説明

物体検出システム

【課題】レーダー及び立体視センサーを含む物体検出システムを提供する。
【解決手段】物体検出システムは、レーダー信号が送信される少なくとも一つの開口及び反射したレーダー信号が受信される少なくとも一つの開口を備えるレーダーシステムを含む。検出システムは、第1のセンサー及び第2のセンサーを含む立体視システムも含む。第1のセンサー及び第2のセンサーは、オフセットにより分離される。立体視システムは、単一のアセンブリを形成するためにレーダーシステムに取り付けられる。レーダーシステムは、第1のセンサーと第2のセンサーとの間のオフセット内に設置される。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本開示は、一般にレーダー及び立体視検出システムの分野に関する。より詳細には、本開示は、レーダー及び立体視センサーの両方を含むシステムに関する。
【発明の概要】
【0002】
本開示の一実施形態は、物体検出システムに関する。物体検出システムは、レーダー信号が送信される少なくとも一つの開口及び反射したレーダー信号が受信される少なくとも一つの開口を備えるレーダーシステムを含む。検出システムは、第1のセンサー及び第2のセンサーを備える立体視システムも含む。第1のセンサー及び第2のセンサーは、オフセットにより分離される。立体視システムは、単一のアセンブリを形成するためにレーダーシステムに取り付けられる。レーダーシステムは、第1のセンサーと第2のセンサーとの間のオフセット内に設置される。
【0003】
本開示の別の実施形態は、レーダー及び立体視システムの組み立て方法に関する。かかる方法は、装置にレーダーアセンブリを取り付けるステップと、装置に対するレーダーアセンブリの仰角を調整するステップと、レーダーアセンブリが立体視アセンブリの第1のセンサーと第2のセンサーとの間に設置されるように、レーダーアセンブリに立体視アセンブリを取り付けるステップと、立体視アセンブリの第1のセンサーと第2のセンサーとの間のオフセットを調整するステップと、レーダーアセンブリに対する立体視アセンブリの仰角を調整するステップと、を含む。
【0004】
上述の全体的な説明及び以下の詳細な説明はともに、例示的かつ説明的なものに過ぎず、特許請求の範囲に記載される本発明を限定するものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0005】
本発明のこれら及び他の特徴、態様及び効果は、以下の説明、添付の特許請求の範囲及び図面に示された以下の例示的実施形態から明らかになろう。次に、図面について簡単に説明する。
【図1】一例示的実施形態によるレーダーシステム及び立体視システムを含む装置の斜視図である。
【図2】一例示的実施形態による図1の装置の俯瞰図である。
【図3】一例示的実施形態による立体視システムの調整を示す図3の装置の側面図である。
【図4】一例示的実施形態による図1の装置の分解斜視図である。
【図5】一例示的実施形態による図1の装置の別の分解斜視図である。
【図6】交差点及び一例示的実施形態による図1の装置を含む交差点監視システムの俯瞰図である。
【図7】図6の交差点及び一例示的実施形態による図1の装置を含む車両の俯瞰図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
立体視センサー技術は、物体を検知し、三次元の物体の位置を推定するために用いられる。水平オフセットを間に設けた二つのカメラセンサー上の物体のわずかに異なる投射像から、検知及び推定を行うことができる。二つのセンサーの画像の違いは、水平視差と呼ばれている。この差異は、第三次元の情報源である。
【0007】
典型的な立体視センサーは、照準ベクトルが平行である二つの同一のカメラセンサーを備えていてもよい。二つのセンサーは、照準ベクトルに対して直交する方向にオフセットされて設置される。このオフセット又は分離は、基線分離と呼ばれている。二つの視覚センサーの照準間の基線分離及び共線性の許容度は、三次元精度に影響を与える。
【0008】
レーダー(例えば、モノパルスレーダー)は、典型的には、上述の立体視センサーと同様の方法で選択される照準角及び相対的な位置調整を有する二つの受信開口及び/又は二つの送信開口を備える。例えば、二つの受信開口を有するレーダーでは、受信開口の一つに到達する物標からの後方散乱は、典型的には、わずかに長い又は短いリターンパス長を有する他の開口に到達する。リターンパス長の違いは、基準角に対する物標の角度を計算するために用いられる。
【0009】
パッチアンテナは、高周波(RF)基板の片面上にエッチングされ、基板の他面から給電されるコスト効率の良いアンテナ設計である。パッチアンテナは、都合よく非常に薄い。
【0010】
