説明

画像形成装置

【課題】画像形成装置による画像記録媒体への顕画像形成時に、画像記録媒体のICタグが破壊されるのを防止することで、原稿画像情報の適切な管理を行えるようにする。
【解決手段】印刷処理動作が実行されると(S31)、印刷用紙にICタグが貼付されているかチェックする(S32)。貼着していれば無線通信により所定の情報をICタグに書込む処理を行う(S33)。直ちにICタグからS33で書込んだ情報を読込む処理を行う(S34)。情報が正常に読込めたかチェックする(S35)。書込まれた情報と読出された情報とが一致していればICタグが正常と判断する(S36)。排紙トレイ15へ印刷用紙を排紙し(S37)一連の処理動作が終了する。不一致ならば、ICタグが不正常と判断する(S38)。要確認排紙トレイ印刷用紙を排紙、保管して(S39)一連の処理動作が終了する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像記録媒体に取付けられるICタグへの情報書込み/該ICタグからの情報読出しを行う情報書込/読出手段を備える画像形成装置、例えばレーザビームプリンタや、インクジェットプリンタ等の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像データの管理が容易に行えると共に、データの探索も容易に行えることを目的としたプリントシートが提案されている。この提案に係るプリントシートは、被写体画像を担持するシート状体に、被写体画像データを記憶する記憶体が一体に構成されている。記憶体には、無線通信による情報の送/受信機能と、情報の記憶機能と、情報処理機能と、を備えるICダグ(ICチップ)が用いられる(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2003-296677号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、レーザビームプリンタのような、帯電、露光、現像、転写、及び定着等の各工程を経て原稿画像情報の顕画像がプリントアウトされる画像形成装置に、印刷用紙として上述した構成のプリントシートを採用する場合、定着工程での印刷用紙に対する加熱、加圧により、上記ICタグが破壊されてしまう虞がある。このように、予め印刷用紙に貼付されているICタグが破壊されると、印刷処理時に、必要な情報をICタグに書込むことによって、原稿画像情報の管理を行おうとしても、適正な管理が行えなくなるという問題が生じる。
【0005】
従って本発明の目的は、画像形成装置による画像記録媒体への顕画像形成時に、画像記録媒体に設けられたICタグが破壊されるのを防止することにより、原稿画像情報の適切な管理を行えるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に従う画像形成装置は、画像記録媒体に取付けられるICタグへの情報書込み/そのICタグからの情報読出しを行う情報書込/読出手段と、上記情報書込/読出手段により上記ICタグへ書込まれた情報と、上記ICタグから読出された情報とが一致するかどうか検証する検証手段と、を備える。
【0007】
本発明に係る好適な実施形態では、画像形成装置がレーザビームプリンタである。
【0008】
上記とは別の実施形態では、上記画像記録媒体が印刷用紙であり、上記ICタグが上記画像記録媒体に予め取付けられている。
【0009】
また、上記とは別の実施形態では、上記検証手段が、上記情報書込/読出手段により上記ICタグへ書込まれた情報と、上記ICタグから読出された情報とが不一致のとき、上記ICタグに不具合が生じたと判断する。
【0010】
また、上記とは別の実施形態では、上記ICタグが、画像形成部で形成された現像剤から成る顕画像が、転写部にて転写され、且つ、定着部にて定着された後の上記画像記録媒体に取付けられるようにしている。
【0011】
また、上記とは別の実施形態では、上記ICタグが、上記画像記録媒体の移動方向に対し、略直交する方向に往復動自在なキャリッジによって支持されるICタグ供給機構から供給される。
【0012】
また、上記とは別の実施形態では、上記情報書込/読出手段が、無線通信にて上記ICタグへの情報書込み/上記ICタグからの情報読出しを行うようになっており、上記情報書込/読出手段と上記情報の書込み/読出しを経た後のICタグとの間には、電磁シールドが施されている。
【0013】
また、上記とは別の実施形態では、画像形成装置がインクジェットプリンタである。
【0014】
また、上記とは別の実施形態では、上記ICタグが、上記画像記録媒体の移動方向に対し、略直交する方向に往復動自在なキャリッジによって印刷ヘッドと共に支持されるICタグ供給機構から供給される。
