説明

無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスをサポートする方法および装置

【課題】無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスをサポートするための技術を提供する。
【解決手段】送信機(ノードB)は、公示されたサービスのためのショート・サービス識別子(ID)へのロング・サービスIDのマッピングを搬送するコンフィギュレーション情報を送信する。送信機はまた、現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースに対するショート・サービスIDのマッピングを搬送するスケジューリング情報を送信する。ショート・サービスIDは、送信されるスケジューリング情報の量を低減する。別の態様では、送信機は、送信されているサービス、および、公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を送信する。受信機(例えば、UE)は、興味のあるサービスを求める要求を送信するか否かを判定するために、この情報を用いる。

【発明の詳細な説明】
【優先権主張】
【0001】
本願は、本願の譲受人に譲渡され、本明細書において参照によって組み込まれている2007年8月13日に出願の"ACCESSING AN ADVERTISED SERVICE IN A MULTIMEDIA SYSTEM"と題された米国仮出願60/955,620号の優先権を主張する。
【技術分野】
【0002】
本開示は、一般に、通信に関し、さらに詳しくは、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスをサポートする技術に関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信システムは、例えば音声、ビデオ、パケット・データ、メッセージング、ブロードキャスト等のような様々な通信コンテンツを提供するために広く開発された。これらの無線システムは、利用可能なシステム・リソースを共有することにより複数のユーザをサポートすることができる多元接続システムでありうる。そのような多元接続システムの一例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交FDMA(OFDMA)システム、およびシングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)システムを含んでいる。
【0004】
無線通信システムは、ブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスをサポートすることができる。ブロードキャスト・サービスは、例えばニュース・ブロードキャスト・サービスのように、すべてのユーザによって受信されるサービスである。マルチキャスト・サービスは、例えば予約ビデオ・サービスのように、ユーザのグループによって受信されるサービスである。所与のブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスは、所与の時間において、任意の数のユーザによって受信されうる。このシステムにおいて、ブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを効率的にブロードキャストすることが望まれる。
【発明の概要】
【0005】
本明細書では、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスをサポートする技術が記載される。態様では、送信機(例えば、ノードB)は、公示されたサービスのためのロング・サービス識別子(ID)のショート・サービスIDへのマッピングを備えるコンフィギュレーション情報を送信することができる。この送信機はさらに、現在のスケジューリング期間においてスケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングを備えるスケジューリング情報を送信することができる。ロング・サービスIDは、サポートされている全てのサービスを識別するために使用されうる。ショート・サービスIDは、スケジューリング情報内のスケジュールされたサービスを識別するために使用されうる。ロング・サービスIDの代わりにショート・サービスIDを用いることによって、送信すべきスケジューリング情報の量を低減することができる。
【0006】
別の態様では、送信機は、送信されているサービスと、公示されているが送信されていないサービスとを識別する情報を送信することができる。この情報は、興味のあるサービスに対する要求を(例えばユーザ機器(UE)のような)受信機に送信すべきか否かを判定するために、これら受信機によって使用されうる。
【0007】
また別の態様では、送信機が、公示されているが送信されていないサービスのためのコンフィギュレーション情報を送信することができる。そのようなサービスおのおののためのコンフィギュレーション情報は、サービスが送信された場合にそれを受信するために使用されるベアラ情報と、サービスのためのショート・サービスIDとを含みうる。送信機は、スケジュールされた期間中に、公示されているが送信されていないサービスを求める要求を受信しうる。送信機は、次のスケジューリング期間において、要求されたサービスの送信を開始することができる。公示されたサービスのコンフィギュレーション情報を送信することによって、送信機は、受信機によって要求された場合、これらのサービスを迅速に開始することができる。
【0008】
本開示のさまざまな態様および特徴が、以下にさらに詳細に記載される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、無線通信システムを示す。
【図2】図2は、ブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスの送信スキームを示す。
【図3】図3は、異なるサービスのためのベン図の例を示す。
【図4】図4は、ロング・サービスIDのショート・サービスIDへのマッピングの例と、ショート・サービスIDのラジオ・リソースへのマッピングの例とを示す。
【図5】図5は、公示されたサービスをサポートする送信スキームを示す。
【図6】図6は、公示されたサービスをサポートする別の送信スキームを示す。
【図7】図7は、コンフィギュレーション情報の送信、およびサービスのための情報のスケジューリングのための処理を示す。
【図8】図8は、コンフィギュレーション情報の送信、およびサービスのための情報のスケジューリングのための装置を示す。
【図9】図9は、コンフィギュレーション情報の受信、およびサービスのための情報のスケジューリングのための処理を示す。
【図10】図10は、コンフィギュレーション情報の受信、およびサービスのための情報のスケジューリングのための装置を示す。
【図11】図11は、公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を送信するための処理を示す。
【図12】図12は、公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を送信するための装置を示す。
【図13】図13は、公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を受信するための処理を示す。
【図14】図14は、公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を受信するための装置を示す。
【図15】図15は、公示されたサービスのコンフィギュレーション情報を送信するための処理を示す。
【図16】図16は、公示されたサービスのコンフィギュレーション情報を送信するための装置を示す。
【図17】図17は、公示されたサービスのためのコンフィギュレーション情報を受信するための処理を示す。
【図18】図18は、公示されたサービスのためのコンフィギュレーション情報を受信するための装置を示す。
【図19】図19は、ノードBおよびUEのブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書に記載された技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、およびその他のシステムのようなさまざまな無線通信システムに使用されうる。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば置換可能に使用される。CDMAシステムは、例えばユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、cdma2000等のような無線技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAのその他の変形を含んでいる。cdma2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実施することができる。OFDMAシステムは、例えば発展型UTRA(E−UTRA)、超モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実施することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、ダウンリンクではOFDMAを適用し、アップリンクではSC−FDMAを適用するE−UTRAを用いるUMTSの最新のリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された組織からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)からの文書に記載されている。これら技術はまた、MediaFLO(登録商標)、Digital Video Broadcasting for Handhelds(DVB−H)、Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial Television Broadcasting(ISDB−T)等を実施するブロードキャスト・システムのためにも使用されうる。明瞭さのために、これら技術のある態様が、以下においてLTEについて記載され、以下の記載のほとんどにおいてLTE用語が使用される。
【0011】
図1は、LTEシステムでありうる無線通信システム100を示す。システム100は、多くのノードBおよびその他のネットワーク・エンティティを含むことができる。単純化のために、図1では3つのノードB 110a、110b、110cのみが示される。ノードBは、UEと通信するために使用される固定局であることができ、発展型ノードB(eNB)、基地局、アクセス・ポイント等とも称されうる。ノードB110のおのおのは、特定の地理的領域102に通信有効範囲を提供する。システム容量を高めるために、ノードBの有効範囲領域の全体が、例えばより小さな領域104a、104b、104cのような複数の小さな領域に分割されうる。小さな領域のおのおのは、それぞれのノードBサブシステムによってサービス提供されうる。3GPPにおいて、用語「セル」は、この有効範囲領域にサービス提供するノードBおよび/またはノードBサブシステムのうち最も小さな有効範囲領域を称する。3GPP2では、用語「セクタ」は、この有効範囲領域にサービス提供する基地局および/または基地局サブシステムのうち最も小さな有効範囲領域を称する。明瞭さのために、セルの3GPP概念が、以下の説明で使用される。
