説明

生ごみ収納容器とそれを用いた生ごみ処理機

【課題】生ごみへの温風の吹付け方法を変更し、生ごみ処理機の小型化を図ることを目的とする。
【解決手段】生ごみ収納容器2の底面あるいは下部側面に、温風を吹き込むための送風口4を形成し、乾燥手段8で発生させた温風を生ごみ収納容器2の下方から上方に向けて、生ごみの間を抜けるように流すことで、生ごみ全体を同時に温風に接する状態とし、乾燥効率を高めると同時に生ごみ収納容器2の小型化と生ごみ処理機本体1の小型化を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、台所等で出る生ごみを収納・処理するための生ごみ収納容器とこれを用いた生ごみ処理機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の生ごみ処理機を、図8を用いて説明する。図8は従来の生ごみ処理機の断面図を示すものである。
【0003】
図8において、101は生ごみ処理機本体、102は生ごみを収納する生ごみ収納容器で、底面に生ごみを攪拌する攪拌羽根103を備えている。この生ごみ収納容器102の上部に生ごみを加熱する加熱手段106を配しており、加熱手段106は生ごみを加熱するための乾燥ヒータ107と乾燥ファン108で構成され、乾燥ヒータ107に乾燥ファン108の風を直接当てることで、熱風を作り出し、その熱風を生ごみに当てて生ごみの表面を加熱乾燥する。なお、乾燥ファン108は乾燥モータ109により回転駆動されている。また、回転部や高温部に指などが触れることがないよう、安全のため保護カバー109にて乾燥ファン108や乾燥ヒータ107を覆っている。
【0004】
生ごみ収納容器102の上方には吸気口111が設けられており、この吸気口111は生ごみ収納容器102の上方から接続パイプ112を通じて脱臭手段113に接続されている。脱臭手段113は加熱されて臭気を脱臭する触媒114と、触媒を加熱する触媒加熱ヒータ115で構成さている。脱臭手段113の下段には、排気手段114を備え、脱臭された空気を排気口118より生ごみ処理機本体の外部へと排出する。ここで、生ごみ収納容器102の開口部を覆う蓋部119は、開閉自在であり、生ごみ収納容器は、蓋部119を開いた状態で、外容器105から上方へ引き出すように着脱自在である(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、別の従来例について、図9を用いて説明する。図9に示した生ごみ処理機では、生ごみ処理機本体201の内部に流し台から取り外したストレーナ203(生ごみを受けるカゴ)をそのまま収納し、加熱手段204によって前記ストレーナ203と生ごみを加熱乾燥させるものである。また、本例では、ストレーナ203を駆動モータ208および撹拌台206によって回転させることで生ごみに付着した水分を遠心分離させることを特徴としている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
更に、別の従来例として、生ごみ収納容器の内部に、網状板を設置することで前記生ごみ収納容器の下部に空間を設け、且つ、生ごみ収納容器の網状板よりも低い位置に温風を循環させるための流入口および吐出口を形成することで、生ごみの上面と下面のそれぞれを温風が循環する構成とすることで生ごみの上面のみに温風をあてる場合よりも高い乾燥効率を実現しようとするものがある(例えば、特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2005−218929号公報
【特許文献2】特開2006−75712号公報
【特許文献3】特開2008−55421号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来例において、図9に示した特許文献1に記載された生ごみ処理機においては、生ごみを乾燥させるための温風を生成するためのヒータやファンを生ごみ収納容器の上面を覆う開閉可能な蓋部に設けているため、機構的に複雑となり、機器の故障の原因にもなり易い。また、前記の構成を実現する為の部品点数が多くなりやすく、機器の製造時において、経済的に不利である。
【0008】