図1に、立体視システム(SVS)12及びレーダーシステム14の両方を単一のアセンブリに含む物体検出システム又は装置10を示す。SVS12は、ハウジング13を含み、物体を検知し、三次元の物体の位置を推定するように構成される。水平オフセットを間に設けた二つのカメラセンサー16,18(双眼センサー)上の物体のわずかに異なる投射像から、検知及び推定を行うことができる。二つのセンサー16,18の画像間の水平視差は、第三次元の情報源である。ある例示的実施形態によれば、カメラセンサー16,18は、略平行である照準ベクトルと同一又は実質的に同一であってもよい。カメラセンサー16,18は、照準ベクトルに対して直交する方向にオフセット又は基線分離されて設置される。基線分離は、二つの視覚センサー16,18の照準間の共線性の許容度を変更し、三次元精度に影響を与えるように調整されてもよい。様々な例示的実施形態によれば、SVS12は、カメラセンサー間にオフセットを有する、過去、現在又は未来の設計の任意のSVSであり得ることを留意されたい。
【0011】
レーダーシステム14は、送信機17及び受信機19を取り囲むハウジング15を含む。ハウジングは、レーダー信号が送信される送信開口20と、反射したレーダー信号が受信される二つの受信開口22と、を含む。開口20及び開口22の照準角若しくは仰角及び相対的な位置調整は、上述の立体視センサー12と同様の方法で選択される。他の例示的実施形態によれば、レーダーシステム14のハウジングは、トランシーバを含んでいてもよく、ハウジングは、単一の送信/受信開口を含んでいてもよい。さらに他の例示的実施形態によれば、ハウジングは、一つ以上の送信開口及び受信開口を含んでいてもよい。レーダーシステム14は、別の表面又はシステムに取り付けるためのアーム24及びパッド26も含む。例えば、二つの受信開口22を有するレーダー14では、物標からの後方散乱は、他の受信開口22におけるリターンパスよりわずかに長い又は短いリターンパス長を有する受信開口22の一つに到達する。リターンパス長の違いは、基準角(例えば、レーダーシステム14が向けられる角度)に対する物標の角度を計算するために用いられる。ある例示的実施形態によれば、レーダーシステム14は任意のモノパルスレーダーシステムであってもよい。その一方で、他の例示的実施形態では、他のレーダーシステムが用いられてもよい。ある例示的実施形態によれば、レーダーシステム14は、パッチアンテナレーダーシステムであってもよい。ある例示的実施形態によれば、レーダーシステム14は、50〜100GHzの周波数帯域で作動してもよい。他の例示的実施形態によれば、レーダーシステムは、約77GHzで作動してもよい。
【0012】
物体検出システム10は、2つのカメラセンサー16,18の間の基線分離と、モノパルスパッチアンテナレーダーシステム14の比較的薄い特性を利用する。物体検出システム10は、カメラセンサー16,18の基線分離をレーダーシステム14及び任意の関連する処理エレクトロニクスの位置測定として利用する。一般に、システム10の構成により、効率的なレーダーSVSアセンブリが提供される。一般に、システム10の取付構成はコンパクトであり、レーダー筐体14は振動に影響されやすいSVS12より機械的許容度が大きいので、レーダー筐体14に多くの機械的歪みが与えられる。さらに、センサーフュージョンシステムに別々に取り付けられた独立センサーアセンブリの美観は、このよりコンパクトなパッケージによって改善されるだろう。
【0013】
レーダーシステム14は、一般に長距離での速度計測(例えば、遠方の近付いてくる車両)が正確であるのに対し、SVS12は、一般にレーダーシステムより短い距離での物体認知(例えば、歩行者又は近くの静止物体の検知)が正確である。したがって、SVS12及びレーダーシステム14を一緒に使用すると、より広い距離範囲での正確な物体の検知及び計測が可能になる。
【0014】
図2に、レーダーシステム14とSVS12とがねじ28により結合されることを図示する物体検出システム10の俯瞰図を示す。ねじ28は、SVS12のハウジング30からレーダーシステム14のハウジング32の中に突き通される。SVS12及びレーダーシステム14の照準又は仰角は同一直線上にあることは意図されず、ねじ28により、SVS12とレーダーシステム14との間の相対角オフセットを設定するための仰角調整が可能になる。制御システム又はソフトウェアがSVS12とレーダーシステム14との間の相対仰角の差を識別できるように、ねじ28は目盛り付き絶対位置用エンコーダに連結されてもよい。SVS12は、レーダーシステム14の二つの突起34(例えば、タブ、ボス等)及びSVS12の突起36(例えば、タブ、ボス等)を含むピボット機構(例えば、ヒンジ)による回転軸でもレーダーシステム14に結合される。SVS12の突起36は、一般にレーダーシステム14の突起34の間に嵌まるように構成された幅を有する。図4及び5で詳細に図示したように、SVS12がレーダーシステム14に対して回動又は回転可能であるように、突起34及び突起36はピンを受けるための孔を定義する。
【0015】
図3に、レーダーシステム14に対してSVS12の角度を調整するためのねじ28の使用方法をさらに図示する物体検出システム10の側面図を示す。レーダーシステム14のパッド26は、表面38(例えば、交通監視システム、車両等)に取り付けられる。レーダーシステム14が特定の範囲又は領域の検知のために調整されると(例えば、照準又は仰角)、SVS12は、SVS12のセンサー16,18の間のオフセットとSVS12の仰角又は照準角とを調整することによって、少なくとも部分的に異なる範囲に対して測定することができる。
