画像処理装置及び画像処理装置の制御装置
【課題】データストレージに保存されている多数、多種別のデータを検索する際に、簡単にデータ検索することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】データを保存する保存手段と、上記保存手段に保存されているデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化手段と、画像データを表示し、また、上記グループ化手段がまとめたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示手段と、上記表示手段に表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを具備する操作手段と、上記グループ化手段がまとめたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
【解決手段】データを保存する保存手段と、上記保存手段に保存されているデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化手段と、画像データを表示し、また、上記グループ化手段がまとめたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示手段と、上記表示手段に表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを具備する操作手段と、上記グループ化手段がまとめたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラの発展やストレージ、メディア等の大容量化等に伴い、メモリカード等のデータを保存するストレージメディアに保存するデータの種類が多様化している。たとえば、メモリカードの中には、デジタルカメラで撮影した静止画や動画、また取り込んだPDFファイルがあり、USBメモリには、デジカメの写真からPCで作成した静止画、動画、PCで作成した文書データ等のデータが入っている。
【0003】
つまり、ストレージ内のデータの種別が、1つのストレージの中でも多様化している。また、そのデータを使用して印刷等を行う場合も、複合機の発展に伴い、様々なソリューションが増えている。
【0004】
したがって、1つのストレージの中に入っている多数、多種別のデータについて、ユーザが、スムーズにアクセスできるような対応が求められている。
【0005】
その方法の1つとして、ホイールデバイスを用いたデータへのアクセス方法がある。ホイールデバイスを使用した場合、通常のキー押下に比べて、操作が手早く、かつ項目を進めることができるので、多数のデータから選択する場合、データの検索や設定等に用いられている。また、その使用方法としてもいくつかの方法がある。
【0006】
たとえば、ホイールの回転に対応して複数の情報列を表示し、フォーカスされた1つの表示列を選択してから、回転デバイスで操作することができる方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0007】
また、ホイールを用いて、大量の画像を検索するための方法として、次の方法がある。表示の一画面に、全ての画像が入りきらない場合、画像のサムネイルを円形に並べ、奥に消えていく表現も含めて、立体的に表現し、他に情報があることを示唆する表現が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2004−363707号公報
【特許文献2】特開2004−295159号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記従来方法では、現在のデータの多様化に伴うアクセス性に、対応することができない。
【0009】
特許文献1記載の発明では、複数種類のデータを、それぞれの円環として表現し、その円環を動かすために、ホイールを使っている。つまり、所望のデータにアクセスするために、その円環を探し、選択する必要がある。
【0010】
また、特許文献2記載の発明では、画像の総数がどのような数でも、表現することができるが、そこで用いた表現は、1つのルールに則って並べられたものであるので、検索する際に、その目的の画像に辿り着くことが困難であるという問題がある。
【0011】
本発明は、データストレージに保存されている多数、多種別のデータを検索する際に、簡単にデータ検索することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、データを保存する保存手段と、上記保存手段に保存されているデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化手段と、画像データを表示し、また、上記グループ化手段がまとめたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示手段と、上記表示手段に表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを具備する操作手段と、上記グループ化手段がまとめたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、データストレージに保存されている多数、多種別のデータを検索する際に、簡単にデータ検索することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
【実施例1】
【0015】
図1は、本発明の実施例1である画像処理システムを構成する画像処理装置100の概略構成を示すブロック図である。
【0016】
画像処理装置100は、CPU1と、ROM2と、RAM3と、画像メモリ4と、データ変換部5と、読取制御部6と、読取部7と、操作部8と、通信制御部9と、解像度変換処理部10と、符号復号化処理部11とを有する。また、画像処理装置100は、記録制御部12と、記録部13と、給紙部14と、USBファンクション制御部15と、データ蓄積部16と、USBホスト制御部17と、CPUバス18とを有する。
【0017】
CPU1は、システム制御部であり、画像処理装置100の全体を制御する。
【0018】
ROM2は、CPU1が実行する制御プログラムや組み込みオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納する。実施例1では、ROM2に格納されている各制御プログラムは、ROM2に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。
【0019】
RAM3は、SRAM(static RAM)等で構成され、プログラム制御変数等を格納し、また、オペレータが登録した設定値や、画像処理装置100の管理データ等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
【0020】
画像メモリ4は、DRAM(dynamic RAM)等で構成され、画像データを蓄積する。
【0021】
データ変換部5は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、キャラクタデータのCG(computer graphics)展開等、画像データを変換する。
【0022】
次に、読取制御部6について説明する。
【0023】
読取部7が、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ)によって原稿を光学的に読み取る。次に、電気的な画像データに変換した画像信号を、図示しない画像処理制御部を介して、2値化処理や中間調処理等、各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力する。なお、実施例1では、読取制御部6は、原稿を搬送しながら読み取りするシート読取制御方式と、原稿台にある原稿をスキャンするブック読取制御方式との両制御方式に対応している。
【0024】
操作部8は、ホームキー、ナビキー、決定キー、戻るキー等を備え、ユーザが、画像印刷データを決定するための操作部であり、また、設定データを登録するための操作部である。また、操作部8は、各種キー、LED(発光ダイオード)と、LCD(液晶ディスプレイ)等を有する。この結果、オペレータによる各種入力操作や、画像処理装置100の動作状況、ステータス状況の表示等を実行する。
【0025】
通信制御部9は、MODEM(変復調装置)や、NCU(網制御装置)等によって構成されている。実施例1では、通信制御部9は、アナログの通信回線(PSTN)L1に接続され、T30プロトコルでの通信制御、通信回線に対する発呼と着呼等の回線制御を行う。
【0026】
解像度変換処理部10は、画像データのミリ−インチ解像度変換等、解像度変換制御を行う。なお、解像度変換処理部10において、画像データの拡大縮小処理も可能である。
【0027】
符号復号化処理部11は、画像処理装置100で扱う画像データ(MH、MR、MMR、JBIG、JPEG等)について、符号復号化処理や、拡大縮小処理を行う。
【0028】
記録制御部12は、印刷される画像データについて、図示しない画像処理制御部を介して、スムージング処理や記録濃度補正処理、色補正等、各種画像処理を施し、高精細な画像データに変換し、記録部13に出力する。また、記録部13を制御することによって、記録部13の状態情報を、定期的に取得する。
【0029】
記録部13は、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等からなる印刷装置であり、カラー画像データ、又はモノクロ画像データを印刷部材に印刷する。
【0030】
給紙部14は、印刷のための用紙を保持する部位である。記録制御部12からの制御によって、給紙部14から給紙する。特に、給紙部14は、複数種類の用紙を1つの装置に保持するために、複数の給紙部を用意することができる。そして、記録制御部12が、どの給紙部から給紙を行うかを制御する。
【0031】
USBファンクション制御部15は、USBインタフェースの通信制御を行う。USB通信規格に従って、プロトコル制御を行い、CPU1が実行するUSB制御タスクからのデータを、パケットに変換し、外部の情報処理端末に、USBパケット送信を行う。逆に、外部の情報処理端末からのUSBパケットを、データに変換し、CPU1に送信する。
【0032】
データ蓄積部16は、データを蓄積する。画像メモリ4でのDRAMは、データバックアップ用の領域を用意していないので、実施例1では、データ蓄積部としてデータ保存領域を用意し、画像メモリ4と共有する場合もある。データ蓄積部16に、データのバックアップ等を行うことができる。また、データ蓄積部16に、デジタル画像等を保存し、印刷に用いる。実施例1では、データ蓄積部16としてDRAMを用いているが、ハードディスクや揮発性メモリ等を使用するようにしてもよい。
【0033】
USBホスト制御部17は、USB通信規格で定められているプロトコルで通信するための制御部である。USB通信規格は、双方向のデータ通信を高速に行うことができる規格であり、1台のホスト(マスター)に、複数のハブ又はファンクション(スレーブ)を接続することができる。
【0034】
メモリカードMC1は、データ記憶媒体であり、画像処理装置100に接続することができる。実施例1では、USBホスト制御部17とインタフェースとで接続されているが、これら以外のもので接続するようにしてもよい。画像のデータやその他電子データは、USBホスト制御部17を介して、メモリカードMC1内のデータにアクセスすることができる。
【0035】
データ蓄積部16は、データを保存する保存手段の例である。
【0036】
CPU1は、上記保存手段に保存されているデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化手段の例である。
【0037】
操作部8は、画像データを表示し、また、上記グループ化手段がまとめたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示手段の例である。操作部8は、上記表示手段に表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを具備する操作手段の例である。
【0038】
CPU1は、上記グループ化手段がまとめたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御手段の例である。
【0039】
上記スイッチの回転方向を、甲方向と乙方向とする。上記表示手段は、1つのグループのデータを表示している際に、上記甲方向に1つのグループのデータを並べたときに、上記1つのグループのデータの先頭の上記乙方向に、他のグループのデータの先頭を隣り合わせる手段である。また、上記表示手段は、上記乙方向に、上記他のグループのデータを並べて表示する手段である。
【0040】
さらに、上記表示手段は、上記乙方向に1つのグループのデータを並べたときに、上記他のグループの先頭のデータの上記甲方向に、上記他のデータの先頭を隣り合わせ、さらに、上記甲方向に、上記他のグループのデータを並べて表示する手段である。
【0041】
上記1つのグループのデータを表示している際に、上記スイッチの回転方向を甲方向と乙方向とする。この場合、上記表示手段は、上記甲方向に、1つのグループのデータを並べたときに、上記1つのグループの最後のデータの次に、他のグループのデータの先頭をつなげて表示する手段である。
【0042】
そして、上記表示手段は、上記乙方向に、1つのグループのデータを並べ、この1つのグループの最後のデータの次に、他のグループのデータの先頭をつなげて、上記乙方向にデータを並べて表示する手段である。
【0043】
加えて、上記表示手段は、上記1つのグループのデータが並んでいる領域と、上記他のグループのデータが並んでいる領域とに、互いに異なる色又はマークを表示する手段である。
【0044】
また、上記表示手段は、上記1つのグループのデータが並んでいる領域と、上記他のグループのデータが並んでいる領域とに、互いに異なる色又はマークを、各グループの検索画面においても表示する手段である。
【0045】
実施例1において、記録機能のUSB通信は、1対1の接続形態を用いる。
【0046】
上記構成要素1〜6、8〜17は、CPU1が管理するCPUバス18を介して、相互に接続されている。
【0047】
実施例1において、読取部7と読取制御部6とにおいて、文書原稿を読み取り、解像度変換処理部10やデータ変換部5を介して、データ蓄積部16に文書データを保存する。
【0048】
そして、操作部8からの操作によって、文書を検索することができる。なお、実施例1で想定している文書データは、上記方法による文書だけでない。メモリカードMC1からの転送によるデータ、通信制御部を介したデータのように、データをデータ蓄積部16に保存している状態であり、文書がページ情報をもっている場合であれば、文書データとして使用することができる。
【0049】
図2は、画像処理装置100の操作部8の具体例を示す図である。
【0050】
操作部8は、LCD8aと、電源キーK1と、用紙切換キーK2と、ナビキーK3と、ホームキーK4と、ホイールデバイスHD1と、OKボタンBT1と、上下左右キーK5と、+−キーK6とを有する。また、操作部8は、モノクロスタートキーK7と、カラースタートキーK8と、ストップキーK9と、ファンクションキーK10と、戻るキーK11とを有する。
【0051】
LCD8aは、メッセージやオペレーションプロンプト、各種情報を表示するディスプレイである。
【0052】
電源キーK1は、装置の電源をON/OFFするキーである。用紙切換キーK2は、給紙部14の給紙部が複数の給紙部位を持つ際に、使用する給紙部に切り換えを行う際に使用するキーである。ナビキーK3は、装置の操作を簡単に行うナビモードへ入るためのキーである。
【0053】
ホームキーK4は、コピー、スキャン、カード印刷、DVD/CD印刷や設定等のジョブへ入るための入り口であるホーム画面に進むためのキーである。
【0054】
ホイールデバイスHD1は、右回りや左回りに回すことによって、値を多入力するデバイスである。ホイールデバイスHD1を回すことによって、画像を次々に選択し、数値を増減することができる。実施例1では、合成画像の位置移動や回転等に使用する。
【0055】
OKボタンBT1は、選択された項目について、決定するキーである。上下左右キーK5は、フォーカス位置の移動や数値の変更等、上下左右で変更が可能なものを変更する。
【0056】
+−キーK6は、メニューやユーザ登録等、ユーザが複数の選択肢から選択を行う際に使用されるキーである。マイナス、プラスは、それぞれ逆順、正順である。
【0057】
モノクロスタートキーK7は、白黒ファクシミリ送信、白黒コピー等を開始するキーである。カラースタートキーK8は、カラーファクシミリ送信、カラーコピー、カラー写真印刷等を開始するキーである。ストップキーK9は、ファクシミリ送受信、コピーやその他のオペレーション操作を停止させるキーである。
【0058】
ファンクションキーK10は、画面と対応しているキーである。LCD8aの下部にファンクションキーK10に対応する表示がされ、その表示に基づいて、ユーザがボタンを押す仕組みである。画面によって、その機能は変わるので、マルチな機能で使用可能である。
【0059】
戻るキーK11は、操作フロー等の途中で戻りたい場合に押下するキーである。押下することによって、1つ前の動作に戻ることができる。
【0060】
操作部8は、上記キーやデバイスを持ち、ユーザが装置の操作を行うことができる。実施例1において、上記デバイスを使用しているが、本件の効果を実現する手段であれば、操作部は、この限りではない。
【0061】
画像処理装置100は、データ蓄積部16やメモリカードMC1等のデータが保存できる領域に保存されているデータを、操作部8を介して操作することによって、記録部13を用いて印刷することができる。その際に、保存されている画像を一覧で表示し、選択することが必要である。
【0062】
特に、実施例1では、表示対象である画像が、データ蓄積部16に保存され、このデータ蓄積部16から画像を読み出して表示する。
【0063】
図3は、画像処理装置100が使用するデータストレージ30、グループGA、GBを示す図である。
【0064】
データストレージ30は、データ蓄積部16、メモリカードMC1、デジタルカメラDC1等で構成され、デジタル画像データ“イ”、“ロ”、“ハ”、“ニ”、“ホ”、“へ”、“ト”、“チ”、“リ”、“ヌ”を蓄積している。画像処理装置100は、データストレージ30を認識し、データストレージ30に格納されているデジタル画像データ“イ”〜“ヌ”を、印刷等に使用するために表示する。
【0065】
データストレージ30には、デジタル画像データ“イ”〜“ヌ”以外にも、デジタル画像が格納されている。
【0066】
実施例1では、データストレージ30に、デジタル画像データ“イ”〜“ヌ”のそれぞれが格納されている。しかし、LCD8aに表示し、選択が可能なデータであれば、デジタル画像データ“イ”〜“ヌ”以外のデータを、データストレージ30に格納するようにしてもよい。
