説明

画像入力システム

【課題】使用者の望むイメージデータが得られなかった場合に、先回設定した読取条件から類推して設定することを容易に実現させ、かつコストを抑え、読取条件を保存する記憶装置の容量を少なくする。
【解決手段】ネットワーク20上に、原稿を読み取ってイメージデータ16を入力する画像入力装置100と、一つまたは複数の端末装置210と、を相互通信可能に接続した画像入力システムであって、画像入力装置100は、読み取ったイメージデータ16を端末装置210に送信する際、同時に当該イメージデータ16を作成した際の読取条件設定データを送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LANなどのネットワーク上に、イメージスキャナ、複写機、複合機などと、およびパーソナルコンピュータなどの端末装置とを相互通信可能に接続した画像入力システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、イメージスキャナなどにおいて、読取動作が完了する毎、その際に設定した読取条件を書換可能な不揮発性メモリに記憶させることで、再読取が必要な場合に前回と同じ読取条件を呼び出すことを可能とする技術が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。それによりユーザーが改めて設定し直す手間を省いている。イメージスキャナに代表される画像入力装置において、LANなどのネットワークI/Fを備えたものは、読み取ったイメージデータをネットワークを通じて送信することができる。このような画像入力装置はPC等の端末に直接接続しなくともネットワーク上に接続されていればよいことから、単体で画像入力装置の機能を満足することができる。そのため、複数人数で共有できる機器として使われることが多い。
【0003】
しかし、複数人数で共有できることから必ずしも全ての使用者の近くにイメージスキャナが置かれるとは限らない。使用者によっては、離れた位置に画像入力装置が設置されることもあり、不便となることもある。そのような場合、原稿を一回読み取ることで、望みのイメージデータを作成できれば良いが、設定の種類が原稿の種類に合っていなかったり、設定を間違えた場合などで所望とするイメージデータを得られない場合は再度読み取りをしなければならない。その場合は、再度画像入力装置に向かい、先回の設定とは異なる設定に変更して読取を実施する。読取条件の設定が単純なものであったり、読み取り直後であれば設定内容を覚えていることが多く、先回のイメージデータの結果から類推することで望むイメージデータを得られる読取条件を再設定することが可能である。しかし、読取条件が複雑な設定であったり、読み取り後にしばらく時間が経過した場合などは、先回設定した読取条件の設定を覚えていることは難しいため、所望とするイメージデータを得るための読取条件を先回設定した読取条件から類推して設定することは難しい。最悪の場合、再び先回と同じ読取条件を設定し、時間を浪費してしまう可能性もある。それを防ぐため、たとえば、画像入力装置に読取ったイメージデータを表示できるディスプレイを設けることで、その場で何度も繰り返し確認でき、望むイメージデータを作成させる技術も知られている。しかし、ディスプレイを設けることは費用がかかり、実現させることが難しい。また、特許文献1では読取動作が完了する毎、その際に設定した読取条件を書換可能な不揮発性記憶装置に記憶させることで、再読み取りが必要な場合に前回と同じ読取条件を呼び出すことを可能とし、それによりユーザーが改めて設定し直す手間をなくしている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−18335号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記に示されるような従来の技術にあっては、読み取る度に記憶することから、多くの記憶領域をもった不揮発性記憶装置を用意しなければならずコストアップを招来させていた。また、記憶装置の記憶領域を少なくした場合や、記憶領域をすべて使ってしまった場合には、過去の読取条件のデータを消去しなければならない。そうした場合、しばらく時間が経過していた場合に読取条件が不揮発性記憶装置に残っていない可能性もあるため、使用者の望むイメージデータが容易に得られないことがあった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、使用者の望むイメージデータが得られなかった場合に、先回設定した読取条件から類推して設定することを容易に実現させ、かつコストを抑え、読取条件を保存する記憶装置の容量を少なくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、ネットワーク上に、原稿を読み取ってイメージデータを入力する画像入力装置と、一つまたは複数の端末装置と、を相互通信可能に接続した画像入力システムであって、前記画像入力装置は、読み取ったイメージデータを前記端末装置に送信する際、同時に当該イメージデータを作成した際の読取条件設定データを送信することを特徴とする。
【0008】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像入力システムにおいて、前記画像入力装置は、前記端末装置から送信される読取条件設定データを受信し、この受信した読取条件設定データにしたがって原稿を読み取ることを特徴とする。
【0009】
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の画像入力システムにおいて、前記画像入力装置は、前記端末装置から送信される読取条件設定データを記憶する記憶手段を有することを特徴とする。
【0010】
