説明

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記録媒体

【課題】画像形成装置の位置情報を取得する事ができない場合でも、位置情報を付与した画像を形成できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、自身の位置情報を取得する事ができない場合、ジョブの送信元の位置情報を取得し、その位置情報を付与した画像の形成を行う。画像形成装置は、自身の位置情報とジョブの送信元の位置情報の両方を取得できる場合、いずれかの位置情報を画像に付与するか、あるいは送信元の位置情報を自身の位置情報に置き換える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1の画像形成装置は、印刷出力する際に、当該画像形成装置の位置情報を取得して、当該位置情報を出力物に付与しておく。そして、当該出力物を読み取った際は、付与されている位置情報を取得して、画像形成装置の位置情報と一致するか判別することにより、セキュリティの向上を図る技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−7896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように、出力物を情報処理装置で取り込む際に、出力物に付与されている位置情報によって制御を変える事でセキュリティを強化する事が考えられている。しかしながら、画像形成装置がGPS機能を有していない(すなわち位置情報を取得できない)場合、出力物に位置情報を付与する事ができないため、セキュリティを強化できないという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために本発明は、ジョブを受信する受信手段と、画像形成装置の位置情報が取得できるか判断する判断手段と、画像形成装置の位置情報が取得できないと判断される場合にジョブの送信元の位置情報を取得する取得手段と、取得した位置情報を付与した画像を生成する画像生成手段を備える画像形成装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、GPSを有さず、位置情報が取得できない画像形成装置であっても、出力物に位置情報を付与する事が可能となり、セキュリティを強化する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】情報処理システムの全体構成を示す全体図である。
【図2】画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】位置情報を付与した画像を形成する手順を示すフローチャートである。
【図4】位置情報が付与された印刷文書を複製する手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、情報処理装置として画像形成装置を、出力物として印刷文書を例として説明する。
【0009】
<第1の実施形態>
本実施形態では、特に画像形成装置が画像の形成時に位置情報を付与する構成について説明する。図1は、本実施形態における情報処理システムの全体構成を示す全体図である。LAN101には、画像形成装置102、103、PC104、105が接続され、相互に通信する事ができる。
【0010】
画像形成装置102、103は制御部106、スキャナ107、プリンタ108、操作部(操作パネル)109などを備える。図示するように、画像形成装置102は内蔵もしくは外付けのGPSセンサ110を備えており、画像形成装置103はGPSセンサを備えていない。制御部106は、画像形成装置102,103全体の動作を制御する。スキャナ107は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成する。プリンタ108は、印刷すべき画像データを記録媒体上に印刷する。操作部109は、利用者が様々な操作を行うためのユーザインターフェースを提供する。GPSセンサ110は、GPSからの信号を受信する。
【0011】
PC104、105は、通常の汎用コンピュータ(CPU、ROM、RAM、HDD、ネットワークI/F)の構成で実現可能である。図示するように、PC104はGPSセンサ111を備えており、PC105はGPSセンサを備えていない。PC104は、GPSセンサ111を介して、PCの位置情報を取得する事ができる。PC105は、GPSセンサを有さないため、位置情報の取得は行われない。PC104、105からは、印刷指示や画像形成指示などのジョブを画像形成装置102、103に送信する事ができる。ジョブには、画像データや、ジョブ生成時刻、印刷設定、画像形成設定、GPSセンサ111を介して取得した位置情報などを含める事ができる。
【0012】
図2は、画像形成装置102の構成を示すブロック図である。CPU201を含む制御部106は、画像形成装置102全体の動作を制御する。CPU201は、ROM202に記憶された制御プログラムを読み出して読取制御や印刷制御などの各種制御を行う。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD204は、画像データや各種プログラムを記憶する。
【0013】
制御部106は、スキャナ107、プリンタ108、操作部109、GPSセンサ110、LAN101と、各I/Fを介して情報のやり取りを行う。また、制御部106は、LAN101を介してPC104,105やその他の情報処理装置からジョブを受信する。さらに、受信したジョブをジョブの内容に従って画像形成し、HDD204に保存する。または、ジョブの内容に従って、プリンタ108で印刷を行う。さらに操作部109から受け付けた複製指示の内容に従って、スキャナ107とプリンタ108を用いて複製を行う。またさらに、制御部106は、GPSセンサ110を介して、画像形成装置102の位置情報を取得する事ができる。
