説明

画像再生装置及びその制御方法、プログラム

【課題】異なる性格を有する複数の画像データを再生する際には、再生する画像データに応じた再生方法を提供することができる画像再生技術の実現。
【解決手段】記憶媒体に記録された画像ファイルを再生する画像再生装置であって、前記記憶媒体から画像ファイルを取得する取得手段と、前記取得手段により取得した画像ファイルが、予定された再生順序を有する画像ファイルである文書画像ファイルか否かを判定する判定手段と、前記取得手段により取得した画像ファイルを再生する再生手段と、前記再生手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記文書画像ファイルではないと判定された場合、ユーザの操作による再生順序の変更を可能とする一方、前記文書画像ファイルであると判定された場合、前記再生順序の変更を不可とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、異なる属性を持つ画像ファイルを再生する画像再生技術に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラで撮影した画像は、デジタルデータとしてデジタルカメラ内の記録メディアに記録される。また、プロジェクタ等の画像再生装置に記録メディアを装着し撮影画像を再生することにより、親族や知人が集まって画像を見て楽しむようなことが一般的に行われている。
【0003】
一方、静止画を取り扱う分野では、単に画像を蓄積するだけでなく特定のストーリー性を持たせて画像を逐次再生可能な装置が登場している。また、ユーザとの対話形式でインタラクティブに再生可能な装置も登場し、プレゼンテーションを始め多様な分野への展開が図られている。このような連続再生やインタラクティブな再生に使用される画像データには、文書や図形等から作成されたものがある。
【0004】
このような画像データは、ユーザがPC等の個人端末によって必要に応じてデータ圧縮等の処理を行い、光ディスクやUSBメモリ等の大容量の記録メディアに記録される。そして、会議等でプレゼンテーションを行う際に、プロジェクタ等に記録メディアを接続することで、連続再生やインタラクティブな再生が行われている。ここで、上記撮影画像と上記連続再生やインタラクティブな再生に使用される画像は、同じ記録メディアに混在して記録される。
【0005】
また、プロジェクタ等による画像データの自動再生方式として、例えばファイル名順や指定順に画像データを順次再生していくスライドショー再生や、乱数的にファイル名を選択して順不同で画像データを再生していくランダム再生がある。
【0006】
予定された再生順序を有する画像データ、例えばページ順に並んだ文書画像データ等は、予め決められた順序で再生するスライドショー再生がランダム再生よりも適している。つまり画像データの内容によって再生手順を自動的に切り替えられることが望ましい。
【0007】
そこで、画像データの各々に対して適宜再生手順を切り替える技術が提案されている(特許文献1,2)。
【0008】
また、プレゼンテーションソフトで作成したファイルにおける、いわゆるスライドを画像ファイルに変換する方法も知られている。この方法によれば、プレゼンテーションソフトを取り扱えない機器でも、変換した画像を順次再生することでプレゼンテーションを実行することができる。
【特許文献1】特開平10−285521号公報
【特許文献2】特開2006−054738号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、デジタルカメラなどで撮影した画像とプレゼンテーションなどを目的として生成された画像とでは、再生する用途が異なるため、それぞれに適した再生方法をユーザに提供する必要がある。
【0010】
例えば、デジタルカメラなどで撮影した画像の場合、画像データをランダムな順序で再生することにより、スライドショーを閲覧するユーザを飽きさせない演出をすることが考えられる。
【0011】
それに対して、例えばプレゼンテーションを目的としている場合、各画像をランダムな順序でを再生する用途はほとんどない。
【0012】
このように、異なる性格を有する複数の画像データを再生する際には、再生する画像データに応じた再生方法を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像再生装置は、記憶媒体に記録された画像ファイルを再生する画像再生装置であって、前記記憶媒体から画像ファイルを取得する取得手段と、前記取得手段により取得した画像ファイルが、予定された再生順序を有する画像ファイルである文書画像ファイルか否かを判定する判定手段と、前記取得手段により取得した画像ファイルを再生する再生手段と、前記再生手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記文書画像ファイルではないと判定された場合、ユーザの操作による再生順序の変更を可能とする一方、前記文書画像ファイルであると判定された場合、前記再生順序の変更を不可とする。
【0014】
