説明

画像形成装置

【課題】記憶させる画像データのデータ量に応じて効率的に複数のハードディスクを駆動し得る画像形成装置を提供する。
【解決手段】読み取った原稿の画像データを記憶させる複数のハードディスクを備えた画像形成装置100において、原稿の画像データを読み取った際に、記憶させる画像データのデータ量に対応して、駆動させるハードディスクを判別する判別手段304と、判別されたハードディスクのみを駆動して、画像データを記憶させる書込手段306とを備えることを特徴とする画像形成装置100を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、記憶させる画像データのデータ量に応じて効率的に複数のハードディスクを駆動し得る画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、画像形成装置は、原稿から読み取った画像データを、自装置の記憶媒体(例えば、半導体メモリー、ハードディスク等)に一度記憶させてから、その記憶させた画像データに基づいて画像形成し、印刷物を排出している。
【0003】
このような画像形成装置では、読み取った画像データのデータ量が多い場合(例えば、カラー原稿からフルカラーの画像データを読み取る場合)、記憶させる画像データのデータ量が多いために、画像形成装置の記憶媒体に負担が掛かるとともに、記憶させるための時間が掛かるという問題があった。
【0004】
上記問題を解決し、少しでも大量のデータ量を高速に記憶させるために、特開平09−116717号公報(特許文献1)には、一つあるいは複数の基本構成色から画像を形成する画像形成装置において、モノクロ画像またはカラー画像の情報を記憶する、半導体メモリーを使用した第一のメモリーと、複数のハードディスクを使用した第二のメモリーとを備えたことを特徴とする画像形成装置が開示されている。上記構成により、データ量の少ない画像データを記憶する場合は、容量が小さい高速な第一のメモリーを用い、データ量の多い画像データを記憶する場合は、廉価で容量の多い第二のメモリーを用いて、メモリー構成を全体的に廉価にすることができるとしている。
【特許文献1】特開平09−116717号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、画像データのデータ量に応じて半導体メモリーと複数のハードディスクとを切り替えて使用するものの、複数のハードディスクに画像データを記憶する場合、全てのハードディスクを駆動する。すると、記憶させるデータ量が少ない場合であっても、ハードディスクが全て駆動し、駆動したハードディスクに応じた電力が無駄に消費されていた。そのため、ハードディスクの駆動に関しては、効率的に制御が行われていないという問題があった。
【0006】
さらに、画像形成装置の高機能化、多機能化が進むにつれて、その機能に伴うプログラム制御等に、高価でかつ高速処理を得意とする半導体メモリーがほとんど使用される一方、画像データの記憶等、単純な処理には、安価でかつ記憶可能なデータ量(容量)が多いハードディスクが複数使用されることが多くなって来ている。そのような状況の中で、複数のハードディスクを効率的に駆動する技術が求められていた。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、記憶させる画像データのデータ量に応じて効率的に複数のハードディスクを駆動し得る画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、読み取った原稿の画像データを記憶させる複数のハードディスクを備えた画像形成装置において、原稿の画像データを読み取った際に、記憶させる画像データのデータ量に対応して、駆動させるハードディスクを判別する判別手段と、判別されたハードディスクのみを駆動して、画像データを記憶させる書込手段とを備える。
【0009】
ハードディスクの個数は、2以上であれば採用できる。
【0010】
記憶させる画像データは、原稿を読み取った画像データであっても、読み取った画像データを所定の補正・圧縮処理を施した後の画像データであっても、その両方であっても採用できる。また、記憶させる画像データは、読み取った画像データをモノクロ画像処理した画像データであっても、カラー画像処理した画像データであっても採用できる。
【0011】
画像データのデータ量は、例えば、原稿の画像を構成している最小単位である画素中の有効信号を原稿の画像全体について積算させた値である。また、補正・圧縮処理した画像データであれば、そのデータ量は補正・圧縮処理された画像データの有効信号を積算させた値となる。
【0012】
また、原稿の画像データを記憶させるための半導体メモリーを別個に設けて、書込手段が、判別されたハードディスクのみを駆動する際に、そのハードディスクとともに当該半導体メモリーを駆動させることもできる。
【0013】
また、駆動しないハードディスクは、画像データが記憶される際に、電力供給を停止することもできるし、待機時の電力を抑えた省電力状態へ移行させるまたは省電力状態を維持させることもできる。
【0014】