【0067】
グループGAは、データストレージ30に格納されているデジタル画像データを、グループとして順番に並べたものである。順番A1〜A10は、各デジタル画像データの順番である。順番A10以降も、順番A11、A12、……のように、グループGAに当てはまるデジタル画像データがグルーピングされている。
【0068】
グループGBは、データストレージ30に格納されているデジタル画像データを、グループとして順番に並べたものである。順番B1〜B10は、各デジタル画像データの順番である。順番B10以降も、順番B11、B12、……のように、グループGBに当てはまるデジタル画像データがグルーピングされる。
【0069】
実施例1でのグループGAとグループGBとは、それぞれデータストレージ30に格納されているデジタル画像データを、グループGAとGBとに分けたのではない。データストレージ30に格納されているデジタル画像データについて、グループGAの条件に合致するデジタル画像データを、グループGAに所属させ、グループGBの条件に合致するデジタル画像データを、グループGBに所属させている。したがって、条件によっては、グループGAに属するデジタル画像データが、グループGBにも属することがある。ここでは、グループGAとグループGBとに属するデジタル画像データは、互いに重複しているが、グループ内での順番が異なっている。
【0070】
次に、上記グループの条件を、具体例で説明する。
【0071】
たとえば、デジタル画像データとして、デジタルカメラDC1で撮影したデジタル画像データがあるとする。グループGAに、静止画が属し、グループGBに、動画が属している。また、グループGAに、JPEGデータが属し、グループGBに、PDFデータが属するとしてもよい。さらに、グループGAに、風景の写真が属し、グループGBに、人物の写真が属するとしてもよい。そして、グループGAに、夜に撮影した画像が属し、グループGBに、昼に撮影した画像が属するとしてもよい。ここに挙げた例では、グループGAとGBとの両グループに、同じデータが入ることは少ないが、グループGAとGBとに、同じデータが属するようにしても問題が無い。
【0072】
図28は、グループ条件の具体例を表で示す図である。
【0073】
また、このグループ化は、ソートやデバイスによる切り分けであると考えてもよい。たとえば、実施例2のように、1のソート方法によって、1つのグループを作り、別のソート方法によって、別のグループを作るようにしてもよい。ソートやデバイスでの切り分けについては、実施例2、実施例3に示す。実施例1としては、グループとして定義し、説明する。
【0074】
図4は、LCD8aに表示されている待機画面DP1のレイアウト例を示す図である。
【0075】
待機画面DP1は、領域R1、R2を有する。領域R1は、グループGAを表示していることを示すために、その背景を白にしてある。領域R2は、グループGBを表示していることを示すために、その背景をグレー(網点)にしてある。
【0076】
グループGAのデータ“ロ”、“ハ”、“ヌ”、“チ”、“イ” が、左半円上(左半円周上)に配置されている。グループGBのデータ“ト”、“イ”、“ニ”、“ホ”、“へ”が、右半円上(右半円周上)に配置されている。このように、領域R1に、グループGAの画像群を並べ、領域R2に、グループGBの画像群を並べ、待機画面DP1に、2つのグループGA、GBの画像群を並べている。さらに、それぞれが左半円、右半円に配置され、トータルで円になるように表現されている。この円は、操作部8のホイールデバイスHD1の円で動かすことができる。
【0077】
図5は、LCD8aに表示されている待機画面DP1のレイアウト例を示す図である。
【0078】
同じデータストレージ30について、グループGAとグループGBとに並べられている順番に特徴がある。この特徴のために、同じデータが入ることがある。たとえば、デジタル画像データ“イ”が、グループGA、GBの両者に含まれている。これは、グループGAのルールでデジタル画像データを並べ、グループGBのルールでデジタル画像データを並べた結果、たまたま、グループGAにデジタル画像データ“イ”が含まれ、また、グループGBにもデジタル画像データ“イ”が含まれたのである。ただし、デジタル画像データ“イ”が配置されている順番が変わっている。
【0079】
このような待機画面を表示し、ユーザに、画像の選択を行わせる。画像を選択する場合、操作部8のホイールデバイスHD1を使用して、メイン操作する。
【0080】
図6は、図5に示す待機画面DP1が表示されているときに、グループGAのデータを検索するために、グループGAにアクセスした場合の画面DP2を示す図である。
【0081】
図5に示す待機画面DP1において、ホイールデバイスHD1を左回転すると、グループGAのデータを検索することができる。つまり、ホイールデバイスHD1を用いて左半円のデータを引っ張り出すイメージで検索する。画像選択の最初の画面である待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を使用して、左回転で回した場合の画面が、画面DP2である。
【0082】
フォーカスF1は、現在選択している画像を、ユーザに示すためのものである。図6に示す状態では、デジタル画像データ“ロ”に、フォーカスF1が当たり、デジタル画像データ“ロ”が選択されている。また、図6において、ホイールデバイスHD1が左回りに回っている様子が示されている。
【0083】
図7−1、図7−2、図7−3は、グループGAのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を左周りで回した場合の表示画面を示す図である。
【0084】
図6に示す状態から、ホイールデバイスHD1をさらに左回しで回転すると、画面DP3に示すように、フォーカスF1が当たっているデジタル画像データが、“ロ”から“ハ”に変化する。ホイールデバイスHD1をさらに回すことによって、画面DP4に示すように、フォーカスF1が当たっているデジタル画像データが、“ハ”から“ヌ”に変化する。そして、ホイールデバイスHD1をさらに回すことによって、画面DP5、DP6、DP7に示すように、フォーカスF1が当たっているデジタル画像データが、“チ”、“イ”、“リ”に変化する。つまり、図3に示すグループGAの順番で、デジタル画像データを選択することができる。
【0085】
また、ホイールデバイスHD1を左回りに回すことによって、グループGAのデータ群も、円の軌跡で移動する(フォーカスF1の位置は変化しない)。このために、ホイールデバイスHD1の動作と、画面表示での動作とを、直感的に行うことができる。
【0086】
ここで、ホイールデバイスHD1を右回りに回せば、たとえば、画面DP7の状態で、ホイールデバイスHD1を右回りに回せば、画面DP6、DP5、DP4の順で、画面が変化し、デジタル画像データも右回りに移動する。
【0087】
このように、図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を用いて、グループGAのデジタル画像データを直感的に選択することができる。
【0088】
図8は、図5に示す待機画面DP1が表示されているときに、グループGBのデータを検索するために、グループGBにアクセスした場合の画面DP12を示す図である。
【0089】
図5に示す状態で、ホイールデバイスHD1を右回転すると、グループGBのデータを検索することができる。つまり、ホイールデバイスHD1を用いて右半円のデータを引っ張り出すイメージで検索する。画像選択の最初の画面である図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を使用して、右回転で回した場合の画面が、画面DP12である。
【0090】
画面DP12は、画像選択の最初の画面である。図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1で右回転に回した際の画面である。デジタル画像データ“ト”、“イ”、“ニ”、“ホ”、“へ”は、グループGBとして並べられたデータである。フォーカスF1は、現在選択している画像をユーザに示すためのフォーカスである。画面DP12では、データ“ト”に、フォーカスF1が当たり、データ“ト”が選択されている。また、図8には、ホイールデバイスHD1が右回りに回っている様子を示してある。このまま右回りで回した場合の画面における動きを、図9に示してある。
【0091】
図9−1、図9−2は、グループGBのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を右周りで回した場合の表示画面を示す図である。
【0092】
画面DP12に示す状態から、ホイールデバイスHD1をさらに右回しで回転すると、画面DP13に示すように、フォーカスF1が当たっているデジタル画像データが、“ト”から“イ”に変化する。ホイールデバイスHD1をさらに回すと、画面DP14、DP15に示すように、フォーカスF1が当たっているデジタル画像データが、“ニ”、“ホ”に変化する。図3に示すように、グループGBの順番で、デジタル画像データを選択することができる。また、ホイールデバイスHD1を右回りに回すと、グループGBのデータ群を、円の軌跡で、右回りに移動する。したがって、ホイールデバイスHD1の動作と、画面表示とによって、ユーザは、直感的に操作することができる。
【0093】
また、ここで、画面DP15から左回りに回せば、画面DP15、DP14、DP13のように表示しデータが左回りに移動する。
【0094】
このように、グループGBのデータを、図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を用いて、デジタル画像データを、ユーザが直感的に選択することができる。
【0095】
図10は、ホームキーK4を押下した場合における動作の一例を示す図である。
【0096】
画面DP21は、グループGAのデータを検索する画面である。この場合、図2に示したホームキーK4を押下すると、待機画面DP1へ戻る。待機画面DP1は、図5に示すように、画像選択の最初の画面であり、グループGAとグループGBとの両方のデータが表示されている画面である。
【0097】
この方法によって、一方のグループのデータを検索している場合、他方のグループの検索にアクセスすることができる。
【0098】
図11は、図5〜図10に示す動作のフローチャートである。
【0099】
このフローチャートは、本装置において、データストレージ30に格納されているデータを表示し、選択する動作を示す。
【0100】
まず、S1で、データストレージ30に格納されているデータを、第1のグループ条件でグルーピングする。たとえば、図4に示すグループGAのようにグルーピングする。
【0101】
次に、S2で、データストレージ30に格納されているデータを、第2のグループ条件でグルーピングする。たとえば、図4に示すグループGBのようにグルーピングする。このように、データストレージ30に格納されているデータを、2つのグループにグルーピングする。繰り返していうが、第1のグループと第2のグループとに分けているのではなく、データストレージ30に格納されているデータを、2つのグループにそれぞれ分けているだけである。よって、2つのグループに重複して、データが存在することがある。グルーピングの条件によっては、たまたま重複しない場合も存在するが、それは、グループ化の条件次第である。
【0102】
次に、S3では、S1でグルーピングした結果を、図5に示す表示方法によって、左の半円に順番に配置する。S4では、S2でグルーピングした結果を、図5に示すような表示方法で、右の半円に順番に配置する。
【0103】
上記のように、2つのグルーピングした結果を、1つの円周上に配置して表示する。この表示例は、図4、図5に示す通りである。S5で、データを検索することができる。この詳細を、図12において説明する。S5で、ホームキーK4が押下されると、S1に戻り、画像検索から待機の画面へ再び戻り、グループを選択することができる。
【0104】
図12は、実施例1において、データ選択する動作を示すフローチャートである。
【0105】
このフローチャートは、図5に示す2つのグループが1つの円周上に配置されている画面において、ホイールデバイスHD1を用いて、データを選択する動作を示す。
【0106】
まず、S11で、ユーザがホイールデバイスHD1を回転したことを認識する。S12で、ホイールデバイスHD1の回転方向を判別する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)であれば、S13に移動する。S13で、第1のグルーピング結果に基づいて、データを検索することができる。
【0107】
第1のグルーピング結果のデータを検索する動作を、図13で詳細を示す。一方、ホイールデバイスHD1が、右回転(時計回り)であれば、S14に移動する。S14で、第2のグルーピング結果に基づいて、データを検索することができる。第2のグルーピング結果のデータを検索する動作を、図14で詳細に説明する。
【0108】
図13は、第1のグループGAのデータを検索する動作を示す図である。
【0109】
このフローチャートは、図12に示すように、左回転で回された場合、図6、図7に示すように、第1のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0110】
S21で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)されたら、S22で、データをグループで並べた逆順で移動させる。逆順で表示し、一番先頭まで達したら、最後尾に戻り、逆順でデータを表示し、逆順でデータを移動する。一方、S21でホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)に回されていたら、S24で、データを並べた正順で、データを移動させる。正順で表示し、ループの最後尾まで達したら再び、先頭に戻り、正順でデータを表示し、正順でデータを移動する。
【0111】
図13に示すフローチャートは、図12で左回転(反時計回り)に回された場合に実行する動作である。そして、そのまま左回転(反時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。S21で、OKボタンBT1を押下すると、S23に移動し、フォーカスF1で選択されているデータを選択されたと判断し、フローチャートを終了する。また、S21で、ホームキーK4が押下されると、フローチャートを終了し、S5で説明したように、初期の待機画面DP1を再び表示する。つまり、データ検索から待機画面DP1へ戻り、データを選択することができる。
【0112】
図14は、第2のグループGBのデータを検索する動作の例を示すフローチャートである。
【0113】
図14に示すフローチャートは、図12において、右回転で回されると、図8、図9に示すように、第2のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0114】
S31で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)されたら、S32で、データをグループで並べた逆順で移動する。逆順で表示し、一番先頭まで達したら、最後尾に戻るようにループする。一方、S31で、ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)に回されたら、S34で、データを並べた正順で移動させる。正順で表示し、最後尾に達したら、先頭に戻るようにループする。
【0115】
図14に示すフローチャートは、図12で右回転(時計回り)に回された場合の動作を示すフローチャートである。そして、そのまま右回転(時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。
【0116】
S31で、OKボタンBT1を押下すると、S33に移動し、図8に示すフォーカスF1が選択されているデータを選択されたと判断し、フローチャートを終了する。S31で、ホームキーK4を押下すると、このフローチャートを終了し、S5で説明したように、初期の待機画面DP1を表示する。つまり、データ検索から待機画面DP1へ戻り、データを選択することができる。
【0117】
このようにすることによって、図5に示すように、グループを2つ表示し、ホイールデバイスHD1を介して操作するだけで、どちらかのグループのデータ群へアクセスすることができる。また、そのまま操作することによって、データを選択することができる。
【0118】
また、図12〜図14に示すように、ホームキーK4を押下することによって、データ選択状態から初期のグループを選択する画面に移動することができる。上記実施例では、ホームキーK4を押下することによって、データ選択状態から、初期のグループを選択する画面に移動する。なお、ホームキーK4を押下する代わりに、同様の動作を行うキーや、タッチパネルでの接触等によって、ユーザが装置にアクションするようにしてもよい。
【0119】
図15は、グループを設定するための一例を示す図である。
【0120】
実施例1では、図4に示すように、データストレージ30に対して、2つのグループGA、GBで順序を付けている。図15に示す例は、そのグループの条件を設定する例である。具体的には、図28に関して後述するが、グループ分けとしていろいろな例がある。それらを、図15に示す設定方法によって、可能な選択肢の中で、ユーザが設定したい2つのグループを設定することができる。
【0121】
S41で、設定メニューに入る。実施例1において、ナビキーK3を押下することによって、設定メニューを呼び出すことができる。S42で、第1のグループを設定する。実施例1では、ホイールデバイスHD1を使用して、第1のグループを選択し、OKボタンBT1で決定する。S43で、第2のグループを設定する。実施例1では、ホイールデバイスHD1を介して選択し、OKボタンBT1で決定する。
【0122】
このように設定されたグループの設定において、図5に示すように、2つのグループGA、GBを表示することができる。
【0123】
上記方法によって、データストレージ30(データ蓄積部16)に保存されている多数、多種別のデータを検索する際に、上記実施例においてホイールデバイスHD1を使用し、表示することによって、簡単にデータ検索することができる。
【0124】
実施例1では、データストレージ30に格納されているデータを、2つのグループにグルーピングし、表示することができる。実施例1では、グルーピングする場合、図28に示すグループを例としている。これは、データの種類等の条件によるグルーピングである。これらが、図28に示すソートの条件やデバイス毎等の条件によってグルーピングするようにしてもよい。
【0125】
なお、ソートによってグルーピングする例を、実施例2で説明し、デバイスによってグルーピングする例を、実施例3で説明する。つまり、実施例1におけるグルーピングは、データを、2種で並べる場合であれば、実施例1に示す以外のグルーピングでもよい。具体的には、図28に示すように、ソート条件であれば、最新日付と印刷された履歴での順番、最新日付順と顔検索の順等のようなものでグルーピングする。なお、上記「顔検索の順」は、たとえば、特定の人物の顔が存在している画像を検索し、この検索された画像のうちで、顔の数を条件にして、画像をソートすることである。
