説明

煮炊き用米穀入り缶

【課題】
無水洗の米穀類が、空気および光を透過しない密封容器に密封することにより、米穀類の栄養価に加えて、乾燥野菜などの多様な栄養価が付加され、食品の劣化防止を図ることができ、長期間保存することができ緊急時にも主な道具がいらず安全で簡単煮栄養価の高い出来たての缶入りの米穀類の非常食品の提供を目的とする。
【解決手段】
米穀類を無洗米にして、内面に塗装していなく、直接に炊飯可能のように米穀の充填線と水の注入線が記しており、金属缶の容器に液体窒素注入によって密封収納されて、米穀類の無洗米としては、白米、黒米、赤米などであって、これらの1種類又は、混合物で、水を使用せずに送風しながら攪拌混合を行なっている煮炊き用米穀入り缶である。非常食品であることを特徴とし火を使う事を目的とした特殊缶を作り出した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、災害時や遭難時等の非常時に食するような、長期保存できて、新米の味を何年も保つことがで、缶のまま煮炊きができる特殊な米穀と缶を使い簡単に食することができる非常食品入り缶詰に関する。
【背景技術】
【0002】
私たちの便利な食生活に欠かせない食品添加物でも、食品添加物には見えざる危険が潜んでいる。アレルギーや喘息、子供のキレや突発的な犯罪、がん等の原因の全てが食品添加物にある訳ではありませんが、一役も二役も買っているのは事実である。例えば、赤色X号などタール系色素には化学構造上、発がん性や催奇性の疑いもあり、北欧では禁止されているタール色素が、日本では11種も使用されている。
【0003】
特に育ち盛りの子供さんには、その影響が懸念される。現代の日本人は、食生活が急激に変化しています。肉類、揚げ物、白米、ケーキ、パン類、スナック類、炭酸飲料水、加工食品などからの動物性タンパク質、脂肪、砂糖、塩分の取り過ぎが、昔は存在しなかった様々な健康問題に深く関係していることは、世界の栄養学者の共通認識となっている。
【0004】
また、生の野菜や果物の摂取量もとても少なく、体が本来必要とする量を摂っていない。その上、白米や精製した小麦粉が原材料のパン類、麺類などでお腹を膨らませるため、繊維質が不足し、体が酸性に偏って、慢性疲労や、その他の体の不調の引き金となっている。
【0005】
さらに、インスタント食品、できあいのお弁当やお惣菜、サンドイッチ、スナック、伝統的なお惣菜やお漬物、お菓子に至るまで、簡単に手に入る食物のほとんどに非常に危険な保存料や化学調味料などの添加物が使われ、それらは日本人の体の中に溜まり、心身の健康問題の原因となっていると言われています。現代人の不調の理由のひとつには、脂肪や塩分が過多な反面、必要なミネラルや栄養が不足している、「現代型栄養失調」が考えられる。
【0006】
白米は、精米で果皮も種皮も湖粉層も胚も含まれる芽も取り除かれているので残ったのは、胚乳のデンプン、ただカロリーだけである。ミネラルもビタミンもないので燃焼した後、完全に化学分解しない部分が残り、乳酸や焦酸ブドー酸という産物を出す。これは身体に害を与える物質で血液を酸性化する。乳酸や焦酸ブドー酸は胚芽などに含まれる成分の作用を受けると水と炭酸ガスに変えられ、無害となる。しかし白米餅よりも発芽玄米胡麻餅の方が望ましい。
【0007】
もちろん、善玉の腸内細菌が多くあれば、腸内でビタミンB1も合成される。ミネラルのない白米でも血液の酸化は少なくなる。しかし、ビフィズス菌とは反対に働くアノイリナーゼ菌が積極的にビタミンB1を破壊し、カルシウムの吸収もさまたげて血液を酸性にする。肉、白砂糖など酸性の食品を多くとるとアノイリナーゼ菌がどんどん増えていき、現代の食生活では正常な腸内細菌の働きが難しくなる。
【0008】