【0014】
画像形成装置103は、GPSセンサを持たないこと以外は、図3に示す画像形成装置102と同様の構成である。画像形成装置103は、GPSセンサを持たないため、位置情報の取得は行われないが、その他の点では上述した画像形成装置102と同様に機能する。
【0015】
図3は、本実施形態における画像形成装置が位置情報を付与した画像を印刷する一連の処理を説明するフローチャートである。制御部106は、本実施形態では、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204等からなる。なお、フローチャートで示す手順が制御部106のROM202、RAM203、HDD204のいずれかの記憶手段に記憶され、CPU201により実行される。
【0016】
先に画像形成装置102の処理について説明し、画像形成装置103については異なる部分のみ後述する。まず、制御部106は、PC104または105から印刷ジョブとして画像の印刷指示を受け付ける(ステップ301)。次に、制御部106は、位置情報を付与した画像を生成するために、画像形成装置102のGPSセンサ110を介して、画像形成装置102自身の位置情報の取得を行う(ステップ302)。そして、制御部106は画像形成装置102の位置情報を取得できたかどうかの判断を行う(ステップ303)。
【0017】
制御部106は、ステップ303において位置情報の取得ができたと判断した場合、取得した位置情報を付与した画像の生成を行う(ステップ304)。そして、制御部106は生成した画像をプリンタ108にて印刷し(ステップ305)、処理を終了する。一方、ステップ303において、GPSセンサ110の何らかの理由により現在の位置情報が取得できない、または位置情報が間違っている場合、位置情報の取得ができないと判断して、ステップ306へ進む。
【0018】
制御部106は、位置情報の取得ができないと判断した場合、受け付けた印刷ジョブに含まれる送信元の位置情報の取得を行う(ステップ306)。この位置情報は印刷ジョブの送信元がPC104である場合、PC104がGPSセンサ111を介して取得して、印刷指示と共にジョブに含めたものである(送信元がPC105であれば後述するように位置情報は含まれない)。次に、制御部106はジョブの投入元の位置情報を取得できたかどうかの判断を行う(ステップ307)。
【0019】
制御部106は、位置情報の取得ができたと判断した場合、ステップ304へ進む。一方、GPSセンサ111の何らかの理由により位置情報が含められず、受け付けた印刷ジョブに位置情報が含められていない場合や、GPSセンサを持たないPC105からジョブを受け付けた場合は、位置情報の取得ができないと判断してステップ308へ進む。そして制御部106は、受け付けた印刷ジョブをキャンセルし(ステップ308)、処理を終了する。
【0020】
画像形成装置103の場合は、GPSセンサを持たないので、画像形成装置103自身の位置情報を取得できない。従って、制御部106は、ステップ303からステップ306へ進む。それ以外の処理は、画像形成装置102に関して上述したものと同様である。
【0021】
以上の構成により、画像処理装置102,103の位置情報が取得できない場合、受け付けた印刷ジョブに含まれるジョブ発行元の位置情報を付与した画像の生成と印刷を行う。これにより画像形成装置が位置情報を取得できない場合でも、位置情報を付与した画像の印刷ができるようになり、ユーザの利便性を向上させる効果がある。
【0022】
さらには、印刷文書を取り込む際に、印刷文書に付与されている位置情報によって制御を変える構成の場合、セキュリティを強化する事になる。すなわち、位置情報が付与された印刷文書でなければ、位置情報に応じた制御をする事ができないが、本実施形態によると、画像形成装置の位置情報が取得できない場合でも、位置情報を付与した印刷文書の生成が可能となる。これにより、位置情報に応じた制御の対象となれる印刷文書が増加する事になり、セキュリティを強化する効果がある。
【0023】
ここでは、受信したジョブが印刷ジョブである構成を説明したが、受信して制御部106が処理を行うジョブであれば、何であっても構わない。例えば、画像形成ジョブを受け付ける構成であっても構わない。この場合は、ステップ305において、制御部106は生成した画像をHDD204に保存して、処理を終了する事になる。印刷ジョブであれば、出力物とは印刷文書の事を意味し、画像形成ジョブであれば、出力物とは画像データの事を意味する。
【0024】
また、PCの位置情報の取得が、ジョブに含まれている位置情報を取得する構成を説明したが、PCの位置情報を取得できれば、何であっても構わない。例えば、ステップ306において、ジョブの送信元である情報処理装置に位置情報の取得依頼を送信する構成であっても構わない。
【0025】
また、ステップ302のタイミングで画像形成装置の位置情報を取得する構成としたが、位置情報を取得する構成であれば、何であっても構わない。例えば、定期的に画像形成装置の位置情報を取得し、取得した位置情報を記憶手段に保持しておき、ステップ302のタイミングでその記憶手段に問い合わせる構成であっても構わない。
【0026】
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、画像形成装置の位置情報が取得できない時に、ジョブ送信元の位置情報を付与する例を説明した。これに対し、第2の実施形態では、送信元の位置情報が付与されている印刷文書の複製時に、位置情報の更新を行う例を説明する。
【0027】
