画像表示制御装置、画像表示制御方法及び画像表示処理プログラムを記録した記録媒体
【課題】予め記憶された動植物等の生物の画像データを表示するための画像表示装置にあって、例えば世話の状態に応じて単にキャラクタ画像の変化表示を行なうだけでなく、より現実的で面白みのある表現形態で画像表示を行なうこと。
【解決手段】登録ペットの中で、最終世話日時から24h以上経過している登録ペットがある場合は、当該登録ペットの状態データは不明ペットデータメモリに対して移動されペット表示されなくなる。これと共に、ペットメニュー選択画面G4に「探す」アイコン31d が追加表示され選択されると、当該ペットに対する世話の回数に反比例する値として設定されているペット探しの必要回数Nが、前記「探す」の選択毎に減算され、「N=0」に到達しない状態ではペット不明画面G8として表示され、「N=0」に到達した際には前記不明ペットの状態データは登録ペット状態データメモリに戻されて発見画面G9として表示される。
【解決手段】登録ペットの中で、最終世話日時から24h以上経過している登録ペットがある場合は、当該登録ペットの状態データは不明ペットデータメモリに対して移動されペット表示されなくなる。これと共に、ペットメニュー選択画面G4に「探す」アイコン31d が追加表示され選択されると、当該ペットに対する世話の回数に反比例する値として設定されているペット探しの必要回数Nが、前記「探す」の選択毎に減算され、「N=0」に到達しない状態ではペット不明画面G8として表示され、「N=0」に到達した際には前記不明ペットの状態データは登録ペット状態データメモリに戻されて発見画面G9として表示される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示制御装置、画像表示制御方法及び画像表示処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子機器において、例えば動物等のキャラクタを表示する画像表示装置にあって、その表示するキャラクタ画像を動かしたり変化させたりするのは、通常、キー入力部からの複数のキー入力操作に応じて行なわれる。
【0003】
すなわち、前記キャラクタ画像として、例えば犬を表示する場合に、上下左右を示すカーソルキーを選択的に操作することにより、それぞれの方向に犬の移動表示等が行なえる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の画像表示装置では、単にキー操作に応じて表示するキャラクタ画像を変化させたり動かしたりするだけであり、その変化や動きの内容は、例えばカーソルキーの操作方向にキャラクタ画像の移動表示等が成されるだけであるため、例えば犬等の被表示キャラクタ画像を、ユーザによる現実的な感覚の世話により飼育し、成長させたりして表示することはできず、面白みに欠けるものである。
【0005】
そこで、最近の画像表示装置では、キャラクタ画像となる生物に餌等の成長要素を与える世話をし、この世話の状態に応じてキャラクタ画像の表示を変化させるものも考えられている。
【0006】
そして、このような世話の状態に応じてキャラクタ画像の表示を変化させる画像表示装置にあっても、世話の状態に応じて単にキャラクタ画像を成長表示あるいは衰退表示させるだけでなく、より現実的で面白みのあるキャラクタ画像の変化表示を行なうことが望まれている。
【0007】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、生物に対する世話を行わないと家出をし、その後、一生懸命に探すと家出した生物が戻って来るという現実の生物に対する世話の場合と同様の、世話の表示形態とすることが可能になる画像表示制御装置、画像表示制御方法及び画像表示処理プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明に係わる画像表示制御装置は、生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段と、
この世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索操作手段と、
この探索操作手段の操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、当該操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする。
また、本発明に係わる別な画像表示制御装置は、
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段と、
この世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索アイコンを前記表示部に表示させるように制御するアイコン表示制御手段と、
このアイコン表示制御手段の制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
すなわち、請求項1、5、7および9記載の発明によれば、表示部に表示された生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、表示部に表示されている生物画像を表示部に非表示状態となるように制御することができる一方で、この制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索操作手段の操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、当該操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、現在非表示状態となっている生物画像を表示部に再表示させるように制御することができる。このために、長時間、生物に対する世話を行わないと家出をし、その後、一生懸命に探すと家出した生物が戻って来るという、現実の生物に対する世話の場合と同様の、世話の表示形態とすることが可能になる
また、請求項2および6記載の発明によれば、請求項1、5、7および9記載の画像表示制御装置の効果に加えて、更に、非表示状態から表示状態となった生物画像と併せて、その探索結果を表示部に表示させることができる。
また、請求項3、8および10記載の発明によれば、表示部に表示された生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、表示部に表示されている生物画像を表示部に非表示状態となるように制御することができる一方で、この制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索アイコンを表示部に表示させたあとに、この制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、現在非表示状態となっている生物画像を表示部に再表示させるように制御することができる。このために、長時間、生物に対する世話を行わないと家出をし、その後、一生懸命に探すと家出した生物が戻って来るという、現実の生物に対する世話の場合と同様の、世話の表示形態とすることが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の画像表示制御装置の効果に加えて、更に、表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数に未だなっていないことが判別されると、現在非表示状態となっている生物画像を表示部に非表示状態のままとなるように制御することができる。このために、更なる探索操作を行わなければ、家出をした生物画像が戻ってこないということが理解可能となる。
【0010】
よって、本発明によれば、例えば世話の状態に応じて単にキャラクタ画像の変化表示を行なうだけでなく、より現実的で面白みのある表現形態で画像表示を行なうことが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
図1は本発明の実施形態に係わる画像表示装置を搭載した電子手帳装置の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0013】
この電子手帳装置は、使用者が携帯可能な大きさ及び形状となっており、この装置の本体内部には、コンピュータ等からなる制御部(CPU)11が備えられる。
【0014】
制御部(CPU)11は、キー入力部12から入力されるキー入力データや、液晶表示部13の表示画面上に重ねて設けられたタブレット14から位置検出回路15を介して入力されるタッチペンPによるタッチ位置データに応じて、ROM16に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、あるいは外部記録媒体20に予め記憶されている手帳装置制御用プログラムを記録媒体読み取り部19により読み取らせて起動させ、あるいは通信部21により受信されるプログラムを起動させ、RAM17をワークメモリとして回路各部の動作制御を行なうものである。
【0015】
この制御部(CPU)11には、前記キー入力部12、液晶表示部13、タブレット14、位置検出回路15、ROM16、RAM17、記録媒体読み取り部19、通信部21が接続される他、前記液晶表示部13は表示駆動回路18を介して接続される。
【0016】
キー入力部12には、予め記憶されたキャラクタ画像(ハムスター・シカ等)をペットとして飼育・表示を行なうためのペットモード、メモデータ,電話番号データ,スケジュールデータ等の手帳データの入力・検索・表示を行なうための手帳モード、公衆電話回線等を介した外部情報機器との通信処理を行なうための通信モード等、各種動作モードをメニューにしたモード選択画面G1<図12(A)参照>を表示させる際に操作される「メニュー」キー12a、入力されたデータの確定を指示する際や前記ペットモードにおける各種機能の選択を行なうためのペットメニュー選択画面G4<図12(E)参照)>を表示させる際に操作される「OK」キー12b、各種設定機能の実行を指示する際に操作される「実行」キー12c等が備えられる。
【0017】
タブレット14は、液晶表示部13の表示画面上に重ねて設けられ、ペンPによりタッチされた位置に応じた電圧信号を発生するもので、このタブレット14から出力されるタッチ位置に応じた電圧信号に基づき、位置検出回路15により表示画面に対応させた座標が検出され、このタッチ位置座標に応じて制御部(CPU)11により操作の内容が判断される。
【0018】
ROM16には、本電子手帳装置の電子回路における、全体の処理(図5参照)を司るシステムプログラムデータが予め記憶されると共に、図6における初期画面表示処理、図7〜図9におけるペットモード処理、図10における登録ペット表示処理、図11における表示処理等、各種の動作モードの処理を司るサブプログラムデータである制御プログラムデータも予め記憶される。
【0019】
図2は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のROM16におけるペットモード処理関係の主要な個別データROMを示す図である。
【0020】
すなわち、ROM16に予め確保されるペットモード処理関係の個別ROMとしては、ペット画像データROM16a、裏ガイダンスデータROM16bが用意される。
【0021】
ペット画像データROM16aには、ペットモードにおいてペットとして登録表示可能な各種キャラクタの画像データや特定のタイミング(時刻)のみに表示される裏キャラクタの画像データが、それぞれ様々な動作表現(食べる,遊ぶ,動く,寝る,喜ぶ,怒る,…等)に対応させたビットマップのデータとして記憶されるもので、例えばハムスター画像ROM16a1,シカ画像ROM16a2、カメ画像ROM16a3等が用意される。
【0022】
裏ガイダンスデータROM16bには、前記特定のタイミング(時刻)のみに表示された裏キャラクタの画像データに基づき、特定の月日のみに表示されるガイダンスデータが記憶される特定日ガイダンスデータROM16b1、日付に応じて表示されるガイダンスデータが記憶される通常日ガイダンスデータROM16b2が用意される。
【0023】
図3は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のRAM17におけるペットモード処理関係の主要なデータメモリの構成を示す図である。
