説明

焼結物生成方法、および、焼結物

【課題】廃棄物等をより有効に利用可能な焼結物生成方法、および、焼結物を提供する。
【解決手段】有機物を含む汚泥と、粉砕された鉱滓と、前記汚泥の焼結を調整するための焼結調整用の土とを、水の存在下で混合し(S4、5、6)、混合物を粒状化させ(S7)、粒状化された混合物を焼結させる(S9)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物を焼結させて、廃棄物を再利用する焼結物生成方法、および、焼結物に関する。
【背景技術】
【0002】
環境意識の高まりと共に、環境への負荷を少なくするため、廃棄物等の処理や再利用がなされている。例えば、廃棄物の一例である、河川や湖底等に堆積した汚泥(スラッジ)は、微生物により分解させたり、浚渫して肥料や建設材料等に再利用されたりしている。畜産業から生ずる動物の糞尿等の汚泥も肥料等に再利用されている。また、製鉄所等から大量に排出される鉱滓(スラグ)は、道路の舗装材やレンガ等に再利用されている。
【0003】
汚泥の分解に関して特許文献1には、高炉水砕スラグに過剰な加工処理を施すことなく、しかもヘドロ(汚泥)の硫化水素雰囲気下においても、栄養源を与えることなく水底に堆積したヘドロに直接作用して短時間に分解できるヘドロの分解方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−246324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、水質の保全等に効果があるが、浚渫等されてしまった汚泥の処理には利用しにくく、また、建設現場から発生する大量の残土の処理には不向きであった。このように、従来技術では、廃棄物等に対する適用範囲が限られることが多く廃棄物等を有効に利用できなかった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、廃棄物等をより有効に利用可能な焼結物生成方法、および、焼結物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、有機物を含む汚泥と、粉砕された鉱滓と、前記汚泥の焼結を調整するための焼結調整用の土とを、水の存在下で混合する混合ステップと、前記混合ステップにおける混合物を粒状化させる粒状化ステップと、前記粒状化された前記混合物を焼結させる焼結ステップと、を有する。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の焼結物生成方法において、前記混合ステップで、前記混合物のpHを調整するためのpH調整剤を更に加えることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の焼結物生成方法において、前記焼結ステップで、前記粒状化された前記混合物を、800〜900℃の中高温領域で焼結させることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の焼結物生成方法において、前記焼結ステップで前記混合物を焼結して生成された焼結物に微生物を吸着させる微生物吸着ステップを更に有することを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、有機物を含む汚泥と、粉砕された鉱滓と、前記汚泥の焼結を調整するための焼結調整用の土とを、水の存在下で混合した混合物を焼結する。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の焼結物において、前記混合物のpHを調整するためのpH調整剤を更に加えて焼結したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、有機物を含む汚泥と、粉砕された鉱滓と、汚泥の焼結を調整するための焼結調整用の土とを、水の存在下で混合し、混合した混合物を粒状化させ、焼結させることにより、焼結の際、燃焼後に孔が形成される有機物の量が調整できるため、多孔質の割合が調整された、鉱滓のミネラルを有する焼結物が生成できる。この焼結物は、ミネラルを調整でき、また、調整された多孔質により、焼結物に微生物を吸着させたり、水に浮遊できるようにしたり等、有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係る焼結物生成システムの概要構成例を示す模式図である。
【図2】図1の焼結物生成システムにおける焼結物の生成の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
まず、本発明の一実施形態に係る焼結物生成システムの構成および概要機能について、図1を用いて説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に係る焼結物生成システム1の概要構成例を示す模式図である。