【0012】
図1に示す例では、おのおののノードB110は、異なる地理的領域をカバーする3つのセルを有する。単純化のために、図1は、互いにオーバラップしないセルを示している。現実的な構成では、隣接するセルは、一般に、端部において互いにオーバラップする。これによって、UEは、システム内を移動しても、任意の場所において、1または複数のセルから有効範囲を受け取ることが可能となる。
【0013】
UE120は、システムの全体にわたって分散しうる。また、おのおののUEは、固定式または移動式でありうる。UEはまた、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局等とも称されうる。UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話、ブロードキャスト受信機等でありうる。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクによってノードBと通信することができる。ダウンリンク(すなわち順方向リンク)はノードBからUEへの通信リンクを称し、アップリンク(すなわち逆方向リンク)はUEからノードBへの通信リンクを称する。図1では、2つの矢印を備えた実線が、ノードBとUEとの双方向通信を示す。1つの矢印を備えた破線は、例えば、ブロードキャスト・サービスおよび/またはマルチキャスト・サービスのため、ノードBからダウンリンク信号を受信しているUEを示す。「UE」、「ユーザ」という用語は、本明細書において置換可能に使用される。
【0014】
システムは、複数のUEのための発展型マルチメディア・ブロードキャスト/ユニキャスト・サービス(E−MBMS)のみならず、個々のUEのためのユニキャスト・サービスをもサポートすることができる。E−MBMSは、単一のソースから複数の受取人にデータを送信するポイント・トゥ・マルチポイント・サービスを含む。E−MBMSのためのサービスは、E−MBMSサービスと称され、ブロードキャスト・サービスあるいはマルチキャスト・サービスでありうる。E−MBMSサービスは、予約ベースのサービスあるいは自由に利用可能なサービスでありうる。単純化のために、用語「サービス」は、以下の説明において、ブロードキャスト・サービスあるいはマルチキャスト・サービスを称しうる。
【0015】
LTEでは、データおよびオーバヘッド情報は、ラジオ・リンク制御(RLC)レイヤにおいて論理チャネルとして処理される。論理チャネルは、媒体アクセス制御(MAC)レイヤにおいて輸送チャネルへマップされる。輸送チャネルは、物理レイヤ(PHY)において物理チャネルへマップされる。表1は、LTEにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスをサポートするために使用されるいくつかの論理チャネルをリストしており、おのおのの論理チャネルに短い説明を与えている。
【表1】

【0016】
MSCH、MCCHおよびMTCHは、サービスを公示し、送信されているサービスを示し、送信されたサービスのためのデータを搬送するために使用されうる。セルは、特定の地理的領域にわたって、1または複数のサービスのグループを送信することができる。サービスのおのおののグループにつき、1つのMSCH、1または複数のMCCH、および、1または複数のMTCHが存在しうる。サービスのグループについて、MSCHは、そのグループにおける送信のためにスケジュールされたすべてのサービスのためのスケジューリング情報を搬送することができる。おのおののMCCHは、1または複数のサービスのためのコンフィギュレーション情報を搬送することができる。おのおののMTCHは、1または複数のサービスのためのデータを搬送することができる。サービスの異なるグループのMSCHは、セル内にスケジューリング情報を送信するために利用可能なリソース内で(例えば、時間で)多重化されうる。単純化のために、以下の記載のうちの多くは、1つのMSCH、1つのMCCH、および1つのMTCHを仮定する。これらは、他の名称によっても称されうる。
【0017】
表1に示されるように、異なるタイプのオーバヘッド情報が、異なる論理チャネルで送信されうる。スケジューリング情報は、異なるサービスが送信される場合、サービスを送信するためにどのラジオ・リソースが使用されるか、および、送信されたサービスを復号するためにUEによって使用されるラジオ・リソースに関連付けられた追加設定を示すことができる。コンフィギュレーション情報は、サービスを受信するためにUEによって使用され、ベアラ情報、サービスIDのマッピング、高次レイヤ情報等を備えうる。ベアラ情報は、例えばトラフィック・クラスのようなベアラ・コンフィギュレーション、RLCコンフィギュレーション、例えば変調および符号化スキームのような低次レイヤ設定等のための情報を備えうる。高次レイヤ情報は、どのコーダ/デコーダ(コーデック)が使用されるか、サービスのためにどのデータ・ストリームがバンドルされるか(例えば、ビデオは、1または複数のオーディオ・トラックとバンドルされる)、アプリケーション・レイヤのためのメタデータ等に関する情報を備えうる。これら高次レイヤ情報は、下部レイヤに対して透過的であり、サービスを受信するためにUEによって使用されうる。表1で示される異なるタイプのオーバヘッド情報は、他の名称でも称されうる。スケジューリング情報は動的でありうる一方、コンフィギュレーション情報は準不変でありうる。
【0018】
システムは、E−MBMSのために、マルチ・セル・モードおよびシングル・セル・モードを含む複数の動作モードをサポートすることができる。マルチ・セル・モードは、マルチキャスト/ブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)とも称されうる。マルチ・セル・モードでは、サービスのためのコンテンツが、複数のセルにわたって同時に送信されうる。シングル・セル・モードでは、おのおののセルは、他のセルとの同期することなく、サービスのためのコンテンツを送信することができる。マルチ・セル・モードおよびシングル・セル・モードのために異なる輸送チャネルを使用することができる。例えば、マルチキャスト・チャネル(MCH)は、マルチ・セル・モードで、MCCHおよびMTCHを搬送することができる。ダウンリンク共有チャネル(DL−SCH)は、MTCHおよびその他の論理チャネルを、シングル・セル・モードで搬送することができる。本明細書に記載された技術は、マルチ・セル・モードのためのみならず、シングル・セル・モードのためにも使用されうる。
【0019】
図2は、MSCH、MCCH、およびMTCHのための送信スキーム200の設計を示す。送信タイム・ラインは、スケジューリング期間の単位に分割されうる。おのおののスケジューリング期間は、予め定められた持続時間をカバーし、予め定められた数のサブフレームを含むことができる。おのおののサブフレームは、2つのスロットを含んでおり、おのおののスロットは、予め定められた数のシンボル期間を含むことができる。1つの設計では、サブフレームは、1ミリ秒(ms)をカバーし、スケジューリング期間は500msをカバーする。サブフレームおよびスケジューリング期間は、その他の持続時間をカバーすることもできる。
【0020】
図2に示される設計では、おのおののスケジューリング期間のうちの第1/前半部分210でMSCHが送信される。MCCHおよびMTCHは、おのおののスケジューリング期間のうちの第2/後半部分220で送信されうる。図2に示されるように、MSCHは、おのおののスケジューリング期間において定期的に送信され、そのスケジューリング期間のためのスケジューリング情報を搬送する。MCCHは、サービスのためのコンフィギュレーション情報を搬送し、おのおののスケジューリング期間でも送信されうる。しかしながら、コンフィギュレーション情報は、準不変でありうるので、例えば、コンフィギュレーション情報に変化がないのであれば、おのおののスケジューリング期間においてUEによって受信される必要はない。
【0021】
システムは異なるカテゴリにおけるサービスをサポートすることができる。表2は、1つの設計にしたがってサポートされうるサービスのいくつかのカテゴリをリストしている。
【表2】

【0022】
図3は、異なるカテゴリのサービスのためのベン図300の例を示す。ボックス310は、システムによってサポートされうるすべてのサービスをカバーする。ボックス320は、すべてのサービスのうちのサブセットでありうる公示されたすべてのサービスをカバーする。ボックス330は、公示されたサービスのうちのすべてまたはサブセットを含む、送信されたすべてのサービスをカバーする。ボックス340は、現在のスケジューリング期間で送信されているスケジュールされたすべてのサービスをカバーする。スケジュールされたサービスは、送信されたサービスのうちのすべてまたはサブセットを含みうる。
【0023】
領域312は、ボックス310の内側であるが、ボックス320の外側である領域を含みうる。領域312は、システムによってサポートされているが公示されていないサービスをカバーすることができる。領域322は、ボックス320の内側であるが、ボックス330の外側である領域を含みうる。領域322は、公示されているが、例えば興味のあるUEが存在しないことによって、送信されていないサービスである、利用可能なサービスをカバーしうる。これら利用可能なサービスは、十分な需要があるのであれば送信されうる。領域332は、ボックス330の内側であるが、ボックス340の外側である領域を含みうる。領域332は、送信されているが、現在のスケジューリング期間ではスケジュールされていない、休止されたサービスをカバーしうる。これら休止されたサービスは、データ・セグメント間で現在休止されているメリーゴーランド・サービス(例えば、スライド間でのスライド・ショー・ポーズを伴うサービス)や、広く分離されたバーストとして送信される低データ・レート・サービス等を含みうる。
【0024】
一般に、与えられたサービスは、(i)公示されているか否か、(ii)送信されているか否か、および(iii)スケジュールされているか否かでありうる。サービスは、公示、送信、およびスケジュールからなる3つのカテゴリのおのおのについて可能な2つの値によって形成される3つの可能な状態のうちの1つでありうる。図3は、サービスのための4つの可能な状態を示している。残りの可能な4つの状態は無視されうる。
【0025】
おのおののサービスは、システム内のすべてのサービス間でユニークでありうるロング・サービスIDによって識別されうる。ロング・サービスIDは、サービスをユニークに識別するためにUEおよびシステムによって使用されうる。ロング・サービスIDは、相対的に長く、ラジオ・リソースの送信および受信のためにより多くのラジオ・リソースを消費する。