【0024】
RAM17には、表示データメモリ(VRAM)17a、モードデータメモリ17b、現在日付・時刻データメモリ17c、ペット不明度数データメモリ(N)17d、エリアデータメモリ17e、登録ペット状態データメモリ17f、不明ペットデータメモリ17g等が確保される。
【0025】
表示データメモリ(VRAM)17aには、液晶表示部13に表示すべき表示データがビットマップのパターンデータとして記憶される。
【0026】
モードデータメモリ17bには、前記キー入力部12における「メニュー」キー12aの操作に応じて表示されたモード選択画面G1<図12(A)参照>に従って選択設定された、動作モードの種類を示す設定モードデータが記憶される。
【0027】
現在日付・時刻データメモリ17cには、制御部(CPU)11に内蔵されたタイマ回路からの計時信号に基づきカウントされる現在の年月日・時刻データがリアルタイムに更新されて記憶される。
【0028】
ペット不明度数データメモリ17dには、登録されたペットが不明となった場合に、該不明となったペットがみつかるまでに必要なペット探しの回数が、ペットに対するそれまでの世話の回数に反比例する値として記憶される。
【0029】
エリアデータメモリ17eには、前記特定のタイミングにおいて表示される裏のキャラクタ画像に対するペンタッチの有効領域が、表示画面を左右2分割にした「A」又は「B」(図20参照)として記憶される。
【0030】
登録ペット状態データメモリ17fには、当該メモリ17f内の登録ペットの中から選択された1つのペットに対してセットされる「選択フラグ」、登録ペットに対応するペット画像データROM16aのROM番号「ペットNO」、該当ペットに対する世話(エサやり)の回数を示す「パラメータ」、該当ペットに対してユーザにより任意に付けられた「名前(文字コード)」、名前の文字コードに基づき演算算出されたエサの好みを示す「エサコード」、最新のエサやりの日時を示す「世話日時」が記憶される。
【0031】
不明ペットデータメモリ17gには、ペットモードの設定に際し、前記登録ペット状態データメモリ17fにおける「世話日時」が24時間以上経過しているところの登録ペットの状態データが、そのまま登録ペット状態データメモリ17f上から消去され転送されて記憶される。
【0032】
図4は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のRAM17内の登録ペット状態データメモリ17fに記憶されるエサコードの演算算出手順を示す図である。
【0033】
例えばペットモードを選択設定した初期において、飼育の対象となるペットを選択して登録し「名前」を付けると、その名前を構成する個々の文字コードの下2桁が16進数の演算で加算され、その加算結果が8桁の2進数に変換てエサコードとされる。この登録ペットの名前に基づき算出された8桁のエサコードは、それぞれ個々のビットにおいて8種類のエサに対応し、ビット“1”に対応する種類のエサは“好きなエサ”、ビット“0”に対応する種類のエサは“嫌いなエサ”として、ユーザにより付けられた名前によって、登録ペットのエサの好き嫌いの個性が設定される。
【0034】
また、前記通信部21は、通信モードの設定時における通信処理に伴ない、公衆電話回線Nを介して外部情報機器である情報提供メディアサーバS等のホストコンピュータと接続され、制御部(CPU)11からの指令あるは通信先である外部情報機器からの指令に従って各種データの送受信を行ない、例えば前記ペット画像データROM16aに記憶されているペットのキャラクタ画像の種類を、より多く登録可能に設定するためのバージョンアップ処理等が行なわれる。
【0035】
なお、このペットのキャラクタ画像の種類を、より多く登録可能に設定するためのバージョンアップ処理は、前記登録ペット状態データメモリ17fに記憶された「パラメータ」にて管理される世話(エサやり)の回数が所定の回数に到達した際に実行可能となる。
【0036】
次に、前記構成による画像表示装置を搭載した電子手帳装置の動作について説明する。
【0037】
図5は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置の全体処理を示すフローチャートである。
【0038】
キー入力部12の「メニュー」キー12aを操作すると、ペットモード,手帳モード,通信モード等の動作モードを選択設定するためのモードアイコン<図12(A)参照:「ペット」30a・「手帳」30b・「通信」30c・「設定」30d>を配列したモード選択画面G1が液晶表示部13に表示される(ステップS1→S2)。
【0039】
なお、動作モードの新たな選択設定や切り換えが伴う、このモード選択画面G1の表示に際しては、RAM17内の不明ペットデータメモリ17gにみつからないまま残っている不明のペットデータはクリアされる(ステップS3)。
【0040】
前記モード選択画面G1の表示状態において、任意のモードアイコンをペンタッチして選択すると、選択された動作モードが設定され、その設定動作モードに対応する制御処理プログラムが起動され初期画面の表示状態となる(ステップS4→S5,S6→S7,SA)。
【0041】
こうしたモード選択設定処理(ステップS1〜SA)により、ペットモードが選択されて設定されると、対応する初期画面表示処理(図6)を経て、ペットモード処理(図7,図8,図9参照)が起動される(ステップS8→SB)。
【0042】
また、前記モード選択設定処理(ステップS1〜SA)により、手帳モードが選択されて設定されると、対応する初期画面表示処理を経て、手帳モード処理が起動される(ステップS9→S10)。
【0043】
また、前記モード選択設定処理(ステップS1〜SA)により、通信モードが選択されて設定されると、対応する初期画面表示処理を経て、通信モード処理が起動される(ステップS11→S12)。
【0044】
また、前記モード選択設定処理(ステップS1〜SA)により、その他の動作モードが選択されて設定されると、それぞれ対応する初期画面表示処理を経て、対応する動作モード処理が起動される(ステップS11→他の処理)。
【0045】
図6は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置の初期画面表示処理を示すフローチャートである。
【0046】
図7は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)を示すフローチャートである。
【0047】
図8は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その2)を示すフローチャートである。
【0048】
図9は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その3)を示すフローチャートである。
【0049】
図10は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)に伴う登録ペット表示処理を示すフローチャートである。
【0050】
図11は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)に伴う表示処理を示すフローチャートである。
【0051】
<ペットの登録・名前設定・エサやり>
図12は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置によるペットの登録・名前設定に伴う操作表示状態を示す図である。
【0052】
図13は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットに対するエサやりに伴う操作表示状態を示す図である。
【0053】
本電子手帳装置の使い始めにおいて、図12(A)に示すように、キー入力部12の「メニュー」キー12aが操作され、液晶表示部13にモード選択画面G1が表示された状態で(ステップS1〜S3)、図12(B)に示すように、「ペット」アイコン30aがタッチペンPによりタッチされて指定されると、RAM17内のモードデータメモリ17bに対して、ペットモードの設定データが記憶され、図6における初期画面表示処理に移行される(ステップS4〜SA)。
【0054】
この初期画面表示処理において、前記モードデータメモリ17bに記憶された設定モードデータに従ってペットモードが設定されたと判断されると共に、登録ペット状態データメモリ17fにおいてペットの登録は無いと判断されると、ROM16内のペット画像データROM16aにおける1番目のペット画像ROM(ハムスター)16a1に対応して、液晶表示部13に対し、ハムスターの基本キャラクタ画像と名前要求メッセージを表記した名前付け要求画面G2が一定時間表示された後、図12(C)に示すように、文字入力キーを配置した名前入力画面G3が表示される(ステップA1→A2→A3,A4)。
【0055】
この名前入力画面G3の表示状態において、図12(D)に示すように、文字入力キーがペンタッチ操作され、ハムスターの名前が「ハムオ」として入力表示され、図12(E)に示すように、キー入力部12の「OK」キー12bが操作されると、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fの第1登録エリアに対して、入力された名前「ハムオ」が文字コードデータとして登録される(ステップA5→A6)。
【0056】
すると、前記登録された名前「ハムオ」を構成する各文字の16進の文字コードデータに基づき、前記図4(A)で示したように、各文字コードの下2桁の加算値が8桁の2進数に変換され、予め設定された8種類のエサに対し、ビット“1”に対応する種類のエサは“好きなエサ”、ビット“0”に対応する種類のエサは“嫌いなエサ”としたエサコードが演算算出されて、同登録ペット状態データメモリ17fの第1登録エリアに記憶される(ステップA7,A8)。
【0057】
そして、液晶表示部13に対しては、図12(E)に示すように、前記RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fに登録されたペットのキャラクタ画像を一括してアニメーション表示させるための「ライフ」アイコン31a、登録された任意のペットに対してエサを与えるための「世話」アイコン31b、登録された任意のペットにおける世話(エサやり)の回数であるパラメータを表示させるための「パラメータ」アイコン31cを配列してなるペットメニュー選択画面G4が、設定されているペットモードの初期画面として表示される(ステップA9)。
【0058】
このペットメニュー選択画面G4が初期表示された状態で、図7〜図9におけるペットモード処理が起動され(ステップS8→SB)、図13(F)に示すように、「ライフ」アイコン31aがペンタッチされて指定されると、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fに登録されているペット(この場合「ハムスターのハムオ」)が読み出され、液晶表示部13に対し「ハムオ」が破線xで示すように移動する登録ペットライフ画面G5としてアニメーション表示される(ステップB1→B2→BC→BD)。
【0059】
一方、前記ペットメニュー選択画面G4が初期表示された状態で、図13(G)に示すように、「世話」アイコン31bがペンタッチされて指定されると、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fに登録されているペット(この場合「ハムスターのハムオ」)の名前が読み出され、液晶表示部13に対し一覧表示される(ステップB19→B20→BD)。
【0060】
ここで、図13(H)に示すように、液晶表示部13に表示されたペットの名前の中で、エサを与えたいペット名前アイコン(この場合「ハムオ」)がペンタッチされて選択されると、パラメータモードであるか否かが判断され、この場合にはパラメータモードではなく世話モードであると判断され、液晶表示部13に対し、選択されたペット「ハムオ」を対象としたペット世話画面G6が表示される(ステップB10→B11→B12→BD)。
【0061】
このペット世話画面G6では、選択ペットの世話状態を表現するアニメーション表示と、8種類のエサ(ニク,リンゴ,ハッパ,ダイコン,パン,ゴハン,クリ,サカナ)それぞれのアイコン321 ,322 ,323 ,324 ,325 ,326 ,327 ,328 を示す表示とが行なわれる。
