説明

画像形成装置

【課題】用紙検知用の光学センサでテストチャートを読み取れない。
【解決手段】キャリッジ3の主走査方向側面に光学センサ70を有し、センサ制御部215は、光学センサ70で用紙9を検出する旨の指示を受けたときと、用紙9上に形成されるテストチャートを読取る指示を受けたときとで、光学センサ70の発光部71の発光量を変更する制御を行い、テストチャートを読み取るときには用紙9の検出を行うときよりも光学センサ70の発光部71の発光量を低下させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)を記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置として、例えばインクジェット記録装置などが知られている。
【0003】
このような画像形成装置において、複数の色の液滴を吐出するヘッドの位置ズレを補正するため、ヘッドの位置ずれを調べるためのテストチャートを印刷し、キャリッジなどに搭載した光学センサで読み取り、その読み取り結果からヘッドの位置ズレを検知・算出して、自動的に補正を行うものが知られている(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−199055号公報
【特許文献2】特開2008−229917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、キャリッジに搭載される光学センサとしては、搬送ベルト上で搬送される用紙の検出を行うものがある。この用紙検出用の光学センサは、発光部の輝度が高すぎるためテストチャート上に印刷される線分を読み取ることができず、別途、テストチャートを読み取るための光学センサを設けなければならないという課題がある。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、用紙検出用光学センサでテストチャートを読み取れるようにして部品点数の削減を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
用紙を搬送する搬送ベルトと、
テストチャートを印刷する手段と、
前記搬送ベルト上の用紙を検出する光学センサと、を備え、
前記光学センサの発光部の発光量を制御する発光量制御手段を有し、
前記発光量制御手段は、前記テストチャートを読み取るときには前記用紙を検出するときよりも前記発光部の発光量を低下させる制御をする
構成とした。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る画像形成装置によれば、光学センサの発光部の発光量を制御する発光量制御手段を有し、発光量制御手段は、テストチャートを読み取るときには用紙を検出するときよりも発光部の発光量を低下させる制御をする構成としたので、用紙検出用光学センサでテストチャートを読み取れるようにして部品点数の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面概略構成図である。
【図2】同機構部の要部平面説明図である。
【図3】同装置の制御部を説明するブロック説明図である。
【図4】光学センサの発光量制御に係わる部分の説明に供するブロック説明図である。
【図5】センサ制御部による光学センサの発光量制御の説明に供する説明図である。
【図6】センサ制御部から光学センサに与える駆動パルスの一例を示す説明図である。
【図7】光学センサの発光部の発光量と各色の反射光量の関係の一例の説明に供する説明図である。
【図8】テストチャートの画像パターンと線分濃度及び受光部の受光出力の電圧レベルの一例の説明に供する説明図である。
【図9】制御部によるテストチャート印刷、読み取りによる滴着弾位置の補正制御の説明に供するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の概略構成を示す平面説明図、図2は同じく正面説明図である。
【0011】
この画像形成装置は、左右の側板100L,100R間に横架した主ガイドロッド1及び図示しない従ガイド部材でキャリッジ3を移動自在に保持し、主走査モータ5によって、駆動プーリ6と従動プーリ7間に渡したタイミングベルト8を介して主走査方向に移動走査する。
【0012】
このキャリッジ3には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド4y、4m、4c、4k(区別しないときは「記録ヘッド4」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、滴吐出方向を下方に向けて装着している。
【0013】
記録ヘッド4を構成する液体吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
【0014】
一方、用紙9を搬送するために、用紙を静電吸着して記録ヘッド4に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト12を備えている。この搬送ベルト12は、無端状ベルトであり、搬送ローラ13とテンションローラ14との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成し、周回移動しながら帯電ローラ15によって帯電(電荷付与)される。
【0015】
また、搬送ベルト12は、副走査モータ16によってタイミングベルト17及びタイミングプーリ18を介して搬送ローラ13が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
【0016】
さらに、キャリッジ3の主走査方向の一方側には搬送ベルト12の側方に記録ヘッド4の維持回復を行う維持回復機構21が配置され、他方側には搬送ベルト12の側方に記録ヘッド4から空吐出を行う空吐出受け21がそれぞれ配置されている。
【0017】
なお、維持回復機構20は、例えば記録ヘッド4のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングする4個のキャップ部材31、ノズル面を払拭するワイパ部材32、画像形成に寄与しない液滴(空吐出滴)を受ける空吐出受け33などで構成されている。
【0018】
また、キャリッジ3の主走査方向に沿って両側板100L、100R間に、所定のパターン(位置識別部、目盛り、スリットなどともいう。以下「スリット」という。)を形成したエンコーダスケール23を張装し、キャリッジ23にはエンコーダスケール23のスリットを読取る透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ24を設け、これらのエンコーダスケール23とエンコーダセンサ24によってキャリッジ3の移動を検知するリニアエンコーダ(主走査エンコーダ)を構成している。
【0019】
また、搬送ローラ13の軸にはエンコーダスケール(コードホイール)25を取り付け、このエンコーダスケール25に形成したパターン(スリット)を検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ26を設けて、これらのエンコーダスケール25とエンコーダセンサ26によって搬送ベルト12の移動量及び移動位置を検出するロータリエンコーダ(副走査エンコーダ)を構成している。
