説明

画像形成装置

【課題】簡単な構成でローラから異物を除去して該ローラの給紙/搬送能力を常に高く維持することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】用紙の給紙/搬送に供されるリタードローラ(ローラ)14を備え、該リタードローラ14によって給紙及び搬送される用紙に電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置において、前記リタードローラ14に粘着シート27を転接させ、該粘着シート27の粘着力によって前記リタードローラ14から異物を除去する。又、前記粘着シート27を巻き取りながら該粘着シート27を前記リタードローラ14に転接させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙の給紙/搬送に供されるローラを備え、該ローラによって給紙及び搬送される用紙に電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子写真方式を採用する複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、用紙を画像形成部に給送し、画像形成部において像担持体上に形成されたトナー像を用紙上に転写した後、該トナー像を用紙に定着するプロセスを経て画像が形成されるが、用紙の給紙/搬送に供されるローラは、一般的にはゴム等の弾性体によって構成されている。
【0003】
ところで、ローラの表面には溝が形成されており、この溝によってローラの用紙に対する摩擦力が高められ、用紙を1枚ずつ確実に分離して画像形成部へと確実に搬送することができる。
【0004】
しかしながら、ローラの継続的使用によって用紙等から分離した紙粉等の異物が該ローラの表面や溝内に付着するため、その異物の付着量の増加と共にローラ表面の摩擦係数が急激に低下し、これに起因して給紙不良や搬送不良が発生する。
【0005】
そこで、従来、ローラの摩擦係数を本来の値に回復させるためにローラにクリーニングシートを通過させて異物を除去したり、粘着力の異なる2つの粘着ローラによってローラ表面から異物を除去するとともに、除去した異物を転送する方法が提案されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平11−011762号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の方法では、ローラ表面に付着した異物は初期段階では除去されるが、時間の経過と共に除去能力が低下し、最終的にはローラの摩擦係数を初期の値まで回復させることはできず、ローラの給紙/搬送能力の低下を招くという問題があった。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、簡単な構成でローラから異物を除去して該ローラの給紙/搬送能力を常に高く維持することができる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、用紙の給紙/搬送に供されるローラを備え、該ローラによって給紙及び搬送される用紙に電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置において、前記ローラに粘着シートを転接させ、該粘着シートの粘着力によって前記ローラから異物を除去することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記粘着シートを巻き取りながら該粘着シートを前記ローラに転接させることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記粘着シートを巻回した送り出しローラと、該送り出しローラから粘着シートを巻き取る巻き取りローラと、該巻き取りローラを回転駆動する駆動手段を備え、該駆動手段によって回転駆動される巻き取りローラによって前記粘着シートを巻き取ることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記駆動手段から前記巻き取りローラへの駆動伝達経路にトルクリミッタを設けたことを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の発明において、前記送り出しローラと前記巻き取りローラを着脱可能に設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の発明によれば、ローラに粘着シートを転接させるという簡単な構成でローラから異物を除去することができ、ローラの給紙/搬送能力を常に高く維持することができる。
【0014】
