説明

物品収納設備

【課題】検査部分が物品の前面より収納部の奥側に位置する状態で収納部に収納されている物品の検査できる物品収納設備を提供する。
【解決手段】収納部に収納されている物品1を検査する検査手段16を支持する検査手段支持台17B、検査手段16を収納部側に突出させた突出位置と検査手段支持台17B側に引退させた引退位置とに出退移動操作する検査手段出退操作装置19、及び、検査手段支持台17Bを移動操作して検査手段出退操作装置19を複数の収納部の夫々に対応する箇所に移動操作する検査用移動操作手段20Bを備えた検査手段搬送装置5Bを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を収納する収納部を複数備えた物品収納棚と、前記物品を支持する物品支持台、前記収納部と前記物品支持台との間で前記物品を移載する物品移載装置、及び、前記物品収納棚の前面側で前記物品支持台を移動操作して前記物品支持台に支持された前記物品移載装置を前記複数の収納部の夫々に対応する箇所に移動操作する移載用移動操作手段を備えた物品搬送装置とが設けられている物品収納設備に関する。
【背景技術】
【0002】
かかる物品収納設備は、移載用移動操作手段にて物品支持台を移動操作して、移載対象の収納部に対応する箇所に物品移載装置を移動させ、このように物品移載装置を収納部に対応する箇所に移動させた状態で物品移載装置を作動させることで、収納部から物品支持台に物品を移載する又は物品支持台から収納部に物品を移載するようになっており、物品搬送装置にて収納部に物品を収納する又は収納部から物品を取り出すようになっている。
【0003】
そして、このような物品収納設備において、従来では、収納部に収納されている物品を検査する検査手段を物品支持台に支持させ、移動用操作手段にて支持台を移動操作して、検査装置を複数の収納部の夫々に対応する箇所に移動操作するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、上記した従来の物品収納設備では、支持台に支持された撮像手段にて支持台から収納部側を撮像して、収納部に収納されている物品の位置や荷姿を検査している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−285903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した従来の物品収納設備では、支持台に支持された撮像手段にて支持台から収納部側を撮像して、収納部に収納されている物品を検査するものであるため、物品における物品の前面よりも収納部の奥側に位置する部分を検査対象の検査部分とした場合、支持台に支持された検査手段では当該検査部分の画像が得られない等、収納部に収納されている物品を検査できないものであった。
【0006】
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、検査部分が物品の前面より収納部の奥側に位置するように物品が収納部に収納されている物品の検査ができる物品収納設備を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にかかる物品収納設備は、物品を収納する収納部を複数備えた物品収納棚と、前記物品を支持する物品支持台、前記収納部と前記物品支持台との間で前記物品を移載する物品移載装置、及び、前記物品収納棚の前面側で前記物品移載装置を支持する前記物品支持台を前記複数の収納部の夫々に対応する箇所に移動操作する移載用移動操作手段を備えた物品搬送装置とが設けられているものであって、その第1特徴構成は、
前記収納部に収納されている物品を検査する検査手段を支持する検査手段支持台、前記検査手段を前記収納部側に突出させた突出位置と前記検査手段支持台側に引退させた引退位置とに出退移動操作する検査手段出退操作装置、及び、前記検査手段支持台を移動操作して前記検査手段支持台にて支持される前記検査手段出退操作装置を前記複数の収納部の夫々に対応する箇所に移動操作する検査用移動操作手段を備えた検査手段搬送装置が設けられている点にある。
【0008】
すなわち、移載用移動操作手段にて物品支持台を移動操作して、物品移載装置を収納部に対応する箇所に移動させ、このように物品移載装置を収納部に対応する箇所に移動させた状態で物品移載装置を作動させることで、収納部から物品支持台に物品を移載する又は物品支持台から収納部に物品を移載することができ、物品搬送装置にて収納部に物品を収納する又は収納部から物品を取り出すことができる。
また、検査手段搬送装置は、検査用移動操作手段にて検査手段支持台を移動操作して、検査対象の収納部が収納されている収納部に対応する箇所に検査手段を移動させ、このように検査手段を収納部に対応する箇所に移動させた状態で検査手段出退操作装置にて検査手段を引退位置から突出位置に突出移動操作することで、検査手段を収納部内に移動させることができ、検査手段にて収納部に収納されている物品の検査を行うことができる。
