説明

画像プリント注文受付システムおよび画像プリント注文受付方法

【課題】容易に画像プリントの注文を行うことができる画像プリント注文受付技術を提供する。
【解決手段】データ取得部11は、画像プリントに用いる画像データを取得する。通知プリント作成部は、少なくとも画像データの一部のサムネイル画像と、画像プリント注文受付装置にアクセスするためのアクセス情報とを含む通知プリントをプリント媒体にプリントする。通知プリントは人為的にユーザに配送され、画像プリント注文受付部43は、このユーザからのアクセスを受け付けると共に、記画像プリントの注文情報を取得する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像サーバに保管された画像データの画像プリントの注文を受け付ける画像プリント注文受付技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネット等のネットワーク上に設置されたサーバに画像データを登録しておき、特定人または不特定人に画像を閲覧可能にする画像共有サービスが行われている。このようなサービスでは、利用者はネットワークを介してサーバに接続することにより、画像を閲覧することができる。また、付加的なサービスとして、閲覧した画像を画像プリントして郵送するサービスをも行っている業者がある。
【0003】
また、デジタル画像を画像保存手段に保存すると共に、そのデジタル画像をWEBサーバ上に構築された注文ページに掲載し、デジタル画像のサムネイル画像と注文ページのURL(Uniform Resource Locator)を含む電子メールを送信し、注文ページを通じて写真注文(本発明の画像プリントに相当)を受け付ける写真注文受付方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
この特許文献1の技術では、デジタル画像が画像保存手段に保存されており、メールアドレスの登録者に対して画像保存手段に保存されたデジタル画像のサムネイル画像とWEBサーバのURLが記載された電子メールが送信される。その電子メールを受信したユーザがURLに基づいてWEBサーバの注文ページにアクセスすると、注文ページにはデジタル画像が表示され、ユーザはその表示されたデジタル画像を見ながら、写真注文を行うことができる。また、電子メールにデジタル画像を閲覧するためのパスワードを含めることもできるため、特定人に対してのみデジタル画像の閲覧を許可することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003‐6483号公報(段落番号0012,0015,0026,0033)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の画像共有サービスを利用するためには、URL等のサーバを特定する情報が必要である。また、特定人のみに閲覧を許可するサービスでは、認証用のIDやパスワードが必要となる。そのため、利用者にこれらの情報を通知しなければならない。
【0007】
また、特許文献1の技術では、URLや認証用パスワードが電子メールにより通知されるため、上記の画像共有サービスの問題点を解決することができる。そのため、電子メールを受け取ることができるユーザには有用である。しかし、情報を通知する媒体が電子メールであるため、電子メールを利用できる環境を有する顧客だけしかこの方法の利点を享受することができない。また、電子メールは盗聴や改ざんの危険性が伴っているため、パスワードの通知には、注意が必要である。
【0008】
本発明の目的は、このような課題に鑑み、容易に画像プリントの注文受付を行うことができる画像プリント注文受付技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、本発明の画像プリント注文受付システムは、画像プリントの注文を受け付ける画像プリント注文受付装置を備えた画像プリント注文受付システムであって、前記画像プリントに用いる画像データを取得するデータ取得部と、少なくとも前記画像データの一部のサムネイル画像と、前記画像プリント注文受付装置にアクセスするためのアクセス情報とを含む通知プリントをプリント媒体にプリントする通知プリント作成部と、を備え、前記画像プリント受付装置は、人為的に配送された前記通知プリントを受け取った前記ユーザからのアクセスを受け付けると共に、前記画像プリントの注文情報を取得する画像プリント注文受付部を備えている。
【0010】
この構成では、データ取得部により画像プリントに使用する画像データが取得される。また、通知プリント作成部では、通知プリントと呼ばれるプリントが作成される。本発明における通知プリントとは、データ取得部により取得された画像データの少なくとも一部のサムネイル画像と画像プリント注文受付装置にアクセスするためのアクセス情報とがプリントされたものである。この通知プリントは、画像プリントを行うであろうユーザに郵送等人為的に配送される。通知プリントを受け取ったユーザは、通知プリントに含まれているサムネイル画像を見ることにより、その画像の画像プリントを希望する場合には、アクセス情報を用いて画像プリント注文受付装置にアクセスすることができる。さらに、画像プリント注文受付装置は、このユーザからのアクセスを受け付けると共に、画像プリントの注文を取得する。
