイクルは、上で議論された最小デューティサイクル値よりも大きく、標準値よりも小さい値に増やされる。換言すると、デューティサイクルは、アクティブまたは遊休モードのATがAP 302の隣接に存在しない上記シナリオより標準デューティサイクルにわずかに増やされる。特に、APは、ウェイクアップ期間を約200msに減らすためにデューティサイクルを決定または変更する。上記のシナリオで、ATが存在しないまたは別のデバイスが存在する場合、これは、その例において、10分の1から1パーセント単位でのデューティサイクルの増加を表す。図3のAT 304がアクティブである別のシナリオを仮定すると、AP 302 のデューティサイクルは、この状況に合わせるために適応変更される。一態様において、遊休モードデューティサイクルは、AP 304がアクティブなとき、アクティブな遊休モードデューティサイクルに設定される。一例において、「アクティブな遊休モードデューティサイクル」は、要するに、APに接続されたアクティブATに適応させるための予め決定されたフルデューティサイクルまたは最大デューティサイクルである。このように、APは、APが始動またはスリープ−アクティブモード間の遅延を処理するのに十分なデューティサイクル長でウェイクアップすることを確実にし、かつ、接続されたアクティブATからの送信を依然として受信および処理するために十分なデューティサイクル長を有する必要がある。別の態様において、AP(例えば、302)はその近傍にあるアクティブATを感知するが、ATはAPと現在通信していない。この場合、「アクティブな遊休モードデューティサイクル」は、アクティブで接続されたATの場合など、フルアクティブなデューティサイクルよりもいくらか短く、しかし、近傍にあるATが遊休であるか、存在していないという上記別のシナリオの場合よりも長い。このように、「アクティブな遊休モードデューティサイクル」の値は、アクティブモードで動作中のATが現在無線デバイスと通信しているか否かに基づいて、APにおいて変更または決定される。
【0032】
ここで、遊休APモードの実施についての主要な挑戦の1つは、AP 308などの隣接するAPに接続されたアクティブモバイルATの高速ハンドインを確実にすることであることに注意されたい。マイクロセルラ展開において、一例として、APセル312のカバレッジ半径(例えば、310)は、送信電力制限、周波数帯域、および伝播状態に依存して20m〜30mぐらいの大きさである。そのようなセルにおいて、時速60kmで移動するモバイルATは、約1〜2秒間、1つのセルの半径310をカバーすることができ、それは、上に述べられたように、偶然にも遊休APの所望または標準ウェイクアップ期間である。解決として、AP(例えば、302)は、アクティブAT(例えば、314)が隣接するセルに存在する時はいつでもウェイクアップするように構成される。さらに、アクティブモバイルAT(例えば、AT 318)から2つ離れたセル(例えば、セル316から2つ離れたセル302)のAPは、頑強なハンドインを確実にするために、ウェイクアップする必要性、またはそのウェイクアップ期間を少なくとも減らす必要性がある。しかし、アクティブATの近傍にある複数層のAPをウェイクアップすることはAP電力効率を大きく減少する。この問題に対する一般的な解決は、アクティブATからの距離に依存する徐々の(段となった)APウェイクアップ期間の削減であり、ここでの「距離」は、2つのネットワークデバイス間の信号ルーティングにおけるAPまたはセル(すなわち、ホップ)の数を意味するように定義される。
【0033】
特に、そのカバレッジ内にアクティブATを有する任意のAPはアウェイク状態を継続するように構成され、それによって、最小周期性を有するプリアンブルを送信する(例えば、すなわち、オンの時間からオフの時間へのデューティサイクルが増加される)。
【0034】
さらに、アクティブATを備えるそのようなAPは、プリアンブルペイロードの一部として、アクティブATからの最小距離値(例えば、値「0」)を同報するようにさらに構成される。そのカバレッジ内にアクティブATを有しない任意のAPは、値「1」だけインクリメントされたその隣接によって通知された最小距離を値「1」だけインクリメントして設定された距離値を同報する。例えば、AP 302が、そのカバレッジエリア306内にアクティブAT(例えば、319)を有する場合、AP 302は、矢印320で示されるように、隣接するAP 308によって受信されるそのプリアンブルペイロード(例えば、208)において最小距離値「0」を送信する。AP 308が、そのカバレッジエリア312にアクティブATを有さないと仮定すると、AP 308は、AP 302の最小距離値「0」をインクリメントし、信号矢印324によって示されるように、そのプリアンブルで値「1」を距離値としてAP 322などの隣接に送信する。図示されないが、AP 322が、そのカバレッジエリア316内にアクティブATを有さない場合、AP 322は、AP 308から受信された距離値「1」をインクリメントし、距離値「2」をそのプリアンブルで同報する。
【0035】
上に定義されるように、隣接APは、その隣接の(おおよその)送信電力が通知される限り(例えば、プリアンブルの一部として)、測定された受信信号強度という観点から定義される。最後に、全てのAPは、それぞれのデューティサイクルまたはウェイクアップ期間(例えば、202)を適応変更し、または、遂には、その距離値に基づいて、アクティブ状態を維持することを決定する。従って、各APは、隣接状態に依存して、電力節約を最大にするために、遊休モードデューティサイクルを適応変更する。
【0036】
ある態様において、距離メトリックをアクティブデバイスに提供するという上記の方法論は、同様に、遊休デバイスにも適用される。例えば、APは、アクティブデバイスおよび遊休デバイスの両方に関係する共有最小距離値(すなわち、同じ距離値)を送信する。さらに別の変形において、個別または異なるメトリックが、アクティブデバイスおよび遊休デバイスに適用され、ここでは、最小距離値は、それぞれのアクティブデバイスおよび遊休デバイスに対して異なって構成される。
【0037】
層状のウェイクアップサイクルの上記アプローチまたはその変形は、一方のAP電力効率と、もう一方のATスイッチング遅延および信頼性との間のトレードオフを可能にする。ある態様において、同様の層状ストラテジーが、遊休ATに関する距離に依存してAP遊休モード構成に適用されうることに注意されたい。
【0038】
上の議論に関して、遊休モードのAPが、周期的にプリアンブルを送信するだけでなく、隣接するAPからのプリアンブルを探索する必要があることは明白である。同時に、遊休APのウェイクアップデューティサイクルを縮小するために、可能な限り隣接するAPのウェイクアップインスタンスを整列または同期化することが望まれる。よって、以下に議論される1つ以上の態様において、様々な方法が、電力節約を最大化すること、およびAPのウェイクアップ時間を最小にすることに目を向けて、同期化された隣接するAPで利用される。
【0039】