【0126】
また、デバイスによってグルーピングする場合、装置の内部ストレージと外部ストレージとで、データを分けることができる。つまり、内部ストレージに格納されているデータは、データ蓄積部16に保存されているデータであり、外部ストレージに格納されているデータは、メモリカードMC1に格納されているデータである。
【実施例2】
【0127】
本発明の実施例2は、図5に示すグループを、ソートの種類として実行する実施例である。
【0128】
また、各データ検索を行っている際に、待機画面DP1へ戻る場合、図10に示すホームキーK4を使用する動作以外の実施例について述べる。
【0129】
図1〜図10の画面表示の概念は、実施例1と同様である。
【0130】
図16は、待機画面DP1への戻り方について、図10で説明したホームキーK4を使用する方法以外の方法を示す図である。
【0131】
実施例2は、具体的には、ホイールデバイスHD1のみで図5に示す待機画面DP1に戻す実施例である。
【0132】
待機画面DP31は、データをグループ選択するデータ選択の待機画面である。ホイールデバイスHD1を操作することによって、図6〜図9に示すデータ選択画面になる。ここでは、例として、画面DP32は、待機画面DP31でホイールデバイスHD1を左回り(反時計回り)に回した場合に、データを選択する画面である。
【0133】
ここから、逆の右回り(時計回り)を行うと、データの逆順で表示する。この様子を、画面DP32、DP33に示す。データ選択画面DP33は、フォーカスF1が当たっているデータは、“ロ”であり、第1のグループGAの先頭である。
【0134】
つまり、画面DP31で左回りに回して表示される最初の画面である。さらに右回りを行うと、画面DP34のように、待機画面DP31に示すデータのグループ選択が可能なデータ選択の初期画面になる。このように、実施例2は、実施例1で示したホームキーK4で、データのグループ選択が可能なデータ選択の初期画面に戻るだけでなく、ホイールデバイスHD1の操作のみで戻ることができる。
【0135】
なお、実施例2は、待機画面DP31で左回りで回し、その後に、右回りに回すことによって、先頭に戻る実施例である。
【0136】
しかし、逆のように、待機画面DP31で右回りに回し、その後に左回りで回しても、上記と同様に、検索画面から待機画面DP31へ戻る。この詳細の動作を、図19、図20に示すフローチャートに記載してある。
【0137】
図17は、図5〜図10及び図16の動作を示すフローチャートである。
【0138】
ただし、ソートでグルーピングしたとする。図28に記述されている最新日付順、印刷履歴順等のソート方法によってグルーピングする。
【0139】
図17に示すフローチャートは、実施例2において、図4で説明したデータストレージ30に格納されているデータを表示し、選択する動作を示すフローチャートである。
【0140】
S51で、データストレージ30に格納されているデータを、第1のソート条件で、ソートする。S52で、データストレージ30に格納されているデータを、第2のソート条件でソートする。このように、データストレージ30に格納されているデータを、2つのソート条件でソートし、グループ毎に、グルーピングする。繰り返していうが、第1のグループと第2のグループとに分けているのではなく、同一のデータストレージ30に格納されているデータについて、2つのソートをそれぞれ行うことによって、グルーピングする。したがって、2つのグループに、重複してデータが存在する。ソート条件によっては、2つのグループに、データが重複しない場合もある。
【0141】
S53では、S51でソートによってグルーピングした結果を、図5に示す表示方法によって、左の半円に順番に配置する。S54では、S52でソートによってグルーピングした結果を、図5に示す表示方法によって、右の半円に順番に配置する。
【0142】
このようにして、2つのグルーピングによる結果を、1つの円周上に配置し、表示する。S55で、デジタル画像データを検索することができる。この詳細を、図12のフローチャートに示す。S55で、ユーザがホームキーK4を押下すると、S51に戻り、画像検索から待機画面DP31へ戻り、データを選択することができる。
【0143】
次に、データを選択する動作について説明する。
【0144】
図18は、実施例2において、データを選択する動作を示すフローチャートである。
【0145】
このフローチャートは、図5に示す2つのグループが、1つの円周上に配置されている画面において、ホイールデバイスHD1を用いて、データを選択する動作を示すフローチャートである。
【0146】
S61で、ユーザがホイールデバイスHD1を回転したことを認識する。S62で、ホイールデバイスHD1の回転方向を判別する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)すると、S63で、第1のソート結果に基づいて、デジタル画像データを表示し、検索することができる。第1のソート結果をデータ検索する動作の詳細を、図19のフローチャートに示す。一方、ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)すれば、S64で、第2のソート結果に基づいて、デジタル画像データを表示し、検索することができる。第2のソート結果をデータ検索する動作の詳細を、図20のフローチャートに詳細に示す。
【0147】
図19は、第1のソート結果について、データ検索する動作を示すフローチャートである。
【0148】
このフローチャートは、図18に示すように、ホイールデバイスHD1が左回転で回された場合、図6、図7に示すように、第1のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0149】
S71で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)されれば、S72で、現在のフォーカスが、ソートのどのデータに当たっているかを判別する。ソートされたデータの先頭をフォーカスしていれば、S74で、待機画面DP31を表示する。この「待機画面」は、図5に示すデータのグループ選択が可能なデータを選択する待機画面であり、図16に示す画面DP33、DP34である。
【0150】
このようにすれば、ホームキーK4を使用せず、ホイールデバイスHD1のみを使用することによって、データをグループ選択する待機画面DP31へ遷移することができる。また、S72で、フォーカスF1がソートの先頭にないと判断されると、S73で、ソートの選択項目を逆順で、次に移動する。一方、S71でホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)に回されていれば、S75で、データを並べた正順で移動させる。
【0151】
図19のフローチャートの動作は、図12で左回転(反時計回り)に回された場合に実行する動作である。そして、そのまま左回転(反時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、待機画面DP31から、ホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。また、逆に、そこから右回転を行うと、データを逆に移動させることができ、データが最初まで移動すれば、待機画面DP31に戻る。さらに右回転すると、もう1つのデータグループを表示することができる。
【0152】
また、S71でOKボタンBT1を押下すると、S76に移動し、図6に示すフォーカスF1の状態でデータが選択されたと判断し、フローチャートを終了する。また、S71でホームキーK4を押下した場合、このフローチャートを終了し、S55で説明したように、初期の待機画面DP31を表示する。つまり、データ検索から待機画面へ戻り、データを選択することができる。
【0153】
図20は、第2のソート結果について、データ検索する動作を示すフローチャートである。
【0154】
このフローチャートは、図18に示すように、ホイールデバイスHD1が右回転で回された場合、図8、図9に示すように、第2のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0155】
まず、S81で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回りに回転)されたら、S82で、現在のフォーカスが、ソートのどのデータに当たっているかを判別する。フォーカスF1がデータの先頭にあれば、S84で、待機画面DP31へ進む。この「待機画面」は、図5に示すデータをグループ選択する待機画面であり、図16に示す画面DP33、DP34である。この動きによって、ホームキーK4を使用せずに、ホイールデバイスHD1のみを使用することによって、データをグループ選択する待機画面DP31へ遷移することができる。
【0156】
S82で、フォーカスF1がソートの先頭にないと判断されると、S83で、ソートの選択項目を逆順で、次に移動する。一方、S81で、ホイールデバイスHD1が右回転で(時計回りに)回されていれば、S85で、データを並べた正順で移動させる。
【0157】
このフローチャートの動作は、図12において右回転(時計回り)に回された場合に実行する動作である。そして、そのまま右回転(時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、待機画面DP31から、ホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。また、逆に、そこから左回転を行うと、データを逆に見ることができ、データの先頭に行けば、待機画面DP31に戻る。さらに左回転すると、もう1つのデータグループを表示することができる。
【0158】
S81で、OKボタンBT1を押下すると、S86で、フォーカスF1で、データが選択されたと判断し、フローチャートを終了する。また、S81でホームキーK4を押下すると、このフローチャートを終了し、S55で説明したように、待機画面DP31を表示する。つまり、データ検索から待機画面へ戻り、データを選択することができる。
【0159】
2つのグループに属するデータの中で、ユーザの必要なデータが、上位のデータのみであり、ソートによって作られた2つのグループの上位のデータをそれぞれ見たい場合に、実施例2は、特に効果を発揮する。
【0160】
図21は、ソートの設定を行う動作例を示すフローチャートである。
【0161】
実施例2では、図4に示すように、データストレージ30に格納されているデータについて、2つのグループGA、GBで、順序をつけている。図21は、そのソートの条件を設定する動作例を示す。具体的には、図28で後述するが、ソートとしていろいろな設定が存在する。図21では、可能な選択肢の中で、ユーザが望む2つのグループを設定することができる。
【0162】
S91で、設定メニューに入る。実施例2において、ナビキーK3を押下することによって、設定メニューを呼び出すことができる。S92で、第1のソートを設定することによって、第1のグループを設定する。実施例2では、ホイールデバイスHD1で選択し、OKボタンBT1によって第1のグループを設定する。S93で、第2のソートを設定することによって、第2のグループを設定する。実施例2では、ホイールデバイスHD1で選択し、OKボタンBT1で第2のグループを設定する。
【0163】
このようにグループを設定すると、図5に示すように、2つのグループで表示することができる。
【0164】
上記方法は、図5に示すグループを、ソートした場合の実施例である。また、実施例2は、各データ検索を行っている際に、待機画面へ戻る場合、ホームキーK4を使用しない実施例でもある。実施例2では、データストレージ30に格納されているデータをソートし、2つのソートで表示することができる。
【0165】
実施例2において、データの種類等の条件によって、図28に示すようにソートする。これらが、図28に示すグルーピングの条件や、デバイス毎等の条件によってソートした場合でも、上記と同様である。なお、グループについては、実施例1で既に述べている。デバイスによってグルーピングする例を、実施例3で述べる。
【0166】
つまり、実施例2のグルーピングにおいて、データについて2種類の並べ方ができる例であれば、実施例2に示すソートによってグルーピングする必要はない。具体的には、図28に示すように、グループ条件であれば、最新日付と印刷された履歴での順番、最新日付順と顔検索の順等のようなものがある。
【0167】
また、デバイスの差異によってグルーピングする場合、装置の内部ストレージと外部ストレージとで、グループを分けるようにしてもよい。すなわち、デバイスによってグルーピングする場合、装置の内部ストレージと外部ストレージとで、データを分けることができる。つまり、内部ストレージに格納されているデータは、データ蓄積部16に保存されているデータであり、外部ストレージに格納されているデータは、メモリカードMC1に格納されているデータである。
【実施例3】
【0168】
本発明の実施例3は、図5に示すグループを、デバイスの種類でグループ化する実施例である。また、実施例3は、各データを検索する際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いてアクセスする実施例である。
【0169】
実施例3における画面表示の概念は、実施例1において図1〜図10に示す画面表示の概念と同様である。ただし、グループGA、GBの代わりに、デバイスDA、DBと表現する。
【0170】
図22−1、図22−2は、各データ検索を行っている際に、他方のデータグループにホイールデバイスHD1を用いてアクセスする実施例の概要を示す図である。
【0171】
実施例3では、図11〜図15のフローチャートの代わりに、図23〜26に示すフローチャートを使用する。図15に示す設定方法の代わりに、図27に示すデバイス毎の設定方法を使用する。
【0172】
図22−1、図22−2は、実施例3において、各データ検索を行う際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いてアクセスする動作の説明図である。
【0173】
データを検索する画面である待機画面DP41は、ホイールデバイスHD1によって左回転し、第1のデバイスDAのデータを表示するデータ検索画面である。データDT6は、デバイスDAのデータであり、デバイスDAのデータを順番で表示した際の最後の表示である。画面上でのフォーカスF1は、データ“イ”に当たっている。この状態で、ホイールデバイスHD1を回転すると、画面DP42に変わる。データDT6に位置していたデータ“ト”は、画面DP42では、DT8へ移動している。データDT6が存在していた位置には、データDT7として、デバイスDBの表示の先頭データが表示される。また、画面DP42に示すように、デバイスDBのデータであることを表現するために、背景もデータ“ト”に応じて、データ“ト”に対応する領域を、デバイスDBの検索時の背景に変更する。
【0174】
さらに、ホイールデバイスHD1を左回転すると、デバイスDBのデータが徐々に現れる。画面DP43では、フォーカスF1が、デバイスDAの最後のデータに当たっている。この状態で、フォーカスF1の左にデバイスDBの先頭が来る。左回りにしたときに、画面DP44のように、デバイスDAのデータから、デバイスDBのデータに切り替る。このまま左回転すると、画面DP45に示すように、次々と、デバイスDBのデータを選択することができる。
【0175】
上記のようにすることによって、デバイスDAのデータと、デバイスDBのデータとを、順番に見てデータ検索することができる。実施例3は、データ数が少ない場合に、特に効果的にデータ検索することができる。
【0176】
図23は、実施例3において、2つのデバイスの各データを選択する動作を示すフローチャートである。
【0177】
ただし、グルーピングはソートであるとする。図28に記述されている最新日付順、印刷履歴順等のソート方法が該当する。
【0178】
S101で、データストレージ30に格納されているデータを、第1のデバイス内のデータでグルーピングする。S102で、データストレージ30に格納されているデータを、第2のデバイス内のデータで、グルーピングする。これら第1、2のデバイスのデータは、たとえば、図28に示すように、装置の内部ストレージに格納されているデータと、外部ストレージに格納されているデータとで分けるようにしてもよい。内部ストレージに格納されているデータは、データ蓄積部16に保存されているデータであり、外部ストレージに格納されているデータは、メモリカードMC1に格納されているデータである。
【0179】
S103では、S101でグルーピングした結果を、図5に示す表示方法によって、左の半円に順番に配置する。S104では、S102でグルーピングした結果を図5に示す表示方法によって、右の半円に順番に配置する。
【0180】
このようにして、2つのグルーピングした結果を、1つの円周上に配置し、表示する。
【0181】
S105で、デジタル画像データを検索することができる。この詳細は、図12において説明する。S105でホームキーK4が押下されると、S101に戻り、画像検索から待機画面へ戻り、データを選択することができる。
【0182】
図24は、実施例3において、データを選択する動作を示すフローチャートである。
【0183】
このフローチャートは、図5に示すような2つのグループが1つの円周上に配置されている画面において、ホイールデバイスHD1を用いてデータを選択する動作を示すフローチャートである。
【0184】
S111で、ユーザがホイールデバイスHD1を回転したことを認識する。S112で、ホイールデバイスHD1の回転方向を判別する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)であれば、S113に移動する。S113での第1のデバイスのグルーピングの結果に基づいて、デジタル画像データを検索することができる。第1のデバイスのグルーピングのデータ検索の詳細を、図25に示す。一方、ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)であれば、S114に移動する。S114での第2のデバイスのグルーピング結果に基づいて、デジタル画像データを検索することができる。第2のデバイスのグルーピング結果のデータ検索の詳細を、図26に示す。
【0185】
図25は、第1のデバイスのデータを検索する動作例を示すフローチャートである。
【0186】
図25に示すフローチャートは、左回転で回された場合、図6、図7で示すように、第1のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0187】
