説明

画像形成装置、画像形成システム及び画像形成装置の部門管理方法

【課題】 画像形成装置及び画像形成システムにおいて、ログインユーザ名を用いて部門管理を行う際に、ユーザ単位で部門作成して見かけ上の部門管理をすることなしに、ユーザが本来属する組織(部門)単位毎に部門管理すること。
【解決手段】 画像形成装置及び画像形成システムにおいて、ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けて、当該ログイン及びパスワードを認証サーバに対して送信して認証を行って当該ユーザの所属部門情報を取得し、前記認証されたユーザの前記ジョブの実行を行い、前記実行されたジョブのジョブ情報を前記所属部門情報と関連付けて記録管理する方法により課題を解決した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
画像形成装置及び画像形成システムにおいて、ネットワーク認証を用いて部門管理を行う技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置において部門管理を行いたいという技術的要求がある。部門管理を行うために各画像形成装置毎に部門情報などの設定が必要であり、複数台の画像形成装置を管理する場合には、その部門データの初期登録だけでなく更新などの操作も含めてデータの管理に大きく手間がかかっていた。
【0003】
従来技術として、ログインユーザ情報が埋め込まれた印刷データを解釈し、外部認証サーバへ認証を試み、成功した場合にはそのログインユーザ名で部門を作成して部門管理制御を実現する方法がある(特許文献1参照)。
【0004】
しかし、この方法では部門がユーザ単位で作成される為、本来の組織単位や課単位毎での部門管理を行うことはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−44106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする課題は、画像形成装置及び画像形成システムにおいて、ネットワーク認証時でも部門単位での部門管理システムを提供することができなかった点である。又、管理者が複数の画像形成装置に対して部門を登録するといった手間が必要のない部門管理システムを提供することができなかった点である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像形成装置は、ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けるユーザインタフェース部と、前記ユーザのログイン及びパスワードを外部の認証サーバに送信して認証を要求し、認証された前記ユーザの所属部門情報を取得する認証制御部と、前記認証されたユーザの前記ジョブの実行を指示して、前記実行されたジョブのジョブ情報を記録するジョブ制御部と、前記ジョブ制御部のジョブの実行の指示を受けてジョブを実行するジョブ実行部と、前記ジョブ情報を前記ユーザの所属部門情報と関連付けて記録管理する部門管理部とを有することを特徴とする。
【0008】
本発明の画像形成システムは、ユーザのログイン認証を行う画像形成装置と、前記ログイン認証を行うための認証サーバとを有する画像形成システムであって、前記画像形成装置は、ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けるユーザインタフェース部と、前記ユーザのログイン及びパスワードを前記認証サーバに送信して認証を要求し、認証された前記ユーザの所属部門情報を取得する認証制御部と、前記ジョブの実行を指示して、当該ジョブ情報を記録するジョブ制御部と、前記ジョブの実行の指示を受けてジョブを実行するジョブ実行部と、前記ジョブ情報を前記ユーザの所属部門情報と関連付けて記録管理する部門管理部とを有し、前記認証サーバは、前記画像形成装置の認証制御部からの認証要求に対して認証を行う認証許可部と、前記ユーザのログインと所属部門を関連付けて管理するユーザ管理部とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明の画像形成システムは、ユーザのログイン認証を行う画像形成装置と、前記ログイン認証を行うための認証サーバと、ユーザ情報を管理するユーザ情報サーバとを有する画像形成システムであって、前記画像形成装置は、ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けるユーザインタフェース部と、前記ユーザのログイン及びパスワードを前記認証サーバに送信して認証を要求し、認証された前記ユーザの所属部門情報を取得する認証制御部と、前記ジョブの実行を指示して、当該ジョブ情報を記録するジョブ制御部と、前記ジョブの実行の指示を受けてジョブを実行するジョブ実行部と、前記ジョブ情報を前記ユーザの所属部門情報と関連付けて記録管理する部門管理部とを有し、前記認証サーバは、前記画像形成装置の認証制御部からの認証要求に対して認証を行う認証許可部を有し、前記ユーザ情報サーバは、前記ユーザのログインと所属部門を関連付けて管理するユーザ管理部を有することを特徴とする。
