説明

画像データ記録装置

【課題】
大容量の記録媒体を複数の領域に分けてフォーマットする場合の複雑な指定と手間を不要にする。
【解決手段】
記録メディア106の記録容量が互換フォーマットで管理できる記録容量であれば(S202)、互換フォーマットの初期化をユーザに提示する選択肢の初期値とする(S203)。互換フォーマットで管理できる記録容量を越えている場合で(S202)、前回の初期化構成がパーティション分割していたときには(S204)、前回の初期化構成による分割フォーマットを初期値とし、前回の初期化構成がパーティション分割していないときには(S204)、拡張フォーマットを初期値とする(S206)。初期化メニューをユーザに提示し(S207)、ユーザの選択に従い(S208)、領域分割及びフォーマットを実行する(SD209〜S211)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル動画像データ及び静止画像データ等の画像データを着脱可能な記録媒体に記録する画像データ記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラ等に用いられるメモリカードのような、着脱可能な記録メディアの大容量化が進み、現在一般的に用いられているFAT12又はFAT16のフォーマットでは、メモリカードの記録容量の全てを使用することができなくなることが考えられる。しかし、記録メディアの全記録容量を扱うためにFAT32のような大容量を扱える方式でフォーマットした場合、既存のデジタルカメラで使用不可となることが考えられる。
【0003】
そこで、既存のデジタルカメラとの互換性を保ちながら、記録メディアの記録容量の全てを使用可能とする方法として、パーソナルコンピュータ等に内蔵されるハードディスクで一般的に行われるような、1つのメディアを複数のパーティションに分割し、それぞれのパーティションを異なる形式でフォーマットする方法を用いる方法が検討されている。例えば、先頭のパーティションを既存のデジタルカメラで認識可能なFAT12又はFAT16でフォーマットし、その他のパーティションは、FAT32のような大容量を扱えるファイルシステムでフォーマットする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、着脱可能な記録メディアを複数のパーティションに分割し、複数種類のフォーマットを混在させる場合、一般的なユーザにとって、記録メディアを初期化する際に、各パーティションの記録容量とフォーマット形式をユーザが指定する手間がかかり、従来の単純な初期化方法に対して操作が複雑になることが予想される。
【0005】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、記録媒体上に複数のパーティションを作成し、複数のフォーマットを混在させる場合に、ユーザの操作性を改善した画像データ記録装置を提示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る画像データ記録装置は、複数の領域を作成する領域作成手段と、領域を所望の形式でフォーマットするフォーマット手段と、領域の個数及びそれら各領域の記録容量をユーザに指定させる領域作成指定手段と、各領域のフォーマットの種類をユーザに指定させるフォーマット指定手段と領域作成指定手段とフォーマット指定手段とにより指定された、領域の個数と各領域の容量とフォーマットの種類からなる初期化構成情報を作成する初期化構成情報作成手段と、初期化構成情報に従って記録媒体を初期化する記録媒体初期化手段と、記録媒体初期化手段による初期化処理後に、初期化構成情報を保存する初期化構成保存手段と、次回の記録媒体初期化時に、初期化構成情報保存手段に保存した前回の初期化構成情報を初期化方法の選択肢の一つとしてユーザに提示する初期化選択肢提示手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
本発明の他の画像データ記録装置は、さらに、前記記録媒体が着脱可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0008】
本発明の他の画像データ記録装置は、さらに、前記記録媒体の容量を検出する記録媒体容量検出手段と、記録媒体の容量と、記録媒体初期化手段による初期化処理時に用いた初期化構成情報とを組み合わせて初期化構成保存手段に保存する初期化構成情報データベース手段とを具備し、次回、前記記録媒体を初期化する際に、初期化選択肢提示手段は、初期化構成データベース手段から初期化する記録媒体の容量に対応した、初期化構成情報を取り出して初期化方法の選択肢の一つとしてユーザに提示することを特徴とする。
【0009】