さらに、画像データのデータ量と、ハードディスクを一意に識別可能なハードディスク識別情報とを関連付けたテーブルを記憶手段として備え、上記判別手段は、記憶させる画像データのデータ量と、上記テーブルとに基づいて、駆動させるハードディスクを判別するよう構成することができる。
【0015】
記憶手段が記憶するテーブルには、例えば、所定のデータ量の範囲に対応して、画像形成装置の印刷速度(画像形成部の印字速度、印刷物の排出速度等)に影響を及ぼさない、すなわち、画像データを記憶する速度が低下しないハードディスク識別情報を記憶させることができる。そのハードディスク識別情報は、例えば、記憶可能なデータ量の多いハードディスク識別情報や、所定の数のハードディスク識別情報等が挙げられる。上記構成にすると、画像データを記憶する速度を所定の速度に維持したままで、複数のハードディスクを効率的に駆動させることが可能となる。
【0016】
ハードディスクを一意に識別可能なハードディスク識別情報は、例えば、ハードディスク毎に付与された文字または記号を採用することができる。
【0017】
さらに、読み取る画像データのデータ量を変化させ得る設定項目の入力を受け付ける受付手段を備え、上記記憶手段のテーブルが、上記設定項目と、画像データのデータ量と、ハードディスク識別情報とを関連付けて記憶し、上記判別手段が、原稿の画像データを読み取った際に、受け付けた設定項目と、記憶させる画像データのデータ量と、上記テーブルに基づいて、駆動させるハードディスクを判別するよう構成することができる。
【0018】
受付手段は、例えば、画像形成装置に備えられたタッチパネルでも、各種キーを備えた操作部でも、別個に設けられたパーソナルコンピュータでも採用できる。
【0019】
また、読み取る画像データのデータ量を変化させ得る設定項目は、モノクロ読取またはカラー読取に関する項目、読み取らせる原稿枚数の項目のうち、いずれか一方を含むよう構成することができる。
【0020】
また、テーブルに記憶されるハードディスク識別情報は、例えば、受け付けた設定項目や記憶させる画像データの種類等に対応して、画像データを記憶する速度が低下しないハードディスク識別情報に該当し、例えば、上述した、記憶可能なデータ量の多いハードディスク識別情報や、所定の数のハードディスク識別情報等が挙げられる。
【0021】
さらに、原稿の画像データを読み取った際に、その時点におけるハードディスクの記憶可能な空き容量を複数のハードディスク毎に検出する検出手段と、検出されたハードディスクの空き容量のうち、空き容量が多い順番にハードディスク識別情報を配列する配列手段と、ハードディスクを駆動させる順番でテーブルに記憶されたハードディスク識別情報の順番を、上記配列手段により配列されたハードディスク識別情報の順番に変更する変更手段とを備えるよう構成することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明の画像形成装置によれば、判別手段が、原稿の画像データを読み取った際に、記憶させる画像データのデータ量に対応して、駆動させるハードディスクを判別し、書込手段が、判別されたハードディスクのみを駆動して、画像データを記憶させるよう構成している。
【0023】
これにより、記憶させる画像データに応じて、必要なハードディスクのみ駆動させて、そのハードディスクに記憶させることとなる。そのため、ハードディスクが複数備えられたとしても、必要以上にハードディスクを駆動させることなく、その駆動によって生じる消費電力を無駄にすることはない。その結果、複数のハードディスクを効率的に駆動させることが可能となる。
【0024】
さらに、記憶手段のテーブルが、画像データのデータ量と、ハードディスク識別情報とを関連付けて記憶し、上記判別手段は、記憶させる画像データのデータ量と、上記テーブルとに基づいて、駆動させるハードディスクを判別するよう構成することができる。
【0025】
これにより、上記判別手段が、駆動させるハードディスクを一意に判別することとなる。そのため、ユーザが判別手段の判別基準となるテーブルを変更することによって、複数のハードディスクの駆動を容易に制御することが可能となる。
【0026】
さらに、受付手段が、読み取る画像データのデータ量を変化させ得る設定項目の入力を受け付け、記憶手段のテーブルが、設定項目と、画像データのデータ量と、ハードディスク識別情報とをテーブルとして関連付けて記憶し、判別手段は、原稿の画像データを読み取った際に、受け付けた設定項目と、画像データのデータ量と、上記テーブルに基づいて、駆動させるハードディスクを判別するよう構成することができる。
【0027】
これにより、ユーザの行なった設定項目の入力を加味して、駆動させるハードディスクが判別されることとなる。そのため、上記設定項目の入力によって読み取る画像データのデータ量が変化しても、画像形成装置が機動的に対応して、記憶させる画像データのデータ量に最も適したハードディスクのみを駆動させることが可能となる。その結果、複数のハードディスクをより効率的に駆動させることが可能となる。
【0028】