【0026】
公示されたサービスはおのおのの、セルまたはセルのグループにおいて公示されたすべてのサービス間でユニークな、ショート・サービスIDを割り当てられる。ショート・サービスIDは、ロング・サービスIDよりも短く、公示されたサービスを識別するために効率的に使用される。ショート・サービスIDはまた、MSCH ID、論理チャネルID等とも称されうる。ショート・サービスIDは、公示されたすべてのサービスのための十分なアドレス空間を提供するための適切な長さからなる。マルチ・セル・モードでは、ショート・サービスIDが、所与のサービスの送信に参加していないセルであっても、MBSFN領域内のすべてのセルにわたって公示されたサービスに対して、統計的に割り当てられる。これらのセルが、サービスの送信を開始すると、このサービスのショート・サービスIDが利用可能となるであろう。
【0027】
態様では、MSCHは、現在のスケジューリング期間において、スケジュールされているサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングを備えるスケジューリング情報を搬送することができる。ロング・サービスIDの代わりにショート・サービスIDを用いることによって、送信および受信されるスケジューリング情報の量を低減することができる。これは、システムとUEとの両方にとって有益なことである。
【0028】
ラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングは、現在のスケジューリング期間においてどのサービスがスケジュールされ送信されているかを判定するために使用される。このマッピングはまた、スケジュールされたおのおののサービスのために使用されるラジオ・リソースを決定するためにも使用されうる。スケジュールされたサービスのためのラジオ・リソースは、さまざまなフォーマットで与えられうる。1つの設計では、スケジュールされたおのおののサービスのラジオ・リソースは、1または複数のリソース・ブロックを備えうる。リソース・ブロックのおのおのは、予め定められた数のサブキャリア(例えば、12のサブキャリア)を1つのスロット内に備えている。スケジューリング情報はまた、その他のタイプの情報をも含みうる。
【0029】
図4は、ショート・サービスIDへのロング・サービスIDのマッピング410の例を示す。この例において、N個の公示されたサービスのための、1乃至NからなるN個のロング・サービスIDが、a乃至nからなるN個のショート・サービスIDへとそれぞれマップされうる。ここでNは、任意の整数値である。マッピング410は、MCCHで送信されるコンフィギュレーション情報の一部でありうる。マッピング410は、セルまたはセルのグループに対してユニークであり、異なるセルまたは異なるセルのグループで異なりうる。マッピング410は、不変または準不変でありうる。
【0030】
図4は、1つのスケジューリング期間についての、ショート・サービスIDのラジオ・リソースへのマッピング420をマッピングの例を示す。この例では、M個のスケジュールされたサービスのためのM個のショート・サービスIDa、c、d、・・・、mが、R乃至RのM個のラジオ・リソースへそれぞれマップされる。ここでMは、N以下の任意の整数値でありうる。マッピング420におけるM個のスケジュールされたサービスは、マッピング410におけるN個の公示されたサービスのサブセットでありうる。マッピング420は、おのおののスケジューリング期間において、MSCHで送信されるスケジューリング情報の一部である。マッピング420は、セルまたはセルのグループにユニークであり、異なるセルまたは異なるセルのグループでは異なる。マッピング420は動的であることができ、スケジューリング期間毎に変わりうる。
【0031】
MCCHは、公示されたサービスを識別する情報を搬送しうる。この情報は、公示サービス情報と称することができ、公示されたサービスまたは等化な情報のリストを備える。MSCHは、スケジュールされたサービスを識別する情報を搬送する。この情報は、スケジュール済サービス情報と称することができ、現在のスケジューリング期間のためにスケジュールされたサービスのリスト、あるいは等化な情報を備える。
【0032】
UEは、MCCHから公示サービス情報を、MSCHからスケジュール済サービス情報を受信する。UEはまた、受信した情報から、スケジューリング済情報のみならず、公示されたサービスをも識別することができる。しかしながら、UEは、所与のサービスが、現在のスケジューリング期間において、(i)公示されているが送信されていないか、(ii)送信されたがスケジュールされていないかを認識しないであろう。UEが適切な動作をすることができることから、(i)と(ii)との違いを把握できることが望ましい。ケース(i)の場合、サービスが公示されたが送信されていない場合、UEは、サービスxを求める要求を送信することができる。ケース(ii)の場合、サービスが現在のスケジューリング期間においてすでに送信されたがスケジュールされていない場合、UEは、単に、サービスxがスケジューリングされるのを待つことができる。
【0033】
別の態様では、サービスが送信されたか、されていないかを伝えるための情報が送信される。この情報は、送信済サービス情報と称され、さまざまな手法で提供されうる。
【0034】
1つの設計では、送信済サービス情報は、公示されたおのおののサービスを示すインジケーションを備えうる。1つの設計では、公示されたサービスを示すインジケーションは、例えば、サービスが送信されていることを示す「1」、または、サービスが送信されていないことを示す「0」に設定されうる明示的なフラグでありうる。
【0035】
他の設計では、送信済サービス情報は、例えばメッセージの体系や、あるいは、ベアラ情報の存在のようなその他いくつかの情報によって暗黙的に提供されうる。例えば、サービスは、サービスのベアラ情報がMCCHで送信されている場合には、送信されていると見なされ、このベアラ情報がMCCHで送信されていない場合には、送信されていないと見なされる。サービスはまた、ベアラ情報の代わりに、その他いくつかの情報の存在または不在にそれぞれ基づいて、送信されているか、あるいは、送信されていないと見なされる。
【0036】
また別の設計では、送信済サービス情報は、送信されたサービスのリストを搬送するメッセージを備えうる。公示されたサービスのおのおのは、上述したように、ショート・サービスIDが割り当てられうる。メッセージは、送信されているサービスのためのショート・サービスIDのリストを搬送することができる。
【0037】
UEは、興味のあるサービスを求める要求を、UEに送信すべきか否かを判定するために、送信済サービス情報を使用することができる。このサービスがセルによって送信されていないと送信済サービス情報が示す場合には、UEは、このサービスに興味があることを示すために、セルに対してサービス要求を送信することができる。このサービス要求は、サービスの送信をトリガするために使用されうる。反対に、送信済サービス情報が、このサービスが送信されていることを示す場合、UEは、リソースを浪費することになる不必要なサービス要求を送信することを回避する。
【0038】
1つの設計では、送信されたサービスと、公示されたが送信されていないサービスとのために、別々のメッセージが送信されうる。例えば、送信されたサービスは、MBMS送信サービス・メッセージで識別されうる。公示されたが送信されていないサービスは、MBMB公示サービス・メッセージで識別されうる。これらのメッセージは、任意の順序で送信されうる。送信されたサービスのために、および、公示されたが送信されていないサービスのために、個別のメッセージを送信することによって、UEは、MCCHの読み取りを早期に終了できるようになる。例えば、UEは、UEに対して興味のあるすべてのサービスが、第1のメッセージで識別されたと判定し、第2のメッセージを読み取ることをスキップすることができる。また例えば、UEが、UEに対して興味のあるサービスが現在のスケジューリング期間で送信されていないと判定した場合、UEは、スケジュール期間の残りをスキップすることができる。
【0039】
図5は、サービスのデータおよびオーバヘッド情報を送信するための送信スキーム500の設計を示す。スケジューリング期間t前の時間Tにおいて、UEは、サービスxを受信することに興味があると判定することができる。スケジューリング期間の開始時間Tにおいて、UEは、MSCHを受信し、スケジューリング期間tのスケジューリング情報を取得し、MCCHのために使用されるラジオ・リソースを決定することができる。MCCHは、予め定められたショート・サービスID(例えば、ゼロからなるショート・サービスID)が割り当てられる。これは、すべてのUEによって演繹的に知られうる。時間Tでは、UEは、MCCHを受信し、ステータス情報を取得する。これは、送信されたサービスを識別する情報と、公示されたが送信されていないサービスを識別する情報とを備える。UEは、このステータス情報から、サービスxは、公示されているが送信されていないと判定することができる。時間Tでは、UEは、サービスxを求める要求を、セルへ送信することができる。セルは、このサービス要求をUEから受信し、サービスxの送信を開始することを決定する。
【0040】
スケジューリング期間t+1の開始時間Tでは、UEは、MSCHを受信し、スケジューリング期間t+1のスケジューリング情報を取得し、MCCHのために使用されるラジオ・リソースを決定することができる。時間Tでは、UEは、MCCHを受信し、サービスxのためのステータス情報およびコンフィギュレーション情報を取得する。ステータス情報は、サービスxがセルによって送信されていることを示すことができる。コンフィギュレーション情報は、MTCHからサービスxを受信するために必要とされるすべての情報を備えることができる。1つの設計では、コンフィギュレーション情報は、サービスxのためのショート・サービスID、サービスxのためのベアラ情報、および恐らくはその他の情報を備えうる。UEは、今や、サービスxを受信するために適切なすべての情報を有する。
【0041】
スケジューリング期間t+2の開始時間Tでは、UEがMSCHを受信し、スケジューリング期間t+2のスケジューリング情報を取得し、このスケジューリング期間においてサービスxに関してMTCHのために使用されるラジオ・リソースを決定することができる。時間Tでは、UEは、MTCHから、サービスxのためのデータを受信することができる。
【0042】
図5で示される設計では、MCCHおよびMTCHは、スケジューリング期間中、任意の順序で送信されうる。この設計では、サービスxのためのコンフィギュレーション情報がまず、スケジューリング期間t+1においてMCCHで送信されうる。次に、サービスxのデータが、次のスケジューリング期間t+2においてMTCHで送信されうる。UEは、スケジューリング期間t+1において、サービスのコンフィギュレーション情報を受信し、このコンフィギュレーション情報を用いて、スケジューリング期間t+2において、サービスのためのデータを受信する。この設計では、サービスxを開始する際に、余分なレイテンシを持つスケジューリング期間が存在する。