【0011】
このように、この構成ではサムネイル画像とアクセス情報とがプリントされた通知プリントを情報伝達媒体として用いているため、インターネットにアクセスできないユーザにも画像プリントの注文の機会を与えることができる。
【0012】
本発明の画像プリント注文受付システムの好適な実施形態の一つでは、前記プリント媒体は、圧着はがきである。圧着はがきとは、折り畳むと通常のはがきのサイズとなり、折り畳んだ内面を剥離可能に接着して郵送するはがきである。この圧着はがきの接着には特別な設備が必要であるため、一度接着面を剥離すると再接着が困難となる特徴がある。そのため、この構成では、接着面である内面にサムネイル画像をプリントすることにより、プライバシーを保護することができる。また、内面にアクセス情報をプリントすることにより、盗み見を防止し、画像プリント注文受付装置に不特定人がアクセスすることを防止することができる。このような場合には、アクセス情報としてユーザIDやパスワードをプリントしても、盗み見られる心配がないため好適である。
【0013】
通知プリントをプリントするプリント媒体が通常のはがきや圧着はがきの場合には、プリント媒体にユーザの送付先の情報すなわち住所を記載することができる。このような場合には、住所録データ等に基づき自動的に住所を記入する構成とすると、労力低減や記入間違いの防止の観点からも望ましい。そのため、本発明の画像プリント注文受付システムの好適な実施形態の一つでは、前記データ取得部は、さらに前記画像データに係る画像プリントの注文を行うユーザの送付先の情報を含むユーザ情報を取得し、前記通知プリント作成部は、前記ユーザの送付先の情報をプリントする。なお、当然ながら、この構成は、通知プリントを封書により送付する等、通知プリントをプリントするプリント媒体と住所をプリントするプリント媒体とが異なる場合にも利用可能である。
【0014】
本発明の画像プリント注文受付システムの好適な実施形態の一つでは、前記注文情報と前記画像データとに基づき、前記画像プリントを作成する画像プリント部を備えている。この構成では、データ取得部により取得された画像データと画像プリント注文受付部により取得された注文情報とに基づき、画像プリントを作成することができるため、労力を削減することができる。
【0015】
本発明の画像プリント注文受付システムの技術的特徴は、同様の画像プリント注文受付方法にも適用することができる。例えば、WEBページを介して画像プリントの注文を受け付ける画像プリント注文受付方法であって、前記画像プリントに用いる画像データを取得するデータ取得ステップと、少なくとも前記画像データの一部のサムネイル画像と、前記WEBページにアクセスするためのアクセス情報とを含む通知プリントをプリント媒体にプリントする通知プリント作成ステップと、前記WEBページを介して、人為的に配送された前記通知プリントを受け取った前記ユーザからのアクセスを受け付けると共に、前記画像プリントの注文情報を取得する画像プリント注文受付ステップと、を備えた画像プリント注文受付方法に用いることができる。当然ながら、このような画像プリント注文受付方法にも、上述した画像プリント注文受付システムの付加的特徴を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の画像プリント注文受付システムのシステム構成図である。
【図2】本発明の画像プリント注文受付システムの機能ブロック図である。
【図3】本発明における通知プリントの例である。
【図4】本発明における通知プリントの例である。
【図5】本発明における通知プリント生成の処理の流れを表すフローチャートである。
【図6】本発明におけるインデックスプリントデータを生成するためのテンプレートの例である。
【図7】本発明における画像プリント注文の処理の流れを表すフローチャートである。
【図8】本発明における画像プリント注文時のサムネイル画像表示画面の例である。
【図9】本発明における画像プリント注文時の画像プリント注文入力画面の例である。
【図10】本発明における画像注文受付システム全体の処理の流れを表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および2は、本発明における画像プリント注文受付システムのシステム構成および機能ブロックを表す図である。図から明らかなように、本実施形態の画像プリント注文受付システムは、画像プリントに用いる画像データ等を受け付ける受付装置A、受付装置Aにより受け付けられた画像データ等を記録管理する情報管理サーバB、画像プリント等を行うプリンタPを制御するプリント制御装置C、画像プリントの注文受付処理を行う画像プリント注文受付サーバSを備えている。なお、画像プリント注文受付サーバSは、本発明の画像プリント注文受付装置として機能する。
【0018】