【0020】
さらに、キャリッジ3の主走査方向側面には、搬送ベルト12上の用紙9の先端位置などを検出するとともに、用紙9がテストチャートを印刷された用紙であるときに、テストチャートの線分を読み取る光学センサ70が取り付けられている。
【0021】
このように構成したこの画像形成装置においては、図示しない給紙トレイから用紙9が帯電された搬送ベルト12上に給紙されて吸着され、搬送ベルト12の周回移動によって用紙9が副走査方向に搬送される。
【0022】
そこで、キャリッジ3を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド4を駆動することにより、停止している用紙9にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙9を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙9の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙9を図示しない排紙トレイに排紙する。
【0023】
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図3を参照して説明する。なお、同図は同制御部の全体ブロック説明図である。
【0024】
この制御部200は、この装置全体の制御を司るCPU201と、CPU201が実行するプログラムを含む各種プログラム、その他の固定データを格納するROM202と、画像データ等を一時格納するRAM203と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ204と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC205、光学センサ70の発光制御や受光出力の入力を行うセンサ制御部(ASIC)215を備えている。
【0025】
また、この制御部200は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F206と、記録ヘッド4を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動波形を生成する駆動波形生成手段を含む印刷制御部207と、キャリッジ3側に設けた記録ヘッド4を駆動するためのヘッドドライバ(ドライバIC)208と、主走査モータ5及び副走査モータ16を駆動するためのモータ駆動部210と、帯電ローラ15にACバイアスを供給するACバイアス供給部212と、エンコーダセンサ24、26からの各検出信号、温度センサなどの各種センサからの検出信号を入力するためのI/O213などを備えている。また、この制御部200には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル(操作部)214が接続されている。
【0026】
ここで、制御部200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置(イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などでもよい。:ホスト)600側からの画像データ等をケーブル或いはネットを介してI/F206で受信する。
【0027】
そして、制御部200のCPU201は、I/F206に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行い、この画像データを印刷制御部207からヘッドドライバ208に転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成はホスト600側のプリンタドライバ601で行っている。
【0028】
印刷制御部207は、上述した画像データをシリアルデータでヘッドドライバ208に転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号(マスク信号)などをヘッドドライバ208に出力する以外にも、ROMに格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動波形生成部及びヘッドドライバに与える駆動波形選択手段を含み、1の駆動パルス(駆動信号)或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッドドライバ208に対して出力する。
【0029】
ヘッドドライバ208は、シリアルに入力される記録ヘッド4の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部207から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を選択的に記録ヘッド4の液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば圧電素子)に対して印加することで記録ヘッド47を駆動する。このとき、駆動波形を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴(大ドット)、中滴(中ドット)、小滴(小ドット)など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
【0030】
また、CPU201は、リニアエンコーダを構成するエンコーダセンサ24からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて主走査モータ5に対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部210を介して主走査モータ5を駆動する。
【0031】
同様に、ロータリエンコーダを構成するエンコーダセンサ26からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて副走査モータ16対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部210を介して副走査モータ16を駆動する。
【0032】
また、CPU201は、操作部214からテストチャートの印刷が指示されたときには、NVRAM204に格納されているテストチャートの印刷データを読み出して、当該印刷データに基づいてキャリッジ3、記録ヘッド4、搬送ベルト12を駆動制御して、用紙9上にテストチャートを印刷させる。
【0033】
そして、操作部214からテストチャートの読取り指示がされたときには、当該テストチャートが印刷された用紙9を給紙して、光学センサ70によって読取らせ、センサ制御部215からの受光出力のデータを受け取り、記録ヘッド4から吐出させる液滴の着弾位置補正を行う。
【0034】
次に、光学センサの発光量制御に係わる部分について図4のブロック説明図を参照して説明する。