本発明の他の画像データ記録装置は、さらに、前記記録媒体が装着されたことを検知する記録媒体検知手段と、記録媒体が装着された際に、初期化構成記憶手段に記憶した前回の初期化構成を初期化方法の候補としてユーザに提示する装着時初期化手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
本発明の他の画像データ記録装置は、さらに、記載の画像データ記録装置において、前記装着時初期化手段の起動に関し有効・無効の切り替えを設定する装着時初期化起動設定手段を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の他の画像データ記録装置は、記録媒体に複数の領域を作成する領域作成手段と、領域を所望の形式でフォーマットするフォーマット手段と、領域の個数及びそれら各領域の記録容量をユーザに指定させる領域作成指定手段と、各領域のフォーマットの種類をユーザに指定させるフォーマット指定手段と、記録媒体の領域数を解析する記録媒体解析手段とを具備し、領域が複数あった場合は、記録媒体の初期化時に、領域を1つとする方法を初期化方法の初期値としてユーザに提示することを特徴とする。
【0012】
本発明の他の画像データ記録装置は、さらに、前記記録媒体は着脱可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0013】
本発明の他の画像データ記録装置は、さらに、前記記録媒体が装着されたことを検知する記録媒体検知手段と、記録媒体が装着された際に、領域を1つとする方法を初期化方法の初期値としてユーザに提示する装着時初期化手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
本発明の他の画像データ記録装置は、さらに、前記装着時初期化手段の起動に関し有効・無効の切り替えを設定する装着時初期化起動設定手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、記録媒体上に複数のパーティションを作成し、複数種のフォーマットを混在させる場合に、記録媒体を初期化する際の操作性を向上させるインタフェースを提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施例を適用したデジタルカメラの概略構成ブロック図である。
【0018】
100はレンズである。101はレンズ100から入射された映像を電気信号に変換するCCD撮像素子である。102はCCD撮像素子101により得られた信号を所望の画像データに変換する信号処理回路である。
【0019】
103はシステム全体を制御するCPUである。104はCPU103に対して操作コマンドを入力するためのコントローラであり、ユーザがデジタルカメラを操作するための十字キー及び決定ボタン等を具備する。
【0020】
105はメモリである。メモリ105は、ユーザの選択した初期化構成を記録する不揮発性のメモリを具備する。
【0021】
106は着脱可能な記録メディアである。107は記録メディア制御回路であり、記録メディア106との通信プロトコルを制御し、CPU103からの制御で記録メディア106にアクセスし、データの読み書きを行う。
【0022】
108はモニタである。109はOSD(On Screen Display)回路であり、CPU103からの制御でモニタ108に対して文字又は絵を用いたメニュー等を表示する。モニタ108は、コントローラ104と共にユーザインタフェースを提供する。
【0023】
図2は、記録メディア106を初期化する際のCPU103における処理動作を示すフローチャートである。
【0024】
ユーザによるコントローラ104からの操作をCPU103が受けると、CPU103は、記録メディア106の初期化処理を開始し、記録メディア制御回路105を制御して記録メディア106の記録容量を取得する(ステップS201)。
【0025】
次に、ステップS201で取得した記録容量がFAT12又はFAT16のような既存のデジタルカメラと互換性のあるフォーマットで管理できる記録容量であるか否か判定する(ステップS202)。
【0026】
ステップS202において互換フォーマットのみで管理できると判定した場合は、パーティションを1つとし、互換フォーマットのみで初期化する構成をユーザに提示する選択肢の初期値とする(ステップS203)。その際、ユーザに提示する選択肢の名前として、そのまま「FAT16」という名称を用いても良いが、専門用語を避け、「互換フォーマット」のような用途を抽象化した名称を用いてもよい。
【0027】