【0010】
本発明の画像形成装置の部門管理方法は、前記画像形成装置において、ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けて、当該ログイン及びパスワードを認証サーバに対して送信して認証を行って当該ユーザの所属部門情報を取得し、前記認証されたユーザの前記ジョブの実行を行い、前記実行されたジョブのジョブ情報を前記所属部門情報と関連付けて記録管理することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明の画像形成装置は、ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けるユーザインタフェース部と、前記ユーザのログイン及びパスワードを外部の認証サーバに送信して認証を要求し、認証された前記ユーザの所属部門情報を取得する認証制御部と、前記認証されたユーザの前記ジョブの実行を指示して、前記実行されたジョブのジョブ情報を記録するジョブ制御部と、前記ジョブ制御部のジョブの実行の指示を受けてジョブを実行するジョブ実行部と、前記ジョブ情報を前記ユーザの所属部門情報と関連付けて記録管理する部門管理部とを有することを特徴とする。
【0012】
このため、画像形成装置自身がユーザ毎の所属部門情報を有さなくとも、認証サーバが有する所属部門情報を用いて、画像形成装置のジョブ実行に対する部門管理を行うことが可能となる。よって、画像形成装置毎に所属部門情報の登録は必要なくなり、画像形成装置の管理者の手間が大きく省かれ、かつ画像形成装置毎に部門管理情報(所属部門毎のジョブの実行数や用紙の消費枚数等)を収集可能となる。
【0013】
本発明の画像形成システムは、ユーザのログイン認証を行う画像形成装置と、前記ログイン認証を行うための認証サーバとを有する画像形成システムであって、前記画像形成装置は、ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けるユーザインタフェース部と、前記ユーザのログイン及びパスワードを前記認証サーバに送信して認証を要求し、認証された前記ユーザの所属部門情報を取得する認証制御部と、前記ジョブの実行を指示して、当該ジョブ情報を記録するジョブ制御部と、前記ジョブの実行の指示を受けてジョブを実行するジョブ実行部と、前記ジョブ情報を前記ユーザの所属部門情報と関連付けて記録管理する部門管理部とを有し、前記認証サーバは、前記画像形成装置の認証制御部からの認証要求に対して認証を行う認証許可部と、前記ユーザのログインと所属部門を関連付けて管理するユーザ管理部とを有することを特徴とする。
【0014】
このため、画像形成装置自身がユーザ毎の所属部門情報を有さなくとも、認証サーバが有する所属部門情報を用いて、画像形成装置のジョブ実行に対する部門管理を行うことが可能となる。よって、画像形成装置毎に所属部門情報の登録は必要なくなり、画像形成装置の管理者の手間が大きく省かれ、かつ画像形成装置毎に部門管理情報(所属部門毎のジョブの実行数や用紙の消費枚数等)を収集可能となる。
【0015】
本発明の画像形成システムは、ユーザのログイン認証を行う画像形成装置と、前記ログイン認証を行うための認証サーバと、ユーザ情報を管理するユーザ情報サーバとを有する画像形成システムであって、前記画像形成装置は、ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けるユーザインタフェース部と、前記ユーザのログイン及びパスワードを前記認証サーバに送信して認証を要求し、認証された前記ユーザの所属部門情報を取得する認証制御部と、前記ジョブの実行を指示して、当該ジョブ情報を記録するジョブ制御部と、前記ジョブの実行の指示を受けてジョブを実行するジョブ実行部と、前記ジョブ情報を前記ユーザの所属部門情報と関連付けて記録管理する部門管理部とを有し、前記認証サーバは、前記画像形成装置の認証制御部からの認証要求に対して認証を行う認証許可部を有し、前記ユーザ情報サーバは、前記ユーザのログインと所属部門を関連付けて管理するユーザ管理部を有することを特徴とする。
【0016】
このため、画像形成装置自身がユーザ毎の所属部門情報を有さなくとも、ユーザ情報サーバが有する所属部門情報を用いて、画像形成装置のジョブ実行に対する部門管理を行うことが可能となる。よって、画像形成装置毎に所属部門情報の登録は必要なくなり、画像形成装置の管理者の手間が大きく省かれ、かつ画像形成装置毎に部門管理情報(所属部門毎のジョブの実行数や用紙の消費枚数等)を収集可能となる。