【0017】
図1に示すように、焼結物生成システム1は、製鉄所等から排出される鉱滓を粉砕する粉砕機10と、粉砕機10により粉砕された鉱滓を篩いにかける振動篩機11と、建設残土等を篩いにかける振動篩機12と、河川等から浚渫した等の汚泥と、粉砕された鉱滓や建設残土等とを混合する混合機13と、汚泥の混合物を粒状化させる造粒機14と、粒状化された汚泥の混合物を乾燥させる乾燥機15と、粒状化された汚泥の混合物を焼結させる焼結機16と、微生物を焼結物に吸着させる微生物吸着槽17と、を備える。
【0018】
粉砕機10は、例えば、ハンマークラッシャーとローラ圧延機等とを有し、ハンマークラッシャーによる粉砕後、ローラ圧延機等により更に細かく粉砕し、直径1mm以下程に粉砕する。なお、反応性を高めるために0.5mm以下が好ましい。粉砕機10は、ボールミルでもよい。
【0019】
また、粉砕機10は、アルミニウムの溶解時に発生するアルミニウム・ドロス(アルミドロス)も粉砕する。アルミドロスは、pH調整のために使用される。
【0020】
ここで、鉱滓は、鉱石から金属を製錬した際に、溶剤の作用によって生じる混合酸化物のかすであり、鉄分(Fe)を含む鋼鉄スラグが好ましい。この鉱滓は、酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)等を含み強アルカリ性(例えば、pH12〜14)である。
【0021】
振動篩機11は、24.5メッシュ程(網目1mm程)の篩を有し、粉砕機10により粉砕させた鉱滓から、直径1mm以下の鉱滓を取り出す。
【0022】
振動篩機12は、乾燥した建設残土を篩いにかけ、5mm以下の土を取り出す。ここで土は、汚泥の焼結を調整するための焼結調整用の土の一例であり、焼結に必要な、粘土やシルトの成分を含む。なお、汚泥に粘土やシルトの成分が多い場合は、土の代わりに、砂でもよい。
【0023】
混合機13は、撹拌器(図示せず)を有する容器である。撹拌器は、モータで駆動する撹拌翼(インペラ)を有する。混合機13に、振動篩機11から鉱滓と、振動篩機12から焼結を調整するための焼結調整用の土とが投入され、粉体の状態で撹拌され、その後、沈殿凝集剤により水分が調整された汚泥が投入されて、撹拌翼により混合物が練られる。
【0024】
ここで、汚泥は、河川や海底から浚渫された汚泥や、下水処理場、工場排水の処理施設等から回収された汚泥、畜産農業から生ずる動物の糞尿等である。これら汚泥は有機物および水を有する。また、これら汚泥が亜鉛、砒素、水銀、カドミウム等の重金属を含む場合もある。
【0025】
造粒機14は、汚泥の混合物を粒状化する機械であり、孔からの押出や、転動や、圧縮等により、汚泥の混合物を球状、円柱状、チップ状等のペレットにする。造粒機14は、球状の場合、直径が10mm位のペレットにする。
【0026】
乾燥機15は、キルン乾燥機であり、窯を回転させながら加温して、粒状化された汚泥の混合物を乾燥させる。なお、乾燥機15は、マイクロ波や送風や自然乾燥により粒状化された汚泥の混合物を乾燥させる機械でもよい。
【0027】
焼結機16は、ガスや石油等の燃焼や電気により、酸素が存在する状態で、粒状化された汚泥の混合物を800〜900℃の中高温領域で焼結させる焼成炉である。焼結機16により、粒状化された汚泥の混合物を焼き固め、鉱滓に含まれる鉄成分により、焼結調整用の土に含まれる重金属や、汚泥の重金属の無毒化が図られる。
【0028】
微生物吸着槽17は、土壌改良に有用な微生物を繁殖させた水槽である。微生物吸着槽17に、焼結機16で焼結された焼結物が投入され、焼結物に微生物が吸着される。
【0029】
次に、焼結物生成システム1の動作について図を用いて説明する。
図2は、焼結物生成システム1における汚泥焼結物の生成の手順を示すフローチャートである。
【0030】
図2に示すように、まず、汚泥に沈殿凝集剤を投入して混合する(ステップS1)。具体的には、沈殿槽(図示せず)に水分を含む汚泥が投入された後に、沈殿凝集剤を投入し、撹拌させながら混合する。汚泥分が沈殿し、汚泥の水分量が適量になるように、上澄みの水が除去される。
【0031】
ここで、沈殿凝集剤として、例えば、硫酸カルシウムや炭酸カルシウム等の無機凝集剤に、担持体としての貝化石(貝や珊瑚類等が堆積してできた石)を加えた沈殿凝集剤が挙げられる。
【0032】
なお、乾燥された汚泥や、水分量が少ない汚泥の場合は、沈殿凝集剤を投入しなくてもよく、逆に、鉱滓と汚泥とが混合しやすいように、または、鉱滓と汚泥の重金属とが反応しやすいように水を加えてもよい。
【0033】
次に、汚泥の分析を行う(ステップS2)。具体的には、汚泥のpHの分析、有機物の量、水分の量、シルトや粘土分の量等の成分分析を行う。pHの分析は、通常のpHメータやpH試験紙で行う。
【0034】
