説明

生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法とその装置

【課題】生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法とその装置を提供する。
【解決手段】本発明は一種の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法とその装置に関わるもので、主に生活ゴミはラップ、プラスチック袋などの軟質プラスチック薄膜が大量に含まれている。これらの軟質プラスチック薄膜は他のプラスチック製品の材質と違うため、一緒に回収すると色々な問題が起きる。このため、軟質プラスチック薄膜の柔軟性および水中における隔離性、平坦性、水の付着性などの特性に従い、一種の有効、かつ、自動的に様々な生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を分類、収集する方法とその装置を開発した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法とその装置、特に一種の迅速、有効に生活ゴミから軟質プラスチック薄膜を回収する方法とその装置に関わる。
【背景技術】
【0002】
昔から、ごみの処理方法は、ほとんど埋め立てと焼却に頼っていた。しかし、社会の進歩により、人間が作り出すゴミもますます大量になったため、ゴミの埋め立てに大面積の土地が必要である。また、その防護工事施工不良により、地下水源および土壌に汚染される。一方、焼却方式には大量な空気汚染源になる。さらに、焼却後の残さは最終的に地下に埋める。このため、同じく地下水源および土壌に汚染する課題が残る。しかし、新都市を開発するとき、住民達は住居環境にますます重視し、ごみ処理場建設に関わる抗争を引き起こすなど、ゴミの埋め立てに使用できる土地はますます減少したため、ごみ処理のコストを絶えずにアップさせている。
【0003】
また、地球資源の消費につれて、人間は限られた地球資源に重視および大切になり、ゴミに含まれる利用可能な物質を回収使用することは、ごみ処理量を減少できるばかりでなく、ゴミ埋め立て地使用年数の圧力を軽減でき、人間による地球資源の消費に歯止め効果を与える。よって、資源回収はごみ処理の圧力を軽減するための好ましい方策である。
【0004】
しかし、現時点の回収設備と技術は混入したゴミを有効に分類することができない。その背景は、生活ゴミの物質内容が極めて複雑で、有毒、無毒、大きい、小さい、乾いた、濡れた、柔らかい、固い、軽い、重いなどの物質を含まれている。自動化設備より有効な分類ができない。また、人力による分類は住民に分類を要求するかまたは収集後、回収の係員に分類させなければならない。非常に煩雑で間違いの確率も高い。さらに、ゴミに有毒性物質を含まれているとき、人工方式の分類は作業者が汚染され易いことから、理想的な分類方式とは言えない。
【0005】
特に、ゴミに含まれている軟質プラスチック薄膜類にはラップ、プラスチック袋などがある。特に、その他のゴミにくっついたりするなど、プラスチック薄膜が小さいため、人工方式による選別分類は一般ごみより時間掛かり面倒である。さらに、軟質プラスチック薄膜よりつくなれた物質が非常に多い。ゴミ中にもっとも大量なものは薄くて柔らかい袋である。後の資源回収プロセスでこのような単独な材料を他のプラスチック製品と合わせて回収すると、多くの問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の主な目的は、一種の有効な軟質プラスチック薄膜を生活ゴミより分離および収集する方法を提供することにある。
【0007】
本発明もう一つの目的は、一種の有効な軟質プラスチック薄膜を生活ゴミより分離および収集する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を実現するため、一種の有効に、軟質プラスチック薄膜を生活ゴミより分離および収集する方法を提供し、以下のものを含まれる。
手順一:ゴミを水と混合する。
手順二:水に沈む重量ゴミをまず除去する。
手順三:水より有機物と小型ゴミを篩いに掛けた上除去し、中型軽量ゴミと軟質プラスチック薄膜を収集する。
水と混合したゴミを篩い網装置に入れて、ゴミの小型軽量のゴミは篩い網装置より収集される。篩い網装置を通れない中型軽量ゴミとプラスチック薄膜は、篩い網装置に引き止められて、篩い網装置の内部から表面に送風を行い、篩い網上の中型軽量ゴミを篩い網装置より離され、篩い網装置に貼り付けたプラスチック薄膜は、篩い網装置の末端部に、手順二の水流に落ちて行く。
手順四:流れ水により導いて、斜面コンベヤの末端部にて、反転する方法で中型軽量ゴミと軟質プラスチック薄膜を分離する。
手順一より送られたプラスチック薄膜を水流に載せて、その水流を水流の中に延ばした斜面コンベヤ装置を通過させ、斜面コンベヤにより中型軽量ゴミ、および水流の表面層に浮かぶプラスチック薄膜を上方向に傾斜しながら輸送し、水流の底部に沈まれたプラスチック薄膜は、水の流れに沿って、斜面コンベヤ装置の下部を通過する。プラスチック薄膜は水の圧力により、コンベヤの表面に付着される。よって、斜面コンベヤの末端部に伝送されたとき、中型軽量ゴミは斜面篩い網装置の末端部から中型ゴミコンベヤ装置に落ち込んで、中型軽量ゴミを集中および処理する。斜面コンベヤに付着したプラスチック薄膜は、斜面コンベヤ装置末端部の反転により、斜面コンベヤ装置と中型ゴミ輸送装置の区間を通過した後、再度流れ水に落ち込んで、前方向に流される。