【0009】
検査手段搬送装置について説明を加えると、検査手段出退操作装置にて検査手段を突出位置と引退位置とに出退移動操作できるので、検査手段を収納部側の突出位置に突出移動させることで、検査手段を収納部内に移動させることができるため、検査部分が物品の前面より収納部の奥側に位置するように物品が収納部に収納された状態でも、物品の検査部分を検査手段にて検査することができる。ちなみに、検査手段を検査手段支持台側の引退位置に引退移動させることで、検査装置が物品収納棚を構成する支柱等に干渉することなく検査手段支持台を移動操作することができる。
従って、検査部分が物品の前面より収納部の奥側に位置するように物品が収納部に収納されている物品の検査ができる物品収納設備を提供することができるに至った。
【0010】
本発明にかかる物品収納設備の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記物品支持台と前記検査手段支持台とを兼用する支持台が設けられ、前記移載用移動操作手段と前記検査用移動操作手段とを兼用する移動操作手段が、前記支持台を前記複数の収納部の夫々に対応する箇所に移動操作するように構成されている点にある。
【0011】
すなわち、支持台が物品支持台と検査手段支持台とを兼用し、移動操作手段が移載用移動操作手段と検査用移動操作手段とを兼用しているため、移動操作手段にて支持台を移動させることで、支持台に支持されている物品移載装置及び検出手段を収納部に対応する箇所に移動操作することができる。
そして、支持台が物品支持台と検査手段支持台とを兼用し、移動操作手段が移載用移動操作手段と検査用移動操作手段とを兼用することで、物品支持台と検査手段支持台とを各別に設け、移載用移動操作手段と検査用移動操作手段とを各別に設けた場合に比べて、物品搬送設備の構成の簡素化を図ることができる。
【0012】
本発明にかかる物品収納設備の第3特徴構成は、第2特徴構成において、前記物品移載装置と前記検査手段出退操作装置とが、前記支持台に棚左右方向に並ぶ状態で支持されている点にある。
【0013】
すなわち、物品移載装置と検査手段出退操作装置とを、支持台に棚左右方向に並ぶ状態で支持することで、支持台に物品移載装置及び検査手段出退操作装置を加えた上下幅をコンパクトに構成し易いため、支持台を昇降移動させる場合にその支持台の昇降移動範囲を広く設定できる。
【0014】
本発明にかかる物品収納設備の第4特徴構成は、第2特徴構成において、前記物品移載装置と前記検査手段出退操作装置とが、前記支持台に上下方向に並ぶ状態で支持されている点にある。
【0015】
すなわち、物品移載装置と検査手段出退操作装置とを、支持台に上下方向に並ぶ状態で支持することで、これら物品移載装置と検査手段出退操作手段とを支持する支持台を棚左右方向にコンパクトに構成することができる。
【0016】
本発明にかかる物品収納設備の第5特徴構成は、第1〜第4特徴構成のいずれか1つにおいて、前記物品が、複数の検査対象物と、この複数の検査対象物を前記物品収納棚の棚前後方向及び棚左右方向に複数並ぶ状態で保持する保持体とを備えて構成され、前記保持体が、前記複数の検査対象物を当該検査対象物の検査部分が上方に向く姿勢で保持するように構成されている点にある。
【0017】
すなわち、物品搬送装置にて物品を搬送することで、複数の検査対象物を纏めて搬送することができるので、物品搬送手段にて複数の検査対象物を効率よく搬送することができる。
また、複数の検査対象物は、検査部分が上方に向く姿勢で保持体に保持されているため、収納部に収納された物品に対して、その上方に検査装置を突出させることで、保持体に保持されている複数の検査対象物の検査部分を検査することができる。
【0018】
本発明にかかる物品収納設備の第6特徴構成は、第5特徴構成において、前記検査手段が、前記複数の検査対象物に対応して棚前後方向及び棚左右方向に複数並ぶ状態で設けられている点にある。
【0019】
すなわち、検査手段が、複数の検査対象物に対応して棚前後方向及び棚左右方向に複数並ぶ状態で設けられているため、検査手段を突出位置に突出移動させることで、棚前後方向及び棚左右方向に複数並ぶ状態で設けられた複数の検査手段にて、保持体に保持された複数の検出対象物に対する検査を同時に行うことができるので、検査時間の短縮化を図ることができる。
【0020】
本発明にかかる物品収納設備の第7特徴構成は、第5特徴構成において、前記検査手段が、前記棚左右方向に並ぶ複数の検査対象物に対応して棚左右方向にのみ複数並ぶ状態で設けられている点にある。
【0021】
すなわち、検査手段が、棚左右方向に並ぶ複数の検査対象物に対応して棚左右方向にのみ複数並ぶ状態で設けられているため、棚左右方向に並ぶ複数の検査対象物については棚左右方向に並ぶ複数の検査手段にて同時に検査することができ、また、棚前後方向に並ぶ複数の検査対象物については検査手段を検査手段出退操作装置にて出退移動させることで棚前後方向に並ぶ複数の検査対象物を検査手段にて順次検査することができるので、検査手段の数を抑えながら検査時間の短縮化を図ることができる。