S121で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)されれば、S122に進む。S122で、現在のフォーカスF1がデバイスのデータの中の、どのデータに当たっているかを判別する。具体的には、フォーカスF1が、現在表示しているグループのデータの先頭の項目であるかどうかを判別する。データの先頭に存在している場合、S123に進み、対象となっていない方のグループの最初の項目を表示し、S121へ戻る。S122で、フォーカスF1が現在表示しているグループのデータの先頭の項目ではないと判断されると、S124に進む。S124で、選択項目をデータの並び順の逆順で移動させ、再びS121へ戻る。この動きによって、各データを検索する際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いて、アクセスすることもできる。この動作は、実施例2でも示した動作と同様である。
【0188】
一方、S121でホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)で回されていれば、S127に移動する。S127で、現在のフォーカスF1がデバイスのデータの中で、どのデータに当たっているかを判別する。具体的には、フォーカスF1が現在表示しているグループのデータの最後の項目であるかどうかを判別する。データの最後にフォーカスF1があれば、S128に進み、対象となっていないグループの最初の項目を表示し、再びS121へ戻る。S127で、フォーカスF1が現在表示しているグループのデータの最後の項目ではないと判断されると、S129に進み、選択項目をデータの並び順の正順で移動させ、再びS121へ戻る。
【0189】
図25に示すフローチャートは、図12において左回転(反時計回り)で回された場合に実行する動作である。そのまま左回転(反時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、図5に示す待機画面DP1を介してホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。さらに、フォーカスF1がデータ群の最後に存在している場合、次のデータ群の先頭から選択するために、図22−1、図22−2に示す動作を実行することができる。
【0190】
S121で、ユーザがパネルを操作することによって、OKボタンBT1が押下されると、S126に移動しフォーカスF1で選択されているデータが決定されたとして、フローチャートを終了する。また、S121で、ユーザがパネルを操作することによって、ホームキーK4が押下される(図示せず)と、このフローチャートを終了し、S105で説明したように、待機画面DP41を表示する。つまり、データ検索から待機画面へ戻り、データを選択することができる。
【0191】
図26は、第2のデバイスのデータを検索する動作を示すフローチャートである。
【0192】
このフローチャートは、左回転で回された場合、図8、図9で示すように、第2のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0193】
S131で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)されると、S132で、現在のフォーカスF1がデバイスのデータの中のどのデータに当たっているかを判別する。具体的には、現在表示しているグループのデータの先頭の項目に、フォーカスF1が当たっているかどうかを判別する。データの先頭に当たっていれば、S133に進み、対象となっていないグループの最初の項目を表示し、S131へ戻る。
【0194】
S132で、現在表示しているグループのデータの先頭の項目に、フォーカスF1が当たっていないと判断すると、S134で、選択項目をデータの並び順の逆順で移動させ、S131に戻る。この動きによって、各データ検索をしている際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用い、アクセスすることができる。
【0195】
一方、S131で、ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)で回されていると、S136で、デバイスのデータの中のどのデータに、現在のフォーカスF1が当たっているかを判別する。具体的には、現在表示しているデバイスのデータの中のデータの最後の項目に、フォーカスF1が当たっているかどうかを判別する。フォーカスF1がデータの最後に存在している場合、S137で、対象となっていない方のデバイスのデータ最初の項目を表示し、S131へ戻る。
【0196】
S136で、現在表示しているグループのデータの最後の項目に、フォーカスF1が当たっていないと判断されると、S138に進み、選択項目をデータの並び順の正順で移動させ、再びS131へ戻る。
【0197】
図26のフローチャートに示す動作は、図12において右回転(時計回り)で回された場合に実行する動作である。そして、そのまま右回転(時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。さらに、フォーカスF1がデータ群の最後に当たった場合、次のデータ群の先頭から選択する、図22−1、図22−2に示すような動作を行うことができる。
【0198】
S131で、OKボタンBT1が押下されると、S135で、フォーカスF1で選択されているデータが決定されたとしてフローチャートを終了する。また、S131において、ユーザがパネルを操作することによって、ホームキーK4が押下された場合(図示せず)、このフローチャートを終了し、S105で説明したように、初期の待機画面DP41を表示する。つまり、データ検索から待機画面へ戻り、データを選択する。
【0199】
図27は、デバイスを設定するための一例を示すフローチャートである。
【0200】
実施例3では、図4に示すように、データストレージ30に格納されているデータについて、2つのグループGA、GBで順序を付けている。図15に、そのグループの条件を設定する一例を示す。具体的には、図28に後述するが、グループとしていろいろな設定が存在する。図15において、可能な選択肢の中で、ユーザが設定したい2つを設定することができる。
【0201】
S141で、設定メニューを表示する。実施例3において、ナビキーK3を押下することによって、設定メニューを呼び出すことができる。S142で、第1のデバイスのストレージを設定し、ホイールデバイスHD1で選択し、OKボタンBT1によって決定する。S143で、第2のデバイスのストレージを設定し、ホイールデバイスHD1で選択し、OKボタンBT1で決定する。
【0202】
このように設定されたデバイスのストレージの設定において、図5に示すように、2つのデバイスのデータを一覧で表示することができる。
【0203】
実施例3は、図5で示したグループを、デバイス毎の種類として選択し、設定する実施例である。各データ検索をしている際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いてアクセスする実施例でもある。
【0204】
実施例3は、データストレージ30に格納されているデータについて、デバイスDA、DBの2つのデバイスのデータを表示することができ、そのデバイスの例は、図28に示すデバイスである。図28に示すグルーピングやソート等の条件に応じてグルーピングした場合も、上記と同様である。なお、グループについては、実施例1で既に述べている。ソートについては、実施例2で述べている。
【0205】
つまり、実施例3のグルーピングは、データに対して2種類の並べ方ができる場合であれば、実施例3に示すデバイスDA、DBに限る必要はない。
【0206】
具体的には、図28に示すように、グループ条件であれば、最新日付と印刷された履歴での順番、最新日付順と顔検索の順等のようなものがある。また、ソート条件であれば、最新日付と印刷された履歴での順番、最新日付順と顔検索の順で分けることもできる。
【0207】
図28は、実施例1、実施例2、実施例3で示したグルーピング、ソート、デバイスの具体例を示す図である。
【0208】
実施例1、実施例2、実施例3の説明の中で触れているが、グルーピング、ソート、デバイス毎のそれぞれについての具体例を表にまとめてある。ここに示した例は、具体例であり、同じようにグループにしてデータを並べるのであれば、これに限る必要はない。
【0209】
なお、上記実施例を方法の発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、データを保存する保存工程と、上記保存工程で保存されたデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化工程とを有する。また、上記実施例は、画像データを表示し、上記グループ化工程でまとめられたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示工程を有する。さらに、上記実施例は、上記表示工程で表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを回して、操作する操作工程を有する。しかも、上記実施例は、上記グループ化工程でまとめられたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御工程を有する。
【図面の簡単な説明】
【0210】
【図1】本発明の実施例1である画像処理システムを構成する画像処理装置100の概略構成を示すブロック図である。
【図2】画像処理装置100の操作部8の具体例を示す図である。
【図3】画像処理装置100が使用するデータストレージ30、グループGA、GBを示す図である。
【図4】LCD8aに表示されている待機画面DP1のレイアウト例を示す図である。
【図5】LCD8aに表示されている待機画面DP1のレイアウト例を示す図である。
【図6】図5に示す待機画面DP1が表示されているときに、グループGAのデータを検索するために、グループGAにアクセスした場合の画面DP2を示す図である。
【図7−1】グループGAのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を左周りで回した場合の表示画面を示す図である。
【図7−2】グループGAのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を左周りで回した場合の表示画面を示す図である
【図7−3】グループGAのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を左周りで回した場合の表示画面を示す図である
【図8】図5に示す待機画面DP1が表示されているときに、グループGBのデータを検索するために、グループGBにアクセスした場合の画面DP12を示す図である。
【図9−1】グループGBのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を右周りで回した場合の表示画面を示す図である。
【図9−2】グループGBのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を右周りで回した場合の表示画面を示す図である。
【図10】ホームキーK4を押下した場合における動作の一例を示す図である。
【図11】図5〜図10に示す動作のフローチャートである。
【図12】実施例1において、データ選択する動作を示すフローチャートである。
【図13】第1のグループGAのデータを検索する動作を示す図である。
【図14】第2のグループGBのデータを検索する動作の例を示すフローチャートである。
【図15】グループの設定するための一例を示す図である。
【図16】待機画面DP1への戻り方について、図10で説明したホームキーK4を使用する方法以外の方法を示す図である。
【図17】図5〜図10及び図16の動作を示すフローチャートである。
【図18】実施例2において、データを選択する動作を示すフローチャートである。
【図19】第1のソート結果について、データ検索する動作を示すフローチャートである。
【図20】第2のソート結果について、データ検索する動作を示すフローチャートである。
【図21】ソートの設定を行う動作例を示すフローチャートである。
【図22−1】実施例3において、各データ検索を行う際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いてアクセスする動作の説明図である。
【図22−2】実施例3において、各データ検索を行う際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いてアクセスする動作の説明図である。
【図23】実施例3において、2つのデバイスの各データを選択する動作を示すフローチャートである。
【図24】実施例3において、データを選択する動作を示すフローチャートである。
【図25】第1のデバイスのデータを検索する動作例を示すフローチャートである。
【図26】第2のデバイスのデータを検索する動作を示すフローチャートである。
【図27】デバイスを設定するための一例を示すフローチャートである。
【図28】実施例1、実施例2、実施例3で示したグルーピング、ソート、デバイスの具体例を示す図である。
【符号の説明】
【0211】
100…画像処理装置、
1…CPU、
2…ROM、
3…RAM、
4…画像メモリ、
5…データ変換部、
6…読取制御部、
7…読取部、
8…操作部、
8a…LCD、
9…通信制御部、
10…解像度変換処理部、
11…符号復号化処理部、
12…記録制御部、
13…記録部、
14…給紙部、
15…USBファンクション制御部、
16…データ蓄積部、
17…USBホスト制御部、
18…CPUバス、
MC1…メモリカード、
DC1…デジタルカメラ、
L1…通信回線、
K1…電源キー、
K2…用紙切換キー、
K3…ナビキー、
K4…ホームキー、
K5…上下左右キー、
K6…+−キー、
K7…モノクロスタートキー、
K8…カラースタートキー、
K9…ストップキー、
K10…ファンクションキー、
K11…戻るキー、
HD1…ホイールデバイス、
BT1…OKボタン。
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラの発展やストレージ、メディア等の大容量化等に伴い、メモリカード等のデータを保存するストレージメディアに保存するデータの種類が多様化している。たとえば、メモリカードの中には、デジタルカメラで撮影した静止画や動画、また取り込んだPDFファイルがあり、USBメモリには、デジカメの写真からPCで作成した静止画、動画、PCで作成した文書データ等のデータが入っている。
【0003】
つまり、ストレージ内のデータの種別が、1つのストレージの中でも多様化している。また、そのデータを使用して印刷等を行う場合も、複合機の発展に伴い、様々なソリューションが増えている。
【0004】
したがって、1つのストレージの中に入っている多数、多種別のデータについて、ユーザが、スムーズにアクセスできるような対応が求められている。
【0005】
その方法の1つとして、ホイールデバイスを用いたデータへのアクセス方法がある。ホイールデバイスを使用した場合、通常のキー押下に比べて、操作が手早く、かつ項目を進めることができるので、多数のデータから選択する場合、データの検索や設定等に用いられている。また、その使用方法としてもいくつかの方法がある。
【0006】
たとえば、ホイールの回転に対応して複数の情報列を表示し、フォーカスされた1つの表示列を選択してから、回転デバイスで操作することができる方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0007】
また、ホイールを用いて、大量の画像を検索するための方法として、次の方法がある。表示の一画面に、全ての画像が入りきらない場合、画像のサムネイルを円形に並べ、奥に消えていく表現も含めて、立体的に表現し、他に情報があることを示唆する表現が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2004−363707号公報
【特許文献2】特開2004−295159号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記従来方法では、現在のデータの多様化に伴うアクセス性に、対応することができない。
【0009】
特許文献1記載の発明では、複数種類のデータを、それぞれの円環として表現し、その円環を動かすために、ホイールを使っている。つまり、所望のデータにアクセスするために、その円環を探し、選択する必要がある。
【0010】
また、特許文献2記載の発明では、画像の総数がどのような数でも、表現することができるが、そこで用いた表現は、1つのルールに則って並べられたものであるので、検索する際に、その目的の画像に辿り着くことが困難であるという問題がある。
【0011】
本発明は、データストレージに保存されている多数、多種別のデータを検索する際に、簡単にデータ検索することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、データを保存する保存手段と、上記保存手段に保存されているデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化手段と、画像データを表示し、また、上記グループ化手段がまとめたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示手段と、上記表示手段に表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを具備する操作手段と、上記グループ化手段がまとめたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、データストレージに保存されている多数、多種別のデータを検索する際に、簡単にデータ検索することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
【実施例1】
【0015】
図1は、本発明の実施例1である画像処理システムを構成する画像処理装置100の概略構成を示すブロック図である。
【0016】
画像処理装置100は、CPU1と、ROM2と、RAM3と、画像メモリ4と、データ変換部5と、読取制御部6と、読取部7と、操作部8と、通信制御部9と、解像度変換処理部10と、符号復号化処理部11とを有する。また、画像処理装置100は、記録制御部12と、記録部13と、給紙部14と、USBファンクション制御部15と、データ蓄積部16と、USBホスト制御部17と、CPUバス18とを有する。
【0017】
CPU1は、システム制御部であり、画像処理装置100の全体を制御する。
【0018】
ROM2は、CPU1が実行する制御プログラムや組み込みオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納する。実施例1では、ROM2に格納されている各制御プログラムは、ROM2に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。
【0019】