【0062】
このペット世話画面G6の表示状態で、例えば図13(I)に示すように、「リンゴ」のエサアイコン322 がペンタッチされて選択されると、登録ペット状態データメモリ17fに「ハムオ」に対応して記憶されているエサコード「011…」のうちで、選択されたエサNO「2」に対応する上位2ビットめのコードデータが読み出され、選択されたエサ「リンゴ」が“好きなエサ(食べる)”であることを示すエサコード“1”か、“嫌いなエサ(食べない)”であることを示すエサコード“0”かが判断される(ステップB21→B22,B23)。
【0063】
この場合、選択されたエサ「リンゴ」のエサNO「2」に対応する上位2ビット目のエサコードは“1”(図4参照)であり、“好きなエサ(食べる)”であると判断され、「ハムオ」が「リンゴ」を喜んで食べているアニメーション表示がペット世話画面G6にて一定時間行なわれる(ステップB23→B24)。
【0064】
すると、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fにおける「ハムオ」のパラメータデータが“+1”されると共に、現在の日時が現在日付・時刻データメモリ17cから読み出され、世話日時として記憶される(ステップB25,B26)。
【0065】
一方、例えば図13(J)に示すように、「サカナ」のエサアイコン328 がペンタッチされて選択されると、選択されたエサ「サカナ」のエサNO「8」に対応する上位8ビット目のエサコードは“0”(図4参照)であり、“嫌いなエサ(食べない)”であると判断され、「ハムオ」が「サカナ」を怒って食べないアニメーション表示がペット世話画面G6にて一定時間行なわれる(ステップB23→B27)。
【0066】
このように、登録するペットに対し、ユーザが「名前」を付けると、この「名前」を構成する文字コードに応じてエサの好みを設定するエサコードが演算されて算出され、対応するペットの世話に伴ないエサを選択した際に、選択されたエサの好き嫌いが前記エサコードに従って判断され、選択されたエサを喜んで食べるペット世話画面G6か、又は怒って食べないペット世話画面G6が表示されるので、ペットに「名前」を付けるユーザによって、ペットの動きの特性に個性を持たせることができる。
【0067】
<ペットのパラメータ表示>
図14は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5への操作表示状態を示す図である。
【0068】
図15は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5からのパラメータ呼び出しに伴う操作表示状態(その1)を示す図である。
【0069】
図16は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5からのパラメータ呼び出しに伴う操作表示状態(その2)を示す図である。
【0070】
例えばRAM17内の登録ペット状態データメモリ17fにおいて、ペット画像データROM16aに予め記憶されている「ハムスター」及び「シカ」が登録された状態で、図14(A)に示すように、キー入力部12の「メニュー」キー12aが操作されて液晶表示部13に対しモード選択画面G1が表示され(ステップS1〜S3)、このモード選択画面G1において、図14(B)に示すように、「ペット」アイコン30aがペンタッチされて指定されることで、液晶表示部13にペットメニュー選択画面G4が表示され(ステップS4〜SA)、そして、このペットメニュー選択画面G4において、図14(C)に示すように、「ライフ」アイコン31aがペンタッチされて選択されると、前記登録されているペット(この場合「ハムスターのハムオ」「シカのシカすけ」)のキャラクタ画像がペット画像データROM16aより読み出され、液晶表示部13に対し「ハムオ」「シカすけ」が破線x1 ,x2 で示すように移動する登録ペットライフ画面G5としてアニメーション表示される(ステップB1→B2→BC→BD)。
【0071】
この登録ペットライフ画面G5の表示状態において、図14(D)に示すように、アニメーション表示されている任意の種類のペット、例えば「ハムオ」のキャラクタ画像Hが、図15(E)に示すように、ペンタッチされて選択されると、選択されたペット「ハムオ」に対応する登録ペット状態データメモリ17fの選択フラグがセットされ、当該選択ペット「ハムオ」が遊んでいるアニメーション表示が行なわれる(ステップB3→B4,B5→BD)。
【0072】
こうして、登録ペット状態データメモリ17fにおける登録ペットの中から1つの種類のペットが選択されて遊び表示された状態で、図15(F)に示すように、キー入力部12の「OK」キー12bが操作されると、液晶表示部13に対し、「ライフ」「世話」「パラメータ」の各アイコン31a〜31cを配列したペットメニュー選択画面G4が表示され(ステップB14→B15→B16)、このペットメニュー選択画面G4において、図15(G)に示すように、「パラメータ」アイコン31cがペンタッチされて選択されると、登録ペット状態データメモリ17fにおいて選択フラグがセットされている登録ペットが有るか否か判断される(ステップB6→B7)。
【0073】
この場合、登録ペット状態データメモリ17fでは、ハムスター「ハムオ」の選択フラグがセットされていると判断され、当該選択フラグがセットされているペット「ハムオ」に対応して記憶されているパラメータが読み出され、液晶表示部13に対しペットパラメータ画面G7として表示される(ステップB7→B8→BD)。
【0074】
一方、前記図14(A)〜図14(C)で示した場合と同様に、図16(A)及び図16(B)に示すように、ペットメニュー選択画面G4から「ライフ」アイコン31aが選択されて、登録ペット状態データメモリ17fに登録されている「ハムオ」及び「シカすけ」の登録ペットライフ画面G5が表示された状態で(ステップB1→B2→BC→BD)、ユーザにより任意の1種類のペットのキャラクタ画像の選択が行なわれないままに、図16(C)に示すように、「OK」キー12bが操作されてペットメニュー選択画面G4が表示され(ステップB14→B15→B16)、このペットメニュー選択画面G4において、図16(D)に示すように、「パラメータ」アイコン31cがペンタッチされて選択されると、登録ペット状態データメモリ17fでは、フラグがセットされているペットはないと判断され、液晶表示部13に対し、登録されている全てのペットの名前(この場合「ハムオ」「シカすけ」)が一覧表示される(ステップB6→B7→B9→BD)。
【0075】
こうして、前記ペットメニュー選択画面G4における「パラメータ」アイコン31cの選択により、登録ペット名の一覧表示が行なわれた状態で、図16(E)に示すように、パラメータを確認したい任意のペット、例えば「ハムオ」がペンタッチされて選択されると、パラメータモードであることが判断され、選択されたペット「ハムオ」のパラメータが登録ペット状態データメモリ17fから読み出され、液晶表示部13に対しペットパラメータ画面G7として表示される(ステップB10→B11→B13→BD)。
【0076】
このように、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fにおいて登録されているペットの中から任意のペットについてのパラメータを確認したい場合に、予め登録ペットライフ画面G5上で任意のペットが選択されて遊び表示が行なわれ、選択フラグがセットされている状態では、ペットメニュー選択画面G4において「パラメータ」アイコン31cが選択されると、前記選択フラグのセットされた登録ペットのパラメータが直ちに読み出されてペットパラメータ画面G7として表示され「図14(A)〜図15(G)参照」、また、前記登録ペットライフ画面G5上で任意のペットが選択されてなく選択フラグがセットされてない状態では、ペットメニュー選択画面G4において「パラメータ」アイコン31cが選択されると、まず、登録ペット名の一覧表示が行なわれ、このペット名一覧表示の中から任意のペット名が選択されると、対応する登録ペットのパラメータが読み出されてペットパラメータ画面G7として表示される「図16(A)〜図16(E)参照」ので、パラメータモードにあって任意のペットのパラメータを表示させる際には、ライフモードにおいて任意のペットが予め選択されているか否かに応じて、予め選択されたペットパラメータを優先表示するか、新たに何れかのペットを選択してパラメータ表示するかの、2通りの手順でペットパラメータを表示することができる。
【0077】
<ペットの不明・探索>
図17は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットの世話状態に基づくペット不明の操作表示状態を示す図である。
【0078】
図18は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による不明ペットの探索に伴う操作表示状態を示す図である。
【0079】
例えば図17(A)に示すように、ハムスターの「ハムオ」のペット世話画面G6において、「リンゴ」のエサアイコン322 がペンタッチされて選択され、登録ペット状態データメモリ17fの「ハムオ」に対応するエサコードに基づき、“好きなエサ(食べる)”であると判断され、リンゴを喜んで食べる「ハムオ」が表示されて対応するパラメータデータが“+1”されると共に、現在の日時が最終世話日時として記憶された状態で(ステップB21〜B26)、図17(B)に示すように、ペットモードが終了されて24h(時間)以上経過した後に、図17(C)に示すように、キー入力部12の「メニュー」キー12aが操作されてモード選択画面G1が表示され(ステップS1〜S3)、このモード選択画面G1において、新たに「ペット」アイコン30aがペンタッチされて選択されペットモードに設定され(ステップS4〜SA)、図6における初期画面表示処理に移行されると、登録ペット状態データメモリ17fにおいて登録ペット有りと判断されることで、当該登録ペットに対応して記憶された最終の世話日時と現在日付・時刻データメモリ17cから読み出された現在の日時とが比較され、現在日時が登録ペットの最終世話日時から24h以上経過したか否か判断される(ステップA1→A2→A10,A11)。
【0080】
ここで、登録ペット状態データメモリ17fにおける登録ペットのそれぞれ(この場合「ハムオ」のみ)に対応して記憶された各最終の世話日時と現在日付・時刻データメモリ17cから読み出された現在の日時との比較により、該最終世話日時から現在日時まで24h以上経過している登録ペット「ハムオ」が有ると判断されると、この最終世話日時から24h以上経過した登録ペット「ハムオ」の状態データが、登録ペット状態データメモリ17fから不明ペットデータメモリ17gに対して転送移動されて記憶される(ステップA11→A12)。
【0081】
すると、前記不明ペットデータメモリ17gに移動された登録ペットのパラメータを“10”から減算した値、つまり、登録ペットに対するそれまでのエサやりの回数を“10”から減算した値が、不明ペット「ハムオ」がみつかるまでに必要なペット探しの回数Nとして算出され、ペット不明度数データメモリ17dに記憶される(ステップA13)。
【0082】
そして、液晶表示部13に対しては、図17(D)に示すように、不明ペットを探索するための「探す」アイコン31dが追加されたペットメニュー選択画面G4が、不明ペットの生じたペットモードの初期画面として表示される(ステップA14)。
【0083】
このように、例えば登録ペットの「ハムオ」が不明ペットとして不明ペットデータメモリ17gに移動され、「探す」アイコン31dが追加されたペットメニュー選択画面G4が表示された状態で、図17(E)に示すように、このペットメニュー選択画面G4における「ライフ」アイコン31aがペンタッチされて選択されると、液晶表示部13に対し、登録ペット「ハムオ」が不明となり存在しない状態の登録ペットライフ画面G5が表示される(ステップB1→B2→BC→BD)。
【0084】
こうして、不明ペットの生じた登録ペットライフ画面G5の表示状態において、図18(F)に示すように、キー入力部12の「OK」キー12bが操作されると、「ライフ」「世話」「パラメータ」の各アイコン31a〜31cが配列されたペットメニュー選択画面G4が表示されると共に、不明ペットデータメモリ17gにおいて不明ペット「ハムオ」の状態データが移動されて記憶されていることで、不明ペットデータ有りと判断され、前記ペットメニュー選択画面G4に対して「探す」アイコン31dが追加されて表示される(ステップB14→B15→B16,B17→B18→BD)。
