説明

画像形成装置及び画像形成システム

【課題】画像形成装置から取り外された画像形成ユニットの使用状況を把握してサービスエンジニアの負担を低減できるようにする。
【解決手段】画像形成装置1A,1B,1Cと、インターネット70を介して画像形成装置1A,1B,1Cに接続される管理サーバ2とで構成された画像形成システム100について、画像形成ユニットが、識別情報及び使用回数情報が含まれるユニット情報を記憶し、画像形成部に着脱自在に設けられる。操作部が、画像形成部から画像形成ユニットを取り外すことを許可するユニット交換許可情報を生成する。制御部が、ユニット交換許可情報を受信してユニット情報を読み出す。通信部が、ユニット情報を管理サーバに送信する。これにより、管理サーバ2では画像形成部から取り外された画像形成ユニットと、取り外される直前の画像形成ユニットの使用回数とを認識できるので、サービスエンジニアの負担を低減できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を形成する画像形成部を遠隔から管理する管理サーバに接続される画像形成装置及び画像形成システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、プリンタや複写機及び複合機等の画像形成装置は、トナー画像を感光体ドラム等の像担持体に現像器によって形成させ、その画像を中間転写ベルト等に転写させた後、中間転写ベルトから用紙に当該画像を転写させることで用紙に画像を形成させている。また、トナー画像を転写後の感光体ドラムに付着した残留トナーは、クリーニング機構によって感光体ドラムの外周面をクリーニングされて除去される。
【0003】
感光体ドラム、現像器及びクリーニング機構等は、画像形成ユニットと称される筐体に組み込まれる。この画像形成ユニットは、画像形成装置本体と着脱自在に設けられており、例えば、画像形成装置のメンテナンス作業の際に画像形成ユニットを離脱することがある。
【0004】
特許文献1には、交換が必要な部品あるいは消耗品を自動発注する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置によれば、当該画像形成装置の固有情報を記憶し、画像形成に関わる部品に異常が発生したとき、該部品が設定された寿命に達したとき、及び、画像形成に関わる消耗品の消費量が予め設定された閾値を越えたとき、部品又は消耗品の交換を警告する。そして、交換の警告をした部品又は消耗品の発注内容を入力させ、入力させた発注内容と共に記憶している固有情報を、当該画像形成装置を管理する中央管理装置に送信するものである。
【0005】
また、特許文献2には、画像形成装置の部品の使用履歴を管理する情報処理装置が開示されている。この情報処理装置によれば、画像形成装置に取り付けられる部品のカウンタ値を取得し、該取得したカウンタ値の大小関係を判定して、カウンタ値が小さくなったと判定された場合に、交換前の部品を対象に最後に取得されたカウンタ値を交換前の部品の使用実績とするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−330695号公報
【特許文献2】特開2004−334752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1に記載の画像形成装置は、交換の警告をした部品又は消耗品を発注することができるが、中央管理装置では当該部品及び消耗品の使用状況を把握できないという問題がある。また、特許文献2に記載の情報処理装置は、部品の使用状況(寿命)のカウント値をユーザが誤ってクリアにしてしまっても、正しいカウント値に修復して部品の寿命を管理できるが、部品の交換の際に画像形成装置から取り外された部品については、その寿命は管理できないという問題がある。
【0008】
因みに、画像形成装置から取り外された部品は必ずしも部品の寿命がきたものとは限らず、画質向上のためにユーザが交換することもある。このような場合、サービスエンジニアが画像形成装置の設置場所に出向いて取り外された部品の使用状況を調べてから、再度画像形成装置の設置場所に新たな部品を持参して交換するので、サービスエンジニアに大きな負担がかかっていた。
【0009】
本発明は、このような課題を解決するものであって、画像形成装置から取り外された画像形成ユニットを認識してその使用状況を把握でき、サービスエンジニアの負担(設置場所への訪問回数)が低減できる画像形成装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決するために、請求項1に係る画像形成装置は、画像を形成する画像形成部を遠隔から管理する管理サーバに接続される画像形成装置であって、識別情報及び使用回数情報が含まれるユニット情報を記憶するメモリを有し、画像形成部に着脱自在に設けられる画像形成ユニットと、画像形成部から画像形成ユニットを取り外すことを許可するユニット交換許可情報を生成する操作部と、操作部で生成されたユニット交換許可情報を受信し、該受信したユニット交換許可情報に基づいてメモリに記憶されたユニット情報を読み出す制御部と、制御部で読み出されたユニット情報を管理サーバに送信する通信部とを備えることを特徴とするものである。