【0022】
本発明にかかる物品収納設備の第8特徴構成は、第1〜第7特徴構成のいずれか1つにおいて、前記収納部が、当該収納部に収納されている物品に対して電力を供給する給電装置を備えて構成され、前記検査手段が、前記給電装置から給電されて作動する前記物品の作動状態を検査するように構成されている点にある。
【0023】
すなわち、収納部に収納された物品は、給電装置からの給電により作動させることができるため、検出手段は、給電装置からの給電により作動する物品の作動状態を検査することができる。そして、物品を作動させるためのバッテリ等を物品に装備させる必要がないため、物品をコンパクトに構成することができ、物品搬送装置にて物品を搬送し易いものとなる。
【0024】
本発明にかかる物品収納設備の第9特徴構成は、第1〜第8特徴構成のいずれか1つにおいて、前記検査手段が、前記収納部に収納された状態で作動する物品における作動により変化する検査部分を上方から撮像する撮像手段、又は、前記収納部に収納された状態で作動する物品から送信される赤外線信号を受信する信号受信手段にて構成され、前記物品が、前記検査部分が上方に向く姿勢、又は、前記赤外線信号を上方に向けて送信する姿勢で前記収納部に収納されている点にある。
【0025】
すなわち、検査手段が撮像手段にて構成されている場合では、検査部分が上方に向く姿勢で収納部に収納された物品を、その上方から撮像手段にて撮像することができるので、検査部分が物品の前面より収納部の奥側にあったとしても、撮像手段を突出位置に突出移動させることでその検査部分を撮像することができる。
また、検査手段が信号受信手段にて構成されている場合は、検査部分から上方に向けて赤外線信号を送信する姿勢で収納部に収納された物品を、その上方で赤外線信号を受信することができるので、検査部分が物品の前面より収納部の奥側にあったとしても、信号受信手段を突出位置に突出移動させることでその検査部分から送信される赤外線信号を受信することができる。
このように検査部分が物品の前面より収納部の奥側にあったとしても、検査手段を突出位置に突出移動させることで検査部分を上方から検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】実施形態における物品収納設備の一部切欠き平面図
【図2】実施形態における物品収納設備の背面図
【図3】実施形態における物品の斜視図と検査対象物の平面図
【図4】実施形態におけるスタッカークレーンの側面図
【図5】実施形態における支持台の平面図
【図6】実施形態における物品の移載を行うときの平面作用図
【図7】実施形態における物品の検査を行うときの平面作用図
【図8】実施形態における物品の検査を行っている状態を示す斜視図
【図9】実施形態における制御ブロック図
【図10】別実施形態(1)におけるスタッカークレーンの側面図
【図11】別実施形態(2)におけるスタッカークレーンの側面図
【図12】別実施形態(3)における物品の検査を行うときの平面作用図
【図13】別実施形態(8)における物品収納設備の正面図
【図14】別実施形態(8)における物品収納設備の平面図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、物品収納設備には、検査対象の物品1を収納する収納部2を棚左右方向及び上下方向に複数並べて備えた物品収納棚3と、収納部2と搬出入箇所4との間で物品1を搬送する搬送装置としてのスタッカークレーン5とが設けられている。
【0028】
図2に示すように、物品収納棚3は、対向する状態で一対設けられており、一対の物品収納棚3の夫々は、前後一対の支柱7を横幅方向に間隔を隔てた状態で複数組並設されており、棚左右方向に隣接する支柱7に亘って架設される荷受台8が、上下方向に間隔を隔てた状態で複数並設されている。
また、図1及び図2に示すように、一方の物品収納棚3における最下段の収納部2の下方で且つ棚左右方向に隣接する一対の支柱7の間に搬出入箇所4が設けられており、スタッカークレーン5にて搬出入箇所4に搬入された物品1が収納部2に搬送され、また、スタッカークレーン5にて収納部2から搬出入箇所4に搬送されて物品1が搬出される。
【0029】
そして、収納部2は、横幅方向に隣接する一対の支柱7の間で且つ上下方向に隣接する荷受台8の間に棚左右方向に複数、本実施形態では4つ形成されている。また、図6及び図7に示すように、複数の収納部2の夫々は、当該収納部2に収納されている物品1に対して電力を供給する給電装置9と、スタッカークレーン5にて物品1が収納部2に搬送されるときに物品1を収納部2の設定箇所に案内する平面視コ字状の案内部材10とが、荷受台8に載置支持される形態で設けられている。
【0030】
