説明

生物反応槽の加温システム

【課題】消化槽内で発生する消化ガス全量を発電等に有効活用でき、省エネルギーを推進可能に構成した生物反応槽の加温システムを提供する。
【解決手段】投入された排水や有機汚泥を消化菌によって嫌気性処理を行う消化槽3と、消化槽3から排出される消化汚泥を一次貯留する汚泥貯留槽5と、汚泥貯留槽5との間で熱交換して消化汚泥中から熱回収する第1の熱交換器15と、第1の熱交換器15との間でヒートポンプサイクルを構成し、第1の熱交換器15で回収された熱により消化槽3内の消化汚泥を所定温度に加温する第2の熱交換器19とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生物処理を行う廃水処理や汚泥処理において生物反応を活性化させるために生物反応槽を加温する加温システムに関する。
【背景技術】
【0002】
下水汚泥や排水の嫌気性処理を行う際に、嫌気性菌は通常35〜36℃程度で最も活性が高くなることが知られている。このため、汚泥や排水を処理する嫌気性処理槽(消化槽)が35〜36℃程度を保持するように加温するようにしている。加温方法として、ヒータ線を消化槽内または消化槽の周囲に配設して電気加熱する方法がある。
【0003】
また、嫌気性処理では、嫌気性菌であるメタン菌による嫌気性発酵によって汚泥や排水中に含まれる有機物が分解して消化ガスを発生させる。消化ガスはメタンガスを主成分としており、発生したメタンガスを回収、燃焼させて嫌気性処理槽の加温に使用する技術もある(例えば、特許文献1,2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭57−42400号公報
【特許文献2】特開昭60−216899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、メタンガスの発生量は被処理物の有機物濃度とメタン菌による有機物の分解率で決まるので、回収されるメタンガスの量は不安定となる。このため、一般的な下水汚泥の消化槽でのメタン発酵では発生した消化ガスの7割程度が消化槽の加温に使用されているに過ぎない。その結果、消化槽によるメタン発酵では、エネルギー消費が少なくてメタンガスエネルギーが得られるという長所があるにも拘わらず、従来、得られたメタンガスを他のエネルギー源として有効活用することは困難であった。
【0006】
本発明は、上記のような実情に鑑みて、消化槽内で発生する消化ガス全量を発電等に有効活用でき、省エネルギーを推進可能に構成した生物反応槽の加温システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、投入された排水や有機汚泥を消化菌によって嫌気性処理を行う生物反応槽と、前記生物反応槽から排出される消化汚泥中から熱回収する第1の熱交換器と、前記第1の熱交換器との間でヒートポンプサイクルを構成し、第1の熱交換器で回収された熱により前記生物反応槽内の汚泥を所定温度に加温する第2の熱交換器と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
また、本発明の他の態様では、前記生物反応槽から排出される消化汚泥を一次貯留する汚泥貯留槽を備え、前記第1の熱交換器は前記汚泥貯留槽との間で熱交換して消化汚泥中から熱回収することを特徴としている。
【0009】
さらに本発明の他の態様では、前記消化槽から排出される脱離液から熱を回収する第3の熱交換器を備え、前記第2の熱交換器は、前記第1の熱交換器および/または第3の熱交換器との間でヒートポンプサイクルを構成し、第1の熱交換器および/または第3の熱交換器で回収された熱により前記生物反応槽内の汚泥を所定温度に加温することを特徴としている。
【0010】
さらに本発明の他の態様では、前記第1の熱交換器により熱回収された後の消化汚泥を脱水する脱水機と、前記脱水機から排出される脱水汚泥を乾燥させる乾燥機と、前記生物反応槽で発生する消化ガスを燃焼させ、前記乾燥機の脱水汚泥を乾燥させるための蒸気を発生させる消化ガスボイラと、を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明における生物反応槽の加温システムによれば、生物反応槽の加熱は消化汚泥からヒートポンプサイクルによって回収した熱を使用することができる。その結果、生物反応槽(メタン発酵槽)で発生する消化ガス(メタンガス)を発電用エンジンや後段プロセスの汚泥乾燥や汚泥焼却等のエネルギーとして有効活用することが可能となり、嫌気性発酵の省エネルギー性を生かしつつ、さらにメタンガスエネルギーを汚泥乾燥や汚泥焼却のエネルギーとして有効活用することで化石燃料の消費を抑え、バイオマス由来のエネルギーを活用することで環境負荷を削減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る生物反応槽の加温システムの第1実施形態を示す構成図。