本実施形態では、受付装置A、情報管理サーバB、プリント制御装置Cおよび画像プリント注文受付サーバSは画像プリント業者の店舗に備えられており、各々はLAN(Local Area Network)等により構成されるローカルネットワークLにより接続されている。また、画像プリント注文受付サーバSは、インターネット等の広域ネットワークNに接続されている。このとき、少なくとも情報管理サーバBは、広域ネットワークNから直接アクセスできないように、ファイアウォール等により保護することが望ましい。
【0019】
なお、受付装置A、情報管理サーバB、プリント制御装置Cおよび画像プリント注文受付サーバSは汎用コンピュータにより構成されており、後述する各機能部はソフトウェアまたはハードウェアもしくはその両方により構築されている。
【0020】
〔受付装置〕
受付装置Aは、画像データの所有者から画像プリントのためのデータであるデジタル画像データ(以下、画像データと称する)を受け付けると共に、画像プリントの注文を受け付ける旨の情報を通知するユーザ(以下、通知ユーザと称する)に関する情報を受け付ける機能を有するものである。そのため、受付装置Aは、画像データの所有者から画像データおよび通知ユーザに関する情報(以下、通知ユーザ情報と称する)を取得するデータ取得部11を備えている。
【0021】
データ取得部11は、上述のように画像データの所有者から画像データを受け付ける機能を有している。そのため、受付装置Aは、フィルムから画像データを生成するためのフィルムスキャナ1、CD−R等のディスク型記録媒体からデータを読み取るためのディスクドライブ2、フラッシュメモリ等による構成される半導体型の記録媒体からデータを読み取るためのメディアドライブ3を備えている。データ取得部11は、これらを介して画像データ等を取得する。
【0022】
また、データ取得部11は、画像データと共に通知ユーザ情報を取得する。通知ユーザとは、上述したように画像プリントの注文を受け付ける旨の通知を発送する先のユーザである。例えば、画像データが結婚式や同窓会の写真である場合には、その参加者が通知ユーザとなる。通知ユーザ情報としては、少なくともユーザの氏名、住所が必要となる。画像データの所有者は、半導体型記録媒体やCD−Rに記録した通知ユーザ情報をデータ取得部11を介して入力する。また、キーボード(図示せず)を用いて、直接データ取得部11に入力しても構わない。
【0023】
なお、データ取得部11は、上述のデータの取得に先立ち所有者の認証を行い、その所有者の識別情報(以下、所有者IDと称する)を特定する。このとき、所有者IDを持っていない場合には、新たに所有者IDが発行される。データ取得部11は、取得した画像データおよび通知ユーザ情報を所有者IDと共に情報管理サーバBに送信する。
【0024】
〔情報管理サーバ〕
情報管理サーバBは、受付装置Aから取得した画像データをハードディスク等の不揮発性記録媒体からなるデータ記録部HDに記録管理する画像データ管理部21、受付装置Aから取得した通知ユーザ情報をデータ記録部HDに記録管理する通知ユーザ情報管理部22を備えている。
【0025】
画像データ管理部21は、受付装置Aのデータ取得部11により取得された画像データをデータ記録部HDに記録する。また、上述のように、データ取得部11からは画像データと共に所有者IDを取得しているため、画像データ管理部21は、画像データと所有者IDとを関連付けて管理する。これにより、所有者IDをキーとしてその所有者IDを持つ所有者の画像データを検索することができる。なお、画像データ管理部21は管理の便宜上、各画像データに対して識別情報(以下、画像データIDと称する)付与して、管理している。
【0026】
同様に、通知ユーザ情報管理部22も受付装置Aのデータ取得部11により取得された通知ユーザ情報を画像記録部HDに記録すると共に、それらの通知ユーザ情報を検索可能に管理している。また、通知ユーザ情報管理部22は、データ取得部11から通知ユーザ情報を取得すると、各々の通知ユーザに対して識別子(以下、通知ユーザIDと称する)を割り当て、各々の通知ユーザ情報と所有者IDと通知ユーザ情報とを関連付けて管理する。これにより、通知ユーザIDをキーとして所有者IDを検索したり、所有者IDをキーとして通知ユーザ情報を検索したりすることができる。
【0027】
このようにして、画像データおよび通知ユーザ情報の記録が完了すると、その旨およびこれらのデータに係る所有者IDが情報管理サーバBからプリント制御装置Cに通知される。
【0028】
〔プリント制御装置〕
プリント制御装置Cは、受付装置Aのデータ取得部11により取得された通知ユーザに対して発送する通知プリント(詳細は後述)の元データとなる通知プリントデータを生成する通知プリントデータ生成部31、後述の受付処理により受け付けた画像プリントのための各種画像処理等を行う画像プリント処理部32を備えている。
【0029】