そして、図6(a)に示すように、給電装置9の本体部9aは、案内部材10の棚前後方向の後方側に設けられており、給電装置9の給電端子9bが、荷受台8における平面視で案内部材10に囲まれた部分に設けられている。つまり、図6(b)に示すように、収納部2には、荷受台8における平面視で案内部材10に囲まれた部分にて載置支持される状態で物品1が収納され、物品1が収納部2に収納された状態では、その物品1の下面に設けられた被給電端子(図示せず)が給電装置9の給電端子9bに接触することで、給電装置9から物品1に給電できるようになっている。
【0031】
図3に示すように、物品1は、複数の検査対象物12と、収納部2に収納された状態において複数の検査対象物12を棚前後方向及び棚左右方向に複数並ぶ状態で保持する保持体13とを備えて構成されている。
保持体13は、検査部分14が上方に向く姿勢の検査対象物12を、棚前後方向に5つ、棚左右方向に2つ並ぶ状態で収納可能な容器にて構成されており、このような保持体13にて、複数の検査対象物12を当該検査対象物12の検査部分14が上方に向く姿勢で保持されている。また、保持体13の前後両端部には、物品移載装置18にて物品1を移載するときに物品移載装置18が下方から係合する被係合部13aが備えられている。
【0032】
検査対象物12について説明を加えると、検査対象物12には、各検査対象物固有の固有情報が英数字で示された固有情報表示体14aと、給電装置9から給電された給電量をデジタル数字で表示する液晶パネル14bと、給電装置9から給電された電力量を示す赤外線信号を送信する信号送信部14cとが備えられており、これら固有情報表示体14a、液晶パネル14b及び信号送信部14cが検査部分14となる。また、液晶パネル14b及び信号送信部14cが、給電装置9から給電されて作動する物品1における作動により変化する検査部分14となる。ちなみに、検査対象物12の具体例を例示すると、スマートメータにおける電力使用量を計測する電力量計ユニットである。
【0033】
そして、固有情報表示体14a、液晶パネル14b及び信号送信部14cの検査部分14は、検査対象物12の同じ面に備えられており、この検査部分14が備えられた面が上方に向く姿勢で検査対象物12が保持体13に収納されることにより、物品1が、検査対象物12の検査部分14が上方に向く姿勢となり且つ赤外線信号を上方に向けて送信する姿勢で収納部2に収納されることとなる。
【0034】
次に、スタッカークレーン5について説明する。
図4に示すように、スタッカークレーン5には、物品収納棚3の前方側を棚左右方向に沿って走行する走行台車21、物品1と検査手段16とを支持して走行台車21に立設された昇降マスト22に昇降自在に案内支持された支持台17、収納部2と支持台17との間で物品1を移載する物品移載装置18、検査手段16を収納部2側に突出させた突出位置と支持台17側に引退させた引退位置とに出退移動操作する検査手段出退操作装置19、及び、支持台17を移動操作して物品移載装置18と検査手段出退操作装置19とを複数の収納部2の夫々に対応する箇所に移動操作する移動操作手段20と、スタッカークレーン5の作動を制御する制御装置Hとが設けられている。
【0035】
物品移載装置18と検査手段出退操作装置19とは、支持台17に棚左右方向に並ぶ状態で支持されており、物品1は、物品移載装置18を介して支持台17にて支持され、検査手段16は、検査手段出退操作装置19を介して支持台17にて支持されている。
そして、スタッカークレーン5は、走行用モータ23の作動により走行台車21を棚左右方向に沿って走行移動させることにより、物品移載装置18及び検査手段出退操作装置19を棚左右方向に移動操作させ、昇降用モータ24の作動により支持台17を上下方向に沿って昇降移動させることにより、物品移載装置18及び検査手段出退操作装置19を上下方向に移動操作させるものであり、走行用モータ23及び昇降用モータ24が移動操作手段20に相当する。
【0036】
そして、図4に示すように、支持台17は、物品1を支持する物品支持台17Aと検査手段16を支持する検査手段支持台17Bとを兼用している。また、移動操作手段20は、物品支持台17Aを移動操作して物品支持台17Aに支持された物品移載装置18を複数の収納部2の夫々に対応する箇所に移動操作する移載用移動操作手段20Aと、検査手段支持台17Bを移動操作して検査手段支持台17Bにて支持される検査手段出退操作装置19を複数の収納部2の夫々に対応する箇所に移動操作する検査用移動操作手段20Bとを兼用している。また、スタッカークレーン5は、物品搬送装置5Aと検査手段搬送装置5Bとを兼用している。
【0037】
図5に示すように、物品移載装置18は、上下方向への移動により物品1の被係合部13aに対して係脱自在で且つ棚前後方向に移動自在な係合部26を備えたフック式の移載機27と、支持台17上において物品1を棚前後方向に載置搬送するベルト式の搬送コンベヤ28と、棚左右方向に互いに遠近移動自在なクランプ部29aを備えたクランプ装置29とを備えて構成されている。