【0011】
請求項1に係る画像形成装置では、画像を形成する画像形成部を遠隔から管理する管理サーバに接続されることを前提として、画像形成ユニットは、識別情報及び使用回数情報が含まれるユニット情報を記憶するメモリを有し、画像形成部に着脱自在に設けられる。操作部は、画像形成部から画像形成ユニットを取り外す前に、画像形成部から画像形成ユニットを取り外すことを許可するユニット交換許可情報を生成する。制御部は、操作部で生成されたユニット交換許可情報を受信し、該受信したユニット交換許可情報に基づいて画像形成ユニットのメモリに記憶されたユニット情報を読み出す。そして、通信部は、制御部によって読み出されたユニット情報を管理サーバに送信する。
【0012】
これにより、管理サーバでは、画像形成装置の通信部から送信されたユニット情報を受信することで、画像形成部から取り外された画像形成ユニットを識別情報によって認識できるようになり、取り外される直前の画像形成ユニットの使用回数を使用回数情報によって認識できるようになる。
【0013】
請求項2に係る画像形成装置は、請求項1の記載において、制御部は、画像形成部に画像形成ユニットが取り付けられる場合に、メモリに記憶されたユニット情報を読み出し、通信部は、制御部によって読み出されたユニット情報を管理サーバに送信することを特徴とするものである。
【0014】
請求項2に係る画像形成装置では、管理サーバでは、画像形成装置の通信部から送信されたユニット情報を受信することで、画像形成部に取り付けられた画像形成ユニットを識別情報によって認識できるようになり、取り外される直前の画像形成ユニットの使用回数を使用回数情報によって認識できるようになる。これにより、画像形成ユニットの使用状況を画像形成部に取り付けられたときから把握でき、画像形成ユニットを交換する時期を予測することができる。この結果、ユーザ毎に使用限界(寿命)が異なる画像形成ユニットをその寿命がくる前に予め用意することができ、画像形成装置を無停止で稼動させることができる。
【0015】
請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は2の記載において、制御部には記憶部が接続され、記憶部は、制御部によって読み出されたユニット情報を記憶し、通信部は、記憶部に記憶されたユニット情報を管理サーバに送信することを特徴とするものである。
【0016】
請求項3に係る画像形成装置では、画像形成部から画像形成ユニットが取り外される毎に、又は、画像形成部に画像形成ユニットが取り付けられる毎に画像形成ユニットのユニット情報を記憶部で記憶し、該記憶したユニット情報を通信部で管理サーバに送信する。これにより、画像形成部に取り付けられている画像形成ユニットのみならず、画像形成部から取り外された複数の画像形成ユニットを管理サーバで管理することができる。
【0017】
請求項4に係る画像形成システムは、画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置と、ネットワークを介して画像形成装置に接続されて画像形成部を遠隔から管理する管理サーバとで構成された画像形成システムであって、画像形成装置は、識別情報及び使用回数情報が含まれるユニット情報を記憶するメモリを有し、画像形成部に着脱自在に設けられる画像形成ユニットと、画像形成部から画像形成ユニットが取り外される場合に、メモリに記憶されたユニット情報を読み出す制御部と、制御部によって読み出されたユニット情報を管理サーバに送信する通信部とを備えることを特徴とするものである。
【0018】
請求項4に係る画像形成システムでは、画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置と、ネットワークを介して画像形成装置に接続されて画像形成部を遠隔から管理する管理サーバとで構成されることを前提として画像形成ユニットは、識別情報及び使用回数情報が含まれるユニット情報を記憶するメモリを有し、画像形成部に着脱自在に設けられる。操作部は、画像形成部から画像形成ユニットを取り外す前に、画像形成部から画像形成ユニットを取り外すことを許可するユニット交換許可情報を生成する。制御部は、操作部で生成されたユニット交換許可情報を受信し、該受信したユニット交換許可情報に基づいて画像形成ユニットのメモリに記憶されたユニット情報を読み出す。そして、通信部は、制御部によって読み出されたユニット情報を管理サーバに送信する。
【0019】
これにより、管理サーバでは、画像形成装置の通信部から送信されたユニット情報を受信することで、画像形成部から取り外された画像形成ユニットを識別情報によって認識できるようになり、取り外される直前の画像形成ユニットの使用回数を使用回数情報によって認識できるようになる。
【発明の効果】
【0020】
本発明に係る画像形成装置及び画像形成システムによれば、管理サーバで画像形成部から取り外された画像形成ユニットと、取り外される直前の画像形成ユニットの使用回数とを認識できるので、従来の画像形成装置のように、画像形成装置の設置場所にサービスエンジニアが訪問して画像形成部から取り外された画像形成ユニットの使用回数を調べてから、再度画像形成装置の設置場所に新たな画像形成ユニットを持参して交換する必要がなくなり、サービスエンジニアの負担(設置場所への訪問回数)が低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】第1の実施の形態に係る画像形成システム100の構成例を示すブロック図である。