【図2】従来の消化槽加温方法による実施例のエネルギー収支を示す。
【図3】本発明による実施例のエネルギー収支を示す。
【図4】本発明に係る生物反応槽の加温システムの第2実施形態を示す構成図。
【図5】本発明に係る生物反応槽の加温システムの第3実施形態を示す構成図。
【図6】本発明に係る生物反応槽の加温システムの第4実施形態を示す構成図。
【図7】本発明に係る生物反応槽の加温システムの第5実施形態を示す構成図。
【図8】本発明に係る生物反応槽の加温システムの第6実施形態を示す構成図。
【図9】本発明に係る生物反応槽の加温システムの第7実施形態を示す構成図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は本発明に係る生物反応槽の加温システムの第1実施形態を示している。
【0014】
本発明に係る第1実施形態は、下水等の配水中の余剰汚泥を取り込んで嫌気性微生物処理を実行して消化させる消化槽3と、消化槽3で生成された消化汚泥を貯留する汚泥貯留槽5と、汚泥貯留槽5に一旦貯留された消化汚泥中から水分を取り除く脱水機7と、脱水された脱水汚泥を乾燥させる乾燥機9と、消化槽3で発生した消化ガスを燃焼させて乾燥機9で脱水汚泥を乾燥させるための蒸気を発生させる消化ガスボイラ11とを備えている。
【0015】
一方、ヒートポンプサイクルを構成する熱循環システムとして、循環する冷媒を膨張させる膨張弁13と、汚泥貯留槽5の消化汚泥が循環するコイル15bを備え消化汚泥中から熱を回収する第1の熱交換器15と、第1の熱交換器15で回収された熱により加温された冷媒を圧縮させる圧縮機17と、消化槽3との間で温水を循環させるコイル19a,19bを備え圧縮された冷媒により温水を加温する第2の熱交換器19と、汚泥貯留槽5と第1の熱交換器15との間で汚泥を循環させる汚泥循環ポンプ21と、消化槽3と第2の熱交換器19との間で温水を循環させる温水ポンプ23とを備えている。
【0016】
次に、第1実施形態の作用を説明する。
【0017】
消化槽3では、投入された余剰汚泥が嫌気性細菌であるメタン発酵菌の働きにより生物処理される。このように、余剰汚泥が消化槽3内で嫌気性消化処理されることにより、余剰汚泥中の有機物が分解し、メタンガスを主成分とする消化ガスと、投入された余剰汚泥の固形物が体積比で半分程度まで減量された消化汚泥とに分離される。
【0018】
嫌気性消化処理後の汚泥は消化汚泥として汚泥貯留槽5に一旦貯留される。貯留された消化汚泥は、第1の熱交換器15内に配設されたコイル15bと汚泥貯留槽5の間を汚泥循環ポンプ21によって循環する。熱交換器15内では、膨張弁13を開けることで循環する冷媒が蒸発し、循環される消化汚泥から熱を奪い、消化汚泥の温度が低下する。こうして、第1の熱交換器15内で消化汚泥中の熱が回収される。
【0019】
蒸発した冷媒は圧縮機17で圧縮されて液化し、その際に熱を放出する。放出された熱によって第2の熱交換器19と消化槽3とを循環する温水が加温され、これによって消化槽3内の余剰汚泥が加熱されて嫌気性消化処理を行うために必要な35〜36℃程度の温度に保持される。例えば、第2の熱交換器19では、温水が75℃程度まで加熱され、温水ポンプ23によって75℃の温水がコイル19aを介して消化槽3内の余剰汚泥を加熱して消化を促進させる。加熱に供した温水は55℃程度まで温度が低下しているが、第2の熱交換器19に戻され、コイル19bを介して再び75℃程度に加熱される。このような温度循環を繰り返して消化槽3内の余剰汚泥がほぼ36℃程度の温度に維持される。一方、液化した冷媒は再び膨張弁13で膨張蒸発し消化汚泥から熱を奪い、以下同じ動作を繰り返す。
【0020】
汚泥貯留槽5内で熱交換された後の消化汚泥は、脱水機7に送られて脱水処理される。脱水後の脱水汚泥は乾燥機9に送られ、乾燥された後、乾燥汚泥として排出される。
【0021】
嫌気性消化処理で発生したメタンガスを主成分とする消化ガスは、消化ボイラ11の燃料として使用される。なお、消化ガスボイラ11には、補助燃料として重油も使用されている。
【0022】
このように、本発明の実施形態では、消化槽3から引き抜かれた消化汚泥を一旦汚泥貯留槽5で受け、汚泥貯留槽5と第1の熱交換器15との間で消化汚泥を循環させる。第1の熱交換器15では汚泥から汚泥の保有する熱を吸収し、ヒートポンプサイクルで温度を上げ、消化槽3内の汚泥を第2の熱交換器19で加温するようにしている。
【0023】
ヒートポンプの仕事係数(COP)は最近の技術進歩により概ね3〜6程度あり、本発明のように回収熱源すなわち消化汚泥の温度は35℃前後と高温の熱源を用いるためCOPは6近くなる。
【0024】