【0085】
そして、図18(G)に示すように、前記ペットメニュー選択画面G4における「探す」アイコン31dがペンタッチされて選択されると、ペット不明度数データメモリ17dに記憶されているペット探しの必要回数Nが“−1”され、「N=0」に到達したか否か判断される(ステップB28→B29,B30)。
【0086】
ここで、例えば前記ペット不明度数データメモリ17dに記憶されているペット探しの必要回数Nが“1”であり、「N=0」に到達してないと判断されると、不明ペット「ハムオ」の後ろ姿及び不明メッセージ「みつかりません」からなるペット不明画面G8が、ペット画像データROM16aから読み出されて液晶表示部13に対し一定時間表示された後、図18(H)に示すように、「探す」アイコン31dの追加されたペットメニュー選択画面G4が再表示される(ステップB30→B34→A14)。
【0087】
そしてさらに、前記再表示されたペットメニュー選択画面G4において、図18(I)に示すように、「探す」アイコン31dがペンタッチされて選択されるのに伴ない、前記ペット不明度数データメモリ17dに記憶されているペット探しの必要回数Nが“−1”されて「N=0」に到達したと判断されると、不明ペットデータメモリ17gに記憶されている不明ペット「ハムオ」の状態データが登録ペット状態データメモリ17fに対して転送移動されて戻される(ステップB28→B29,B30→B31)。
【0088】
すると、不明であった登録ペット「ハムオ」のやつれた姿及び発見メッセージ「みつかりました」からなるペット発見画面G9が、ペット画像データROM16aから読み出されて液晶表示部13に対し一定時間表示された後、図18(J)に示すように、当該登録ペットのアニメーション表示が破線xで示すように行なわれる(ステップB32,B33→BD)。
【0089】
一方、前記ペットモードでの不明ペットが生じたままの状態で、一旦ペットモードが終了され、この後、新たに「メニュー」キー12aが操作されてモード選択画面G1が液晶表示部13に表示された際には、不明ペットデータメモリ17gに記憶されている不明ペットの状態データはクリアされ、当該ペットを新たに登録しない限り登録ペットとして復帰されなくなる(ステップS1〜S3)。
【0090】
このように、登録ペットが有る状態でペットモードが選択設定された際に、登録ペット状態データメモリ17fに記憶されている登録ペットの中で、最終世話日時から24h以上経過している登録ペットがある場合には、当該登録ペットの状態データは不明ペットデータメモリ17gに対して移動され、登録ペットライフ画面G5やペット世話画面G6、ペットパラメータ画面G7においてペット表示されなくなる。これと共に、ペットメニュー選択画面G4には「探す」アイコン31dが追加表示され、該「探す」アイコン31dがペンタッチされて選択されると、ペット不明度数データメモリ17dに当該ペットに対するそれまでの世話の回数に反比例する値として記憶されているペット探しの必要回数Nが、前記「探す」アイコン31dの選択毎に減算され、「N=0」に到達しない状態では、ペット不明画面G8として不明表示され、「N=0」に到達した際には、不明ペットの状態データが登録ペット状態データメモリ17fに戻されてペット発見画面G9として発見表示され、前記登録ペットライフ画面G5やペット世話画面G6、ペットパラメータ画面G7において対象表示可能となるので、長時間世話をしないと不明になったり、過去の世話の実績に応じて発見のし易さが設定される等、より現実に即したペットの飼育状態を表現できるようになる。
【0091】
<裏キャラクタ画像・ガイダンス表示>
図19は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペット表示処理に伴う時刻に応じた操作表示状態を示す図である。
【0092】
図20は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による裏キャラクタ画像の表示に基づきガイダンス表示する際の操作表示状態を示す図である。
【0093】
図19(A)に示すように、キー入力部12の「メニュー」キー12aが操作されて液晶表示部13にモード選択画面G1が表示され(ステップS1〜S3)、このモード選択画面G1において、図19(B)に示すように、「ペット」アイコン30aがペンタッチ選択されてペットメニュー選択画面G4が表示されてペットモード処理が起動され(ステップS4〜SA→S8→SB)、このペットメニュー選択画面G4において、図19(C)に示すように、例えば現在時刻「13:59」において「ライフ」アイコン31aがペンタッチされて選択されると、登録ペット状態データメモリ17fに登録されているペットに対応するキャラクタ画像が、ペット画像データROM16aから読み出され、登録ペットライフ画面G5としてアニメーション表示される(ステップB1→B2→BC)。
【0094】
この場合、図10における登録ペット表示処理において、現在日付・時刻データメモリ17cから読み出される現在時刻が「13:59」であり、「9:00〜17:00」の昼間の範囲であると判断されると、「太陽」のキャラクタ画像が付加された登録ペットライフ画面G5が表示される(ステップC1→C2)。
【0095】
また、図19(D)に示すように、例えば現在日付・時刻データメモリ17cから読み出される現在時刻が「20:35」であり、「19:00〜4:00」の夜の範囲であると判断されると、「月」のキャラクタ画像が付加された登録ペットライフ画面G5が表示される(ステップC3→C4)。
【0096】
また、それ以外の時間帯では、単に登録ペットに対応するキャラクタ画像が読み出されてアニメーション表示される通常の登録ペットライフ画面G5が表示される(ステップC5)。
【0097】
そして、図19(E)に示すように、現在時刻「14:00」において、前記ペットメニュー選択画面G4の「ライフ」アイコン31aがペンタッチされて選択され(ステップB1→B2→BC(C1→C2))、「太陽」のキャラクタ画像が付加された登録ペットライフ画面G5が表示された際の表示処理(ステップBD)では、図11における表示処理において、ライフモードでの登録ペットの表示中であると判断されると共に、現在時刻の「14:00」は分データが“00”であると判断されることで、当該登録ペットライフ画面G5に対してペット画像データROM16aに記憶されている「カメ」のキャラクタ画像が読み出されて一定時間追加され、各ペットのキャラクタ画像が破線x1 〜x3 に示すように移動表示されてアニメーション表示される(ステップD1→D2→D3,D4)。
【0098】
この際、前記「カメ」が裏のキャラクタ画像として追加表示された登録ペットライフ画面G5では、該裏キャラクタ画像に対する指定有効領域が左半分のA領域又は右半分のB領域の何れかに設定され、その有効領域データ「A」又は「B」はRAM17内のエリアデータメモリ17eにて設定されている。
【0099】
例えば図20(F)に示すように、現在の日付が「7月20日」である場合に、裏のキャラクタ画像である「カメ」Kが、前記エリアデータメモリ17eにおいて設定された有効領域「A」内に移動表示された登録ペットライフ画面G5において(ステップB1→B2→BC→BD(D1〜D4))、図20(G)に示すように、「カメ」Kの裏キャラクタ画像がペンタッチされて選択されると、当該「カメ」Kのタッチ位置が有効エリア「A」内であると判断されると共に、現在の日付「7月20日」がROM16内の特定日ガイダンスデータROM16b1に予め記憶されている特定日(月/日)と一致すると判断され、当該特定日「7月20日」に対応するガイダンスデータ「きょうは海の日だよ海にいこー!」が読み出され、特定日ガイダンス画面G10として液晶表示部13に表示される(ステップB35→B36→B37→B38)。
【0100】
一方、前記有効領域「A」内の「カメ」Kをタッチ選択した際に、現在の日付がROM16内の通常日ガイダンスデータROM16b2に予め記憶されている通常日(日付)と一致すると判断された場合には、当該通常日に対応するガイダンスデータが読み出され、通常日ガイダンス画面として液晶表示部13に表示される(B35→B36→B37→B39)。
【0101】
この後、図20(H)に示すように、キー入力部12における「OK」キー12bが操作されると、エリアデータメモリ17eに設定されている有効エリアデータが「A」→「B」又は「B」→「A」に切り換え設定され、通常の登録ペット一覧表示画面となる(ステップB40→B41→B42→BD)。
【0102】
一方、例えば図20(I)に示すように、現在の日付・時刻が「7月20日」「15:00」である場合に、裏のキャラクタ画像である「カメ」Kが、前記エリアデータメモリ17eにおいて切り換え設定された有効領域「B」外に移動表示された登録ペットライフ画面G5において(ステップB1→B2→BC→BD(D1〜D4))、図20(J)に示すように、当該有効領域「B」外にある「カメ」Kの裏キャラクタ画像がペンタッチされて選択された場合には、その特定日「7月20日」に対応するガイダンス表示は行なわれず、通常の登録ペット一覧表示画面となる(ステップB35→B36→B42→BD)。
【0103】
このように、登録ペット状態データメモリ17fに記憶された登録ペットの一覧をアニメーション表示して示す登録ペットライフ画面G5の表示に際し、現在時刻に応じて「太陽」や「月」のキャラクタ画像が付加されて表示されると共に、毎時丁度の“00”分においては、さらに、裏のキャラクタ画像である「カメ」も一定時間追加されてアニメーション表示され、この「カメ」がエリアデータメモリ17eにて切り換え設定される有効領域「A」又は「B」内に移動した際にペンタッチされて指定されると、当日の日付が裏ガイダンスデータROM16bに予め記憶された特定の月/日又は通常の日付の何れに一致するか判断され、特定日に一致する場合には、特定日対応のガイダンスデータが特定日ガイダンス画面G10として表示され、それ以外の通常日に一致する場合には、通常日対応のガイダンスデータが通常日ガイダンス画面として表示されるので、ユーザにおいて、登録ペットライフ画面G5の表示操作を同様に行なった場合でも、その時間や日付に応じて異なる画面表示が行なわれ、ゲームの流れに予想できない面白みを付加できるようになる。
【0104】
したがって、前記構成の画像表示装置によれば、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fにおいて登録されたペットが有る状態でペットモードが選択設定された際に、当該登録ペット状態データメモリ17fに記憶されている登録ペットの中で、最終世話日時から24h以上経過している登録ペットがある場合には、当該登録ペットの状態データは不明ペットデータメモリ17gに対して移動され、登録ペットライフ画面G5やペット世話画面G6、ペットパラメータ画面G7においてペット表示されなくなる。これと共に、ペットメニュー選択画面G4には「探す」アイコン31dが追加表示され、該「探す」アイコン31dがペンタッチされて選択されると、ペット不明度数データメモリ17dに当該ペットに対するそれまでの世話の回数に反比例する値として記憶されているペット探しの必要回数Nが、前記「探す」アイコン31dの選択毎に減算され、「N=0」に到達しない状態では、ペット不明画面G8として不明表示され、「N=0」に到達した際には、前記不明ペットデータメモリ17gに移動された不明ペットの状態データが登録ペット状態データメモリ17fに戻されてペット発見画面G9として発見表示され、前記登録ペットライフ画面G5やペット世話画面G6、ペットパラメータ画面G7において対象表示可能となるので、長時間世話をしないと不明になったり、過去の世話の実績に応じて発見のし易さが設定される等、より現実に即したペットの飼育状態を表現できるようになる。
【0105】