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の画像入力システムにおいて、前記記憶手段は、不揮発性の記憶装置であることを特徴とする。
【0011】
また、請求項5にかかる発明は、請求項2,3または4に記載の画像入力システムにおいて、前記端末装置は、前記ネットワークを介して前記画像入力装置と直接通信して前記読取条件設定データを自動入力させるプログラムデータをイメージデータと共に送付することを特徴とする。
【0012】
また、請求項6にかかる発明は、請求項2,3または4に記載の画像入力システムにおいて、前記端末装置は、前記読取条件設定データの送信に電子メールを使用し、前記読取条件設定データを設定/変更したデータを添付した電子メールを返信し、前記画像入力装置に前記読取条件設定データを記憶させることを特徴とする。
【0013】
また、請求項7にかかる発明は、請求項3または4に記載の画像入力システムにおいて、前記端末装置は、前記読取条件設定データの送信に電子メールを使用し、この電子メールに前記読取条件設定データのプログラムを格納し、その電子メールを返信し、前記画像入力装置に前記読取条件設定データを記憶させることを特徴とする。
【0014】
また、請求項8にかかる発明は、請求項3または4に記載の画像入力システムにおいて、前記端末装置は、前記読取条件設定データの送信にテキストデータのみの電子メールを使用し、その電子メールのテキストデータを所望の設定に変更して返信し、前記画像入力装置に前記読取条件設定データを記憶させることを特徴とする。
【0015】
また、請求項9にかかる発明は、請求項3〜8のいずれか一つに記載の画像入力システムにおいて、前記端末装置は、前記読取条件設定データを前記画像入力装置内の記憶手段に一時保存し、イメージデータ閲覧後に前記読取条件設定データの送信可否を使用者に選択させることを特徴とする。
【0016】
また、請求項10にかかる発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像入力システムにおいて、前記画像入力装置は、前記読取条件設定データを前記端末装置に送信する前に送信可否を使用者に選択させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明にかかる画像入力システムは、画像入力装置が原稿を読取った際にイメージデータと共にイメージデータを作成した際に設定した読取条件を記したデータを添付もしくは組み込み端末装置に送信することにより、使用者は同じ条件で読取りたい場合や、先回と一部違う条件で原稿を読み取りたい場合などに、読取条件を記したデータを参照することで、使用者の記憶に頼ることなく確実に設定できるので、使用者の望むイメージデータが得られなかった場合に、先回設定した読取条件から類推して設定することを容易に実現させ、かつコストを抑え、読取条件を保存する記憶装置の容量を少なくするという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像入力システムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
【0019】
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかる画像入力装置およびシステムの構成を示すブロック図である。この図1において、画像入力装置100は、スキャナユニット110、画像処理ユニット120、コントロールユニット130、操作ユニット140を備える。スキャナユニット110は、ミラー,ランプ,レンズ,CCD等の光学ユニット111、アナログ信号処理部112、ADコンバータ113、を備える。コントロールユニット130は、CPU131、RAM132、不揮発性記憶装置133、を備える。操作ユニット140は、スイッチ類を有する入力部140、液晶ディスプレイなどの表示装置142を備える。符号200は複数のPCなどの端末装置210と接続されたLANであり、LANコントローラ134と接続されている。
【0020】
スキャナユニット110は原稿を読取り、イメージデータ化する。画像処理ユニット120は、スキャナユニット110で読取り得られたイメージデータにシェーディング補正や黒補正、像域分離など各種画像処理などを行う。コントロールユニット130は、この画像入力装置100全体の制御およびイメージデータに加工を行い、LANコントローラ134を介してネットワークに送信させる。また、コントロールユニット130は画像処理ユニット120から送られたイメージデータをRAM132で一時保存し、必要な加工を施し、LANコントローラ134にてLAN200にデータを送信する。不揮発性記憶装置133は画像入力装置100を動作させるソフトウェアを格納する。は操作ユニット140は、液晶ディスプレイ等に代表される表示装置142とスイッチなどの入力部141で構成され、使用者が読取条件等を設定する。操作部ユニット140で設定された読取条件にて原稿の読み取りを開始し、スキャナユニット110でイメージデータ化され、画像処理ユニット120やコントロールユニット130でデータが加工され、LAN200上のPC等の端末装置210に対しイメージデータ16を送信する。
【0021】
[処理動作例1]
図2は、図1におけるシステムの処理動作例1の流れを示すブロック図である。すなわち、ここでは、読取ったイメージデータを端末に送信する際、同時にイメージデータを作成した際の画像入力装置100の読取条件設定のデータを送信する例について示したものである。
【0022】
ここでは、イメージデータ作成に伴い、コントロールユニット130において操作ユニット140で指定された読取条件をデータ化する。読取条件のデータは、コントロールユニット130で加工されたイメージデータに添付もしくは組み込み、PC等の端末装置210に読取条件設定データ17として送信させる。