通知プリントデータ生成部31は、通知プリントデータを生成する。図3および4に、本実施形態における通知プリントの例を示す。図から明らかなように、通知プリント50には、情報管理サーバBに記録されている画像データの少なくとも一部の画像データのサムネイル画像51と後述する画像プリント注文受付サーバSのアクセス先を示す情報等からならアクセス情報52がプリントされた紙等のプリント媒体である。なお、本発明におけるサムネイル画像とは、単に画像データを示す画像を意味している。したがって、縮小画像だけでなく、等倍または拡大画像であってもよく、また画像数も単数または複数であって構わない。また、図に示すように、アクセス情報52には画像プリント注文受付サーバSの認証に用いるユーザID52a、パスワード52bを含めることもできる。これにより、不特定のユーザが画像プリント注文受付サーバSにアクセスすることを防止することができる。この場合には、通知ユーザ情報管理部22は、通知ユーザ情報としてこのユーザIDおよびパスワードを生成し、記録しておく。このユーザIDやパスワードは、各々の通知ユーザ毎に異なるものを用いても構わないし、一の所有者IDに関連付けられた通知ユーザに対しては同一のものを用いても構わない。
【0030】
また、図4に示す通知プリント50には、図3の通知プリントよりも多くのサムネイル画像51を含めている。このような通知プリントは、インターネットに接続する環境を持たない人や携帯電話等の小さな画面しか持たない機器によりインターネットに接続している人に宛てる場合に適している。このような通知プリント50を見れば、インターネットに接続することなく画像プリントの対象となっている画像を認知することができる。また、各サムネイル画像51にはその画像データの画像データIDが記載されているため、画像プリントの注文時に画像プリントを希望する画像データの画像IDを用いることができる。そのため、DPEショップに画像プリントの注文の代行を依頼する際や携帯電話等の小画面の機器からの注文でも、ストレスなく画像プリントの注文を行うことができる。また、携帯電話からのアクセスを容易にするために、図4の通知プリントのアクセス情報52には、プリント注文受付サーバSのURLを表す2次元バーコードをプリントしている。
【0031】
以下に、図5のフローチャートを用いて通知プリントの作成処理の流れを説明する。まず、受付装置Aで受け付けた各種データの記録が完了した旨および所有者IDが情報管理サーバBからプリント制御装置Cに通知される(#01)。これに対して、プリント制御装置Cの通知プリントデータ生成部31は、通知プリントを生成するために所有者IDに関連付けられた通知ユーザ情報を取得する(#02)。具体的には、通知プリントデータ生成部31は、通知ユーザ情報管理部22に対して、取得した所有者IDに関連付けられた通知ユーザ情報を要求する。通知ユーザ情報管理部22は、上述したように各通知ユーザ情報を所有者IDと関連付けて記憶しているため、所有者IDをキーとして、その所有者IDに関連付けられた通知ユーザ情報を取得することができる。このようにして取得された通知ユーザ情報は、通知ユーザ情報管理部22から通知プリントデータ生成部31に返される。
【0032】
また、通知プリントデータ生成部31は、画像データ管理部21から取得した所有者IDに関連付けられた画像データを取得する(#03)。具体的には、通知プリントデータ生成部31は、画像データ管理部21に対して、取得した所有者IDに関連付けられた画像データを要求する。画像データ管理部21は、上述したように各画像データを所有者IDと関連付けて記憶しているため、所有者IDをキーとして、その所有者IDに関連付けられた画像データを取得することができる。このようにして取得された画像データは、画像データ管理部21から通知プリントデータ生成部31に返される。なお、このとき画像データ管理部21はデータ記録部HDに記録されている画像データを返すのではなく、その画像データの縮小画像のデータを返しても構わない。
【0033】
一般的には、一の所有者IDに関連付けられた画像データは複数あり、通知プリントに入れることができる画像には限りがある。そのため、通知プリントデータ生成部31から画像データ管理部21に対して画像データの要求が送られる際に、必要な画像数を通知し、画像データ管理部21は必要な画像数の画像データのみを返す構成としても構わない。
【0034】
また、受付装置Aにおいて画像データを受け付ける際に、通知プリントに入れるべき画像データを指定しておき、画像データ管理部21はその指定された画像データを返す構成としても構わない。この構成では、画像データの所有者が通知プリントに入れたいと希望する画像が通知プリントにプリントすることができるため好適である。このとき、通知プリントのレイアウトを指定し、各画像の配置をも指定できるよう構成することもできる。
【0035】
上述の処理により、画像データと通知ユーザ情報とを取得した通知プリントデータ生成部31は、通知ユーザ情報管理部22から取得した通知ユーザ情報から一の通知ユーザ情報を選択する(#04)。
【0036】
通知プリントデータ生成部31は、選択した通知ユーザの通知ユーザ情報に含まれる氏名および住所をラスタライズした画像データを宛先プリントデータとして生成する(#05)。すなわち、宛名プリントデータは通知プリントを郵送する際の宛先を示すデータである。
【0037】