【図2】画像形成装置1Aの制御系の構成例を示すブロック図である。
【図3】メモリ41bに記憶されるユニット情報の構成例を示す説明図である。
【図4】メモリ42bに記憶されるユニット情報の構成例を示す説明図である。
【図5】メモリ43bに記憶されるユニット情報の構成例を示す説明図である。
【図6】メモリ44bに記憶されるユニット情報の構成例を示す説明図である。
【図7】画像形成装置1Aの動作例を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態に係る画像形成装置3の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図9】(A),(B),(C)は、メモリ80aに記憶されるユニット情報の構成例を示す説明図である。
【図10】画像形成装置3の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照しながら本発明に係る画像形成システム及び画像形成装置について説明する。
<第1の実施の形態>
[画像形成システム100の構成例]
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成システム100の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置1A,1B,1C及び管理サーバ2で構成される。画像形成装置1A,1B,1Cは、例えば、プリンタや複写機及び複合機等である。
【0023】
画像形成装置1A,1B,1Cは、ネットワークの一例であるインターネット70を介して管理サーバ2に接続される。画像形成装置1A,1B,1Cは、画像を形成する画像形成部に着脱自在に設けられる画像形成ユニットを備える。画像形成ユニットは、識別情報及び使用回数情報が含まれるユニット情報D1を記憶するメモリを有する。画像形成装置1A,1B,1Cは、画像形成部から画像形成ユニットが取り外されたときに、画像形成ユニットが有するメモリからユニット情報D1を読み出して管理サーバ2に送信する。
【0024】
管理サーバ2は、画像形成装置1A,1B,1Cの画像形成部及び画像形成ユニットを遠隔から管理する。管理サーバ2は、画像形成装置1A,1B,1Cから送信されたユニット情報D1を受信することで、画像形成部から取り外された画像形成ユニットを識別情報によって認識できるようになり、その着脱された画像形成ユニットが内蔵する交換可能パーツの使用回数を使用回数情報によって認識できるようになる。
【0025】
このように、本実施の形態に係る画像形成システム100によれば、管理サーバ2で画像形成部から取り外された画像形成ユニットと、取り外される直前の画像形成ユニットの使用回数とを認識できるので、従来の画像形成装置のように、画像形成装置の設置場所にサービスエンジニアが訪問して画像形成部から取り外された画像形成ユニットの各パーツの使用回数を調べてから、再度画像形成装置の設置場所に新たな画像形成ユニットのパーツを持参して交換する必要がなくなり、サービスエンジニアの負担(設置場所への訪問回数)が低減できる。
【0026】
なお、本実施の形態では、3つの画像形成装置1A,1B,1Cで構成された画像形成システム100について説明したが、画像形成システムは、2つ以下及び4つ以上の画像形成装置で構成されていても構わない。
【0027】
[画像形成装置1Aの構成例]
次に、図1に示した画像形成装置1Aをプリンタとした場合の構成例について説明する。図2は、画像形成装置1Aの制御系の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置1Aは、制御部10、画像読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、操作部50及び通信部60で構成される。
【0028】
制御部10には、画像読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、操作部50及び通信部60がそれぞれ接続される。制御部10は、画像読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、操作部50及び通信部60を制御する。
【0029】
画像読取部20は、撮像素子の一例であるCCD等で画像を読み取って画像情報を生成し、該生成した画像情報を画像形成部40に出力する。用紙搬送部30は、用紙が収容されたトレイから用紙を1枚ずつ画像形成部40に搬送する。
【0030】
画像形成部40は、画像読取部20から出力された画像情報を受信し、該受信した画像情報に基づいてトナー画像を形成する。そして、画像形成部40は、用紙搬送部30から搬送された用紙に形成したトナー画像を定着させる。
【0031】
画像形成部40には、画像形成ユニットの一例である定着ユニット41、中間転写ユニット42、二次転写ユニット43及び二次定着ユニット44が着脱自在に設けられる。
【0032】