【0023】
図3は、この実施の形態にかかる処理動作例1の流れを示すフローチャートである。この図3にしたがって動作を説明する。まず、画像入力装置100の操作ユニット142にて読取条件を設定し(ステップS11)、原稿の読み取りを開始する(ステップS12)。続いて、読取後に画像入力装置100はイメージデータを作成する(ステップS13)と共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成する(ステップS14)。続いて、読取条件設定データはコントロールユニット130で加工されたイメージデータに添付もしくは組み込み、PC等の端末装置210に送信する(ステップS15、S16)。
【0024】
続いて、PC等の端末装置210は、上記イメージデータと共に読取条件設定データを受信する(ステップS17、S18)。使用者は受信したイメージデータを確認する(ステップS19)。続いて、再読み取りを行うか否かを判断し(ステップS20)、再読み取りを行う場合、読取条件設定データを確認する(ステップS21)。そして、画像入力装置100の操作ユニット140で読取条件を設定し(ステップS22)、確認する(ステップS23)。その読取条件設定データがOKであれば、ステップS12に戻って原稿読み取りを実行する。一方、読取条件設定データがNGであればステップS22に戻る。
【0025】
このように、前回の読み取り時においてそのイメージデータに不満がある場合は、読取条件設定データを確認し、イメージデータを作成した際の読取条件を確認する。使用者はそれを元に変更する条件を決め、イメージスキャナ(スキャナユニット110)で再び読取条件を設定し再度原稿を読取る。これを使用者の満足するまで繰り返し、望むイメージデータを入手する。
【0026】
したがって、上記処理動作例によれば、画像入力装置100が原稿を読取った際にイメージデータと共にイメージデータを作成した際に設定した読取条件を記したデータを添付もしくは組み込みPC等の端末装置210に送信する機能を具備することにより、使用者は同じ条件で読取りたい場合や、先回と一部違う条件で原稿を読み取りたい場合などに、読取条件を記したデータを参照することで、使用者の記憶に頼ることなく確実に設定できる。また、誤った設定での原稿の読み取りを防止することにより、消費電流の削減の効果も期待できる。
【0027】
[処理動作例2]
図4は、図1におけるシステムの処理動作例2の流れを示すブロック図である。すなわち、前記処理動作例1に加え、PC等の端末装置210から送信される読取条件設定データ18を受信し、受信した読取条件にて原稿を読み取るものである。
【0028】
図5は、この実施の形態にかかる処理動作例2の流れを示すフローチャートである。この図5にしたがって動作を説明する。まず、画像入力装置100の操作ユニット142にて読取条件を設定し(ステップS31)、原稿の読み取りを開始する(ステップS32)。続いて、読み取り後に画像入力装置100はイメージデータを作成する(ステップS33)と共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成する(ステップS34)。続いて、読取条件設定データはコントロールユニット130で加工されたイメージデータに添付もしくは組み込み、PC等の端末装置210に送信する(ステップS35、S36)。
【0029】
続いて、PC等の端末装置210は、上記イメージデータと共に読取条件設定データを受信する(ステップS37、S38)。使用者は受信したイメージデータを確認する(ステップS39)。続いて、再読み取りを行うか否かを判断し(ステップS40)、再読み取りを行う場合、読取条件設定データを展開し(ステップS41)、読取条件を変更し(ステップS42)、その読取条件データを画像入力装置100に送信する(ステップS43)。画像入力装置100は上記読取条件データを受信し(ステップS44)、読取条件を設定した後(ステップS45)、確認する(ステップS46)。ここで読取条件設定データがOKであれば、ステップS32に戻って原稿読み取りを実行する。一方、読取条件設定データがNGであれば、操作ユニット140で読取条件を修正する(ステップS47)。
【0030】
このように、図5では、画像入力装置100の操作ユニット140にて読取条件を設定し、原稿を読取る。読み取り後に以下の動作を実行する。画像入力装置100はイメージデータと共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成する。読取条件設定データはコントロールユニット130で加工されたイメージデータに添付もしくは組み込み、PC等の端末装置210に送信する。PC等の端末装置210はイメージデータと共に読取条件設定データを受信する。使用者は受信したイメージデータを確認し、そのデータに不満がある場合は、読取条件設定データを確認し、イメージデータを作成した際の読取条件を確認する。使用者はそれを元に変更する条件を決め、読取条件設定データに変更する条件を書き込み、画像入力装置100に変更した読取条件設定データを送信する。画像入力装置100は読取条件設定データを受信し、データに含まれる読取条件を抽出し、読取条件として設定する。使用者は原稿を所持し画像入力装置100にて再度読取る。これを使用者の満足するまで繰り返し、望むイメージデータを入手する。
【0031】
したがって、処理動作例1に加え、PC等の端末装置210から読取条件を設定したデータを画像入力装置100に送信し、画像入力装置100はそれを受信する機能を具備することにより、使用者はPC等の端末装置210でイメージデータを参照しながら読取条件を設定することができ、望むイメージデータの取得を助けることができる。
【0032】
[処理動作例3]