【0038】
そして、図6に示すように、物品移載装置18は、係合部26を物品1の被係合部13aに係合させた状態でその係合部26を棚前後方向に沿って移動させるべく移載機27を作動させるとともに一対の搬送コンベヤ28を同期作動させることで、支持台17から収納部2への物品1の移載及び収納部2から支持台17への物品1の移載を行うように構成されている。また、図6(a)に示すように、支持台17上に移載された物品1をクランプ装置29にて挾持することで、棚左右方向において移載機27の係合部26が物品1の被係合部13aに適切に係合する適正位置に物品1を移動させるとともに、その適正位置の物品1を保持できるように構成されている。
【0039】
図7に示すように、検査手段出退操作装置19は、支持台17上に立設された一対のフォーク支持体31にて支持された一対のフォーク装置32にて構成されており、この一対のフォーク装置32に亘って支持板33が架設され、その支持板33の下面側に、収納部2に収納されている物品1を検査する検査手段16が取り付けられている。このように、検査手段出退操作装置19は、フォーク式に構成されており、フォーク先端部に検査手段16が支持されている。
そして、検査手段出退操作装置19は、一対のフォーク装置32を同期させた状態で出退移動させて支持板33を棚前後方向に移動操作することで、検査手段16を収納部2側に突出させて検査手段16を収納部2内に位置させた突出位置と支持台17側に引退させて検査手段16を支持台17上に位置させた引退位置とに出退移動操作するように構成されている。
【0040】
検査手段16は、複数の検査対象物12に対応して棚前後方向及び棚左右方向に複数並ぶ状態で設けられており、検査対象物12と同様に棚前後方向に5個、棚左右方向に2個並ぶ状態で設けられている。よって、一対のフォーク装置32を出退作動させることで、計10個の検査手段16を突出位置や引退位置に同時に移動操作することができ、10個の検査手段16を突出位置に移動操作することで、保持体13に保持された10個の検査対象物12を同時に検査できるようになっている。
【0041】
また、検査手段16は、収納部2に収納された物品1の検査部分14を上方から撮像する撮像手段34、及び、収納部2に収納された物品1から送信される赤外線信号を物品1より上方で受信する信号受信手段35にて構成されている。そして、図8に示すように、撮像手段34は、固有情報表示体14aと液晶パネル14bとを上方から撮像し、信号受信手段35は、信号送信部14cから送信される赤外線信号を信号送信部14cの上方で受信するようになっている。
【0042】
図9に示すように、制御装置Hは、物品移載装置18、検査手段出退操作装置19、移動操作手段20及び検査手段16の作動を制御するように構成されており、物品移載装置18及び移動操作手段20の作動を制御して、収納部2と搬出入箇所4との間で物品1を搬送する物品搬送処理を実行し、検査手段出退操作装置19、移動操作手段20及び検査手段16の作動を制御して、収納部2に収納されている物品1の検査を行う検査処理を実行するように構成されている。
【0043】
制御装置Hの物品搬送処理について説明する。
制御装置Hには、収納部2や搬出入箇所4の夫々に対応して、その収納部2や搬出入箇所4との間で物品1を移載するときに走行台車21を停止させる走行停止位置や支持台17を停止させる昇降停止位置が記憶されており、走行台車21を走行停止位置に停止させ且つ支持台17を昇降停止位置に停止させることで、収納部2や搬出入箇所4に対応する箇所に物品移載装置18が位置するようになっている。ちなみに、移載時における収納部2や搬出入箇所4に対応する箇所とは、物品移載装置18を作動させることで物品1を移載可能な位置である。
【0044】
そして、搬出入箇所4から収納部2に物品1を搬送する場合は、まず、物品1が搬入された搬出入箇所4に対応する箇所に物品移載装置18を移動させるべく移動操作手段20の作動を制御した後、搬出入箇所4から支持台17に物品1を移載するべく物品移載装置18の作動を制御する。その後、物品1を収納する収納部2に対応する箇所に物品移載装置18を移動させるべく移動操作手段20の作動を制御した後、支持台17から収納部2に物品1を移載するべく物品移載装置18の作動を制御する。
また、収納部2から搬出入箇所4に物品1を搬送する場合は、まず、搬出する物品1が収納されている収納部2に対応する箇所に物品移載装置18を移動させるべく移動操作手段20の作動を制御した後、収納部2から支持台17に物品1を移載するべく物品移載装置18の作動を制御する。その後、物品1を搬出する搬出入箇所4に対応する箇所に物品移載装置18を移動させるべく移動操作手段20の作動を制御した後、支持台17から搬出入箇所4に物品1を移載するべく物品移載装置18の作動を制御する。
【0045】
次に、制御装置Hの検査処理について説明する。