さらに、配列手段が、検出手段によって検出されたハードディスクの空き容量のうち、空き容量が多い順番にハードディスク識別情報を配列し、変更手段が、ハードディスクを駆動させる順番でテーブルに記憶されたハードディスク識別情報の順番を、上記配列手段により配列されたハードディスク識別情報の順番に変更するよう構成することができる。
【0029】
これにより、データ量に対応して、空き容量が十分あるハードディスクが順次駆動して、画像データを記憶することとなる。空き容量に余裕のあるハードディスクは、迅速に画像データを記憶することが可能であるため、結果として、複数のハードディスクを効率的に駆動させるとともに、画像データの記憶を高速処理することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下に、添付図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。また、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベット「S」はステップを意味する。
【0031】
以下に、本発明に係る画像形成装置について説明する。
【0032】
<第一の実施の形態>
図1は、画像形成装置の内部の全体構成を示す概念図である。上記画像形成装置は、具体的には、デジタル複写機、プリンタ、複合機などが該当する。
【0033】
なお、一例として複合機を利用して原稿のコピー機能を行なう際の画像形成装置の動作を簡単に説明する。
【0034】
まず、ユーザが画像形成装置100を利用する場合、画像形成装置100の上面に備えられている原稿台101あるいは原稿自動送り装置の載置台102に原稿Pを載置し、コピー機能に関する設定条件を操作部103から入力する。さらに、ユーザは操作部103に設けられたスタートキーを押下して、画像形成装置100にコピー機能の処理を開始させる。
【0035】
画像形成装置100がコピー機能の処理を開始すると、画像読取部104において、光源105から照射された光が、上記原稿台101に置かれた原稿Pに反射される。反射された光は、ミラー106、107、108によって撮像素子109に導かれる。導かれた光は上記撮像素子109により光電変換されて、上記原稿Pに対応する画像データが読み取られる。
【0036】
原稿Pから読み取られた画像データは、画像形成装置100に備えられた記憶媒体に記憶する前に、所定の補正(例えば、シェーディング補正、MTF補正、γ補正、基本的な画質処理等を含む)が施され、さらに所定の圧縮処理が施される。この圧縮処理とは、画像データを復元可能な一定の圧縮アルゴリズム(可逆圧縮または非可逆圧縮を含む)を用いて縮める処理のことをいう。圧縮された画像データが記憶させる画像データに該当し、記憶媒体の半導体メモリー(図示せず)または複数のハードディスク110に一度記憶される。なお、記憶される画像データは、画像形成装置に接続された通信ケーブル111を介して、公衆電話回線やインターネット、イントラネット等のネットワークから画像形成の指示とともに送信される場合もある。
【0037】
一度記憶された画像データは、所定の伸張処理(解凍処理)が施されて、画像形成可能な原稿Pの画像データに伸張され、画像形成部112に送信される。なお、伸張処理とは、圧縮された画像データを伸張アルゴリズムを用いて伸張し、画像形成可能な原稿Pの画像データへ復元することをいう。
【0038】
画像形成部112には、伸張された画像データをトナー像として転写する駆動部が備えられている。この画像形成部112には感光体ドラム113が備えられており、当該感光体ドラム113は、一定速度で所定の方向に回転し、その周囲には、回転方向の上流側から順に、帯電器114、露光ユニット115、現像器116、転写器117、クリーニングユニット118などが配置されている。
【0039】
上記帯電器114は、上記感光体ドラム113の表面を一様に帯電させる。上記露光ユニット115は、帯電された上記感光体ドラム113の表面に、上記画像データに基づいてレーザーを照射し、静電潜像を形成する。上記現像器116は、搬送された静電潜像に、トナーを付着させてトナー像を形成する。形成されたトナー像は、上記転写器117により、記録媒体(例えば、シート)に転写される。上記クリーニングユニット118は、上記感光体ドラム113の表面に残された余分なトナーを取り除く。これらの一連のプロセスは、上記感光体ドラム113が回転することにより実行される。
【0040】
上記シートは、上記画像形成装置100に備えられた複数の給紙カセット119から搬送される。搬送される時は、上記シートはピックアップローラ120により何れか1つの上記給紙カセット119から搬送路へ引き出される。上記各給紙カセット119には、それぞれ異なる紙種のシートが収容されており、上記画像形成に関する設定に基づいてシートが給紙される。
【0041】
搬送路に引き出された上記シートは、搬送ローラ121やレジストローラ122により感光体ドラム113と転写器117の間に送り込まれる。送り込まれると、上記シートは上記転写器117により上記トナー像が転写され、定着装置123に搬送される。
【0042】