また、本発明に係る画像再生装置の制御方法は、記憶媒体に記録された画像ファイルを再生する再生手段を有する画像再生装置の制御方法であって、前記記憶媒体から画像ファイルを取得する取得工程と、前記取得工程により取得した画像ファイルが、予定された再生順序を有する画像ファイルである文書画像ファイルか否かを判定する判定工程と、前記再生手段を制御する制御工程と、を有し、前記制御工程では、前記文書画像ファイルではないと判定された場合、ユーザの操作による再生順序の変更を可能とする一方、前記文書画像ファイルであると判定された場合、前記再生順序の変更を不可とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、異なる性格を有する複数の画像データを再生する際には、再生する画像データに応じた再生方法を提供することが可能となる。
【0016】
また、本発明によれば、異なる性格を有する複数の画像データが混在する場合に、予定された再生順序を有する画像データの場合にはランダム再生の対象にできないようにする。よって、予定された再生順序を有する画像データをランダムに再生する無駄をなくすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0018】
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0019】
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る実施形態の画像再生装置の構成を示す図である。
【0020】
100は液晶プロジェクタである。118は液晶プロジェクタ100の投射レンズであり、スクリーン119に投射を行い、スクリーン119に画像やUI(ユーザインタフェース)画面を表示する。1012は再生モード選択ダイアログであり、詳細は後述する。投射レンズ118は複数枚のレンズから構成され、光学ズーム/フォーカス調整等を行うことが可能である。
【0021】
106は外部機器とUSB接続するためのUSB I/Fである。200はUSBメモリであり、液晶プロジェクタ100はUSB I/F106を介してUSBメモリ200とUSB接続が可能となる。400はリモートコントローラ(以下、リモコン)であり、液晶プロジェクタ100はリモコン受光部120を介して、リモコン400の操作を赤外線信号として受信可能である。なお、本実施形態で構築するシステムの通信媒体は、有線・無線のLANやBluetooth等でもよく、ここで例示するシステムの形態に限定されるものではない。
【0022】
本実施形態では、USBメモリ200はマスストレージクラスをサポートし、液晶プロジェクタ100はUSB I/F106を介してマスストレージクラス及びPictBridgeをサポートするものとする。液晶プロジェクタ100にUSBメモリ200やデジタルカメラを接続した際、マスストレージのプロトコルで通信を開始する。これにより、液晶プロジェクタ100はUSBメモリ200やデジタルカメラに記録されているデータを読み出し可能である。
【0023】
なお、本実施形態では外部ストレージとしてUSBメモリを適用しているが、本発明は外部ストレージをUSBメモリに限定するものではなく、例えば、カードリーダ等の画像データ保持機能を持つデバイスでも実現可能である。
【0024】
また、USBメモリ200をマスストレージクラスデバイスとして認識しているが、本発明は外部ストレージを認識する方式を、これに限定するものではない。
【0025】
また、本発明は上記のプロトコルに限定されるものではなく、例えば、液晶プロジェクタ100はPTPプロトコルをサポートしても構わない。
【0026】
また、本発明は液晶プロジェクタ100に限定されるものではなく、例えばPCやテレビジョンの表示デバイスによっても実現可能である。
【0027】
USBメモリ200には、デジタルカメラ等によって撮影された画像ファイル(以下、写真画像ファイル)と、ドキュメント作成アプリケーションで作成した文章ファイルを1ページずつ変換した画像ファイル(以下、文書画像ファイル)とが記録されている。本実施形態でいうドキュメント作成アプリケーションで作成した文章ファイルとは、例えばワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーション作成ソフトなどで作成したファイルが含まれる。
【0028】
ここで、写真画像ファイルを構成するデータ群を写真画像データ、文書画像ファイルを構成するデータ群を文書画像データと定義する。本実施形態では、上記写真画像ファイルとそれ以外の文書画像ファイルは同様の拡張子(例えば.jpg拡張子)を持つものとする。
【0029】
ユーザはPC等の個人端末において、専用のアプリケーションを使用し、文章ファイルを文書画像ファイルへ変換する。例えば、マイクロソフト社製のMicrosoft Office PowerPoint(登録商標)の場合について説明する。この場合、複数のスライドからなる1つのプレゼンテーション用の文章ファイルを、いわゆるスライドごとの画像ファイル(例えば、JPEGファイル交換形式)に変換することが可能である。つまりスライド10枚で構成された1つのプレゼンテーションファイルを、10個のJPEGファイルに変換することが可能である。
【0030】
上記のように作成された文書画像ファイルの特徴は、予定された再生順序、つまり元の文章ファイルのスライドやページの順番で再生し、最後のページに到達して完結する場合が多いということである。それに対して、写真画像ファイルの連続再生においては、一連の画像データをランダムな順序で再生することで、ユーザを飽きさせないスライドショーを行う演出が考えられる。
【0031】