一態様において、遊休APによるプリアンブル送信および受信は交互にされる。すなわち、異なる遊休APのプリアンブル期間が時間的にほぼ整列されると、任意の特定のAPは、それが、それ自体のプリアンブルを送信するよりはむしろその隣接のプリアンブルを探索する際に、ウェイクアップインスタンスのサブセットを定義するように構成される。このように、図4に示される簡潔な時間フローの例において、AP 402は、インスタンスまたは時間Aでプリアンブルを送信し、それは、その時間インスタンスにおいて受信用の別のAPセット(AP404など)によって受信される。時間Aの後の時間Bにおいて、AP 404はそのプリアンブルを送信するように構成され、別のAP(AP 402など)は、その時間で受信するように構成される。このように、各APは、それぞれの時間期間(例えば、図2に示されるように1つの周期がTon + Toffである遊休モード周期)の間に、プリアンブル送信の送信と受信との間で交互にするように構成される。送信および受信を交互にすることは、連続的な周期で、または、プリアンブル受信に続く2つの連続プリアンブル送信などの別の配列で行われることに注意されたい。加えて、ノード(APまたはAT)の間でのプリアンブル送信の送信および受信はスタガ(stagger)またはランダム化される。
【0040】
この動作をさらに容易にし、また、APが偶然に同時に隣接探索を実行するその隣接を探索するためにウェイクアップするというインスタンスを防止するために、ある態様において、全てのAPの探索インスタンスまたはスロット選択のサブセットは、そのセルIDおよびシステム時間の正規関数または擬似ランダム関数として定義される。送信および受信周期を交互にし、またはスタガする手順は、追加のRF受信または送信チェーンがAPによって要求されないため、時分割二重通信(TDD)動作を用いるAPにおいて最もコスト効果があることに注意されたい。
【0041】
別の方法は、利用可能な全システム帯域幅、および、遊休APのカバレッジ領域内で見られる予期される干渉状態に依存するプリアンブルチャネライゼーション(preamble channelization)スキームを提供することを含む。大ざっぱに言えば、プリアンブルが利用可能な全帯域幅にわたって分散される場合(例えば、フル再利用)か、または周波数または時間再利用の場合かの区別が行われる。周波数および時間の再利用設計は、ほとんどの干渉が、異なるAPによって生成されるプリアンブルの衝突から生じるというシナリオに最も自然に適用され、一方、フル再利用は、別の干渉源が存在あるいは支配する場合に、より自然に適用される。加えて、時間の再利用設計は、APがそのプリアンブルを送信信号フレームのいくつかの時間スロットで送信し、そのフレームの別の時間スロットで隣接のプリアンブルを受信することを可能にする。アクティブ状態でのいくらかより高いレベルのトラフィック干渉による性能損(performance loss)が、プリアンブルの比較的高いデューティサイクルによって補償される一方で、トラフィック干渉は遊休APのカバレッジ領域内において稀であること(許可のない帯域で動作する際に起こりうる外部干渉を除いて)に注意されたい。
【0042】
さらに別の態様において、同期化のための方法は、AP間同期化(Inter-AP synchronization)を実行するために、複数の方法を含む。そのような同期化は、遊休APのウェイクアップデューティサイクルを縮小することに対して有益であり、遊休ATの場合もまた同様である。グローバルで正確な(GPSのような)同期化は、多数のAPがGPS信号へのアクセスを有さないマイクロセルラ展開においては実用的ではないことに注意されたい。さらに、低ウェイクアップデューティサイクルは、遊休APが、複数のウェイクアップサイクルにわたって正確なタイミングを維持することを妨げる。ゆえに、遊休APは、局所同期化を達成するために、それらのタイミングを周期的にリファインするように構成される。これは、遊休APによって送信および受信を交互にするという前述のプロセスに基づいて達成される。さらに、タイミング解決の問題は、異なる時間基準を備える異なるネットワーククラスタが互いに遭遇するというシナリオを処理するために定義される。そのような状況は、例として、新しいAPが、別の方法では互いに見ることができない2つの別のAPによって見る事ができるようになる時に発生する(例えば、図3のAP 308が、領域の欠如により互いに見ることができないAP 302と322の両方に見えるようになる場合)。
【0043】
共通のタイミング基準は、一例として、隣接において局所的に見られる最早タイミング(earliest timing)に基づいて達成される。換言すると、異なるタイミングで別のAPからのプリアンブルを見ることができるAPは、見られる最早システム時間に自身のタイミングを追従(slave)または適合させる。しかし、見られる最早システム時間が、その近傍に遊休モードのATのみを有するAPからである場合は、タイミングを追従させることは望まれない。このように、ある態様において、最早システム時間は、遊休デバイスを有するAPからの最早タイミングよりもアクティブデバイスを有するAPから受信された最早時間基準に優先順位が与えられるように、既定の基準に基づいて決定される。また、追従(slaving)の優先順位は、また、より一般的にアクティブATのトラフィック負荷に基づくことに注意されたい。
【0044】
タイミング調整の問題は、アクティブAPに対してもまた解決される必要があり、図4の例において上に議論されたように、プリアンブル送信および受信サイクルを交互にすることによって同様に管理されうることにさらに注意されたい。遊休とアクティブAPタイミング調整との間の主要な違いは、アクティブAPは、プリアンブル受信対プリアンブル送信の高いデューティサイクルを維持する必要があるという点、および、アクティブAPがそれらのタイミングを横滑り(slew)しなければならないのに対して、遊休APはそれらのタイミングをドンと置く(slamming)することによって調整することができるという点である。最後に、ATが、互いのプリアンブルを見ることができない2つのAPを見ることができる、隠れた受信機問題に注意するべきである。この問題の基本的な性質が与えられたとすると、ATは、遊休APの非同期プリアンブルを検出するための論理を用いて構成される必要がある。この問題がAT性能に及ぼす影響を最小化するために、APプリアンブルと、特にパイロット送信設計は最大限の浸透を目指すべきである。
【0045】
また、ページングなどのメッセージの優先クラス(priority class)が、有線接続性のないAPに対して特に困難な問題を提示することに注意されたい。優先メッセージの単なる一例としてページングの例をとると、トータルの知覚されるページング遅延は、最も近い(サービング)APからATにページを伝達するために必要な時間、および、このページをサービングAPに伝達するために必要な時間を含む。図1に示されるような、ターゲットAPへの複数の無線ホップを有するメッシュ状ネットワークにおいて、サービングAPへのページの時間伝達はかなり大きい。この問題が、隣接にあるアクティブATの高速ハンドインを確実にするという問題にいくらか類似しており、それにより、同様の階層解決が適用されうることに注意されたい。
【0046】
特に、遊休APのウェイクアップデューティサイクルは、次に、登録された遊休ATおよびその優先クラス(例えば、呼設定待ち時間要求によって定義される)からの距離に依存するように構成される。距離計算への高レベルのアプローチは、図3に関して前に記述されたことに類似する。すなわち、遊休APは、その隣接から見られるクラスごとに最短距離をインクリメントすることによって優先クラスごとに距離を計算する。ATが最後に登録したAPによって最小(開始)値が設定される。異なる優先クラスに対応する距離値を計算した後に、APはこれらの値をウェイクアップ期間値にマップするように構成される。実際のウェイクアップ期間は、異なる優先クラスに対応する最小交差値として定義される。インクリメント値およびウェイクアップ期間、優先クラス、および距離との間の正確な関係は、特定のネットワークトポロジに依存して異なる。
【0047】