図6は、図1におけるシステムの処理動作例3の流れを示すブロック図である。すなわち、上記処理動作例2に加え、画像入力装置100に記憶装置135を設け、PC等の端末装置210から受信した読取条件設定データを保存し、使用者が読み取りを行なう際に読取条件を呼び出して読取る。
【0033】
図7は、この実施の形態にかかる処理動作例3の流れを示すフローチャートである。この図7にしたがって動作を説明する。まず、画像入力装置100の操作ユニット142にて読取条件を設定し(ステップS51)、原稿の読み取りを開始する(ステップS52)。続いて、読み取り後に画像入力装置100はイメージデータを作成する(ステップS53)と共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成する(ステップS54)。続いて、読取条件設定データはコントロールユニット130で加工されたイメージデータに添付もしくは組み込み、PC等の端末装置210に送信する(ステップS55、S56)。
【0034】
続いて、PC等の端末装置210は、上記イメージデータと共に読取条件設定データを受信する(ステップS57、S58)。使用者は受信したイメージデータを確認する(ステップS59)。続いて、再読み取りを行うか否かを判断し(ステップS60)、再読み取りを行う場合、読取条件設定データを展開し(ステップS61)、読取条件を変更し(ステップS62)、その読取条件データを画像入力装置100に送信する(ステップS63)。画像入力装置100は上記読取条件設定データを受信し(ステップS64)、そのデータを記憶装置135に保存する(ステップS65)。そして、上記読取条件設定データを操作ユニット140で呼び出し(ステップS66)、確認する(ステップS67)。ここで読取条件設定データがOKであれば、ステップS52に戻って原稿読み取りを実行する。一方、読取条件設定データがNGであれば、操作ユニット140で読取条件を修正する(ステップS68)。
【0035】
このように、図7では、画像入力装置100の操作ユニット140にて読取条件を設定し、原稿を読取る。読み取り後に以下の動作を実行する。読み取り後に画像入力装置100はイメージデータと共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成する。 読取条件設定データはコントロールユニット130で加工されたイメージデータに添付もしくは組み込み、PC等の端末装置210に送信する。PC等の端末装置210はイメージデータと共に読取条件設定データを受信する。使用者は受信したイメージデータを確認し、そのデータに不満がある場合は、読取条件設定データを確認し、イメージデータを作成した際の読取条件を確認する。使用者はそれを元に変更する条件を決め、読取条件設定データに変更する条件を書き込み、画像入力装置100に変更した読取条件設定データを送信する。画像入力装置100は読取条件設定データを受信し、データに含まれる読取条件を抽出し、記憶装置135に保存する。使用者は原稿を所持し画像入力装置100に向かい、記憶装置135に格納した読取条件を操作ユニット140にて呼び出す。呼び出した読取条件で問題あれば条件を変更、問題なければ読取を開始する。呼び出した後の読取条件設定データは読取終了後に破棄する。これを使用者の満足するまで繰り返し、望むイメージデータを入手する。
【0036】
したがって、上述した処理動作例によれば、処理動作例2に加え、PC等の端末装置210から送信した読取条件設定データを記憶装置に保存する機能を具備することにより、読取条件設定データの送信後、使用者の都合に合わせて再読み取りを実施することができる。また、読取条件の設定データの保存が再読み取りが必要な場合のみに限定することができることで、画像入力装置に搭載する記憶装置の容量を少なく抑えることができる。
【0037】
[処理動作例4]
図8は、図1におけるシステムの処理動作例4の流れを示すブロック図である。すなわち、PC等の端末装置210より受信した読取条件設定データを格納する記憶装置にフラッシュメモリ等に代表される不揮発性記憶装置133を使用する。記憶装置に不揮発性記憶装置を用いることで、読取条件設定データを送信後に画像入力装置に異常もしくは停電等で画像入力装置の電源が遮断された場合でも、読取条件設定データを保持することが可能となる。
【0038】
図9は、この実施の形態にかかる処理動作例4の流れを示すフローチャートである。この図9にしたがって動作を説明する。まず、画像入力装置100の操作ユニット142にて読取条件を設定し(ステップS71)、原稿の読み取りを開始する(ステップS72)。続いて、読み取り後に画像入力装置100はイメージデータを作成する(ステップS73)と共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成する(ステップS74)。続いて、読取条件設定データはコントロールユニット130で加工されたイメージデータに添付もしくは組み込み、PC等の端末装置210に送信する(ステップS75、S76)。
【0039】
続いて、PC等の端末装置210は、上記イメージデータと共に読取条件設定データを受信する(ステップS77、S78)。使用者は受信したイメージデータを確認する(ステップS79)。続いて、再読み取りを行うか否かを判断し(ステップS80)、再読み取りを行う場合、読取条件設定データを展開し(ステップS81)、画像入力装置100と接続する(ステップS82)。続いて、ブラウザにて読取条件を変更し(ステップS83)、その読取条件データを画像入力装置100に送信する(ステップS84)。画像入力装置100は上記読取条件設定データを受信し(ステップS85)、そのデータを不揮発性記憶装置133に保存する(ステップS86)。そして、上記読取条件設定データを操作ユニット140で呼び出し(ステップS87)、確認する(ステップS88)。ここで読取条件設定データがOKであれば、ステップS72に戻って原稿読み取りを実行する。一方、読取条件設定データがNGであれば、操作ユニット140で読取条件を修正する(ステップS89)。