【0043】
図5で示されていない別の設計では、MCCHが、スケジューリング期間においてMTCHの前に送信されうる。この設計では、サービスxのためのコンフィギュレーション情報は、スケジューリング期間t+1においてMCCHで送信されうる。サービスxのためのデータは、コンフィギュレーション情報の後に、同じスケジューリング期間t+1においてMTCHで送信されうる。UEはまず、スケジューリング期間t+1において、MCCHからサービスxのためのコンフィギュレーション情報を受信する。UEは、次に、同じスケジューリング期間t+1において、MTCHから、サービスxのためのデータを受信する。
【0044】
また別の態様では、これらのサービスが送信されていない場合さえ、公示されたサービスのためのコンフィギュレーション情報が送信されうる。後述するように、この設計は、サービスを開始する際のレイテンシを低減することができる。さらに、コンフィギュレーション情報によって、UEは、リソース割り当てや、所与のサービスを受信するか否かを判定する場合における潜在的なコンフリクトに関する決定を行うことできるようになる。
【0045】
図6は、サービスのデータおよびオーバヘッド情報を送信するための送信スキーム600の設計を示す。スケジューリング期間tの前の時間Tにおいて、UEは、サービスxを受信することに興味があると判定する。スケジューリング期間tの開始時間Tでは、UEは、MSCHを受信し、スケジューリング期間tのスケジューリング情報を取得し、MCCHのために使用されるラジオ・リソースを決定することができる。時間Tでは、UEは、MCCHを受信し、ステータス情報を取得し、サービスxが公示されているが送信されていないと判定する。MCCHは、公示されたすべてのサービスのためのコンフィギュレーション情報を搬送し、UEは、スケジューリング期間tにおいて、MCCHから、サービスxのためのコンフィギュレーション情報を受信する。時間Tでは、UEが、サービスxを求める要求をセルへ送信する。セルは、UEからこのサービス要求を受信し、サービスxの送信を開始することを決定する。
【0046】
スケジューリング期間t+1の開始時間Tでは、UEは、MSCHを受信し、スケジューリング期間t+1のスケジューリング情報を取得し、このスケジューリング期間においてサービスxに関するMTCHのために使用されるラジオ・リソースを決定することができる。時間Tでは、UEは、前のスケジューリング期間tにおいてMCCHから受信したサービスxのためのコンフィギュレーション情報に基づいて、MCCHから、サービスxのためのデータを受信することができる。UEは、スケジューリング期間t+1において、時間Tで送信されたMCCHを受信する必要はない。
【0047】
スケジューリング期間t+1では、MCCHは、送信されているサービスxを示すステータス情報を搬送することができる。このステータス情報は、サービスxを受信するために、他のUEによって使用されうる。サービスxを受信することに興味ある別のUEは、時間TにおいてMSCHを受信し、時間TにおいてMCCHを受信し、サービスxが送信されていると判定することができる。UEは、スケジューリング期間t+1において、MCCHから、サービスxのためのコンフィギュレーション情報を取得することができる。その後、UEは、次のスケジューリング期間t+2においてMSCHを受信し、サービスxに関してMTCHで使用されるラジオ・リソースを決定し、スケジューリング期間t+1で受信したコンフィギュレーション情報に基づいて、サービスxのためのデータを受信することができる。あるいは、UEは、スケジューリング期間t+1にわたってサンプルをバッファし、MSCHおよびMCCHを受信し、サービスxが送信されたと判定し、サービスxのためのコンフィギュレーション情報を取得することができる。UEはその後MSCHを再び読み取り、スケジューリング期間t+1において、サービスのMTCHのために使用されるラジオ・リソースを決定し、その後、このスケジューリング期間で受信されたコンフィギュレーション情報に基づいて、サービスxのデータを受信することができる。
【0048】
図6における設計によって、UEは、サービス要求の送信後、要求されたサービスを、最初のスケジューリング期間において、受信し始めることができるようになる。これは、おのおののシンボル期間において、公示されたサービスについてのコンフィギュレーション情報を送信することによって達成されうる。公示されたサービスおのおののコンフィギュレーション情報は、その後、必要であれば、次のスケジューリング期間において使用することが可能となる。
【0049】
UEによるサービスの効率的な受信は、以下のようにして達成されうる。
・現在のスケジューリング期間においてスケジューリングされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングを備えるスケジューリング情報を、MSCHで送信する。
・公示されたサービスのためのショート・サービスIDへのロング・サービスIDのマッピングをMCCHで送信する。
・送信されたサービスと、公示されているが送信されていないサービスとを識別するステータス情報を、例えば別のメッセージによってMCCHで送信する。
・送信されていないものを含む公示されたサービスのコンフィギュレーション情報を、MCCHで送信する。
【0050】
上記特徴をもって、サービス要求手順は、複雑ではなく、効率的となる。公示されたが送信されていない所与のサービスに興味のあるUEは、サービス要求を送信し、直ちに、そのサービスのためのショート・サービスIDを求めてMSCHのモニタリングを開始することができる。セルは、公示されたが送信されていないサービスのリストから、MCCHで送信されたサービスのリストへと、サービスを移動させることができる。この変更は、主に、セルに到着する他のUEのためにある。サービス要求を発行したUEは、既に、要求されたサービスのショート・サービスIDのためのMSCHのモニタリングを開始することを知っている。
【0051】
図7は、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを送信するための処理700の設計を示す。処理700は、例えばノードBまたはその他いくつかのエンティティのような送信機によって実行されうる。送信機は、公示されたサービスのショート・サービスIDに対するロング・サービスIDのマッピングを備えるコンフィギュレーション情報を送信する(ブロック712)。送信機は、現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングを備えるスケジューリング情報を送信する(ブロック714)。送信機は、ラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングに示されたラジオ・リソースでスケジュールされたサービスのデータを送信する(ブロック716)。システム内でサポートされているすべてのサービスを識別するために、ロング・サービスIDが使用される。ショート・サービスIDは、スケジューリング情報においてスケジュールされたサービスを識別するために使用されうる。公示されたサービスは、サポートされたサービスのサブセットであり、スケジュールされたサービスは、公示されたサービスのサブセットでありうる。送信機は、スケジューリング情報をスケジューリング・チャネルで、コンフィギュレーション情報を制御チャネルで、スケジュールされたサービスをトラフィック・チャネルで送信することができる。
【0052】
図8は、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを送信する装置800の設計を示す。装置800は、公示されたサービスのショート・サービスIDに対するロング・サービスIDのマッピングを備えるコンフィギュレーション情報を送信するモジュール812と、現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングを備えるスケジューリング情報を送信するモジュールブロック814と、ラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングに示されたラジオ・リソースで、スケジュールされたサービスのデータを送信するモジュール816とを含む。
【0053】
図9は、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを受信する処理900の設計を示す。処理900は、例えばUEあるいはその他のあるエンティティのような受信機によって実行されうる。受信機は、公示されたサービスについて、ショート・サービスIDへのロング・サービスIDのマッピングを備えるコンフィギュレーション情報を受信することができる(ブロック912)。受信機は、このショート・サービスIDへのロング・サービスIDのマッピングに基づいて、選択されたサービスのショート・サービスIDを決定することができる(ブロック914)。
【0054】
受信機は、現在のスケジューリング期間においてスケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングを備えるスケジューリング情報を受信することができる(ブロック916)。受信機は、スケジューリングされた情報および選択されたサービスのためのショート・サービスIDに基づいて、現在のスケジューリング期間において、選択されたサービスがスケジュールされているかを判定することができる。受信機は、現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスから、選択されたサービスを識別することができる(ブロック918)。受信機は、ラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングに基づいて、選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースを決定することができる(ブロック920)。受信機は、その後、選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースから、選択されたサービスのデータを受信することができる(ブロック922)。
【0055】
受信機は、1つのスケジューリング期間において、ブロック912およびブロック914を実行し、別のスケジューリング期間において、ブロック916からブロック922を実行することができる。受信機は、スケジューリング・チャネルからスケジューリング情報を、制御チャネルからコンフィギュレーション情報を、トラフィック・チャネルから、選択されたサービスのためのデータを受信することができる。
【0056】