請求項2及び3記載の発明によれば、巻き取りローラによって粘着シートを巻き取りながら該粘着シートをローラに転接させるようにしたため、ローラに転接される粘着シートが更新され、該粘着シートによってローラから異物が確実に除去されてローラの摩擦係数が経時的に低下することがなく、該ローラの給紙/搬送能力が常に高く維持される。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、駆動手段から巻き取りローラへの駆動伝達経路にトルクリミッタを設けたため、粘着シートの巻き取りローラへの巻き取りが進んで巻き取りローラ径が次第に大きくなり、これに伴って粘着シートの巻き取り速度(巻き取りローラの周速)が大きくなるために粘着シートに引張力が作用しても、トルクリミッタによって巻き取りローラの回転に滑りが生じて該巻き取りローラが粘着シートの巻き取り速度に追従して回転する。このため、粘着シートに過大な引張力が作用せず、該粘着シートが破断する等の不具合が発生することがない。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、巻き取りローラに全ての粘着シートが巻き取られると、該巻き取りローラと送り出しローラを取り外し、新しい粘着シートに取り替えることができるため、ローラに転接される粘着シートを更新しながらローラから異物を常に確実に除去することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は本発明に係る画像形成装置の一形態としてのレーザープリンタの側断面図であり、図示のレーザープリンタ1においては、箱状の本体(筐体)2の上面の中央部に、傾斜した凹状の排紙トレイ3が設けられている。そして、本体2の前面(図1の右側が前方)上部には開閉可能な手差しトレイ4が設けられており、この手差しトレイ4とその奥の本体2内に回転可能に設けられた手差し用の給紙ローラ5は手差し給紙部6を構成している。
【0019】
而して、レーザープリンタ1は、本体2内に設けられた搬送路Lに沿って記録材である用紙Pを搬送しながら、不図示の端末等から送信される画像データに基づいて用紙Pに画像を形成するものであって、前記搬送路Lは、側面視略L字状を成して前記排紙トレイ3へと延びている。
【0020】
又、レーザープリンタ1は、本体2の下部に設けられたカセット給紙部7と、該カセット給紙部7上方の本体2内の略中央部に設けられた画像形成部8と、該画像形成部8の後方に配された定着装置9と、該定着装置9の上方の本体2上面に設けられた凹状の排紙部10を備えている。
【0021】
上記カセット給紙部7は、上面が開放された矩形箱状の給紙カセット11内に複数枚の用紙Pを積層収容するとともに、給紙カセット11内の用紙Pを1枚ずつ取り出すピックローラ12と、取り出された用紙Pを1枚ずつ分離して搬送路Lへと送り出すフィードローラ13とリタードローラ14を備えており、搬送路Lには、送り出された用紙Pを一時待機させた後に所定のタイミングで画像形成部8へと供給するレジストローラ対15が設けられている。
【0022】
前記画像形成部8は、手差し給紙部6又はカセット給紙部7から供給された用紙Pに画像を形成するものであって、本体2内の略中央部に回転可能に配された像担持体としての感光ドラム16と、その周囲に配置された帯電器17、現像手段である現像装置18、転写手段である転写ローラ19及びクリーニング装置20と、これらの上方に配置されたレーザースキャナユニット(LSU)21、トナーホッパー22等を備えている。
【0023】
又、前記定着装置9は、画像形成部8において用紙Pに転写されたトナー像を当該用紙Pに定着させるためのものであって、互いに圧接されて回転する定着ローラ23と加圧ローラ24を備えている。
【0024】
更に、前記排紙部10は、定着装置9においてトナー像が定着された用紙Pを本体2外へと排出するためのものであって、搬送路Lの末端に設けられた排紙ローラ対25と、搬送路Lを搬送される用紙Pを前記排紙ローラ対25へと案内する縦リブ状の複数の搬送ガイドリブ26及び本体2外へと排出される用紙を積載するための前記排紙トレイ3を備えている。
【0025】
次に、以上の構成を有するレーザープリンタ1の画像形成動作について説明する。
【0026】
例えばパーソナルコンピュータ(パソコン)等の端末から当該レーザープリンタ1にプリント開始信号が送信されると、画像形成部8においては、感光ドラム16が不図示の駆動手段によって図1の矢印方向(時計方向)に回転駆動され、その表面が帯電器17によって所定の電位に一様に帯電される。そして、端末から送信された画像データに基づくレーザー光がレーザースキャナユニット21から出力されて感光ドラム16上に照射されると、該感光ドラム16上には静電潜像が形成される。そして、この感光ドラム16上に形成された静電潜像は、現像装置18によって現像剤であるトナーを用いて現像されてトナー像として可視像化される。
【0027】
ところで、カセット給紙を行う場合、カセット給紙部7の給紙カセット11内に収容された用紙Pは、ピックローラ12によって最上位のものから1枚ずつピックアップされ、フィードローラ13とリタードローラ14によって1枚ずつ分離されてレジストローラ対15へと搬送される。
【0028】
レジストローラ対15においては、用紙Pは、一時待機状態とされた後、感光ドラム16上のトナー像に同期する所定のタイミングで画像形成部8へと供給される。
【0029】