【0040】
このように、図9では、画像入力装置100の操作ユニット140にて読取条件を設定し、原稿を読取る。そして、以下の動作を実行する。読み取り後に画像入力装置100はイメージデータと共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成する。読取条件設定データには画像入力装置100と通信するためのネットワークアドレスおよび読取条件を自動設定するプログラムを組み込む。それをコントロールユニット130で加工されたイメージデータに添付もしくは組み込み、PC等の端末装置210に送信する。PC等の端末装置210はイメージデータと共に読取条件設定データを受信する。使用者は受信したイメージデータを確認し、そのデータに不満がある場合は、読取条件設定データを確認する。その際、読取条件設定データに組み込まれたプログラムが起動し、ブラウザソフトを使用し、画像入力装置100とLAN200で接続される。
【0041】
その後、読取条件設定の値が自動入力される。図10はPC等の端末装置210の画面でのイメージ図の一例である。使用者はそれを確認し、変更が必要な箇所については数値/設定を変更する。変更後、読取条件を画像入力装置100へ送信する。画像入力装置100は読取条件設定データを受信し、データに含まれる読取条件を抽出し、不揮発性記憶装置133に格納する。使用者は原稿を所持し画像入力装置100に向かい、不揮発性記憶装置133に格納した読取条件を操作ユニット140にて呼び出す。呼び出した読取条件で問題あれば条件を変更、問題なければ読取を開始する。呼び出した後の読取条件設定データは読取終了後に破棄する。これを使用者の満足するまで繰り返し、望むイメージデータを入手する。
【0042】
したがって、上述した処理動作例によれば、プログラムを用い、画像入力装置100への接続および先回実施した読取条件の設定を自動で行うことにより、上述した作用効果に加え、使用者が画像入力装置100を意識することなく容易に読取条件を設定させることが可能となる。
【0043】
[処理動作例5]
図11は、この実施の形態にかかる処理動作例5の流れを示すフローチャートである。この図11にしたがって動作を説明する。まず、画像入力装置100の操作ユニット140にて読取条件を設定し(ステップS91)、原稿の読み取りを開始する(ステップS92)。続いて、画像入力装置100はイメージデータを作成する(ステップS93)と共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成し(ステップS94)、さらに電子メールを作成し(ステップS95)、その電子メールにイメージデータおよび読取条件設定データを添付して端末装置210に対して送信する(ステップS96)。
【0044】
続いて、端末装置210は、上記電子メールを受信し(ステップS97)、イメージデータを確認する(ステップS98)。その後、続いて、再読み取りを行うか否かを判断し(ステップS99)、再読み取りを行う場合、読取条件設定データを修正する(ステップS100)。さらにこの修正した読取条件設定データを電子メールに添付して(ステップS101)、その電子メールを画像入力装置100に送信する(ステップS102)。
【0045】
続いて、画像入力装置100は、端末装置210から送信される電子メールを受信し(ステップS103)、その電子メールに含まれる読取条件設定データを抽出し(ステップS104)、不揮発性記憶装置133に保存する(ステップS105)。続いて、揮発性記憶装置133に保存した読取条件を操作ユニット140にて呼び出し(ステップS106)、確認する(ステップS107)。ここで読取条件設定データがOKであれば、ステップS92に戻って原稿読み取りを実行する。一方、読取条件設定データがNGであれば、操作ユニット140で読取条件を修正する(ステップS108)。
【0046】
このように、この例では画像入力装置100の操作ユニット140にて読取条件を設定し、原稿を読み取った後、以下の動作を実行する。読み取り後に画像入力装置100はイメージデータと共に、操作ユニットで指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成、電子メールに添付して送信する。イメージデータと共に同じ電子メールに添付して送信しても、別としてもどちらでも構わない。使用者に選択できると望ましい。画像入力装置100は電子メールを受信する。電子メールに添付されたイメージデータに不満があるときは、使用者はPC等の端末装置210にて電子メールより読取条件設定データを取得し、条件の変更が必要な箇所を修正する。修正した読取条件設定データは受信した電子メールに添付して画像入力装置100へ返信する。画像入力装置100は電子メールを受信し、電子メールに含まれる読取条件設定データを抽出し、不揮発性記憶装置133に保存する。使用者は原稿を所持し画像入力装置に向かい不揮発性記憶装置133に保存した読取条件を操作ユニット140にて呼び出す。呼び出した読取条件で問題あれば条件を変更、問題なければ読取を開始する。呼び出した後の読取条件設定データは読取終了後に破棄する。これを使用者の満足するまで繰り返し、望むイメージデータを入手する。
【0047】
したがって、上述した処理動作例によれば、読取条件設定データの送受信に電子メールを使用することにより、特殊なソフトウェアを使用することなく、PC等の端末装置210の環境に限定されずに使用することができる。
【0048】
[処理動作例6]