加えて、APは、プリアンブルペイロード(208)でページング情報を伝達する必要がある。例えば、ページング通知は、遊休APが、隣接に存在する遊休ATを対象とするページを通知されるように、エリア内の別の無線APに対して設計される。詳細なページ情報は、ページング通知に関する既定の時間に拡張プリアンブルまたは個別チャンネルの一部としてAPによって送信され、それによって、別のAPが、ページ通知を受信した後のウェイクアップ後に、詳細なページ情報を受信することができる。ページング通知が、プリアンブルで伝達される単一ビットと同じくらいに制限されることに注意されたい。また、重複マクロネットワーク上のページングは、VoIP(Voice over IP)、PTT(Push to talk)「などの迅速な呼の設定を要求するアプリケーションに対してデフォルトのページングメカニズムを維持することに注意されたい。
【0048】
さらなるシナリオにおいて、遊休モードデューティサイクルの適応変更または設定は、また、別の無線デバイスから受信されるプリアンブル送信に対する要求に基づき、または、それに応答する。図5に例示されるように、AT 502またはAP 504は、AP 508のカバレッジエリア506内に位置する。周期的に、AT 502またはAP 504は、信号またはビーコン510を送信し、それは、本明細書において、「送信プリアンブル」メッセージと呼ばれる。ある態様において、AP 508は、隣接するATまたはAP(502、504)によって要求された時にのみ、プリアンブルを送信する要求として、送信プリアンブルメッセージ510を見るように構成される。APは、従って、1つのスロット(すなわち、時間期間)または複数のスロットにおいてウェイクアップし、送信プリアンブルメッセージを含む送信を監視するように構成される。
【0049】
異なるまたはより近くないATまたはAP(AT 512およびAP 514という例で示される)は、また、「送信プリアンブル」メッセージ510をスロットの間に同報する。従って、別の態様において、APは、感知された「送信プリアンブル」メッセージが、例えば、閾値と比較して十分な電力またはエネルギーのメッセージであるか否かを決定し、それによって近さを決定するように構成される。閾値を超えるメッセージのみが、感知APにそのプリアンブルの送信を開始させる。そのようなオンデマンドプリアンブルは、データの受信が典型的に送信よりも少ない電力を要求するため、電力消費の削減を促進する。また、ウェイクアップ時間は、送信プリアンブルメッセージが感知されないか、感知されたメッセージのどれもがプリアンブル送信を要求する閾値を超えない場合は、APがより迅速にオフになるため、ウェイクアップ時間は減少される(すなわち、遊休モードデューティサイクルの変更)。
【0050】
上記シナリオの代替的な態様において、部分的な「オンデマンドプリアンブル」が使用される。この例において、AP 508は、セルIDなどの別の信号ではなく、捕捉パイロットなどのいくつかの信号(図5に図示されない)を送信するように構成される。AT(例えば、502)またはAP(例えば、504)はパイロットを獲得し、そのAP(例えば508)のタイミングを決定し、「送信プリアンブル」メッセージ510をそのスロットで送信する。AP 508は、次に、AT(またはAP)がアクセスするために必要とする追加信号を送信する。完全なオンデマンドプリアンブルは、全てのAPおよびATが共有の時間基準(例えば、GPS)を有する場合に有益であり、部分的なオンデマンドプリアンブルは、ATが最初にAPから時間基準を引き出す必要があるとき有益である。受信されたプリアンブルまたはその一部(パイロットなど)がプリアンブル要求またはデマンド信号として解釈されうることに注意されたい。
【0051】
さらに別の態様において、ATがサービスすることを望むAPが別のサービングネットワークの近傍にいないこと、またはそれに接続されていることを感知するようにAPが構成される隣接状態を決定することによって、無線APが、その電力またはデューティサイクルを適応的に削減すように構成されることに注意されたい。この態様の一例において、ホームWi-Fiルータ(すなわち、無線AP)は、例えば、ATデバイスがオフィスネットワークに接続されることを決定または知る場合に、その電力またはデューティサイクルを削減する。
【0052】
図6は、ピア・ツー・ピアモードのAPまたはATのような例示的な無線デバイス600を示し、それは、隣接状態に基づいて遊休モードデューティサイクルを適応設定するように構成される。例示されるように、デバイス600は、RF信号を別の無線デバイスから受信するように構成される受信チェーン602を含む。受信チェーン602は、当技術分野で既知の任意の数のRF受信機設計に従って構成される。RFチェーン602からの受信信号603は、処理のためにアクティブ回路またはDSP 604を含む一般的な電力回路に伝達される。ある例において、回路604は、APなどの別のデバイスから受信されたプリアンブル送信、もしくは、ATまたはAPからの通信信号を処理する。加えて、RFチェーン602は、アクティブ回路604による電力消費を節約するために遊休またはスリープ期間の間に機能するシステムタイミングおよび感知回路、さらに、回路604の信号ウェイクアップなどの必須機能に使用される低電力または遊休モード回路606に信号を出力する。
【0053】
遊休モード回路606は遊休/スリープモード制御ユニット608を含み、それは、アクティブ回路604によって変更可能に設定され、カップリング(coupling)610を介して通信される遊休モードデューティサイクルを実行するために使用される。
【0054】
代替において、コントローラ608は、カップリング610を介して入力情報に基づき遊休モードデューティサイクルを決定し、それは、いくつかの例を挙げると、受信および復号されたプリアンブル情報(前にエミュレートされた)、距離値、優先値、プリアンブル設定などの隣接状態情報を含む。加えて、RFチェーン602からの情報の少なくとも一部は、アクティブ回路604からのいくつかの処理をオフロード(offload)するために、低電力回路606によって処理されることが企図される。前に記述された方法、プロセス、および技術を繰り返すことがなくても、回路604、606、または、それの任意の組み合わせのいずれかが、距離値の決定および通信、代替プリアンブル送信の実行、プリアンブルチャネライゼーションの実行、AP間同期化の実行に加えて、遊休モードデューティサイクルを設定するために使用されるこれら様々な方法、プロセス、および技術を実行することは当業者によって認識されるであろう。回路606および制御ユニット608は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせから構成されることに注意されたい。
【0055】
遊休モード制御ユニット608は、また、ウェイクアップ期間の初めにウェイクアップトリガ612をアクティブ回路604に発するように構成される。アクティブ回路604は、例えば、プリアンブル送信および距離値(または、そのインクリメント化)などの別の情報、および、ページング通信のためなどの追加のチャネルを生成する。
【0056】
回路604は、送信されるべき情報を符号化し、別のAPまたはATに送信するために送信チェーン614にプリアンブル送信(および、別のチャネルと通信シグナリング)613を出力する。
【0057】