上記トナー像の転写されたシートが上記定着装置123に備えられた加熱ローラ124と加圧ローラ125の間を通過すると、上記トナー像に熱と圧力が印加されて、可視像がシートに定着される。上記加熱ローラ124の熱量は紙種に応じて最適に設定され、上記定着が適切に行われる。上記可視像がシートに定着されて画像形成が完了し、当該シートは印刷物として画像形成装置100の側面に設けられた排紙トレイ126に積載され、収容される。
【0043】
上記手順により、画像形成装置100はコピー機能の処理をユーザに提供する。なお、画像読取部104を駆動させて原稿Pに光源105を照射してからその原稿Pの画像を画像データとして読み取るまでの処理を実行する手段を画像読取手段、読み取った画像データに補正・圧縮処理を施す手段を補正圧縮手段、記憶させた画像データに伸張処理を施す手段を伸張手段、画像形成部112を駆動させて伸張された画像データからシートに画像形成処理を実行する手段を画像形成手段とする(後述する)。
【0044】
次に、図2を用いて、画像形成装置100の制御系ハードウェアの構成を説明する。図2は、画像形成装置における制御系ハードウェアの概略構成図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
【0045】
画像形成装置100の制御回路は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、各駆動部に対応するドライバ204、操作部103、第一のHDD(Hard Disk Drive)110a、第二のHDD110b、第三のHDD110cを内部バス205によって接続している。
【0046】
上記CPU201は、例えば、RAM203を作業領域として利用し、上記ROM202等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて上記ドライバ204、操作部103、第一のHDD110a、第二のHDD110b、第三のHDD110cとデータや指示を授受し、上記図1に示した各駆動部の動作を制御する。また、上記駆動部以外の後述する各手段(図3に示す)についても、上記CPU201がプログラムを実行することで当該各手段を実現する。上記ROM202等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
【0047】
さらに、第一のHDD110a、第二のHDD110b、第三のHDD110cには、ディスク上のデータを読み取る磁気ヘッド、磁気ヘッドを移動させるアーム、ディスクを回転させるモータがそれぞれ設けられており、別個に駆動する。上記CPUは、所定のHDDを駆動させて、データを記憶させたり、読み取ったりする。
【0048】
次に図3〜図6Aを参照しながら、本発明の画像形成装置100が駆動させるハードディスクを判別する手順について説明する。図3は、本発明の画像形成装置の機能ブロック図である。図4は、操作部103のタッチパネル上に表示された画面の一例を示す図である。図5は、設定項目と、画像データのデータ量と、ハードディスク識別情報とを関連付けて記憶させたテーブルを示す図である。図6Aは、画像形成装置100が駆動させるハードディスクを判別する実行手順を示すためのフローチャートである。
【0049】
まず、ユーザが原稿Pを原稿台101に載置し、コピー機能に関する設定条件を操作部103に備えられたタッチパネル上の画面を見ながら入力する。タッチパネル上の画面には、図4に示すように、通常のコピー機能に関する設定項目401のうち、読み取る原稿Pの画像データのデータ量を変化させ得る設定項目、例えば、原稿Pの画像をモノクロ画像またはカラー画像で読み取るか否かを選択する画像読取項目402と、原稿を読み取らせる枚数を入力する原稿枚数項目403とが表示される。また、OKキー404と、キャンセルキー405と、スタートキー406も表示される。
【0050】
ユーザは、上記画面を見ながら、記憶させる画像データに関する設定条件(例えば、原稿の画像をカラー画像で読み取る「カラー読取」、原稿枚数「10枚」)を入力しスタートキー406を押下すると、受付手段301が入力された設定条件を受信し、画像読取手段302にその設定条件に従って原稿Pの画像読取を開始させる(図6A:S101)。
【0051】
画像読取手段302が原稿Pの画像データを読み取ると、その画像データを補正圧縮手段303に送信し、補正・圧縮処理を開始させる(図6A:S102)。
【0052】
補正圧縮手段303が補正・圧縮処理を完了すると、読み取られた画像データ、すなわち圧縮される前の画像データのデータ量と圧縮された後の画像データのデータ量との比率を示す圧縮率と、圧縮された画像データのデータ量とが算出される(図6A:S103)。
【0053】
すると、判別手段304が、補正圧縮手段303から、上記圧縮率と、圧縮された画像データのデータ量とを取得し、さらに受付手段301から受け付けた設定条件(「カラー読取」、原稿枚数「10枚」)を取得する。続いて、判別手段304が、記憶手段305のテーブル500を参照して、取得した圧縮率等に該当するハードディスク識別情報を取得し、駆動させるハードディスクを判別する(図6A:S104→S105)。ここで、上記テーブル500には、図5に示すように、画像読取項目402と、原稿枚数項目403と、圧縮率501と、圧縮された画像データのデータ量502と、ハードディスクを一意に認識可能なハードディスク識別情報503とが関連付けて記憶されている。なお、ハードディスク識別情報503の欄に記憶された「−」は、ハードディスクを駆動させないことを示しており、その「−」に対応する設定条件では、半導体メモリーのみ駆動させれば十分であることを意味する。