一般に餅 100g当たり 235カロリー(kcal)であり、ご飯(168kcal)や赤飯(189kcal)に比較してカロリーが高い。55gの餅1個では 129kcalであって、餅は赤飯と比べ水分が少ないため100g当たりのカロリーが高い。また穀類は消化のよい食べ物であり、ゆっくりと消化されるため、血糖値が長時間安定し、いわゆる満腹状態が長持ちする利点がある。
【0009】
しかし、一般に非常食として使用されている乾パンは、ビタミン、ミネラル(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムの4つの多量元素と、鉄、亜鉛、銅、ヨード、クロム、コバルト、マンガンなどの必須微量鉱物、あるいは繊維および食物繊維の含有量が僅少である。(特許文献1参照)。
【0010】
金属缶の特色は長期保存であるとともに、火に強い特性がある。その特性を生かしそのままで焚き火などに入れ調理できる特殊缶に主食である米穀を入れたものである。また新米を入れた場合酸化がなく何年も新米の味を保つことができ古米として価格を落とすことがなくなる。
【0011】
栄養価の高い胡麻を加えることによりタンパク質、脂質、炭水化物ナトリウム、リン、鉄カルシウム、カリウム、ビタミンA(βカロテン)チアミン、リポフラボン、トコフェロール、ナイアシン、トリプトファンが供給され、胡麻の酵素が働いて、フィチン酸が、リン酸とイノシトールとに分解され、蛋白質はアミノ酸に、脂肪は必須脂肪酸に、澱粉は糖に、ミネラルはアミノ酸と結びついた形に変わる(非特許文献1、特許文献2〜3参照)。
【0012】
身体に対して吸収されやすくなり、かつ、亜鉛などのミネラル類やビタミンが数倍に増え、特に澱粉が糖に変わることで、別途加糖処理を施す必要がなくなり、このような餅を所定形状に形成することで、自然の甘味をもった穀物餅を得ることができて、穀物がもっている栄養分を身体に対して吸収されやすい状態と成すことができるので、この穀物餅を非常食品としても利用することができる(特許文献4〜5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2006−185167号公報
【特許文献2】特開平8−131104号公報
【特許文献3】特開平9−56348号公報
【特許文献4】特開2009−136267号公報
【特許文献5】特開2000−41582号公報。
【非特許文献】
【0014】
【非特許文献1】(食物アレルギーの子の食卓)著者/訳者名:向山徳子/監修 吉村かつ子/監修 出版社名保健同人社
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
しかし、この米穀、餅においても繊維および食物繊維の含有量が僅少であるため、食物が極度に不足する災害や遭難などの非常食としては充分な栄養価が摂取できない。またおいしい炊き立てのご飯を鍋や火・電気などが無場合米穀など炊くことができないこと、玄米の皮を新米と一緒に炊く事が出来る雑穀を作ること。また通常の金属缶は内側に塗装が施してあり熱を加えると溶けだし毒素が流れ出すことに問題点があった。
【0016】
この発明は、所定量の米・雑穀などの米穀類・胡麻粉末を米穀である玄米に添加した発芽玄米胡麻餅を、空気および光を透過しない密封容器に密封することにより、穀物の栄養価に加えて、胡麻の多様な栄養価(ビタミン、ミネラル、繊維、食物繊維など)が付加されるので、非常食として有効となり、また密封容器が空気や光を通さないので食品の劣化防止を図ることができ、新米の味を長期間保存することができまた、いかなる場所でも炊き立てのおいしい新米と雑穀の栄養価の高いご飯が食べられる非常食品の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
新白米にして、内面塗装のない金属缶の容器に液体窒素注入によって密封収納されている煮炊き用米穀入り缶である。