RAM3は、SRAM(static RAM)等で構成され、プログラム制御変数等を格納し、また、オペレータが登録した設定値や、画像処理装置100の管理データ等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
【0020】
画像メモリ4は、DRAM(dynamic RAM)等で構成され、画像データを蓄積する。
【0021】
データ変換部5は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、キャラクタデータのCG(computer graphics)展開等、画像データを変換する。
【0022】
次に、読取制御部6について説明する。
【0023】
読取部7が、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ)によって原稿を光学的に読み取る。次に、電気的な画像データに変換した画像信号を、図示しない画像処理制御部を介して、2値化処理や中間調処理等、各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力する。なお、実施例1では、読取制御部6は、原稿を搬送しながら読み取りするシート読取制御方式と、原稿台にある原稿をスキャンするブック読取制御方式との両制御方式に対応している。
【0024】
操作部8は、ホームキー、ナビキー、決定キー、戻るキー等を備え、ユーザが、画像印刷データを決定するための操作部であり、また、設定データを登録するための操作部である。また、操作部8は、各種キー、LED(発光ダイオード)と、LCD(液晶ディスプレイ)等を有する。この結果、オペレータによる各種入力操作や、画像処理装置100の動作状況、ステータス状況の表示等を実行する。
【0025】
通信制御部9は、MODEM(変復調装置)や、NCU(網制御装置)等によって構成されている。実施例1では、通信制御部9は、アナログの通信回線(PSTN)L1に接続され、T30プロトコルでの通信制御、通信回線に対する発呼と着呼等の回線制御を行う。
【0026】
解像度変換処理部10は、画像データのミリ−インチ解像度変換等、解像度変換制御を行う。なお、解像度変換処理部10において、画像データの拡大縮小処理も可能である。
【0027】
符号復号化処理部11は、画像処理装置100で扱う画像データ(MH、MR、MMR、JBIG、JPEG等)について、符号復号化処理や、拡大縮小処理を行う。
【0028】
記録制御部12は、印刷される画像データについて、図示しない画像処理制御部を介して、スムージング処理や記録濃度補正処理、色補正等、各種画像処理を施し、高精細な画像データに変換し、記録部13に出力する。また、記録部13を制御することによって、記録部13の状態情報を、定期的に取得する。
【0029】
記録部13は、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等からなる印刷装置であり、カラー画像データ、又はモノクロ画像データを印刷部材に印刷する。
【0030】
給紙部14は、印刷のための用紙を保持する部位である。記録制御部12からの制御によって、給紙部14から給紙する。特に、給紙部14は、複数種類の用紙を1つの装置に保持するために、複数の給紙部を用意することができる。そして、記録制御部12が、どの給紙部から給紙を行うかを制御する。
【0031】
USBファンクション制御部15は、USBインタフェースの通信制御を行う。USB通信規格に従って、プロトコル制御を行い、CPU1が実行するUSB制御タスクからのデータを、パケットに変換し、外部の情報処理端末に、USBパケット送信を行う。逆に、外部の情報処理端末からのUSBパケットを、データに変換し、CPU1に送信する。
【0032】
データ蓄積部16は、データを蓄積する。画像メモリ4でのDRAMは、データバックアップ用の領域を用意していないので、実施例1では、データ蓄積部としてデータ保存領域を用意し、画像メモリ4と共有する場合もある。データ蓄積部16に、データのバックアップ等を行うことができる。また、データ蓄積部16に、デジタル画像等を保存し、印刷に用いる。実施例1では、データ蓄積部16としてDRAMを用いているが、ハードディスクや揮発性メモリ等を使用するようにしてもよい。
【0033】
USBホスト制御部17は、USB通信規格で定められているプロトコルで通信するための制御部である。USB通信規格は、双方向のデータ通信を高速に行うことができる規格であり、1台のホスト(マスター)に、複数のハブ又はファンクション(スレーブ)を接続することができる。
【0034】
メモリカードMC1は、データ記憶媒体であり、画像処理装置100に接続することができる。実施例1では、USBホスト制御部17とインタフェースとで接続されているが、これら以外のもので接続するようにしてもよい。画像のデータやその他電子データは、USBホスト制御部17を介して、メモリカードMC1内のデータにアクセスすることができる。
【0035】
データ蓄積部16は、データを保存する保存手段の例である。
【0036】
CPU1は、上記保存手段に保存されているデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化手段の例である。
【0037】
操作部8は、画像データを表示し、また、上記グループ化手段がまとめたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示手段の例である。操作部8は、上記表示手段に表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを具備する操作手段の例である。
【0038】
CPU1は、上記グループ化手段がまとめたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御手段の例である。
【0039】
上記スイッチの回転方向を、甲方向と乙方向とする。上記表示手段は、1つのグループのデータを表示している際に、上記甲方向に1つのグループのデータを並べたときに、上記1つのグループのデータの先頭の上記乙方向に、他のグループのデータの先頭を隣り合わせる手段である。また、上記表示手段は、上記乙方向に、上記他のグループのデータを並べて表示する手段である。
【0040】
さらに、上記表示手段は、上記乙方向に1つのグループのデータを並べたときに、上記他のグループの先頭のデータの上記甲方向に、上記他のデータの先頭を隣り合わせ、さらに、上記甲方向に、上記他のグループのデータを並べて表示する手段である。
【0041】
上記1つのグループのデータを表示している際に、上記スイッチの回転方向を甲方向と乙方向とする。この場合、上記表示手段は、上記甲方向に、1つのグループのデータを並べたときに、上記1つのグループの最後のデータの次に、他のグループのデータの先頭をつなげて表示する手段である。
【0042】
そして、上記表示手段は、上記乙方向に、1つのグループのデータを並べ、この1つのグループの最後のデータの次に、他のグループのデータの先頭をつなげて、上記乙方向にデータを並べて表示する手段である。
【0043】
加えて、上記表示手段は、上記1つのグループのデータが並んでいる領域と、上記他のグループのデータが並んでいる領域とに、互いに異なる色又はマークを表示する手段である。
【0044】
また、上記表示手段は、上記1つのグループのデータが並んでいる領域と、上記他のグループのデータが並んでいる領域とに、互いに異なる色又はマークを、各グループの検索画面においても表示する手段である。
【0045】
実施例1において、記録機能のUSB通信は、1対1の接続形態を用いる。
【0046】
上記構成要素1〜6、8〜17は、CPU1が管理するCPUバス18を介して、相互に接続されている。
【0047】
実施例1において、読取部7と読取制御部6とにおいて、文書原稿を読み取り、解像度変換処理部10やデータ変換部5を介して、データ蓄積部16に文書データを保存する。
【0048】
そして、操作部8からの操作によって、文書を検索することができる。なお、実施例1で想定している文書データは、上記方法による文書だけでない。メモリカードMC1からの転送によるデータ、通信制御部を介したデータのように、データをデータ蓄積部16に保存している状態であり、文書がページ情報をもっている場合であれば、文書データとして使用することができる。
【0049】
図2は、画像処理装置100の操作部8の具体例を示す図である。
【0050】
操作部8は、LCD8aと、電源キーK1と、用紙切換キーK2と、ナビキーK3と、ホームキーK4と、ホイールデバイスHD1と、OKボタンBT1と、上下左右キーK5と、+−キーK6とを有する。また、操作部8は、モノクロスタートキーK7と、カラースタートキーK8と、ストップキーK9と、ファンクションキーK10と、戻るキーK11とを有する。
【0051】
LCD8aは、メッセージやオペレーションプロンプト、各種情報を表示するディスプレイである。
【0052】
電源キーK1は、装置の電源をON/OFFするキーである。用紙切換キーK2は、給紙部14の給紙部が複数の給紙部位を持つ際に、使用する給紙部に切り換えを行う際に使用するキーである。ナビキーK3は、装置の操作を簡単に行うナビモードへ入るためのキーである。
【0053】
ホームキーK4は、コピー、スキャン、カード印刷、DVD/CD印刷や設定等のジョブへ入るための入り口であるホーム画面に進むためのキーである。
【0054】
ホイールデバイスHD1は、右回りや左回りに回すことによって、値を多入力するデバイスである。ホイールデバイスHD1を回すことによって、画像を次々に選択し、数値を増減することができる。実施例1では、合成画像の位置移動や回転等に使用する。
【0055】
OKボタンBT1は、選択された項目について、決定するキーである。上下左右キーK5は、フォーカス位置の移動や数値の変更等、上下左右で変更が可能なものを変更する。
【0056】
+−キーK6は、メニューやユーザ登録等、ユーザが複数の選択肢から選択を行う際に使用されるキーである。マイナス、プラスは、それぞれ逆順、正順である。
【0057】
モノクロスタートキーK7は、白黒ファクシミリ送信、白黒コピー等を開始するキーである。カラースタートキーK8は、カラーファクシミリ送信、カラーコピー、カラー写真印刷等を開始するキーである。ストップキーK9は、ファクシミリ送受信、コピーやその他のオペレーション操作を停止させるキーである。
【0058】
ファンクションキーK10は、画面と対応しているキーである。LCD8aの下部にファンクションキーK10に対応する表示がされ、その表示に基づいて、ユーザがボタンを押す仕組みである。画面によって、その機能は変わるので、マルチな機能で使用可能である。
【0059】
戻るキーK11は、操作フロー等の途中で戻りたい場合に押下するキーである。押下することによって、1つ前の動作に戻ることができる。
【0060】
操作部8は、上記キーやデバイスを持ち、ユーザが装置の操作を行うことができる。実施例1において、上記デバイスを使用しているが、本件の効果を実現する手段であれば、操作部は、この限りではない。
【0061】
画像処理装置100は、データ蓄積部16やメモリカードMC1等のデータが保存できる領域に保存されているデータを、操作部8を介して操作することによって、記録部13を用いて印刷することができる。その際に、保存されている画像を一覧で表示し、選択することが必要である。
【0062】
特に、実施例1では、表示対象である画像が、データ蓄積部16に保存され、このデータ蓄積部16から画像を読み出して表示する。
【0063】
図3は、画像処理装置100が使用するデータストレージ30、グループGA、GBを示す図である。
【0064】
データストレージ30は、データ蓄積部16、メモリカードMC1、デジタルカメラDC1等で構成され、デジタル画像データ“イ”、“ロ”、“ハ”、“ニ”、“ホ”、“へ”、“ト”、“チ”、“リ”、“ヌ”を蓄積している。画像処理装置100は、データストレージ30を認識し、データストレージ30に格納されているデジタル画像データ“イ”〜“ヌ”を、印刷等に使用するために表示する。
【0065】
データストレージ30には、デジタル画像データ“イ”〜“ヌ”以外にも、デジタル画像が格納されている。
【0066】
実施例1では、データストレージ30に、デジタル画像データ“イ”〜“ヌ”のそれぞれが格納されている。しかし、LCD8aに表示し、選択が可能なデータであれば、デジタル画像データ“イ”〜“ヌ”以外のデータを、データストレージ30に格納するようにしてもよい。
【0067】
グループGAは、データストレージ30に格納されているデジタル画像データを、グループとして順番に並べたものである。順番A1〜A10は、各デジタル画像データの順番である。順番A10以降も、順番A11、A12、……のように、グループGAに当てはまるデジタル画像データがグルーピングされている。
【0068】
グループGBは、データストレージ30に格納されているデジタル画像データを、グループとして順番に並べたものである。順番B1〜B10は、各デジタル画像データの順番である。順番B10以降も、順番B11、B12、……のように、グループGBに当てはまるデジタル画像データがグルーピングされる。
【0069】
実施例1でのグループGAとグループGBとは、それぞれデータストレージ30に格納されているデジタル画像データを、グループGAとGBとに分けたのではない。データストレージ30に格納されているデジタル画像データについて、グループGAの条件に合致するデジタル画像データを、グループGAに所属させ、グループGBの条件に合致するデジタル画像データを、グループGBに所属させている。したがって、条件によっては、グループGAに属するデジタル画像データが、グループGBにも属することがある。ここでは、グループGAとグループGBとに属するデジタル画像データは、互いに重複しているが、グループ内での順番が異なっている。
【0070】
次に、上記グループの条件を、具体例で説明する。
【0071】
たとえば、デジタル画像データとして、デジタルカメラDC1で撮影したデジタル画像データがあるとする。グループGAに、静止画が属し、グループGBに、動画が属している。また、グループGAに、JPEGデータが属し、グループGBに、PDFデータが属するとしてもよい。さらに、グループGAに、風景の写真が属し、グループGBに、人物の写真が属するとしてもよい。そして、グループGAに、夜に撮影した画像が属し、グループGBに、昼に撮影した画像が属するとしてもよい。ここに挙げた例では、グループGAとGBとの両グループに、同じデータが入ることは少ないが、グループGAとGBとに、同じデータが属するようにしても問題が無い。
【0072】
図28は、グループ条件の具体例を表で示す図である。
【0073】
また、このグループ化は、ソートやデバイスによる切り分けであると考えてもよい。たとえば、実施例2のように、1のソート方法によって、1つのグループを作り、別のソート方法によって、別のグループを作るようにしてもよい。ソートやデバイスでの切り分けについては、実施例2、実施例3に示す。実施例1としては、グループとして定義し、説明する。
【0074】
図4は、LCD8aに表示されている待機画面DP1のレイアウト例を示す図である。
【0075】
待機画面DP1は、領域R1、R2を有する。領域R1は、グループGAを表示していることを示すために、その背景を白にしてある。領域R2は、グループGBを表示していることを示すために、その背景をグレー(網点)にしてある。
【0076】
グループGAのデータ“ロ”、“ハ”、“ヌ”、“チ”、“イ” が、左半円上(左半円周上)に配置されている。グループGBのデータ“ト”、“イ”、“ニ”、“ホ”、“へ”が、右半円上(右半円周上)に配置されている。このように、領域R1に、グループGAの画像群を並べ、領域R2に、グループGBの画像群を並べ、待機画面DP1に、2つのグループGA、GBの画像群を並べている。さらに、それぞれが左半円、右半円に配置され、トータルで円になるように表現されている。この円は、操作部8のホイールデバイスHD1の円で動かすことができる。
【0077】
図5は、LCD8aに表示されている待機画面DP1のレイアウト例を示す図である。
【0078】
同じデータストレージ30について、グループGAとグループGBとに並べられている順番に特徴がある。この特徴のために、同じデータが入ることがある。たとえば、デジタル画像データ“イ”が、グループGA、GBの両者に含まれている。これは、グループGAのルールでデジタル画像データを並べ、グループGBのルールでデジタル画像データを並べた結果、たまたま、グループGAにデジタル画像データ“イ”が含まれ、また、グループGBにもデジタル画像データ“イ”が含まれたのである。ただし、デジタル画像データ“イ”が配置されている順番が変わっている。
【0079】
このような待機画面を表示し、ユーザに、画像の選択を行わせる。画像を選択する場合、操作部8のホイールデバイスHD1を使用して、メイン操作する。
【0080】
図6は、図5に示す待機画面DP1が表示されているときに、グループGAのデータを検索するために、グループGAにアクセスした場合の画面DP2を示す図である。
【0081】
図5に示す待機画面DP1において、ホイールデバイスHD1を左回転すると、グループGAのデータを検索することができる。つまり、ホイールデバイスHD1を用いて左半円のデータを引っ張り出すイメージで検索する。画像選択の最初の画面である待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を使用して、左回転で回した場合の画面が、画面DP2である。
【0082】
フォーカスF1は、現在選択している画像を、ユーザに示すためのものである。図6に示す状態では、デジタル画像データ“ロ”に、フォーカスF1が当たり、デジタル画像データ“ロ”が選択されている。また、図6において、ホイールデバイスHD1が左回りに回っている様子が示されている。
【0083】
図7−1、図7−2、図7−3は、グループGAのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を左周りで回した場合の表示画面を示す図である。
【0084】
図6に示す状態から、ホイールデバイスHD1をさらに左回しで回転すると、画面DP3に示すように、フォーカスF1が当たっているデジタル画像データが、“ロ”から“ハ”に変化する。ホイールデバイスHD1をさらに回すことによって、画面DP4に示すように、フォーカスF1が当たっているデジタル画像データが、“ハ”から“ヌ”に変化する。そして、ホイールデバイスHD1をさらに回すことによって、画面DP5、DP6、DP7に示すように、フォーカスF1が当たっているデジタル画像データが、“チ”、“イ”、“リ”に変化する。つまり、図3に示すグループGAの順番で、デジタル画像データを選択することができる。
【0085】
また、ホイールデバイスHD1を左回りに回すことによって、グループGAのデータ群も、円の軌跡で移動する(フォーカスF1の位置は変化しない)。このために、ホイールデバイスHD1の動作と、画面表示での動作とを、直感的に行うことができる。
【0086】