また、本実施形態では、ユーザはリモコン400を使用し、液晶プロジェクタ100によりスクリーン119に投射されたUI画面を遠隔から操作できる。本発明では、リモコン400による操作のみに限定されるものではなく、ユーザが液晶プロジェクタ100の操作部103を操作することによっても実現可能である。
【0032】
図2は、本発明に係る実施形態の液晶プロジェクタの構成を示すブロック図である。
【0033】
図2において、109は液晶プロジェクタ100全体を制御するシステム制御回路であり、各部からの入力信号やプログラムに基づき、各部を制御する。101はシステム制御回路109の動作用の定数、変数、画像等を一時的に記憶するメモリである。102はシステム制御回路109のファームウェアプログラム等を記録した電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリである。103はシステム制御回路109の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0034】
120はシステム制御回路109の各種の動作指示を入力するためのリモコン受光部であり、液晶プロジェクタ100に付属するリモコン400からのキーイベント(操作信号)を受信することが可能である。
【0035】
104は電源制御部であり、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部104は、ACアダプタの検出を行い、検出結果及びシステム制御回路109の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、ファンを含む各部へ供給する。105はACアダプタ等からなる電源部である。
【0036】
107は外部機器とネットワーク接続するためのEthernet(登録商標) I/F(インタフェース)である。液晶プロジェクタ100の故障等の状態を、液晶プロジェクタ100を集中管理するシステムに通知することができる。106はデジタルカメラ、USBメモリ等とUSB接続するためのUSB I/Fである。108は画像処理部であり、デジタルカメラ、USBメモリ等から読み出したJPEG画像の表示位置の設定処理や、ファイル名・日付・Exif等の情報をオーバーレイする処理を行う。また、処理した画像データを赤(R)/緑(G)/青(B)の3種の色信号からなるRGB信号にデジタル変換する。
【0037】
111はプロジェクタ映像信号処理回路であり、デジタル化されたRGB信号を液晶プロジェクタ100に適した表示信号に変換する信号処理を行う。ここでの信号処理としては、例えば、インターレースプログレッシブ変換処理、フレームレート変換処理、解像度変換処理等が挙げられる。110はフレームメモリであり、プロジェクタ映像信号処理回路111でプロジェクタに適した表示信号に変換する際の信号処理に使用され、1フレーム以上のRGB信号を保持することが可能である。112は信号レベル調整回路であり、プロジェクタ映像信号処理回路111からの出力を液晶プロジェクタの投影する投影画像に適するような信号レベルとするための調整を行う。113は液晶ドライバであり、信号レベル調整回路112の出力信号に基づいて液晶パネル117を駆動する。
【0038】
116はランプであり、スクリーン119に投影画像を映し出すための光源である。114はランプ116に電力を供給する電源部、115はランプ駆動回路(バラスト)であり、電源114から供給される電力からランプ116に供給するための安定した高電圧を発生させる。液晶パネル117には、R/G/Bの各カラーフィルタが接合されており、ランプ116により投射された光をRGBの各フィルタに対応して光の透過・遮断を行う。投射レンズ118は液晶パネル117を通過したRGBの各色画像をスクリーン119へ結像させるとともに、投影画像の大きさを変化させる。スクリーン119は投影画像を結像させる投影面を提供する。
【0039】
図3は液晶プロジェクタに実装されるファームウェアの機能ブロック図である。
【0040】
図3において、300は液晶プロジェクタ100に実装されているファームウェアであり、図示の各機能ブロック301〜307を有する。301はUI画面の生成及び制御を行うUI制御タスクである。302はファイルシステムである。303はUSBマスストレージクラスデバイスを制御するUSBドライバである。304はリモコン受光部120で受光した信号を処理するリモコン受光ドライバである。305はリモコン受光ドライバ304で受光した信号をキーイベント情報に変換するキーイベント変換ドライバである。306はプロジェクタ映像信号処理回路111に映像信号を送出し、液晶プロジェクタ100により投射される映像を制御する映像信号処理ドライバである。307はJPEGデコーダであり、UI制御タスク301はJPEGデコーダ307に対してJPEG圧縮データをデコードするよう指示し、JPEGデコーダ307はデコードしたデータをUI制御タスク301に返送する。
【0041】
図4は液晶プロジェクタのリモコンの外観図である。
【0042】
リモコン400は、リモコン発光部402、POWERボタン401、上下左右の方向ボタン405〜408、OKボタン411、フォーカスボタン403、ズームボタン404、キーストーンボタン409、メニューボタン410を備える。
【0043】