米穀類は、白米、黒米、赤米、緑米、古代米、麦、ひえ、粟、であって、これらの1種類又は、混合物で、3〜7気圧の中に3〜10分入れることで表明に細かい切れ目が入り、水に浸すことなく白米と同時に炊飯を行う事が出来る。また白米は水を使用せずに送風しながら攪拌混合を行なっている。
【0018】
内面塗装のない金属缶の容器は、材質としてアルミニウム、またはスチールの円筒の缶であって、容量として250ml〜500mlであり、缶内部には金属の材質そのままの状態であり、内部に直接に炊飯可能のように米穀の注入線と水の注は入線が記している。
【0019】
液体窒素注入は、米穀類の無洗米を当該金属缶の米穀の線まで収納した後、内部の酸素を置換できるまで行う。
炊飯時に、缶の蓋を半開して、無洗米穀の収納されている缶内の水の線まで水を注いで、木製、又は竹製をのせて、直接加熱することが出来るようにしている。
一度蒸してから乾燥している米穀類、あるいは乾燥野菜を直接に当該缶に入れて、炊飯できる煮炊き用米穀入り金属缶である。
【0020】
この発明による煮炊き用米穀入り缶の非常食品は、所定量の胡麻粉末または、および低温圧搾生搾り胡麻オイルを添加した穀物餅が所定のサイズに形成され、空気および光を透過しない密封容器に密封されたものである。
また新米を磨きあげ洗わないで米とし水を所定の線まで加え火にかけアウトドアなどで新米の炊き立て御飯を食べることができる。開発したスチールなどの金属缶は内側の塗装を施さず仕上げた缶により煮・焚きが可能な金属缶になった。
【0021】
米穀類を無洗米にして、内面塗装のない金属缶の容器に液体窒素注入によって密封収納されていることを特徴とする煮炊き用米穀入り缶である。
無洗米の米穀類は、白米、黒米、赤米、緑米、古代米、麦、ひえ、粟、であって、これらの1種類、又はこれらの混合物で、水を使用せずに送風しながら混合攪拌を行なって調製されている。
【0022】
内面塗装のない金属缶の容器は、材質としてアルミニウム、またはスチールの円筒の缶であって、容量として250ml〜500mlであり、缶内部には金属の材質そのままの状態であり、内部に直接に炊飯可能のように米穀の充填線と水の注入線が記している。新白米などを炊く場合には、付属の木製蓋を使用して、開缶の内部に蓋にして加熱して、炊飯する。
【0023】
液体窒素注入は、新白米または高圧焙煎雑穀を当該金属缶の米穀の線まで収納した後、内部の酸素を置換できるまで行う煮炊き用米穀入り缶である
炊飯時に、缶の蓋を半開して、無洗米穀の充填線までに収納されている缶内に、水注入線まで水を注いで、木製、又は竹製をのせて、直接加熱することが出来るようにしている。新白米を炊飯する場合には、開缶の上部に蓋として、付属している木製蓋を使用する。
【0024】
一度蒸してから乾燥している米穀類、あるいは、乾物、乾燥野菜、調味料を直接に当該缶に入れて、炊飯できる。
なお、上述の発芽玄米胡麻餅に対して、この玄米の大きさと同等程度の大きさに粉砕された乾物の黒豆(発芽黒豆を含む)、黒ゴマ、ヒジキ、海苔(青のり等)、小魚等の付加食品や、乾燥野采のホーレンソ、牛蒡、ネギ、タマネギ、又適量の調味料の塩、しょう油などの調味料または香辛料を添加してもよい。
【0025】
上記構成によれば、発芽玄米の栄養価に加えて、多様な栄養価(ビタミン、ミネラル、繊維、食物繊維など)が付加されるので、非常食として有効となり、また密封容器が空気や光を通さないので、容器に封入された食品の劣化防止を図ることができ、長期間保存することができる。果皮と種皮には、脂肪、たんぱく質、セルロース(繊維)がある。セルロースはこれ自体では消化しにくいですが他の食物の消化吸収を助け、腸の働きを促進する。また、セルロースは腸内細菌の作用でビタミンB1.ビタミンB2.ビタミンB12などに生合成される。
【0026】