ここで、ホイールデバイスHD1を右回りに回せば、たとえば、画面DP7の状態で、ホイールデバイスHD1を右回りに回せば、画面DP6、DP5、DP4の順で、画面が変化し、デジタル画像データも右回りに移動する。
【0087】
このように、図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を用いて、グループGAのデジタル画像データを直感的に選択することができる。
【0088】
図8は、図5に示す待機画面DP1が表示されているときに、グループGBのデータを検索するために、グループGBにアクセスした場合の画面DP12を示す図である。
【0089】
図5に示す状態で、ホイールデバイスHD1を右回転すると、グループGBのデータを検索することができる。つまり、ホイールデバイスHD1を用いて右半円のデータを引っ張り出すイメージで検索する。画像選択の最初の画面である図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を使用して、右回転で回した場合の画面が、画面DP12である。
【0090】
画面DP12は、画像選択の最初の画面である。図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1で右回転に回した際の画面である。デジタル画像データ“ト”、“イ”、“ニ”、“ホ”、“へ”は、グループGBとして並べられたデータである。フォーカスF1は、現在選択している画像をユーザに示すためのフォーカスである。画面DP12では、データ“ト”に、フォーカスF1が当たり、データ“ト”が選択されている。また、図8には、ホイールデバイスHD1が右回りに回っている様子を示してある。このまま右回りで回した場合の画面における動きを、図9に示してある。
【0091】
図9−1、図9−2は、グループGBのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を右周りで回した場合の表示画面を示す図である。
【0092】
画面DP12に示す状態から、ホイールデバイスHD1をさらに右回しで回転すると、画面DP13に示すように、フォーカスF1が当たっているデジタル画像データが、“ト”から“イ”に変化する。ホイールデバイスHD1をさらに回すと、画面DP14、DP15に示すように、フォーカスF1が当たっているデジタル画像データが、“ニ”、“ホ”に変化する。図3に示すように、グループGBの順番で、デジタル画像データを選択することができる。また、ホイールデバイスHD1を右回りに回すと、グループGBのデータ群を、円の軌跡で、右回りに移動する。したがって、ホイールデバイスHD1の動作と、画面表示とによって、ユーザは、直感的に操作することができる。
【0093】
また、ここで、画面DP15から左回りに回せば、画面DP15、DP14、DP13のように表示しデータが左回りに移動する。
【0094】
このように、グループGBのデータを、図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を用いて、デジタル画像データを、ユーザが直感的に選択することができる。
【0095】
図10は、ホームキーK4を押下した場合における動作の一例を示す図である。
【0096】
画面DP21は、グループGAのデータを検索する画面である。この場合、図2に示したホームキーK4を押下すると、待機画面DP1へ戻る。待機画面DP1は、図5に示すように、画像選択の最初の画面であり、グループGAとグループGBとの両方のデータが表示されている画面である。
【0097】
この方法によって、一方のグループのデータを検索している場合、他方のグループの検索にアクセスすることができる。
【0098】
図11は、図5〜図10に示す動作のフローチャートである。
【0099】
このフローチャートは、本装置において、データストレージ30に格納されているデータを表示し、選択する動作を示す。
【0100】
まず、S1で、データストレージ30に格納されているデータを、第1のグループ条件でグルーピングする。たとえば、図4に示すグループGAのようにグルーピングする。
【0101】
次に、S2で、データストレージ30に格納されているデータを、第2のグループ条件でグルーピングする。たとえば、図4に示すグループGBのようにグルーピングする。このように、データストレージ30に格納されているデータを、2つのグループにグルーピングする。繰り返していうが、第1のグループと第2のグループとに分けているのではなく、データストレージ30に格納されているデータを、2つのグループにそれぞれ分けているだけである。よって、2つのグループに重複して、データが存在することがある。グルーピングの条件によっては、たまたま重複しない場合も存在するが、それは、グループ化の条件次第である。
【0102】
次に、S3では、S1でグルーピングした結果を、図5に示す表示方法によって、左の半円に順番に配置する。S4では、S2でグルーピングした結果を、図5に示すような表示方法で、右の半円に順番に配置する。
【0103】
上記のように、2つのグルーピングした結果を、1つの円周上に配置して表示する。この表示例は、図4、図5に示す通りである。S5で、データを検索することができる。この詳細を、図12において説明する。S5で、ホームキーK4が押下されると、S1に戻り、画像検索から待機の画面へ再び戻り、グループを選択することができる。
【0104】
図12は、実施例1において、データ選択する動作を示すフローチャートである。
【0105】
このフローチャートは、図5に示す2つのグループが1つの円周上に配置されている画面において、ホイールデバイスHD1を用いて、データを選択する動作を示す。
【0106】
まず、S11で、ユーザがホイールデバイスHD1を回転したことを認識する。S12で、ホイールデバイスHD1の回転方向を判別する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)であれば、S13に移動する。S13で、第1のグルーピング結果に基づいて、データを検索することができる。
【0107】
第1のグルーピング結果のデータを検索する動作を、図13で詳細を示す。一方、ホイールデバイスHD1が、右回転(時計回り)であれば、S14に移動する。S14で、第2のグルーピング結果に基づいて、データを検索することができる。第2のグルーピング結果のデータを検索する動作を、図14で詳細に説明する。
【0108】
図13は、第1のグループGAのデータを検索する動作を示す図である。
【0109】
このフローチャートは、図12に示すように、左回転で回された場合、図6、図7に示すように、第1のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0110】
S21で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)されたら、S22で、データをグループで並べた逆順で移動させる。逆順で表示し、一番先頭まで達したら、最後尾に戻り、逆順でデータを表示し、逆順でデータを移動する。一方、S21でホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)に回されていたら、S24で、データを並べた正順で、データを移動させる。正順で表示し、ループの最後尾まで達したら再び、先頭に戻り、正順でデータを表示し、正順でデータを移動する。
【0111】
図13に示すフローチャートは、図12で左回転(反時計回り)に回された場合に実行する動作である。そして、そのまま左回転(反時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。S21で、OKボタンBT1を押下すると、S23に移動し、フォーカスF1で選択されているデータを選択されたと判断し、フローチャートを終了する。また、S21で、ホームキーK4が押下されると、フローチャートを終了し、S5で説明したように、初期の待機画面DP1を再び表示する。つまり、データ検索から待機画面DP1へ戻り、データを選択することができる。
【0112】
図14は、第2のグループGBのデータを検索する動作の例を示すフローチャートである。
【0113】
図14に示すフローチャートは、図12において、右回転で回されると、図8、図9に示すように、第2のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0114】
S31で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)されたら、S32で、データをグループで並べた逆順で移動する。逆順で表示し、一番先頭まで達したら、最後尾に戻るようにループする。一方、S31で、ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)に回されたら、S34で、データを並べた正順で移動させる。正順で表示し、最後尾に達したら、先頭に戻るようにループする。
【0115】
図14に示すフローチャートは、図12で右回転(時計回り)に回された場合の動作を示すフローチャートである。そして、そのまま右回転(時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。
【0116】
S31で、OKボタンBT1を押下すると、S33に移動し、図8に示すフォーカスF1が選択されているデータを選択されたと判断し、フローチャートを終了する。S31で、ホームキーK4を押下すると、このフローチャートを終了し、S5で説明したように、初期の待機画面DP1を表示する。つまり、データ検索から待機画面DP1へ戻り、データを選択することができる。
【0117】
このようにすることによって、図5に示すように、グループを2つ表示し、ホイールデバイスHD1を介して操作するだけで、どちらかのグループのデータ群へアクセスすることができる。また、そのまま操作することによって、データを選択することができる。
【0118】
また、図12〜図14に示すように、ホームキーK4を押下することによって、データ選択状態から初期のグループを選択する画面に移動することができる。上記実施例では、ホームキーK4を押下することによって、データ選択状態から、初期のグループを選択する画面に移動する。なお、ホームキーK4を押下する代わりに、同様の動作を行うキーや、タッチパネルでの接触等によって、ユーザが装置にアクションするようにしてもよい。
【0119】
図15は、グループを設定するための一例を示す図である。
【0120】
実施例1では、図4に示すように、データストレージ30に対して、2つのグループGA、GBで順序を付けている。図15に示す例は、そのグループの条件を設定する例である。具体的には、図28に関して後述するが、グループ分けとしていろいろな例がある。それらを、図15に示す設定方法によって、可能な選択肢の中で、ユーザが設定したい2つのグループを設定することができる。
【0121】
S41で、設定メニューに入る。実施例1において、ナビキーK3を押下することによって、設定メニューを呼び出すことができる。S42で、第1のグループを設定する。実施例1では、ホイールデバイスHD1を使用して、第1のグループを選択し、OKボタンBT1で決定する。S43で、第2のグループを設定する。実施例1では、ホイールデバイスHD1を介して選択し、OKボタンBT1で決定する。
【0122】
このように設定されたグループの設定において、図5に示すように、2つのグループGA、GBを表示することができる。
【0123】
上記方法によって、データストレージ30(データ蓄積部16)に保存されている多数、多種別のデータを検索する際に、上記実施例においてホイールデバイスHD1を使用し、表示することによって、簡単にデータ検索することができる。
【0124】
実施例1では、データストレージ30に格納されているデータを、2つのグループにグルーピングし、表示することができる。実施例1では、グルーピングする場合、図28に示すグループを例としている。これは、データの種類等の条件によるグルーピングである。これらが、図28に示すソートの条件やデバイス毎等の条件によってグルーピングするようにしてもよい。
【0125】
なお、ソートによってグルーピングする例を、実施例2で説明し、デバイスによってグルーピングする例を、実施例3で説明する。つまり、実施例1におけるグルーピングは、データを、2種で並べる場合であれば、実施例1に示す以外のグルーピングでもよい。具体的には、図28に示すように、ソート条件であれば、最新日付と印刷された履歴での順番、最新日付順と顔検索の順等のようなものでグルーピングする。なお、上記「顔検索の順」は、たとえば、特定の人物の顔が存在している画像を検索し、この検索された画像のうちで、顔の数を条件にして、画像をソートすることである。
【0126】
また、デバイスによってグルーピングする場合、装置の内部ストレージと外部ストレージとで、データを分けることができる。つまり、内部ストレージに格納されているデータは、データ蓄積部16に保存されているデータであり、外部ストレージに格納されているデータは、メモリカードMC1に格納されているデータである。
【実施例2】
【0127】
本発明の実施例2は、図5に示すグループを、ソートの種類として実行する実施例である。
【0128】
また、各データ検索を行っている際に、待機画面DP1へ戻る場合、図10に示すホームキーK4を使用する動作以外の実施例について述べる。
【0129】
図1〜図10の画面表示の概念は、実施例1と同様である。
【0130】
図16は、待機画面DP1への戻り方について、図10で説明したホームキーK4を使用する方法以外の方法を示す図である。
【0131】
実施例2は、具体的には、ホイールデバイスHD1のみで図5に示す待機画面DP1に戻す実施例である。
【0132】
待機画面DP31は、データをグループ選択するデータ選択の待機画面である。ホイールデバイスHD1を操作することによって、図6〜図9に示すデータ選択画面になる。ここでは、例として、画面DP32は、待機画面DP31でホイールデバイスHD1を左回り(反時計回り)に回した場合に、データを選択する画面である。
【0133】
ここから、逆の右回り(時計回り)を行うと、データの逆順で表示する。この様子を、画面DP32、DP33に示す。データ選択画面DP33は、フォーカスF1が当たっているデータは、“ロ”であり、第1のグループGAの先頭である。
【0134】
つまり、画面DP31で左回りに回して表示される最初の画面である。さらに右回りを行うと、画面DP34のように、待機画面DP31に示すデータのグループ選択が可能なデータ選択の初期画面になる。このように、実施例2は、実施例1で示したホームキーK4で、データのグループ選択が可能なデータ選択の初期画面に戻るだけでなく、ホイールデバイスHD1の操作のみで戻ることができる。
【0135】
なお、実施例2は、待機画面DP31で左回りで回し、その後に、右回りに回すことによって、先頭に戻る実施例である。
【0136】
しかし、逆のように、待機画面DP31で右回りに回し、その後に左回りで回しても、上記と同様に、検索画面から待機画面DP31へ戻る。この詳細の動作を、図19、図20に示すフローチャートに記載してある。
【0137】
図17は、図5〜図10及び図16の動作を示すフローチャートである。
【0138】
ただし、ソートでグルーピングしたとする。図28に記述されている最新日付順、印刷履歴順等のソート方法によってグルーピングする。
【0139】
図17に示すフローチャートは、実施例2において、図4で説明したデータストレージ30に格納されているデータを表示し、選択する動作を示すフローチャートである。
【0140】
S51で、データストレージ30に格納されているデータを、第1のソート条件で、ソートする。S52で、データストレージ30に格納されているデータを、第2のソート条件でソートする。このように、データストレージ30に格納されているデータを、2つのソート条件でソートし、グループ毎に、グルーピングする。繰り返していうが、第1のグループと第2のグループとに分けているのではなく、同一のデータストレージ30に格納されているデータについて、2つのソートをそれぞれ行うことによって、グルーピングする。したがって、2つのグループに、重複してデータが存在する。ソート条件によっては、2つのグループに、データが重複しない場合もある。
【0141】
S53では、S51でソートによってグルーピングした結果を、図5に示す表示方法によって、左の半円に順番に配置する。S54では、S52でソートによってグルーピングした結果を、図5に示す表示方法によって、右の半円に順番に配置する。
【0142】
このようにして、2つのグルーピングによる結果を、1つの円周上に配置し、表示する。S55で、デジタル画像データを検索することができる。この詳細を、図12のフローチャートに示す。S55で、ユーザがホームキーK4を押下すると、S51に戻り、画像検索から待機画面DP31へ戻り、データを選択することができる。
【0143】
次に、データを選択する動作について説明する。
【0144】
図18は、実施例2において、データを選択する動作を示すフローチャートである。
【0145】
このフローチャートは、図5に示す2つのグループが、1つの円周上に配置されている画面において、ホイールデバイスHD1を用いて、データを選択する動作を示すフローチャートである。
【0146】
S61で、ユーザがホイールデバイスHD1を回転したことを認識する。S62で、ホイールデバイスHD1の回転方向を判別する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)すると、S63で、第1のソート結果に基づいて、デジタル画像データを表示し、検索することができる。第1のソート結果をデータ検索する動作の詳細を、図19のフローチャートに示す。一方、ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)すれば、S64で、第2のソート結果に基づいて、デジタル画像データを表示し、検索することができる。第2のソート結果をデータ検索する動作の詳細を、図20のフローチャートに詳細に示す。
【0147】
図19は、第1のソート結果について、データ検索する動作を示すフローチャートである。
【0148】
このフローチャートは、図18に示すように、ホイールデバイスHD1が左回転で回された場合、図6、図7に示すように、第1のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0149】
S71で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)されれば、S72で、現在のフォーカスが、ソートのどのデータに当たっているかを判別する。ソートされたデータの先頭をフォーカスしていれば、S74で、待機画面DP31を表示する。この「待機画面」は、図5に示すデータのグループ選択が可能なデータを選択する待機画面であり、図16に示す画面DP33、DP34である。
【0150】