また、図9に示した特許文献2に記載の生ごみ処理機においては、撹拌台206の回転によってストレーナ203から飛散する水滴や、ストレーナ203の網目を通過した細かい塵などが収納容器202の壁面に付着することで生ごみ処理機本体内部を汚し易い。また、前記撹拌台の回転によって、ストレーナ内部の生ごみがストレーナの内側壁面に集まり、網目を覆ってしまうことでストレーナの内側と外側での空気の循環を妨げ、乾燥しにくい状態を引き起こす可能性がある。
【0009】
次に、特許文献3に記載された生ごみ処理機においては、生ごみを加熱するための温風が接する面積を大きくするため、多量の生ごみを処理する場合には容器の断面積を広くする必要があるため、生ごみ処理機本体を小型化しにくいという問題があった。また、あくまで生ごみの上方あるいは下方を温風が循環するのみであるため、投入した生ごみの嵩が大きい場合には生ごみの内部まで温風が届きにくいという課題があった。
【0010】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、生ごみへの温風の吹付け方法を変更し、生ごみ処理機の小型化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために、本発明は、生ごみを収納する着脱自在な生ごみ収納容器と、前記生ごみ収納容器を納める固定容器と、前記生ごみ収納容器内の生ごみを加熱するための温風を生成する乾燥手段を有し、前記生ごみ収納容器の底面及び/又は下部側面に前記温風発生装置からの温風を送り込むための送風口を形成したことを特徴としたことにより、温風が生ごみの下方から上方へと生ごみの間を通り抜けることで、生ごみを効率良く加熱、乾燥させることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、生ごみ収納容器に多くの生ごみが投入された場合あるいは、生ごみ収納容器の開口面積に対して比較的深く生ごみが投入された場合でも、生ごみ全体に温風を当てることができ、効率よく生ごみを乾燥可能な生ごみ処理機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
第1の発明は、生ごみを収納する着脱自在な生ごみ収納容器と、前記生ごみ収納容器を納める固定容器と、前記生ごみ収納容器内の生ごみを加熱するための温風を生成する乾燥手段を有し、前記生ごみ収納容器の底面及び/又は下部側面に前記温風発生装置からの温風を送り込むための送風口を形成したことを特徴としたもので、生ごみ収納容器の開口部は開閉自在な蓋で覆う構成とし、生ごみ収納容器内部の空気を排出するための吸気口を蓋に一体に構成することで、温風を生ごみの下方から上方へ、生ごみの間を通り抜けるように流すことで、生ごみ全体を効率よく加熱、乾燥させることが可能となり、処理効率の良い生ごみ処理機を提供することが可能となる。また、温風を生ごみ収納容器に形成した送風口の外側から内側へ向けて流すことで、送風口近くの生ごみが送風口を塞ぎ、目詰まりを起こすことを防ぐと同時に、乾燥後の処理物が送風口から生ごみ収納容器の外側へこぼれることを防ぐことが可能となる。
【0014】
第2の発明は、特に第1の発明において、送風口を略格子状に形成したことを特徴としたもので、送風口を略格子上に形成することで、生ごみ収納容器内の生ごみが送風口から外へ零れることを防ぐと同時に、水気の多い生ごみを投入した際には、水切りを行なうことで、効率良く生ごみを乾燥することができる。
【0015】
第3の発明は、特に第1または2の発明において、生ごみ収納容器の底面に上方に突出させた突起部を形成したことを特徴としており、これによって、送風口近傍の生ごみを送風口から浮かせた状態とし、且つ、生ごみ同士の間に隙間を作り出すことで、送風口から入ってくる温風が生ごみの間を効率良く流れることができ、効率良く生ごみを乾燥することができる。
【0016】
第4の発明は、特に第1〜3のいずれか1つの発明において、固定容器の底部に生ごみ収納容器から零れた水滴や塵を受ける着脱自在な塵受けを有したことを特徴とした生ごみ処理機であり、生ごみの処理工程途中や、生ごみ収納容器着脱の際に、生ごみ収納容器下部に設けた送風口から零れた微細な塵や水滴などを塵受けに捕集することで容易に排出が可能となり、メンテナンスを容易にすることができる。
【0017】