高圧焙煎雑穀入り新白米に含まれる上記の主な成分と特徴は以下である。高圧焙煎雑穀入り新白米玄米の湖粉層と胚芽には、脂肪、たんぱく質、ビタミン、ミネラルのカリウム・マグネシウムなどがある。胚芽は米の生命の宿っている最も大切な部分で、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、ビタミンEなど含んでいる。
【0027】
この発明の一実施態様においては、上記密封容器は食品用の金属缶容器に設定されたものである。
上記構成の金属缶容器としては、シーリングコンパウインドが塗布された蓋を2重巻締法によって締結する缶やイージーオープン缶を用いることができる。 上記構成によれば、内部に密封した食品を常温下で長期間保存でき、また外力に対する耐力をも確保することができる。
【0028】
イージーオープン缶であってもよい。また金属の缶容器内への米穀などの穀物食品を封入した状態は整列状態に限定されるものではなく、アトランダムの状態で封入してもよい。
米穀を炊く場合には、付属の木製蓋を使用して、開缶の上部に蓋にして加熱して、90〜105℃程度で10〜30分程度加熱までして炊飯する
【0029】
この発明によれば、米穀類を無洗米にして、内面塗装のない金属缶の容器に液体窒素注入によって密封収納されている煮炊き用米穀入り缶で、米穀類の無洗米は、白米、黒米、赤米、緑米、古代米、麦、ひえ、粟、であって、これらの1種類又は、混合物である、高圧焙煎雑穀入り米は、3〜8気圧の中に3〜10分程度入れることで表面に細かい切れ目が入り通常ならば8時間水に浸さなければいけない雑穀を白米と同時に炊飯を行う事が出来るようになった。また白米は水を使用せずに送風しながら攪拌混合を行なっている。
【発明の効果】
【0030】
これらを空気および光を透過しない金属缶の密封容器に密封したので、米穀類の栄養価に加えて、米穀の多様な栄養価(ビタミン、ミネラル、繊維、食物繊維など)が付加されるので米穀類を無洗米にして、内面塗装のない金属缶の容器に液体窒素注入によって密封収納されている煮炊き用米穀入り缶によって、簡単に食することができる缶入り非常食として長期保存できてものである。
【0031】
また密封容器が空気や光を通さないこと、缶入りの食品の形状に変化をもたらさず、高圧焙煎雑穀入り白米によって、熱処理などに素早い調理ができ、火のおこせる所ではどこでも簡単に炊飯した米穀を食することができる。この方法により食品の劣化防止を図ることができ、長期間保存することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】500ml無洗米缶の外形図
【図2】350ml無洗米缶の外形図
【図3】木製蓋の外形図
【図4】米缶の姿図
【図5】米の缶入り状態
【図6】炊く前の状態
【図7】炊き上がり状態
【図8】製缶装置での製造工程
【発明を実施するための形態】
【0033】
この発明の一実施例を以下の図面に基づいて詳述する。
図面において、非常食品用煮炊き用米穀入り缶およびその製造方法を示すが、まず図8に前記の非常食品用煮炊き用米穀入り缶の製缶装置での製造工程について詳細に説明する。
【実施例1】
【0034】
加圧焙煎雑穀入り新白米の米穀類の350mL(300g、白米:260g、加圧焙煎した玄米、赤米、黒米などの雑穀:40g)を下記特殊缶に充填して、図2に示すように、空気および光を透過しない密封容器としての食品用のアルミ缶容器の内部に気密状にして、さらに液体窒素を充填した液密状によって密封した。
【0035】
図2は、缶内部には金属の材質そのままの状態であり、内部に直接に炊飯可能のように米穀の充填線と水の注入線が記している、直径65mmで、高さ120mmのアルミ缶容器であり、当該缶として底部と側壁としての筒部と蓋部とを有し、シーリングコンパウンドが塗布された蓋部の周縁を2重巻締法によって、筒部の上端側に締結した缶を示した。
【0036】