制御装置Hには、収納部2の夫々に対応して、その収納部2に収納されている物品1の検査を行うときに走行台車21を停止させる検査用の走行停止位置や支持台17を停止させる検査用の昇降停止位置が記憶されており、走行台車21を検査用の走行停止位置に停止させ且つ支持台17を検査用の昇降停止位置に停止させることで、収納部2に対応する箇所に検査手段出退操作装置19が位置するようになっている。ちなみに、検査時における収納部2に対応する箇所とは、検査手段出退操作装置19を作動させて検査手段16を突出位置に移動操作することで、検査手段16が当該収納部2内における物品1の真上の箇所に位置して、検査手段16にて収納部2に収納されている物品1の検査が可能な位置である。
【0046】
そして、収納部2に収納されている物品1の検査を行う場合は、まず、検査対象の物品1が収納されている収納部2に対応する箇所に検査手段出退操作装置19を移動させるべく移動操作手段20の作動を制御した後、検査手段16を引退位置から突出位置に突出移動操作させるべく検査手段出退操作装置19の作動を制御する。このように検査手段16を突出位置に位置させて、検査手段16を検査対象の物品1の真上に位置させた状態で検査手段16を作動させて、撮像手段34にて固有情報表示体14a及び液晶パネル14bを撮像し、信号受信手段35にて信号送信部14cから送信される赤外線信号を受信するようにして、検査手段16にて検査部分14を検査する。その後、検査手段16を突出位置から引退位置に引退移動操作させるべく検査手段出退操作装置19の作動を制御する。
ちなみに、撮像手段34にて撮像された固有情報表示体14a及び液晶パネル14bの撮像情報は、画像処理により固有情報表示体14aに示された英数字を判別し、また、液晶パネル14bに表示された数字を判別して、これら判別した固有情報表示体14aに示されていた英数字情報及び液晶パネル14bに示されていた数値情報が赤外線信号の受信にて得られた情報とともに、検査結果を管理する管理装置(図示せず)に送信するようになっている。
【0047】
このように、スタッカークレーン5の支持台17に検査手段出退操作装置19を支持させ、この検査手段出退操作装置19にて検査手段16を支持台17上の引退位置から収納部2内の突出位置に突出移動操作し、検査手段16を突出位置に位置させた状態で検査部分14を検査するべく検査手段16を作動させることで、検査部分14が物品1の前面より収納部2の奥側に位置するように物品1が収納部2に収納されている状態でも、物品1の検査部分14を検査手段16にて検査することができる。
【0048】
〔別実施形態〕
(1) 上記実施形態では、物品支持台17Aと検査手段支持台17Bとを兼用し、移載用移動操作手段20Aと検査用移動操作手段20Bとを兼用したが、これらを兼用しなくてもよい。
具体的には、図10に示すように、スタッカークレーンにて構成された物品搬送装置5Aとスタッカークレーンにて構成された検査手段搬送装置5Bとを各別に設け、物品搬送装置5Aに物品支持台17Aと移載用移動操作手段20Aとを備え、検査手段搬送装置5Bに検査手段支持台17Bと検査用移動操作手段20Bとを備えて、物品支持台17Aと検査手段支持台17Bとを各別に設け、移載用移動操作手段20Aと検査用移動操作手段20Bとを各別に設けてもよい。
【0049】
(2) 上記実施形態では、物品移載装置18と検査手段出退操作装置19とを、支持台17に棚左右方向に並ぶ状態で支持したが、物品移載装置18と検査手段出退操作装置19とを、支持台17に上下方向に並ぶ状態で支持してもよい。
具体的には、例えば、図11に示すように、検査手段出退操作装置19を物品移載装置18の上方に位置させて、物品移載装置18と検査手段出退操作装置19とを上下方向に重なって並ぶ状態で支持台17に支持してもよい。このように、物品移載装置18と検査手段出退操作装置19とを支持台17に支持させることで、支持台17上の物品1に対して検査手段16にて検査可能となる。
【0050】
(3) 上記実施形態では、検査手段16を、複数の検査対象物12に対応して棚前後方向及び棚左右方向に複数並ぶ状態で設けたが、検査手段16を、棚左右方向に並ぶ複数の検査対象物12に対応して棚左右方向にのみ複数並ぶ状態で設けてもよい。
具体的には、例えば、図12に示すように、棚前後方向に5個、棚左右方向に2個並ぶ検査対象物12に対して、検査手段16を、棚左右方向に2つ並ぶ状態でのみ設けてもよい。この場合、検査手段16を引退位置と突出位置とに出退移動させ、その出退移動途中の位置及び突出位置において検査手段16を作動させることで、2個の検査手段16にて10個の検査対象物12を検査することができる。
ちなみに、検査手段16を、棚前後方向に並ぶ複数の検査対象物12に対応して棚前後方向にのみ複数(上記実施形態では5個)並ぶ状態で設けてもよく、また、検査手段16を1個のみ設けてもよい。
【0051】