リモコン発光部402は、リモコン400のキーイベントを液晶プロジェクタに送出する。POWERボタン401は、電源の入/切を行う。フォーカスボタン403、ズームボタン404、キーストーンボタン409は、それぞれフォーカス、ズーム、キーストーンの調整を行うためのボタンである。例えば、フォーカスの調整を行う場合には、フォーカスボタン403を押し、方向ボタン405,408を操作して調整を行う。その他の設定や情報の表示は、メニューボタン410を押し、方向ボタン405〜408とOKボタン411を操作して行うことが可能である。方向ボタン405〜408はメニュー画面等で上下左右の方向を指定する。OKボタン411はメニュー画面等で選択した所定の項目を確定する。リモコン400が操作されると操作されたボタンに応じたキーイベントが液晶プロジェクタ100に送出される。
【0044】
図5は液晶プロジェクタにUSBメモリを装着した場合の液晶プロジェクタの動作を示すフローチャートである。
【0045】
図5において、液晶プロジェクタ100は、USBデバイスの接続を検知すると(S501)、USBポートにリセット信号を出力し(S502)、コンフィグレーションを実行する(S503)。コンフィグレーションの際、挿入されたUSBメモリ200に対し、マスストレージクラスをサポートしているかを問い合わせ、判定する(S504)。具体的には、液晶プロジェクタ100がUSBメモリ200のインターフェースディスクリプタを取得することで、USBメモリ200がマスストレージクラスをサポートしているかを判定することが可能である。
【0046】
USBメモリ200がマスストレージクラスをサポートしていない場合(S504/No)、サポートしているクラスに対応する処理を行う必要がある(S506)。また、液晶プロジェクタ100が取得したクラスをサポートしていない場合、スクリーン119にエラー表示を投射することも可能である。
【0047】
USBメモリ200がマスストレージクラスをサポートしている場合(S504/No)、液晶プロジェクタ100はブロックデバイスのマウント処理を開始する(S505)。
【0048】
図6は、図3のUI制御タスク301によるUI画面の生成処理を示すフローチャートである。
【0049】
図6において、UI制御タスク301はUSBメモリ200のディレクトリをオープンし(S601)、ディレクトリのディレクトリエントリを取得して、このディレクトリに含まれるファイル名及び下位ディレクトリ名を全て取得する(S602)。
【0050】
次に、S603で、取得したファイル名及びディレクトリ名を一覧表示したい順番にソートする(S603)。なお、本実施形態ではソートする順番を辞書順とするが、本発明はこの順番やアルゴリズムに限定するものではない。
【0051】
次に、ファイル名及びディレクトリ名を一覧表示するUI画面の映像データをメモリ110に構成し(S604)、映像信号処理ドライバ306に対してメモリ110に構成されたUI画面の映像出力を指示する(S605)。
【0052】
図7(a)はUSBメモリ200に記録されている画像ファイルのディレクトリ構成を示している。ここで、SLD_で開始されるファイル名を持つファイルは、文書画像ファイルを示す。またIMG_で開始されるファイル名を持つファイルは、写真画像ファイルを示すものとする。
【0053】
本実施形態では、ROOTフォルダの下にディレクトリF0000、F1000、F2000が存在するものとする。ディレクトリF0000には、SLD_0001.JPG〜SLD_000N.JPGのN個の文書画像ファイルが存在する。Nは一桁の自然数に限定されるものではない。同様に、ディレクトリF1000には、IMG_1001.JPG〜IMG_100N.JPGのN個の写真画像ファイルが存在する。ディレクトリF2000にはSLD_2001.JPG〜SLD_200N.JPGの文書画像ファイルと、ディレクトリF2100が存在する。ディレクトリF2100には、IMG_2101.JPG〜IMG_210N.JPGの写真画像ファイルが存在するものとする。
【0054】
図7(b)は文書画像データの生成方法を説明する図である。
【0055】
図7(b)において、710はドキュメント作成アプリケーションによって作成された文章ファイル構成データ、711〜713は、文書ファイルに含まれるスライド1ページ目、2ページ目、及びNページ目を示している。717はデータ変換ツールであり、文書ファイル構成データから文書画像データを生成する。文書ファイルが複数ページで構成されている場合、各々のページが1ページずつのJPEG画像データとして個別に生成される。図7(b)では、各スライドページ711〜713は、それぞれ文書画像データ714〜716に変換される。
【0056】
図7(c)は文書画像データのフォーマットを示す図である。
【0057】
図7(c)において、720は、変換前のデータ形式が文書ファイルであったことを示すために、データ変換ツール717により付与される文書画像データマーカーである。721は文書画像データ、722は文書画像データのヘッダ領域、723は文書画像データ本体である。
【0058】
図示のように、文書画像データ721は、ヘッダ領域722に文書画像データマーカー720が付加される。例えば、マイクロソフト社製のMicrosoft Office PowerPoint(登録商標)や同Word(登録商標)では、Software:Microsoft Officeという文字列がヘッダ領域722に記載される。
【0059】