この加圧焙煎雑穀入り新白米の缶詰は、非常食として有効となり、また金属缶容器での密封容器が空気や光を通さないので、容器に封入された穀物食品の劣化防止を図ることができ、1年間の長期間保存することができた。
またこの加圧焙煎雑穀入りの白米の密封缶を開封して、一部米穀充填線までに、前記の新白米の量を米穀の充填線まで減量して、水を水注入線まで注いで、前記の加圧焙煎雑穀入り新白米を付属の木製蓋を使用して、開缶の上部に蓋にして約100℃で18分加熱までして炊飯した。非常に美味しい米穀の炊飯米を食することができた。
【実施例2】
【0037】
新白米の米穀類の500mL(新白米450g)を下記特殊缶に充填して、空気および光を透過しない密封容器としての食品用のアルミ缶容器の内部に気密状にして、さらに液体窒素を充填した液密状によって密封した。
【0038】
図1は、缶内部には金属の材質そのままの状態であり、内部に直接に炊飯可能のように米穀の充填線と水の注入線が記している、直径65mmで、高さ190mmのアルミ缶容器であり、当該缶として底部と側壁としての筒部と蓋部とを有し、シーリングコンパウンドが塗布された蓋部の周縁を2重巻締法によって、筒部の上端側に締結した缶を示した。
【0039】
この新白米は、金属缶容器での密封容器が空気や光を通さないので、容器に封入された穀物食品の劣化防止を図ることができ、1年間の長期間保存することができた。
またこの新白米穀の密封缶を開封して、一部米穀の新白米の量を米穀充填線までに減量して、水を水注入線まで添加して、付属の木製蓋を使用して、開缶の上部に蓋にして約100℃で15分加熱までして炊飯した。非常に美味しい白米の米穀の炊飯米を食することができた。
【実施例3】
【0040】
加圧焙煎した赤米入り新白米の米穀類の350mL(新白米260g、加圧焙煎赤米40g)を下記特殊缶に充填して、図1に示すように、空気および光を透過しない密封容器としての食品用のアルミ缶容器の内部に気密状にして、さらに液体窒素を充填した液密状によって密封した。
【0041】
実施例1と同様に、缶内部には金属の材質そのままの状態であり、内部に直接に炊飯可能のように米穀の充填線と水の注入線が記している、直径65mmで、高さ120mmのアルミ缶容器であり、当該缶として底部と側壁としての筒部と蓋部とを有し、シーリングコンパウンドが塗布された蓋部の周縁を2重巻締法によって、筒部の上端側に締結した。
【0042】
この加圧焙煎した赤米入り新白米の缶詰は、非常食として有効となり、また金属缶容器での密封容器が空気や光を通さないので、容器に封入された穀物食品の劣化防止を図ることができ、1年間の長期間保存することができた。
またこの加圧焙煎した赤米入り米穀の密封缶を開封して、一部米穀充填線までに、新米の量を減量して、水を注入線まで添加して付属の木製蓋を使用して、開缶の上部に蓋にして、約100℃で17分加熱までして炊飯した。非常に美味しい赤米入り米穀の炊飯米を食することができた。
【実施例4】
【0043】
加圧焙煎玄米入り新白米の米穀類を実施例1と同様にして、空気および光を透過しない密封容器としての食品用のアルミ缶容器の内部に気密状にして、さらに液体窒素を充填した液密状によって密封した。
【0044】
缶内部には金属の材質そのままの状態であり、内部に直接に炊飯可能のように米穀の充填線と水の注入線が記している、直径65mmで、高さ90mmのアルミ缶容器であり、当該缶として底部と側壁としての筒部と蓋部とを有し、シーリングコンパウンドが塗布された蓋部の周縁を2重巻締法によって、筒部の上端側に締結した。
【0045】
この加圧焙煎玄米入り新白米の缶詰は、非常食として有効となり、また金属缶容器での密封容器が空気や光を通さないので、容器に封入された穀物食品の劣化防止を図ることができ、1年間の長期間保存することができた。
またこの米穀の密封缶を開封して、一部米穀充填線までに、加圧焙煎玄米入り新米の量を減量して、水を注入線まで水を添加して、付属の木製蓋を使用して、開缶の上部に蓋にして100℃で14分加熱までして炊飯した。非常に美味しい米穀の炊飯米を食することができた。