なお、前記実施形態において記載した手法、すなわち図5のフローチャートに示す全体処理、図6のフローチャートに示す初期画面表示処理、図7,図8,図9のフローチャートに示すペットモード処理、図10のフローチャートに示す登録ペット表示処理、図11のフローチャートに示す表示処理等の各手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体20に格納して配布することができる。そして、コンピュータは、この外部記録媒体20に記録されたプログラムを記録媒体読み取り部19によって読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明したペット飼育表示機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【図1】本発明の実施形態に係わる画像表示装置を搭載した電子手帳装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のROMにおけるペットモード処理関係の主要な個別データROMを示す図。
【図3】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のRAMにおけるペットモード処理関係の主要なデータメモリの構成を示す図。
【図4】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のRAM内の登録ペット状態データメモリに記憶されるエサコードの演算算出手順を示す図。
【図5】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置の全体処理を示すフローチャート。
【図6】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置の初期画面表示処理を示すフローチャート。
【図7】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)を示すフローチャート。
【図8】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その2)を示すフローチャート。
【図9】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その3)を示すフローチャート。
【図10】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)に伴う登録ペット表示処理を示すフローチャート。
【図11】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)に伴う表示処理を示すフローチャート。
【図12】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置によるペットの登録・名前設定に伴う操作表示状態を示す図。
【図13】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットに対するエサやりに伴う操作表示状態を示す図。
【図14】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5への操作表示状態を示す図。
【図15】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5からのパラメータ呼び出しに伴う操作表示状態(その1)を示す図。
【図16】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5からのパラメータ呼び出しに伴う操作表示状態(その2)を示す図。
【図17】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットの世話状態に基づくペット不明の操作表示状態を示す図。
【図18】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による不明ペットの探索に伴う操作表示状態を示す図。
【図19】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペット表示処理に伴う時刻に応じた操作表示状態を示す図。
【図20】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による裏キャラクタ画像の表示に基づきガイダンス表示する際の操作表示状態を示す図。
【符号の説明】
【0107】
11 …制御部(CPU)、
12 …キー入力部、
13 …液晶表示部、
14 …タブレット、
16a…ペット画像データROM、
16b…裏ガイダンスデータROM、
17a…表示データメモリ、
17b…モードデータメモリ、
17c…現在日付・時刻データメモリ、
17d…ペット不明度数(N)データメモリ、
17e…エリアデータメモリ、
17f…登録ペット状態データメモリ、
17g…不明ペットデータメモリ、
19 …記録媒体読み取り部、
20 …記録媒体、
21 …通信部、
G1 …モード選択画面、
30a…「ペット」アイコン、
30c…「通信」アイコン、
G2 …名前付け要求画面、
G3…名前入力画面、
G4 …ペットメニュー選択画面、
31a…「ライフ」アイコン、
31b…「世話」アイコン、
31c…「パラメータ」アイコン、
31d…「探す」アイコン、
G5 …登録ペットライフ画面、
G6 …ペット世話画面、
321 〜328 …エサアイコン、
G7 …ペットパラメータ画面、
G8 …ペット不明画面、
G9 …ペット発見画面、
G10…特定日ガイダンス画面、
A,B…裏ペット画像のタッチ有効領域。
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示制御装置、画像表示制御方法及び画像表示処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子機器において、例えば動物等のキャラクタを表示する画像表示装置にあって、その表示するキャラクタ画像を動かしたり変化させたりするのは、通常、キー入力部からの複数のキー入力操作に応じて行なわれる。
【0003】
すなわち、前記キャラクタ画像として、例えば犬を表示する場合に、上下左右を示すカーソルキーを選択的に操作することにより、それぞれの方向に犬の移動表示等が行なえる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の画像表示装置では、単にキー操作に応じて表示するキャラクタ画像を変化させたり動かしたりするだけであり、その変化や動きの内容は、例えばカーソルキーの操作方向にキャラクタ画像の移動表示等が成されるだけであるため、例えば犬等の被表示キャラクタ画像を、ユーザによる現実的な感覚の世話により飼育し、成長させたりして表示することはできず、面白みに欠けるものである。
【0005】
そこで、最近の画像表示装置では、キャラクタ画像となる生物に餌等の成長要素を与える世話をし、この世話の状態に応じてキャラクタ画像の表示を変化させるものも考えられている。
【0006】
そして、このような世話の状態に応じてキャラクタ画像の表示を変化させる画像表示装置にあっても、世話の状態に応じて単にキャラクタ画像を成長表示あるいは衰退表示させるだけでなく、より現実的で面白みのあるキャラクタ画像の変化表示を行なうことが望まれている。
【0007】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、生物に対する世話を行わないと家出をし、その後、一生懸命に探すと家出した生物が戻って来るという現実の生物に対する世話の場合と同様の、世話の表示形態とすることが可能になる画像表示制御装置、画像表示制御方法及び画像表示処理プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明に係わる画像表示制御装置は、生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段と、
この世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索操作手段と、
この探索操作手段の操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、当該操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする。
また、本発明に係わる別な画像表示制御装置は、
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段と、
この世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索アイコンを前記表示部に表示させるように制御するアイコン表示制御手段と、
このアイコン表示制御手段の制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
すなわち、請求項1、5、7および9記載の発明によれば、表示部に表示された生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、表示部に表示されている生物画像を表示部に非表示状態となるように制御することができる一方で、この制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索操作手段の操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、当該操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、現在非表示状態となっている生物画像を表示部に再表示させるように制御することができる。このために、長時間、生物に対する世話を行わないと家出をし、その後、一生懸命に探すと家出した生物が戻って来るという、現実の生物に対する世話の場合と同様の、世話の表示形態とすることが可能になる
また、請求項2および6記載の発明によれば、請求項1、5、7および9記載の画像表示制御装置の効果に加えて、更に、非表示状態から表示状態となった生物画像と併せて、その探索結果を表示部に表示させることができる。
また、請求項3、8および10記載の発明によれば、表示部に表示された生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、表示部に表示されている生物画像を表示部に非表示状態となるように制御することができる一方で、この制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索アイコンを表示部に表示させたあとに、この制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、現在非表示状態となっている生物画像を表示部に再表示させるように制御することができる。このために、長時間、生物に対する世話を行わないと家出をし、その後、一生懸命に探すと家出した生物が戻って来るという、現実の生物に対する世話の場合と同様の、世話の表示形態とすることが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の画像表示制御装置の効果に加えて、更に、表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数に未だなっていないことが判別されると、現在非表示状態となっている生物画像を表示部に非表示状態のままとなるように制御することができる。このために、更なる探索操作を行わなければ、家出をした生物画像が戻ってこないということが理解可能となる。
【0010】
よって、本発明によれば、例えば世話の状態に応じて単にキャラクタ画像の変化表示を行なうだけでなく、より現実的で面白みのある表現形態で画像表示を行なうことが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
図1は本発明の実施形態に係わる画像表示装置を搭載した電子手帳装置の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0013】
この電子手帳装置は、使用者が携帯可能な大きさ及び形状となっており、この装置の本体内部には、コンピュータ等からなる制御部(CPU)11が備えられる。
【0014】