画像形成部8においては、感光ドラム16と転写ローラ19との間の転写ニップへと供給された用紙Pは、転写ローラ19によって感光ドラム16に押し付けられながら搬送されることによって、その表面(転写面)に感光ドラム16上のトナー像が転写される。そして、トナー像が転写された用紙Pは、定着装置9へと搬送され、この定着装置9において定着ローラ23と加圧ローラ24によって挟み込まれて搬送される過程で加熱及び加圧されてトナー像の定着を受ける。尚、用紙Pへのトナー像の転写後に感光ドラム16の表面に残留するトナー(転写残トナー)はクリーニング装置20によって除去される。
【0030】
而して、定着装置9にて表面にトナー像が定着された用紙Pは、搬送路Lを上方へと搬送され、搬送ガイドリブ26に沿って排紙ローラ対25へと導かれ、排紙ローラ対25によって本体2上部の排紙トレイ3に排出されて積載され、一連の画像形成動作が完了する。
【0031】
尚、ユーザーが手差しで給紙する場合には、手差し給紙部6の手差しトレイ4上にセットされた用紙Pが給紙ローラ5によってレジストローラ対15へと供給され、以後は前述と同様のプロセスを経て用紙に画像が形成される。
【0032】
次に、本発明の要旨を図2及び図3に基づいて説明する。
【0033】
図2は図1に示したレーザープリンタ1のカセット給紙部7の側面図、図3は同カセット給紙部7の平面図であり、本実施の形態は、リタードローラ14に粘着シート27を巻き取りながら転接させ、該粘着シート27の粘着力によってリタードローラ14から異物を除去することを特徴とする。
【0034】
具体的には、リタードローラ14の両側には、粘着シート27を巻回した送り出しローラ28と、該送り出しローラ28から粘着シート27を巻き取る巻き取りローラ29が配置されており、粘着シート27は、リタードローラ14の下方に配された押圧ローラ30によってリタートローラ14に押圧されている。そして、リタードローラ14と巻き取りローラ29は、駆動手段であるモータ31によってそれぞれ所定の速度で回転駆動される。ここで、送り出しローラ28と巻き取りローラ29は本体2に対して着脱可能に設けられている。
【0035】
即ち、図3に示すように、モータ31の出力軸(モータ軸)31aの端部にはピニオン32が結着されており、このピニオン32には、回転数を減速させるためのギヤ33の大径ギヤが噛合している。又、ギヤ33の小径ギヤには、リタードローラ14の側部に一体的に設けられたギヤ14aと巻き取りローラ29の軸29aにトルクリミッタ34を介して設けられたギヤ35がそれぞれ噛合している。ここで、ギヤ14aに対してギヤ35の歯数は小さく設定されており、巻き取りローラ29はリタードローラ14よりも高速で回転する。
【0036】
而して、前述のように図1に示すレーザープリンタ1の画像形成動作中にカセット給紙を行う場合、カセット給紙部7の給紙カセット11内に収容された用紙Pは、ピックローラ12によって最上位のものから1枚ずつピックアップされ、フィードローラ13により更に搬送される。しかし、複数枚の用紙Pが重なった状態でピックアップされる場合が発生する。その場合には、下側のフィードローラ13に接しているリタードローラ14によって用紙Pの搬送が停止され、用紙Pは1枚ずつ分離されてレジストローラ対15へと搬送される。このとき、搬送される用紙Pが接触するリタードローラ14の表面には紙粉等の異物が付着する。
【0037】
ここで、リタードローラ14は、モータ31が起動されると、その出力軸(モータ軸)31aの回転がピニオン32及びギヤ33を経て減速されてリタードローラ14に伝達され、微小な速度で用紙搬送方向とは逆方向に回転駆動される。これにより、用紙Pに接触する位置にあって紙粉等が付着したリタードローラ14の表面部分は回転方向の下流側に移動していき、上流側の面が新たにフィードローラ13の接する位置に移動して搬送される用紙Pと接触するようになる。モータ31は、装置の使用状態に応じて適当なタイミングで駆動され、リタードローラ14は順次回転し、用紙Pの紙粉等が付着した面が下流側に移動する。そして、リタードローラ14の下部では、送り出しローラ28と巻き取りローラ29に巻回された粘着シート27が押圧ローラ30により表面に接触している。押圧ローラ30は、自在に回転可能に支持されており、リタードローラ14の回転に追従して回転する。又、粘着シート27は、粘着力によりリタードローラ14の表面に追従して搬送される。このとき、リタードローラ14の表面に付着している紙粉等は、粘着シート27の粘着力によってリタードローラ14の表面から除去される。紙粉等が付着した粘着シート27は、回転駆動されている巻き取りローラによって巻き取られる。巻き取りローラ29は、ギヤ35によってリタードローラ14よりも高速で回転駆動されるが、これにはトルクリミッタ34が設けられているため、リタードローラ14の回転に応じて送られた粘着シート27を巻き取る。
【0038】
以上のように、本実施の形態においては、巻き取りローラ29によって粘着シート27を巻き取りながら該粘着シート27をリタードローラ14に転接させるようにしたため、リタードローラ14に転接される粘着シート27が常に更新され、該粘着シート27によってリタードローラ14から異物が確実に除去されてリタードローラ14の摩擦係数が経時的に低下することがなく、該リタードローラ14の給紙/搬送能力が常に高く維持される。