図4は、本実施形態における画像形成装置が位置情報の付与された印刷文書を複製する一連の処理を説明するフローチャートである。制御部106は、本実施形態では、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204等からなる。なお、フローチャートで示す手順が制御部106のROM202、RAM203、HDD204のいずれかの記憶手段に記憶され、CPU201により実行される。
【0028】
先に画像形成装置102の処理について説明し、画像形成装置103については異なる部分のみ後述する。まず、制御部106は、操作部109を介して複写ジョブとして、印刷文書の複写指示を受け付ける(ステップ401)。次に、制御部106は、複写時に付与する位置情報を、印刷文書に予め付与されている位置情報をそのまま利用するのか、新たな位置情報に置き換えるのかの判断を行う(ステップ402)。この判断は、操作部109に選択肢画面を表示し、ユーザ操作により操作部109が受け付けた選択結果に基づいて判断を行う構成であっても良い。または、予め記憶手段にどちらの位置情報を利用するのかの設定値を記憶しておき、その設定値を参照して判断を行う構成であっても良い。
【0029】
制御部106は、ステップ402で位置情報を置き換えないと判断した場合、ステップ407へ進む。一方、制御部106は、位置情報を置き換えると判断した場合、複写しようとする印刷文書が、印刷文書に予め付与されている位置情報を置き換える事が許可されているかどうか判断を行う(ステップ403)。この判断は、印刷文書に付与されている情報のうちの一つである位置情報の置き換え許可情報を印刷文書から取得し、その置き換え許可情報に基づいて判断を行う構成であっても良い。
【0030】
制御部106は、位置情報を置き換える事が許可されていないと判断した場合、受け付けた複写ジョブをキャンセルし(ステップ408)、処理を終了する。一方、制御部106は、位置情報を置き換える事が許可されていると判断した場合、さらに印刷文書の位置情報を置き換える権限を有しているかどうかの判断を行う(ステップ404)。この判断は、印刷文書に付与されている情報のうちの一つである置き換え権限情報を印刷文書から取得し、その置き換え権限情報に基づいて判断をおこなう。この置き換え権限情報は、どの権限をもつユーザが位置情報を置き換える事が可能であるかが記されたものである。例えば、位置情報を置き換える事が可能であるユーザとして、管理者権限をもつユーザが記される。制御部106はこの置き換え権限情報を印刷文書から取得し、現在、操作しているユーザの権限情報と比較を行う事で判断を行う構成であっても良い。
【0031】
制御部106は、位置情報を置き換える権限を有していないと判断した場合、ステップ408へ進む。一方、制御部106は、位置情報を置き換える権限を有していると判断した場合、画像処理装置102の位置情報が取得できるかどうかの判断を行う(ステップ405)。制御部106は、画像処理装置102の位置情報が取得できないと判断した場合、ステップ408へ進み、位置情報が取得できると判断した場合、ステップ406へ進む。
【0032】
次に、制御部106は、画像を形成するにあたり、取得した画像処理装置102の位置情報を新たな位置情報として採用し、元の印刷文書に付与されている位置情報を新たな位置情報に置き換える(ステップ406)。そして、制御部106は、複写ジョブに含まれる複写設定に従い、印刷文書の複写を行い(ステップ407)、処理を終了する。
【0033】
画像形成装置103の場合は、GPSセンサを持たないので、画像形成装置103自身の位置情報を取得できない。従って、制御部106は、ステップ405からステップ408に進む。それ以外の処理は、画像形成装置102に関して上述したものと同様である。
【0034】
以上の構成により、印刷文書に予め付与されている位置情報を、複写ジョブを実行しようとする画像形成装置の位置情報に置き換える事が可能となる。これにより、例えば、印刷文書に手を加えた場合に、予め付与されている位置情報や印刷許可範囲情報を変更したいというニーズを満たす事ができ、ユーザの利便性が向上する効果がある。さらには、位置情報の置き換え許可情報や、ユーザ権限に従って処理を行うため、意図しない位置情報の置き換えを防ぐ事ができ、セキュリティを強化する効果がある。
【0035】
<第3の実施形態>
第1の実施形態では、画像形成装置の位置情報が取得できない場合に、ジョブの送信元の位置情報を取得する例を説明した。しかし、画像形成装置の位置情報が取得できる場合も、送信元PCの位置情報を取得する構成であっても良い。両方の位置情報を取得できる場合、画像に付与する位置情報としてどちらを採用するかは次の構成に従って決定を行う。
【0036】
第1に、制御部106は、画像形成装置の位置情報か、送信元PCの位置情報のどちらを採用するかの選択肢を操作部109に表示し、ユーザの選択を受け付けて採用する位置情報の決定を行う。第2に、制御部106は、どちらの位置情報を採用するかの設定値を、予め記憶手段に記憶しておき、その設定値を参照して決定を行う。第3に、制御部106は、両方の位置情報が取得できる場合、画像形成装置の位置情報を採用する。第4に、制御部106は、両方の位置情報が取得できる場合、送信元PCの位置情報を採用する。第5に、制御部106は、両方の位置情報が取得できる場合、両方の位置情報を採用し、画像には両方の位置情報を付与する。
【0037】
以上の構成により、画像形成装置の位置情報と送信元PCの位置情報のうちのどれか、もしくは両方を採用する事が可能となる。これらの手段を設ける事により、様々なユーザのニーズを満たす事ができ、ユーザの利便性が向上する効果がある。
【0038】
<第4の実施形態>