手順五:水の流れを引き止める方法でもって、プラスチック薄膜を収集する。
斜面コンベヤ装置の下部を通過し、再び斜面コンベヤ装置から流れ水に落ち込んだプラスチック薄膜は、流れ水に沿って前進し、流れ水を横断するプラスチック薄膜つかみ装置により、流れ水中のプラスチック薄膜をつかみ取ることによって、プラスチック薄膜とその他のゴミを分離した上、集中処理する。
【0009】
本発明の特徴は、その手順一における水とゴミを混合し、前方向に回転する篩い網装置に入れた後、篩い網の目は5平方センチであり、プラスチック薄膜が網に付着するとき、多くの水滴がプラスチック薄膜に滴下し、プラスチック薄膜を篩い網装置の枡目に陥れて、小さい水袋の凹み形状を形成する。これらの小さい水袋によりそのプラスチック薄膜を篩い網装置にしっかりと付着させ、篩い網が前方向に伝送されると、篩い網装置は内部より上方向に送風を行う。その目的は、軽い物質を篩い網より吹き飛ばして、前方の収集ベルトに搬出させる。このとき、プラスチック薄膜に形成する小さい水袋に重量があるため、プラスチック薄膜は吹き飛ばされることなく、篩い網にくっついたまま、一番前の方に伝送される。すなわち、篩い網が下部に曲がる位置。このとき、篩い網装置上に残るものは、篩い網装置に付着したプラスチック薄膜、および重い、大きい物質しかない。そして、篩い網装置が下方向に曲がる位置のとき、体積が大きいと固いものは高速に回転する撥ねギヤにより、5センチを超えるすべてのものを前方の収集ベルトにはねつけて、収集する。
【0010】
その手順一の篩い網装置は、一回または数回の篩を掛けて、微小物質をすべて取り除いた後、最後に、手順二の案内水溝に流して、処理させることもできる。
【0011】
その手順一と水と混合したゴミを篩い網装置に入れるとき、ほとんど上層にある有機物と小型ゴミは、篩い網装置の枡目を通過し、中間層のプラスチック薄膜のほとんどは、篩い網装置の表面に付着される。
【0012】
その手順三のプラスチック薄膜つかみ装置は、水流を横切った鉤はりであり、その鉤はりつかみ装置は、主に水の流動方向と反対のコンベヤ上に設け、複数列の鉤はりを突き出して設け、鉤はりつかみ装置が輸送するとき、その鉤はりは順番に流れ水の中に進入し、プラスチック薄膜をつかみ取り、つかんだ後のプラスチック薄膜を回収し、集中処理する。
【0013】
手順三のプラスチック薄膜つかみ装置は、流れ水下部に設ける篩い網コンベヤであり、流れ水はプラスチック薄膜を携帯しこの篩い網コンベヤを通過し、プラスチック薄膜は篩い網コンベヤにつかまれて、つかみ取った後のプラスチック薄膜を回収し集中処理する。
【0014】
プラスチック薄膜をつかみ取る前に、洗い流しのプロセスを行うことが好ましい。その主な目的は、プラスチック薄膜つかみ装置により、つかみ取ったプラスチック薄膜を洗い流し槽に集中しておく、洗い流し槽の強力な水柱により、洗い流しを行い、プラスチック薄膜に付着した垢や油しみを除去した上、洗い流し槽の水流と共に、回収箱に集中処理する。
【0015】
さらに、本発明は一種のゴミに含まれるプラスチック薄膜収集装置を提供し、主に小型軽量ゴミおよび有機ゴミを選別する篩い網装置を設ける。この篩い網装置前端の下部に水の流れを導く案内水溝を設け、案内水溝内部に水噴出の噴水口を設ける。
【0016】
この案内水溝は篩い網装置と反対方向に延ばし、案内水溝の中段に斜面コンベヤを設け、この斜面コンベヤは案内水溝の水中に延ばしておく、斜面コンベヤ末端部は斜めに案内水溝の上部に上がって、斜面コンベヤの末端部と案内水溝の間に、中型ゴミ輸送コンベヤを横切って設け、この中型ゴミ輸送コンベヤの末端場所の下部に中型ゴミ集中箱を設ける。
【0017】
さらに、その案内水溝の末端部付近場所に、流れ水からプラスチック薄膜をつかみ取るためのプラスチック薄膜つかみ装置を設け、このプラスチック薄膜つかみ装置の末端部と案内水溝の間に、プラスチック薄膜コンベヤを横切って設ける。これにより、搬送するプラスチック薄膜を集中し回収処理する。
【0018】
本発明の特徴として、その篩い網装置内部の末端部付近場所に、送風装置を設ける。この送風装置は篩い網装置の表面と案内水溝方向に送風し、篩い網装置内部はさらに篩い網装置下部に噴水する噴水装置を設ける。
【0019】
その篩い網装置末端部の外側に、コンベヤに向けて回転する撥ねギヤを横切って設けることが好ましい。この撥ねギヤは主に回転部の周りに等分して、回転方向に向けた円固形状に分布する撥ね棒を設け、その撥ねギヤの回転外径と篩い網装置の間に約3〜10cmの区間を設けて、撥ねギヤ前部の下方に収集ベルトを設ける。
【0020】
その斜面コンベヤ末端部外側とゴミ搬送ベルトとの間に、斜面コンベヤの他方向に回転する撥ねギヤを設けることが好ましい。この撥ねギヤは主に回転軸の周りに等分して、回転方向に向けた円固形状に分布する撥ね棒を設る。