一方、ステップS202においてFAT12又はFAT16のような既存のデジタルカメラと互換性のあるフォーマットで管理できる記録容量を越えている場合は、メモリ105に保存されている前回の初期化構成情報をもとに前回の初期化構成がパーティション分割をしていたかどうかを判定する(ステップS204)。S204において、初期化を初めて行う場合は前回の初期化構成がメモリ105に保存されていないが、その場合は、例えば、パーティションは分割しないで、大容量に対応できるFAT32のような拡張フォーマットのみでフォーマットする初期化構成を仮の前回の初期化構成として用いて判定を行ってもよい。
【0028】
ステップS204において、前回の初期化構成がパーティション分割をしていたと判断した場合、メモリ105に保存されている前回の初期化構成情報をもとに、最初のパーティションをFAT16で管理できる最大記録容量を確保してFAT16で初期化し、残りのパーティションをFAT32で初期化するというような、互換・拡張混在フォーマットを混在する構成を初期値とする(ステップS205)。
【0029】
また、ステップS204において、前回の初期化構成がパーティションを分割していないと判断した場合、例えばFAT32のような拡張フォーマットで全体を初期化する構成を初期値とする(ステップS206)。
【0030】
S203、S205又はS206を経てユーザに提示する初期化方法の選択肢の初期値が決定した後、その他の選択肢として、領域を自由に分割する選択肢を加え、OSD回路109を制御してモニタ108に初期化方法のメニューを表示する(ステップS207)。
【0031】
メニューの中からユーザが選択した後(ステップS208)、先頭から順に指定された記録容量でパーティションを作成し(ステップS209)、指定された形式でフォーマットする(ステップS210)。その後、設定された最後のパーティションまで処理が終わっているかどうかを判定し(ステップS211)、終わっていない場合はステップS209に戻り、引き続き指定された記録容量でパーティションを作成し、ステップS210でフォーマットするという繰り返し処理を行う。
【0032】
図3は、OSD回路109によりカード操作メニュー301をモニタ108に表示した状態を示す。
【0033】
ユーザがコントローラ104でカード操作メニューボタン等を操作すると、カード操作メニュー301が表示される。ユーザがコントローラ104に備わっている上下キー等で初期化項目302を選択すると、図2のステップS207まで進み、初期化メニューを表示した状態になる。図3は、図2のステップ206を経由した例であり、拡張フォーマット項目303を初期選択状態として、領域・フォーマット指定項目304と併せて2つの選択肢を表示している。
【0034】
また、図3のように項目を選択するメニューにおいては、説明欄305を設け、ユーザが選択している項目の説明を表示することも可能である。ここで、拡張フォーマット項目303を選択すると、全容量を1つの領域として、拡張フォーマットで初期化する。
【0035】
なお、初期化を行う際に、一旦、初期化確認画面に移行し、ユーザに対して再度確認を行うことも考えられる。
【0036】
図4は、領域数及びその容量とフォーマットを指定する画面である。図3において、初期化項目302を選択し、領域・フォーマット指定項目304を選択すると、図4に示す画面に切り替わる。即ち、より詳細な記録メディア初期化方法を指定できるユーザインタフェースが表示される。
【0037】
ここでは、最初に設定容量項目402が選択されている。この状態からコントローラ104でユーザが右方向の操作をすると、容量設定項目404が選択される。この状態で上下方向の操作で数値を増減させることにより、作成するパーティションのサイズ(記録容量)を指定できる。
【0038】
次に、容量設定項目404の位置から左方向の操作で設定容量項目402に戻り、さらに下方向の操作でフォーマット項目403が選択され、この状態から右操作でFAT12を示す項目405に移り、上下操作によりその他の項目406〜項目408を選択できる。
【0039】
また、フォーマット方式を選択する際に、容量設定項目404の値に応じて、設定可能でないものは、図5中の項目405のように、選択できない状態であることを示すように色を変化させて表示することも可能である。また、選択できない状態の項目は、上下操作でその位置を選択できないようにしてもよい。
【0040】
作成しようとするパーティションの記録容量とフォーマット方式を設定した後、同様の方向操作で設定項目409を選択し。決定操作をすると、1つの領域が設定される。残容量を示している欄401に全容量に対して設定されていない残容量を再計算し、表示を変更する。
【0041】
同様の手順で、次のパーティションも記録容量とフォーマット形式を選択し、残容量が無くなるまでは、所望のパーティションの個数分だけ繰り返し設定することができる。各領域の設定が全て終わった段階で、実行項目410を選択し、決定操作をすると、実際に記録メディア106を設定された情報で初期化する。