【0017】
本発明の画像形成装置の部門管理方法は、前記画像形成装置において、ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けて、当該ログイン及びパスワードを認証サーバに対して送信して認証を行って当該ユーザの所属部門情報を取得し、前記認証されたユーザの前記ジョブの実行を行い、前記実行されたジョブのジョブ情報を前記所属部門情報と関連付けて記録管理することを特徴とする。
【0018】
このため、画像形成装置自身がユーザ毎の所属部門情報を有さなくとも、認証サーバが有する所属部門情報を用いて、画像形成装置のジョブ実行に対する部門管理を行うことが可能となる。よって、画像形成装置毎に所属部門情報の登録は必要なくなり、画像形成装置の管理者の手間が大きく省かれ、かつ画像形成装置毎に部門管理情報(所属部門毎のジョブの実行数や用紙の消費枚数等)を収集可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明実施例の画像形成装置及び画像形成システムの機能ブロック図である。
【図2】本発明実施例の画像形成装置及び画像形成システムのログイン時の部門自動登録処理のシーケンス図である。
【図3】本発明実施例の画像形成装置及び画像形成システムのコピー実行時の部門管理処理のシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
画像形成装置及び画像形成システムにおいて、ネットワーク認証時でも部門単位での部門管理システムを提供することができなかった点と管理者が複数の画像形成装置に対して部門を登録するといった手間が必要のない部門管理システムを提供することができなかった点とをユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けて、当該ログイン及びパスワードを認証サーバに対して送信して認証を行って当該ユーザの所属部門情報を取得してジョブ実行し、当該ジョブ情報を前記所属部門情報と関連付けて画像形成装置の部門管理部において記録管理する方法により課題を解決した。
【実施例1】
【0021】
本発明の画像形成装置及び画像形成システムについて以下に説明する。
【0022】
[構成]
図1は、画像形成装置101及び画像形成システム100の機能ブロック図である。画像形成システム100は画像形成装置101と認証サーバ201(ユーザ情報サーバ)とを有する。
【0023】
画像形成装置101は、UI(ユーザインタフェース)部111、ジョブ制御部113、部門管理部115、認証制御部117、スキャナ制御部121、印刷制御部123、通信部125の各機能部を有する。
【0024】
認証サーバ201(ユーザ情報サーバ)は、認証制御部211(認証許可部)、ユーザ管理部213の各機能部を有する。
【0025】
以下に画像形成装置の各機能部について説明する。
【0026】
UI(ユーザインタフェース)部111は、液晶パネルとそれに重畳するタッチパネルから構成され、ユーザに画像形成装置の設定状態や操作方法を表示する表示機能とユーザからの操作入力を受け付ける入力機能とを有する。
【0027】
ユーザのログイン時には、UI部111がユーザからのログインやパスワードの入力を受け付ける。
【0028】
ジョブ制御部113は、画像形成装置による複写や印刷などのジョブの制御を行う。
【0029】
部門管理部115は、画像形成装置のユーザによるジョブの実行に対して部門管理を行う機能部である。
【0030】
認証制御部117は、ユーザのログインデータに基づいて、ユーザの認証を行う。
【0031】
スキャナ制御部121(スキャナ部;ジョブ実行部)は、画像の読み取りを行う機能部である。
【0032】
印刷制御部123(印刷部;ジョブ実行部)は、用紙に印刷を行う機能部である。
【0033】
通信部125は、ネットワークを経由して他のサーバ、端末装置、画像形成装置などと接続して通信を行うための機能部である。特に、画像形成装置101でのログインの際には、通信部125を経由して認証サーバ201にアクセスし認証の為のデータの授受を行う。又、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)により画像形成装置101が認証サーバ201にアクセスしてユーザ情報を取得する。
【0034】
次に、認証サーバ201(実施例ではユーザ情報サーバを兼ねる)の各機能部について説明する。
【0035】
認証制御部211(認証許可部)は、画像形成装置101の認証制御部117から送られるユーザのログインID及びパスワードに基づいて、ユーザの認証を許可する。認証方式としては、kerberosやNTLM認証(Windows(登録商標) NT LAN Manager認証)等の既存の認証方式を用いる。