【0054】
例えば、画像読取項目402が「カラー読取」、原稿枚数項目403が「10枚」、圧縮率501が「60%」、圧縮された画像データのデータ量502が「60MB」ならば、判別手段304は、取得した「カラー読取」とテーブル上に記憶された画像読取項目402の一つとを比較し、合致するか否かを判別する。「カラー読取」と合致する画像読取項目402を判別すると、次に判別手段304は、合致する画像読取項目402に関連付けられた原稿枚数項目403を参照し、取得した「10枚」とその原稿枚数項目403の一つとを比較し、原稿枚数項目403の枚数範囲に取得した「10枚」が属するか否かを判別する。「10枚」に属する原稿枚数項目403を判別すると、さらに、その原稿枚数項目403に関連付けられた圧縮率501を参照し、取得した「60%」とその圧縮率501の一つとを比較し、圧縮率501の範囲に取得した「60%」が属するか否かを判別する。上記判別処理を、圧縮された画像データのデータ量502に関しても実行することにより、取得した圧縮率等の条件に対応したハードディスク識別情報503の「110a、110b」504を取得する。取得したハードディスク識別情報が、駆動させるハードディスクと判別される。
【0055】
判別されたハードディスク識別情報「110a、110b」504は、書込手段306に送られ、書込手段306がその識別情報を有するハードディスクのみを駆動し、圧縮された画像データをそのハードディスクに記憶させる(図6A:S106)。この際、判別されたハードディスク識別情報「110a、110b」以外のハードディスクには、一切駆動に関する信号を送信しないため、例えば、省電力状態であれば、その状態を維持することとなる。
【0056】
圧縮された画像データが全て記憶されると、記憶された画像データを伸張手段307が読み取って伸張し、画像形成手段308へ送信する。画像形成手段308は、伸張された画像データに基づいて、画像形成し、印刷物を排出することになる(図6A:S107)。以上により、コピー機能の提供が完了する。
【0057】
このように、判別手段304が、原稿Pの画像データを読み取った際に、入力された画像読取項目402と、原稿枚数項目403と、圧縮率501と、圧縮された画像データのデータ量502とに対応して、駆動させるハードディスク識別情報503を判別し、書込手段306が、判別されたハードディスクのみを駆動して、そのハードディスクに画像データを記憶させるよう構成している。
【0058】
これにより、記憶させる画像データに応じて、必要なハードディスクのみ駆動させて、そのハードディスクに記憶させることとなる。そのため、ハードディスクが複数備えられたとしても、必要以上にハードディスクを駆動させることなく、その駆動によって生じる消費電力を無駄にすることはない。その結果、複数のハードディスクを効率的に駆動させることが可能となる。
【0059】
さらに、判別手段304がユーザの行なった設定条件の入力を加味して、駆動させるハードディスクを判別するため、その設定項目の入力によって読み取る画像データのデータ量が変化しても、画像形成装置が機動的に対応して、記憶させる画像データのデータ量に最も適したハードディスクのみを駆動させることが可能となる。
【0060】
<第二の実施の形態>
次に図6B、図7、図8を参照しながら、本発明の画像形成装置100がハードディスクの空き容量を検出してからコピー機能の処理を実行させるまでの手順について説明する。図6Bは、画像形成装置100がハードディスクの空き容量を検出してからコピー機能の処理を実行させる実行手順を示すためのフローチャートである。図7は、本発明の画像形成装置の機能ブロック図である。図8は、第二の実施形態の画像形成装置において、テーブルを変更する手順を説明するための補助する図である。第一の実施の形態と比較して、第二の実施の形態の異なる点は、配列手段が、検出手段によって検出されたハードディスクの空き容量のうち、空き容量が多い順番にハードディスク識別情報を配列し、変更手段が、ハードディスクを駆動させる順番でテーブルに記憶されたハードディスク識別情報の順番を、配列手段により配列されたハードディスク識別情報の順番に変更する点である。その他の点については、第一の実施の形態と同様であるため、第一の実施の形態の説明において用いた図面(図1乃至図5)も適宜参照しながら、第二の実施形態について説明する。
【0061】
まず、ユーザが原稿Pを原稿台101に載置し、コピー機能に関する設定条件を操作部103のタッチパネル上の画面を見ながら入力して、スタートキー406を押下すると、受付手段301が当該設定条件を受信し、画像読取手段302がその設定条件に従って原稿Pの画像読取を開始する(図6B:S201)。
【0062】
