無線ロケーション・システムにおいて用いるためのロケーション計算における干渉消去システムおよび方法
【課題】 無線ロケーション・システムにおいて干渉を消去するシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】無線ロケーション・システムにおいて、信号の受信および復調は、多くのサイトで行われることが多い。例えば、TDMA、AMPS、GSM、GPRS、EDGE、CDMA、DCMA2000、またはWCDMAシステムでは、対象信号(位置を検出すべき移動送信機からの送信)および干渉信号が同時に同じサイトにおいて受信されると、衝突が発生する可能性がある。このような衝突が起きた場合でも、干渉信号は受信システムまたはSCSによって他のサイトにおいて復調されており、復調されたデータはTLPによって知ることができる。この干渉物は、衝突が発生したサイトにおける対象信号と干渉物との組み合わせを表す生データから再現し、減算することができる。この技法は、対象信号の劣化を殆ど生ずることなく、干渉信号を大幅に(例えば、約10から15dB)排除することができる。
【解決手段】無線ロケーション・システムにおいて、信号の受信および復調は、多くのサイトで行われることが多い。例えば、TDMA、AMPS、GSM、GPRS、EDGE、CDMA、DCMA2000、またはWCDMAシステムでは、対象信号(位置を検出すべき移動送信機からの送信)および干渉信号が同時に同じサイトにおいて受信されると、衝突が発生する可能性がある。このような衝突が起きた場合でも、干渉信号は受信システムまたはSCSによって他のサイトにおいて復調されており、復調されたデータはTLPによって知ることができる。この干渉物は、衝突が発生したサイトにおける対象信号と干渉物との組み合わせを表す生データから再現し、減算することができる。この技法は、対象信号の劣化を殆ど生ずることなく、干渉信号を大幅に(例えば、約10から15dB)排除することができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線ロケーション・システムにおいて用いる干渉消去方法であって、
位置を検出すべき移動送信機からの送信を、第1受信サイトにおいて受信するステップと、
干渉信号が前記第1受信サイトにおいて受信した信号を転意させた原因となった衝突の確率を判定するステップと、
前記衝突の確率が閾値を超過する場合、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から、前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップと、
を備えた干渉消去方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法において、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号をディジタル化し、次いで所定のアルゴリズムにしたがって処理して、前記衝突の確率を判定する、方法。
【請求項3】
請求項2記載の方法において、前記所定のアルゴリズムは、前記受信信号に関わる信号対ノイズ比(SNR)を判定することを備えた、方法。
【請求項4】
請求項3記載の方法において、前記所定のアルゴリズムは、更に、前記SNRの分散が所定の閾値を超過するか否か判定を行うことを含む、方法。
【請求項5】
請求項3記載の方法において、前記所定のアルゴリズムは、更に、前記SNRが単一ステップにおいて、所定の閾値よりも大きい量だけ増加または減少したか否か判定を行うことを含む、方法。
【請求項6】
請求項3記載の方法において、前記所定のアルゴリズムは、更に、前記衝突の確率を、遠隔サイトにおいて受信した信号の平均SNRが、伝搬モデルによって予測した平均SNRよりも大きいか否かの基準とすることを含む、方法。
【請求項7】
請求項1記載の方法において、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップは、干渉信号の表現を再現することを含む、方法。
【請求項8】
請求項7記載の方法において、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップは、前記再現した信号を処理し、次いで前記第1受信サイトにおいて受信した信号からこれを減算することを含む、方法。
【請求項9】
請求項8記載の方法において、前記再現した信号の処理は、時間シフトを含む、方法。
【請求項10】
請求項8記載の方法において、前記再現した信号の処理は、周波数シフトを含む、方法。
【請求項11】
請求項8記載の方法において、前記再現した信号の処理は、重み付けを含む、方法。
【請求項12】
請求項8記載の方法において、前記再現信号の処理は、所定の伝搬モデルに応じた処理を含み、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記信号を減算して、干渉信号を非常に高い精度で表すようにした、方法。
【請求項13】
請求項8記載の方法であって、更に、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から干渉信号の少なくとも大部分を除去するプロセスを繰り返し、多数の干渉信号の大部分を除去するステップを含む、方法。
【請求項14】
請求項13記載の方法において、前記繰り返すプロセスは、最も強い干渉物を選択して最初に除去し、続いてSNRの閾値に達するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去することを伴う、方法。
【請求項15】
請求項13記載の方法において、前記繰り返すプロセスは、最も強い干渉物を選択して最初に除去し、続いて時間限度を超過するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去することを伴う、方法。
【請求項16】
請求項13記載の方法において、前記繰り返すプロセスは、最も強い干渉物を選択して最初に除去し、続いて潜在的位置判定が指定の精度および信頼度に達するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去することを伴う、方法。
【請求項17】
請求項7記載の方法であって、更に、前記再現信号の表現を1つ以上の別の受信サイトに分配することによって、前記他の受信サイトが、当該サイトにおいて受信した信号から干渉を除去する際に前記再現信号を用いることができるようにした、方法。