制御部(CPU)11は、キー入力部12から入力されるキー入力データや、液晶表示部13の表示画面上に重ねて設けられたタブレット14から位置検出回路15を介して入力されるタッチペンPによるタッチ位置データに応じて、ROM16に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、あるいは外部記録媒体20に予め記憶されている手帳装置制御用プログラムを記録媒体読み取り部19により読み取らせて起動させ、あるいは通信部21により受信されるプログラムを起動させ、RAM17をワークメモリとして回路各部の動作制御を行なうものである。
【0015】
この制御部(CPU)11には、前記キー入力部12、液晶表示部13、タブレット14、位置検出回路15、ROM16、RAM17、記録媒体読み取り部19、通信部21が接続される他、前記液晶表示部13は表示駆動回路18を介して接続される。
【0016】
キー入力部12には、予め記憶されたキャラクタ画像(ハムスター・シカ等)をペットとして飼育・表示を行なうためのペットモード、メモデータ,電話番号データ,スケジュールデータ等の手帳データの入力・検索・表示を行なうための手帳モード、公衆電話回線等を介した外部情報機器との通信処理を行なうための通信モード等、各種動作モードをメニューにしたモード選択画面G1<図12(A)参照>を表示させる際に操作される「メニュー」キー12a、入力されたデータの確定を指示する際や前記ペットモードにおける各種機能の選択を行なうためのペットメニュー選択画面G4<図12(E)参照)>を表示させる際に操作される「OK」キー12b、各種設定機能の実行を指示する際に操作される「実行」キー12c等が備えられる。
【0017】
タブレット14は、液晶表示部13の表示画面上に重ねて設けられ、ペンPによりタッチされた位置に応じた電圧信号を発生するもので、このタブレット14から出力されるタッチ位置に応じた電圧信号に基づき、位置検出回路15により表示画面に対応させた座標が検出され、このタッチ位置座標に応じて制御部(CPU)11により操作の内容が判断される。
【0018】
ROM16には、本電子手帳装置の電子回路における、全体の処理(図5参照)を司るシステムプログラムデータが予め記憶されると共に、図6における初期画面表示処理、図7〜図9におけるペットモード処理、図10における登録ペット表示処理、図11における表示処理等、各種の動作モードの処理を司るサブプログラムデータである制御プログラムデータも予め記憶される。
【0019】
図2は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のROM16におけるペットモード処理関係の主要な個別データROMを示す図である。
【0020】
すなわち、ROM16に予め確保されるペットモード処理関係の個別ROMとしては、ペット画像データROM16a、裏ガイダンスデータROM16bが用意される。
【0021】
ペット画像データROM16aには、ペットモードにおいてペットとして登録表示可能な各種キャラクタの画像データや特定のタイミング(時刻)のみに表示される裏キャラクタの画像データが、それぞれ様々な動作表現(食べる,遊ぶ,動く,寝る,喜ぶ,怒る,…等)に対応させたビットマップのデータとして記憶されるもので、例えばハムスター画像ROM16a1,シカ画像ROM16a2、カメ画像ROM16a3等が用意される。
【0022】
裏ガイダンスデータROM16bには、前記特定のタイミング(時刻)のみに表示された裏キャラクタの画像データに基づき、特定の月日のみに表示されるガイダンスデータが記憶される特定日ガイダンスデータROM16b1、日付に応じて表示されるガイダンスデータが記憶される通常日ガイダンスデータROM16b2が用意される。
【0023】
図3は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のRAM17におけるペットモード処理関係の主要なデータメモリの構成を示す図である。
【0024】
RAM17には、表示データメモリ(VRAM)17a、モードデータメモリ17b、現在日付・時刻データメモリ17c、ペット不明度数データメモリ(N)17d、エリアデータメモリ17e、登録ペット状態データメモリ17f、不明ペットデータメモリ17g等が確保される。
【0025】
表示データメモリ(VRAM)17aには、液晶表示部13に表示すべき表示データがビットマップのパターンデータとして記憶される。
【0026】
モードデータメモリ17bには、前記キー入力部12における「メニュー」キー12aの操作に応じて表示されたモード選択画面G1<図12(A)参照>に従って選択設定された、動作モードの種類を示す設定モードデータが記憶される。
【0027】
現在日付・時刻データメモリ17cには、制御部(CPU)11に内蔵されたタイマ回路からの計時信号に基づきカウントされる現在の年月日・時刻データがリアルタイムに更新されて記憶される。
【0028】
ペット不明度数データメモリ17dには、登録されたペットが不明となった場合に、該不明となったペットがみつかるまでに必要なペット探しの回数が、ペットに対するそれまでの世話の回数に反比例する値として記憶される。
【0029】
エリアデータメモリ17eには、前記特定のタイミングにおいて表示される裏のキャラクタ画像に対するペンタッチの有効領域が、表示画面を左右2分割にした「A」又は「B」(図20参照)として記憶される。
【0030】
登録ペット状態データメモリ17fには、当該メモリ17f内の登録ペットの中から選択された1つのペットに対してセットされる「選択フラグ」、登録ペットに対応するペット画像データROM16aのROM番号「ペットNO」、該当ペットに対する世話(エサやり)の回数を示す「パラメータ」、該当ペットに対してユーザにより任意に付けられた「名前(文字コード)」、名前の文字コードに基づき演算算出されたエサの好みを示す「エサコード」、最新のエサやりの日時を示す「世話日時」が記憶される。
【0031】
不明ペットデータメモリ17gには、ペットモードの設定に際し、前記登録ペット状態データメモリ17fにおける「世話日時」が24時間以上経過しているところの登録ペットの状態データが、そのまま登録ペット状態データメモリ17f上から消去され転送されて記憶される。
【0032】
図4は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のRAM17内の登録ペット状態データメモリ17fに記憶されるエサコードの演算算出手順を示す図である。
【0033】
例えばペットモードを選択設定した初期において、飼育の対象となるペットを選択して登録し「名前」を付けると、その名前を構成する個々の文字コードの下2桁が16進数の演算で加算され、その加算結果が8桁の2進数に変換てエサコードとされる。この登録ペットの名前に基づき算出された8桁のエサコードは、それぞれ個々のビットにおいて8種類のエサに対応し、ビット“1”に対応する種類のエサは“好きなエサ”、ビット“0”に対応する種類のエサは“嫌いなエサ”として、ユーザにより付けられた名前によって、登録ペットのエサの好き嫌いの個性が設定される。
【0034】
また、前記通信部21は、通信モードの設定時における通信処理に伴ない、公衆電話回線Nを介して外部情報機器である情報提供メディアサーバS等のホストコンピュータと接続され、制御部(CPU)11からの指令あるは通信先である外部情報機器からの指令に従って各種データの送受信を行ない、例えば前記ペット画像データROM16aに記憶されているペットのキャラクタ画像の種類を、より多く登録可能に設定するためのバージョンアップ処理等が行なわれる。
【0035】
なお、このペットのキャラクタ画像の種類を、より多く登録可能に設定するためのバージョンアップ処理は、前記登録ペット状態データメモリ17fに記憶された「パラメータ」にて管理される世話(エサやり)の回数が所定の回数に到達した際に実行可能となる。
【0036】
次に、前記構成による画像表示装置を搭載した電子手帳装置の動作について説明する。
【0037】
図5は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置の全体処理を示すフローチャートである。
【0038】
キー入力部12の「メニュー」キー12aを操作すると、ペットモード,手帳モード,通信モード等の動作モードを選択設定するためのモードアイコン<図12(A)参照:「ペット」30a・「手帳」30b・「通信」30c・「設定」30d>を配列したモード選択画面G1が液晶表示部13に表示される(ステップS1→S2)。
【0039】
なお、動作モードの新たな選択設定や切り換えが伴う、このモード選択画面G1の表示に際しては、RAM17内の不明ペットデータメモリ17gにみつからないまま残っている不明のペットデータはクリアされる(ステップS3)。
【0040】
前記モード選択画面G1の表示状態において、任意のモードアイコンをペンタッチして選択すると、選択された動作モードが設定され、その設定動作モードに対応する制御処理プログラムが起動され初期画面の表示状態となる(ステップS4→S5,S6→S7,SA)。
【0041】
こうしたモード選択設定処理(ステップS1〜SA)により、ペットモードが選択されて設定されると、対応する初期画面表示処理(図6)を経て、ペットモード処理(図7,図8,図9参照)が起動される(ステップS8→SB)。
【0042】
また、前記モード選択設定処理(ステップS1〜SA)により、手帳モードが選択されて設定されると、対応する初期画面表示処理を経て、手帳モード処理が起動される(ステップS9→S10)。
【0043】
また、前記モード選択設定処理(ステップS1〜SA)により、通信モードが選択されて設定されると、対応する初期画面表示処理を経て、通信モード処理が起動される(ステップS11→S12)。
【0044】
また、前記モード選択設定処理(ステップS1〜SA)により、その他の動作モードが選択されて設定されると、それぞれ対応する初期画面表示処理を経て、対応する動作モード処理が起動される(ステップS11→他の処理)。
【0045】
図6は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置の初期画面表示処理を示すフローチャートである。
【0046】
図7は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)を示すフローチャートである。
【0047】
図8は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その2)を示すフローチャートである。
【0048】
図9は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その3)を示すフローチャートである。
【0049】
図10は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)に伴う登録ペット表示処理を示すフローチャートである。
【0050】
図11は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)に伴う表示処理を示すフローチャートである。
【0051】
<ペットの登録・名前設定・エサやり>
図12は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置によるペットの登録・名前設定に伴う操作表示状態を示す図である。
【0052】
図13は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットに対するエサやりに伴う操作表示状態を示す図である。
【0053】
本電子手帳装置の使い始めにおいて、図12(A)に示すように、キー入力部12の「メニュー」キー12aが操作され、液晶表示部13にモード選択画面G1が表示された状態で(ステップS1〜S3)、図12(B)に示すように、「ペット」アイコン30aがタッチペンPによりタッチされて指定されると、RAM17内のモードデータメモリ17bに対して、ペットモードの設定データが記憶され、図6における初期画面表示処理に移行される(ステップS4〜SA)。
【0054】
この初期画面表示処理において、前記モードデータメモリ17bに記憶された設定モードデータに従ってペットモードが設定されたと判断されると共に、登録ペット状態データメモリ17fにおいてペットの登録は無いと判断されると、ROM16内のペット画像データROM16aにおける1番目のペット画像ROM(ハムスター)16a1に対応して、液晶表示部13に対し、ハムスターの基本キャラクタ画像と名前要求メッセージを表記した名前付け要求画面G2が一定時間表示された後、図12(C)に示すように、文字入力キーを配置した名前入力画面G3が表示される(ステップA1→A2→A3,A4)。