第5の発明は、特に第1〜4のいずれか1つの発明において、生ごみ収納容器の上部側面に生ごみ収納容器内部の空気を排出するための排気口を形成したことを特徴とした生ごみ処理機であり、生ごみ収納容器の開口部を覆う蓋に吸気口を設ける必要がなく、生ごみ処理機本体の構成を簡略なものとすることで、部品数を削減し、製造時の経済的な有利性を生むことが可能となる。
【0018】
第6の発明は、特に第1〜5のいずれか1つの発明において、生ごみ収納容器はキッチンなどに設置された流し台のストレーナ部分に収納可能かつ着脱自在な形状としたことを特徴としたもので、生ごみ収納容器をストレーナ部分に設置した際は、投入された生ごみと水分を送風口部分に形成した格子によってこれらを分離しすることができる。生ごみ収納容器内の生ごみを乾燥させる場合は、生ごみ収納容器を前記ストレーナ部分から取り外し、生ごみ処理機本体の固定容器へ移動させる。これにより、使用者にとっては、生ごみを容器ごと移動させることができるため、例えば、従来の生ごみ処理機の使用時のように、三角コーナーから移し変えるといった動作を必要とせず、使い勝手を向上させることができる。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における生ごみ処理機の断面概略図、図2は生ごみ収納容器の断面図である。図2において、生ごみ収納容器2は底面あるいは下部側面に、生ごみ収納容器2内へ温風を吹き込むための送風口4を有している。一方、生ごみ処理機本体1は生ごみ収納容器2を内包する固定容器3を具備しており、前記固定容器3のほぼ横位置には加熱手段6と送風手段7を有した乾燥手段8を有し、温風経路9aを介して前記固定容器3の側面あるいは底面の吹出口5と連通されている。また、生ごみ収納容器2の開口部はフタ部10で覆われており、フタ部10の下面には生ごみ収納容器2内の蒸気を排出するための吸気口11を有している。前記吸気口11は温風経路9bを介して前記乾燥手段8に連通されている。
【0021】
ここで、本発明における生ごみ乾燥方法について述べる。乾燥手段8にて生成された温風は固定容器3側面の吹出口5を介して固定容器3内へ入る。固定容器3内へ入った温風は生ごみ収納容器2に形成した送風口4から生ごみ収納容器2内の生ごみの間を通って上方へ抜け、フタ部の吸気口11へ流れる。その際、生ごみの間を抜ける温風によって生ごみ中の水分が奪われることによって生ごみを乾燥させる。更に、吸気口11より排出される蒸気を含んだ温風の内、少なくとも一部は脱臭装置12を通った後、排気口13を経由して生ごみ処理機本体1外部へと排出され、残りは再度、乾燥手段8を介して生ごみ収納容器2へ送風される。
【0022】
上記のような構成をとることにより、生ごみ収納容器2内の生ごみを確実に温風中に晒すことが可能である。これは、特開2005−218929号公報に示す従来例が上面から温風を吹付けるため、生ごみ収納容器内の生ごみの上層のみに温風があたり乾燥効率を低下させてしまうことを解決する手段となる。同様に、特開2008−55421号公報で示す従来例が生ごみの上層面と下層面のそれぞれを温風に晒すことを目的として2系統の温風経路を構成していることに対し、本実施の形態においては生ごみ収納容器2内の生ごみ全体を温風に晒すことが可能であり、乾燥効率を高めると同時に、温風経路を1系統とすることで、生ごみ処理機本体の構成の簡略化を図ることが可能となる。加えて、本実施の形態においては、生ごみ全体を温風に晒すことが可能であるため、温風の吹付ける位置を返るための撹拌手段等を必要とせず、生ごみ処理機本体の構成をより簡略化することが可能となる。
【0023】
また、特開2006−75712号公報に示す従来例では、生ごみ収納容器に相当するストレーナの内部に加熱手段を配すると同時に、ストレーナの収納容器の側面から生ごみ処理機本体外部へと上記を吸引・排出を行ない、温風をストレーナの網部の内側から外側へ流している。そのため、細かな塵や生ごみがストレーナの網目を詰まらせ、温風の流れを阻害したり、あるいは、ストレーナの網目をすり抜けた塵が収納容器内に堆積するなどの課題がある。これに対して、本実施の形態においては、生ごみ収納容器2に設けた送風口4を介して温風を外側から内側へと流すことで、前記のような目詰まりを防止すると同時に、細かな塵が生ごみ収納容器2の外へこぼれることを防ぐ効果がある。