【0039】
ところで、粘着シート27の巻き取りローラ29への巻き取りが進むと、該巻き取りローラ29の径が次第に大きくなり、これに伴って粘着シート27の巻き取り速度(巻き取りローラ29の周速)が大きくなるために粘着シート27に引張力が作用するが、本実施の形態では、モータ31から巻き取りローラ29への駆動伝達経路の途中にトルクリミッタ34を設けたため、粘着シート27に引張力が作用しても、トルクリミッタ34によって巻き取りローラ29の回転に滑りが生じて該巻き取りローラ29がリタードローラ14の回転速度に追従して回転する。このため、粘着シート27に過大な引張力が作用せず、該粘着シート27が破断する等の不具合が発生することがない。
【0040】
又、本実施の形態では、送り出しローラ28と巻き取りローラ29を着脱可能としたため、巻き取りローラ29に全ての粘着シート27が巻き取られると、該巻き取りローラ29と送り出しローラ28を取り外し、新しい粘着シート27に取り替えることができ、リタードローラ14に転接される粘着シート27を更新しながらリタードローラ14から異物を常に確実に除去することができる。
【0041】
図4は本発明の別形態を示す給紙カセット部7の側面図であり、同図に示すように、送り出しローラ28と巻き取りローラ29のリタードローラ14に対する配置を図2及び図3に示した配置とは逆にしても良い。
【0042】
尚、以上は本発明を特にレーザープリンタに適用した形態について説明したが、本発明は、プリンタの他、複写機やファクシミリ装置等、他の任意の画像形成装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明に係る画像形成装置(レーザープリンタ)の側断面図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置のカセット給紙部の側面図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置のカセット給紙部の平面図である。
【図4】本発明の別形態を示すカセット給紙部の側面図である。
【符号の説明】
【0044】
1 レーザープリンタ(画像形成装置)
2 プリンタ本体
3 排紙トレイ
4 手差しトレイ
5 給紙ローラ
6 手差し給紙部
7 カセット給紙部
8 画像形成部
9 定着装置
10 排紙部
11 給紙カセット
12 ピックローラ
13 フィードローラ
14 リタードローラ
14a ギヤ
15 レジストローラ対
16 感光ドラム
17 帯電器
18 現像装置
19 転写ローラ
20 クリーニング装置
21 レーザースキャナユニット(LSU)
22 トナーホッパー
23 定着ローラ
24 加圧ローラ
25 排紙ローラ対
26 搬送ガイドリブ
27 粘着シート
28 送り出しローラ
29 巻き取りローラ
29a 巻き取りローラ軸
30 押圧ローラ
31 モータ(駆動手段)
31a モータ出力軸(モータ軸)
32 ピニオン
33 ギヤ
34 トルクリミッタ
35 ギヤ
L 搬送路
P 用紙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙の給紙/搬送に供されるローラを備え、該ローラによって給紙及び搬送される用紙に電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置において、
前記ローラに粘着シートを転接させ、該粘着シートの粘着力によって前記ローラから異物を除去することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記粘着シートを巻き取りながら該粘着シートを前記ローラに転接させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記粘着シートを巻回した送り出しローラと、該送り出しローラから粘着シートを巻き取る巻き取りローラと、該巻き取りローラを回転駆動する駆動手段を備え、該駆動手段によって回転駆動される巻き取りローラによって前記粘着シートを巻き取ることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記駆動手段から前記巻き取りローラへの駆動伝達経路にトルクリミッタを設けたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記送り出しローラと前記巻き取りローラを着脱可能に設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2009−269712(P2009−269712A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−121880(P2008−121880)
【出願日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】