【0016】
仰角又は照準角は、ねじ28を回転させる(例えば、時計回り又は反時計回り)ことにより調整することができる。ねじ28が回転すると、SVS12は垂直及び水平方向に移動し、レーダーシステム14の突起34及びSVS12の突起36によって定義されたピボット機構の回転軸39を中心に回転するように、ねじ28はSVS12とレーダーシステム14との間に傾斜して結合される。様々な例示的実施形態によれば、ねじ28は、手動で調整されるか、又はモーターによって自動的に調整されてもよい。図示した例示的実施形態では、レーダーシステム14に対してSVS12を調整するためにねじ28が用いられているが、他の例示的実施形態によれば、他の締結具及び調整法が用いられてもよい。監視システムのSVS12及びレーダーシステム14の相対的較正は、単独のセンサーより容易であろう。そして、SVS12及びレーダーシステム14の位置は固定されている(しかし、調節可能)ので、一つのセンサーのみが検出環境に対して詳細較正を必要とする場合がある。
【0017】
図4及び5に、レーダーシステム14に取り付けられるSVS12をさらに図示する物体検出システム10の分解図を示す。SVS12のカメラセンサー16,18はレーダーシステム14周辺に設置され、SVS12の突起36はレーダーシステム14の突起34の間に取り付けられるように構成される。SVS12の突起36は孔40を定義し、レーダーシステム14の各突起34は孔42を定義する。SVS12の突起36がレーダーシステム14の突起34の間に配置されると、孔40,42は一列に並び、ピン44を受けるように構成される。上述のように、ねじ28は、二つのハウジング30,32に傾斜して突き通され、垂直面のSVS12を移動するために回転され得る。ねじ28がレーダーシステム14に対するSVS12の仰角又は照準角を調整するために回転されると、ピン44は、突起34,36により形成されたピボット機構の回転軸としての働きをする。他の例示的実施形態によれば、SVS12のカメラセンサー16,18の水平角は、ピン44を中心とする垂直回転に加え、又はピン44を中心とする垂直回転の代わりに調整され得る。
【0018】
図示したようにSVS12及びレーダーシステム14を一緒に用いることにより、コスト及び資材の節約を実現し得る。例えば、単一の電源46は、大きいレーダーアセンブリ14に収納可能であり、SVS12と共有され得る。別の例では、SVS12及びレーダーシステム14で共有された物理的空間では、それらの間を繋ぐケーブル長は非常に短くすることができる。さらに、物理的空間を共有した結果として、SVS12及びレーダーシステム14の処理は、同一のハードウェア(例えば、処理回路48)で実行され得る。さらに、診断及び較正のソフトウェアは、SVS12及びレーダーシステム14により共有され得る。電源46はレーダーシステム14のハウジングに図示され、処理回路48はSVS12のハウジングに図示されているが、他の例示的実施形態によれば、電源46はSVS12のハウジングに配置されてもよいし、処理回路48はレーダーシステム14のハウジングに配置されてもよい。他の例示的実施形態によれば、電源46及び処理回路48の両方が、レーダーシステム14のハウジング又はSVS12のハウジングの一つに配置されてもよい。さらに他の例示的実施形態によれば、電源46及び処理回路48の一方又は両方が、レーダーシステム14のハウジング及びSVS12のハウジングから離れて配置されてもよい。
【0019】
図4及び5では、物体検出システム10を取り付けるための二つのアーム24及びパッド26が図示されているが、他の例示的実施形態によれば、物体検出システム10は取り付けるための四つのアーム24及びパッド26を含んでもよいことを留意されたい。さらに他の例示的実施形態によれば、物体検出システム10は一つのアーム24及びパッド26、三つのアーム24及びパッド26、又は五つ以上のアーム24及びパッド26を含んでいてもよい。
【0020】
図6に、交通又は交差点監視システム102に取り付けられた物体検出システム10を示す。一般に、交通監視システム102は、交通照明を調節したり、違反を通報したりできるように、交差点104の近くの物体だけでなく、その位置や速度を特定するように構成される。例えば、物体検出システム10は、横断歩道108周辺の短距離検知領域110でSVS12を使用して、横断歩道108を進む歩行者106及びその位置を特定してもよい。物体検出システム10は、長距離検知領域116にわたってレーダーシステム14を使用して、交差点104や横断歩道108に通じる道路114を進行する車両112及びそのスピードを検知してもよい。交通監視システム102は、車両112又は歩行者106の検知に基づいて交通照明を調整してもよいし、発生する任意の交通違反(例えば、車両112が信号無視をする場合)を記録してもよい。物体検出システム10は、コンパクト及び見栄えの良い交差点監視センサーを交通監視システム102に提供してもよい。
【0021】