次に、粉砕機10が鉱滓を粉砕する(ステップS3)。具体的には、粉砕機10のハンマークラッシャーにより、鉱滓を粉砕し、さらに、粉砕機10のローラ圧延機により更に細かく粉砕される。汚泥の中の重金属と、鉄が結合しやすくするため、鉱滓が細かく粉砕される。
【0035】
そして、振動篩機11が、粉砕された鉱滓を篩いにかけて、直径1mm以下の鉱滓を取り出す。
【0036】
次に、振動篩機12が、乾燥した普通土や建設残土(焼結調整用の土の一例)等を篩いにかけ、5mm以下の土を取り出す。混合機13に投入する土の量は、汚泥に含まれる無機物、有機物の割合、および、土に含まれる無機物、有機物の割合により決定される。この焼結調整用の土が、焼結させる混合物の無機物、有機物の割合を調節する。また、焼結調整用の土が、混合機13により練られた際の混合物の粘度も調整する。
【0037】
次に、混合機13が、粉砕された鉱滓および焼結調整用の土を混合する(ステップS4)。具体的には、粉砕機10により粉砕して篩にかけた直径1mm以下の鉱滓と、振動篩機12に篩にかけられた5mm以下の土とが、混合機13に投入され、混合機13の撹拌翼により撹拌される。
【0038】
次に、混合機13にpH調整剤が投入され混合される(ステップS5)。例えば、pH調整剤として、アルミニウムの溶解工程において、不純物として発生するアルミニウム・ドロス(アルミドロス)が投入される。このアルミドロスは、粉砕機10により粉砕後、振動篩機11により篩いかけてから、混合機13に投入される。また、アルミドロスはpH2程の酸性であり、汚泥と鉱滓との混合物が、混合物がpH6.5〜9になるように投入される。
【0039】
次に、混合機13に汚泥が投入され混合される(ステップS6)。粉砕された鉱滓および土が投入されている混合機13に、ステップS1で沈殿凝集された汚泥が、撹拌されながら投入される。そして、水および有機物を含む汚泥と、粉砕された鉱滓と、汚泥の焼結を調整するための焼結調整用の土との混合物を、混合機13の撹拌翼により60rpmほどの回転速度で混ぜ合わせて練る。混合機13の練により、混合物の粘性が増す。なお、練りの状態により混合機13に水を加えて粘度を混合物の調整してもよい。
【0040】
次に、造粒機14が、混合機13により練られた混合物を粒状化する(ステップS7)。造粒機14が、直径が10mm位の球状のペレットにする。ペレットにすることにより、混合物が乾燥しやすく、焼結しやすくなる。
【0041】
次に、乾燥機15が、造粒機14により粒状化された混合物を乾燥する(ステップS8)。乾燥機15(キルン乾燥機)が、乾燥機15の窯を回転させながら、350℃程に加温して、粒状化された汚泥の混合物を乾燥させる。
【0042】
次に、焼結機16が、800〜900℃の中温領域で粒状化された混合物を焼結させる(ステップS9)。好ましくは、焼結機16が、混合物を850℃の焼成温度で焼結させ、焼結物を生成する。
【0043】
焼結機16が、酸素が存在する状態で、混合物を焼結させることにより、混合物に含まれる無機物が焼結されつつ、混合物に含まれる有機物が燃焼して行くため、粒状化された混合物の中心部まで、素早く850℃の中高温に近づけることができる。また、焼結された混合物が、水に浮遊できるほどの多孔質になる。また、粒状化された汚泥の混合物を焼き固める段階で、鉱滓に含まれる鉄成分と、焼結調整用の土に含まれる重金属や、汚泥の重金属とが、反応する。なお、気化した重金属は、排気処理装置(スクラバー)で回収する。
【0044】
次に、微生物吸着槽17において、焼結物に、微生物を吸着させ、乾燥させる(ステップS10)。土壌改良に有用な微生物を繁殖させた微生物吸着槽17に、ステップS9で生成された焼結物が投入され、焼結物に微生物が吸着される。このとき多孔質の焼結物は、浮かびやすいので、重しを載せる。スプレーにより、微生物を含む液体を、焼結された混合物に吹きかけてもよい。そして、十分、微生物を吸着させた後に、焼結物を乾燥させる。
【0045】
以上、本実施形態によれば、有機物を含む汚泥と、粉砕機10により粉砕された鉱滓と、汚泥の焼結を調整するための焼結調整用の土とを、混合機13により水の存在下で混合し、造粒機14により混合した混合物を粒状化させ、焼結機16により焼結させることにより、焼結の際、燃焼後に孔が形成される有機物の量が調整できるため、多孔質の割合が調整された、鉱滓のミネラルを有する焼結物が生成できる。この焼結物は、鉱滓の量によりミネラルを調整でき、また、調整された多孔質により、焼結物に微生物を吸着させたり、水に浮遊できるようにしたり等、有効に利用できる。なお、焼結物は、混合物に有機物が多いと、より多孔質になる。
【0046】
また、粒状化された汚泥の混合物を焼き固める段階で、鉱滓に含まれる鉄分が、汚泥や汚染された土に含まれる亜鉛、砒素、水銀、カドミウム等の重金属等と結合して重金属を安定化させ無毒化する。これは、重金属を含む排水に鉄塩を加え、フェライトの結晶格子の中にさまざまな重金属イオンを閉じ込めるフェライト処理に似ている。
【0047】