本実施形態では、液晶プロジェクタ100は予めアプリケーション名の文字列を保持し、COMマーカに含まれる文字列と照合することで、ドキュメント作成アプリケーション名を検出することが可能である。
【0060】
なお、文書画像データを一意に識別できるのであれば、名称以外の文字列や番号を使用しても構わない。また、本発明はマーカーの形式については限定しない。
【0061】
図8は図6のS606において表示されるUI画面を例示している。
【0062】
図8において、800はUSBメモリ200が接続された後、図6のS606での処理により表示される一覧画面であり、USBメモリ200に記録されているディレクトリ名及びファイル名の一覧が選択可能に表示される。
【0063】
801はディレクトリ名及びファイル名の一覧を表示する一覧表示欄である。一覧表示欄801には、図5のルートディレクトリにあるディレクトリ名F0000、F1000、F2000が一覧表示され、ディレクトリF0000がカーソル802により選択状態で表示されている。
【0064】
803は一覧表示欄801で選択されているファイルのサムネイルを表示するためのサムネイル表示欄であり、804は同様に選択されているファイル名の属性情報を表示するための属性表示欄である。属性表示欄804にはファイル名、ファイルサイズ、撮影日時、解像度等が表示されるが、表示される情報の種別は特にこれらに限定するものではなく、例えば写真画像データのExif情報に格納されている撮影パラメータ情報等でも良い。
【0065】
図9(a)〜(d)は、図8のUI画面800の遷移を示している。
【0066】
図8のUI画面800において、カーソル802がディレクトリF0000にあり、ファイル名がハイライトで選択表示されているとする。この状態で、ユーザがリモコン400のOKボタン411を押下すると、図9(a)に示すように、一覧表示欄801がディレクトリF0000内のファイル名の一覧表示901に切り替わる。ここで、902は上位ディレクトリを示すアイコンであり、これを選択すると一覧表示が再び上位ディレクトリ内の一覧表示に切り替わる。リモコン400の下方向ボタン408を押下すると、カーソル902が移動し、図9(b)に示すように、SLD_0001.JPGが選択された状態903になる。このときUI制御タスク301(図3)は、JPEGデコーダ307を介してサムネイルサイズの画像データを生成し、サムネイル表示欄803にサムネイル904を表示する。またファイルの作成日時の属性情報をファイルシステム302(図3)を介して取得し、ファイル名と共にファイル情報905として属性表示欄804に表示する。
【0067】
リモコン400の下方向ボタン408の押下によりカーソル802の選択状態が順次移動するごとに、図9(c)に示すように、サムネイル表示欄803及び属性表示欄804の表示内容が更新される。
【0068】
また、画像データのファイル名がカーソル802により選択されている状態で、ユーザがリモコン400のOKボタン411を押下すると、そのファイル名に対応する画像データが図9(d)のように全画面表示される。全画面表示状態で再びOKボタン411を押下すると、全画面表示から再びUI画面800に復帰する。
【0069】
次に、複数の画像データをランダム再生又はスライドショー再生する操作について、画像データが全画面表示されている状態から再生モードを選択する例で説明する。
【0070】
ここで、スライドショー再生とは、一覧表示欄801に並べられたファイル名順で画像データを順番に再生する再生方法をいう。また、ランダム再生とは、一覧表示欄801に並べられたファイルをランダムな順番で再生する再生方法をいう。
【0071】
図10(a)及び(b)は再生モード選択ダイアログ1011,1012を例示している。図11は再生モード選択ダイアログが表示されるまでのUI制御タスク301での処理を示すフローチャートである。
【0072】
図11において、画像データが全画面表示されている状態で、ユーザがリモコン400の右方向ボタン407を押下すると(S1101)、UI制御タスク301は現在表示している画像データのファイルのヘッダ情報を解析する(S1102)。
【0073】
次に、ヘッダ情報として文書画像データマーカー720(図7(c))が含まれているか判定する(S1103)。含まれていなければ、「スライドショー再生」だけが再生モードとして選択可能な再生モード選択ダイアログ1011が表示される(S1104)。一方、文書画像データマーカー720が含まれていれば、「スライドショー再生」及び「ランダム再生」のいずれかが再生モードとして選択可能な再生モード選択ダイアログ1012が表示される(S1105)。
【0074】
なお、再生モード選択ダイアログ1012において、項目の選択を示すハイライトは、図10(c)のようにリモコン400の上下方向ボタン405,408によって上下に移動する。
【0075】
次に、写真画像データの全画面表示から再生モード選択ダイアログ1012により再生モードを選択し、写真画像データを再生するまでの手順について説明する。
【0076】
図12(a)のように、一覧表示欄801にディレクトリF1000内のファイル名が一覧表示されており、カーソル1001が写真画像ファイルIMG_1001.JPGを選択状態で表示しているとする。ここで、ユーザがリモコン400のOKボタン411を押下すると、図12(b)のように、選択された画像ファイルが全画面表示される。
【0077】