定着ユニット41は、トナー画像が形成された用紙を定着ヒータで加熱して、該加熱した用紙を定着ローラでニップしてトナー画像を用紙に定着させる。定着ユニット41は、近距離の無線通信によって外部から情報を読み書きする電波個体識別タグ(以下、RFID41aという)を有する。
【0033】
RFID41aは、不揮発性のメモリ41bを有し、メモリ41bはユニット情報を記憶する。このユニット情報には、定着ユニット41の識別情報と、定着ユニット41が有するパーツ名と、そのパーツを使用した回数(カウント数)と、そのパーツの使用回数についての寿命(カウント数の上限)とが含まれる。RFID41aは、例えば、RFIDリーダによってユニット情報の読み込みが可能であり、RFIDライタによってユニット情報のカウント数のリセット(カウント数を0にする)することが可能である。
【0034】
図3は、メモリ41bに記憶されるユニット情報の構成例を示す説明図である。図3に示すように、メモリ41bは、ユニット名及びユニットID(識別情報)、パーツ名、カウント数(使用回数情報)及びカウント数の上限を記憶する。例えば、メモリ41bには、ユニット名が「定着ユニット」、ユニットIDが「1A」として記憶される。また、例えば、メモリ41bは、パーツ名が「定着ウェブユニット」、そのカウント数が「10000」、そのカウント数の上限が「450000」として記憶される。つまり、定着ユニット41が有する定着ウェブユニットは、新品の状態で450000回の動作が可能であり、現在、10000回の動作をしたので、あと440000回の動作が可能であることを示している。また、メモリ41bには、パーツ名が「定着揺動軸部組」、そのカウント数が「450000」、そのカウント数の上限が「450000」として記憶される。つまり、定着ユニット41が有する定着揺動軸部組は、新品の状態で450000回の動作が可能であり、現在、450000回の動作をしたので、寿命に達したことを示している。図3に示した他のパーツについても同様の解釈であるので、その説明を省略する。
【0035】
中間転写ユニット42は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)のトナー画像を色毎に感光体ドラムにそれぞれ形成して、該形成したトナー画像を中間転写ベルトに転写する。中間転写ユニット42は、ユニット情報を記憶する不揮発性のメモリ42bが埋め込まれるRFID42aを有する。このユニット情報には、中間転写ユニット42の識別情報と、中間転写ユニット42が有するパーツ名と、そのパーツを使用した回数(カウント数)と、そのパーツの使用回数についての寿命(カウント数の上限)とが含まれる。RFID42aは、例えば、RFIDリーダによってユニット情報の読み込みが可能であり、RFIDライタによってユニット情報のカウント数のリセット(カウント数を0にする)することが可能である。
【0036】
図4は、メモリ42bに記憶されるユニット情報の構成例を示す説明図である。図4に示すように、メモリ42bは、ユニット名及びユニットID(識別情報)、複数のパーツ名、カウント数(使用回数情報)及びカウント数の上限を記憶する。例えば、メモリ42bには、ユニット名が「中間転写ユニット」、ユニットIDが「2C」として記憶される。また、例えば、メモリ42bには、パーツ名が「中間転写ベルト」、そのカウント数が「250000」、そのカウント数の上限が「300000」として記憶される。つまり、中間転写ユニット42が有する中間転写ベルトは、新品の状態で300000回の動作が可能であり、現在、250000回の動作をしたので、あと50000回の動作が可能であることを示している。図4に示した他のパーツについても同様の解釈であるので、その説明を省略する。
【0037】
二次転写ユニット43は、中間転写ユニット42で中間転写ベルトに形成されたトナー画像を二次転写ベルト等で用紙に転写する。二次転写ユニット43は、ユニット情報を記憶する不揮発性のメモリ43bが埋め込まれるRFID43aを有する。このユニット情報には、二次転写ユニット43の識別情報と、二次転写ユニット43が有するパーツ名と、そのパーツを使用した回数(カウント数)と、そのパーツの使用回数についての寿命(カウント数の上限)とが含まれる。RFID43aは、例えば、RFIDリーダによってユニット情報の読み込みが可能であり、RFIDライタによってユニット情報のカウント数のリセット(カウント数を0にする)することが可能である。
【0038】
図5は、メモリ43bに記憶されるユニット情報の構成例を示す説明図である。図5に示すように、メモリ43bは、ユニット名及びユニットID(識別情報)、複数のパーツ名、カウント数(使用回数情報)及びカウント数の上限を記憶する。例えば、メモリ43bには、ユニット名が「二次転写ユニット」、ユニットIDが「3B」として記憶される。また、例えば、メモリ43bには、パーツ名が「二次転写ベルト」、そのカウント数が「250000」、そのカウント数の上限が「300000」として記憶される。つまり、二次転写ユニット43が有する中間転写ベルトは、新品の状態で300000回の動作が可能であり、現在、250000回の動作をしたので、あと50000回の動作が可能であることを示している。図5に示した他のパーツについても同様の解釈であるので、その説明を省略する。