【請求項18】
請求項1記載の方法であって、更に、前記衝突の確率が所定の閾値を上回ると判定した後、前記第1受信サイトにおいて複数のアンテナ・ポートの各々から受信した信号データが、位置を検出すべき移動送信機からであることを検証するステップを含む、方法。
【請求項19】
請求項18記載の方法において、前記検証するステップは、前記受信信号のセグメントを復調し、前記信号における識別情報が正しいことを検証する、方法。
【請求項20】
請求項19記載の方法において、前記識別情報は、MINおよびMSIDの内少なくとも1つを含む、方法。
【請求項21】
請求項18記載の方法において、前記検証するステップは、前記受信信号のセグメントを復調して、前記信号におけるメッセージ特性が、別の受信サイトにおいて受信したものと一致することを検証することを備えた、方法。
【請求項22】
請求項21記載の方法において、前記メッセージ特性は、ダイアルした番号(digit)を含む、方法。
【請求項23】
請求項1記載の方法において、複数の受信サイトを含む無線ロケーション・システムにおいて当該方法を実行し、1対の前記受信サイトが到達時間差(TDOA)の計算に対するベースラインを規定し、一方の受信サイトにおいて干渉信号を消去する際に、他方の受信サイトにおいて受信した信号から得た干渉信号の再現表現を用いることによって、TDOA判定の精度を高める、方法。
【請求項24】
請求項1記載の方法において、当該方法は、複数の受信サイトを含む無線ロケーション・システムにおいて到達角度(AOA)判定の精度を高めるために実行する、方法。
【請求項25】
請求項1記載の方法において、衝突の確率を判定する前記ステップは、前記第1受信サイトにおいて受信した信号と基準信号との相関を取ることを含む、方法。
【請求項26】
請求項25記載の方法であって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を時間に関して取り、前記干渉物の最適時間シフト・バージョンを求めるステップを含む、方法。
【請求項27】
請求項25記載の方法であって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を周波数に関して取り、前記干渉物の最適周波数シフト・バージョンを求めるステップを含む、方法。
【請求項28】
請求項25記載の方法であって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を時間および周波数に関して取り、前記干渉物の最適時間および周波数シフト・バージョンを求めるステップを含む、方法。
【請求項29】
請求項1記載の方法において、衝突の確率を判定し、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップは、受信サイトにおいて行われる、方法。
【請求項30】
請求項1記載の方法において、衝突の確率を判定し、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップは、中央サイトにおいて行われる、方法。
【請求項31】
請求項1記載の方法において、前記所定のアルゴリズムは、位置を検出すべき前記移動送信機以外の移動送信機の知識を用いて、同一チャネル上において前記位置を検出すべき移動送信機として通信し、干渉が存在することを判定することを備えた、方法。
【請求項32】
請求項31記載の方法において、前記知識は、無線通信システムから得られる、方法。
【請求項33】
請求項21記載の方法において、前記メッセージ特性は、チャネル同期フィールドを含む、方法。
【請求項34】
請求項1記載の方法において、衝突の確率を判定する前記ステップは、受信信号電力が閾値を上回るか否か判定し、更に、前記第1受信サイトにおいて受信した信号の基準信号との相関が閾値未満であるか否か判定することを備えた、方法。
【請求項35】
無線ロケーション・システムであって、
複数の信号受信サイトであって、各々、移動送信機からの信号を受信しディジタル化することができる受信機と、前記受信信号を復調する復調器とを含む、複数の信号受信サイトと、
衝突の確率によって、干渉信号が第1受信サイトにおいて受信した信号を転意させたことを判定する手段と、
前記衝突の確率が閾値を超過した場合、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から、前記干渉信号の少なくとも大部分を除去する手段と、
を備えている無線ロケーション・システム。
【請求項36】
請求項35記載の無線ロケーション・システムであって、更に、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号を、所定のアルゴリズムにしたがって処理し、前記衝突の確率を判定する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項37】
請求項36記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記所定のアルゴリズムは、前記受信信号に関わる信号対ノイズ比(SNR)を判定することを備えた、無線ロケーション・システム。
【請求項38】
請求項37記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記所定のアルゴリズムは、更に、SNRの分散が所定の閾値を超過したか否か判定することを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項39】
請求項37記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記所定のアルゴリズムは、更に、前記SNRが単一ステップにおいて、所定の閾値よりも大きい量だけ増加または減少したか否か判定を行うことを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項40】
請求項37記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記所定のアルゴリズムは、更に、前記衝突の確率を、遠隔サイトにおいて受信した信号の平均SNRが、伝搬モデルによって予測した平均SNRよりも大きいか否かの基準とすることを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項41】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去する手段は、干渉信号の表現を再現する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項42】