図7は、APまたはATなどの無線デバイスにおいて遊休モードを制御するために使用される方法700を示す。ブロック702で示されるように、方法700は、まず、無線デバイスの隣接状態を決定することを含む。前に議論されたように、隣接状態の決定は、そのようなデバイスの存在または状態を決定するために、APなどの別のデバイスからのプリアンブルの受信、または無線デバイスのカバレッジ内のATからの信号の受信を伴う。これは、また、別のAPまたはAT(ピア・ツー・ピアモードで)からプリアンブル内で距離値を受信すること、および上に記述されたような距離値からアクティブ無線デバイスまでの距離を決定すること、または、プリアンブル内で、または個別チャネルを介してページング通知を受信することを伴う。
【0058】
ブロック702で隣接状態を決定した後、フローは、決定された隣接状態に応答して無線デバイスによるプリアンブル送信に使用される遊休モードデューティサイクルを適応設定するプロセスが実行されるブロック704に進む。上で詳細に議論されたように、デューティサイクルの適応設定は、デューティサイクルを増加または減少させること、および、プリアンブルの送信および受信を交互にすることに関してデューティサイクルを設定すること、いくつかの例として、距離値、プリアンブルチャネライゼーション、またはAP間同期化に基づいてデューティサイクルを設定することを含む。
【0059】
遊休モードデューティサイクルを適応設定した後、方法700は、また、ブロック706に示されるように、設定されたデューティサイクルに従ってプリアンブルを作成および送信することを含む。代替において、ブロック706は、別のデバイスからのプリアンブルの受信を交互に行うプリアンブルの送信のプロセスを包含する。加えて、プリアンブルを準備することは、距離値(送信前にそのような値をインクリメントすることを含む)と、同様に、ページングなどの状況についてのプライオリティおよび距離情報とを含むように構成される。
【0060】
また、方法700またはその様々な部分が、変化する隣接状態に応答するために適切な周期で継続的に反復されることは、当業者によって認識されるであろう。さらに、図7のフロー図は、簡潔さのために、様々なプロセスを実施するために発生する様々な状態、比較、およびループを省略するが、それは、当業者に知られるであろう。
【0061】
図8は、遊休モードデューティサイクルの適応設定を実行するために無線デバイスにおいて使用するための別の装置800を例示する。装置800が、開示された遊休モードデューティサイクルの適応設定を実行するために無線デバイス(例えば、AP、RS、またはAT)全体または無線デバイスの一部のいずれかとして見なされることに注意されたい。装置800は、受信機/送信機モジュール、または、カバレッジエリア内の別の無線デバイスから/にプリアンブルおよびビーコンを含む信号を受信および送信するための手段802を含む。手段802は、一例として、受信チェーン602および送信チェーン614によって実施される。
【0062】
手段802から/への信号は、バスまたは同様に適切な代替などの通信カップリング804によって通信される。受信された信号は、無線デバイス806の隣接状態を決定するための手段に通信される。手段806は、本明細書に開示される隣接状態の様々な決定のいずれかを実行するように構成され、標準的な電力回路604、低電力回路606(例えば、制御ユニット608)、それらの組み合わせ、または、任意の別の適切な等価物によって実施される。前に議論されたように、隣接状態の決定は、そのようなデバイスの存在または状態を決定するために、APなどの別のデバイスからのプリアンブル、または無線デバイスのカバレッジエリア内のATからの信号の受信を含む。これは、また、別のAPまたはAT(ピア・ツー・ピアモードの)からのプリアンブル内の距離値の受信、および、上に記述されたような距離地からアクティブ無線デバイスまでの距離を決定すること、または、プリアンブル内で、または個別チャネルを介して、ページング通知を受信する。
【0063】
手段806によって決定された隣接状態は、次に、カップリング804を介して、決定された隣接状態に応答して無線デバイスによるプリアンブル送信に使用される遊休モードデューティ周期を適応設定する手段808に伝達される。手段808は、標準的な電力回路604、低電力回路606(例えば、制御ユニット608)、それらの組み合わせ、または、任意の別の適切な等化物によって実施される。さらに、手段808は、いくつかの例として、プリアンブルの送信および受信を交互にすることに関連してデューティサイクルを設定すること、距離値、プリアンブルチャネライゼーション、またはAP間同期化に基づいてデューティサイクルを設定することに加えて、デューティサイクルを増加または減少させることなど、適応設定する様々な方法のうちのいずれかを実行するように構成される。
【0064】
加えて、装置800は、手段802による送信のために、設定されたデューティサイクルに従ってプリアンブル送信に備えるための手段を810含む。パイロット波形およびプリアンブルペイロードを準備することに加えて、手段810は、距離値(送信前にそのような値をインクリメントすることを含む)を含むためのプリアンブルペイロードを準備するように構成され、同様に、ページングなどの状態についての優先順位および距離情報を作成する。手段802は、一例に従って、アクティブ回路602によって実施される。
【0065】
代替として、装置800は、また、プロセッサ812、およびその中にプロセッサ命令を記憶するための付随メモリ814が、装置800の様々なモジュールによって必要とされる様々な処理を実施するために含まれることを例示する。また、代替において、モジュール804、806、および808の各々は、DSPなどの単一のプロセッサまたは低電力プロセッサによって実施されうる。
【0066】
開示されるプロセスの特定の順序またはステップの段階は単に例示的なアプローチの例にすぎないことが理解される。プロセッサにおける特定の順序またはステップの段階は、設計選好に基づいて、本開示の範囲を逸脱せずに再配列されうることが理解される。添付の方法請求項は、様々なステップのエレメントをサンプル順で提示し、示された特定の順序または段階に限定されることを意図しない。
【0067】
当業者は、情報と信号が、任意の多様で異なるテクノロジーと技法を用いて表されることを理解するであろう。例えば、上記全体を通して参照されるデータ、指示、命令、情報、信号、ビット、記号、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または粒子、光電場または光粒子、またはこれらのあらゆる組み合わせによって表されうる。
【0068】
当業者はさらに、本明細書に開示された実例と関連して記述されている様々な実例となる論理ブロック、モジュール、回路、アルゴリズムステップが電子ハードウェア、コンピュータソフトウェアまたは両方の組み合わせとして実施されることを認識するであろう。このハードウェアとソフトウェアの互換性を明確に示すために、様々な実例となるコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能性という観点から一般的に上に記述されている。ハードウェア、または、ソフトウェアとしてそのような機能性が実施されるか否かは、特定のアプリケーションとシステム全体に課された設計制約とに依存する。当業者は各特定アプリケーションについて様々な方法で上記機能性を実施することができるが、このような実施の決定は本発明の範囲からの逸脱をもたらすものとして解釈されるべきではない。
【0069】