【0039】
二次定着ユニット44は、定着ユニット41によってトナー画像が定着された用紙を二次定着ランプで加熱してトナーを溶融状態にし、その用紙を表面が平滑な二次定着ベルトに密着させてトナーを定着させる。これにより、用紙に表面が平滑で光沢度の高いトナー画像を形成することができる。定着ユニット44は、ユニット情報を記憶する不揮発性のメモリ44bが埋め込まれるRFID44aを有する。このユニット情報には、二次定着ユニット44の識別情報と、二次定着ユニット44が有するパーツ名と、そのパーツを使用した回数(カウント数)と、そのパーツの使用回数についての寿命(カウント数の上限)とが含まれる。RFID44aは、例えば、RFIDリーダによってユニット情報の読み込みが可能であり、RFIDライタによってユニット情報のカウント数のリセット(カウント数を0にする)することが可能である。
【0040】
図6は、メモリ44bに記憶されるユニット情報の構成例を示す説明図である。図6に示すように、メモリ44bは、ユニット名及びユニットID(識別情報)、複数のパーツ名、カウント数(使用回数情報)及びカウント数の上限を記憶する。例えば、メモリ44bには、ユニット名が「二次定着ユニット」、ユニットIDが「4A」として記憶される。また、例えば、メモリ44bには、パーツ名が「二次定着ヒートローラ」、そのカウント数が「10000」、そのカウント数の上限が「450000」として記憶される。つまり、二次定着ユニット44が有する二次定着ヒートローラは、新品の状態で450000回の動作が可能であり、現在、10000回の動作をしたので、あと440000回の動作が可能であることを示している。図6に示した他のパーツについても同様の解釈であるので、その説明を省略する。
【0041】
図2に戻って、操作部50は、タッチパネル式の液晶ディスプレイやボタン等で構成される。操作部50は、ユーザによって操作されると、操作情報が制御部10に出力される。操作情報とは、印刷の開始指示、印刷する用紙の枚数やサイズ、画像形成ユニットを交換するモードへの切り換え等である。
【0042】
画像形成部40から定着ユニット41、中間転写ユニット42、二次転写ユニット43又は二次定着ユニット44を取り外す場合、例えば、操作部50でこれらの画像形成ユニットを交換するモードに切り換えると、液晶ディスプレイに各画像形成ユニットの取り外し方法を示したガイダンスが表示される。このガイダンスに従ってユーザはユニットの取り外しを実施する。また操作部50からユニット交換許可情報の一例であるユニット交換情報が生成されて制御部10に出力される。
【0043】
制御部10は、画像形成時に、定着ユニット41のパーツ、中間転写ユニット42のパーツ、二次転写ユニット43のパーツ又は二次定着ユニット44のパーツが動作すると、使用回数を1つずつカウントアップして、メモリ41b,42b,43b,44bに記憶させる。そして、制御部10は、操作部50から出力されたユニット交換許可情報を受信すると、メモリ41b,42b,43b,44bに記憶された図3乃至6で示したユニット情報を読み出す。そして、制御部10は、読み出したユニット情報を通信部60に出力する。
【0044】
通信部60は、インターネット70に接続され、制御部10から出力されたユニット情報をインターネット70を介して管理サーバ2に送信する。また、通信部60は、管理サーバ2から送信される画像形成装置1Aの更新プログラム等を受信して制御部10に出力する。
【0045】
管理サーバ2は、通信部60から送信されたユニット情報を受信する。例えば、画像形成部40から「1A」のユニットIDを有する定着ユニット41が取り外されて、管理サーバ2が図3で示したユニット情報を受信した場合に、管理サーバ2は、「1A」のユニットIDを有する定着ユニット41が取り外されたことを認識できるようになり、その取り外された定着ユニット41のパーツの使用回数を使用回数情報によって認識できるようになる。例えば、図3に示したように、定着ユニット41が有する定着揺動軸部組のカウント数が上限に達していて寿命がきたことを認識できる。
【0046】
[画像形成装置1Aの動作例]
次に、画像形成装置1Aの動作例について説明する。図7は、画像形成装置1Aの動作例を示すフローチャートである。画像形成部40には定着ユニット41が装着されていて、これからこの定着ユニット41が取り外されることを前提とする。図7に示すように、ステップST1では、制御部10は、操作部50から出力されるユニット交換許可情報を受信したか否かを再度判断する。
【0047】
例えば、ユーザによって操作部50が操作されて、操作部50が有する液晶ディスプレイに画像形成ユニットが取り外されるモードに関する画面が表示される。この画面には定着ユニット41、中間転写ユニット42、二次転写ユニット43又は二次定着ユニット44の取り外しをするためのユニット取り外し方法が表示される。液晶ディスプレイに表示されたユニット取り外し方法に従って操作部50を操作すると、操作部50からユニット交換情報が生成され、該生成されたユニット交換情報が制御部10に出力される。
【0048】
制御部10は、ユニット交換情報を受信すると、これから定着ユニット41が取り外されることを認識し、ステップST2に移行する。また、制御部10は、ユニット交換情報を受信しないと、ステップST1で、ユニット交換情報を受信したか否かを判断する。