請求項41記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップは、前記再現した信号を処理し、次いで前記第1受信サイトにおいて受信した信号からこれを減算する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項43】
請求項42記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記再現した信号の処理は、時間シフトを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項44】
請求項42記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記再現した信号の処理は、周波数シフトを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項45】
請求項42記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記再現した信号の処理は、重み付けを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項46】
請求項42記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記再現信号の処理は、所定の伝搬モデルに応じた処理を含み、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記信号を減算して、干渉信号を非常に高い精度で表すようにした、無線ロケーション・システム。
【請求項47】
請求項42記載の無線ロケーション・システムであって、更に、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から干渉信号の少なくとも大部分を除去するプロセスを繰り返し、多数の干渉信号の大部分を除去する手段をを備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項48】
請求項47記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記繰り返す手段は、最も強い干渉元を選択して最初に除去し、続いてSNRの閾値に達するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去する手段を含む、無線ロケーション・システム。
【請求項49】
請求項47記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記繰り返す手段は、最も強い干渉物を選択して最初に除去し、続いて時間限度を超過するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去する手段を含む、無線ロケーション・システム。
【請求項50】
請求項47記載の方法において、前記繰り返す手段は、最も強い干渉物を選択して最初に除去し、続いて潜在的位置判定が指定の精度および信頼度に達するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去する手段を含む、無線ロケーション・システム。
【請求項51】
請求項41記載の無線ロケーション・システムであって、更に、前記再現信号の表現を1つ以上の別の受信サイトに分配することによって、前記他の受信サイトが、当該サイトにおいて受信した信号から干渉を除去する際に前記再現信号を用いることを可能にする手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項52】
請求項35記載の方法であって、更に、前記第1受信サイトにおいて複数のアンテナ・ポートの各々から受信した信号データが、位置を検出すべき移動送信機からであることを検証する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項53】
請求項52記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記検証する手段は、前記受信信号のセグメントを復調し、前記信号における識別情報が正しいことを検証する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項54】
請求項53記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記識別情報は、MINおよびMSIDの内少なくとも1つを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項55】
請求項52記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記検証する手段は、前記受信信号のセグメントを復調して、前記信号におけるメッセージ特性が、別の受信サイトにおいて受信したものと一致することを検証する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項56】
請求項55記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記メッセージ特性は、ダイアルした番号(digit)を含む、無線ロケーション・システム。
【請求項57】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、1対の前記受信サイトが到達時間差(TDOA)の計算に対するベースラインを規定し、一方の受信サイトにおいて干渉信号を消去する際に、他方の受信サイトにおいて受信した信号から得た干渉信号の再現表現を用いることによって、TDOA判定の精度を高める、無線ロケーション・システム。
【請求項58】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、衝突の確率を判定する前記ステップは、前記第1受信サイトにおいて受信した信号と基準信号との相関を取る手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項59】