本明細書で開示された例と関連して記述される様々な実例となる論理、論理ブロック、モジュール、回路は、汎用のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向けIC(ASIC)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、もしくは本明細書に記述された機能を実行するよう設計されたこれらの任意の組み合わせと一緒に実施または実行される。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであるが、代替で、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンでありうる。プロセッサは、また、例えば、DSPとマクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに結合した1つ以上のマイクロプロセッサ、または、任意の別のそのような構成といった計算デバイスの組み合わせとしても実施される。
【0070】
1つ以上の例示的な実施形態において、記述された機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組み合わせに実施される。ソフトウェアに実施された場合、その機能はコンピュータ読み取り可能媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶または送信される。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある箇所から別の箇所へのコンピュータプログラム移送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体はコンピュータによりアクセスされることができる任意の利用可能な媒体である。それに制限されない例として、そのようなコンピュータ読み取り可能媒体はRAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、もしくはコンピュータによってアクセスされることができ、命令やデータ構造形で所望のプログラムコードを伝達または記憶するために使用される任意の別媒体を備える。また、任意の接続は適切にコンピュータ読み取り可能媒体と呼ばれる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波などの無線テクノロジーを使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースからソフトウェアが送信されると、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、DSL、または赤外線、無線、マイクロ無線などの無線テクノロジーは媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)とディスク(disc)は、本明細書で使用されているように、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタルビデオディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスクを含む。ディスク(disk)は通常磁気作用によってデータを再生し、ディスク(disc)はレーザーで光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもコンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれるべきである。代替において、記憶媒体はプロセッサに一体化される。また、プロセッサおよび記憶媒体はASICに存在し、ASICは無線デバイスに存在しうる。別の代替において、プロセッサおよび記憶媒体は、個別コンポーネントとしてデバイス内に存在しうる。
【0071】
「例示的」という用語は、「実例、事例、例証として提供される」を意味するために本明細書で使用される。「例示的」として本明細書に記述されている任意の態様は、他の例よりも必ずしも有利または優先されるとして解釈されるわけではない。
【0072】
開示された例の以上の記述は、当業者が、本発明を作成または使用することを可能にするために提供される。これらの例に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書において定義された包括的な原理は、本発明の精神または範囲から逸脱することなく別の例に適用可能である。従って、本発明は本明細書に示された例に制限されることを意図されず、本明細書に開示された原理および新規的特徴と一致する全範囲が与えられるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイスにおいて遊休モードを制御するための方法であって:
前記無線デバイスの隣接状態を決定することと;
前記決定された隣接状態に応答して前記無線デバイスによる少なくともプリアンブル送信に使用される遊休モードデューティサイクルを適応設定することと;
を備える方法。
【請求項2】
前記プリアンブル送信は、少なくとも1つの別の無線デバイスによる前記無線デバイスの発見を少なくとも可能にするように構成されるパイロット波形およびプリアンブルペイロードのうちの少なくとも1つを含む、請求項1で定義される方法。
【請求項3】
前記プリアンブルペイロードは、前期無線デバイスに固有の識別子、システム時間、前記無線デバイスの構成、遊休モード構成、および隣接する無線デバイスの存在および状態に関する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項2で定義される方法。
【請求項4】
前記パイロット波形は、前記無線デバイスに固有の識別子の一部を含む、請求項2で定義される方法。
【請求項5】
前記無線デバイスの隣接状態の決定は、少なくとも1つの別の無線デバイスが前記無線デバイスの近傍に存在するか否かを決定することを含む、請求項1で定義される方法。
【請求項6】
別の無線デバイスが前記無線デバイスの近傍に存在しないと決定される場合に、依然としてプリアンブル送信を提供している最小デューティサイクル値に前記遊休モードデューティサイクルを適応設定することをさらに備える、請求項5で定義される方法。
【請求項7】
遊休モードで動作する少なくとも1つの別の無線デバイスが前記無線デバイスの近傍に存在すると決定される時に、最小デューティサイクル値よりも大きく、アクティブモードデューティサイクル値よりも小さい値に前記遊休モードデューティサイクルを適応設定することをさらに備える、請求項5で定義される方法。
【請求項8】
アクティブモードで動作する少なくとも1つの別の無線デバイスが前記無線デバイスの近傍に存在すると決定される時に、前記遊休モードデューティサイクルをアクティブモードデューティサイクルに適応設定することをさらに備える、請求項5で定義される方法。
【請求項9】
前記アクティブモードデューティサイクルの値は、アクティブモードで動作する前記少なくとも1つの別の無線デバイスが現在前記無線デバイスに接続されているか否かに基づいて、前記無線デバイスにおいて変更可能に決定される、請求項8で定義される方法。
【請求項10】
前記無線デバイスの隣接状態の決定が、前記無線デバイスの近傍において、アクティブモードおよび遊休モードのうちの少なくとも1つで動作する少なくとも別の無線デバイスを決定することを含む時、前記方法は、少なくとも1つの隣接するサービング無線デバイスに、前記無線デバイスの近傍においてアクティブモードで動作する前記少なくとも別の無線デバイスの存在を通信するように構成される最小距離値を含む前記プリアンブル送信を送信することをさらに備える、請求項1で定義される方法。
【請求項11】