画像読取手段302が原稿Pの画像読取を完了し、読み取った画像データを補正圧縮手段303に送信すると、補正圧縮手段303が補正・圧縮処理をその画像データに施し、圧縮率と、圧縮された画像データのデータ量とを算出する(図6B:S202)。
【0063】
補正・圧縮処理が完了すると、検出手段701が、複数のハードディスク110a、110b、110c毎の記憶可能な空き容量を検出する(図6B:S203)。なお、ここで、空き容量とは、ハードディスク内における記憶可能なデータ量(容量)のことである。
【0064】
続いて、配列手段310が、検出手段により検出された複数のハードディスクの空き容量と、そのハードディスク識別情報とを取得し、取得したハードディスクの空き容量のうち、空き容量が多い順番にハードディスク識別情報を配列する(図6B:S204)。
【0065】
図8Aに示すように、例えば、検出手段701が、ハードディスク識別情報110aの空き容量を63MB、ハードディスク識別情報110bの空き容量を21MB、ハードディスク識別情報110cの空き容量を84MBと検出すると、配列手段702が、例えば、下記の手順にて、配列処理を行なう。その配列処理は、まず、空き容量とハードディスク識別情報とを一度検出された順番に並べ、その中から、最初に検出された空き容量と二つ目に検出された空き容量とを比較し、大きい空き容量を前の順番に並び替える。並び替えると、空き容量に関連付けられたハードディスク識別情報も上記順番に並び替える。上記並び替えを、さらに、二つ目に検出された空き容量と三つ目に検出された空き容量について実行する。検出された全ての空き容量に対して上記並び替えを所定回数繰り返し実行すると、検出された空き容量のうち、空き容量の多い順番にハードディスク識別情報を配列することができる。上記配列処理を適用すると、空き容量の多いハードディスク識別情報の順番は、110c、110a、110bとなる。
【0066】
さて、記憶手段305のテーブル800(図8B)には、記憶させる画像データのデータ量が多くなるほど、駆動させるハードディスクの数が多くなるように、データ量とハードディスク識別情報とが予め関連付けられて記憶されている。その記憶されている複数のハードディスク識別情報は、最初に記憶されているハードディスク識別情報ほど、そのハードディスク識別情報に対応するハードディスクを最初に駆動する順番で記憶されており、その順番は、生産者側によって任意に決定された順番である。図8に示すテーブル800には、ハードディスク識別情報の欄に、110a、110b、110cという順番で記憶されている。
【0067】
そこで、変更手段703が、上記テーブル800に記憶されたハードディスク識別情報の順番を、空き容量の多いハードディスク識別情報の順番に変更する(図6B:S205)。例えば、変更手段703が、ハードディスク識別情報の欄に最初に記憶されているハードディスク識別情報110aを、空き容量の一番多いハードディスク識別情報110cに変更する。さらに、次に記憶されているハードディスク識別情報110bを、空き容量が二番目に多いハードディスク識別情報110aに変更し、最後に記憶されているハードディスク識別情報110cを、空き容量が一番少ないハードディスク識別情報110bに変更する。上記変更によって、テーブル800に記憶されていたハードディスク識別情報の順番110a、110b、110cは、空き容量の多いハードディスク識別情報の順番110c、110a、110bに変更される。
【0068】
上記変更が終了すると、判別手段304が、補正圧縮手段303と受付手段301から圧縮率等の情報を取得し、ハードディスク識別情報の順番が変更されたテーブル800を参照して、駆動させるハードディスクを判別する(図6B:S206)。
【0069】
例えば、画像読取項目が「カラー読取」、原稿枚数項目が「10枚」、圧縮率が60%、その画像データのデータ量が60MBならば、判別手段304は、その条件に対応したハードディスク識別情報「110c、110a」801を取得する。
【0070】
取得したハードディスク識別情報「110c、110a」801は、書込手段306に送られ、書込手段306がそのハードディスク識別情報を有するハードディスクのみを駆動し、そのハードディスクに画像データを記憶させる(図6B:S207)。なお、ハードディスクを駆動させる順番は、最初に110cに対応するハードディスクを駆動して、次に、110aに対応するハードディスクを駆動する順番となる。
【0071】
ハードディスクに画像データが記憶されると、記憶された画像データを伸張手段307が読み取って伸張し、画像形成手段308が、伸張された画像データに基づいて印刷物を排出する(図6B:S208)。以上により、コピー機能の提供が完了する。
【0072】
このように、配列手段702が、検出手段701によって検出されたハードディスクの空き容量のうち、空き容量が多い順番にハードディスク識別情報を配列し、変更手段703が、ハードディスクを駆動させる順番でテーブルに記憶されたハードディスク識別情報の順番を、上記配列手段702により配列されたハードディスク識別情報の順番に変更するよう構成することができる。
【0073】