図10は、無線通信システムにおいて、ブロードキャストされたサービスおよびマルチキャストされたサービスを受信する装置1000の設計を示す。装置1000は、公示されたサービスのためのショート・サービスIDへのロング・サービスIDのマッピングを備えるコンフィギュレーション情報を受信するモジュール1012と、ショート・サービスIDへのロング・サービスIDのマッピングに基づいて、選択されたサービスのショート・サービスIDを決定するモジュール1014と、現在のスケジューリング期間においてスケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングを備えるスケジューリング情報を受信するモジュール1016と、現在のスケジューリング期間においてスケジュールされたサービスから選択されたサービスを識別するモジュール1018と、ラジオ・リソースへのショート・サービスIDのマッピングに基づいて、選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースを決定するモジュール1020と、選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースから、選択されたサービスのためのデータを受信するモジュール1022とを含む。
【0057】
図11は、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを送信する処理1100の設計を示す。処理1100は、例えばノードBまたはその他いくつかのエンティティのような送信機によって実行されうる。送信機は、送信されているサービスのための、および、公示されたが送信されていないサービスのための、少なくとも1つのリストを保持する(ブロック1112)。送信機は、送信されているサービス、および、公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を送信する(ブロック1114)。1つの設計では、送信機は、公示されたサービスが送信されているか、またはされていないかを示すために、公示されたおのおののサービスを示すインジケーションを設定することができる。送信機は、その後、公示された全てのサービスのためのインジケーションを含む情報を生成することができる。1つの設計では、送信機は、送信されているサービスを識別する情報を備える第1のメッセージを生成する。送信機はまた、公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を備える第2のメッセージを生成する。その後、送信機は、これら第1のメッセージおよび第2のメッセージを送信することができる。
【0058】
送信機はまた、現在のスケジューリング期間において、送信のためにスケジュールされたサービスを識別する情報と、公示されているサービスを識別する情報とを送信することもできる。公示されたサービスは、送信されているサービスのみならず、公示されたが送信されていないサービスをも備えることができる。送信されているサービスは、送信のためにスケジュールされたサービスを備えうる。
【0059】
送信機は、公示されているが送信されていないサービスを求める要求を受信することができる(ブロック1116)。送信機は、要求されたサービスの送信を開始することができる(ブロック1118)。送信機は、要求されたサービスの送信を反映するために、送信されているサービスのため、および、公示されたが送信されていないサービスのための、少なくとも1つのリストを更新することができる(ブロック1120)。この送信機は、送信されているサービス、および、公示されているが送信されていないサービスを識別する更新された情報を送信することができる(ブロック1122)。
【0060】
図12は、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを送信する装置1200の設計を示す。装置1200は、送信されているサービスのための、および、公示されているが送信されていないサービスのための、少なくとも1つのリストを保持するモジュール1212と、送信されているサービス、および、公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を送信するモジュール1214と、公示されているが送信されていないサービスを求める要求を受信するモジュール1216と、要求されたサービスの送信を開始するモジュール1218と、要求されたサービスの送信を反映するために、送信されたサービスのための、および、公示されているが送信されていないサービスのための少なくとも1つのリストを更新するモジュール1220と、送信されたサービスと、公示されているが送信されていないサービスとを識別する更新された情報を送信するモジュール1222とを含む。
【0061】
図13は、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを受信する処理1300の設計を示す。処理1300は、例えばUEあるいはその他いくつかのエンティティのような受信機によって実行されうる。受信機は、送信されたサービス、および、公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を受信することができる(ブロック1312)。受信機は、受信した情報に基づいて、選択されたサービスが送信されているか、あるいは、公示されたが送信されていないかを判定することができる(ブロック1314)。受信機は、選択されたサービスが公示されているが送信されていない場合には、選択されたサービスを求める要求を送信することができる(ブロック1316)。
【0062】
1つの設計では、受信機は、公示されたサービスを示すインジケーションを、受信した情報から取得することができる。公示されたおのおののサービスを示すインジケーションは、公示されたサービスが送信されているか、されていないかを示すことができる。受信機は、その後、選択されたサービスを示すインジケーションに基づいて、選択されたサービスが送信されたか、あるいは、公示されているが送信されていないかを判定することができる。1つの設計では、受信機は、送信されているサービスを識別する情報を備える第1のメッセージを受信することができる。受信機は、選択されたサービスが、送信されているサービス中にあるかどうかを判定することができる。選択されたサービスが、送信されているサービス中にない場合、受信機は、公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を備える第2のメッセージを受信することができる。別の設計では、受信機は、公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を備える第2のメッセージを受信することができる。この受信機は、選択されたサービスが、公示されているが送信されていないサービス中にあるかを判定することができる。選択されたサービスが、公示されているが送信されていないサービス中にない場合、受信機は、送信されているサービスを識別する情報を備える第1のメッセージを受信することができる。何れにせよ、受信機は、一度に1つのメッセージを受信し、受信したメッセージ内に、選択されたサービスが発見された場合、早く終了することができる。
【0063】
図14は、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを受信する装置1400の設計を示す。装置1400は、送信されたサービスと、公示されているが送信されていないサービスとを識別する情報を受信するモジュール1412と、受信した情報に基づいて、選択されたサービスが送信されたか、あるいは、公示されているが送信されていないかを判定するモジュール1414と、選択されたサービスが公示されているが送信されていない場合には、選択されたサービスを求める要求を送信するモジュール1416とを含む。
【0064】
図15は、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを送信する処理1500の設計を示す。処理1500は、例えばノードBあるいはその他のいくつかのエンティティのような送信機によって実行されうる。送信機は、公示されたサービスを識別するステータス情報を送信することができる(ブロック1512)。送信機は、公示されているが送信されていないおのおののサービスのために、(例えば、サービスIDおよびベアラ情報を備える)コンフィギュレーション情報を生成することができる(ブロック1514)。各サービスのベアラ情報は、サービスが送信された場合、そのサービスを受信するために使用されうる。送信機は、公示されているが送信されていないサービスのためのコンフィギュレーション情報を送信することができる(ブロック1516)。
【0065】
送信機は、第1のスケジューリング期間において、公示されているが送信されていないサービスを求める要求を受信することができる(ブロック1518)。送信機は、要求されたサービスの送信を、例えば、第1のスケジューリング期間の直後の第2のスケジューリング期間において開始することができる(ブロック1520)。
【0066】
図16は、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを送信する装置1600の設計を示す。装置1600は、公示されているサービスを識別するステータス情報を送信するモジュール1612と、公示されているが送信されていないおのおののサービスのためのコンフィギュレーション情報を生成するモジュール1614と、公示されているが送信されていないサービスのためのコンフィギュレーション情報を送信するモジュール1616と、公示されているが送信されていないサービスを求める要求を、第1のスケジューリング期間で受信するモジュール1618と、要求されたサービスの送信を、例えば、第1のスケジューリング期間の直後である第2のスケジューリング期間において開始するモジュール1620とを含む。
【0067】
図17は、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを受信する処理1700の設計を示す。処理1700は、例えばUEまたはその他いくつかのエンティティのような受信機によって実行されうる。受信機は、公示されているが送信されていない選択されたサービスのためのコンフィギュレーション情報を、第1のスケジューリング期間で受信する(ブロック1712)。受信機は、選択されたサービスのサービスIDおよびベアラ情報を、コンフィギュレーション情報から取得する(ブロック1714)。受信機は、選択されたサービスを求める要求を、第1のスケジューリング期間で送信する(ブロック1716)。
【0068】
受信機は、第1のスケジューリング期間の直後である第2のスケジューリング期間のスケジューリング情報を受信する(ブロック1718)。受信機は、スケジューリング情報および選択されたサービスのサービスIDに基づいて、第2のスケジューリング期間において選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースを決定する(ブロック1720)。受信機はその後、第1のスケジューリング期間において受信されたコンフィギュレーション情報に基づいて、第2のスケジューリング期間において、選択されたサービスのためのデータを受信する(ブロック1722)。受信機は、選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースから、およびベアラ情報に基づいて、選択されたサービスのためのデータを受信する。