このようにすれば、ホームキーK4を使用せず、ホイールデバイスHD1のみを使用することによって、データをグループ選択する待機画面DP31へ遷移することができる。また、S72で、フォーカスF1がソートの先頭にないと判断されると、S73で、ソートの選択項目を逆順で、次に移動する。一方、S71でホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)に回されていれば、S75で、データを並べた正順で移動させる。
【0151】
図19のフローチャートの動作は、図12で左回転(反時計回り)に回された場合に実行する動作である。そして、そのまま左回転(反時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、待機画面DP31から、ホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。また、逆に、そこから右回転を行うと、データを逆に移動させることができ、データが最初まで移動すれば、待機画面DP31に戻る。さらに右回転すると、もう1つのデータグループを表示することができる。
【0152】
また、S71でOKボタンBT1を押下すると、S76に移動し、図6に示すフォーカスF1の状態でデータが選択されたと判断し、フローチャートを終了する。また、S71でホームキーK4を押下した場合、このフローチャートを終了し、S55で説明したように、初期の待機画面DP31を表示する。つまり、データ検索から待機画面へ戻り、データを選択することができる。
【0153】
図20は、第2のソート結果について、データ検索する動作を示すフローチャートである。
【0154】
このフローチャートは、図18に示すように、ホイールデバイスHD1が右回転で回された場合、図8、図9に示すように、第2のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0155】
まず、S81で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回りに回転)されたら、S82で、現在のフォーカスが、ソートのどのデータに当たっているかを判別する。フォーカスF1がデータの先頭にあれば、S84で、待機画面DP31へ進む。この「待機画面」は、図5に示すデータをグループ選択する待機画面であり、図16に示す画面DP33、DP34である。この動きによって、ホームキーK4を使用せずに、ホイールデバイスHD1のみを使用することによって、データをグループ選択する待機画面DP31へ遷移することができる。
【0156】
S82で、フォーカスF1がソートの先頭にないと判断されると、S83で、ソートの選択項目を逆順で、次に移動する。一方、S81で、ホイールデバイスHD1が右回転で(時計回りに)回されていれば、S85で、データを並べた正順で移動させる。
【0157】
このフローチャートの動作は、図12において右回転(時計回り)に回された場合に実行する動作である。そして、そのまま右回転(時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、待機画面DP31から、ホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。また、逆に、そこから左回転を行うと、データを逆に見ることができ、データの先頭に行けば、待機画面DP31に戻る。さらに左回転すると、もう1つのデータグループを表示することができる。
【0158】
S81で、OKボタンBT1を押下すると、S86で、フォーカスF1で、データが選択されたと判断し、フローチャートを終了する。また、S81でホームキーK4を押下すると、このフローチャートを終了し、S55で説明したように、待機画面DP31を表示する。つまり、データ検索から待機画面へ戻り、データを選択することができる。
【0159】
2つのグループに属するデータの中で、ユーザの必要なデータが、上位のデータのみであり、ソートによって作られた2つのグループの上位のデータをそれぞれ見たい場合に、実施例2は、特に効果を発揮する。
【0160】
図21は、ソートの設定を行う動作例を示すフローチャートである。
【0161】
実施例2では、図4に示すように、データストレージ30に格納されているデータについて、2つのグループGA、GBで、順序をつけている。図21は、そのソートの条件を設定する動作例を示す。具体的には、図28で後述するが、ソートとしていろいろな設定が存在する。図21では、可能な選択肢の中で、ユーザが望む2つのグループを設定することができる。
【0162】
S91で、設定メニューに入る。実施例2において、ナビキーK3を押下することによって、設定メニューを呼び出すことができる。S92で、第1のソートを設定することによって、第1のグループを設定する。実施例2では、ホイールデバイスHD1で選択し、OKボタンBT1によって第1のグループを設定する。S93で、第2のソートを設定することによって、第2のグループを設定する。実施例2では、ホイールデバイスHD1で選択し、OKボタンBT1で第2のグループを設定する。
【0163】
このようにグループを設定すると、図5に示すように、2つのグループで表示することができる。
【0164】
上記方法は、図5に示すグループを、ソートした場合の実施例である。また、実施例2は、各データ検索を行っている際に、待機画面へ戻る場合、ホームキーK4を使用しない実施例でもある。実施例2では、データストレージ30に格納されているデータをソートし、2つのソートで表示することができる。
【0165】
実施例2において、データの種類等の条件によって、図28に示すようにソートする。これらが、図28に示すグルーピングの条件や、デバイス毎等の条件によってソートした場合でも、上記と同様である。なお、グループについては、実施例1で既に述べている。デバイスによってグルーピングする例を、実施例3で述べる。
【0166】
つまり、実施例2のグルーピングにおいて、データについて2種類の並べ方ができる例であれば、実施例2に示すソートによってグルーピングする必要はない。具体的には、図28に示すように、グループ条件であれば、最新日付と印刷された履歴での順番、最新日付順と顔検索の順等のようなものがある。
【0167】
また、デバイスの差異によってグルーピングする場合、装置の内部ストレージと外部ストレージとで、グループを分けるようにしてもよい。すなわち、デバイスによってグルーピングする場合、装置の内部ストレージと外部ストレージとで、データを分けることができる。つまり、内部ストレージに格納されているデータは、データ蓄積部16に保存されているデータであり、外部ストレージに格納されているデータは、メモリカードMC1に格納されているデータである。
【実施例3】
【0168】
本発明の実施例3は、図5に示すグループを、デバイスの種類でグループ化する実施例である。また、実施例3は、各データを検索する際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いてアクセスする実施例である。
【0169】
実施例3における画面表示の概念は、実施例1において図1〜図10に示す画面表示の概念と同様である。ただし、グループGA、GBの代わりに、デバイスDA、DBと表現する。
【0170】
図22−1、図22−2は、各データ検索を行っている際に、他方のデータグループにホイールデバイスHD1を用いてアクセスする実施例の概要を示す図である。
【0171】
実施例3では、図11〜図15のフローチャートの代わりに、図23〜26に示すフローチャートを使用する。図15に示す設定方法の代わりに、図27に示すデバイス毎の設定方法を使用する。
【0172】
図22−1、図22−2は、実施例3において、各データ検索を行う際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いてアクセスする動作の説明図である。
【0173】
データを検索する画面である待機画面DP41は、ホイールデバイスHD1によって左回転し、第1のデバイスDAのデータを表示するデータ検索画面である。データDT6は、デバイスDAのデータであり、デバイスDAのデータを順番で表示した際の最後の表示である。画面上でのフォーカスF1は、データ“イ”に当たっている。この状態で、ホイールデバイスHD1を回転すると、画面DP42に変わる。データDT6に位置していたデータ“ト”は、画面DP42では、DT8へ移動している。データDT6が存在していた位置には、データDT7として、デバイスDBの表示の先頭データが表示される。また、画面DP42に示すように、デバイスDBのデータであることを表現するために、背景もデータ“ト”に応じて、データ“ト”に対応する領域を、デバイスDBの検索時の背景に変更する。
【0174】
さらに、ホイールデバイスHD1を左回転すると、デバイスDBのデータが徐々に現れる。画面DP43では、フォーカスF1が、デバイスDAの最後のデータに当たっている。この状態で、フォーカスF1の左にデバイスDBの先頭が来る。左回りにしたときに、画面DP44のように、デバイスDAのデータから、デバイスDBのデータに切り替る。このまま左回転すると、画面DP45に示すように、次々と、デバイスDBのデータを選択することができる。
【0175】
上記のようにすることによって、デバイスDAのデータと、デバイスDBのデータとを、順番に見てデータ検索することができる。実施例3は、データ数が少ない場合に、特に効果的にデータ検索することができる。
【0176】
図23は、実施例3において、2つのデバイスの各データを選択する動作を示すフローチャートである。
【0177】
ただし、グルーピングはソートであるとする。図28に記述されている最新日付順、印刷履歴順等のソート方法が該当する。
【0178】
S101で、データストレージ30に格納されているデータを、第1のデバイス内のデータでグルーピングする。S102で、データストレージ30に格納されているデータを、第2のデバイス内のデータで、グルーピングする。これら第1、2のデバイスのデータは、たとえば、図28に示すように、装置の内部ストレージに格納されているデータと、外部ストレージに格納されているデータとで分けるようにしてもよい。内部ストレージに格納されているデータは、データ蓄積部16に保存されているデータであり、外部ストレージに格納されているデータは、メモリカードMC1に格納されているデータである。
【0179】
S103では、S101でグルーピングした結果を、図5に示す表示方法によって、左の半円に順番に配置する。S104では、S102でグルーピングした結果を図5に示す表示方法によって、右の半円に順番に配置する。
【0180】
このようにして、2つのグルーピングした結果を、1つの円周上に配置し、表示する。
【0181】
S105で、デジタル画像データを検索することができる。この詳細は、図12において説明する。S105でホームキーK4が押下されると、S101に戻り、画像検索から待機画面へ戻り、データを選択することができる。
【0182】
図24は、実施例3において、データを選択する動作を示すフローチャートである。
【0183】
このフローチャートは、図5に示すような2つのグループが1つの円周上に配置されている画面において、ホイールデバイスHD1を用いてデータを選択する動作を示すフローチャートである。
【0184】
S111で、ユーザがホイールデバイスHD1を回転したことを認識する。S112で、ホイールデバイスHD1の回転方向を判別する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)であれば、S113に移動する。S113での第1のデバイスのグルーピングの結果に基づいて、デジタル画像データを検索することができる。第1のデバイスのグルーピングのデータ検索の詳細を、図25に示す。一方、ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)であれば、S114に移動する。S114での第2のデバイスのグルーピング結果に基づいて、デジタル画像データを検索することができる。第2のデバイスのグルーピング結果のデータ検索の詳細を、図26に示す。
【0185】
図25は、第1のデバイスのデータを検索する動作例を示すフローチャートである。
【0186】
図25に示すフローチャートは、左回転で回された場合、図6、図7で示すように、第1のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0187】
S121で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)されれば、S122に進む。S122で、現在のフォーカスF1がデバイスのデータの中の、どのデータに当たっているかを判別する。具体的には、フォーカスF1が、現在表示しているグループのデータの先頭の項目であるかどうかを判別する。データの先頭に存在している場合、S123に進み、対象となっていない方のグループの最初の項目を表示し、S121へ戻る。S122で、フォーカスF1が現在表示しているグループのデータの先頭の項目ではないと判断されると、S124に進む。S124で、選択項目をデータの並び順の逆順で移動させ、再びS121へ戻る。この動きによって、各データを検索する際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いて、アクセスすることもできる。この動作は、実施例2でも示した動作と同様である。
【0188】
一方、S121でホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)で回されていれば、S127に移動する。S127で、現在のフォーカスF1がデバイスのデータの中で、どのデータに当たっているかを判別する。具体的には、フォーカスF1が現在表示しているグループのデータの最後の項目であるかどうかを判別する。データの最後にフォーカスF1があれば、S128に進み、対象となっていないグループの最初の項目を表示し、再びS121へ戻る。S127で、フォーカスF1が現在表示しているグループのデータの最後の項目ではないと判断されると、S129に進み、選択項目をデータの並び順の正順で移動させ、再びS121へ戻る。
【0189】
図25に示すフローチャートは、図12において左回転(反時計回り)で回された場合に実行する動作である。そのまま左回転(反時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、図5に示す待機画面DP1を介してホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。さらに、フォーカスF1がデータ群の最後に存在している場合、次のデータ群の先頭から選択するために、図22−1、図22−2に示す動作を実行することができる。
【0190】
S121で、ユーザがパネルを操作することによって、OKボタンBT1が押下されると、S126に移動しフォーカスF1で選択されているデータが決定されたとして、フローチャートを終了する。また、S121で、ユーザがパネルを操作することによって、ホームキーK4が押下される(図示せず)と、このフローチャートを終了し、S105で説明したように、待機画面DP41を表示する。つまり、データ検索から待機画面へ戻り、データを選択することができる。
【0191】
図26は、第2のデバイスのデータを検索する動作を示すフローチャートである。
【0192】
このフローチャートは、左回転で回された場合、図8、図9で示すように、第2のグループを検索する動作を示すフローチャートである。
【0193】
S131で、ユーザがパネルを操作したことを認識する。ホイールデバイスHD1が左回転(反時計回り)されると、S132で、現在のフォーカスF1がデバイスのデータの中のどのデータに当たっているかを判別する。具体的には、現在表示しているグループのデータの先頭の項目に、フォーカスF1が当たっているかどうかを判別する。データの先頭に当たっていれば、S133に進み、対象となっていないグループの最初の項目を表示し、S131へ戻る。
【0194】
S132で、現在表示しているグループのデータの先頭の項目に、フォーカスF1が当たっていないと判断すると、S134で、選択項目をデータの並び順の逆順で移動させ、S131に戻る。この動きによって、各データ検索をしている際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用い、アクセスすることができる。
【0195】
一方、S131で、ホイールデバイスHD1が右回転(時計回り)で回されていると、S136で、デバイスのデータの中のどのデータに、現在のフォーカスF1が当たっているかを判別する。具体的には、現在表示しているデバイスのデータの中のデータの最後の項目に、フォーカスF1が当たっているかどうかを判別する。フォーカスF1がデータの最後に存在している場合、S137で、対象となっていない方のデバイスのデータ最初の項目を表示し、S131へ戻る。
【0196】
S136で、現在表示しているグループのデータの最後の項目に、フォーカスF1が当たっていないと判断されると、S138に進み、選択項目をデータの並び順の正順で移動させ、再びS131へ戻る。
【0197】
図26のフローチャートに示す動作は、図12において右回転(時計回り)で回された場合に実行する動作である。そして、そのまま右回転(時計回り)で回すと、データが正順で移動するので、図5に示す待機画面DP1から、ホイールデバイスHD1を同じ方向に回し続けるだけで、データを選択することができる。さらに、フォーカスF1がデータ群の最後に当たった場合、次のデータ群の先頭から選択する、図22−1、図22−2に示すような動作を行うことができる。
【0198】
S131で、OKボタンBT1が押下されると、S135で、フォーカスF1で選択されているデータが決定されたとしてフローチャートを終了する。また、S131において、ユーザがパネルを操作することによって、ホームキーK4が押下された場合(図示せず)、このフローチャートを終了し、S105で説明したように、初期の待機画面DP41を表示する。つまり、データ検索から待機画面へ戻り、データを選択する。
【0199】
図27は、デバイスを設定するための一例を示すフローチャートである。
【0200】
実施例3では、図4に示すように、データストレージ30に格納されているデータについて、2つのグループGA、GBで順序を付けている。図15に、そのグループの条件を設定する一例を示す。具体的には、図28に後述するが、グループとしていろいろな設定が存在する。図15において、可能な選択肢の中で、ユーザが設定したい2つを設定することができる。
【0201】
S141で、設定メニューを表示する。実施例3において、ナビキーK3を押下することによって、設定メニューを呼び出すことができる。S142で、第1のデバイスのストレージを設定し、ホイールデバイスHD1で選択し、OKボタンBT1によって決定する。S143で、第2のデバイスのストレージを設定し、ホイールデバイスHD1で選択し、OKボタンBT1で決定する。
【0202】
このように設定されたデバイスのストレージの設定において、図5に示すように、2つのデバイスのデータを一覧で表示することができる。
【0203】