【0015】
更に、上記とは別の実施形態では、上記キャリッジより上記画像記録媒体の搬送方向上流側に、電磁シールド部材が備えられている。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、画像形成装置による画像記録媒体への顕画像形成時に、画像記録媒体に設けられたICタグが破壊されるのを防止することにより、原稿画像情報の適切な管理を行えるようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係る電子写真装置(画像形成装置)の一種であるレーザビ−ムプリンタ(以下、単に「プリンタ」と表記する)の内部構成を示す側断面図である。
【0019】
上記プリンタの内部構成は、既存のプリンタの内部構成と同様である。上記プリンタは、図1に示すように、レーザビーム発生器、ポリゴンミラー、複数のレンズ、及び複数の反射ミラー等から成るレーザスキャナユニット1を備える。上記プリンタは、また、感光体ドラム、感光体ドラム駆動機構、帯電器、トナータンク、オゾントナーフィルタ、トナー供給機構、及び感光体クリーニングブレード等から成る画像形成系3をも備える。上記プリンタは、また、転写ベルト、一次転写ローラ、二次転写ローラ、転写ベルトクリーニングブレード、及び転写クリーナバックアップローラ等から成る転写系5をも備える。上記プリンタは、また、プリンタ本体11下部の給紙カセット13、該給紙カセット13の搬送方向下流側に位置する給紙ローラ、ゲートローラ、プリンタ本体11上部の排紙トレイ15、及び該排紙トレイ15の搬送方向上流側に位置する排紙ローラ21等から成る印刷用紙搬送系7をも備える。
【0020】
なお、印刷用紙搬送系7は、図1の記載から明らかなように、給紙カセット13から供給される各印刷用紙に対し、両面印刷が可能なように、転写系5、及び後述する定着系9を経て印刷用紙の一方の面に顕画像が印刷された後の印刷用紙の表裏を反転させて、再度転写系5、及び定着系9へ搬送する構成になっている。上記プリンタは、更に、印刷用紙搬送系7における転写系5の搬送方向下流側に配置される、加熱ローラ17、及び押圧ローラ19から成る定着系9をも備える。
【0021】
更に、本発明の一実施形態に従えば、上記プリンタは、印刷用紙搬送系7における、定着系9と排紙ローラ21との間の適宜な箇所に、図1に示すように、無線通信機能を有するリーダ/ライタ23をも備える。リーダ/ライタ23は、プリンタ各部を制御下に置くコントロール部(図示しない)に対し信号伝送線路(図示しない)を通じて接続されており、コントロール部(図示しない)からの指令に基づいて、後述する各印刷用紙のICタグへの情報の書込動作/該ICタグからの情報の読取動作を実行する。
【0022】
上述した内容から明らかなように、本発明の一実施形態に係るプリンタでは、印刷用紙には、予めICタグ(即ち、無線通信による情報の送/受信機能、情報の記憶機能、及び情報処理機能を備えるICチップ)が適宜な箇所に貼付されたものが採用される。
【0023】
上記構成において、印刷用紙搬送系7では、給紙カセット13から給紙ローラによって排出されたICタグ付きの各印刷用紙が、ゲートローラによって転写系5へと導かれ、転写系5において画像形成系3で形成された(原稿の)顕画像の転写を受ける。次に、該顕画像の転写を受けた(ICタグ付きの)印刷用紙は、定着系9において加熱ローラ17と押圧ローラ19との協働により該顕画像が加熱、加圧されて定着され、その後リーダ/ライタ23が臨む位置へと搬送される。そして、該位置において、リーダ/ライタ23によりICタグへ所定の情報が無線送信(誘導電波)によって書込まれる。
【0024】
この情報の上記ICタグへの書込みが終了すると、リ−ダ/ライタ23は、直ちに上記ICタグからの上記書込まれた情報の読取りを開始する。リーダ/ライタ23によって読取られた情報は、上記信号伝送線路(図示しない)を通じてコントロール部(図示しない)へ伝送され、コントロール部(図示しない)において所定の情報処理が施される。印刷用紙が定着系9において加熱、加圧を施されたことにより、ICタグが破壊されていなければ、リーダ/ライタ23によって書込まれた上記情報は、ICタグに正常に記憶されている筈である。よって、リーダ/ライタ23は、書込んだのと同一の情報をICタグから読取ることになる。一方、印刷用紙が定着系9において加熱、加圧を施されたことにより、ICタグが破壊されていれば、リーダ/ライタ23による上記情報の正常な書込みが行えなかった筈であるから、リーダ/ライタ23は、書込もうとした情報を読取ることはできない。
【0025】