【0024】
加えて、特開2005−218929号公報や特開2008−55421号公報に示す従来例では、生ごみが温風に晒される面積を大きくとる必要があるため、必然的に生ごみ収納容器の水平方向断面積を大きくする必要があった。一方、本実施の形態においては、生ごみ収納容器2内の生ごみ全体を同時に温風に晒すことが可能であるため、生ごみ収納容器2の水平方向の断面積を小さくすることが可能であり、結果として、生ごみ処理機本体1の小型化が可能であり、使用者の利便性や設置性の高い生ごみ処理機を実現できるものである。
【0025】
ここで、加熱手段6としては、容易に扱えるものとしてシーズヒータが挙げられるが、別の方法としてはマグネトロンなどを用いて生ごみ中の水分を直接加熱する方法等が考えられる。
【0026】
また、送風手段7としては多翼ファンを用いることが出来るが、生ごみの間に温風を流すため、ターボファン等、比較的高圧を発生できるファンを用いることが効果的である。
【0027】
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における生ごみ収納容器の断面図である。図3において、生ごみ収納容器2は底面に、生ごみ収納容器2内へ温風を吹き込むための送風口4を有しており、前記送風口4は略格子状に形成されている。また、送風口4の近傍に生ごみ収納容器2の内側に向かって突出させたリブ状或いはピン状の突起部20が形成されている。突起部20は生ごみ収納容器2内に投入された生ごみを送風口4から浮かせることを目的とし、これによって送風口4が生ごみによって塞がれにくくすると同時に、生ごみ同士の間に隙間を生じさせ、温風が流れ易い状態を維持することが可能となる。
【0028】
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態における生ごみ処理機の概略図である。図4において、生ごみ収納容器2の下方、固定容器3の底部に着脱自在な塵受け31を具備することで、水分を多く含んだ生ごみを処理する場合や、細かな塵が含まれた生ごみを処理した場合に送風口4などから水滴や塵が零れた場合に、これを受け、また容易に排出することが可能となり、使用者のメンテナンス性を高めることが可能となる。また塵受け31自体は固定容器3底部において温風に晒される位置に配することで水滴等を乾燥させることが可能であり、衛生面での不具合を生じない構成としている。
【0029】
(実施の形態4)
図5は、本発明の第4の実施の形態における生ごみ処理機の概略図である。また、図6および図7は、生ごみ収納容器2の断面図である。図6および図7において、生ごみ収納容器2は底面あるいは下部側面に、生ごみ収納容器2内へ温風を吹き込むための送風口4を有し、上方側面に生ごみ収納容器2内の蒸気を排出するための排気口21を形成している。このとき、生ごみ処理機本体1においては、固定容器3側面に吸気口11を形成し、加熱手段6、送風手段7と連通している。実施の形態1と比較し、フタを介さずに温風を循環することが可能となり、生ごみ処理機の構成を更に簡略化することが可能となる。また、フタ部10に温風の経路を配さないことでフタ部の寸法、厚みを小さくすると同時に軽量化することが可能となり、使用者にとって使い勝手を向上させることが可能である。
【0030】
また、生ごみ収納容器2の排気口21は例えば、図6に示すように、略格子状に形成することで温風と一緒に細かな塵が排出されることを防ぐことができる。また、図7に示すように特定の方向に開口させ、固定容器3に形成した吸気口11との勘合性を高めることで、送風手段7にて生じる負圧を保ち、効率よく蒸気や温風を排出することが可能となる。
【0031】
また、生ごみ収納容器2と固定容器3の間の空間は隔壁30によって上下に隔てられており、乾燥手段8から固定容器3内へ送り込まれる温風が生ごみ収納容器2の内側を確実に通過するよう規制ことができる。隔壁30は固定容器3内側に形成する、或いは、生ごみ収納容器2の外側に一体に形成するなどの方法がある。
【0032】
(実施の形態5)