図7に、図6と同様のシナリオで、車両118に取り付けられた物体検出システム10を示す。装置によって、車両118が歩行者及び車両112を検知可能であってもよい。車両118の進路内の車両112又は歩行者106を検知することにより、運転者に対する視覚的又は可聴式警告メッセージの生成が促されてもよい。さらに、物体検出システム10によって、車両118は、車両より前方にあってレーダーシステム14により検知され得る、及び、霧や降雨等により運転者が容易に認識可能ではない障害物の検出を運転者に提供可能であってもよい。さらに、物体検出システム10は、車両118より前方の同一方向に進行している車両112の速度を運転者に警告するために(例えば、遅い車両について警告するために)用いられてもよい。物体検出システム10のようなアセンブリは、典型的にはフロントガラスの裏側に取り付けられる単独のSVSセンサーより重い場合があるが、物体検出システム10をフロントガラスの裏側に取り付ける実現可能性は大きい。
【0022】
便宜上、図1〜5に示される物体検出システム10には、カメラ保護シュラウド、調整の詳細(例えば、プリテンショナ、配列角センサー等)、カメラセンサーの意図的な伸長等のような組み込まれ得る付加的な機構が含まれていないことを留意されたい。システム10は、必要に応じてこれらの付加的な機構又は構成要素の一部若しくは全てを含んでいてもよい。本開示は、例示的実施形態に関して説明してきたが、特許請求された主題の趣旨及び範囲から逸脱することのない形式及び詳細における変更を、当業者なら認識するだろう。例えば、異なる例示の実施形態が一つ以上の利点を提供する一つ以上の機構を含むものとして記載されているが、記載された例示において、又は他の変形実施形態において、記載された機構が互いに置き換えられる、又は代わりとして互いに組み合わされることが予想される。本開示の技術が比較的複雑であるので、技術の全ての変更を予見できるとは限らない。例示の実施形態に関して記載され、以下の請求項に記載される本開示は、できるだけ広範であることを明白に意図されている。例えば、特に断りのない限り、単一の特定要素を説明している請求項も、複数のそのような特定要素を含んでいる。
【0023】
好ましい例示的実施形態及び他の例示的実施形態に示すシステムの構成要素の構造及び構成は、例示的なものに過ぎない点に留意することも重要である。本開示においては、一定数の実施形態のみを詳細に説明してきたが、記載されている主題の新規な教示及び効果から著しく逸脱することなく多くの変更態様が可能である(例えば、サイズ、寸法、構造、様々な要素の形状及び比率、パラメータの値、取り付け構成、使用される材料、色、方向等におけるバリエーション)ことを、この開示を検討する当業者なら容易に理解するであろう。例えば、一体的に形成されるように示される構成要素は、複数の部品又は構成要素で構成してもよいし、複数の部品として示される構成要素は、一体的に形成されてもよいし、組立ての工程は逆にする又は変更してもよいし、システムの構造物及び/又は部材又はコネクタ又は他の構成要素は変更してもよいし、構成要素間に設けられた調整又は取付位置の性質又は数は変更してもよい。システムの構成要素及び/又はアセンブリは、十分な強度又は耐久性を与える任意の多種多様な材料から構成されてもよいことを留意されたい。したがって、このような全ての変更態様は、本出願の範囲内に含まれることを意図されたものである。好ましい例示的実施形態及び他の例示的実施形態の設計、動作条件及び構成において、本主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく、その他の置換、改変、変更及び省略を行うことが可能である。
【符号の説明】
【0024】
10 物体検出システム
12 立体視システム(SVS)
13,15,30,32 ハウジング
14 レーダーシステム
16,18 カメラセンサー
17 送信機
19 受信機
20 送信開口
22 受信開口
28 ねじ
39 回転軸
46 電源
48 処理回路
102 交通監視システム
110 短距離検知領域
112,118 車両
116 長距離検知領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体検出システムであって、
レーダー信号が送信される少なくとも一つの開口及び反射したレーダー信号が受信される少なくとも一つの開口を備えるレーダーシステムと、
第1のセンサー及び第2のセンサーを備える立体視システムと、を備え、前記第1のセンサー及び前記第2のセンサーは、オフセットにより分離され、前記立体視システムは、単一のアセンブリを形成するために前記レーダーシステムに取り付けられ、前記レーダーシステムは、前記第1のセンサーと前記第2のセンサーとの間の前記オフセット内に設置される、
ことを特徴とする物体検出システム。
【請求項2】