以上の実施形態では、LAN101は有線LANで接続されている構成例を図示したが、相互に通信する事ができれば、無線用のネットワークI/Fを備えて無線LANで通信する構成であっても構わない。また、位置情報の取得はGPSセンサ110,111を介して取得する構成例を図示したが、位置情報を取得する事ができれば何であっても良い。例えば、PHSや無線LANのアクセスポイントを利用して位置情報を特定する方法を利用する構成であっても良い。また、画像形成装置102,103にジョブを送信する装置としてPC104,105を構成例に図示したが、ジョブを送信する事が可能な装置であれば何であっても良い。例えば、携帯電話を例とする携帯端末からジョブを送信する構成であっても構わない。
【0039】
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジョブを受信する受信手段と、
画像形成装置の位置情報が取得できるか判断する判断手段と、
前記判断手段により、画像形成装置の位置情報が取得できないと判断される場合に、前記受信したジョブの送信元の位置情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した位置情報を付与した画像を生成する生成手段とを有する事を特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記取得手段は、前記受信したジョブに含まれる送信元の位置情報を取得する事を特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記取得手段は、前記受信したジョブの送信元に問い合わせて送信元の位置情報を取得する事を特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記生成手段により生成された画像を印刷する印刷手段をさらに備える事を特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
画像形成装置の位置情報を取得する取得手段と、
ジョブの送信元の位置情報を取得する取得手段と、
いずれかの取得手段により取得した位置情報を付与した画像を生成する生成手段とを有する事を特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
どちらの取得手段により取得した位置情報を採用するか判断を行う判断手段をさらに備える事を特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記判断手段は両方の位置情報を採用すると判断する事を特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
ジョブを受信する受信手段と、
画像形成装置の位置情報を取得する取得手段と、
前記受信したジョブに含まれる送信元の位置情報を前記取得した位置情報に置き換える置き換え手段とを有する事を特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
前記受信したジョブが複写指示である場合、前記置き換え手段によって位置情報を置き換えた出力物を複写する複写手段をさらに有する事を特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記置き換え手段によって位置情報を置き換える際に、置き換え許可が設定されているか否か判断する判断手段をさらに有する事を特徴とする、請求項8または9に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記置き換え手段によって位置情報を置き換える際に、置き換え権限が設定されているか判断する手段と、現在のユーザ権限を取得する手段と、取得したユーザ権限と置き換え権限とを比較する比較手段をさらに有することを特徴とする、請求項8から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記出力物が印刷文書であることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記出力物が画像データであることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
【請求項14】
画像形成装置において、
ジョブを受信し、
判断手段により、画像形成装置の位置情報が取得できるか判断し、
前記判断手段により、画像形成装置の位置情報が取得できないと判断される場合に、前記受信したジョブの送信元の位置情報を取得し、
前記取得した位置情報を付与した画像を生成する事を特徴とする情報処理方法。
【請求項15】
画像形成装置において、
画像形成装置の位置情報を取得し、
ジョブの送信元の位置情報を取得し、
前記取得されたいずれかの位置情報を付与した画像を生成する事を特徴とする情報処理方法。
【請求項16】
画像形成装置において、
ジョブを受信し、
画像形成装置の位置情報を取得し、
前記受信したジョブに含まれる送信元の位置情報を前記取得した位置情報に置き換える事を特徴とする情報処理方法。
【請求項17】
請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項18】
請求項17に記載のプログラムを記憶する記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−54287(P2013−54287A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−193919(P2011−193919)
【出願日】平成23年9月6日(2011.9.6)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】