【0069】
図18は、無線通信システムにおいてブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスを受信する装置1800の設計を示す。装置1800は、第1のスケジューリング期間において、公示されているが送信されていない選択されたサービスのためのコンフィギュレーション情報を受信するモジュール1812と、選択されたサービスのためのベアラ情報およびサービスIDを、コンフィギュレーション情報から取得するモジュール1814と、第1のスケジューリング期間において、選択されたサービスを求める要求を送信するモジュール1816と、第1のスケジューリング期間の直後の第2のスケジューリング期間のためのスケジューリング情報を受信するモジュール1818と、スケジューリング情報および選択されたサービスのためのサービスIDに基づいて、第2のスケジューリング期間において、選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースを決定するモジュール1820と、第1のスケジューリング期間で受信されたコンフィギュレーション情報に基づいて、第2のスケジューリング期間において、選択されたサービスのデータを受信するモジュール1822とを含む。
【0070】
図8、図10、図12、図14、図16および図18におけるモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェア・デバイス、電子構成要素、論理回路、メモリ等あるいはそれらの任意の組み合わせを備えうる。
【0071】
図19は、図1のノードBのうちの1つ、およびUEのうちの1つでありうるノードB110およびUE120の設計のブロック図を示す。この設計では、ノードB110は、T個のアンテナ1934a乃至1934tを備えており、UE120は、R個のアンテナ1952a乃至1952rを備えている。一般に、T≧1およびR≧1である。
【0072】
ノードB110では、送信プロセッサ1920が、ブロードキャスト・サービスのためのデータ、マルチキャスト・サービスのためのデータ、および/または、ユニキャスト・サービスのためのデータをデータ・ソース1912から受信する。送信プロセッサ1920は、おのおののサービスのためのデータを処理して、データ・シンボルを取得する。送信プロセッサ1920はまた、コントローラ/プロセッサ1940および/またはスケジューラ1944から、スケジューリング情報、コンフィギュレーション情報、制御情報、システム情報、および/または、その他のオーバヘッド情報を受信する。送信プロセッサ1920は、受信したオーバヘッド情報を処理し、オーバヘッド・シンボルを提供する。送信(TX)複数入力複数出力(MIMO)プロセッサ1930は、パイロット・シンボルを用いてデータおよびオーバヘッド・シンボルを多重化し、多重化されたシンボルを処理(例えば、プレコード)し、T個の出力シンボル・ストリームを、T個の変調器(MOD)1932a乃至1932tへ提供する。おのおのの変調器1932は出力されたそれぞれのシンボル・ストリームを、(例えば、OFDM用に)処理して、出力サンプル・ストリームを得る。おのおのの変調器1932はさらに、出力サンプル・ストリームを処理(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタ、および、アップコンバート)して、ダウンリンク信号を得る。変調器1932a乃至1932tからのT個のダウンリンク信号は、T個のアンテナ1934a乃至1934tを介してそれぞれ送信されうる。
【0073】
UE120では、アンテナ1952a乃至1952rが、ノードB110からダウンリンク信号を受信し、受信した信号をそれぞれ復調器(DEMOD)1954a乃至1954rへ提供する。おのおのの復調器1954は、受信したそれぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、受信サンプルを得る。さらに、(例えばOFDM用の)受信サンプルを処理して、受信シンボルを得る。MIMO検出器1960は、R個全ての復調器1954a乃至1954rからシンボルを受信し、受信したシンボルを処理し、検出済シンボルを与える。受信プロセッサ1970は、検出済みシンボルを処理し、興味のあるサービスのために復号されたデータを、データ・シンク1972に提供し、復号済みオーバヘッド情報を、コントローラ/プロセッサ1990へ提供する。一般に、MIMO検出器1960および受信プロセッサ1970による処理は、ノードB110におけるTX MIMOプロセッサ1930および送信プロセッサ1920による処理と相補的である。
【0074】
アップリンクでは、UE120において、データ・ソース1978からのデータと、コントローラ・プロセッサ1990からの制御情報(例えば、サービス要求)とが、送信プロセッサ1980によって処理され、(適用可能であれば)TX MIMOプロセッサ1982によって処理され、変調器1954a乃至1954rによって調整され、アンテナ1952a乃至1952rを介して送信される。ノードB110では、UE120からのアップリンク信号が、アンテナ1934によって受信され、復調器1932によって調整され、MIMO検出器1936によって検出され、受信プロセッサ1938によって処理されることによって、UE120によって送信されたデータおよびオーバヘッド情報が得られる。
【0075】
コントローラ/プロセッサ1940、1990は、ノードB110およびUE120それぞれにおける動作を指示する。コントローラ/プロセッサ1940は、図7における処理700、図15における処理1500、および/または、本明細書に記載された技術のためのその他の処理を実施または指示する。コントローラ/プロセッサ1990は、図9における処理900、図17における処理1700、および/または、本明細書に記載された技術のためのその他の処理を実施または指示する。メモリ1942、1992は、ノードB110およびUE120のためのデータおよびプログラム・コードをそれぞれ格納することができる。スケジューラ1944は、ダウンリンク送信および/またはアップリンク送信のためUEをスケジュールし、ブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスの送信をスケジュールし、スケジュールされたUEおよびサービスのためのラジオ・リソースの割当を与える。コントローラ/プロセッサ1940および/またはスケジューラ1944は、スケジューリング情報、および/または、ブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスのためのその他のオーバヘッド情報を生成する。
【0076】
当業者であれば、これら情報および信号が、種々異なった技術や技法を用いて表されることを理解するであろう。例えば、上述した記載の全体で引用されているデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学微粒子、あるいはこれら何れかの組み合わせによって表現されうる。
【0077】
当業者であれば、さらに、本明細書での開示に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点から一般的に記述された。それら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、各特定のアプリケーションに応じて変化する方法で上述した機能を実現することができる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
【0078】
本明細書での開示に関連して記述された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに接続された1または複数のマイクロプロセッサ、またはその他任意のこのような構成である計算デバイスの組み合わせとして実現することも可能である。
【0079】
本明細書での開示に関連して記述された方法やアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールによって、または、これらの組み合わせによって具体化される。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に収納されうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。または、記憶媒体はプロセッサに統合されることができる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在することができる。ASICは、ユーザ端末内に存在することもできる。あるいはこのプロセッサと記憶媒体とは、ユーザ端末内のディスクリート部品として存在することができる。
【0080】
1または複数の典型的な設計では、記述された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能媒体に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能媒体の1または複数の命令またはコードによって送信されうる。コンピュータ読取可能媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータ・プログラムの転送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく一例として、そのようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置あるいはその他の磁気記憶装置、あるいは命令群またはデータ構造の形態で所望のプログラム・コード手段を搬送または格納するために使用され、かつ汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータ、または汎用プロセッサまたは特別目的プロセッサによってアクセス可能なその他任意の媒体を備えうる。また、いかなる接続も、コンピュータ読取可能媒体として適切に称される。例えば、ソフトウェアが、例えば赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術や、デジタル加入者ライン(DSL)や、ツィスト・ペアや、光ファイバ・ケーブルや、同軸ケーブルを用いたウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔ソースから送信された場合、例えば赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術や、DSLや、ツィスト・ペアや、光ファイバ・ケーブルや、同軸ケーブルが、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(CD)、レーザ・ディスク、光ディスク、DVD、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルー・レイ・ディスクを含む。なお、通常、diskはデータを磁気的に再生し、discはデータをレーザを用いて光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0081】