この全画面表示状態において、ユーザがリモコン400の右方向ボタン407を押下すると、画像ファイルIMG_1001.JPGのヘッダ情報が解析される。ここでIMG_1001.JPGは写真画像データであるので、ヘッダ情報に文書画像データマーカー720を含まない。従って、図12(c)のように、全画面表示された画像データ上に再生モード選択ダイアログ1012が表示される。
【0078】
図13は、図12の再生モード選択ダイアログ1012において「スライドショー再生」を選択した場合の処理を示すフローチャートである。
【0079】
図13において、液晶プロジェクタ100は、先ず一覧表示欄801に並べられたファイル名順で、現在全画面表示されている画像データの次のファイル名を探索する(S1301)。次のファイル名が存在しない場合(S1302)、スライドショー再生を終了する(S1307)。次のファイル名が存在する場合には、そのファイルをオープンし(S1303)、ヘッダ領域を解析する(S1304)。ヘッダ領域から文書画像データマーカー720を検出した場合(S1305)、そのファイルは文書画像データであり、現在の表示対象である写真画像データではないため、S1301に戻る。一方、文書画像データマーカー720を検出しなかった場合、画像データが写真画像データであると判断し、このファイルを全画面表示する(S1306)。一定時間表示した後、再びS1301に戻り、以降全てのファイルについて処理を終了するまで繰り返す。
【0080】
図14は、図12の再生モード選択ダイアログ1012において「ランダム再生」を選択した場合の処理を示すフローチャートである。
【0081】
図14において、液晶プロジェクタ100は、先ず一覧表示欄801に並べられた全ファイル名から乱数などを用いて1つのファイル名を特定する(S1401)。次に取り出しうるファイル名が存在しない場合(S1402)、ランダム再生を終了する(S1407)。次に取り出しうるファイル名が存在する場合には、そのファイルをオープンし(S14003)、ヘッダ領域を解析する(S1404)。ヘッダ領域から文書画像データマーカー720を検出した場合(S1405)、そのファイルは文書画像データであり、現在の表示対象である写真画像データではないため、S1401に戻る。一方、文書画像データマーカー720を検出しなかった場合、このファイルを全画面表示する(S1406)。一定時間表示した後、再びS1401に戻り、以降全てのファイルについて処理を終了するまで繰り返し、ディレクトリ以下の全ての写真画像データを順不同で全画面表示していく。
【0082】
ここで表示対象の画像データを乱数的に探索するアルゴリズムに関しては、本発明では特に限定しない。
【0083】
次に、文書画像データの全画面表示から再生モード選択ダイアログ1012により再生モードを選択し、文書画像データを再生するまでの手順について説明する。
【0084】
図15(a)に示すように、一覧表示欄801にディレクトリF1000内のファイル名が一覧表示されており、カーソル1001が文書画像ファイルSLD_0001.JPGを選択状態で表示しているとする。ここで、ユーザがリモコン400のOKボタン411を押下すると、図15(b)のように、選択された画像ファイルが全画面表示される。
【0085】
この全画面表示状態において、ユーザがリモコン400の右方向ボタン407を押下すると、画像ファイルSLD_0001.JPGのヘッダ情報が解析される。ここでSLD_0001.JPGは文書画像データであるので、ヘッダ情報に文書画像データマーカー720を含まない。従って、図15(c)のように、全画面表示された画像データ上に再生モード選択ダイアログ1011が表示される。即ち、文書画像データについては「スライドショー再生」しか選択できない。
【0086】
図15の再生モード選択ダイアログ1011において「スライドショー再生」を選択した場合の処理は、図13の処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。

本実施形態によれば、予定された再生順序を有する文書画像データと予定された再生順序を持たない写真画像データとが同一ディレクトリに混在する場合に、文書画像データの場合にはランダム再生の対象にできないようにし、再生順序の変更を不可とする。よって、写真画像データのみについてランダム再生の対象にでき再生順序の変更を可能とし、文書画像データをランダム再生する無駄をなくすことができる。
【0087】
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、画像データの全画面表示状態において再生モード選択ダイアログ1011,1012を表示していた。これに対して、第2の実施形態では、UI画面800(図8)が表示されている状態で、一覧表示欄801(図8)からファイル名を1つ選択してから再生モード選択ダイアログ1011,1012を表示し、画像データを再生する手順について説明する。
【0088】
図16(a)に示すように、一覧表示欄801にディレクトリF1000内のファイル名が一覧表示されており、カーソル1001が写真画像ファイルIMG_1001.JPGを選択状態で表示しているとする。ここで、ユーザがリモコン400の右方向ボタン407を押下すると、図16(b)のように、UI画面上に再生モード選択ダイアログ1012が表示される。この処理は第1の実施形態の図11と同様である。
【0089】