【0049】
ステップST2に移行して、制御部10は、定着ユニット41が有するメモリ41bからユニット情報を読み出す。このユニット情報は、例えば、図3に示したものであり、定着ユニット41のユニット名、ユニットID、パーツ名、カウント数及びカウント数の上限を含むものである。
【0050】
ステップST3に移行して、制御部10は、メモリ41bから読み出したユニット情報を通信部60に出力する。そして、通信部60は、制御部10から出力されたユニット情報をインターネット70を介して管理サーバ2に送信する。
【0051】
管理サーバ2は、通信部60によって送信されたユニット情報を受信する。これにより、管理サーバ2は、受信したユニット情報によって、画像形成部40から定着ユニット41が取り外されたことや、取り外された定着ユニット41が有するパーツの使用回数等を認識できるようになる。
【0052】
例えば、サービスエンジニアは、管理サーバ2に送信されたユニット情報を確認して、図3に示したように、「定着揺動軸部組」のカウント数が上限に達していることを把握する。すると、新品の定着揺動軸部組を持って画像形成装置1Aの設置場所まで訪問し、取り外された定着ユニット41のカウント数の上限に達した定着揺動軸部組を持参した新品の定着揺動軸部組と交換する。これにより、サービスエンジニアの設置場所への訪問回数が1回で済む。
【0053】
このように、本実施の形態に係る画像形成装置1Aによれば、管理サーバ2で画像形成部40から取り外された画像形成ユニットと、その画像形成ユニットの取り外される直前の使用回数とを認識できるので、従来の画像形成装置のように、画像形成装置の設置場所にサービスエンジニアが訪問して画像形成部から取り外された画像形成ユニットの使用回数を調べてから、再度画像形成装置の設置場所に新たな画像形成ユニットを持参して交換する必要がなくなり、サービスエンジニアの負担(設置場所への訪問回数)が低減できる。
【0054】
なお、本実施の形態では、画像形成装置1Aの説明をしたが、図1に示した画像形成装置1B,1Cについても同じ構成、機能である。
【0055】
また、本実施の形態では、画像形成部40から定着ユニット41、中間転写ユニット42、二次転写ユニット43又は二次定着ユニット44を取り外す場合について説明したが、画像形成部40に定着ユニット41、中間転写ユニット42、二次転写ユニット43又は二次定着ユニット44を取り付ける場合にも、制御部10は、メモリ41b,42b,43b,44bに記憶されたユニット情報を読み出して、該読み出したユニット情報を通信部60を介して管理サーバ2に出力する。
【0056】
これにより、管理サーバ2では、ユニット情報を受信して、画像形成部40に取り付けられた画像形成ユニットを識別情報によって認識できるようになり、その取り付けられた画像形成ユニットの使用回数を使用回数情報によって認識できるようになる。そして、画像形成ユニットの使用状況を画像形成部40に取り付けられたときから把握でき、画像形成ユニットを交換する時期を予測することができる。この結果、ユーザ毎に使用限界(寿命)が異なる画像形成ユニットをその寿命がくる前に予め用意することができ、画像形成装置1Aを無停止で稼動させることができる。
【0057】
<第2の実施の形態>
本実施の形態では、第1の実施の形態で説明した画像形成装置1Aの制御部10にメモリ80aを備えた画像形成装置3について説明する。前述の第1の実施の形態と同じ名称及び符号のものは同じ機能を有するので、その説明を省略する。
【0058】
[画像形成装置3の構成例]
図8は、第2の実施の形態に係る画像形成装置3の制御系の構成例を示すブロック図である。図8に示すように、画像形成装置3は、制御部80、画像読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、操作部50及び通信部60で構成される。
【0059】
制御部80には、画像読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、操作部50及び通信部60がそれぞれ接続される。制御部80は、画像読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、操作部50及び通信部60を制御する。
【0060】
制御部80は不揮発性のメモリ80aを有する。メモリ80aは、メモリ41b,42b,43b,44bに記憶されるユニット情報の一例であるユニットID、パーツ名、パーツのカウント数及びカウント数の上限をそれぞれ記憶する。メモリ80aは、更に、画像形成部40に現在取り付けられている画像形成ユニットのユニットIDと、交換前の画像形成ユニットに関するユニットID及びパーツのカウント数とを記憶する。
【0061】
図9A,B,Cは、メモリ80aに記憶されるユニット情報の構成例を示す説明図である。図9A,B,Cでは、定着ユニット41に関するユニット情報が記憶されていることを前提とする。もちろん、中間転写ユニット42、二次転写ユニット43及び二次定着ユニット44に関するユニット情報もメモリ80aに記憶されるが、その説明は省略する。
【0062】