【0036】
ユーザ管理部213は、ユーザ情報のデータベースを有して、画像形成装置101の認証制御部117からのLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)によるユーザ情報取得の要求に対して、データベースから該当データ(所属部門情報(部門名)、表示用ユーザ名、メールアドレス、組織等;図1のユーザ情報参照)を取得して送信する。
【0037】
本実施例では、一台の認証サーバ201に認証制御部211による認証許可の機能とユーザ管理部213によるユーザ情報管理の2つの機能を兼ね備えたが、認証サーバには、認証制御部による認証許可の機能のみを備えて、ユーザ管理部によるユーザ情報管理の機能は別個のユーザ情報サーバに備えるとしてもよい。
【0038】
[ログイン時の部門自動登録処理のシーケンス]
次に画像形成装置101でのログイン時に、当該ユーザの所属部門が画像形成装置101の部門管理部115にこれまで登録されていない場合に、新規に当該所属部門を自動登録する際の処理について、図2のシーケンス図を用いて説明する。
【0039】
S100:UI部111は、ユーザからの“ログインID”と“ログインパスワード”の入力を受け付けて、同データを認証制御部117に渡す。
【0040】
S110,S111:画像形成装置101の認証制御部117は、ネットワーク認証であることを判別して、前記ログイン入力データを通信部125に渡し、通信部125は、外部認証サーバ201に対して認証処理を行う。
【0041】
S120,S121:外部認証サーバ201から認証許可の応答があった場合、認証制御部117は、通信部125を経由して認証サーバ201に対して、ログインユーザのユーザ属性情報(表示用ユーザ名やE-mailアドレス、部門、組織など)を取得する。この際にLDAP検索を用いて属性情報を取得する。
【0042】
なお、上記実施例においては、認証サーバ201からユーザ属性情報を取得しているが、ユーザ属性情報は、認証サーバ201とは別のLDAPサーバから取得してもよい(例えば、Dominoサーバ、Exchangeサーバ等)。すなわち、認証処理は認証サーバ201に対して行われ、認証成功後に認証サーバとは異なるLDAPサーバからユーザ属性情報を取得することも可能である。
【0043】
S130,S140:認証制御部117は、部門管理部115から部門のリストを取得し、認証サーバ201から取得した部門がすでに登録されているかのチェックを行う。
【0044】
S150:上記チェックで未登録の場合、部門管理部115は、新規に部門を登録する。
【0045】
以上の処理の結果、認証制御部117は、ログインユーザ情報と内部の部門コードを関連して管理することとなる。
【0046】
上記の処理中で、検索属性については、システムの初期値以外にもユーザが設定したもので検索することが可能。
【0047】
[コピー実行時の部門管理処理のシーケンス]
次に画像形成装置101での複写処理実行時に部門管理部115が当該複写処理の処理枚数をジョブ実行ユーザの所属部門にカウントする処理について、図3のシーケンス図を用いて説明する。
【0048】
S200:前項のログイン完了後、パネルからコピーを実行するために、UI部で操作入力を受け付けて、当該操作によるジョブをジョブ制御部113が受け取る。この時ジョブ設定には、認証制御部117から取得した部門コードがセットされている。
【0049】
S210:ジョブ制御部113は、受け取ったジョブを実行するためにスキャナ制御部121に読み込み開始指示を行う。
【0050】
S211:スキャナ制御部121は、読み込み動作を完了する。
【0051】
S212:スキャナ制御部121は、ジョブ制御部113に対して、読み込み動作完了通知を送信する。
【0052】
S212−1:ジョブ制御部113は、前項で読み取った画像データを印刷制御部に送信して印刷開始の指示を行う。
【0053】
S212−11:印刷制御部125は、印刷を完了する。
【0054】
S212−12:印刷制御部125は、ジョブ設定から部門コードを参照し部門管理部115に対して当該ジョブ実行を行ったユーザの所属部門のカウンタをジョブの実行枚数分だけ増加する。
【0055】
S212−13:印刷制御部125は、ジョブ制御部113に対して印刷完了の通知を行う。
【0056】
[実施例の効果]
従来のネットワーク認証方式でのユーザ管理では、部門管理と連携する為には、管理者が画像形成装置にそれぞれ部門を登録する必要があったが、本発明実施例の画像形成装置では、Active Directoryで管理されている部門情報を利用して管理することが可能になるため、管理者が画像形成装置にそれぞれ部門を登録する必要が無くなった。