請求項58記載の無線ロケーション・システムであって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を時間に関して取り、前記干渉物の最適時間シフト・バージョンを求める手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項60】
請求項58記載の無線ロケーション・システムであって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を周波数に関して取り、前記干渉物の最適周波数シフト・バージョンを求める手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項61】
請求項58記載の無線ロケーション・システムであって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を時間および周波数に関して取り、前記干渉物の最適時間および周波数シフト・バージョンを求める手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項62】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、衝突の確率を判定し、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去する手段は、受信サイトに位置する、無線ロケーション・システム。
【請求項63】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、衝突の確率を判定し、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去する手段は、中央サイトに位置する、無線ロケーション・システム。
【請求項64】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記所定のアルゴリズムは、位置を検出すべき前記移動送信機以外の移動送信機の知識を用いて、同一チャネル上において前記位置を検出すべき移動送信機として通信し、干渉が存在することを判定することを備えた、無線ロケーション・システム。
【請求項65】
請求項64記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記知識は無線通信システムから得られる、無線ロケーション・システム。
【請求項66】
請求項55記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記メッセージ特性はチャネル同期フィールドを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項67】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、衝突の確率を判定する前記手段は、受信信号電力が閾値を上回るか否か判定し、更に、前記第1受信サイトにおいて受信した信号の基準信号との相関が閾値未満であるか否か判定する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項1】
無線ロケーション・システムにおいて用いる干渉消去方法であって、
位置を検出すべき移動送信機からの送信を、第1受信サイトにおいて受信するステップと、
干渉信号が前記第1受信サイトにおいて受信した信号を転意させた原因となった衝突の確率を判定するステップと、
前記衝突の確率が閾値を超過する場合、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から、前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップと、
を備えた干渉消去方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法において、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号をディジタル化し、次いで所定のアルゴリズムにしたがって処理して、前記衝突の確率を判定する、方法。
【請求項3】
請求項2記載の方法において、前記所定のアルゴリズムは、前記受信信号に関わる信号対ノイズ比(SNR)を判定することを備えた、方法。
【請求項4】
請求項3記載の方法において、前記所定のアルゴリズムは、更に、前記SNRの分散が所定の閾値を超過するか否か判定を行うことを含む、方法。
【請求項5】
請求項3記載の方法において、前記所定のアルゴリズムは、更に、前記SNRが単一ステップにおいて、所定の閾値よりも大きい量だけ増加または減少したか否か判定を行うことを含む、方法。
【請求項6】
請求項3記載の方法において、前記所定のアルゴリズムは、更に、前記衝突の確率を、遠隔サイトにおいて受信した信号の平均SNRが、伝搬モデルによって予測した平均SNRよりも大きいか否かの基準とすることを含む、方法。
【請求項7】
請求項1記載の方法において、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップは、干渉信号の表現を再現することを含む、方法。
【請求項8】
請求項7記載の方法において、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップは、前記再現した信号を処理し、次いで前記第1受信サイトにおいて受信した信号からこれを減算することを含む、方法。
【請求項9】
請求項8記載の方法において、前記再現した信号の処理は、時間シフトを含む、方法。
【請求項10】
請求項8記載の方法において、前記再現した信号の処理は、周波数シフトを含む、方法。
【請求項11】
請求項8記載の方法において、前記再現した信号の処理は、重み付けを含む、方法。
【請求項12】
請求項8記載の方法において、前記再現信号の処理は、所定の伝搬モデルに応じた処理を含み、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記信号を減算して、干渉信号を非常に高い精度で表すようにした、方法。
【請求項13】
請求項8記載の方法であって、更に、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から干渉信号の少なくとも大部分を除去するプロセスを繰り返し、多数の干渉信号の大部分を除去するステップを含む、方法。