【0021】
そのプラスチック薄膜つかみ装置は、水中に設ける鉤はりつかみ装置を設けることが好ましい。この鉤はりつかみ装置は主に閉鎖形の循環コンベヤを設け、このコンベヤは水の流れと反対方向に回転し、このコンベヤの起点部を案内水溝の水中に延ばし、コンベヤの末端部はプラスチック薄膜の上方に設ける。さらに、このコンベヤの表面に、流れ水に延ばした複数の鉤はりを設けて、プラスチック薄膜をつかみ取る。
【0022】
そのプラスチック薄膜つかみ装置は案内水溝を第一案内水溝と第二案内水溝高低二つの段差に分けて、第一案内水溝の末端部と第二案内水溝の間は、さらに篩い網コンベヤを横切って設ける。
【0023】
そのプラスチック薄膜コンベヤの末端部は、洗い流し槽の上部に延ばし、この洗い流し槽両側は複数の強力水流を噴出するための噴水ノズルを設け、この洗い流し槽の出口側は、プラスチック薄膜回収箱と連結することが好ましい。
【0024】
そのプラスチック薄膜回収箱の底部は網形状が好ましい。
【発明の効果】
【0025】
本発明は以下の長所を持つことが分かる、
1. 一種のいままでと異なるゴミ分離の思考方法を提供し、水を仲介質とした小型ゴミに含まれる中型軽量ゴミとプラスチック薄膜を分離させおよび収集でき、人工方式による選別必要がなく、便利性、迅速性、および正確性の効果がある。
2. 本発明は水を仲介質として、ゴミ分類と同時に、ゴミを洗浄しておく、後の回収プロセスに便利する。
3. 本発明は水を仲介質として、ゴミ分類と同時に、ゴミ中に含まれる毒性物質を希釈し、回収するとき人間に感染の危険性を軽減する。
4. 本発明は一種の中型軽量ゴミとプラスチック薄膜を迅速、有効および正確に分離し回収する装置を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
図1に本発明のプラスチック薄膜回収方法を示し、以下の手順を含まれる。
手順一:ゴミと水を混合する。
手順二:水に沈む重量物をあらかじめに除去する。
手順三:水より有機物と小型ゴミを篩いに掛けた上除去し、中型軽量ゴミと軟質プラスチック薄膜を収集する。
【0027】
水と混合したゴミを前方向に搬送する篩い網装置に入れて、ゴミ中大部分の生ゴミと小部分のその他浮遊物を篩い網装置の篩孔を通過させ集めた上、下部に排出する。篩い網装置を通過できないその他軽いゴミおよび軟質プラスチック薄膜などは、篩い網装置により前方向に搬送する。
【0028】
水とゴミを混合し、前方向に回転する篩い網装置に入れた後、篩い網の枡目は5平方センチであり、プラスチック薄膜が網に付着するとき、多くの水滴がプラスチック薄膜に滴下し、プラスチック薄膜を篩い網装置の枡目に陥れて、小さい水袋の凹み形状を形成する。これらの小さい水袋によりそのプラスチック薄膜を篩い網装置にしっかりと付着させ、篩い網が前方向に伝送されると、篩い網装置は内部より上方向に送風を行う。その目的は、軽い物質を篩い網より吹き飛ばして、前方の収集ベルトに搬出させる。このとき、プラスチック薄膜に形成する小さい水袋に重量があるため、プラスチック薄膜は吹き飛ばされることなく、篩い網にくっついたまま、一番前の方に伝送される。すなわち、篩い網が下部に曲がる位置。このとき、篩い網装置上に残るものは、篩い網装置に付着したプラスチック薄膜および重い、大きい物質しかない。そして、篩い網装置が下方向に曲がる位置のとき、体積が大きいと固いものは高速に回転する撥ねギヤにより、5センチを超えるすべてのものを前方の収集ベルトにはねつけて、収集する。
【0029】
要点は、篩い網装置と撥ねギヤの隙間は5cmしかない。篩い網装置の回転速度により、前向きの運動力を形成しするため、1cm〜2cm以下のものはすべてはねつけて、取り除かれる。一方、軟質プラスチック薄膜は水が付いた状態に極めて大きな付着性を有するほか、プラスチック薄膜表面に凹んで形成した水袋により、篩い網装置にしっかりと付着させる。このため、すべてのプラスチック薄膜は篩い網装置の回転に従い、下部の90度を超える場所に篩い網装置を離れる。プラスチック薄膜が薄く0. 5cmを超えないため、清潔状態で単独に集めることができる。プラスチック薄膜はまれに大きいものが付着していても、撥ねギヤにより前方向にはねつけられ、下部のプラスチック薄膜収集案内水溝に落ちない。なお、一部の微小物が水の流れに沿って、案内水溝に流れることはあるが、その数が少なく、後のプロセスで除去される。
【0030】
前記の篩い網装置は一つまたは複数の篩い網を設けて、微細物を全部除去した後、案内水溝に流し軟質プラスチック薄膜を回収する。
【0031】
特に強調することは、生活ゴミのうち、性質が最も特殊なものはプラスチック薄膜である。プラスチック薄膜は水の中で自動に展開される。これは、つまり前述の平坦性に相当する。また、その大部分は水流の中間層に浮かび上がる。一方、水は分類特性を有し、すなわち、微小な有機物は水流の最上層に浮かび、重いものは水流の底部層に沈む。これにより、ゴミを水と混合し、篩い網装置に入れた後、最上層に浮かび上がる有機物と小型ゴミは、篩い網装置の篩孔を通過する。中間層のプラスチック薄膜のほとんどは、篩い網装置の表面に展開して付着される。まれにその他の堆積物を合わせて覆うことがあるが、これらはすべてはねつけられるため、大部分の浮遊物はプラスチック薄膜の最上層に浮かび上がる。ここが軟質物質を除去する要所である。