これにより、データ量に対応して、空き容量が十分あるハードディスクが順次駆動して、画像データを記憶することとなる。空き容量に余裕のあるハードディスクは、迅速に画像データを記憶することが可能であるため、結果として、複数のハードディスクを効率的に駆動させるとともに、画像データの記憶を高速処理することが可能となる。
【0074】
なお、第一の実施形態乃至第二の実施形態のテーブルには、画像読取項目に関連付けてハードディスク識別情報を記憶させたが、さらに、画像データの色の種類を関連付けて記憶させても構わない。例えば、図9Aに示すように、「カラー読取」のブラックとイエローに対応して、ハードディスク識別情報110aを、シアンとマゼンタに対応して、ハードディスク識別情報110bを関連付けて記憶させると、画像データの色の種類毎に駆動させるハードディスクを判別することが可能となる。
【0075】
また、第一の実施形態乃至第二の実施形態のテーブルには、画像データのデータ量と、ハードディスク識別情報とを関連付けて記憶させたが、例えば、所定のデータ量の範囲に対応して、画像形成装置の印刷速度に影響を及ぼさない、すなわち、画像データを記憶する速度が低下しないハードディスク識別情報を記憶させても構わない。例えば、受付手段301が受け付ける設定項目のうち、さらに、原稿の連続読取または印刷物の連続印刷の選択を示した連続処理項目を加え、テーブルには、連続読取または連続印刷が選択された場合に限り、多くのハードディスクが駆動するようハードディスク識別情報の数を多く記憶させていても構わない。図9Bには、連続処理項目と、ハードディスク識別情報とを関連付けて記憶させたテーブルを示す。連続読取または連続印刷の場合は、連続処理をしない場合と比較して、随時、大量のデータを記憶させるまたは読み取る必要があるため、連続処理をしない場合のハードディスク識別情報の数に一つ追加した数のハードディスク識別情報をテーブルに記憶させている。また、連続読取および連続印刷の場合は、連続読取または連続印刷の場合と比較して、大量のデータを記憶させるとともに、読み取る必要があるため、連続読取または連続印刷の場合のハードディスク識別情報の数に一つ追加した数のハードディスク識別情報をテーブルに記憶させている。上記構成により、画像形成装置の印刷速度に影響を与えることなく、画像データの記憶および読み取りを連続的に実行することが可能となる。なお、記憶されているハードディスク識別情報の数は、備えられたハードディスクの特性や性能、画像形成装置の印字速度、搬送速度等を考慮に入れて決定される数である。
【0076】
また、上記と異なる構成として、記憶させる画像データのデータ量から、所定の印刷速度を満たすために必要な画像データ記憶速度を算出する算出手段を備え、判別手段304がその画像データ記憶速度を満たすハードディスクのみを判別するよう構成しても構わない。上記構成にすると、所定の印刷速度を維持したまま、複数のハードディスクを効率的に駆動させることが可能となる。
【0077】
また、第一の実施形態乃至第二の実施形態では、原稿の画像データを補正圧縮処理した後に、判別手段304が駆動させるハードディスクを判別したが、他の時点でも構わない。例えば、一枚目の原稿の画像を読み取った時点で、その一枚目の画像データと入力された設定条件から記憶させる画像データのデータ量を算出し、そのデータ量を利用して駆動させるハードディスクを判別しても構わない。上記構成にすると、一枚目の原稿の画像を読み取った時点で駆動させるハードディスクを判別することが可能となるため、その後に続く処理を迅速に進めることが可能となる。
【0078】
また、第一の実施形態乃至第二の実施形態では、画像形成装置100に別個に駆動するハードディスク110a、110b、110cを備えたが、ハードディスク以外であれば、画像データを記憶させる他の記憶媒体を含んでも構わない。ハードディスクの他に、例えば、別個に設けられたEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュEEPROM(フラッシュメモリ(登録商標))等の半導体メモリーを含む記憶媒体が挙げられる。
【0079】
また、第一の実施形態乃至第二の実施形態で使用したハードディスクは、例えば、FD(Flexible Disc)、CD(Compact Disc)、MO(Magnet Optical Disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Video Disc)、BD(Blu−ray Disc)、HD DVD(High Definition Digital Video Disc)、HVD(Holographic Versatile Disc)等の記録媒体を採用することができる。
【0080】
また、第一の実施形態乃至第二の実施形態では、画像形成装置100に別個に駆動するハードディスクを三体備えたが、一体以上であれば本発明の作用効果を奏する。もちろん、備えられたハードディスクの数に応じたテーブルを予め画像形成装置100に備える必要があることは言うまでもない。
【0081】