リーダ/ライタ23によるICタグからの上記情報読取りの結果は、コントロール部(図示しない)へ通知される。コントロール部(図示しない)は、上記通知内容に基づき、リーダ/ライタ23が書込んだ情報を正常に読取ることができたICタグを持つ印刷用紙に対しては、通常の排紙トレイ(15)へ排出する。一方、上記情報を読取ることができなかったICタグを持つ印刷用紙に対しては、該ICタグが破壊されたものとして、コントロール部(図示しない)は、通常の排紙トレイ(15)とは別の、例えば要確認排紙トレイ(要注意排紙トレイ)へ排出する。
【0026】
なお、所謂両面印刷が行われる印刷用紙については、上記通常の搬送経路とは別の、定着系9よりも搬送方向下流側から分岐してゲートローラの搬送方向上流側で合流する搬送経路を通って表裏が反転された状態で、再度、画像形成系3に臨むことになる。
【0027】
図2は、図1に記載のプリンタにおける各部の動作を示すフローチャートである。
【0028】
図2において、図1で示したプリンタによる原稿画像に係わる一連の印刷処理動作(帯電、露光、現像、定着)が実行されると(ステップS31)、該印刷処理に用いられた印刷用紙にICタグが貼付されているかどうかチェックする。この(ICタグが貼付されているかどうかの)チェックは、リーダ/ライタ23を通じて無線通信を行うことにより可能である。即ち、印刷用紙にICタグが貼着されていれば、リーダ/ライタ23からの誘導電波によってICタグがオン動作すると、ICタグからリーダ/ライタ23に対し応答がある筈である。よって、ICタグから応答があったかどうかをチェックすることで、コントロール部(図示しない))は、該印刷用紙にICタグが貼着されているかどうかを把握できる(ステップS32)。
【0029】
上記チェックの結果、該印刷用紙にICタグが貼着されていれば(ステップS32でYes)、コントロール部(図示しない)は、リーダ/ライタ23を制御して、無線通信により所定の情報を該ICタグに対し書込む処理を実行する(ステップS33)。この情報書込み処理が終了すると、コントロール部(図示しない)は、リーダ/ライタ23を通じて直ちに該ICタグからステップS33で書込んだ情報を読込む処理を実行する(ステップS34)。
【0030】
次に、ステップS34において上記情報が該ICタグから正常に読込めたかどうかチェックする。このチェックは、ステップS33において該ICタグに書込まれた情報と、ステップS34において該ICタグから読出された情報とが一致するかどうか判別することにより行われる(ステップS35)。このチェックの結果、該ICタグに書込まれた情報と該ICタグから読出された情報とが一致していれば、情報が正常に読込めたのであるから(ステップS35でYes)、該ICタグが正常に作動していると判断する(ステップS36)。そして、通常の排紙トレイ、即ち、排紙トレイ15へ該ICタグが貼付されている印刷用紙を排紙して(ステップS37)、一連の処理動作が終了する。
【0031】
一方、ステップS33で書込まれた情報とステップS34で読出された情報とが一致していなければ、情報が正常に読込めていないのであるから(ステップS35でNo)、該ICタグが正常に作動していないと判断する(ステップS38)。そして、通常の排紙トレイ、即ち、排紙トレイ15とは異なる要確認排紙トレイ(図示しない)へ該ICタグが貼付されている印刷用紙を排紙し、保管することによって(ステップS39)、一連の処理動作が終了する。
【0032】
なお、該印刷用紙にICタグが貼着されていなければ(ステップS32でNo)、直ちに、ステップS37で示す処理動作へ移行する。
【0033】
図3は、本発明の一実施形態の変形例に係るプリンタの内部構成の要部を示す説明図である。
【0034】
本変形例に係るプリンタでは、印刷用紙搬送系41における、定着系43と排紙ローラ45との間の適宜な箇所に、図3に示すように、ICタグ貼付装置47と、リーダ/ライタ49とが配置されている点で、図1で示したプリンタと構成が相違する。なお、排紙ローラ45の搬送方向手前側には、リーダ/ライタ49と排紙トレイ53に排紙された印刷用紙のICタグとの間で無線通信が行われるのを禁止するため、電磁シールド用の仕切壁51が設けられている。プリンタ内部のスペースに、仕切壁51を設置する余地が無い場合には、排紙ローラ45の外周面を金属箔や金属製のメッシュによって覆うことで、排紙ローラ45に、上記仕切壁51と同様の電磁シールドとしての機能を持たせることもできる。
【0035】