【0042】
図5は、図3において初期化項目302を選択した場合に表示する選択肢の別の例である。図3において、領域・フォーマット指定項目304の代わりに、互換フォーマット・拡張フォーマット項目501を表示している。互換フォーマット・拡張フォーマット項目501が選択された場合、領域は2分割とし、前半を互換フォーマットで管理可能な最大の領域を作り、残りを全て拡張フォーマットとする。このように、ユーザに対して自由に設定させる代わりに、固定化した初期化構成を選択肢とすることも可能である。
【0043】
図6は、図2においてステップS205を経由した場合に表示する選択肢の別の例である。ここでは、初期選択肢として、互換フォーマット・拡張フォーマット項目601を選択した状態になっており、その他の選択肢としては、拡張フォーマット項目602を提示している。図6においても、図3のように領域・フォーマットを自由に指定できる領域・フォーマット指定項目304を提示する方法を採ることも考えられる。
【0044】
図7は、図2においてステップS203を経由した場合に表示する選択肢の別の例である。ここでは、記録メディア106の記録容量が互換フォーマットのみで管理可能な容量以内であるので、互換フォーマット項目701のみを提示している。ユーザの操作により互換フォーマット項目701が選択されると、初期化処理を行う。
【0045】
図7においても、図3のように領域数とそのフォーマットを自由に指定できるような、領域・フォーマット指定項目304を提示する方法を採ることも考えられる。また、本例では初期化項目302が選択された際に提示する選択肢が1つしか無いので、初期化項目302が選択された際に、互換フォーマット項目701を提示することなく、直接、初期処理を行うことも可能である。
【0046】
図8は、記録メディア106を初期化する際のCPU103における別の処理動作を示すフローチャートである。
【0047】
図2と同様のステップS201でメディアの記録容量を取得した後、過去に初期化した記録媒体の容量、並びに、その記録媒体を初期化した際の領域分割数、各領域の容量及び各領域のフォーマットの構成情報をメモリ105の記録から検索し、過去に初期化したことがある媒体か否か判定する(ステップS801)。
【0048】
ステップS801で過去に初期化した媒体の場合は、その際の領域分割数、各領域の容量及び各領域のフォーマットの構成を、記録媒体初期化処理の初期値として決定する(ステップS802)。
【0049】
また、ステップS801で過去に初期化したことの無い媒体と判定した場合、図2のステップS202と同様の処理で、互換フォーマットで管理できる容量かどうかを判定する。
【0050】
互換フォーマットで管理できる容量以上の場合、初期化しようとしている記録メディア106が既に一度領域分割された初期化をされており、いずれかの領域にファイルが存在するか否かを検知する(ステップS803)。ステップS803で領域分割とファイルの存在を検知した場合、そのままの構成で初期化する選択肢を初期値と決定する(ステップS804)。ステップS803で領域分割とファイルの存在を検知しなかった場合、領域を1つとして拡張フォーマットのみで管理する構成を初期値と決定する(ステップS805)。
【0051】
その後、図2と同様のステップS207で初期化メニューをユーザに提示する。
【0052】
このようなフローで処理することにより、初めて大容量の記録メディアを初期化しようとした場合に、拡張フォーマットを勧めながら、ユーザが一度別の構成で初期化すればそれ以降、その構成を初期値とする初期化メニューを提示することが可能である。
【0053】
なお、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0054】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0055】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の記録メディア、ROM等を用いることができる。
【0056】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0057】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明を適用したデジタルカメラの概略構成を示す図である。
【図2】記録メディアを初期化する際の処理動作を示すフローチャートである。
【図3】カード操作選択画面で、初期化が選択された場合の初期化方法選択画面の一例を示す図である。
【図4】初期化方法の選択画面で領域・フォーマット指定が選ばれた場合の指定画面の一例を示す図である。