実施例3は、図5で示したグループを、デバイス毎の種類として選択し、設定する実施例である。各データ検索をしている際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いてアクセスする実施例でもある。
【0204】
実施例3は、データストレージ30に格納されているデータについて、デバイスDA、DBの2つのデバイスのデータを表示することができ、そのデバイスの例は、図28に示すデバイスである。図28に示すグルーピングやソート等の条件に応じてグルーピングした場合も、上記と同様である。なお、グループについては、実施例1で既に述べている。ソートについては、実施例2で述べている。
【0205】
つまり、実施例3のグルーピングは、データに対して2種類の並べ方ができる場合であれば、実施例3に示すデバイスDA、DBに限る必要はない。
【0206】
具体的には、図28に示すように、グループ条件であれば、最新日付と印刷された履歴での順番、最新日付順と顔検索の順等のようなものがある。また、ソート条件であれば、最新日付と印刷された履歴での順番、最新日付順と顔検索の順で分けることもできる。
【0207】
図28は、実施例1、実施例2、実施例3で示したグルーピング、ソート、デバイスの具体例を示す図である。
【0208】
実施例1、実施例2、実施例3の説明の中で触れているが、グルーピング、ソート、デバイス毎のそれぞれについての具体例を表にまとめてある。ここに示した例は、具体例であり、同じようにグループにしてデータを並べるのであれば、これに限る必要はない。
【0209】
なお、上記実施例を方法の発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、データを保存する保存工程と、上記保存工程で保存されたデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化工程とを有する。また、上記実施例は、画像データを表示し、上記グループ化工程でまとめられたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示工程を有する。さらに、上記実施例は、上記表示工程で表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを回して、操作する操作工程を有する。しかも、上記実施例は、上記グループ化工程でまとめられたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御工程を有する。
【図面の簡単な説明】
【0210】
【図1】本発明の実施例1である画像処理システムを構成する画像処理装置100の概略構成を示すブロック図である。
【図2】画像処理装置100の操作部8の具体例を示す図である。
【図3】画像処理装置100が使用するデータストレージ30、グループGA、GBを示す図である。
【図4】LCD8aに表示されている待機画面DP1のレイアウト例を示す図である。
【図5】LCD8aに表示されている待機画面DP1のレイアウト例を示す図である。
【図6】図5に示す待機画面DP1が表示されているときに、グループGAのデータを検索するために、グループGAにアクセスした場合の画面DP2を示す図である。
【図7−1】グループGAのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を左周りで回した場合の表示画面を示す図である。
【図7−2】グループGAのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を左周りで回した場合の表示画面を示す図である
【図7−3】グループGAのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を左周りで回した場合の表示画面を示す図である
【図8】図5に示す待機画面DP1が表示されているときに、グループGBのデータを検索するために、グループGBにアクセスした場合の画面DP12を示す図である。
【図9−1】グループGBのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を右周りで回した場合の表示画面を示す図である。
【図9−2】グループGBのデータ選択の例を示し、ホイールデバイスHD1を右周りで回した場合の表示画面を示す図である。
【図10】ホームキーK4を押下した場合における動作の一例を示す図である。
【図11】図5〜図10に示す動作のフローチャートである。
【図12】実施例1において、データ選択する動作を示すフローチャートである。
【図13】第1のグループGAのデータを検索する動作を示す図である。
【図14】第2のグループGBのデータを検索する動作の例を示すフローチャートである。
【図15】グループの設定するための一例を示す図である。
【図16】待機画面DP1への戻り方について、図10で説明したホームキーK4を使用する方法以外の方法を示す図である。
【図17】図5〜図10及び図16の動作を示すフローチャートである。
【図18】実施例2において、データを選択する動作を示すフローチャートである。
【図19】第1のソート結果について、データ検索する動作を示すフローチャートである。
【図20】第2のソート結果について、データ検索する動作を示すフローチャートである。
【図21】ソートの設定を行う動作例を示すフローチャートである。
【図22−1】実施例3において、各データ検索を行う際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いてアクセスする動作の説明図である。
【図22−2】実施例3において、各データ検索を行う際に、他方のデータグループに、ホイールデバイスHD1を用いてアクセスする動作の説明図である。
【図23】実施例3において、2つのデバイスの各データを選択する動作を示すフローチャートである。
【図24】実施例3において、データを選択する動作を示すフローチャートである。
【図25】第1のデバイスのデータを検索する動作例を示すフローチャートである。
【図26】第2のデバイスのデータを検索する動作を示すフローチャートである。
【図27】デバイスを設定するための一例を示すフローチャートである。
【図28】実施例1、実施例2、実施例3で示したグルーピング、ソート、デバイスの具体例を示す図である。
【符号の説明】
【0211】
100…画像処理装置、
1…CPU、
2…ROM、
3…RAM、
4…画像メモリ、
5…データ変換部、
6…読取制御部、
7…読取部、
8…操作部、
8a…LCD、
9…通信制御部、
10…解像度変換処理部、
11…符号復号化処理部、
12…記録制御部、
13…記録部、
14…給紙部、
15…USBファンクション制御部、
16…データ蓄積部、
17…USBホスト制御部、
18…CPUバス、
MC1…メモリカード、
DC1…デジタルカメラ、
L1…通信回線、
K1…電源キー、
K2…用紙切換キー、
K3…ナビキー、
K4…ホームキー、
K5…上下左右キー、
K6…+−キー、
K7…モノクロスタートキー、
K8…カラースタートキー、
K9…ストップキー、
K10…ファンクションキー、
K11…戻るキー、
HD1…ホイールデバイス、
BT1…OKボタン。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを保存する保存手段と;
上記保存手段に保存されているデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化手段と;
画像データを表示し、また、上記グループ化手段がまとめたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示手段と;
上記表示手段に表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを具備する操作手段と;
上記グループ化手段がまとめたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御手段と;
を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
請求項1において、
上記グループ化手段は、予め決められた条件に基づいて、ソートする手段であることであることを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
請求項1において、
上記グループ化手段は、画像処理装置に設けられている保存手段に保存されているデータを、第1のグループとしてグループ化し、上記画像処理装置に接続されている外部の保存手段に保存されているデータを、第2のグループとして、グループ化する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
請求項3において、
上記制御手段は、上記検索画面において、上記第1のグループ又は上記第2のグループを検索している際に、上記操作手段は、上記検索しているグループとは異なるグループを選択する画面に遷移させる手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
請求項1〜請求項3のいずれか1項において、
上記表示手段は、上記検索画面において、2つの上記グループを検索している際に、上記検索しているグループのデータに、上記検索しているグループとは異なるグループのデータをつなげて、1つの円周上に表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項6】
請求項5において、
上記表示手段は、上記スイッチの回転方向を、甲方向と乙方向とし、1つのグループのデータを表示している際に、上記甲方向に1つのグループのデータを並べたときに、上記1つのグループのデータの先頭の上記乙方向に、他のグループのデータの先頭を隣り合わせ、さらに、上記乙方向に、上記他のグループのデータを並べて表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項7】
請求項6において、
上記表示手段は、上記乙方向に1つのグループのデータを並べたときに、上記他のグループの先頭のデータの上記甲方向に、上記他のデータの先頭を隣り合わせ、さらに、上記甲方向に、上記他のグループのデータを並べて表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項8】
請求項5において、
上記1つのグループのデータを表示している際に、上記スイッチの回転方向を甲方向と乙方向とし、上記表示手段は、上記甲方向に、1つのグループのデータを並べたときに、上記1つのグループの最後のデータの次に、他のグループのデータの先頭をつなげて表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項9】
請求項8において、
上記表示手段は、上記乙方向に、1つのグループのデータを並べ、この1つのグループの最後のデータの次に、他のグループのデータの先頭をつなげて、上記乙方向にデータを並べて表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項10】
請求項6〜請求項9のいずれか1項において、
上記表示手段は、上記1つのグループのデータが並んでいる領域と、上記他のグループのデータが並んでいる領域とに、互いに異なる色又はマークを表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項11】
請求項10において、
上記表示手段は、上記1つのグループのデータが並んでいる領域と、上記他のグループのデータが並んでいる領域とに、互いに異なる色又はマークを、各グループの検索画面においても表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項12】
データを保存する保存工程と;
上記保存工程で保存されたデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化工程と;
画像データを表示し、また、上記グループ化工程でまとめられたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示工程と;
上記表示工程で表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを回して、操作する操作工程と;
上記グループ化工程でまとめられたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御工程と;
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項1】
データを保存する保存手段と;
上記保存手段に保存されているデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化手段と;
画像データを表示し、また、上記グループ化手段がまとめたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示手段と;
上記表示手段に表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを具備する操作手段と;
上記グループ化手段がまとめたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御手段と;
を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
請求項1において、
上記グループ化手段は、予め決められた条件に基づいて、ソートする手段であることであることを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
請求項1において、
上記グループ化手段は、画像処理装置に設けられている保存手段に保存されているデータを、第1のグループとしてグループ化し、上記画像処理装置に接続されている外部の保存手段に保存されているデータを、第2のグループとして、グループ化する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
請求項3において、
上記制御手段は、上記検索画面において、上記第1のグループ又は上記第2のグループを検索している際に、上記操作手段は、上記検索しているグループとは異なるグループを選択する画面に遷移させる手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
請求項1〜請求項3のいずれか1項において、
上記表示手段は、上記検索画面において、2つの上記グループを検索している際に、上記検索しているグループのデータに、上記検索しているグループとは異なるグループのデータをつなげて、1つの円周上に表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項6】
請求項5において、
上記表示手段は、上記スイッチの回転方向を、甲方向と乙方向とし、1つのグループのデータを表示している際に、上記甲方向に1つのグループのデータを並べたときに、上記1つのグループのデータの先頭の上記乙方向に、他のグループのデータの先頭を隣り合わせ、さらに、上記乙方向に、上記他のグループのデータを並べて表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項7】
請求項6において、
上記表示手段は、上記乙方向に1つのグループのデータを並べたときに、上記他のグループの先頭のデータの上記甲方向に、上記他のデータの先頭を隣り合わせ、さらに、上記甲方向に、上記他のグループのデータを並べて表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項8】
請求項5において、
上記1つのグループのデータを表示している際に、上記スイッチの回転方向を甲方向と乙方向とし、上記表示手段は、上記甲方向に、1つのグループのデータを並べたときに、上記1つのグループの最後のデータの次に、他のグループのデータの先頭をつなげて表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項9】
請求項8において、
上記表示手段は、上記乙方向に、1つのグループのデータを並べ、この1つのグループの最後のデータの次に、他のグループのデータの先頭をつなげて、上記乙方向にデータを並べて表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項10】
請求項6〜請求項9のいずれか1項において、
上記表示手段は、上記1つのグループのデータが並んでいる領域と、上記他のグループのデータが並んでいる領域とに、互いに異なる色又はマークを表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項11】
請求項10において、
上記表示手段は、上記1つのグループのデータが並んでいる領域と、上記他のグループのデータが並んでいる領域とに、互いに異なる色又はマークを、各グループの検索画面においても表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項12】
データを保存する保存工程と;
上記保存工程で保存されたデータを、予め決められた基準に基づいて、複数のグループにまとめるグループ化工程と;
画像データを表示し、また、上記グループ化工程でまとめられたデータを、1つの円周上に並べて表示する表示工程と;
上記表示工程で表示されている内容又は画面を変化させるために、円周上を回して操作するスイッチを回して、操作する操作工程と;
上記グループ化工程でまとめられたデータが円周上に並べて表示されている場合、上記スイッチが回されると、その回転方向に基づいて、上記複数のグループのそれぞれにおけるデータを検索する検索画面へ遷移する制御工程と;
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7−1】
【図7−2】
【図7−3】
【図8】
【図9−1】
【図9−2】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22−1】
【図22−2】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7−1】
【図7−2】
【図7−3】
【図8】
【図9−1】
【図9−2】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22−1】
【図22−2】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【公開番号】特開2009−163369(P2009−163369A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−340543(P2007−340543)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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