【0055】
この名前入力画面G3の表示状態において、図12(D)に示すように、文字入力キーがペンタッチ操作され、ハムスターの名前が「ハムオ」として入力表示され、図12(E)に示すように、キー入力部12の「OK」キー12bが操作されると、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fの第1登録エリアに対して、入力された名前「ハムオ」が文字コードデータとして登録される(ステップA5→A6)。
【0056】
すると、前記登録された名前「ハムオ」を構成する各文字の16進の文字コードデータに基づき、前記図4(A)で示したように、各文字コードの下2桁の加算値が8桁の2進数に変換され、予め設定された8種類のエサに対し、ビット“1”に対応する種類のエサは“好きなエサ”、ビット“0”に対応する種類のエサは“嫌いなエサ”としたエサコードが演算算出されて、同登録ペット状態データメモリ17fの第1登録エリアに記憶される(ステップA7,A8)。
【0057】
そして、液晶表示部13に対しては、図12(E)に示すように、前記RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fに登録されたペットのキャラクタ画像を一括してアニメーション表示させるための「ライフ」アイコン31a、登録された任意のペットに対してエサを与えるための「世話」アイコン31b、登録された任意のペットにおける世話(エサやり)の回数であるパラメータを表示させるための「パラメータ」アイコン31cを配列してなるペットメニュー選択画面G4が、設定されているペットモードの初期画面として表示される(ステップA9)。
【0058】
このペットメニュー選択画面G4が初期表示された状態で、図7〜図9におけるペットモード処理が起動され(ステップS8→SB)、図13(F)に示すように、「ライフ」アイコン31aがペンタッチされて指定されると、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fに登録されているペット(この場合「ハムスターのハムオ」)が読み出され、液晶表示部13に対し「ハムオ」が破線xで示すように移動する登録ペットライフ画面G5としてアニメーション表示される(ステップB1→B2→BC→BD)。
【0059】
一方、前記ペットメニュー選択画面G4が初期表示された状態で、図13(G)に示すように、「世話」アイコン31bがペンタッチされて指定されると、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fに登録されているペット(この場合「ハムスターのハムオ」)の名前が読み出され、液晶表示部13に対し一覧表示される(ステップB19→B20→BD)。
【0060】
ここで、図13(H)に示すように、液晶表示部13に表示されたペットの名前の中で、エサを与えたいペット名前アイコン(この場合「ハムオ」)がペンタッチされて選択されると、パラメータモードであるか否かが判断され、この場合にはパラメータモードではなく世話モードであると判断され、液晶表示部13に対し、選択されたペット「ハムオ」を対象としたペット世話画面G6が表示される(ステップB10→B11→B12→BD)。
【0061】
このペット世話画面G6では、選択ペットの世話状態を表現するアニメーション表示と、8種類のエサ(ニク,リンゴ,ハッパ,ダイコン,パン,ゴハン,クリ,サカナ)それぞれのアイコン321 ,322 ,323 ,324 ,325 ,326 ,327 ,328 を示す表示とが行なわれる。
【0062】
このペット世話画面G6の表示状態で、例えば図13(I)に示すように、「リンゴ」のエサアイコン322 がペンタッチされて選択されると、登録ペット状態データメモリ17fに「ハムオ」に対応して記憶されているエサコード「011…」のうちで、選択されたエサNO「2」に対応する上位2ビットめのコードデータが読み出され、選択されたエサ「リンゴ」が“好きなエサ(食べる)”であることを示すエサコード“1”か、“嫌いなエサ(食べない)”であることを示すエサコード“0”かが判断される(ステップB21→B22,B23)。
【0063】
この場合、選択されたエサ「リンゴ」のエサNO「2」に対応する上位2ビット目のエサコードは“1”(図4参照)であり、“好きなエサ(食べる)”であると判断され、「ハムオ」が「リンゴ」を喜んで食べているアニメーション表示がペット世話画面G6にて一定時間行なわれる(ステップB23→B24)。
【0064】
すると、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fにおける「ハムオ」のパラメータデータが“+1”されると共に、現在の日時が現在日付・時刻データメモリ17cから読み出され、世話日時として記憶される(ステップB25,B26)。
【0065】
一方、例えば図13(J)に示すように、「サカナ」のエサアイコン328 がペンタッチされて選択されると、選択されたエサ「サカナ」のエサNO「8」に対応する上位8ビット目のエサコードは“0”(図4参照)であり、“嫌いなエサ(食べない)”であると判断され、「ハムオ」が「サカナ」を怒って食べないアニメーション表示がペット世話画面G6にて一定時間行なわれる(ステップB23→B27)。
【0066】
このように、登録するペットに対し、ユーザが「名前」を付けると、この「名前」を構成する文字コードに応じてエサの好みを設定するエサコードが演算されて算出され、対応するペットの世話に伴ないエサを選択した際に、選択されたエサの好き嫌いが前記エサコードに従って判断され、選択されたエサを喜んで食べるペット世話画面G6か、又は怒って食べないペット世話画面G6が表示されるので、ペットに「名前」を付けるユーザによって、ペットの動きの特性に個性を持たせることができる。
【0067】
<ペットのパラメータ表示>
図14は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5への操作表示状態を示す図である。
【0068】
図15は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5からのパラメータ呼び出しに伴う操作表示状態(その1)を示す図である。
【0069】
図16は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5からのパラメータ呼び出しに伴う操作表示状態(その2)を示す図である。
【0070】
例えばRAM17内の登録ペット状態データメモリ17fにおいて、ペット画像データROM16aに予め記憶されている「ハムスター」及び「シカ」が登録された状態で、図14(A)に示すように、キー入力部12の「メニュー」キー12aが操作されて液晶表示部13に対しモード選択画面G1が表示され(ステップS1〜S3)、このモード選択画面G1において、図14(B)に示すように、「ペット」アイコン30aがペンタッチされて指定されることで、液晶表示部13にペットメニュー選択画面G4が表示され(ステップS4〜SA)、そして、このペットメニュー選択画面G4において、図14(C)に示すように、「ライフ」アイコン31aがペンタッチされて選択されると、前記登録されているペット(この場合「ハムスターのハムオ」「シカのシカすけ」)のキャラクタ画像がペット画像データROM16aより読み出され、液晶表示部13に対し「ハムオ」「シカすけ」が破線x1 ,x2 で示すように移動する登録ペットライフ画面G5としてアニメーション表示される(ステップB1→B2→BC→BD)。
【0071】
この登録ペットライフ画面G5の表示状態において、図14(D)に示すように、アニメーション表示されている任意の種類のペット、例えば「ハムオ」のキャラクタ画像Hが、図15(E)に示すように、ペンタッチされて選択されると、選択されたペット「ハムオ」に対応する登録ペット状態データメモリ17fの選択フラグがセットされ、当該選択ペット「ハムオ」が遊んでいるアニメーション表示が行なわれる(ステップB3→B4,B5→BD)。
【0072】
こうして、登録ペット状態データメモリ17fにおける登録ペットの中から1つの種類のペットが選択されて遊び表示された状態で、図15(F)に示すように、キー入力部12の「OK」キー12bが操作されると、液晶表示部13に対し、「ライフ」「世話」「パラメータ」の各アイコン31a〜31cを配列したペットメニュー選択画面G4が表示され(ステップB14→B15→B16)、このペットメニュー選択画面G4において、図15(G)に示すように、「パラメータ」アイコン31cがペンタッチされて選択されると、登録ペット状態データメモリ17fにおいて選択フラグがセットされている登録ペットが有るか否か判断される(ステップB6→B7)。
【0073】
この場合、登録ペット状態データメモリ17fでは、ハムスター「ハムオ」の選択フラグがセットされていると判断され、当該選択フラグがセットされているペット「ハムオ」に対応して記憶されているパラメータが読み出され、液晶表示部13に対しペットパラメータ画面G7として表示される(ステップB7→B8→BD)。
【0074】
一方、前記図14(A)〜図14(C)で示した場合と同様に、図16(A)及び図16(B)に示すように、ペットメニュー選択画面G4から「ライフ」アイコン31aが選択されて、登録ペット状態データメモリ17fに登録されている「ハムオ」及び「シカすけ」の登録ペットライフ画面G5が表示された状態で(ステップB1→B2→BC→BD)、ユーザにより任意の1種類のペットのキャラクタ画像の選択が行なわれないままに、図16(C)に示すように、「OK」キー12bが操作されてペットメニュー選択画面G4が表示され(ステップB14→B15→B16)、このペットメニュー選択画面G4において、図16(D)に示すように、「パラメータ」アイコン31cがペンタッチされて選択されると、登録ペット状態データメモリ17fでは、フラグがセットされているペットはないと判断され、液晶表示部13に対し、登録されている全てのペットの名前(この場合「ハムオ」「シカすけ」)が一覧表示される(ステップB6→B7→B9→BD)。
【0075】
こうして、前記ペットメニュー選択画面G4における「パラメータ」アイコン31cの選択により、登録ペット名の一覧表示が行なわれた状態で、図16(E)に示すように、パラメータを確認したい任意のペット、例えば「ハムオ」がペンタッチされて選択されると、パラメータモードであることが判断され、選択されたペット「ハムオ」のパラメータが登録ペット状態データメモリ17fから読み出され、液晶表示部13に対しペットパラメータ画面G7として表示される(ステップB10→B11→B13→BD)。
【0076】
このように、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fにおいて登録されているペットの中から任意のペットについてのパラメータを確認したい場合に、予め登録ペットライフ画面G5上で任意のペットが選択されて遊び表示が行なわれ、選択フラグがセットされている状態では、ペットメニュー選択画面G4において「パラメータ」アイコン31cが選択されると、前記選択フラグのセットされた登録ペットのパラメータが直ちに読み出されてペットパラメータ画面G7として表示され「図14(A)〜図15(G)参照」、また、前記登録ペットライフ画面G5上で任意のペットが選択されてなく選択フラグがセットされてない状態では、ペットメニュー選択画面G4において「パラメータ」アイコン31cが選択されると、まず、登録ペット名の一覧表示が行なわれ、このペット名一覧表示の中から任意のペット名が選択されると、対応する登録ペットのパラメータが読み出されてペットパラメータ画面G7として表示される「図16(A)〜図16(E)参照」ので、パラメータモードにあって任意のペットのパラメータを表示させる際には、ライフモードにおいて任意のペットが予め選択されているか否かに応じて、予め選択されたペットパラメータを優先表示するか、新たに何れかのペットを選択してパラメータ表示するかの、2通りの手順でペットパラメータを表示することができる。
【0077】
<ペットの不明・探索>
図17は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットの世話状態に基づくペット不明の操作表示状態を示す図である。