図12は、この実施の形態にかかる処理動作例6の流れを示すフローチャートである。この図12にしたがって動作を説明する。まず、画像入力装置100の操作ユニット140にて読取条件を設定し(ステップS111)、原稿の読み取りを開始する(ステップS112)。続いて、画像入力装置100はイメージデータを作成する(ステップS113)と共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成し(ステップS114)、さらに電子メールを作成し(ステップS115)、その電子メールにイメージデータおよび読取条件設定データを添付して端末装置210に対して送信する(ステップS116)。
【0049】
続いて、端末装置210は、上記電子メールを受信し(ステップS117)、イメージデータを確認する(ステップS118)。その後、続いて、再読み取りを行うか否かを判断し(ステップS119)、再読み取りを行う場合、上記受信した電子メールを開き(ステップS120)、読取条件設定データを変更し(ステップS121)、画像入力装置100に送信する(ステップS122)。
【0050】
続いて、画像入力装置100は、端末装置210から送信される電子メールを受信し(ステップS123)、その電子メールに含まれる読取条件設定データを抽出し(ステップS124)、不揮発性記憶装置133に保存する(ステップS125)。続いて、不揮発性記憶装置133に保存した読取条件を操作ユニット140にて呼び出し(ステップS126)、確認する(ステップS127)。ここで読取条件設定データがOKであれば、ステップS112に戻って原稿読み取りを実行する。一方、読取条件設定データがNGであれば、操作ユニット140で読取条件を修正する(ステップS128)。
【0051】
このように、この例では画像入力装置100の操作ユニット140にて読取条件を設定し、原稿を読み取った後、以下の動作を実行する。読み取り後に画像入力装置100はイメージデータと共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成する。読取条件設定データは、電子メール内で読取条件を変えられるプログラムと共に電子メールに組み込み送信する。イメージデータに不満があるときは、使用者はPC等の端末装置210にて読取条件設定データの電子メールを受信し電子メール上で条件の変更が必要な箇所の設定値を変更する。変更後、その電子メールを画像入力装置100宛てに返信する。画像入力装置100は電子メールを受信し、電子メールに含まれる読取条件設定データを抽出し、不揮発性記憶装置133に保存する。使用者は原稿を所持し画像入力装置100に向かい、不揮発性記憶装置133に保存した読取条件を操作ユニットにて呼び出す。呼び出した読取条件で問題あれば条件を変更し、問題なければ読み取りを開始する。呼び出した後の読取条件設定データは読み取り終了後に破棄する。これを使用者の満足するまで繰り返し、望むイメージデータを入手する。
【0052】
したがって、上述した処理動作例によれば、読取条件設定データの送受信およびPC等の端末装置210における読取条件設定データの変更に電子メールを使用することにより、特殊なソフトウェアを使用することなく、PC等の端末装置の環境に限定されずに使用することができる。
【0053】
[処理動作例7]
図13は、この実施の形態にかかる処理動作例7の流れを示すフローチャートである。この図13にしたがって動作を説明する。まず、画像入力装置100の操作ユニット140にて読取条件を設定し(ステップS131)、原稿の読み取りを開始する(ステップS132)。続いて、画像入力装置100はイメージデータを作成する(ステップS133)と共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成し(ステップS134)、さらに電子メールを作成し(ステップS135)、その電子メールにイメージデータおよび読取条件設定データを添付して端末装置210に対して送信する(ステップS136)。
【0054】
続いて、端末装置210は、上記電子メールを受信し(ステップS137)、イメージデータを確認する(ステップS138)。その後、続いて、再読み取りを行うか否かを判断し(ステップS139)、再読み取りを行う場合、上記受信した電子メールを開き(ステップS140)、その電子メールを修正(読取条件の変更)し(ステップS141)、画像入力装置100に送信する(ステップS142)。
【0055】
続いて、画像入力装置100は、端末装置210から送信される電子メールを受信し(ステップS143)、その電子メールに含まれる読取条件設定データを抽出し(ステップS144)、不揮発性記憶装置133に保存する(ステップS145)。続いて、不揮発性記憶装置133に保存した読取条件を操作ユニット140にて呼び出し(ステップS146)、確認する(ステップS147)。ここで読取条件設定データがOKであれば、ステップS132に戻って原稿読み取りを実行する。一方、読取条件設定データがNGであれば、操作ユニット140で読取条件を修正する(ステップS148)。
【0056】
このように、この例では画像入力装置100の操作ユニット140にて読取条件を設定し、原稿を読み取った後、以下の動作を実行する。読み取り後に画像入力装置100はイメージデータと共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データをテキスト形式で作成する。画像入力装置100は電子メールに読取条件設定データを組み込み送信する。イメージデータに不満があるときは、使用者はPC等の端末装置210にて読取条件設定データの電子メールを受信し、電子メール上で条件の変更が必要な箇所の設定値を変更する。変更後、その電子メールを画像入力装置100宛てに返信する。画像入力装置100は電子メールを受信し、電子メールに含まれる読取条件設定データを抽出し、不揮発性記憶装置133に保存する。使用者は原稿を所持し画像入力装置100に向かい、不揮発性記憶装置133に保存した読取条件を操作ユニット140にて呼び出す。呼び出した読取条件で問題あれば条件を変更、問題なければ読取を開始する。呼び出した後の読取条件設定データは読取終了後に破棄する。これを使用者の満足するまで繰り返し、望むイメージデータを入手する。