【0032】
手順四:流れ水により導いて、斜面コンベヤコンベヤの末端部にて、反転する方法で中型軽量ゴミと軟質プラスチック薄膜を分離する。
前記の水柱によって篩い網装置を離れた中型ゴミとプラスチック薄膜は水流の引流を行い、流れ水は水中に延ばした斜面コンベヤ装置を通過し、斜面コンベヤ装置により中型軽量ゴミおよび流れ水の表面層に浮かび上がるプラスチック薄膜を上の傾斜方向に搬送し、流れ水の底部に沈まれたプラスチック薄膜は、流れ水に沿って、搬送装置の下部を通過する。プラスチック薄膜は水圧を受けて斜面コンベヤ装置表面に付着されたまま、斜面コンベヤ装置により、末端部へ搬送されたとき、中型軽量ゴミは篩い網装置の末端部から、下部に設ける中型ゴミ搬送装置に落として、中型軽量ゴミを集中および処理する。斜面コンベヤ装置に付着したプラスチック薄膜は、斜面コンベヤ装置末端部の反転により、斜面コンベヤ装置と中型ゴミ搬送装置の区間を通過した後、再度水に落ち込んで、流れ水と一緒に前方向に流れる。
【0033】
手順五:水の流れを引き止める方法で、プラスチック薄膜を収集する。
斜面コンベヤ装置の下部を通過し、再び斜面コンベヤ装置より、流れ水に落ち込んだプラスチック薄膜は、流れ水に沿って前進し、流れ水を横断するプラスチック薄膜つかみ装置により、流れ水中のプラスチック薄膜ををつかみ取ることによって、プラスチック薄膜とその他のゴミを分離した上、集中処理する。
【0034】
そのプラスチック薄膜つかみ装置は、水流を横切った鉤はりであり、その鉤はりつかみ装置は、主に水の流動方向と反対のコンベヤ上に設け、複数列の鉤はりを突き出して設け、鉤はりつかみ装置が輸送するとき、その鉤はりは順番に流れ水の中に進入し、プラスチック薄膜をつかみ取り、つかんだ後のプラスチック薄膜を回収し、集中処理する。
【0035】
そのプラスチック薄膜つかみ装置は、流れ水下部に設ける篩い網コンベヤであっても良い。流れ水はプラスチック薄膜を携帯しこの篩い網コンベヤを通過し、プラスチック薄膜は篩い網コンベヤにつかみられ、つかみ取った後のプラスチック薄膜を回収し集中処理する。
【0036】
前述のプラスチック薄膜をつかみ取る前に、洗い流しのプロセスを行うことの主な目的は、プラスチック薄膜つかみ装置により、つかみ取ったプラスチック薄膜を洗い流し槽に集中しておく、洗い流し槽の強力な水柱により、洗い流しを行い、プラスチック薄膜に付着した垢や油しみを除去した上、洗い流し槽の水流と共に、回収箱に集中処理する。
【0037】
本発明人は前述のゴミよりプラスチック薄膜を収集する方法を実現するため、具体的な実施装置を提供する。好ましい実施例は図2、3および4を合わせて参照する。主に図2、3に示すとおり、小型軽量ゴミと有機ゴミを選別する篩い網装置10を設け、篩い網装置10末端部外側にコンベヤに向けて回転する撥ねギヤ13を設ける。撥ねギヤ13はその回転軸の周りに、等分して回転方向に向けた円弧形状で分布する撥ね棒片130を設け、撥ねギヤ13の回転外径と篩い網装置10の間に、図3に示す約3〜10cmの区間を形成し、5cmはなお良い。この区間Sは必要に応じて調整できる。撥ねギヤ13前部下方に収集ベルト14を設ける。
【0038】
篩い網装置10前端の下部に流れ水を収容する案内水溝20を設け、篩い網装置10内部前端近傍の位置に送風装置11を設け、図3に示すとおり、送風装置11は篩い網装置10表面および案内水溝20方向に対して、斜めに送風する。篩い網装置10内部はされに篩い網装置10下部に水柱を噴出する噴水装置12を設ける。
【0039】
さらに、案内水溝20内部に流れ水を噴出する噴水口21を設ける。図3に示すとおり、案内水溝20は篩い網装置10と反対方向に延ばしておく、案内水溝20の中段場所は、斜面コンベヤ30を設ける。斜面コンベヤ30の起点部は案内水溝20の流れ水の斜め方向より延ばし、斜面コンベヤ30の末端部は案内水溝20より上部斜めに延ばして、斜面コンベヤ30末端部下方と案内水溝20の間に中型ゴミコンベヤ40を設け、図2、4に示すとおり、中型ゴミコンベヤ40搬送の末端部に中型ゴミ集中箱41を設ける。斜面コンベヤ30末端部外側と中型ゴミコンベヤ40の間に、斜面コンベヤ30の他端に向かって回転する撥ねギヤ31を図3のとおり設ける。撥ねギヤ31は回転軸の周りに等分して、その回転方向に向かった円弧形状で分布する撥ね棒310を設け、撥ねギヤ31の撥ね棒310の外周面は斜面コンベヤ30の末端部との間に、3〜10cmの区間Sを図3に示すとおり設ける。
【0040】
さらに、図2、3および図4に示すとおり、案内水溝20の末端部近傍の位置に、流れ水よりプラスチック薄膜をつかみ取るためのプラスチック薄膜つかみ装置を設け、このプラスチック薄膜つかみ装置は流れ水に横切って設けるプラスチック薄膜差止装置50である。このプラスチック薄膜差止装置50は主に閉鎖循環のコンベヤ51を図3に示すように設ける。コンベヤ51は水流方向の反対方向に回転し、図3の矢印に示すように設ける。コンベヤ51の起点部は案内水溝20の流れ水に延ばしておく、コンベヤ51の表面は複数列の鉤はりを突き出して設け、流れ水に進入し、プラスチック薄膜をつかみ取る鉤はり510を設ける。プラスチック薄膜差止装置50末端部下方と案内水溝20の下段の間は、さらに、プラスチック薄膜コンベヤ60を図2、3にように設ける。