本開示の上記記載は、当業者をして、本開示の製造または利用を可能とするように提供される。これらの開示への様々な変形例もまた、当業者には明らかであって、本明細書で定義された一般的な原理は、本発明の主旨または範囲から逸脱することなく他のバリエーションにも適用されうる。このように、本開示は、本明細書で示された例や設計に限定されるものではなく、本明細書で開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲に相当することが意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信のための方法であって、
現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービス識別子(ID)の第1のマッピングを備えるスケジューリング情報を送信することと、
前記第1のマッピングに示されるラジオ・リソースで、前記スケジュールされたサービスのデータを送信することと
を備える方法。
【請求項2】
公示されたサービスのためのショート・サービスIDへのロング・サービスIDの第2のマッピングを備えるコンフィギュレーション情報を送信することをさらに備え、前記第2のマッピングにおけるショート・サービスIDは、前記第1のマッピングにおけるショート・サービスIDを備える請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ロング・サービスIDは、サポートされているすべてのサービスを識別するために使用され、前記ショート・サービスIDは、前記スケジューリング情報におけるスケジュールされたサービスを識別するために使用され、前記公示されたサービスは、前記サポートされているサービスのサブセットであり、前記スケジュールされたサービスは、前記公示されたサービスのサブセットである請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記スケジューリング情報を送信することは、前記スケジューリング情報を、スケジューリング・チャネルで送信することを備え、前記コンフィギュレーション情報を送信することは、前記コンフィギュレーション情報を、制御チャネルで送信することを備え、前記データを送信することは、前記スケジュールされたサービスのデータを、トラフィック・チャネルで送信することを備える請求項2に記載の方法。
【請求項5】
無線通信のための装置であって、
現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービス識別子(ID)の第1のマッピングを備えるスケジューリング情報を送信し、
前記第1のマッピングに示されるラジオ・リソースで、前記スケジュールされたサービスのデータを送信する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサは、公示されたサービスのためのショート・サービスIDへのロング・サービスIDの第2のマッピングを備えるコンフィギュレーション情報を送信するように構成され、前記第2のマッピングにおけるショート・サービスIDは、前記第1のマッピングにおけるショート・サービスIDを備える請求項5に記載の装置。
【請求項7】
無線通信のための装置であって、
現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービス識別子(ID)の第1のマッピングを備えるスケジューリング情報を送信する手段と、
前記第1のマッピングに示されるラジオ・リソースで、前記スケジュールされたサービスのデータを送信する手段と
を備える装置。
【請求項8】
公示されたサービスのためのショート・サービスIDへのロング・サービスIDの第2のマッピングを備えるコンフィギュレーション情報を送信する手段をさらに備え、前記第2のマッピングにおけるショート・サービスIDは、前記第1のマッピングにおけるショート・サービスIDを備える請求項7に記載の装置。
【請求項9】
コンピュータ・プログラム製品であって、
少なくとも1つのコンピュータに対して、現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービス識別子(ID)の第1のマッピングを備えるスケジューリング情報を送信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記第1のマッピングに示されるラジオ・リソースで、前記スケジュールされたサービスのデータを送信させるためのコードと
を備えるコンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品。
【請求項10】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、公示されたサービスのためのショート・サービスIDへのロング・サービスIDの第2のマッピングを備えるコンフィギュレーション情報を送信させるためのコードをさらに備え、
前記第2のマッピングにおけるショート・サービスIDは、前記第1のマッピングにおけるショート・サービスIDを備える請求項9に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項11】
無線通信のための方法であって、
現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービス識別子(ID)の第1のマッピングを備えるスケジューリング情報を受信することと、
前記現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスから、選択されたサービスを識別することと、
前記第1のマッピングに基づいて、前記選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースを決定することと、
前記選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースから、前記選択されたサービスのデータを受信することと
を備える方法。
【請求項12】
公示されたサービスのショート・サービスIDへのロング・サービスIDの第2のマッピングを備えるコンフィギュレーション情報を受信することと、
前記第2のマッピングに基づいて、前記選択されたサービスのためのショート・サービスIDを決定することと、
前記スケジューリング情報および前記選択されたサービスのためのショート・サービスIDに基づいて、前記選択されたサービスが、前記現在のスケジューリング期間においてスケジュールされているかを判定することと
を備える請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記スケジューリング情報を受信することは、前記スケジューリング情報をスケジューリング・チャネルから受信することを備え、前記コンフィギュレーション情報を受信することは、前記コンフィギュレーション情報を制御チャネルから受信することを備え、前記データを受信することは、前記選択されたサービスのデータを、トラフィック・チャネルから受信することを備える請求項12に記載の方法。
【請求項14】
無線通信のための装置であって、
現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスのために使用されるラジオ・リソースへのショート・サービス識別子(ID)の第1のマッピングを備えるスケジューリング情報を受信し、
前記現在のスケジューリング期間において、スケジュールされたサービスから、選択されたサービスを識別し、
前記第1のマッピングに基づいて、前記選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースを決定し、
前記選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースから、前記選択されたサービスのデータを受信する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
公示されたサービスのショート・サービスIDへのロング・サービスIDの第2のマッピングを備えるコンフィギュレーション情報を受信し、
前記第2のマッピングに基づいて、前記選択されたサービスのためのショート・サービスIDを決定し、
前記スケジューリング情報および前記選択されたサービスのためのショート・サービスIDに基づいて、前記選択されたサービスが、前記現在のスケジューリング期間においてスケジュールされているかを判定する
ように構成された請求項14に記載の装置。
【請求項16】
無線通信のための方法であって、
送信されているサービスのための、および、公示されているが送信されていないサービスのための、少なくとも1つのリストを保持することと、
前記送信されているサービス、および、前記公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を送信することと
を備える方法。
【請求項17】
前記送信されているサービスを識別する情報を備える第1のメッセージを生成することと、
前記公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を備える第2のメッセージを生成することとをさらに備え、
前記情報を送信することは、前記第1のメッセージおよび前記第2のメッセージを送信することを備える請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記公示されているサービスが送信されているか否かを示すために、公示されているおのおののサービスを示すインジケーションを設定することと、
公示されているすべてのサービスを示すインジケーションを備える情報を生成することと
をさらに備える請求項16に記載の方法。
【請求項19】
公示されているが送信されていないサービスを求める要求を受信することと、
前記要求されたサービスの送信を開始することと、
前記要求されたサービスの送信を反映するために、前記送信されているサービスのための、および、前記公示されているが送信されていないサービスのための、少なくとも1つのリストを更新することと
をさらに備える請求項16に記載の方法。
【請求項20】
公示されているサービスを識別する情報を送信することをさらに備え、
前記公示されているサービスは、前記送信されているサービスと、前記公示されているが送信されていないサービスとを備える請求項16に記載の方法。
【請求項21】
現在のスケジューリング期間において、送信のためにスケジュールされたサービスを識別する情報を送信することをさらに備え、
前記送信されているサービスは、前記送信のためにスケジュールされたサービスを備える請求項16に記載の方法。