前記最小距離値は、
アクティブモードで動作する前記少なくとも別の無線デバイスに対して構成された第1の最小距離値;および
遊休モードで動作する前記少なくとも別の無線デバイスに対して構成された第2の最小距離値;
のうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項10で定義される方法。
【請求項12】
隣接するサービング無線デバイスのカバレッジエリアにおいて動作するアクティブ無線デバイスおよび遊休無線デバイスのうちの少なくとも1つを有する少なくとも1つの隣接するサービング無線デバイスに距離情報を通信するように構成された距離値を含むプリアンブル送信を別の隣接する無線デバイスから受信することと;
前記受信された距離値に基づいて前記遊休モードデューティサイクルをさらに適応設定することと;
をさらに備える、請求項1で定義される方法。
【請求項13】
アクティブ無線デバイスが前記無線デバイスの前記カバレッジエリアに存在しない場合に、予め決定された値だけ前記受信された距離値をインクリメントすることと;
前記インクリメントされた距離値を少なくとも1つのさらに隣接する無線デバイスに送信することと;
をさらに備える、請求項12で定義される方法。
【請求項14】
それぞれの遊休モード周期の間に、前記無線デバイスによって前記プリアンブル送信を送信することと、前記無線デバイスにおいてプリアンブル送信を少なくとも1つの隣接する無線デバイスから受信することとを交互に行うことと;
をさらに備える、請求項1で定義される方法。
【請求項15】
利用可能な無線帯域幅の周波数の少なくとも一部にわたって前記送信を分散することにより、前記プリアンブル送信を送信することをさらに備える、請求項1で定義される方法。
【請求項16】
利用可能な無線帯域幅の全周波数にわたって前記送信を分散することにより、前記プリアンブル送信を送信することをさらに備える、請求項1で定義される方法。
【請求項17】
無線送信フレームの1つ以上の特定の時間スロットにおいて前記プリアンブル送信を送信することをさらに備える、請求項1で定義される方法。
【請求項18】
無線送信フレームの1つ以上の特定の時間スロットにおいて前記プリアンブル送信を送信することは、少なくとも1つの別の無線デバイスから受信されたプリアンブル送信に基づいて、スタガまたはランダム化された前記プリアンブル送信の送信を含む、請求項17で定義される方法。
【請求項19】
無線送信フレームの1つ以上の特定の時間スロットにおいて前記プリアンブル送信を送信することは、前記無線デバイスのセルIDに基づく時間スロットの選択を含む、請求項17で定義される方法。
【請求項20】
少なくとも1つの別の無線デバイスからの少なくとも1つのプリアンブル送信からタイミング情報を検出することと;
既定の基準に基づいて、前記少なくとも1つのプリアンブル送信および前記無線デバイスのシステム時間から最早システム時間を決定することと;
前記無線デバイスの前記システム時間を前記決定された最早システム時間に追従させることと;
をさらに備える、請求項1で定義される方法。
【請求項21】
前記既定の基準は、その近傍に遊休無線デバイスを有する別の無線デバイスのシステム時間よりも、その近傍にアクティブ無線デバイスを有する別の無線デバイスのシステム時間を優先することを含む、請求項20で定義される方法。
【請求項22】
前記無線デバイスの隣接状態を決定することをさらに備え、前記決定することは:
少なくとの1つの隣接する無線デバイスから受信された少なくとも1つの距離値に基づいて、前記無線デバイスからネットワーク内の登録された遊休アクセス端末までの距離を決定することと;
前記アクセス端末の優先クラスを決定することと;
前記決定された距離および優先クラスに依存して前記遊休モードデューティサイクルをさらに適応設定することと;
を含む、請求項1で定義される方法。
【請求項23】
前記プリアンブルおよび個別ページングチャネルのうちの1つのページング情報を少なくとも1つの隣接する無線アクセスポイントに送信することをさらに備え、前記ページング情報は、ネットワーク内の登録された少なくとも1つのアクセス端末に関するページング情報を通信する、請求項1で定義される方法。
【請求項24】
隣接状態を決定することをさらに備え、前記決定することは、
少なくとも1つの隣接する無線デバイスからの少なくとも1つのプリアンブルデマンド信号の存在を決定することと;
前記少なくとも1つのプリアンブルデマンド信号に基づいて、前記遊休モードデューティサイクルをさらに適応設定することと;
を含む、請求項1で定義される方法。
【請求項25】
前記プリアンブルデマンド信号に応答してプリアンブルを送信することをさらに備える、請求項24で定義される方法。
【請求項26】
前記無線デバイスは、無線アクセスポイント(AP)、無線中継局(RS)、およびアクセス端末(AT)のうちの1つを備える、請求項1で定義される方法。
【請求項27】
無線デバイスにおいて遊休モードを制御するための装置であって:
前記無線デバイスの隣接状態を決定するための手段と;
前記決定された隣接状態に応答して前記無線デバイスによって少なくともプリアンブル送信に使用される遊休モードデューティ周期を適応設定するための手段と;
を備える装置。
【請求項28】
前記無線デバイスの隣接状態を決定するための手段は、少なくとも1つの別の無線デバイスが前記無線デバイスの近傍に存在するか否かを決定するように構成される、請求項27で定義される装置。
【請求項29】
前記遊休モードデューティサイクルを適応設定するための手段は、別の無線デバイスが、前記無線デバイスの隣接状態を決定するための手段によって、前記無線デバイスの近傍に存在しないと決定された場合に、依然としてプリアンブル送信を提供する最小デューティサイクル値に前記遊休モードデューティサイクルを設定するように構成される、請求項28で定義される装置。
【請求項30】
前記遊休モードデューティサイクルを適応設定するための手段は、遊休モードで動作する少なくとも1つの別の無線デバイスが、前記無線デバイスの隣接状態を決定するための手段によって、前記無線デバイスの近傍に存在すると決定された場合に、前記遊休モードデューティサイクルを最小デューティサイクル値よりも大きく、アクティブ遊休モードデューティサイクル値よりも小さい値に設定するように構成される、請求項28で定義される装置。
【請求項31】
前記遊休モードデューティサイクルを適応設定するための手段は、アクティブモードで動作する少なくとも1つの別の無線デバイスが、前記無線デバイスの隣接状態を決定するための手段によって、前記無線デバイスの近傍に存在すると決定された場合に、前記遊休モードデューティサイクルをアクティブ遊休モードデューティサイクルに設定するように構成される、請求項28で定義される装置。
【請求項32】
前記アクティブ遊休モードデューティサイクルの値は、アクティブモードで動作する前記少なくとも1つの別の無線デバイスが現在前記無線デバイスに接続されているか否かに基づいて、前記無線デバイスにおいて変更可能に決定される、請求項31で定義される装置。
【請求項33】
前記無線デバイスの隣接状態を決定するための手段が、前記無線デバイスの近傍においてアクティブモードおよび遊休モードのうちの少なくとも1つで動作する少なくとも別の無線デバイスを決定する場合に、前記無線デバイスの近傍においてアクティブモードで動作する前記少なくとも別の無線デバイスの存在を、少なくとも1つの隣接するサービング無線デバイスに通信するように構成された最小距離値を含む前記プリアンブル送信を送信するための手段をさらに備える、請求項27で定義される装置。
【請求項34】