また、第一の実施形態乃至第二の実施形態では、画像形成装置100が各手段を備えるよう構成したが、これに限られず、例えば、画像形成装置100に接続可能な別個のハードディスク記憶装置を含む画像形成システムにおいて、画像形成装置100またはハードディスク記憶装置のいずれか一方に上記各手段を備えるよう構成しても、本発明の作用効果を奏する。もちろん、上記画像形成システムに、複数の画像形成装置と複数のハードディスク記憶装置とを備えるよう構成しても構わない。
【0082】
また、第一の実施形態乃至第二の実施形態では、画像形成装置100が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。上記構成では、上記プログラムを画像形成装置100に読み出させ、その画像形成装置100が上記各手段を実現する。その場合、上記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる記憶方法として提供することも可能である。
【0083】
また、第一の実施形態乃至第二の実施形態では、コピー機能の処理に関して採用したが、画像データを複数のハードディスクに記憶させる処理を含む機能、例えば、ファクシミリ機能、プリント機能、スキャン機能、ネットワークスキャン機能、後処理機能、メモリ機能、後処理機能等の処理にでも採用できる。
【産業上の利用可能性】
【0084】
以上のように、本発明にかかる画像形成装置は、複写機、プリンタ、複合機等に有用であり、記憶させる画像データのデータ量に応じて効率的に複数のハードディスクを駆動し得る画像形成装置として有効である。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】第一の実施形態の画像読取装置の内部の全体構成を示す概念図である。
【図2】第一の実施形態の画像読取装置の制御系ハードウェアの構成を示す図である。
【図3】第一の実施形態の画像読取装置の機能ブロック図である。
【図4】第一の実施形態のタッチパネル上に表示された画面の一例を示す図である。
【図5】第一の実施形態の設定項目と、画像データのデータ量と、ハードディスク識別情報とを関連付けて記憶させたテーブルを示す図である。
【図6】第一の実施形態と第二の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。
【図7】第二の実施形態の画像読取装置の機能ブロック図である。
【図8】第二の実施形態の記憶手段が記憶するテーブルを示す図である。
【図9】他の実施形態の記憶手段が記憶するテーブルを示す図である。
【符号の説明】
【0086】
100 画像形成装置
103 操作部
110a、110b、110c ハードディスク
103 画像読取部
301 受付手段
302 画像読取手段
303 補正圧縮手段
304 判別手段
305 記憶手段
306 書込手段
307 伸張手段
308 画像形成手段
701 検出手段
702 配列手段
703 変更手段


【特許請求の範囲】
【請求項1】
読み取った原稿の画像データを記憶させる複数のハードディスクを備えた画像形成装置において、
原稿の画像データを読み取った際に、記憶させる画像データのデータ量に対応して、駆動させるハードディスクを判別する判別手段と、
判別されたハードディスクのみを駆動して、画像データを記憶させる書込手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
さらに、画像データのデータ量と、ハードディスクを一意に識別可能なハードディスク識別情報とを関連付けたテーブルを記憶手段として備え、
上記判別手段は、記憶させる画像データのデータ量と、上記テーブルとに基づいて、駆動させるハードディスクを判別することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
さらに、読み取る画像データのデータ量を変化させ得る設定項目の入力を受け付ける受付手段を備え、
上記記憶手段のテーブルが、上記設定項目と、画像データのデータ量と、ハードディスク識別情報とを関連付けて記憶し、
上記判別手段が、原稿の画像データを読み取った際に、受け付けた設定項目と、記憶させる画像データのデータ量と、上記テーブルに基づいて、駆動させるハードディスクを判別することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
読み取る画像データのデータ量を変化させ得る設定項目は、モノクロ読取またはカラー読取に関する項目、読み取らせる原稿枚数の項目のうち、いずれか一方を含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
さらに、原稿の画像データを読み取った際に、その時点におけるハードディスクの記憶可能な空き容量を複数のハードディスク毎に検出する検出手段と、
検出されたハードディスクの空き容量のうち、空き容量が多い順番にハードディスク識別情報を配列する配列手段と、
ハードディスクを駆動させる順番でテーブルに記憶されたハードディスク識別情報の順番を、上記配列手段により配列されたハードディスク識別情報の順番に変更する変更手段と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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