【図5】カード操作選択画面で、初期化が選択された場合の初期化方法選択画面の別一例を示す図である。
【図6】カード操作選択画面で、初期化が選択された場合の初期化方法選択画面の別一例を示す図である。
【図7】カード操作選択画面で、初期化が選択された場合の初期化方法選択画面の別一例を示す図である。
【図8】記録メディアを初期化する際の別の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0059】
100 レンズ
101 CCD
102 信号処理回路
103 CPU
104 コントローラ
105 メモリ
106 記録メディア
107 記録メディア制御回路
108 モニタ
109 OSD回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に複数の領域を作成する領域作成手段と、
前記領域を所望の形式でフォーマットするフォーマット手段と、
前記領域の個数及びそれら各領域の記録容量をユーザに指定させる領域作成指定手段と、
前記各領域のフォーマットの種類をユーザに指定させるフォーマット指定手段と、
前記領域作成指定手段と前記フォーマット指定手段とにより指定された、前記領域の個数と各領域の容量とフォーマットの種類からなる初期化構成情報を作成する初期化構成情報作成手段と、
前記初期化構成情報に従って前記記録媒体を初期化する記録媒体初期化手段と、
前記記録媒体初期化手段による初期化処理後に、前記初期化構成情報を保存する初期化構成保存手段と、
次回の記録媒体初期化時に、前記初期化構成情報保存手段に保存した前回の初期化構成情報を初期化方法の選択肢の一つとしてユーザに提示する初期化選択肢提示手段
とを具備することを特徴とする画像データ記録装置。
【請求項2】
前記記録媒体は着脱可能な記録媒体であることを特徴とする請求項1に記載の画像データ記録装置。
【請求項3】
更に、
前記記録媒体の容量を検出する記録媒体容量検出手段と、
前記記録媒体の容量と、前記記録媒体初期化手段による初期化処理時に用いた前記初期化構成情報とを組み合わせて前期初期化構成保存手段に保存する初期化構成情報データベース手段
とを具備し、
次回に前記記録媒体を初期化する際に、前記初期化選択肢提示手段は、前記初期化構成データベース手段から初期化する記録媒体の容量に対応した、前期初期化構成情報を取り出して初期化方法の選択肢の一つとしてユーザに提示することを特徴とする請求項2に記載の画像データ記録装置。
【請求項4】
更に、
前記記録媒体が装着されたことを検知する記録媒体検知手段と、
前記記録媒体が装着された際に、前記初期化構成記憶手段に記憶した前回の初期化構成を初期化方法の候補としてユーザに提示する装着時初期化手段
とを具備することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像データ記録装置。
【請求項5】
更に、前記装着時初期化手段の起動に関し有効・無効の切り替えを設定する装着時初期化起動設定手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の画像データ記録装置
【請求項6】
記録媒体に複数の領域を作成する領域作成手段と、
前記領域を所望の形式でフォーマットするフォーマット手段と、
前記領域の個数及びそれら各領域の記録容量をユーザに指定させる領域作成指定手段と、
前記各領域のフォーマットの種類をユーザに指定させるフォーマット指定手段と、
前記記録媒体の領域数を解析する記録媒体解析手段
とを具備し、領域が複数あった場合は、前記記録媒体の初期化時に、領域を1つとする方法を初期化方法の初期値としてユーザに提示することを特徴とする画像データ記録装置。
【請求項7】
前記記録媒体は着脱可能な記録媒体であることを特徴とする請求項6に記載の画像データ記録装置。
【請求項8】
更に、
前記記録媒体が装着されたことを検知する記録媒体検知手段と、
前記記録媒体が装着された際に、領域を1つとする方法を初期化方法の初期値としてユーザに提示する装着時初期化手段
とを備えることを特徴とする請求項7に記載の画像データ記録装置。
【請求項9】
更に、前記装着時初期化手段の起動に関し有効・無効の切り替えを設定する装着時初期化起動設定手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の画像データ記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−146840(P2006−146840A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−339819(P2004−339819)
【出願日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】