COPが6と言うことは、1kWの電力をヒートポンプに与えることで6kWの熱エネルギーが得られることになり大変効率の良い加温が実現できる。
【0025】
ちなみに重油を燃焼させて加温する場合の燃料費と本発明によるヒートポンプの電力費を比較すると本発明による電力費は重油を用いた場合の1/2〜1/3に低減させることが可能となる。
【0026】
図2は従来の消化槽加温方法によるエネルギー収支を、図3は本発明の実施形態によるエネルギー収支をそれぞれ示している。
【0027】
図2に示すように、従来では、消化ガスは消化槽3を加温するボイラ燃料としてのみ使用されている。消化槽加温ボイラはフィードバック制御により運転されているので、発生する消化ガスの量の変動によって不安定な運転となる。このため、使用される消化ガスの量に余裕を持たせた運転をせざるを得ず、余剰な消化ガスが多く発生する。この余剰な消化ガスは全て廃棄されていた。また、消化汚泥を乾燥させるための乾燥機用ボイラは、重油を燃料として運転されていた。
【0028】
一方、図3に示すように、本発明の実施形態では、消化ガスは全て、乾燥機用ボイラの燃料として使用されており、消化槽3の加温はヒートポンプサイクルの利用によって賄っている。従って、消費エネルギーとしては、ヒートポンプサイクルを稼働させるだけの電力と、乾燥機用ボイラの運転に補助的に使用される重油だけで良い。図2と図3を比較すると、従来例と本発明の例とでは、消費エネルギーが半分以下に減少されていることが分かる。また、消化ガスを全量利用し消化ガス発生量の変動は重油を補助として賄うため消化ガスの余剰分を廃棄する無駄を省くこともできる。
【0029】
図4は本発明に係る生物反応槽の加温システムの第2実施形態を示している。なお、図1と同一部材には同一番号を付している。
【0030】
図4に示す第2実施形態は、汚泥貯留槽5内に配設されたコイル15a内に冷媒を通過させ、コイル15aを介して直接、消化汚泥中の熱を回収する点で図1に示す第1実施形態と相違する。
【0031】
図5は本発明に係る生物反応槽の加温システムの第3実施形態を示している。なお、図1と同一部材には同一番号を付している。
【0032】
図5に示す第3実施形態は、汚泥貯留槽5内に配設されたコイル15a内に冷媒を通過させ、コイル15aを介して直接、消化汚泥中の熱を回収する点、および消化槽3内に配設されたコイル19a内に冷媒を通過させ、コイル19aを介して直接、消化槽3内の消化汚泥を加温する点で図1に示す第1実施形態と相違する。
【0033】
図6は本発明に係る生物反応槽の加温システムの第4実施形態を示している。なお、図1と同一部材には同一番号を付している。
【0034】
図6に示す第4実施形態は、消化槽3の入口側配管に熱交換器25を配設し、余剰汚泥が消化槽3に投入される前段階で加温するようにしたものである。この場合、熱交換器25としては、中心部分を冷媒が通過し、周辺部分を余剰汚泥が通過する二重配管25aで構成することができる。圧縮機17で圧縮されて液化した冷媒は熱交換器25で熱を放出し、放出された熱によって2重配管を通過する余剰汚泥は36℃程度まで加温された後、消化槽3内に投入される。なお、汚泥貯留槽5内に配設されたコイル15a内に冷媒を通過させ、コイル15aを介して直接、消化汚泥中の熱を回収する点は第2の実施形態と同様である。
【0035】
上述した各実施形態においても第1実施形態と同様、消化槽3で発生する消化ガスを後段プロセスの汚泥乾燥のエネルギーとして有効活用することが可能となり、嫌気性発酵の省エネルギー性を生かしつつ、さらに消化ガスエネルギーを汚泥乾燥や汚泥焼却のエネルギーとして有効活用することで重油等の化石燃料の消費を抑え、バイオマス由来のエネルギーを活用することで環境負荷を削減できるという効果を奏する。
【0036】
図7は本発明に係る生物反応槽の加温システムの第5実施形態を示している。なお、図1と同一部材には同一番号を付している。
【0037】
図7に示す第5実施形態は、消化槽3の出口側配管に汚泥貯留槽5を配置することなく、直接、熱交換器27を配設し、この熱交換器27により消化槽3から排出される消化汚泥から熱を吸収して回収するようにしている。この場合、熱交換器27としては、中心部分を冷媒が通過し、周辺部分を消化汚泥が通過する二重配管27aで構成することができる。これによって、簡単な設備によって消化汚泥中から熱を回収することが可能になる。なお、その他の構成は図1や図4に示した実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0038】
図8は本発明に係る生物反応槽の加温システムの第6実施形態を示している。なお、図1と同一部材には同一番号を付している。
【0039】
上述した各実施形態では、熱回収は消化汚泥のみを対象としたが、図8に示す第6実施形態は、消化汚泥と共に消化槽3から排出される脱離液からも熱を回収するように構成したものである。