【0041】
図2、4に示すとおり、プラスチック薄膜コンベヤ60の末端部は洗い流し槽70上方、図2示すとおり設ける。洗い流し槽70内部の両側に、複数の洗い流し槽70内部に向けて強力水柱を噴出する噴水ノズル71を図2示すとおり設ける。洗い流し槽70の出口側は、プラスチック薄膜回収箱80の上部に設け、プラスチック薄膜回収箱80は底部に網形状の箱体を設けて、洗い流し槽70の流れ水を通過させる。
【0042】
本発明のプラスチック薄膜収集装置は実施するとき、図2から図4に示すとおり、分類するゴミと水を混合させ、水に沈む重量物をまず取り除いてから、水と混合したゴミを篩い網装置10に入れて、篩い網装置10よりゴミ中の小型軽量ゴミを選別する。篩い網装置10を通過できない中型軽量ゴミとプラスチック薄膜は、篩い網装置10上に引き止められ、プラスチック薄膜が網上に展開し吸着されたとき、多くの水滴がプラスチック薄膜に滴下することにより、プラスチック薄膜を篩い網装置10の篩孔に陥れて、多くの小さい水袋形状の凹みを形成する。これらの小さい水袋はプラスチック薄膜をしっかりと篩い網装置10に付着させて、篩い網装置10により案内水溝20の方向に搬送し、篩い網装置10内側末端部近傍の位置に設ける送風装置11により、篩い網装置10表面に送風し、篩い網装置10に付着した軽量ゴミを篩い網装置10を離して、図3に示すとおり、案内水溝20の流れ水に流れる。このとき、プラスチック薄膜上の小さい水袋に重みがあるため、プラスチック薄膜は吹き飛ばされることなく、篩い網装置10にしっかりと付着して、篩い網装置10によって、末端部に搬送され、篩い網装置10と共に下方向に反転する。このとき、篩い網装置10は篩い網装置10に密着したプラスチック薄膜と大きい物質が残る。篩い網装置10が下方向に反転するとき、重量物と固いものは、高速に回転する撥ねギヤ13により、その区間Sを超えた物質を全部の収集ベルト14にはねつけた上、収集する(撥ねギヤ13は図示していない)。
【0043】
案内水溝20の流れ水に落としたプラスチック薄膜は、案内水溝20の水流に引流され、斜面コンベヤ装置30を通過する。このとき、斜面コンベヤ装置30が引き続きに稼動し、水面上に浮かび上がった軽量ゴミ、および流れ水表面層に浮かび上がったプラスチック薄膜は斜面コンベヤ装置30の駆動により、案内水溝20の水流から離れて、上の斜め方向に搬送される。流れ水で浮き沈む状態のプラスチック薄膜は、流れ水により、斜面コンベヤ装置30の下部より通過する(図3)。
【0044】
斜面コンベヤ装置30と共に、水面上に浮かび上がったプラスチック薄膜は、水圧を受けて、斜面コンベヤ装置30表面に付着される。斜面コンベヤ装置30により、末端部に搬送されたとき、中型軽量ゴミは斜面コンベヤ装置30の末端部より落として、回転中の撥ねギヤ31の撥ね運動により、中型軽量ゴミを中型ゴミコンベヤ40にはねつけられる(図2、3)。中型ゴミコンベヤ40により中型軽量ゴミを搬送し、中型ゴミ集中箱41に搬送し、回収し集中処理する。
【0045】
図2、3に示すとおり、斜面コンベヤ装置30表面に付着したプラスチック薄膜は、水に濡れると付着する特性があるため、プラスチック薄膜が斜め方向で斜面コンベヤ装置30により末端部に搬送された後、斜面コンベヤ装置30末端部の反転および斜面コンベヤ装置30と撥ねギヤ31、中型ゴミコンベヤ40の区間Sを通過した後、含水後の重量により、流れ水に再び落として、前方向に流動する。
【0046】
斜面コンベヤ装置30の下部を通過し、再び流れ水に戻したプラスチック薄膜は水の流れにより、前方向に流動する。このとき、プラスチック薄膜差止装置50上のコンベヤ51は引き続きに稼動し、コンベヤ51に設けた鉤はり510と一緒にコンベヤ51の回転運動により、流れ水に漬けて、浮き沈む状態のプラスチック薄膜をつかみ取って(図3)、プラスチック薄膜コンベヤ60の上部位置に来たとき、プラスチック薄膜は鉤はり510を離して、プラスチック薄膜コンベヤ60に落ちて、プラスチック薄膜はプラスチック薄膜コンベヤ60より洗い流し槽70に送り、強力水柱71により洗い流した後、プラスチック薄膜回収箱80に流し込んで、集中し回収する。
【0047】
図5、6に示すとおり、本発明のプラスチック薄膜つかみ装置は、案内水溝20を高低二段の落差を形成する第一案内水溝200と第二案内水溝201に設けることもできる(図6)。第一案内水溝200の末端部と第二案内水溝201の落差区間に搬送方向と水流方向が同じの篩い網コンベヤ500を横切って設ける。これにより、第一案内水溝200より流された水流とプラスチック薄膜が合わせて、篩い網コンベヤ500の表面に流され、流れ水を篩い網コンベヤ500に通過させる。プラスチック薄膜は篩い網コンベヤ500のつかみ取りにより、その表面に引き止めた上、篩い網コンベヤ500の搬送により、つかみ取ったプラスチック薄膜をプラスチック薄膜コンベヤ60により、洗い流し槽70経由、最後にプラスチック薄膜回収箱80に流されて集中し回収する。