ICタグ貼付装置47は、コントロール部(図示しない)の制御下で、例えば多数のICタグが一列に整列された状態で貼付けられているテープ55から供給されるICタグを1個ずつ剥して、該ICタグを、印刷用紙搬送系41によって搬送され、定着系43において加熱、加圧により顕画像が定着された後の各印刷用紙に貼着する。リーダ/ライタ49も、ICタグ貼付装置47と同様に、コントロール部(図示しない)の制御下で、ICタグ貼付装置47によって各印刷用紙に貼着された各々のICタグに対し、無線通信により所定の情報の書込みを行うと共に、書込みを行った後のICタグから該情報の読出しを行う。そして、両者が一致するかどうかチェックすることによって、ICタグが正常に作動しているかどうか判別する。
【0036】
本変形例では、印刷用紙搬送系(41)により給紙カセットから画像形成系、転写系、及び定着系を経た後の印刷用紙に対し、ICタグ貼付装置47によりICタグを貼付することとした。そのため、予めICタグを貼付した印刷用紙を使用する場合と異なり、定着系(43)において印刷用紙が加熱、加圧される際に、ICタグも加熱、加圧されることによって、ICタグが破壊される虞が無いので、ICタグは正常に作動するから、リーダ/ライタ(49)によるICタグへの情報書込みや、ICタグからの情報読出しが支障なく行える。
【0037】
図4は、図3に記載の変形例の更なる変形例に係るプリンタの一部分と、該プリンタによって原稿画像がプリントアウトされた印刷用紙の一例とを示す説明図である。
【0038】
本変形例に係るプリンタでは、ICタグ貼付装置57が、例えば印刷用紙61の搬送方向と直交する方向に往復動自在にICタグ貼付装置支持機構59によって支持されている。ICタグ貼付装置57は、コントロール部(図示しない)の制御下で、印刷用紙61上の、印刷された複数の写真画像(A、B、C)の各々に対応する適宜な位置にICタグ62を貼付すべく動作する。また、リーダ/ライタ(49)は、コントロール部(図示しない)の制御下で、ICタグ貼付装置57によって上記印刷用紙61上の各写真画像(A、B、C)別に貼付された各ICタグ62に対し、夫々対応する情報(例えば各写真画像A、B、Cを識別するための識別情報等)を書込む処理、及び各ICタグ62に書込まれている情報を読出す処理を実行する。
【0039】
これにより、印刷されるべき複数の画像情報(写真画像A、B、C)に関して、例えば、各写真画像(A、B、C)毎に異なる印刷枚数制限が課せられているような場合でも、各画像情報(写真画像A、B、C)の個別の管理が容易に行える。また、上記各画像情報(写真画像A、B、C)の探索についても、ICタグ62に記憶されている情報をリーダ/ライタ(49)を通じて容易に行うことができる。
【0040】
図5は、本発明の他の実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」と表記する)の内部構成の要部を示す説明図である。
【0041】
本実施形態では、図5に示すように、印刷用紙搬送系77における給紙ローラ65と排紙ローラ73との間に、ICタグ貼付装置69が印刷ヘッド67と共にキャリッジ上に載置された状態で配置され、印刷ヘッド67の搬送方向下流側に、リーダ/ライタ71が配置された構成となっている。なお、給紙ローラ65と、それよりも搬送方向上流側に配置される給紙カセット63との間には、例えば簾状に形成された電磁シールド部材79が設けられる。電磁シールド部材79を設ける代りに、給紙ローラ65の外周面を、例えば金属箔や金属製のメッシュによって覆うことで、給紙ローラ65に、上記電磁シールド部材71と同様の機能を果たさせることもできる。
【0042】
なお、本実施形態では、給紙カセット63には、既述の内容から明らかなように、予めICタグが貼付されていない印刷用紙がセットされる。
【0043】
上記構成において、給紙カセット63から給紙ローラ65を通じて印刷用紙搬送系77へ供給された印刷用紙に対し、印刷ヘッド67により、図6で示すように、例えば複数(図6では2つ)の写真画像の印刷処理が施される。これと共に、上記写真画像の印刷処理が施された後の印刷用紙に対し、各々の写真画像に対応させて、ICタグ貼付装置69によって夫々ICタグ81が貼着される。次に、リーダ/ライタ71により、それらICタグ81への情報の書込み、及びそれらICタグ81からの情報の読出しが行われ、コントロール部(図示しない)において、上記書込んだ情報と上記読出した情報との一致/不一致がチェックされることになる。
【0044】
リーダ/ライタ71を通過した印刷用紙は、排紙ローラ73により排紙トレイ75へ排紙される。
【0045】
なお、本実施形態に係るプリンタは、レーザビームプリンタのような定着系が存在しないので、印刷ヘッド67において印刷処理が施され、ICタグ81が貼着された後の印刷用紙が定着系にて加熱、加圧されることで、ICタグ81自体が破壊されたり、ICタグ81に記憶された情報が破壊されたりするような不具合は生じない。