【0040】
すなわち、脱離液排出配管に熱交換器29を配設し、この熱交換器29のコイル29aを汚泥貯留槽5内に配置されたコイル15aに接続して構成する。この場合、コイル29aとしては、コイル15aと同様、中心部分を冷媒が通過し、周辺部分を脱離液が通過する二重配管で構成することができる。
【0041】
脱離液は消化汚泥と同様、およそ35℃程度の熱を帯びており、従来はそのまま、水処理設備に排出されていた。本実施形態によれば、脱離液からも熱を吸収することができるので、より一層の省エネルギーを達成することができる。
【0042】
図9は本発明に係る生物反応槽の加温システムの第7実施形態を示している。なお、図1と同一部材には同一番号を付している。
【0043】
図9に示す第7実施形態は、消化槽3の出口側配管に汚泥貯留槽5を配置することなく、直接、熱交換器31を配設して消化汚泥から熱を吸収して回収すると共に、この熱交換器31は、図8に示した第6実施形態と同様、脱離液の排出配管からも熱を回収するようにしている。すなわち、熱交換器31としては、中心部分を冷媒が通過し、周辺部分を消化汚泥が通過する二重配管で構成されたコイル31aと、このコイル31aと接続され、中心部分を冷媒が通過し、周辺部分を脱離液が通過する二重配管で構成されたコイル31bで構成することができる。これによって、簡単な設備によって消化汚泥のみならず脱離液中からも熱を回収することが可能になり、さらなる省エネルギー効果を達成することが可能となる。
【0044】
以上、上述した実施形態は、本発明を実現するための一例に過ぎない。図示は省略するが、第1実施形態〜第4実施形態において、汚泥貯留槽5は必ずしも必須の構成ではなく、消化汚泥中から熱交換器により熱が回収できる構成であれば良い。また、第1実施形態〜第4実施形態の構成に対して、消化槽3から排出される脱離液から熱を回収するように構成することも可能である。なお、上述した各実施形態は、一般的な下水汚泥の消化槽に本発明を適用した例を示したが、必ずしも下水汚泥の消化槽だけでなく、例えばUASBやダイジェスター等のメタン発酵槽であっても良い。
【符号の説明】
【0045】
3 消化槽
5 汚泥貯留槽
7 脱水機
9 乾燥機
11 消化ガスボイラ
13 膨張弁
15 第1の熱交換器
17 圧縮機
19 第2の熱交換器
21 汚泥循環ポンプ
23 温水ポンプ
25,27,29,31 熱交換器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
投入された排水や有機汚泥を消化菌によって嫌気性処理を行う生物反応槽と、
前記生物反応槽から排出される消化汚泥中から熱回収する第1の熱交換器と、
前記第1の熱交換器との間でヒートポンプサイクルを構成し、第1の熱交換器で回収された熱により前記生物反応槽内の汚泥を所定温度に加温する第2の熱交換器と、
を備えたことを特徴とする生物反応槽の加温システム。
【請求項2】
請求項1に記載の生物反応槽の加温システムにおいて、
前記生物反応槽から排出される消化汚泥を一次貯留する汚泥貯留槽を備え、
前記第1の熱交換器は前記汚泥貯留槽との間で熱交換して消化汚泥中から熱回収することを特徴とする生物反応槽の加温システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の生物反応槽の加温システムにおいて、
前記消化槽から排出される脱離液から熱を回収する第3の熱交換器を備え、
前記第2の熱交換器は、前記第1の熱交換器および/または第3の熱交換器との間でヒートポンプサイクルを構成し、第1の熱交換器および/または第3の熱交換器で回収された熱により前記生物反応槽内の汚泥を所定温度に加温することを特徴とする生物反応槽の加温システム。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の生物反応槽の加温システムにおいて、
前記第1の熱交換器により熱回収された後の消化汚泥を脱水する脱水機と、
前記脱水機から排出される脱水汚泥を乾燥させる乾燥機と、
前記生物反応槽で発生する消化ガスを燃焼させ、前記乾燥機の脱水汚泥を乾燥させるための蒸気を発生させる消化ガスボイラと、
を備えたことを特徴とする生物反応槽の加温システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−167648(P2011−167648A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−35324(P2010−35324)
【出願日】平成22年2月19日(2010.2.19)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】