(4) 上記実施形態では、収納部2に収納されている物品1に対して電力を給電する給電装置9を収納部2に備えたが、給電装置9を収納部2に備えなくてもよい。
このように給電装置9を収納部2に備えない場合、例えば、物品1にバッテリを備えて、物品1を収納部2に収納されている状態において、バッテリからの電力により物品1が作動するように構成してもよい。
また、給電装置9を収納部2に備えない場合、例えば、収納部2に収納した物品1が、電力が供給されない状態で作動しないことを検査するようにしてもよい。具体的には、電力が供給されない状態で物品1の検査部分14の表示や信号が変化しないことを検査手段16にて検査するようにしてもよい。
【0052】
(5) 上記実施形態では、検査手段16として、撮像手段34と信号受信手段35とを備えたが、検査手段16として、撮像手段34と信号受信手段35とのうちのいずれか一方のみを設けてもよい。また、検査手段16として、例えば、物品1の温度を検査する温度検査手段を検査手段16として設ける等、撮像手段34や信号受信手段35以外の検査手段16を設けてもよい。
【0053】
(6) 上記実施形態では、物品1の検査部分14が上方に向く姿勢で収納部2に収納したが、物品1の検査部分14が棚左右方向沿う横側方に向く姿勢で収納部2に収納してもよい。つまり、保持体13を、複数の検査対象物12を棚前後方向及び上下方向に複数並ぶ状態で保持し、且つ、その保持した複数の検査対象物12を当該検査対象物12の検査部分14が横側方に向く姿勢で保持するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、物品1を複数の検査対象物12と保持体13とを備えて構成したが、物品1を単一の検査対象物12としてもよい。
【0054】
(7) 上記実施形態では、物品移載装置18と検査手段出退操作装置19とを各別に設けたが、例えば、物品移載装置18をフォーク式移載機にて構成して、そのフォーク式移載機におけるフォーク先端部の下面に検査手段16を設ける等により、物品移載装置18と検査手段出退操作装置19とを兼用するようにしてもよい。
【0055】
(8) 上記実施形態では、搬送装置を、スタッカークレーン5にて構成したが、搬送装置を、物品収納棚3の前方側で昇降移動する棚左右方向に沿う長尺状の昇降台と、その昇降台上を棚左右方向に移動自在に昇降台に支持された支持台とを備えて構成してもよい。
【0056】
また、搬送装置を、物品収納棚3の前方側で棚左右方向に移動自在な移動台車38にて構成してもよい。
このような移動台車38が設けられた物品収納設備についての具体例を図13及び図14に基づいて説明すると、この具体例では、物品収納棚3の前方側に支柱7に支持される形態で棚左右方向に沿う走行レール37が上下多段に設けられており、複数の移動台車38が、各段の走行レール37に沿って棚左右方向に走行自在に設けられている。そして、走行レール37及び移動台車38は、上下方向に並ぶ複数段の収納部2の夫々に対応して複数設けられている。
【0057】
移動台車38には検査手段16が支持され且つ移載対象の物品1を支持するように構成されており、移動台車38は、支持台17(物品支持台17A及び検査手段支持台17B)として機能している。また、移動台車38が棚左右方向に沿って走行することで物品移載装置18及び検査手段出退操作装置19が棚左右方向に並ぶ複数の収納部2の夫々に対応する箇所に移動操作されるように構成されており、移動台車38は、搬送装置(物品搬送装置5A及び検査手段搬送装置5B)として機能している。また、移動台車38に備えられた走行用モータ(図示せず)が、移動操作手段20(移載用移動操作手段20A及び検査用移動操作手段20B)として機能している。
【0058】
物品収納棚3の横側方には、位置固定状態に設けられて物品1を棚左右方向に沿って載置搬送する載置搬送コンベヤ39や、上下方向に昇降自在に設けられて自身が昇降移動することで載置支持した物品1を上下方向に沿って搬送する昇降キャレッジ40が設けられている。載置搬送コンベヤ39は、上下方向に並ぶ各段の収納部2の夫々に対応して複数設けられている。
【0059】
収納部2に物品1を収納する場合は、まず、昇降キャレッジ40にて図外の搬出入箇所から物品1を収納する段の載置搬送コンベヤ39に物品1が搬送される。そして、載置搬送コンベヤ39に対応する箇所に物品移載装置18を移動させるべく移動台車38を走行させた後、物品移載装置18を作動させて載置搬送コンベヤ39から物品1を受け取り、収納対象の収納部2に対応する箇所に物品移載装置18を移動させるべく移動台車38を走行させた後、物品移載装置18を作動させて収納対象の収納部2に物品1を受け渡して、収納部2に物品1を収納させるようになっている。
【0060】