【請求項14】
請求項13記載の方法において、前記繰り返すプロセスは、最も強い干渉物を選択して最初に除去し、続いてSNRの閾値に達するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去することを伴う、方法。
【請求項15】
請求項13記載の方法において、前記繰り返すプロセスは、最も強い干渉物を選択して最初に除去し、続いて時間限度を超過するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去することを伴う、方法。
【請求項16】
請求項13記載の方法において、前記繰り返すプロセスは、最も強い干渉物を選択して最初に除去し、続いて潜在的位置判定が指定の精度および信頼度に達するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去することを伴う、方法。
【請求項17】
請求項7記載の方法であって、更に、前記再現信号の表現を1つ以上の別の受信サイトに分配することによって、前記他の受信サイトが、当該サイトにおいて受信した信号から干渉を除去する際に前記再現信号を用いることができるようにした、方法。
【請求項18】
請求項1記載の方法であって、更に、前記衝突の確率が所定の閾値を上回ると判定した後、前記第1受信サイトにおいて複数のアンテナ・ポートの各々から受信した信号データが、位置を検出すべき移動送信機からであることを検証するステップを含む、方法。
【請求項19】
請求項18記載の方法において、前記検証するステップは、前記受信信号のセグメントを復調し、前記信号における識別情報が正しいことを検証する、方法。
【請求項20】
請求項19記載の方法において、前記識別情報は、MINおよびMSIDの内少なくとも1つを含む、方法。
【請求項21】
請求項18記載の方法において、前記検証するステップは、前記受信信号のセグメントを復調して、前記信号におけるメッセージ特性が、別の受信サイトにおいて受信したものと一致することを検証することを備えた、方法。
【請求項22】
請求項21記載の方法において、前記メッセージ特性は、ダイアルした番号(digit)を含む、方法。
【請求項23】
請求項1記載の方法において、複数の受信サイトを含む無線ロケーション・システムにおいて当該方法を実行し、1対の前記受信サイトが到達時間差(TDOA)の計算に対するベースラインを規定し、一方の受信サイトにおいて干渉信号を消去する際に、他方の受信サイトにおいて受信した信号から得た干渉信号の再現表現を用いることによって、TDOA判定の精度を高める、方法。
【請求項24】
請求項1記載の方法において、当該方法は、複数の受信サイトを含む無線ロケーション・システムにおいて到達角度(AOA)判定の精度を高めるために実行する、方法。
【請求項25】
請求項1記載の方法において、衝突の確率を判定する前記ステップは、前記第1受信サイトにおいて受信した信号と基準信号との相関を取ることを含む、方法。
【請求項26】
請求項25記載の方法であって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を時間に関して取り、前記干渉物の最適時間シフト・バージョンを求めるステップを含む、方法。
【請求項27】
請求項25記載の方法であって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を周波数に関して取り、前記干渉物の最適周波数シフト・バージョンを求めるステップを含む、方法。
【請求項28】
請求項25記載の方法であって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を時間および周波数に関して取り、前記干渉物の最適時間および周波数シフト・バージョンを求めるステップを含む、方法。
【請求項29】
請求項1記載の方法において、衝突の確率を判定し、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップは、受信サイトにおいて行われる、方法。
【請求項30】
請求項1記載の方法において、衝突の確率を判定し、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップは、中央サイトにおいて行われる、方法。
【請求項31】
請求項1記載の方法において、前記所定のアルゴリズムは、位置を検出すべき前記移動送信機以外の移動送信機の知識を用いて、同一チャネル上において前記位置を検出すべき移動送信機として通信し、干渉が存在することを判定することを備えた、方法。
【請求項32】
請求項31記載の方法において、前記知識は、無線通信システムから得られる、方法。
【請求項33】
請求項21記載の方法において、前記メッセージ特性は、チャネル同期フィールドを含む、方法。
【請求項34】
請求項1記載の方法において、衝突の確率を判定する前記ステップは、受信信号電力が閾値を上回るか否か判定し、更に、前記第1受信サイトにおいて受信した信号の基準信号との相関が閾値未満であるか否か判定することを備えた、方法。
【請求項35】
無線ロケーション・システムであって、
複数の信号受信サイトであって、各々、移動送信機からの信号を受信しディジタル化することができる受信機と、前記受信信号を復調する復調器とを含む、複数の信号受信サイトと、
衝突の確率によって、干渉信号が第1受信サイトにおいて受信した信号を転意させたことを判定する手段と、
前記衝突の確率が閾値を超過した場合、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から、前記干渉信号の少なくとも大部分を除去する手段と、
を備えている無線ロケーション・システム。
【請求項36】
請求項35記載の無線ロケーション・システムであって、更に、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号を、所定のアルゴリズムにしたがって処理し、前記衝突の確率を判定する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項37】
請求項36記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記所定のアルゴリズムは、前記受信信号に関わる信号対ノイズ比(SNR)を判定することを備えた、無線ロケーション・システム。
【請求項38】
