説明

熱現像感光材料

【課題】本発明の目的は、小型かつ低コストの熱現像装置により、熱現像感光材料を、迅速に熱現像した場合でも熱現像装置の機内汚染及びフィルム傷の発生が低く、搬送性に優れ、かつ、画像濃度に優れる熱現像感光材料を提供することにある。
【解決手段】支持体上にハロゲン化銀粒子、有機銀塩、還元剤およびバインダーを含有する感光性層、該感光性層の上に設けられた非感光性層を有し、かつ支持体の反対側の面にバックコート層を有する熱現像感光材料において、前記感光性層の乾燥膜厚が9〜16μmであり、前記感光性層を有する側の最表面の中心線平均粗さ(Ra)が120〜170nmであって、前記感光性層の上に設けられた非感光性層または前記バックコート層に分子量が550以上10000以下の潤滑剤を含有することを特徴とする熱現像感光材料。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体上にハロゲン化銀粒子、有機銀塩、還元剤およびバインダーを含有する感光性層、該感光性層の上に設けられた非感光性層を有し、かつ支持体の反対側の面にバックコート層を有する熱現像感光材料において、前記感光性層の乾燥膜厚が9〜16μmであり、前記感光性層を有する側の最表面の中心線平均粗さ(Ra)が120〜170nmであって、前記感光性層の上に設けられた非感光性層または前記バックコート層に分子量が550以上10000以下の潤滑剤を含有することを特徴とする熱現像感光材料。
【請求項2】
前記感光性層の上に設けられた非感光性層または前記バックコート層に多価アルコールの脂肪酸エステルを含有することを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項3】
前記感光性層の上に設けられた非感光層にマット剤を含有し、該マット剤の平均粒子サイズが4.7μm〜10.0μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の熱現像感光材料。
【請求項4】
前記感光性層を有する側の最表面の中心線平均粗さ(Ra)が125〜160nmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項5】
前記感光性層を有する側の最表面の十点平均粗さ(Rz)が3.0〜5.0μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項6】
前記感光性層を有する側の最表面の最大粗さ(Rt)が4.5〜6.5μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項7】
前記感光性層に省銀化剤を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項8】
前記省銀化剤が、ヒドラジン誘導体、ビニル化合物、フェノール誘導体、ナフトール誘導体、4級オニウム化合物及びシラン化合物から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項7に記載の熱現像感光材料。
【請求項9】
熱現像後の画像濃度の最大値が4.0以上5.0以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項10】
写真特性曲線の光学濃度1.2における階調(γ値)が2.0〜6.0であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−209600(P2008−209600A)
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−45354(P2007−45354)
【出願日】平成19年2月26日(2007.2.26)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】