図9Aに示すように、メモリ80aは、現在取り付けられている定着ユニット41のユニットIDを記憶する。例えば、図9では、そのユニットIDは、「1C」であるとメモリ80aに記憶されている。
【0063】
図9Bに示すように、メモリ80aは、今まで取り付けられていた、及び現在取り付けられている定着ユニット41のユニットID、パーツ名、カウント数及びカウント数の上限を記憶する。例えば、図9Bでは、メモリ80aは、ユニットIDが「1A」、「1B」、「1C」の3つの定着ユニット41についてのパーツ名、そのカウント数及びその上限を記憶する。例えば、メモリ80aに記憶されたユニット情報は、ユニットID「1A」を有する定着ユニット41が450000回動作可能な定着ウェブユニットを10000回動作させたことを示している。また、メモリ80aに記憶されたユニット情報は、ユニットID「1A」を有する定着ユニット41の定着揺動軸部組がそのカウント数が455000回になっているので、カウント数の上限を5000回だけ超えて使用したことを示している。
【0064】
図9Cに示すように、メモリ80aは、現在取り付けられている定着ユニット41の前に取り付けられていた定着ユニット41(つまり、交換前の定着ユニット41)のユニットID、パーツ名及びカウント数を記憶する。例えば、図9Cでは、メモリ80aは、交換前のユニットIDが「1B」であり、定着ウェブユニットのカウント数が「110000」、定着外部加熱部組のカウント数が「130000」、定着揺動軸部組のカウント数が「450000」であると記憶している。
【0065】
図9A,B,Cに示したように、サービスエンジニアは、管理サーバ2より、現在取り付けられているユニットIDが「1C」であり、交換前のユニットIDが「1B」であるので、ユニットID「1A」、「1B」、「1C」の順番で定着ユニット41が交換されていたことがわかる。そして、ユニットID「1A」、「1B」の定着揺動軸部組のカウント数がそのカウント数の上限に達しているので、サービスエンジニアは、画像形成装置3の設置場所に定着揺動軸部組を2つ持参すれば良いことがわかる。
【0066】
図8に戻って、制御部80は、画像形成時に、定着ユニット41のパーツ、中間転写ユニット42のパーツ、二次転写ユニット43のパーツ又は二次定着ユニット44のパーツが動作すると、使用回数を1つずつカウントアップして、図9A,B,Cで示したメモリ80aにユニット情報として記憶させる。この記憶させるタイミングは、画像形成部40から定着ユニット41、中間転写ユニット42、二次転写ユニット43又は二次定着ユニット44が取り外されたとき、又は、画像形成部40に定着ユニット41、中間転写ユニット42、二次転写ユニット43又は二次定着ユニット44が取り付けられたときである。
【0067】
制御部80は、操作部50から出力されたユニット交換許可情報を受信すると、メモリ80aに記憶されたユニット情報を読み出して、メモリ41b,42b,43b,44bにコピーすると共に、通信部60に出力する。そして、制御部80は、出力したユニット情報を管理サーバ2へ送信するように通信部60を制御する。
【0068】
これにより、管理サーバ2は、通信部60から送信された図9A,B,Cで示したユニット情報を受信して、画像形成部40に取り付けられている定着ユニット41(ユニットIDが「1C」)のみならず、画像形成部40から取り外された複数の定着ユニット41(ユニットIDが「1A」、「1B」)を管理することができる。
【0069】
[画像形成装置3の動作例]
次に、画像形成装置3の動作例を説明する。図10は、画像形成装置3の動作例を示すフローチャートである。画像形成部40にはユニットID「1B」を有する定着ユニット41が装着されていて、これからその定着ユニット41が取り外されることを前提とする。図10に示すように、ステップST11及びステップST12は、前述の第1の実施の形態で説明した図7のステップST1及びステップST2の「制御部10」を「制御部80」に置き換えたものであるので、その説明を省略する。
【0070】
ステップST13では、制御部80は、メモリ41bから読み出したユニット情報を当該制御部80が有するメモリ80aに記憶する。
【0071】
ステップST14に移行して、制御部80は、ユニットID「1C」を有する新たな定着ユニット41が画像形成部40に取り付けられると、その定着ユニットのメモリ41bからユニット情報を読み出す。因みに、画像形成部40には取付センサが設けられていて、定着ユニット41が画像形成部40に取り付けられると、取付センサから取り付けられたことを示す取付完了情報が制御部80に出力され、制御部80は、取付センサから出力された取付完了情報を受信することで、画像形成部40に定着ユニット41が取り付けられたことを検知する。
【0072】
ステップST15に移行して、制御部80は、ステップST13と同様に、メモリ41bから読み出したユニット情報をメモリ80aに記憶する。
【0073】
ステップST16に移行して、制御部80は、操作部50から管理サーバ2への送信指示情報が出力されたか否かを検出する。送信指示情報は、操作部50で生成され、ユーザの任意のタイミングで制御部80に出力されるものである。制御部80が送信指示情報の出力を検出すると、ステップST17に移行する。制御部80が送信指示情報を検出しないと、ステップST16で、操作部50から出力されるユニット交換許可情報の受信のために待機する。