収納部2から物品1をから取り出す場合は、まず、取り出し対象の収納部2に対応する箇所に物品移載装置18を移動させるべく移動台車38を走行させた後、物品移載装置18を作動させて収納部2から物品1を取り出し、載置搬送コンベヤ39に対応する箇所に物品移載装置18を移動させるべく移動台車38を走行させた後、物品移載装置18を作動させて載置搬送コンベヤ39に物品1を受け渡す。そして、物品1を取り出した収納部2に対応する段の載置搬送コンベヤ39から昇降キャレッジ40にて図外の搬出入箇所に物品1が搬送される。
【0061】
収納部2収納されている物品1の検査を行う場合は、検査対象の物品1が収納されている収納部2に対応する箇所に検査手段出退操作装置19を移動させるべく移動台車38を走行させた後、検査手段出退操作装置19及び検査手段16を作動させて、収納部2に収納されている物品1を検査するようになっている。
【0062】
ちなみに、上述の如く搬送装置を移動台車38にて構成した場合、物品搬送装置5Aとしての移動台車38と検査手段搬送装置5Bとしての移動台車38との2台の移動台車38を、同じ走行レール37上を走行する形態で設けてもよい。
【符号の説明】
【0063】
1 物品
2 収納部
3 物品収納棚
5A 物品搬送装置
5B 検査手段搬送装置
9 給電装置
12 検査対象物
13 保持体
14 検査部分
16 検査手段
17 支持台
17A 物品支持台
17B 検査手段支持台
18 物品移載装置
19 検査手段出退操作装置
20 移動操作手段
20A 移載用移動操作手段
20B 検査用移動操作手段
34 撮像手段
35 信号受信手段
38 移動台車

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を収納する収納部を複数備えた物品収納棚と、
前記物品を支持する物品支持台、前記収納部と前記物品支持台との間で前記物品を移載する物品移載装置、及び、前記物品収納棚の前面側で前記物品支持台を移動操作して前記物品支持台に支持された前記物品移載装置を前記複数の収納部の夫々に対応する箇所に移動操作する移載用移動操作手段を備えた物品搬送装置とが設けられている物品収納設備であって、
前記収納部に収納されている物品を検査する検査手段を支持する検査手段支持台、前記検査手段を前記収納部側に突出させた突出位置と前記検査手段支持台側に引退させた引退位置とに出退移動操作する検査手段出退操作装置、及び、前記検査手段支持台を移動操作して前記検査手段支持台にて支持される前記検査手段出退操作装置を前記複数の収納部の夫々に対応する箇所に移動操作する検査用移動操作手段を備えた検査手段搬送装置が設けられている物品収納設備。
【請求項2】
前記物品支持台と前記検査手段支持台とを兼用する支持台が設けられ、
前記移載用移動操作手段と前記検査用移動操作手段とを兼用する移動操作手段が、前記支持台を前記複数の収納部の夫々に対応する箇所に移動操作するように構成されている請求項1記載の物品収納設備。
【請求項3】
前記物品移載装置と前記検査手段出退操作装置とが、前記支持台に棚左右方向に並ぶ状態で支持されている請求項2記載の物品収納設備。
【請求項4】
前記物品移載装置と前記検査手段出退操作装置とが、前記支持台に上下方向に並ぶ状態で支持されている請求項2記載の物品収納設備。
【請求項5】
前記物品が、複数の検査対象物と、この複数の検査対象物を前記物品収納棚の棚前後方向及び棚左右方向に複数並ぶ状態で保持する保持体とを備えて構成され、
前記保持体が、前記複数の検査対象物を当該検査対象物の検査部分が上方に向く姿勢で保持するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品収納設備。
【請求項6】
前記検査手段が、前記複数の検査対象物に対応して棚前後方向及び棚左右方向に複数並ぶ状態で設けられている請求項5記載の物品収納設備。
【請求項7】
前記検査手段が、前記棚左右方向に並ぶ複数の検査対象物に対応して棚左右方向にのみ複数並ぶ状態で設けられている請求項5記載の物品収納設備。
【請求項8】
前記収納部が、当該収納部に収納されている物品に対して電力を供給する給電装置を備えて構成され、
前記検査手段が、前記給電装置から給電されて作動する前記物品の作動状態を検査するように構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の物品収納設備。
【請求項9】
前記検査手段が、前記収納部に収納された状態で作動する物品における作動により変化する検査部分を上方から撮像する撮像手段、又は、前記収納部に収納された状態で作動する物品から送信される赤外線信号を受信する信号受信手段にて構成され、
前記物品が、前記検査部分が上方に向く姿勢、又は、前記赤外線信号を上方に向けて送信する姿勢で前記収納部に収納されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の物品収納設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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