【0057】
したがって、上述した処理動作例によれば、読取条件設定データの送受信およびPC等の端末装置210における読取条件設定データの変更にテキスト形式のみの電子メールを使用することで、特殊なソフトウェアを使用することなく、PC等の端末装置210の環境に限定されずに使用することができる。また、データ量も少なく抑えられることからLAN200等のネットワーク回線への負荷も少なくなる。
【0058】
[処理動作例8]
図14は、この実施の形態にかかる処理動作例8の流れを示すフローチャートである。この図14にしたがって動作を説明する。まず、画像入力装置100の操作ユニット140にて読取条件を設定し(ステップS151)、原稿の読み取りを開始する(ステップS152)。続いて、画像入力装置100はイメージデータを作成する(ステップS153)と共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成し(ステップS154)、さらに電子メールを作成し(ステップS155)、その電子メールにイメージデータおよび読取条件設定データを添付して端末装置210に対して送信する(ステップS156)。
【0059】
続いて、端末装置210は、上記電子メールを受信し(ステップS157)、イメージデータを確認する(ステップS158)。その後、続いて、再読み取りを行うか否かを判断し(ステップS159)、再読み取りを行う場合、読取条件設定データを要求し(ステップS160)、読取条件設定データを受信する(ステップS161)。続いて、読取条件設定データを変更し(ステップS162)、読取条件設定データを画像入力装置100に送信する(ステップS163)。
【0060】
続いて、画像入力装置100は、端末装置210から送信される読取条件設定データを受信し(ステップS164)、不揮発性記憶装置133に保存する(ステップS165)。続いて、不揮発性記憶装置133に保存した読取条件を操作ユニット140にて呼び出し(ステップS166)、確認する(ステップS167)。ここで読取条件設定データがOKであれば、ステップS152に戻って原稿読み取りを実行する。一方、読取条件設定データがNGであれば、操作ユニット140で読取条件を修正する(ステップS168)。
【0061】
このように、この例では読取設定条件データを作成した後、画像入力装置100の不揮発性記憶装置133に格納し、以下の動作を実行する。使用者がイメージデータを確認した後、読取設定条件データの送信可否を使用者に選択させる。選択方法の例として使用者が画像入力装置の操作ユニット140で選択し、LAN200にて画像入力装置100と接続し選択して、画像入力装置100宛てに電子メールを送信し選択とあるが、選択を要求する方法は問わない。複数設けることが望ましい。読取条件設定データは一定時間もしくは一定期間送信可否の指示がない場合は読取条件設定データを削除する。
【0062】
したがって、上述した処理動作例によれば、再読み取りが必要な場合にのみ読取条件の設定データを送信させることで、不要な読取条件の設定データのやりとりがなくなり、LAN200等のネットワーク回線を流れるデータ量も少なく抑えられることから、ネットワーク回線への負荷も少なくなる。
【0063】
[処理動作例9]
図15は、この実施の形態にかかる処理動作例9の流れを示すフローチャートである。この図15にしたがって動作を説明する。まず、画像入力装置100の操作ユニット140にて読取条件を入力し(ステップS171)、原稿の読み取りを開始する(ステップS172)。つぎに読取条件設定データを送信するか否かを判断する(ステップS173)。ここで読取条件設定データを送信すると判断した場合、読み取り後に画像入力装置100はイメージデータを作成する(ステップS174)と共に、操作ユニット140で指定した読取条件をデータ化した読取条件設定データを作成する(ステップS175)。続いて、読取条件設定データはコントロールユニット130で加工されたイメージデータに添付もしくは組み込み、PC等の端末装置210に送信する(ステップS176)。
【0064】
続いて、PC等の端末装置210は、上記イメージデータと共に読取条件設定データを受信する(ステップS177、S178)。つぎに使用者は受信したイメージデータを確認する(ステップS179)。続いて、再読み取りを行うか否かを判断し(ステップS180)、再読み取りを行う場合、読取条件設定データを展開し(ステップS181)、読取条件を変更し(ステップS182)、その読取条件データを画像入力装置100に送信する(ステップS183)。画像入力装置100は上記読取条件データを受信し(ステップS184)、読取条件データを不揮発性記憶装置133に保存する(ステップS185)。続いて、操作ユニット140に読取条件データを呼び出し(ステップS186)、確認する(ステップS187)。ここで読取条件設定データがOKであれば、ステップS172に戻って原稿読み取りを実行する。一方、読取条件設定データがNGであれば、操作ユニット140で読取条件を修正する(ステップS188)。
【0065】
一方、ステップS173において読取条件設定データを送信しないと判断した場合、イメージデータを作成し(ステップS189)、このイメージデータのみを端末装置210に送信する(ステップS190)。端末装置210は上記イメージデータを受信する(ステップS191)。このように、この処理動作例9では、原稿を読み取った後、読取条件設定データの送信可否を使用者に選択させる。
【0066】