前記第1のセンサー及び前記第2のセンサーを分離する前記オフセットは、調節可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記立体視システムの仰角は、前記レーダーシステムの仰角に対して調節可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記立体視システムは、該立体視システムと前記レーダーシステムとを結合する回転軸を中心に回動可能である、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記立体視システムの前記仰角は、前記立体視システムを前記レーダーシステムに結合するねじにより調整される、請求項3に記載の装置。
【請求項6】
前記レーダーシステムは、モノパルスレーダーシステムである、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記レーダーシステムは、二つの受信開口又は二つの送信開口を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記レーダーシステムは、第1の範囲の第1の物体の位置を検知又は推定するように構成され、前記立体視システムは、第2の範囲の第2の物体の位置を検知又は推定するように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記第1の範囲は、前記第2の範囲より前記レーダーシステムから遠い、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記システムは、車両に取り付けられるように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記レーダーシステム及び前記立体視システムの両方に電力を供給するように構成された電源をさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記電源は、レーダー送信機及びレーダー受信機を含むハウジングに配置される、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記レーダーシステム及び前記立体視システムによって、生成及び受信された信号を処理するための信号処理回路をさらに備える、請求項1の装置。
【請求項14】
レーダー及び立体視システムの組み立て方法であって、
装置にレーダーアセンブリを取り付けるステップと、
前記装置に対する前記レーダーアセンブリの仰角を調整するステップと、
前記レーダーアセンブリが立体視アセンブリの第1のセンサーと第2のセンサーとの間に設置されるように、前記レーダーアセンブリに前記立体視アセンブリを取り付けるステップと、
前記立体視アセンブリの前記第1のセンサーと前記第2のセンサーとの間のオフセットを調整するステップと、
前記レーダーアセンブリに対する前記立体視アセンブリの仰角を調整するステップと、
を備えることを特徴とするレーダー及び立体視システムの組み立て方法。
【請求項15】
前記立体視アセンブリの仰角を調整することは、前記立体視アセンブリを前記レーダーアセンブリに結合するねじを動かすことを包含し、前記立体視アセンブリは、前記立体視アセンブリと前記レーダーアセンブリを結合する回転軸を中心に回動可能である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記立体視アセンブリの前記第1のセンサーと前記第2のセンサーとの間の前記オフセットを調整することは、他のセンサーに対する前記第1のセンサー及び前記第2のセンサーのいずれか一方の位置を調整することを包含する、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記レーダーアセンブリは、二つの受信開口又は二つの送信開口を備えるモノパルスレーダーアセンブリである、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記レーダーアセンブリは、第1の範囲の第1の物体の位置を検知又は推定するように構成され、前記立体視アセンブリは、第2の範囲の第2の物体の位置を検知又は推定するために構成される、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
車両又は交差点監視システムに前記レーダー及び前記立体視アセンブリを取り付けるステップをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記レーダーアセンブリに電源を取り付けるステップをさらに備え、前記電源は、前記レーダーアセンブリ及び立体視アセンブリの両方に電力を供給するように構成される、請求項14に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−47933(P2011−47933A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−178248(P2010−178248)
【出願日】平成22年8月9日(2010.8.9)
【出願人】(509307495)ティーケー ホールディングス インク. (18)
【氏名又は名称原語表記】TK HOLDINGS INC.
【住所又は居所原語表記】2500 TAKATA DRIVE AUBURN HILLS, MI 48326 UNITED STATES OF AMERICA
【Fターム(参考)】