本発明の第5の実施の形態として、生ごみ収納容器2をキッチンなどの流し台のストレーナ部分に収まる形状、寸法とすることで、使用者が生ごみ収納容器を前記ストレーナ部分に設置、生ごみを投入し、また、生ごみが充分に投入された時点で生ごみ収納容器2を生ごみ処理機本体1へ移動させるという使用方法を可能とし、使用者の使い勝手を向上させることができる。本発明においては、温風を生ごみ収納容器2の下部から上方に向けて流すことで、生ごみ全体を温風に晒すことが可能であり、乾燥効率を維持したまま、生ごみ収納容器2の水平方向の断面積を比較的小さくすることが可能である。また、生ごみ処理機本体1の小型化を図ることも可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0033】
以上のように、本発明にかかる生ごみ処理機用の生ごみ収納容器は、生ごみ収納容器内に下方から上方への温風の流れを作ることで、乾燥効率の向上と、生ごみ収納容器の小型化を図ることが可能であり、使用性の高い、生ごみ処理機を開発することが可能となる。また、生ごみ乾燥処理機を小型化することで、例えば、キッチンなどの流し台へ組み込む際に、スペース的な制限を緩和することが可能である。また、生ごみ収納容器自体を小型化することで、例えば、生ごみ収納容器を流し台のストレーナ部分に着脱可能とするなどの構成を検討できる。また、乾燥効率を高めることで、生ごみを撹拌するなどの装置が不要となり、より簡便な構成の生ごみ処理機を開発可能であると同時に、製造価格を下げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の第1の実施の形態における生ごみ処理機の断面概略図
【図2】本発明の第1の実施の形態における生ごみ収納容器の断面図
【図3】本発明の第2の実施の形態における生ごみ収納容器の断面図
【図4】本発明の第3の実施の形態における生ごみ処理機の断面概略図
【図5】本発明の第4の実施の形態における生ごみ処理機の断面概略図
【図6】本発明の第4の実施の形態における生ごみ収納容器の断面図
【図7】本発明の第4の実施の形態における生ごみ収納容器の断面図
【図8】従来の生ごみ処理機の断面概略図
【図9】従来の生ごみ処理機の断面概略図
【符号の説明】
【0035】
1 生ごみ処理機本体
2 生ごみ収納容器
3 固定容器
4 送風口
5 吹出口
6 加熱手段
7 送風手段
8 乾燥手段
9a 温風経路(送風側)
9b 温風経路(排気側)
10 フタ部
11 吸気口
12 脱臭装置
13 排気口
20 突起部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生ごみを収納する着脱自在な生ごみ収納容器と、前記生ごみ収納容器を納める固定容器と、前記生ごみ収納容器内の生ごみを加熱するための温風を生成する乾燥手段を有し、前記生ごみ収納容器の底面及び/又は下部側面に前記温風発生装置からの温風を送り込むための送風口を形成したことを特徴とした生ごみ処理機。
【請求項2】
送風口を略格子状に形成したことを特徴とした請求項1に記載の生ごみ処理機。
【請求項3】
生ごみ収納容器の底面に上方に突出させた突起部を形成したことを特徴とした請求項1または2に記載の生ごみ処理機。
【請求項4】
固定容器の底部に生ごみ収納容器から零れた水滴や塵を受ける着脱自在な塵受けを有したことを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の生ごみ処理機。
【請求項5】
生ごみ収納容器の上部側面に生ごみ収納容器内部の空気を排出するための排気口を形成したことを特徴とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の生ごみ処理機。
【請求項6】
生ごみ収納容器はキッチンなどに設置された流し台のストレーナ部分に収納可能かつ着脱自在な形状とした事を特徴とした、請求項1〜5の少なくともいずれか1項に記載の生ごみ処理機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−125380(P2010−125380A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−302082(P2008−302082)
【出願日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】