【実施例5】
【0046】
加圧焙煎した麦、ひえ、粟入り新白米の米穀類を実施例1と同様にして、空気および光を透過しない密封容器としての食品用のアルミ缶容器の内部に気密状にして、さらに液体窒素を充填した液密状によって密封した。
これによって直径65mmで、高さ120mmの350mLのアルミ缶に詰めされた非常食品用煮炊き用米穀入り缶となった。
【0047】
実施例1と同様、缶内部には金属の材質そのままの状態であり、内部に直接に炊飯可能のように米穀の充填線と水の注入線が記している、直径65mmで、高さ120mmのアルミ缶容器であり、当該缶として底部と側壁としての筒部と蓋部とを有し、シーリングコンパウンドが塗布された蓋部の周縁を2重巻締法によって、筒部の上端側に締結した缶を図4に示した。
【0048】
この加圧焙煎した麦、ひえ、粟入り新白米缶詰は、非常食として有効となり、また金属缶容器での密封容器が空気や光を通さないので、容器に封入された穀物食品の劣化防止を図ることができ、1年間の長期間保存することができた。
またこの米穀の密封缶を開封して、一部米穀充填線までに、新米の量を減量して、さらに2gのひじきの乾物をいれて、水を注入線まで水を添加して、付属の木製蓋を使用して、開缶の上部に蓋にして100℃で15分加熱までして、さらに2gのひじきの乾物をいれて炊飯した。非常に美味しい米穀の炊飯米を食することができた。

【符号の説明】
【0049】
1.缶蓋
2.プルトップ
3.缶胴
4・水の線
5.米穀の線
6.木製蓋
7.お米
8・水


【特許請求の範囲】
【請求項1】
米穀類を無洗米にして、内面塗装のない金属缶の容器に液体窒素注入によって密封収納されていることを特徴とする煮炊き用米穀入り缶。
【請求項2】
米穀類の無洗米は、白米、黒米、赤米、緑米、古代米、麦、ひえ、粟、であって、これらの1種類、又はこれらの混合物で、水を使用せずに送風しながら混合攪拌を行なって調製されていることを特徴とする請求項1に記載の煮炊き用米穀入り缶
【請求項3】
内面塗装のない金属缶の容器は、材質としてアルミニウム、またはスチールの円筒の缶であって、容量として250mL〜500mLであり、缶内部には金属の材質そのままの状態であり、内部に直接に炊飯可能のように米穀の充填線と水の注入線が記して、米穀を炊飯する場合には、開缶の上部に蓋として、付属している木製蓋を使用していることを特徴とする請求項1または2に記載の煮炊き用米穀入り缶
【請求項4】
液体窒素注入は、米穀類の無洗米を当該金属缶の米穀の線まで収納した後、内部の酸素を置換できるまで行うことを特徴とする請求項1または2、3のいずれかに記載の煮炊き用米穀入り缶
【請求項5】
炊飯時に、缶の蓋を半開して、無洗米穀の充填線までに収納されている缶内に、水注入線まで水を注いで、木製、又は竹製をのせて、直接加熱することが出来るようにしていることを特徴とする請求項1または2、3、4のいずれかに記載の煮炊き用米穀入り缶
【請求項6】
一度蒸してから乾燥している米穀類、あるいは乾燥野菜、乾物、調味料のいずれかを直接に当該缶に入れて、炊飯できることを特徴とする請求項1または2、3、4、5のいずれかに記載の煮炊き用米穀入り缶


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−103771(P2011−103771A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−258915(P2009−258915)
【出願日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(308027880)CTC−LANKA株式会社 (6)
【Fターム(参考)】