前記最小距離値は、
アクティブモードで動作する前記少なくとも別の無線デバイスに対して構成された第1の最小距離値と;
遊休モードで動作する前記少なくとも別の無線デバイスに対して構成された第2の最小距離値と;
のうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項33で定義される装置。
【請求項35】
前記隣接するサービング無線デバイスのカバレッジエリアにおいて動作するアクティブ無線デバイスおよび遊休デバイスのうちの少なくとも1つを有する少なくとも1つの隣接するサービング無線デバイスに距離情報を通信するように構成された距離値を含む、別の隣接する無線デバイスからのプリアンブル送信を受信するための手段と;
前記受信された距離値に基づいて、前記デューティサイクルを設定する前記遊休モードデューティサイクルを適応設定するための手段と;
をさらに備える、請求項27で定義される装置。
【請求項36】
アクティブ無線デバイスが前記無線デバイスのカバレッジエリア内に存在しない場合に、予め決定された値だけ前記受信された距離値をインクリメントするための手段と;
前記インクリメントされた距離値を少なくとも1つのさらに隣接する無線デバイスに送信するための手段と;
をさら備える、請求項35で定義される装置。
【請求項37】
無線送信フレームの1つ以上の特定の時間スロットにおいて前記プリアンブル送信を送信するための手段をさらに備える、請求項27で定義される装置。
【請求項38】
無線送信フレームの1つ以上の特定の時間スロットにおいて前記プリアンブル送信を送信することは、少なくとも1つの別の無線デバイスから受信されたプリアンブル送信に基づいてスタガまたはランダム化された前記プリアンブル送信の送信を含む、請求項37で定義される装置。
【請求項39】
無線送信フレームの無線送信の1つ以上の特定の時間スロットにおいて前記プリアンブル送信を送信することは、前記無線デバイスのセルIDに基づく時間スロットの選択を含む、請求項38で定義される装置。
【請求項40】
少なくとも1つの別の無線デバイスからの少なくとも1つのプリアンブル送信からタイミング情報を検出するための手段と;
既定の基準に基づいて、前記少なくとも1つのプリアンブル送信および前記無線デバイスの前記システム時間から最早システム時間を決定するための手段と;
前記無線デバイスの前記システム時間を前記決定された最早システム時間に追従させるための手段と;
をさらに備える、請求項27で定義される装置。
【請求項41】
前記無線デバイスの隣接状態を決定するための手段と、なお前記決定するための手段は:
少なくとも1つの隣接する無線デバイスから受信される少なくとも1つの距離値に基づいて、前記無線デバイスからネットワーク内の登録された遊休アクセス端末までの距離を決定するための手段と、
前記アクセス端末の優先クラスを決定するための手段とを含む;
前記決定された距離および優先クラスに依存して、前記デューティサイクルを設定するように構成された前記遊休モードデューティサイクルをさらに適応設定するための手段と;
をさらに備える、請求項27で定義される装置。
【請求項42】
少なくとも1つの隣接する無線デバイスからの少なくとも1つのプリアンブルデマンド信号の存在を決定することを含む隣接状態を決定するための手段と;
前記少なくとも1つの送信されたプリアンブルデマンド信号に基づいて前記デューティサイクルを設定するように構成された前記遊休モードデューティサイクルを適応設定するための手段と;
をさらに備える、請求項27で定義される装置。
【請求項43】
無線デバイスの遊休モードを制御するための装置であって、:
少なくとも1つのプロセッサと、なお、前記少なくとも1つのプロセッサは
前記無線デバイスの隣接状態を決定し;
前記決定された隣接状態に応答して前記無線デバイスによる少なくともプリアンブル送信に使用される遊休モードデューティサイクルを適応設定するように構成される;
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶するように構成されたメモリと;
を備える装置。
【請求項44】
前記プリアンブル送信は、少なくとも1つの別の無線デバイスによる前記無線デバイスの発見を少なくとも可能にするように構成されたパイロット波形およびプリアンブルペイロードのうちの少なくとも1つを含む、請求項43で定義される装置。
【請求項45】
前記プロセッサは、少なくとも1つの別の無線デバイスが前記無線デバイスの近傍に存在するか否かを決定するように構成される、請求項43で定義される装置。
【請求項46】
前記プロセッサは、別の無線デバイスが前記無線デバイスの近傍に存在しないと決定された場合に、依然としてプリアンブル送信を提供する最小デューティサイクル値に前記遊休モードデューティサイクルを設定するように構成される、請求項45で定義される装置。
【請求項47】
前記プロセッサは、遊休モードで動作する少なくとも1つの別の無線デバイスが、前記無線デバイスの近傍に存在すると決定された場合に、最小デューティサイクル値よりも大きく、アクティブモードデューティサイクル値よりも小さい値に前記遊休モードデューティサイクルを設定するように構成される、請求項45で定義される装置。
【請求項48】
前記プロセッサは、アクティブモードで動作する少なくとも1つの別の無線デバイスが、前記無線デバイスの隣接状態を決定するための手段によって、前記無線デバイスの近傍に存在すると決定された場合に、前記遊休モードデューティサイクルをアクティブモードデューティサイクルに設定するように構成される、請求項45で定義される装置。
【請求項49】
前記アクティブ遊休モードデューティサイクルの値は、アクティブモードで動作する前記少なくとも1つの別の無線デバイスが現在前記無線デバイスに接続されているか否かに基づいて、前記無線デバイスにおいて変更可能に決定される、請求項48で定義される装置。
【請求項50】
前記プロセッサは、
前記無線デバイスの隣接状態を決定するための手段が、前記無線デバイスの近傍においてアクティブモードおよび遊休モードのうちの少なくとも1つで動作する少なくとも別の無線デバイスを決定する場合に、前記無線デバイスの近傍においてアクティブモードで動作する前記少なくとも別の無線デバイスの存在を、少なくとも1つの隣接するサービング無線デバイスに通信するように構成された最小距離値を含む前記プリアンブル送信を構成するようにさらに構成される、請求項43で定義される装置。
【請求項51】
前記隣接するサービング無線デバイスのカバレッジエリア内で動作するアクティブ無線デバイスおよび遊休無線デバイスのうちの1つを有する少なくとも1つの隣接するサービング無線デバイスに距離情報を通信するように構成された距離値を含むプリアンブル送信を、別の隣接する無線デバイスから受信するように構成された受信機と;
前記受信された距離値に基づいて前記遊休モードデューティサイクルを適応設定するようにさらに構成された前記プロセッサと;
をさらに備える、請求項48で定義される装置。
【請求項52】
前記プロセッサは:
アクティブ無線デバイスが、前記無線デバイスのカバレッジエリア内に存在しない場合に、予め決定された値だけ前記受信された距離値をインクリメントし;
少なくとも1つのさらなる隣接する無線デバイスに送信機によって前記インクリメントされた距離値の送信を向けるようにさらに構成される、請求項51で定義される装置。
【請求項53】
前記プロセッサは、それぞれの遊休モードサイクルの間に、前記無線デバイスの送信機による前記プリアンブル送信の送信と、少なくとも1つの隣接する無線デバイスからの、前記無線デバイスの受信機によるプリアンブル送信の受信とを交互にすることを指示するようにさらに構成される、請求項43で定義される装置。