第1の実施形態では、全画面表示された画像データに対して図11の処理が適用されたが、第2の実施形態では、UI画面800(図8)の一覧表示欄801(図8)で選択されているファイル名に対して同様の処理が適用される。図16(a)では、写真画像データIMG_1001.JPGが選択されているため、図11と同様に、図16(b)のように再生モード選択ダイアログ1012が表示される。以降、「スライドショー再生」又は「ランダム再生」を選択した後の再生手順は、第1の実施形態の図13及び図14と同様である。
【0090】
次に、図16(c)に示すように、一覧表示欄801にディレクトリF0000内のファイル名が一覧表示されており、カーソル1001が文書画像ファイルSLD_0001.JPGを選択状態で表示しているとする。ここで、ユーザがリモコン400の右方向ボタン407を押下すると、図16(d)のように、UI画面上に再生モード選択ダイアログ1011が表示される。この処理は第1の実施形態の図11と同様である。
【0091】
以降、「スライドショー再生」を選択した後の再生手順は、第1の実施形態の図13と同様である。
【0092】
なお、第1及び第2の各実施形態において、ランダム再生及びスライドショー再生のいずれの場合も、表示可能な全ての画像データの再生が終了した場合、再びUI画面800に復帰する。また、リモコン400のOKボタン411が押下されるまで繰り返し再生を実行しても良い。本発明では、スライドショー再生及びランダム再生の終了方法については特に限定しない。
【0093】
また、第1及び第2の各実施形態におけるディレクトリF0000及びF1000(図7(a))は、下位に画像データしか持たないディレクトリとして例示されている。
一方でディレクトリF2000のように、下位にファイルだけでなく別ディレクトリを持ち、且つそのディレクトリ以下にファイルを持つようなディレクトリに対して再帰的に、前述した再生モードを適用しても良い。また、カレントディレクトリ直下のファイルのみに適用し、下位のディレクトリは無視する方式を採用しても構わない。
【0094】
加えて、これらの各実施形態では、リモコン400からのボタン操作でUI画面800を操作する構成としたが、液晶プロジェクタ100の操作部103(図2)を操作するようにしても構わない。本発明はキーイベントの入力方式としてリモコン400を用いるか、装置本体の操作系を用いるかは特に限定しない。
【0095】
[第3の実施形態]
第1及び第2の各実施形態では、図7(a)に示すように、写真画像データと文書画像データが別のディレクトリに格納されている例について説明した。これに対して、同一ディレクトリ内に写真画像データと文書画像データが混在している場合もある。
【0096】
図11及び図13で述べた通り、文書画像データか写真画像データかの判定は、画像のファイルを読み出すごとに、ヘッダ領域713に文書画像データマーカー720が存在するか否かを確認している。このため、図18のように写真画像データと文書画像データが混在していても文書画像データだけを正しく識別することができる。
【0097】
本実施形態では、ディレクトリにおける画像ファイルの配置以外の構成及び機能は第1及び第2の各実施形態と同じであるため説明は省略する。
【0098】
なお、本発明は、画像データを格納した外部ストレージを直接接続可能な画像再生装置だけでなく、例えばネットワーク経由で外部ストレージにアクセス可能な画像再生装置にも適用可能である。
【0099】
[他の実施形態]
本発明はプロジェクタを例として説明したが、他の画像再生装置、例えばテレビなどに適用することも可能である。
【0100】
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給しても達成可能である。すなわち、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0101】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0102】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の半導体メモリカード、ROM等を用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合もある。
【0103】
しかし、さらにプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0104】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる場合も有得る。その後、プログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本発明に係る実施形態の画像再生装置の構成を示す図である。
【図2】本発明に係る実施形態の液晶プロジェクタの構成を示すブロック図である。
【図3】液晶プロジェクタに実装されるファームウェアの機能ブロック図である。
【図4】本発明に係る実施形態のリモコンの外観図である。
【図5】液晶プロジェクタにUSBメモリを装着した場合の液晶プロジェクタの動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る実施形態における液晶プロジェクタの動作を示すフローチャートである。
【図7】(a)はUSBメモリ200に記録されている画像ファイルのディレクトリ構成を示す図、(b)は文書画像データの生成方法を説明する図、(c)は文書画像データのフォーマットを示す図である。