請求項37記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記所定のアルゴリズムは、更に、SNRの分散が所定の閾値を超過したか否か判定することを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項39】
請求項37記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記所定のアルゴリズムは、更に、前記SNRが単一ステップにおいて、所定の閾値よりも大きい量だけ増加または減少したか否か判定を行うことを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項40】
請求項37記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記所定のアルゴリズムは、更に、前記衝突の確率を、遠隔サイトにおいて受信した信号の平均SNRが、伝搬モデルによって予測した平均SNRよりも大きいか否かの基準とすることを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項41】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去する手段は、干渉信号の表現を再現する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項42】
請求項41記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去するステップは、前記再現した信号を処理し、次いで前記第1受信サイトにおいて受信した信号からこれを減算する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項43】
請求項42記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記再現した信号の処理は、時間シフトを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項44】
請求項42記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記再現した信号の処理は、周波数シフトを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項45】
請求項42記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記再現した信号の処理は、重み付けを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項46】
請求項42記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記再現信号の処理は、所定の伝搬モデルに応じた処理を含み、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記信号を減算して、干渉信号を非常に高い精度で表すようにした、無線ロケーション・システム。
【請求項47】
請求項42記載の無線ロケーション・システムであって、更に、前記第1受信サイトにおいて受信した前記信号から干渉信号の少なくとも大部分を除去するプロセスを繰り返し、多数の干渉信号の大部分を除去する手段をを備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項48】
請求項47記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記繰り返す手段は、最も強い干渉元を選択して最初に除去し、続いてSNRの閾値に達するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去する手段を含む、無線ロケーション・システム。
【請求項49】
請求項47記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記繰り返す手段は、最も強い干渉物を選択して最初に除去し、続いて時間限度を超過するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去する手段を含む、無線ロケーション・システム。
【請求項50】
請求項47記載の方法において、前記繰り返す手段は、最も強い干渉物を選択して最初に除去し、続いて潜在的位置判定が指定の精度および信頼度に達するまで、干渉が減少する順序で1つ以上の他の干渉物を選択し除去する手段を含む、無線ロケーション・システム。
【請求項51】
請求項41記載の無線ロケーション・システムであって、更に、前記再現信号の表現を1つ以上の別の受信サイトに分配することによって、前記他の受信サイトが、当該サイトにおいて受信した信号から干渉を除去する際に前記再現信号を用いることを可能にする手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項52】
請求項35記載の方法であって、更に、前記第1受信サイトにおいて複数のアンテナ・ポートの各々から受信した信号データが、位置を検出すべき移動送信機からであることを検証する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項53】
請求項52記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記検証する手段は、前記受信信号のセグメントを復調し、前記信号における識別情報が正しいことを検証する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項54】
請求項53記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記識別情報は、MINおよびMSIDの内少なくとも1つを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項55】
請求項52記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記検証する手段は、前記受信信号のセグメントを復調して、前記信号におけるメッセージ特性が、別の受信サイトにおいて受信したものと一致することを検証する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項56】