【0048】
本発明の篩い網装置10と撥ねギヤ13との区間Sは5cmが好ましい。篩い網装置10の回転速度により、前方向の前進力を有するため、1cm〜2cmより大きい物質はすべての撥ねギヤ13によって、はねつけられる。軟性プラスチック薄膜は水分を含まれたときに、極めて大きな付着性を有し、さらに、プラスチック薄膜表面に付着した小さい水袋により、篩い網装置10にしっかりと付着させて、篩い網装置10が下方向に90度以上反転した後はじめて篩い網装置10を離して、案内水溝20に落ち込む。プラスチック薄膜は通常0. 5センチを超えない薄物のため、清潔状態で単独に集めることができる。
【0049】
もし、プラスチック薄膜に堆積物をまれに付着していても、撥ねギヤ13により、前方向にはねつけられるため、下部のプラスチック薄膜収集水溝に落ちない。わずかの微細物質は水と共に水溝に落として、後のプロセスで除去される;本発明の篩い網装置10はさらに、一回または数回の篩を掛けて、微細物を全部除去してから、案内水溝20に流して、軟性プラスチック薄膜を回収することもできる。
【0050】
特に強調することは、生活ゴミのうち、性質が最も特殊なものは、プラスチック薄膜である。プラスチック薄膜は水の中で自動に展開される。これは、つまり前述の平坦性に相当する。また、その大部分は水流の中間層に浮かび上がる。一方、水は分類特性を有し、すなわち、微小な有機物は水流の最上層に浮かび、重いものは水流の底部層に沈む。これにより、ゴミを水と混合し、篩い網装置に入れた後、最上層に浮かび上がる有機物と小型ゴミは、篩い網装置の篩孔を通過する。中間層のプラスチック薄膜のほとんどは、篩い網装置の表面に展開して付着される。まれにその他の堆積物を合わせて覆うことがあるが、これらはすべてはねつけられるため、大部分の浮遊物はプラスチック薄膜の最上層に浮かび上がる。本発明の特徴として、軟質物質以外のものはすべて除去できる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明における回収方法のフロー図である。
【図2】本発明回収装置の好ましい実施例における立面概略図である。
【図3】本発明回収装置の好ましい実施例における縦方向断面配置の概略図である。
【図4】本発明回収装置の好ましい実施例における下視概略図である。
【図5】本発明回収装置もう一つの好ましい実施例における立面概略図である。
【図6】本発明回収装置もう一つの好ましい実施例における縦方向断面配置の概略図である。
【符号の説明】
【0052】
10 篩い網装置
11 送風装置
12 噴水装置
13 撥ねギア
130 撥ね棒
14 収集ベルト
20 案内水溝
200 第一案内水溝
201 第二案内水溝
21 噴水口
30 斜面コンベヤ
31 撥ねギヤ
310 撥ね棒
40 中型ゴミコンベヤ
41 中型ゴミ集中箱
50 プラスチック薄膜差止装置
500 篩い網コンベヤ
51 コンベヤ
510 鉤はり
60 プラスチック薄膜コンベヤ
70 洗い流し槽
71 噴水ノズル
80 プラスチック薄膜回収箱
S 区間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法において、
手順一、ゴミを水と混合する、
手順二、水に沈む重量物をまず除去する、
手順三、水より有機物と小型ゴミを篩いに掛けた上除去し、中型軽いゴミと軟質プラスチック薄膜を収集する、
手順四、流れ水により導いて、斜面コンベヤコンベヤの末端部にて、反転する方法で中型軽量ゴミと軟質プラスチック薄膜を分離する、
手順五、水の流れを引き止める方法で、プラスチック薄膜を収集する、
以上の手順を包含し、斜面コンベヤ装置の下部を通過し、再び斜面コンベヤ装置より、流れ水に落ち込んだプラスチック薄膜は、流れ水に沿って前進し、流れ水を横断するプラスチック薄膜つかみ装置により、流れ水中のプラスチック薄膜をつかみ取ることによって、プラスチック薄膜とその他のゴミを分離した上、集中処理するを実現することを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法。
【請求項2】
請求項1記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法において、その手順三はさらに、水と混合したゴミを篩い網装置に入れて、ゴミ中に含まれる小型軽量ゴミは、篩い網装置により篩掛けて収集し、篩い網を通過できない中型軽量ゴミとプラスチック薄膜は、篩い網装置に残したまま、篩い網装置内部より篩い網装置に向かって送り、篩い網に引き止められた中型軽量ゴミを篩い網装置から分離し、篩い網装置に付着したプラスチック薄膜は、篩い網装置の末端部より、手順二の流れ水に落とすことを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法。
【請求項3】