【0074】
ステップST17では、制御部80は、メモリ80aに記憶されるユニット情報を通信部60に出力する。そして、通信部60は、制御部80から出力されたユニット情報をインターネット70を介して管理サーバ2に送信する。
【0075】
管理サーバ2は、通信部60によって送信されたユニット情報を受信する。これにより、管理サーバ2は、受信したユニット情報によって、画像形成部40からユニットID「1B」の定着ユニット41が取り外されたことや、取り外された定着ユニット41が有するパーツの使用回数等を認識できるようになる。更に、管理サーバ2は、受信したユニット情報によって、画像形成部40にユニットID「1C」の定着ユニット41が取り付けられたことや、取り付けられた定着ユニット41が有するパーツの使用回数等を認識できるようになる。
【0076】
このように、本実施の形態に係る画像形成装置3によれば、画像形成部40から定着ユニット41が取り外される毎に、又は、画像形成部40に定着ユニット41が取り付けられる毎に定着ユニット41のユニット情報をメモリ80aで記憶し、該記憶したユニット情報を通信部60で管理サーバ2に送信する。これにより、画像形成部40に取り付けられている定着ユニット41のみならず、画像形成部40から取り外された複数の定着ユニット41を管理サーバ2で管理することができる。
【0077】
なお、本実施の形態では、メモリ80aに記憶されたユニット情報を管理サーバ2に送信するタイミングは、ユーザが操作部50を操作してユニット情報の送信指示をしたときで説明したが、これは任意に設定可能であり、例えば、所定の時間が経過する毎、画像形成部40から画像形成ユニットが取り外されたとき、画像形成部40に画像形成ユニットが取り付けられたとき、制御部80が管理サーバ2からユニット情報を要求されたとき、又は、画像形成装置の電源がON/OFFされたとき等でも構わない。
【符号の説明】
【0078】
1A,1B,1C 画像形成装置
2 管理サーバ
10,80 制御部
40 画像形成部
41 定着ユニット(画像形成ユニット)
41b,42b,43b,44b,80a メモリ
42 中間転写ユニット(画像形成ユニット)
43 二次転写ユニット(画像形成ユニット)
44 二次定着ユニット(画像形成ユニット)
50 操作部
60 通信部
100 画像形成システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を形成する画像形成部を遠隔から管理する管理サーバに接続される画像形成装置であって、
識別情報及び使用回数情報が含まれるユニット情報を記憶するメモリを有し、前記画像形成部に着脱自在に設けられる画像形成ユニットと、
前記画像形成部から前記画像形成ユニットを取り外すことを許可するユニット交換許可情報を生成する操作部と、
前記操作部で生成された前記ユニット交換許可情報を受信し、該受信した前記ユニット交換許可情報に基づいて前記メモリに記憶された前記ユニット情報を読み出す制御部と、
前記制御部で読み出された前記ユニット情報を前記管理サーバに送信する通信部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記画像形成部に前記画像形成ユニットが取り付けられる場合に、前記メモリに記憶された前記ユニット情報を読み出し、
前記通信部は、前記制御部によって読み出された前記ユニット情報を前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部には記憶部が接続され、
前記記憶部は、前記制御部によって読み出された前記ユニット情報を記憶し、
前記通信部は、前記記憶部に記憶された前記ユニット情報を前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置と、ネットワークを介して前記画像形成装置に接続されて前記画像形成部を遠隔から管理する管理サーバとで構成された画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
識別情報及び使用回数情報が含まれるユニット情報を記憶するメモリを有し、前記画像形成部に着脱自在に設けられる画像形成ユニットと、
前記画像形成部から前記画像形成ユニットを取り外すことを許可するユニット交換許可情報を生成する操作部と、
前記操作部で生成された前記ユニット交換許可情報を受信し、該受信した前記ユニット交換許可情報に基づいて前記メモリに記憶された前記ユニット情報を読み出す制御部と、
前記制御部によって読み出された前記ユニット情報を前記管理サーバに送信する通信部とを備えることを特徴とする画像形成システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−135356(P2011−135356A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−293253(P2009−293253)
【出願日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】