【0057】
部門情報の管理は、Active Directoryによって一元的に管理される。
【符号の説明】
【0058】
100 画像形成システム
101 画像形成装置
111 UI(ユーザインタフェース)部
113 ジョブ制御部
115 部門管理部
117 認証制御部
121 スキャナ制御部(スキャナ部;ジョブ実行部)
123 印刷制御部(印刷部;ジョブ実行部)
125 通信部
201 認証サーバ(ユーザ情報サーバ)
211 認証制御部(認証許可部)
213 ユーザ管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けるユーザインタフェース部と、
前記ユーザのログイン及びパスワードを外部の認証サーバに送信して認証を要求し、認証された前記ユーザの所属部門情報を取得する認証制御部と、
前記認証されたユーザの前記ジョブの実行を指示して、前記実行されたジョブのジョブ情報を記録するジョブ制御部と、
前記ジョブ制御部のジョブの実行の指示を受けてジョブを実行するジョブ実行部と、
前記ジョブ情報を前記ユーザの所属部門情報と関連付けて記録管理する部門管理部とを有する
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1の画像形成装置であって、
前記ジョブ実行部は、画像の読み取りを行うスキャナ部か用紙に印刷を行う印刷部かの少なくとも一方である
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1又は2の画像形成装置であって、
前記部門管理部は、前記認証されたユーザの所属部門がすでに登録済みであるかどうかを検索して、登録済みである場合には当該登録済みの所属部門と前記ジョブ情報を関連付けて記録管理し、登録済みでない場合には当該所属部門を新規の所属部門として登録する
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
ユーザのログイン認証を行う画像形成装置と、
前記ログイン認証を行うための認証サーバとを有する画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けるユーザインタフェース部と、
前記ユーザのログイン及びパスワードを前記認証サーバに送信して認証を要求し、認証された前記ユーザの所属部門情報を取得する認証制御部と、
前記ジョブの実行を指示して、当該ジョブ情報を記録するジョブ制御部と、
前記ジョブの実行の指示を受けてジョブを実行するジョブ実行部と、
前記ジョブ情報を前記ユーザの所属部門情報と関連付けて記録管理する部門管理部とを有し、
前記認証サーバは、
前記画像形成装置の認証制御部からの認証要求に対して認証を行う認証許可部と、
前記ユーザのログインと所属部門を関連付けて管理するユーザ管理部とを有する
ことを特徴とする画像形成システム。
【請求項5】
ユーザのログイン認証を行う画像形成装置と、
前記ログイン認証を行うための認証サーバと、ユーザ情報を管理するユーザ情報サーバとを有する画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けるユーザインタフェース部と、
前記ユーザのログイン及びパスワードを前記認証サーバに送信して認証を要求し、認証された前記ユーザの所属部門情報を取得する認証制御部と、
前記ジョブの実行を指示して、当該ジョブ情報を記録するジョブ制御部と、
前記ジョブの実行の指示を受けてジョブを実行するジョブ実行部と、
前記ジョブ情報を前記ユーザの所属部門情報と関連付けて記録管理する部門管理部とを有し、
前記認証サーバは、
前記画像形成装置の認証制御部からの認証要求に対して認証を行う認証許可部を有し、
前記ユーザ情報サーバは、
前記ユーザのログインと所属部門を関連付けて管理するユーザ管理部を有する
ことを特徴とする画像形成システム。
【請求項6】
画像形成装置において、ユーザのログイン及びパスワードの入力とジョブの実行の入力を受け付けて、
当該ログイン及びパスワードを認証サーバに対して送信して認証を行って当該ユーザの所属部門情報を取得し、
前記認証されたユーザの前記ジョブの実行を行い、前記実行されたジョブのジョブ情報を前記所属部門情報と関連付けて記録管理する
ことを特徴とする画像形成装置の部門管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−280169(P2010−280169A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−136447(P2009−136447)
【出願日】平成21年6月5日(2009.6.5)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】