請求項55記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記メッセージ特性は、ダイアルした番号(digit)を含む、無線ロケーション・システム。
【請求項57】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、1対の前記受信サイトが到達時間差(TDOA)の計算に対するベースラインを規定し、一方の受信サイトにおいて干渉信号を消去する際に、他方の受信サイトにおいて受信した信号から得た干渉信号の再現表現を用いることによって、TDOA判定の精度を高める、無線ロケーション・システム。
【請求項58】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、衝突の確率を判定する前記ステップは、前記第1受信サイトにおいて受信した信号と基準信号との相関を取る手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項59】
請求項58記載の無線ロケーション・システムであって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を時間に関して取り、前記干渉物の最適時間シフト・バージョンを求める手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項60】
請求項58記載の無線ロケーション・システムであって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を周波数に関して取り、前記干渉物の最適周波数シフト・バージョンを求める手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項61】
請求項58記載の無線ロケーション・システムであって、更に、干渉物の再現バージョンの近隣サイトからの基準との相関を時間および周波数に関して取り、前記干渉物の最適時間および周波数シフト・バージョンを求める手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【請求項62】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、衝突の確率を判定し、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去する手段は、受信サイトに位置する、無線ロケーション・システム。
【請求項63】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、衝突の確率を判定し、前記第1受信サイトにおいて受信した信号から前記干渉信号の少なくとも大部分を除去する手段は、中央サイトに位置する、無線ロケーション・システム。
【請求項64】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記所定のアルゴリズムは、位置を検出すべき前記移動送信機以外の移動送信機の知識を用いて、同一チャネル上において前記位置を検出すべき移動送信機として通信し、干渉が存在することを判定することを備えた、無線ロケーション・システム。
【請求項65】
請求項64記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記知識は無線通信システムから得られる、無線ロケーション・システム。
【請求項66】
請求項55記載の無線ロケーション・システムにおいて、前記メッセージ特性はチャネル同期フィールドを含む、無線ロケーション・システム。
【請求項67】
請求項35記載の無線ロケーション・システムにおいて、衝突の確率を判定する前記手段は、受信信号電力が閾値を上回るか否か判定し、更に、前記第1受信サイトにおいて受信した信号の基準信号との相関が閾値未満であるか否か判定する手段を備えている、無線ロケーション・システム。
【図1】
【図1A】
【図2】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2C−1】
【図2C−2】
【図2C−3】
【図2C−4】
【図2D】
【図2E】
【図2E−1】
【図2F】
【図2G】
【図2H】
【図2I】
【図2J】
【図2K】
【図2L】
【図3】
【図3A】
【図4】
【図4A】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図12A】
【図12B】
【図1A】
【図2】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2C−1】
【図2C−2】
【図2C−3】
【図2C−4】
【図2D】
【図2E】
【図2E−1】
【図2F】
【図2G】
【図2H】
【図2I】
【図2J】
【図2K】
【図2L】
【図3】
【図3A】
【図4】
【図4A】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図12A】
【図12B】
【公開番号】特開2011−24251(P2011−24251A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−210486(P2010−210486)
【出願日】平成22年9月21日(2010.9.21)
【分割の表示】特願2004−528054(P2004−528054)の分割
【原出願日】平成15年8月11日(2003.8.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(500532540)トゥルーポジション・インコーポレーテッド (48)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−210486(P2010−210486)
【出願日】平成22年9月21日(2010.9.21)
【分割の表示】特願2004−528054(P2004−528054)の分割
【原出願日】平成15年8月11日(2003.8.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(500532540)トゥルーポジション・インコーポレーテッド (48)
【Fターム(参考)】
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