【請求項22】
無線通信のための装置であって、
送信されているサービスのための、および、公示されているが送信されていないサービスのための、少なくとも1つのリストを保持し、
前記送信されているサービス、および、前記公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を送信する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
【請求項23】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記送信されているサービスを識別する情報を備える第1のメッセージを生成し、
前記公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を備える第2のメッセージを生成し、
前記第1のメッセージおよび前記第2のメッセージを送信する
ように構成された請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記公示されているサービスが送信されているか否かを示すために、公示されているおのおののサービスを示すインジケーションを設定し、
公示されているすべてのサービスを示すインジケーションを備える情報を生成する
ように構成された請求項22に記載の装置。
【請求項25】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記公示されているが送信されていないサービスを求める要求を受信し、
前記要求されたサービスの送信を開始し、
前記要求されたサービスの送信を反映するために、前記送信されているサービスのための、および、前記公示されているが送信されていないサービスのための、少なくとも1つのリストを更新する
ように構成された請求項22に記載の装置。
【請求項26】
無線通信のための方法であって、
送信されているサービス、および、公示されているが送信されていないサービス、を識別する情報を受信することと、
前記受信された情報に基づいて、選択されたサービスが送信されているか、あるいは、公示されているが送信されていないかを判定することと、
前記選択されたサービスが公示されているが送信されていない場合には、前記選択されたサービスを求める要求を送信することと
を備える方法。
【請求項27】
前記受信することと、前記判定することとは、
前記送信されているサービスを識別する情報を備える第1のメッセージを受信することと、
前記選択されたサービスが、前記送信されているサービスからのものであるかを判定することと、
前記選択されたサービスが、前記送信されているサービスからのものではない場合、前記公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を備える第2のメッセージを受信することと
を備える請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記受信することと、前記判定することとは、
前記公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を備える第1のメッセージを受信することと、
前記選択されたサービスが、前記公示されているが送信されていないサービスからのものであるかを判定することと、
前記選択されたサービスが、前記公示されているが送信されていないサービスからのものではない場合、前記送信されているサービスを識別する情報を備える第2のメッセージを受信することと
を備える請求項26に記載の方法。
【請求項29】
公示されているサービスが送信されているか否かを示す、前記公示されているサービスおのおののためのインジケーションを、前記受信した情報から取得することをさらに備える請求項26に記載の方法。
【請求項30】
無線通信のための装置であって、
送信されているサービス、および、公示されているが送信されていないサービス、を識別する情報を受信し、
前記受信された情報に基づいて、選択されたサービスが送信されているか、あるいは、公示されているが送信されていないかを判定し、
前記選択されたサービスが公示されているが送信されていない場合には、前記選択されたサービスを求める要求を送信する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
【請求項31】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記送信されているサービスを識別する情報を備える第1のメッセージを受信し、
前記選択されたサービスが、前記送信されているサービスからのものであるかを判定し、
前記選択されたサービスが、前記送信されているサービスからのものではない場合、前記公示されているが送信されていないサービスを識別する情報を備える第2のメッセージを受信する
ように構成された請求項30に記載の装置。
【請求項32】
前記少なくとも1つのプロセッサは、公示されているサービスが送信されているか否かを示す、前記公示されているサービスおのおののためのインジケーションを、前記受信した情報から取得するように構成された請求項30に記載の装置。
【請求項33】
無線通信のための方法であって、
前記公示されているサービスを識別するステータス情報を送信することと、
前記公示されているが送信されていないサービスのコンフィギュレーション情報を送信することと
を備える方法。
【請求項34】
前記公示されているが送信されていないサービスおのおののためのサービス識別子(ID)およびベアラ情報を含むために前記コンフィギュレーション情報を生成することをさらに備え、
前記ベアラ情報は、前記サービスが送信された場合には、前記サービスを受信するために使用される請求項33に記載の方法。
【請求項35】
第1のスケジューリング期間において、公示されているが送信されていないサービスを求める要求を受信することと、
前記第1のスケジューリング期間の直後である第2のスケジューリング期間において、前記要求されたサービスの送信を開始することと
をさらに備える請求項33に記載の方法。
【請求項36】
無線通信のための装置であって、
公示されているサービスを識別するステータス情報を送信し
公示されているが送信されていないサービスのコンフィギュレーション情報を送信する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
【請求項37】
前記少なくとも1つのプロセッサは、公示されているが送信されていないサービスおのおののためのサービス識別子(ID)およびベアラ情報を含むために前記コンフィギュレーション情報を生成するように構成され、
前記ベアラ情報は、前記サービスが送信された場合には、前記サービスを受信するために使用される請求項36に記載の装置。
【請求項38】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1のスケジューリング期間において、公示されているが送信されていないサービスを求める要求を受信し、
前記第1のスケジューリング期間の直後である第2のスケジューリング期間において、前記要求されたサービスの送信を開始する
ように構成された請求項36に記載の装置。
【請求項39】
無線通信のための方法であって、
第1のスケジューリング期間において、公示されているが送信されていない選択されたサービスのためのコンフィギュレーション情報を受信することと、
前記第1のスケジューリング期間において受信されたコンフィギュレーション情報に基づいて、第2のスケジューリング期間において、前記選択されたサービスのデータを受信することと
を備える方法。
【請求項40】
前記コンフィギュレーション情報から、前記選択されたサービスのためのベアラ情報およびサービス識別子(ID)を取得することと、
前記第2のスケジューリング期間のスケジューリング情報を受信することと、
前記スケジューリング情報および前記選択されたサービスのサービスIDに基づいて、前記第2のスケジューリング期間において、前記選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースを決定することと
をさらに備え、
前記データを受信することは、前記選択されたサービスのために使用されるラジオ・サービスから、および、前記ベアラ情報に基づいて、選択されたサービスのデータを受信することを備える請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記第1のスケジューリング期間において、公示されているが送信されていない選択されたサービスを示すステータス情報を受信することと、
前記第1のスケジューリング期間において、前記選択されたサービスを求める要求を送信することと
をさらに備える請求項39に記載の方法。
【請求項42】
無線通信のための装置であって、
第1のスケジューリング期間において、公示されているが送信されていない選択されたサービスのためのコンフィギュレーション情報を受信し、
前記第1のスケジューリング期間において受信されたコンフィギュレーション情報に基づいて、第2のスケジューリング期間において、前記選択されたサービスのデータを受信する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
【請求項43】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記コンフィギュレーション情報から、前記選択されたサービスのためのベアラ情報およびサービス識別子(ID)を取得し、
前記第2のスケジューリング期間のスケジューリング情報を受信し、
前記スケジューリング情報および前記選択されたサービスのサービスIDに基づいて、前記第2のスケジューリング期間において、前記選択されたサービスのために使用されるラジオ・リソースを決定し、
前記選択されたサービスのために使用されるラジオ・サービスから、および、前記ベアラ情報に基づいて、選択されたサービスのデータを受信する
ように構成された請求項42に記載の装置。
【請求項44】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1のスケジューリング期間において、公示されているが送信されていない選択されたサービスを示すステータス情報を受信し、
前記第1のスケジューリング期間において、前記選択されたサービスを求める要求を送信する
ように構成された請求項42に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2012−199956(P2012−199956A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−111723(P2012−111723)
【出願日】平成24年5月15日(2012.5.15)
【分割の表示】特願2010−521159(P2010−521159)の分割
【原出願日】平成20年8月13日(2008.8.13)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】