したがって、上述した処理動作例によれば、再読み取りの可能性がある場合にのみ読取条件の設定データを送信させることで、不要な読取条件の設定データの送信がなくなり、LAN200等のネットワーク回線を流れるデータ量も少なく抑えられることから、ネットワーク回線への負荷も少なくなる。
【産業上の利用可能性】
【0067】
以上のように、本発明にかかる画像入力システムは、LANなどのネットワーク上に、イメージスキャナ、複写機、複合機などと、およびパーソナルコンピュータなどの端末装置とを相互通信可能に接続した画像入力システムに適している。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明の実施の形態にかかる画像入力装置およびシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるシステムの処理動作例1の流れを示すブロック図である。
【図3】この実施の形態にかかる処理動作例1の流れを示すフローチャートである。
【図4】図1におけるシステムの処理動作例2の流れを示すブロック図である。
【図5】この実施の形態にかかる処理動作例2の流れを示すフローチャートである。
【図6】図1におけるシステムの処理動作例3の流れを示すブロック図である。
【図7】この実施の形態にかかる処理動作例3の流れを示すフローチャートである。
【図8】図1におけるシステムの処理動作例4の流れを示すブロック図である。
【図9】この実施の形態にかかる処理動作例4の流れを示すフローチャートである。
【図10】PC等の端末装置の画面でのイメージの一例を示す説明図である。
【図11】この実施の形態にかかる処理動作例5の流れを示すフローチャートである。
【図12】この実施の形態にかかる処理動作例6の流れを示すフローチャートである。
【図13】この実施の形態にかかる処理動作例7の流れを示すフローチャートである。
【図14】この実施の形態にかかる処理動作例8の流れを示すフローチャートである。
【図15】この実施の形態にかかる処理動作例9の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0069】
16 イメージデータ
17 読取条件設定データ
18 変更後読取条件設定データ
100 画像入力装置
110 スキャナユニット
120 画像処理ユニット
130 コントロールユニット
131 CPU
132 RAM
133 不揮発性記憶装置
134 LANコントローラ
135 記憶装置
140 操作ユニット
200 LAN
210 端末装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク上に、
原稿を読み取ってイメージデータを入力する画像入力装置と、
一つまたは複数の端末装置と、
を相互通信可能に接続した画像入力システムであって、
前記画像入力装置は、読み取ったイメージデータを前記端末装置に送信する際、同時に当該イメージデータを作成した際の読取条件設定データを送信することを特徴とする画像入力システム。
【請求項2】
前記画像入力装置は、前記端末装置から送信される読取条件設定データを受信し、この受信した読取条件設定データにしたがって原稿を読み取ることを特徴とする請求項1に記載の画像入力システム。
【請求項3】
前記画像入力装置は、前記端末装置から送信される読取条件設定データを記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像入力システム。
【請求項4】
前記記憶手段は、不揮発性の記憶装置であることを特徴とする請求項3に記載の画像入力システム。
【請求項5】
前記端末装置は、前記ネットワークを介して前記画像入力装置と直接通信して前記読取条件設定データを自動入力させるプログラムデータをイメージデータと共に送付することを特徴とする請求項2、3または4に記載の画像入力システム。
【請求項6】
前記端末装置は、前記読取条件設定データの送信に電子メールを使用し、前記読取条件設定データを設定/変更したデータを添付した電子メールを返信し、前記画像入力装置に前記読取条件設定データを記憶させることを特徴とする請求項2、3、または4に記載の画像入力システム。
【請求項7】
前記端末装置は、前記読取条件設定データの送信に電子メールを使用し、この電子メールに前記読取条件設定データのプログラムを格納し、その電子メールを返信し、前記画像入力装置に前記読取条件設定データを記憶させることを特徴とする請求項3または4に記載の画像入力システム。
【請求項8】
前記端末装置は、前記読取条件設定データの送信にテキストデータのみの電子メールを使用し、その電子メールのテキストデータを所望の設定に変更して返信し、前記画像入力装置に前記読取条件設定データを記憶させることを特徴とする請求項3または4に記載の画像入力システム。
【請求項9】
前記端末装置は、前記読取条件設定データを前記画像入力装置内の記憶手段に一時保存し、イメージデータ閲覧後に前記読取条件設定データの送信可否を使用者に選択させることを特徴とする請求項3〜8のいずれか一つに記載の画像入力システム。
【請求項10】
前記画像入力装置は、前記読取条件設定データを前記端末装置に送信する前に送信可否を使用者に選択させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像入力システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−41325(P2010−41325A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−201106(P2008−201106)
【出願日】平成20年8月4日(2008.8.4)
【出願人】(000006932)リコーエレメックス株式会社 (708)
【Fターム(参考)】