請求項1記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法において、手順四は、手順三より送られたプラスチック薄膜を水流で搬送し、その水流に流れ水につけた状態の斜面コンベヤ装置を通過させ、斜面コンベヤ装置により、中型軽量ゴミおよび一部の水の表面層に浮かび上がったプラスチック薄膜を上の斜め方向に搬送し、流れ水の底部に沈んだプラスチック薄膜は、流れ水により斜面コンベヤ装置の下部に流し、プラスチック薄膜は水圧により斜面コンベヤ装置の表面に付着させ、斜面コンベヤ装置の末端部に搬送したとき、中型軽量ゴミは斜面コンベヤ装置の末端部より、中央ゴミ搬送コンベヤに落として、中型軽量ゴミを集中処理し、斜面コンベヤ装置に付着したプラスチック薄膜は、斜面コンベヤ装置末端部の反転および斜面コンベヤ装置と中央ゴミ搬送コンベヤの区間を経過させた後、再び流れ水により前方向に流動させることを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法。
【請求項4】
請求項1記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法において、手順三のゴミと水を混合した後、回転する篩い網装置に入れ、篩い網の大きい枡目によりプラスチック薄膜を水滴付着により網孔上に展開させ、プラスチック薄膜の表面を篩い網装置の篩孔に凹ませ、複数の小さい水袋形状の凹み部を形成させ、小さい水袋の凹み形状はプラスチック薄膜を篩い網装置にしっかりと付着させて、篩い網の前方向移動につれて搬送し、篩い網装置内部に上方向に送風する風力を設け、軽い物質を篩い網より前方の収集ベルトに吹き飛ばして、搬出させ、このとき、プラスチック薄膜に形成した小さい水袋は重みがあるため、風力に吹き飛ばされることなく、篩い網に付着した状態で、一番前の方に搬送され、篩い網装置が下方向に反転する位置に来たとき、篩い網装置上にしっかりと付着していたプラスチック薄膜を除き、重く大きい物質は快速回転運動する撥ねギヤにより、前方向の収集ベルトにすべてはねつけられて収集することを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法。
【請求項5】
請求項1記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法において、手順五のプラスチック薄膜つかみ取る方法は流れ水下部に設ける篩い網装置を設け、流れ水によりプラスチック薄膜を携帯しその篩い網装置を通過させ、プラスチック薄膜は篩い網装置によってつかみ取り、つかみ取った後のプラスチック薄膜を集中し処理することを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法。
【請求項6】
請求項1記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法において、プラスチック薄膜がつかみ取って集中する前に、洗い流し手順を加え、プラスチック薄膜つかみ装置により、つかみ取ったプラスチック薄膜をまず洗い流し槽に集めておき、洗い流し槽内部の強力水柱により洗い流しを行い、プラスチック薄膜上の垢と油しみを除去した後、洗い流し槽の水流と一緒に回収箱に流し集中して、回収することを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法。
【請求項7】
請求項5記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法において、プラスチック薄膜がつかみ取って集中する前に、洗い流し手順を加え、プラスチック薄膜つかみ装置により、つかみ取ったプラスチック薄膜をまず洗い流し槽に集めておく、洗い流し槽内部の強力水柱により洗い流しを行い、プラスチック薄膜上の垢と油しみを除去した後、洗い流し槽の水流と一緒に回収箱に流し集中して、回収することを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する方法。
【請求項8】
小型軽量ゴミと有機ゴミを選別する篩い網装置を設け、この篩い網装置前端の下部に水流を案内する案内水溝を設け、案内水溝内部に水流を噴出する噴水口設けた、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置であり、
その案内水溝は篩い網装置の反対方向に延ばし、案内水溝の中段場所に斜面コンベヤを設け、この斜面コンベヤの起点部は斜め方向に案内水溝水流の表面に進入し、斜面コンベヤの末端部は斜め方向に案内水溝の上部に上がり、斜面コンベヤ末端部と案内水溝との間に、中型ゴミコンベヤを横切って設け、この中型ゴミコンベヤ搬送末端の下部に中央ゴミ集中箱を設け、
さらに、その案内水溝末端の近傍位置に流れ水よりプラスチック薄膜をつかみ取るためのプラスチック薄膜つかみ装置を設け、このプラスチック薄膜つかみ装置末端の下部と案内水溝との間に、プラスチック薄膜コンベヤをさらに設けて、搬送してきたプラスチック薄膜を集中および回収処理することを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置。
【請求項9】