また、通知プリントデータ生成部31は、上述の処理により取得した画像データに基づきインデックスプリントデータを生成する(#06)。インデックスプリントデータとは、図3,4に示した通知プリントをプリントするための画像データである。本実施形態では、所定または受付装置Aにおいて画像データの所有者が選択した画像テンプレートをベースとして、インデックスプリントデータを生成している。図6に示すように、本実施形態におけるテンプレート60は、複数のサムネイル画像領域61、画像プリント注文受付サーバSのURL等を表示するためのアクセス情報領域62を有している。また、アクセス情報領域62には、画像プリント注文受付サーバSにおける認証に用いるユーザID,パスワードを表示するためのユーザID領域62a,パスワード領域62bが含まれている。
【0038】
通知プリントデータ生成部31は、取得した画像データがサムネイル画像領域61に収まる大きさに縮小処理すると共に、一のサムネイル画像領域に縮小処理された一の画像データを合成する。また、画像プリント注文受付サーバSのURL,例えば“http://www.abc.com/”をラスタライズし、アクセス情報領域61に合成する。さらに、ユーザID,パスワードをラスタライズし、それぞれをユーザID領域62a,パスワード領域62bに合成する。
【0039】
このようにして生成された宛名プリントデータおよびインデックスプリントデータは、プリンタPに送られ、紙等のプリント媒体に通知プリントとしてプリントされる(#07)。これにより、例えば図3の通知プリントが作成される。このように、通知プリントデータ生成部31とプリンタPとにより、本発明の通知プリント作成部として機能する。
【0040】
通知プリントデータ生成部31は、未処理の通知ユーザデータの有無をチェックし(#08)、未処理の通知ユーザが存在する場合には、#04の処理に移行し、上述の処理を実行する。
【0041】
本実施形態では、プリント媒体としていわゆる圧着はがきを使用する。圧着ハガキとは、折り畳むとはがきサイズになる大きさの紙媒体であり、折り畳み時に内側になる面(以下、内面と称する)を剥離可能に接着したものである。この圧着はがきの内面にインデックスプリントデータをプリントすれば、インデックスプリントデータにユーザIDやパスワードが含まれていたとしても、折り畳んで接着することにより、これらの情報を秘匿することができる。また、圧着はがきは一度圧着面を剥離すると再接着が困難なため、内容の改ざんやユーザID,パスワードの漏洩を防ぐことができる。
【0042】
本実施形態では、はがき2枚分のサイズすなわち往復はがきサイズの圧着はがきを用いている。そのため、プリンタPは圧着はがきの内面となる面にインデックスプリントデータをプリントし、他方の面に宛先プリントデータをプリントする。プリントされた圧着はがきは、図示しない装置または人為的にインデックスプリントデータがプリントされた面が内側になるよう折り畳まれ、接着される。なお、圧着はがきのサイズは、はがき2枚分のサイズに限定されるものでなく、はがき3枚分等、折り畳むことによりはがきのサイズとなるサイズであれば構わない。
【0043】
上述の処理により作成された圧着はがきからなる通知プリントは、上述したように通常のはがきサイズであるため、通常のはがきの郵送料金で郵送することができる。
【0044】
上述のような通知プリントを受け取った通知ユーザは、圧着はがきの接着面を剥離することにより、インデックスプリントデータがプリントされた内面を見ることができる。この圧着はがきの内面は接着処理の過程で光沢を有するものとなっているため、通知プリントそのものも画像プリントとして有用である。
【0045】
さらに、通知ユーザが画像プリントの注文を希望する場合には、汎用コンピュータからなる端末Tから画像プリント注文受付サーバSにアクセスして、画像プリントを注文することができる。この端末Tとしては、通知ユーザ自信が所有するコンピュータやDPEショップが画像プリント注文のために店舗に設置するコンピュータ等を用いることができる。
〔画像プリント注文受付サーバ〕
【0046】
図2に示すように、画像プリント注文受付サーバSは、アクセスしたユーザを認証するユーザ認証部41、画像データの表示を行う画像データ表示部42、ユーザからの画像プリントの注文を受け付ける画像プリント注文受付部43を備えている。本実施形態では、画像プリント注文受付サーバSは、WEBサーバとして構築されており、各機能部はCGI(Common Gateway Interface)により実現されている。
【0047】
図7は、画像プリント注文処理の流れを表すフローチャートである。まず、通知プリントを受け取った通知ユーザ(以下、注文ユーザと称する)は、WEBブラウザを用いて、通知プリントに記載されているURLにアクセスする(#11)。画像プリント注文受付サーバSのユーザ認証部41は、注文ユーザからのアクセス要求を受けると、認証のためのユーザIDとパスワードを要求する。これに対して、注文ユーザは通知プリントに記載されているユーザIDおよびパスワードを入力する(#12)。
【0048】