【0046】
本実施形態においても、図4で示した変形例におけると略同様の効果を奏し得る。
【0047】
以上、本発明の好適な実施形態、及びそれらの変形例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態、及びそれらの変形例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子写真装置の一種であるレーザビ−ムプリンタの内部構成を示す側断面図。
【図2】図1に記載のプリンタにおける各部の動作を示すフローチャート。
【図3】本発明の一実施形態の変形例に係るレーザビームプリンタの内部構成の要部を示す説明図。
【図4】図3に記載した変形例の更なる変形例に係るプリンタの一部分と、該プリンタによって原稿画像がプリントアウトされた印刷用紙の一例とを示す説明図。
【図5】本発明の他の実施形態に係るインクジェットプリンタの内部構成の要部を示す説明図。
【図6】図5に記載したインクジェットプリンタによって印刷処理された印刷用紙を示す説明図。
【符号の説明】
【0049】
1 レーザスキャナユニット
3 画像形成系
5 転写系
7 印刷用紙搬送系
9 定着系
11 プリンタ本体
13 給紙カセット
15 排紙トレイ1
17 加熱ローラ
19 押圧ローラ
21 排紙ローラ
23 リーダ/ライタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像記録媒体に取付けられるICタグへの情報書込み/該ICタグからの情報読出しを行う情報書込/読出手段と、
前記情報書込/読出手段により前記ICタグへ書込まれた情報と、前記ICタグから読出された情報とが一致するかどうか検証する検証手段と、
を備える画像形成装置。
【請求項2】
レーザビームプリンタである請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の画像形成装置において、
前記画像記録媒体が印刷用紙であり、前記ICタグが前記画像記録媒体に予め取付けられている画像形成装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の画像形成装置において、
前記検証手段が、前記情報書込/読出手段により前記ICタグへ書込まれた情報と、前記ICタグから読出された情報とが不一致のとき、前記ICタグに不具合が生じたと判断する画像形成装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の画像形成装置において、
前記ICタグが、画像形成部で形成された現像剤から成る顕画像が、転写部にて転写され、且つ、定着部にて定着された後の前記画像記録媒体に取付けられるようにした画像形成装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の画像形成装置において、
前記ICタグが、前記画像記録媒体の移動方向に対し、略直交する方向に往復動自在なキャリッジによって支持されるICタグ供給機構から供給される画像形成装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の画像形成装置において、
前記情報書込/読出手段が、無線通信にて前記ICタグへの情報書込み/前記ICタグからの情報読出しを行うようになっており、前記情報書込/読出手段と前記情報の書込み/読出しを経た後のICタグとの間には、電磁シールドが施されている画像形成装置。
【請求項8】
インクジェットプリンタである請求項1記載の画像形成装置。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の画像形成装置において、
前記ICタグが、前記画像記録媒体の移動方向に対し、略直交する方向に往復動自在なキャリッジによって印刷ヘッドと共に支持されるICタグ供給機構から供給される画像形成装置。
【請求項10】
請求項9記載の画像形成装置において、
前記キャリッジより前記画像記録媒体の搬送方向上流側に、電磁シールド部材が備えられている画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−105966(P2007−105966A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−298356(P2005−298356)
【出願日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】