請求項8記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置において、その篩い網装置内部の末端近傍の位置に、送風装置を設け、この送風装置は篩い網装置の表面と案内水溝に向かって斜め方向に送風し、篩い網装置内部はさらに、篩い網装置の下部に噴水する噴水装置を設けることを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置。
【請求項10】
請求項8記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置において、篩い網装置末端部の外側にコンベヤ側に回転運動する撥ねギヤを設け、この撥ねギヤは主に、回転軸の周りに等分して、回転方向に向かった円弧形状の撥ね棒を複数に設け、その撥ねギヤの外径と篩い網装置の間に一つの区間を設け、撥ねギヤ前方下部に収集ベルトを設けることを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置。
【請求項11】
請求項9記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置において、篩い網装置末端部の外側にコンベヤ側に回転運動する撥ねギヤを設け、この撥ねギヤは主に、回転軸の周りに等分して、回転方向に向かった円弧形状の撥ね棒を複数に設け、その撥ねギヤの外径と篩い網装置の間に一つの区間を設け、撥ねギヤ前方下部に収集ベルトを設けることを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置。
【請求項12】
請求項8記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置において、その斜面コンベヤ末端部の外側と中型ゴミコンベヤとの間に、斜面コンベヤ装置の他端に回転する撥ねギヤを設け、この撥ねギヤは回転軸の周りに等分して、回転方向に向けた円弧形体分布の撥ね棒を複数に設けることを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置。
【請求項13】
請求項8記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置において、そのプラスチック薄膜つかみ装置は流れ水を横切って設ける鉤はりつかみ装置であり、この鉤はりつかみ装置は、閉鎖循環のコンベヤを設け、コンベヤの起点部は案内水溝の水流に進入し、コンベヤの末端部はプラスチック薄膜コンベヤの上部に設ける、このコンベヤ表面に数列の流れ水に進入し、プラスチック薄膜をつかみ取るの鉤はりを設けることを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置。
【請求項14】
請求項8記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置において、そのプラスチック薄膜つかみ装置は、案内水溝を高低二段の段差を形成した第二案内水溝と第二案内水溝を設け、第二案内水溝の末端部と第二案内水溝との間はさらに、篩い網コンベヤを設けることを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置。
【請求項15】
請求項8記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置において、そのプラスチック薄膜コンベヤの末端部は、洗い流し槽の上部に延ばし、この洗い流し槽内部は強力水柱を噴出する複数の噴水ノズルを設け、この洗い流し槽の出口側はプラスチック薄膜回収箱に連結することを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置。
【請求項16】
請求項15記載の生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置において、そのプラスチック薄膜回収箱の底部は網形状であることを特徴とする、生活ゴミより軟質プラスチック薄膜を回収する装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2006−525890(P2006−525890A)
【公表日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−508408(P2006−508408)
【出願日】平成16年5月7日(2004.5.7)
【国際出願番号】PCT/IB2004/001452
【国際公開番号】WO2004/101099
【国際公開日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(505418906)
【氏名又は名称原語表記】TSE,Steven
【住所又は居所原語表記】Room G08,Block 7,Kang Yuan Guangzhou Country Garden,Dashi,Panyu,Guangzhou,Guangdong 511430,CN.
【出願人】(505418917)
【氏名又は名称原語表記】TSE, May
【住所又は居所原語表記】2602 Sunnybrook Road,Richmond,VA 23294,U.S.A.
【Fターム(参考)】