【図8】液晶プロジェクタ100のUI画面を例示する図である。
【図9】図8のUI画面800の遷移を示す図である。
【図10】再生モード選択ダイアログ1011,1012を例示する図である。
【図11】本発明に係る実施形態における液晶プロジェクタの動作を示すフローチャートである。
【図12】写真画像データについて再生モード選択ダイアログが表示されるまでのUI画面の遷移を示す図である。
【図13】本発明に係る実施形態における液晶プロジェクタの動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る実施形態における液晶プロジェクタの動作を示すフローチャートである。
【図15】文書画像データについて再生モード選択ダイアログが表示されるまでのUI画面の遷移を示す図である。
【図16】画像データのファイル名が一覧表示されたUI画面において再生モード選択ダイアログが表示されるまでのUI画面の遷移を示す図である。
【符号の説明】
【0106】
100 液晶プロジェクタ
101 メモリ
102 不揮発性メモリ
103 操作部
104 電源制御部
105 電源部
106 USB I/F
108 画像処理回路
109 システム制御回路
110 フレームメモリ
111 プロジェクタ映像信号処理回路
112 信号レベル調整回路
113 液晶ドライバ
115 ランプ駆動回路(バラスト)
116 ランプ
117 液晶パネル
118 投射レンズ
119 スクリーン
120 リモコン受光部
200 USBメモリ
400 リモコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶媒体に記録された画像ファイルを再生する画像再生装置であって、
前記記憶媒体から画像ファイルを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した画像ファイルが、予定された再生順序を有する画像ファイルである文書画像ファイルか否かを判定する判定手段と、
前記取得手段により取得した画像ファイルを再生する再生手段と、
前記再生手段を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記文書画像ファイルではないと判定された場合、ユーザの操作による再生順序の変更を可能とする一方、前記文書画像ファイルであると判定された場合、前記再生順序の変更を不可とすることを特徴とする画像再生装置。
【請求項2】
前記文書画像ファイルは、複数のページからなる文章ファイルを1ページずつ画像ファイルとして変換することにより生成されることを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
【請求項3】
前記判定手段は、前記画像ファイルから属性情報を取得し、取得した属性情報を用いて画像ファイルを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
【請求項4】
前記画像ファイルは、前記文書画像ファイルと、予定された再生順序を持たない画像ファイルである写真画像ファイルとを含み、
前記記憶媒体には、前記文書画像ファイルと前記写真画像ファイルとが混在して記録されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像再生装置。
【請求項5】
前記取得手段により取得した画像ファイルのファイル名を一覧表示するとともに、当該一覧表示されたファイル名から所定のファイルを選択可能に表示する表示手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像再生装置。
【請求項6】
前記表示手段は、前記判定手段による画像ファイルの判定の結果に応じて、画像ファイルの再生順序の変更が可能なランダム再生と、再生順序の変更が不可のスライドショー再生とを選択可能に表示することを特徴とする請求項5に記載の画像再生装置。
【請求項7】
記憶媒体に記録された画像ファイルを再生する再生手段を有する画像再生装置の制御方法であって、
前記記憶媒体から画像ファイルを取得する取得工程と、
前記取得工程により取得した画像ファイルが、予定された再生順序を有する画像ファイルである文書画像ファイルか否かを判定する判定工程と、
前記再生手段を制御する制御工程と、を有し、
前記制御工程では、前記文書画像ファイルではないと判定された場合、ユーザの操作による再生順序の変更を可能とする一方、前記文書画像ファイルであると判定された場合、前記再生順序の変更を不可とすることを特徴とする制御方法。
【請求項8】
請求項7に記載の制御方法を画像再生装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図1】
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【図12】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−284099(P2009−284099A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−132354(P2008−132354)
【出願日】平成20年5月20日(2008.5.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】