ユーザIDおよびパスワードの入力を受け付けたユーザ認証部41は、注文ユーザから取得したユーザIDおよびパスワードが正当であるか否かを検証する(#13)。具体的には、取得したユーザIDおよびパスワードを情報管理サーバBの通知ユーザ情報管理部22に送信し、通知ユーザ情報管理部22は、このユーザIDに対応する通知ユーザIDが登録されているか否か、登録されている場合には、その通知ユーザIDに対応するパスワードが取得したパスワードと一致するか否かの検証結果を返送する。これにより、ユーザIDおよびパスワードが正当であると判定された場合(#13のYes分岐)には、その旨がユーザIDと共に画像データ表示部42に通知される。一方、ユーザIDおよびパスワードの少なくとも一方が不正であると判定された場合(#13のNo分岐)には、ユーザ認証部41はセッションを切断し、終了する。なお、この場合、再度ユーザIDおよびパスワードの入力を促す構成としても構わない。
【0049】
ユーザ認証部41から認証が成功した旨とユーザIDを受け取った画像データ表示部42は、このユーザIDを持つ通知ユーザに表示すべき画像データを取得し、それらをサムネイル画像表示画面として端末Tに接続されたディスプレイ(図示せず)に表示させる(#14)。具体的には、以下の処理が行われる。
【0050】
画像データ表示部42は、情報管理サーバBの通知ユーザ情報管理部22に対して取得したユーザIDに対応する所有者IDを要求する。上述したように、通知ユーザ情報管理部22では、通知ユーザIDと所有者IDとは関連付けて記録管理されているため、通知ユーザIDをキーとして関連する所有者IDを検索することができる。このようにして検索された所有者IDは通知ユーザ情報管理部22から画像データ表示部42に通知される。
【0051】
所有者IDを受け取った画像データ表示部42は、情報管理サーバBの画像データ管理部21に対して、通知ユーザ情報管理部22から取得した所有者ID送信し、その所有者IDに関連付けられている画像データを要求する。上述したように、画像データ管理部21は画像データと所有者IDとを関連付けて記憶管理しているため、所有者IDをキーとしてその所有者IDに関連付けられている画像データを検索することができる。このようにして検索された画像データは画像データ表示部42に返送される。
【0052】
画像データ管理部22から画像データを取得した画像データ表示部42は、所定のフォーマットでその画像データのサムネイル画像を並べたHTMLファイルを生成し、端末Tのブラウザに送信する。端末Tのブラウザは、取得したHTMLファイルに基づきサムネイル画像を表示する。
【0053】
図8は、このようにして生成されたサムネイル画像表示画面70である。本実施形態におけるサムネイル画像表示画面70には、複数の画像データのサムネイル画像を表示するサムネイル画像領域71、画像プリントを希望することを明示する画像プリントチェックボックス72が備えられている。この画像プリントチェックボックス72は、サムネイル画像毎に設けられている。注文ユーザは、端末Tに接続されているマウス等のポインティングデバイス(図示せず)を操作し、画像プリントを希望する画像データのサムネイル画像に対応する画像プリントチェックボックスにチェックを入れる(#15)。なお、画像データ管理部21から取得した画像データが多く、一のサムネイル画像表示画面に全ての画像データが表示できない場合には、複数のサムネイル画像表示画面70に表示する。そのため、サムネイル画像表示画面70には、前後のサムネイル表示画面に移動するための前ページボタン73および次ページボタン74が備えられている。
【0054】
このようにして注文ユーザが画像プリントを希望する画像データを選択し、サムネイル画像表示画面70の選択終了ボタン75を押下すると、選択された画像データの画像データIDと注文ユーザのユーザIDとを画像プリント注文受付部43に通知する。
【0055】
通知を受理した画像プリント注文受付部43は、画像プリントの注文内容の入力を要求するページを端末Tのディスプレイに表示するために、画像プリント注文入力画面のためのHTMLファイルを端末Tのブラウザに送信する。本実施形態ででは、画像プリントの注文内容とは、各画像データに対する画像プリントのサイズ、枚数である。そのため、本実施形態における画像プリント注文入力画面80は、図9に示すように、サムネイル画像表示画面70を通じて選択された画像データのサムネイル画像を表示するサムネイル画像領域81、各々の画像データに対する画像プリントのサイズおよび枚数を入力する画像プリントサイズ入力ボックス82および画像プリント枚数入力ボックス83を備えている。画像プリントサイズ入力ボックス82および画像プリント枚数入力ボックス83は、プルダウンメニューにより構成すると好適である。なお、画像プリント注文入力画面80に各画像データの色調等の補正値を入力可能にする機能を備えても構わない。この場合には、周知のプレジャッジプリントの技術を用いることにより、この機能を実現することができる。また、画像データの色調等の補正値を入力する際には、ユーザにより選択操作されたサムネイル画像を拡大表示しても構わない。さらに、補正値が入力される都度、その補正値により補正された画像データを表示すると好適である。
【0056】
画像プリント注文入力画面80に含められるサムネイル画像表示領域81の数は限られているため(図の例では6)、サムネイル画像表示画面70と同様に画像プリント注文入力画面80にも、前後の画像プリント注文入力画面に移動するための前ページボタン85および次ページボタン86が備えられている。
【0057】