【0035】
光学センサ70は、発光部71と受光部72とを有し、発光部71から出射した光73が用紙9などの対象物で反射された反射光74を受光部72で受光する。
【0036】
センサ制御部(ASIC)215は、本発明に係る発光量制御手段を兼ねており、例えばASIC(特定用途集積回路)で構成され、光学センサ70の発光部71による発光を制御し、受光部72からの受光出力をA/D変換部75で変換された出力を入力する。
【0037】
このセンサ制御部215は、CPU201から光学センサ70で用紙9を検出する旨の指示を受けたときと、用紙9上に形成されるテストチャートを読取る指示を受けたときとで、光学センサ70の発光部71の発光量を変更する制御をする。
【0038】
ここで、センサ制御部215による光学センサ70の発光量制御について図5を参照して説明する。
【0039】
光学センサ70は、LEDからなる発光部71と、フィとダイオードからなる受光部72とを有している。発光部71のアノード側にはFET76を介して電源電圧Vcが供給されている。
【0040】
センサ制御部215は、例えば図6に示すような駆動パルスをPWM制御によってFET76に与えることでFET76のON/OFF制御を行う。ここで、PWM制御のデューティを変化させることで、発光部71に供給される電流値が変化することで、発光部71の発光量を変化させることができる。例えば、図6に示すような駆動パルスは、電圧値Vは5Vp−p、周波数は10kHz、ONデューティは50%であり、このときの電流値Iは10mA程度となる。
【0041】
次に、光学センサ70の発光部71の発光量と各色の反射光量の関係の一例について図7を参照して説明する。
【0042】
この例は、反射対象物が白色、マゼンダ、黒色である例を示している。発光部71の発光量が大きい場合には、白色とマゼンダと黒色の反射光量差がほとんど無いため、受光部72の受光出力に差がなくなる。
【0043】
その結果、搬送ベルト12上の用紙9を検出するときの発光量で発光部71を発光させる状態に固定すると、用紙9上にマゼンタや黒色で形成されたテストチャートの線分を読取ることができない。
【0044】
そこで、センサ制御部215は、搬送ベルト12上の用紙9を検出するときには、発光部71を発光量領域81の発光量で発光させ、用紙9に形成されたテストチャートを読取るときには、発光部71を発光量領域81の発光量よりも低下させた発光量領域82の発光量で発光させるようにしている。
【0045】
このとき、センサ制御部215は、装置の周辺温度を検出する温度センサ216の検出信号で得られる周囲温度に応じて発光部71の発光量を補正する。これにより、温度による発光量のバラツキを低減して正確な検出、読み取りを行うことができる。
【0046】
また、光学センサ70の製造バラツキによって生じる発光量のバラツキを自動で検出してPWMのデューティを制御するようにすることもできる。これにより、発光量のバラツキを低減して正確な検出、読み取りを行うことができる。
【0047】
次に、テストチャートの画像パターンと線分濃度及び受光部の受光出力の電圧レベルの一例について図8を参照して説明する。
【0048】
図8(a)は画像パターン(実線は黒色、破線はマゼンダを示す)を、(b)は同画像パターンを読み取ったときの受光部72の受光出力(電圧レベル)を、(c)は画像パターンの線分濃度を示している。この図8に示すように、画像パターンに応じて線分濃度が変化し、この線分濃度の変化に応じて電圧レベルが変動する。
【0049】
そこで、受光部72の受光出力から記録ヘッドの滴着弾位置ずれの程度を検出することができる。これにより、記録ヘッド4からの滴吐出タイミングを調整することにより、着弾位置ずれを補正して低減することができる。
【0050】
次に、上述したテストチャート印刷、読み取りによる滴着弾位置の補正制御について図9のフロー図を参照して説明する。
【0051】
まず、用紙9の搬送を開始して、用紙9上にテストチャートを印字する。そして、図示を省略するが、排出されたテストチャートが印字された用紙9が再度給紙部にセットされた操作部214から読み取りが指示されたときに、当該テストチャートが印字された用紙9の給紙搬送を開始する。このとき、光学センサ70の発光量をPWMのデューティを変更することで調整する。つまり、光学センサ70で用紙9を検知するときよりもテストチャートを読み取るときの発光量を低下させる。
【0052】
そして、光学センサ70によってテストチャートを読み取り、滴着弾位置が正常か否かを判別する。このとき、正常でなければ、つまり、滴着弾位置ずれが発生していれば、滴着弾位置ずれに応じて、つまり、前述した正常な線分濃度が得られるように滴吐出タイミングを変更する。
【0053】
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
【0054】
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
【0055】
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
【0056】
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
【0057】
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
【符号の説明】
【0058】
1 ガイドロッド
2 キャリッジ
4、4k、4c、4m、4y 記録ヘッド
70 光学センサ
71 発光部
72 受光部
200 制御部
215 センサ制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙を搬送する搬送ベルトと、
テストチャートを印刷する手段と、
前記搬送ベルト上の用紙を検出する光学センサと、を備え、
前記光学センサの発光部の発光量を制御する発光量制御手段を有し、
前記発光量制御手段は、前記テストチャートを読み取るときには前記用紙を検出するときよりも前記発光部の発光量を低下させる制御をする
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記発光量制御手段は、装置の周辺温度に応じて前記発光部の発光量を調整する制御をすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
液滴を吐出する記録ヘッドを備え、
前記光学センサで読取った前記テストチャートの読取り結果に応じて前記記録ヘッドからの滴吐出タイミングを補正する手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−31969(P2013−31969A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−169653(P2011−169653)
【出願日】平成23年8月2日(2011.8.2)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】