また、焼結により、汚泥等に含まれるダイオキシンを分解させ、無害化することができる。
【0048】
強アルカリの鉱滓をそのまま河川等に投入すると、水質に影響を及ぼすおそれがあるが、汚泥や土と焼結させることにより、水質に及ぼす影響を低減できる。
【0049】
また、焼結により、ミネラルが閉じ込められているため、焼結物を土壌に撒いた場合、ミネラルを徐々に土壌に供給できる。特に、2価の鉄イオンを供給でき、昆布やワカメといった藻場における藻の育成、農場における植物の育成に利用可能である。
【0050】
また、焼結物を河川や湖沼等に投入して沈めたり、浮かべたりすると、ステップS10で微生物を吸着させなくても、焼結物の多孔質部に微生物が住み着き、繁殖させることができるため、水質改善に利用できる。また、焼結物を土壌に撒いた場合、焼結物の多孔質部に微生物が住み着き、繁殖させることができるため、土壌が改良されて、植物の生産性の向上を図ることができる。
【0051】
また、混合物のpHを調整するためのpH調整剤(例えば、アルミドロス)を加える場合、焼結物のpHが調整でき、各土壌のpHに合わせた、焼結物を生成できる。また、特許文献1に記載の技術のように、鉱滓をそのまま河川等に投入すると、水質に影響を及ぼすおそれがあるが、強アルカリの鉱滓を酸性のアルミドロスにより中和して、焼結させることにより、水質に及ぼす影響をより低減できる。
【0052】
また、粒状化された混合物を、800〜900℃の中高温領域で焼結させる場合、混合物の有機物が炭化し、酸素により燃焼して行くため、中心部まで、焼成温度に早く近づき、焼成温度を1000℃以上の高温にしなくても、ダイオキシン類を分解できる。また、ダイオキシン類の分解のために必要とされる800℃以上にペレットの中心部まで温度を上げるため、従来、焼成温度を1000℃以上にする必要があったが、800〜900℃の中高温領域で焼結できるため、焼結に必要なコストを軽減できる。
【0053】
また、生成された焼結物に微生物を吸着させる場合、焼結物の多孔質部に微生物が吸着されているため、焼結物を河川や湖沼等に投入して沈めたり、浮かべたりして水質改善を図ることができる。焼結物の多孔質部に微生物がトラップされているため、持続的に焼結物を水質改善に利用できる。また、焼結物の多孔質部に微生物が繁殖しやすいため、土壌改良に利用でき、植物の生産の向上を図ることができる。
【0054】
なお、ステップS4からステップS6のように、粉砕した鉱滓と土とpH調整剤を混合してから、水分を含む汚泥を投入せず、水分を含む汚泥を先に混合機13に投入しておき、撹拌させながら粉砕した鉱滓や、土や、pH調整剤を徐々に投入してもよい。
【0055】
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【符号の説明】
【0056】
1:焼結物生成システム
10:粉砕機
13:混合機
14:造粒機
16:焼結機
17:微生物吸着槽

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機物を含む汚泥と、粉砕された鉱滓と、前記汚泥の焼結を調整するための焼結調整用の土とを、水の存在下で混合する混合ステップと、
前記混合ステップにおける混合物を粒状化させる粒状化ステップと、
前記粒状化された前記混合物を焼結させる焼結ステップと、
を有する焼結物生成方法。
【請求項2】
請求項1に記載の焼結物生成方法において、
前記混合ステップで、前記混合物のpHを調整するためのpH調整剤を更に加えることを特徴とする焼結物生成方法。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の焼結物生成方法において、
前記焼結ステップで、前記粒状化された前記混合物を、800〜900℃の中高温領域で焼結させることを特徴とする焼結物生成方法。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の焼結物生成方法において、
前記焼結ステップで前記混合物を焼結して生成された焼結物に微生物を吸着させる微生物吸着ステップを更に有することを特徴とする焼結物生成方法。
【請求項5】
有機物を含む汚泥と、粉砕された鉱滓と、前記汚泥の焼結を調整するための焼結調整用の土とを、水の存在下で混合した混合物を焼結した焼結物。
【請求項6】
請求項5に記載の焼結物において、
前記混合物のpHを調整するためのpH調整剤を更に加えて焼結したことを特徴とする焼結物。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−20257(P2012−20257A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−161570(P2010−161570)
【出願日】平成22年7月16日(2010.7.16)
【出願人】(510197531)
【Fターム(参考)】