また、画像プリント注文入力画面80には、注文ユーザの氏名、住所を入力する注文ユーザ情報入力ボックス84が備えられている。注文ユーザ情報入力ボックス84に入力される氏名および住所は、画像プリントの注文者を明確にすると共に、注文ユーザが出来上がった画像プリントの配送を希望する場合の宛先情報として用いられる。このとき、画像プリント注文受付部43は、情報管理サーバBの通知ユーザ情報管理部22から認証時に取得したユーザIDに対応する通知ユーザの氏名、住所を取得し、それらを注文ユーザ情報入力ボックス84の初期値として用いれば、注文ユーザが情報を入力する手間を省くことができる。このとき、注文ユーザは、氏名、住所等を変更したければ、キーボード等を操作して変更することができる。
【0058】
注文ユーザは、上述の画像プリント注文入力画面80を通じて注文情報を入力する(#16)。その後、注文ユーザは端末Tに接続されているマウス等を用いて画像プリント注文入力画面80の注文確定ボタン87を押下する。このとき、画像プリントする画像データの画像データID、各画像データのプリントサイズおよびプリント枚数、注文ユーザの氏名および住所等がオーダ情報として、画像プリント注文受付部43からプリント制御装置Cの画像プリント処理部32に送信される。これにより、画像プリント注文入力が完了する。
【0059】
オーダ情報を取得した画像プリント処理部32は、オーダ情報に従い画像プリントのための画像プリントデータを生成し、その画像プリントデータをプリントPにプリントさせる。具体的には、画像プリント処理部32は、オーダ情報に含まれる画像データIDに対応する画像データを情報管理サーバBの画像データ管理部21から取得し、公知の方法により画像プリントデータを生成する。このとき、オーダ情報に色調補正等の補正値が含まれている場合には、その補正値を反映した画像プリントデータを生成する。
【0060】
このようにして生成された画像プリントデータは、プリンタPによりプリントされ、オーダ情報に含まれる注文ユーザの住所に郵送される。
【0061】
図10は、本発明の画像注文受付システム全体の処理の流れを表すフローチャートである。本説明では、結婚式や同窓会等の会合(以下、会合と総称する)の参加者(以下、参加者と称する)各々が画像データの所有者であるとして説明する。まず、参加者は会合においてデジタルカメラ等により画像を撮影する(#21)。
【0062】
参加者は自身が撮影した画像の画像データを画像プリントの注文対象とするために、受付装置Aから画像データの受け付け処理を行う(#22)。このとき、一の会合の参加者に対しては同一の所有者IDを用いると画像注文の際に都合がよい。そのため、参加者のうち最初の受付処理を行う者または会合の幹事や代行会社等が所有者IDの発行を受け、他の参加者はその所有者IDにより受付処理を行うことが望ましい。このとき、同時に会合の参加者の氏名、住所等を通知ユーザ情報として受付処理を行う。
【0063】
受付装置Aにより受け付けられた画像データおよび通知ユーザ情報は、情報管理サーバBにより記録管理される(#23)。同時に、通知ユーザ情報に基づきプリント制御装置CおよびプリンタPにより通知プリントが作成され(#24)、作成された通知プリントは各通知ユーザに郵送される(#25)。
【0064】
一方、通知プリントを受け取った通知ユーザは、通知プリントの接着面を剥離することにより、圧着はがきの内面にプリントされているインデックスプリントを見ることができる。このインデックスプリントを見て画像プリントを希望する場合には、通知ユーザは広域ネットワークNに接続されている端末Tから、通知プリントに記載されている画像プリント注文受付サーバSのURLを用いて、画像プリント注文受付サーバSにアクセスを行う。画像プリント注文受付サーバSにアクセスした通知ユーザは、上述の注文処理を行う(#26)。
【0065】
注文内容はオーダ情報として画像プリント注文受付サーバSからプリント制御装置Cに送られ、画像プリント処理部32が上述の処理を行った後、プリンタPによりプリントされる(#27)。
【0066】
このようにして作成された画像プリントは、オーダ情報に含まれる注文ユーザの住所に郵送される(#28)。
【0067】
〔別実施形態〕
(1)上述の実施形態では、記録媒体やフィルム等を介して受付装置Aから画像データを受け付ける構成としたが、受付装置Aをインターネット上に公開し、インターネットを介して画像データを受付装置にアップロードする構成としても構わない。
【0068】
(2)上述の実施形態では、各機能部は別体の装置に備えられる構成としたが、さらに別体の装置に備える構成や一の装置に備える構成とする等、各機能部の配置は各装置の負荷やネットワーク負荷等を考慮して適宜変更することができる。
【0069】