【請求項54】
前記プロセッサは、無線送信フレームの1つ以上の特定の時間スロットにおける送信機による前記プリアンブル送信の送信を指示するようにさらに構成される、請求項43で定義される装置。
【請求項55】
前記プロセッサは、
少なくとも1つの別の無線デバイスからの少なくとも1つのプリアンブル送信からタイミング情報を検出し、
既定の基準に基づいて、前記少なくとも1つのプリアンブル送信および前記無線デバイスの前記システム時間から最早システム時間を決定し、
前記無線デバイスのシステム時間を前記決定された最早システム時間に追従させるようにさらに構成される、請求項43で定義される装置。
【請求項56】
前記既定の基準は、その近傍に遊休無線デバイスを有する別の無線デバイスのシステム時間よりも、その近傍にアクティブ無線デバイスを有する別の無線デバイスのシステム時間を優先することを含む、請求項55で定義される装置。
【請求項57】
前記プロセッサは、
少なくとも1つの隣接する無線デバイスから受信される少なくとも1つの距離値に基づいて前記無線デバイスからネットワーク内の登録された遊休アクセス端末までの距離を決定し、
前記アクセス端末の優先クラスを決定し、
前記決定された距離および優先クラスに依存して前記遊休モードデューティサイクルを適応設定するようにさらに構成される、請求項43で定義される装置。
【請求項58】
前記プロセッサは、前記プリアンブル送信および個別ページングチャネルの1つの内のページング情報の送信を少なくとも1つの隣接する無線アクセスポイントに向けるようにさらに構成され、前記ページング情報は、ネットワーク内に登録された少なくとも1つのアクセス端末に関するページング情報を通信する、請求項43で定義される装置。
【請求項59】
前記プロセッサは、
少なくとも1つの隣接する無線デバイスから、少なくとも1つのプリアンブルデマンド信号の存在を決定することを含む隣接状態を決定し、
前記少なくとも1つの送信されたプリアンブルデマンド信号に基づいて前記遊休モードデューティサイクルを適応設定するようにさらに構成される、請求項43で定義される装置。
【請求項60】
前記プロセッサは、前記プリアンブルデマンド信号に応答してプリアンブルを送信することを指示するようにさらに構成される、請求項59で定義される装置。
【請求項61】
コンピュータ読み取り可能媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ読み取り可能媒体は:
コンピュータに、無線デバイスの隣接状態を決定させるためのコードと;
コンピュータに、前記決定された隣接状態に応答して前記無線デバイスによって少なくとも1つのプリアンブル送信に使用される遊休モードデューティサイクルを適応設定させるためのコードと;
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項62】
前記コンピュータに前記無線デバイスの前記隣接状態を決定させるためのコードは、前記コンピュータに、少なくとも1つの別の無線デバイスが、前記無線デバイスの近傍に存在するか否かを決定させるためのコードを含む、請求項61で定義されるコンピュータプログラム製品。
【請求項63】
前記コンピュータに前記遊休モードデューティサイクルを適応設定させるためのコードは、別の無線デバイスが前記無線デバイスの近傍に存在しないと決定された場合に、依然としてプリアンブル送信を提供する最小デューティサイクル値に前記遊休モードデューティサイクルを設定する、請求項62で定義されるコンピュータプログラム製品。
【請求項64】
前記コンピュータに前記遊休モードデューティサイクルを適応設定させるコードは、遊休モードで動作する少なくとも1つの別の無線デバイスが前記無線デバイスの近傍に存在すると決定された場合に、最小デューティサイクル値よりも大きく、アクティブ遊休モードデューティサイクル値よりも小さい値に前記遊休モードデューティサイクルを設定する、請求項62で定義されるコンピュータプログラム製品。
【請求項65】
前記コンピュータに前記遊休モードデューティサイクルを適応設定させるためのコードは、アクティブモードで動作する少なくとも1つの別の無線デバイスが、前記無線デバイスの隣接状態を決定するための手段によって、前記無線デバイスの近傍に存在すると決定された場合に、前記遊休モードデューティサイクルをアクティブモードデューティサイクルに設定する、請求項62で定義されるコンピュータプログラム製品。
【請求項66】
前記コンピュータに前記無線デバイスの隣接状態を決定させるためのコードは、前記無線デバイスの近傍においてアクティブモードで動作する少なくとも1つの別の無線デバイスを決定するためのコードを含み、
前記コンピュータ読み取り可能媒体は、前記コンピュータに前記無線デバイスの隣接状態を決定させるためのコードが、前記無線デバイスの近傍において、アクティブモードおよび遊休モードのうちの少なくとも1つで動作する少なくとも別の無線デバイスを決定する場合に、コンピュータに、前記無線デバイスの近傍においてアクティブモードで動作する前記少なくとも別の無線デバイスの存在を、少なくとも1つの隣接するサービング無線デバイスに通信するように構成された最小距離値を含む前記プリアンブル送信を送信させるためのコードをさらに備える、請求項62で定義されるコンピュータプログラム製品。
【請求項67】
前記コンピュータ読み取り可能媒体は:
コンピュータに、前記隣接するサービング無線デバイスのカバレッジエリア内で動作するアクティブ無線デバイスおよび遊休無線デバイスのうちの少なくとも1つを有する少なくとも1つの隣接するサービング無線デバイスに距離情報を通信するように構成された距離値を含むプリアンブル送信を、別の隣接する無線デバイスから受信させるためのコードと;
コンピュータに、前記受信された距離値に基づいて前記遊休モードデューティサイクルをさらに適応設定させるためのコードと;
をさらに備える、請求項61で定義されるコンピュータプログラム製品。
【請求項68】
前記コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータに、無線送信フレームの1つ以上の時間スロットで前記プリアンブル送信の実行させるコードをさらに備える、請求項61で定義されるコンピュータプログラム製品。
【請求項69】
前記コンピュータに前記無線デバイスの隣接状態を決定させるためのコードは:
コンピュータに、少なくとも1つの隣接する無線デバイスから受信される少なくとも1つの距離値に基づいて前記無線デバイスからネットワーク内の登録された遊休アクセス端末までの距離を決定させるためのコードと;
コンピュータに、前記アクセス端末の優先クラスを決定させるためのコードと;
コンピュータに、前記決定された距離および優先クラスに依存して前記遊休モードデューティサイクルをさらに適応設定させるためのコードと;
を含む、請求項61で定義されるコンピュータプログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−502601(P2012−502601A)
【公表日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−527011(P2011−527011)
【出願日】平成21年9月11日(2009.9.11)
【国際出願番号】PCT/US2009/056745
【国際公開番号】WO2010/030952
【国際公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】