(3)上述の実施形態では、通知プリントに含まれるサムネイル画像の数は固定的で合ったが、可変としても構わない。例えば、通知ユーザの属性に基づきサムネイル画像の数を変更することができる。この場合には、通知ユーザ情報にインターネットへのアクセスの可否を含めておき、インターネットへのアクセスができない通知ユーザへの通知プリントのサムネイル画像を多くし、インターネットへのアクセスが可能な通知ユーザへの通知プリントのサムネイル画像を少なくする。なお、インターネットへのアクセスができない通知ユーザへの通知プリントには、サムネイル画像と共にその画像データの画像データIDを表示することが望ましい。これにより、通知プリントを受け取った通知ユーザは、通知プリントのサムネイル画像に基づき、画像プリントを注文する画像データを選別することができる。DPEショップは、このような通知ユーザから選別した画像データIDによる画像プリントの受付を行うサービスを行うために、画像プリント注文受付サーバSにアクセス可能な端末Tを設置することが望ましい。
【0070】
(4)上述の実施形態では、通知プリントを圧着はがきにプリントしたがプリント媒体はこれに限定されるものではない。例えば、インデックスプリントデータは通常のプリント紙にプリントし、宛先プリントデータは通常の封筒に印刷し、通知プリントを封書として作成することもできる。当然ながら、本発明の目的を達する限りにおいて、プリント媒体を変更しても構わない。
【0071】
(5)上述の実施形態では、一のプリント制御装置Cを用いたが、複数の画像プリント業者を広域ネットワークにより接続し、各々の画像プリント業者にプリント制御装置Cおよびプリンタを設置する構成とすることもできる。この場合には、注文ユーザは画像プリントの注文時に画像プリントを作成する画像プリント業者を選択することができる。例えば、注文ユーザは、好みに合った画質の画像プリントを作成することができる画像プリント業者を選択したり、自宅や勤務先の近隣の画像プリント業者を選択したりすることができる。さらに、他の受付装置A、情報管理サーバB、プリンタPも各画像プリント業者に設置しても構わない。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明は、画像データの画像プリントの注文受付に利用することができる。
【符号の説明】
【0073】
A:受付装置
11:データ取得部
B:情報管理サーバ
21:画像データ管理部
22:通知ユーザ情報管理部
C:プリント制御装置
31:通知プリントデータ生成部
32:画像プリント処理部
P:プリンタ
S:画像プリント注文受付サーバ
41:ユーザ認証部
42:画像データ表示部
43:画像プリント注文受付部
T:端末
50:通知プリント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像プリントの注文を受け付ける画像プリント注文受付装置を備えた画像プリント注文受付システムであって、
前記画像プリントに用いる画像データを取得するデータ取得部と、
少なくとも前記画像データの一部のサムネイル画像と、前記画像プリント注文受付装置にアクセスするためのアクセス情報とを含む通知プリントをプリント媒体にプリントする通知プリント作成部と、を備え、
前記画像プリント受付装置は、人為的に配送された前記通知プリントを受け取った前記ユーザからのアクセスを受け付けると共に、前記画像プリントの注文情報を取得する画像プリント注文受付部を備えたことを特徴とする画像プリント注文受付システム。
【請求項2】
前記プリント媒体は、圧着はがきであることを特徴とする請求項1記載の画像プリント注文受付システム。
【請求項3】
前記アクセス情報には、ユーザIDとパスワードが含まれていることを特徴とする請求項1または2記載の画像プリント注文受付システム。
【請求項4】
前記データ取得部は、さらに前記画像データに係る画像プリントの注文を行うユーザの送付先の情報を含むユーザ情報を取得し、
前記通知プリント作成部は、前記ユーザの送付先の情報をプリントすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像プリント注文受付システム。
【請求項5】
前記注文情報と前記画像データとに基づき、前記画像プリントを作成する画像プリント部を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像プリント注文受付システム。
【請求項6】
WEBページを介して画像プリントの注文を受け付ける画像プリント注文受付方法であって、
前記画像プリントに用いる画像データを取得するデータ取得ステップと、
少なくとも前記画像データの一部のサムネイル画像と、前記WEBページにアクセスするためのアクセス情報とを含む通知プリントをプリント媒体にプリントする通知プリント作成ステップと、
前記WEBページを介して、人為的に配送された前記通知プリントを受け取った前記ユーザからのアクセスを受け付けると共に、前記画像プリントの注文情報を取得する画像プリント注文受付ステップと、を備えたことを特徴とする画像プリント注文受付方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2010−224444(P2010−224444A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−74254(P2009−74254)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(000135313)ノーリツ鋼機株式会社 (1,824)
【Fターム(参考)】