【0078】
図18は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による不明ペットの探索に伴う操作表示状態を示す図である。
【0079】
例えば図17(A)に示すように、ハムスターの「ハムオ」のペット世話画面G6において、「リンゴ」のエサアイコン322 がペンタッチされて選択され、登録ペット状態データメモリ17fの「ハムオ」に対応するエサコードに基づき、“好きなエサ(食べる)”であると判断され、リンゴを喜んで食べる「ハムオ」が表示されて対応するパラメータデータが“+1”されると共に、現在の日時が最終世話日時として記憶された状態で(ステップB21〜B26)、図17(B)に示すように、ペットモードが終了されて24h(時間)以上経過した後に、図17(C)に示すように、キー入力部12の「メニュー」キー12aが操作されてモード選択画面G1が表示され(ステップS1〜S3)、このモード選択画面G1において、新たに「ペット」アイコン30aがペンタッチされて選択されペットモードに設定され(ステップS4〜SA)、図6における初期画面表示処理に移行されると、登録ペット状態データメモリ17fにおいて登録ペット有りと判断されることで、当該登録ペットに対応して記憶された最終の世話日時と現在日付・時刻データメモリ17cから読み出された現在の日時とが比較され、現在日時が登録ペットの最終世話日時から24h以上経過したか否か判断される(ステップA1→A2→A10,A11)。
【0080】
ここで、登録ペット状態データメモリ17fにおける登録ペットのそれぞれ(この場合「ハムオ」のみ)に対応して記憶された各最終の世話日時と現在日付・時刻データメモリ17cから読み出された現在の日時との比較により、該最終世話日時から現在日時まで24h以上経過している登録ペット「ハムオ」が有ると判断されると、この最終世話日時から24h以上経過した登録ペット「ハムオ」の状態データが、登録ペット状態データメモリ17fから不明ペットデータメモリ17gに対して転送移動されて記憶される(ステップA11→A12)。
【0081】
すると、前記不明ペットデータメモリ17gに移動された登録ペットのパラメータを“10”から減算した値、つまり、登録ペットに対するそれまでのエサやりの回数を“10”から減算した値が、不明ペット「ハムオ」がみつかるまでに必要なペット探しの回数Nとして算出され、ペット不明度数データメモリ17dに記憶される(ステップA13)。
【0082】
そして、液晶表示部13に対しては、図17(D)に示すように、不明ペットを探索するための「探す」アイコン31dが追加されたペットメニュー選択画面G4が、不明ペットの生じたペットモードの初期画面として表示される(ステップA14)。
【0083】
このように、例えば登録ペットの「ハムオ」が不明ペットとして不明ペットデータメモリ17gに移動され、「探す」アイコン31dが追加されたペットメニュー選択画面G4が表示された状態で、図17(E)に示すように、このペットメニュー選択画面G4における「ライフ」アイコン31aがペンタッチされて選択されると、液晶表示部13に対し、登録ペット「ハムオ」が不明となり存在しない状態の登録ペットライフ画面G5が表示される(ステップB1→B2→BC→BD)。
【0084】
こうして、不明ペットの生じた登録ペットライフ画面G5の表示状態において、図18(F)に示すように、キー入力部12の「OK」キー12bが操作されると、「ライフ」「世話」「パラメータ」の各アイコン31a〜31cが配列されたペットメニュー選択画面G4が表示されると共に、不明ペットデータメモリ17gにおいて不明ペット「ハムオ」の状態データが移動されて記憶されていることで、不明ペットデータ有りと判断され、前記ペットメニュー選択画面G4に対して「探す」アイコン31dが追加されて表示される(ステップB14→B15→B16,B17→B18→BD)。
【0085】
そして、図18(G)に示すように、前記ペットメニュー選択画面G4における「探す」アイコン31dがペンタッチされて選択されると、ペット不明度数データメモリ17dに記憶されているペット探しの必要回数Nが“−1”され、「N=0」に到達したか否か判断される(ステップB28→B29,B30)。
【0086】
ここで、例えば前記ペット不明度数データメモリ17dに記憶されているペット探しの必要回数Nが“1”であり、「N=0」に到達してないと判断されると、不明ペット「ハムオ」の後ろ姿及び不明メッセージ「みつかりません」からなるペット不明画面G8が、ペット画像データROM16aから読み出されて液晶表示部13に対し一定時間表示された後、図18(H)に示すように、「探す」アイコン31dの追加されたペットメニュー選択画面G4が再表示される(ステップB30→B34→A14)。
【0087】
そしてさらに、前記再表示されたペットメニュー選択画面G4において、図18(I)に示すように、「探す」アイコン31dがペンタッチされて選択されるのに伴ない、前記ペット不明度数データメモリ17dに記憶されているペット探しの必要回数Nが“−1”されて「N=0」に到達したと判断されると、不明ペットデータメモリ17gに記憶されている不明ペット「ハムオ」の状態データが登録ペット状態データメモリ17fに対して転送移動されて戻される(ステップB28→B29,B30→B31)。
【0088】
すると、不明であった登録ペット「ハムオ」のやつれた姿及び発見メッセージ「みつかりました」からなるペット発見画面G9が、ペット画像データROM16aから読み出されて液晶表示部13に対し一定時間表示された後、図18(J)に示すように、当該登録ペットのアニメーション表示が破線xで示すように行なわれる(ステップB32,B33→BD)。
【0089】
一方、前記ペットモードでの不明ペットが生じたままの状態で、一旦ペットモードが終了され、この後、新たに「メニュー」キー12aが操作されてモード選択画面G1が液晶表示部13に表示された際には、不明ペットデータメモリ17gに記憶されている不明ペットの状態データはクリアされ、当該ペットを新たに登録しない限り登録ペットとして復帰されなくなる(ステップS1〜S3)。
【0090】
このように、登録ペットが有る状態でペットモードが選択設定された際に、登録ペット状態データメモリ17fに記憶されている登録ペットの中で、最終世話日時から24h以上経過している登録ペットがある場合には、当該登録ペットの状態データは不明ペットデータメモリ17gに対して移動され、登録ペットライフ画面G5やペット世話画面G6、ペットパラメータ画面G7においてペット表示されなくなる。これと共に、ペットメニュー選択画面G4には「探す」アイコン31dが追加表示され、該「探す」アイコン31dがペンタッチされて選択されると、ペット不明度数データメモリ17dに当該ペットに対するそれまでの世話の回数に反比例する値として記憶されているペット探しの必要回数Nが、前記「探す」アイコン31dの選択毎に減算され、「N=0」に到達しない状態では、ペット不明画面G8として不明表示され、「N=0」に到達した際には、不明ペットの状態データが登録ペット状態データメモリ17fに戻されてペット発見画面G9として発見表示され、前記登録ペットライフ画面G5やペット世話画面G6、ペットパラメータ画面G7において対象表示可能となるので、長時間世話をしないと不明になったり、過去の世話の実績に応じて発見のし易さが設定される等、より現実に即したペットの飼育状態を表現できるようになる。
【0091】
<裏キャラクタ画像・ガイダンス表示>
図19は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペット表示処理に伴う時刻に応じた操作表示状態を示す図である。
【0092】
図20は前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による裏キャラクタ画像の表示に基づきガイダンス表示する際の操作表示状態を示す図である。
【0093】
図19(A)に示すように、キー入力部12の「メニュー」キー12aが操作されて液晶表示部13にモード選択画面G1が表示され(ステップS1〜S3)、このモード選択画面G1において、図19(B)に示すように、「ペット」アイコン30aがペンタッチ選択されてペットメニュー選択画面G4が表示されてペットモード処理が起動され(ステップS4〜SA→S8→SB)、このペットメニュー選択画面G4において、図19(C)に示すように、例えば現在時刻「13:59」において「ライフ」アイコン31aがペンタッチされて選択されると、登録ペット状態データメモリ17fに登録されているペットに対応するキャラクタ画像が、ペット画像データROM16aから読み出され、登録ペットライフ画面G5としてアニメーション表示される(ステップB1→B2→BC)。
【0094】
この場合、図10における登録ペット表示処理において、現在日付・時刻データメモリ17cから読み出される現在時刻が「13:59」であり、「9:00〜17:00」の昼間の範囲であると判断されると、「太陽」のキャラクタ画像が付加された登録ペットライフ画面G5が表示される(ステップC1→C2)。
【0095】
また、図19(D)に示すように、例えば現在日付・時刻データメモリ17cから読み出される現在時刻が「20:35」であり、「19:00〜4:00」の夜の範囲であると判断されると、「月」のキャラクタ画像が付加された登録ペットライフ画面G5が表示される(ステップC3→C4)。
【0096】
また、それ以外の時間帯では、単に登録ペットに対応するキャラクタ画像が読み出されてアニメーション表示される通常の登録ペットライフ画面G5が表示される(ステップC5)。
【0097】
そして、図19(E)に示すように、現在時刻「14:00」において、前記ペットメニュー選択画面G4の「ライフ」アイコン31aがペンタッチされて選択され(ステップB1→B2→BC(C1→C2))、「太陽」のキャラクタ画像が付加された登録ペットライフ画面G5が表示された際の表示処理(ステップBD)では、図11における表示処理において、ライフモードでの登録ペットの表示中であると判断されると共に、現在時刻の「14:00」は分データが“00”であると判断されることで、当該登録ペットライフ画面G5に対してペット画像データROM16aに記憶されている「カメ」のキャラクタ画像が読み出されて一定時間追加され、各ペットのキャラクタ画像が破線x1 〜x3 に示すように移動表示されてアニメーション表示される(ステップD1→D2→D3,D4)。
【0098】
この際、前記「カメ」が裏のキャラクタ画像として追加表示された登録ペットライフ画面G5では、該裏キャラクタ画像に対する指定有効領域が左半分のA領域又は右半分のB領域の何れかに設定され、その有効領域データ「A」又は「B」はRAM17内のエリアデータメモリ17eにて設定されている。
【0099】
例えば図20(F)に示すように、現在の日付が「7月20日」である場合に、裏のキャラクタ画像である「カメ」Kが、前記エリアデータメモリ17eにおいて設定された有効領域「A」内に移動表示された登録ペットライフ画面G5において(ステップB1→B2→BC→BD(D1〜D4))、図20(G)に示すように、「カメ」Kの裏キャラクタ画像がペンタッチされて選択されると、当該「カメ」Kのタッチ位置が有効エリア「A」内であると判断されると共に、現在の日付「7月20日」がROM16内の特定日ガイダンスデータROM16b1に予め記憶されている特定日(月/日)と一致すると判断され、当該特定日「7月20日」に対応するガイダンスデータ「きょうは海の日だよ海にいこー!」が読み出され、特定日ガイダンス画面G10として液晶表示部13に表示される(ステップB35→B36→B37→B38)。
【0100】
一方、前記有効領域「A」内の「カメ」Kをタッチ選択した際に、現在の日付がROM16内の通常日ガイダンスデータROM16b2に予め記憶されている通常日(日付)と一致すると判断された場合には、当該通常日に対応するガイダンスデータが読み出され、通常日ガイダンス画面として液晶表示部13に表示される(B35→B36→B37→B39)。
【0101】
この後、図20(H)に示すように、キー入力部12における「OK」キー12bが操作されると、エリアデータメモリ17eに設定されている有効エリアデータが「A」→「B」又は「B」→「A」に切り換え設定され、通常の登録ペット一覧表示画面となる(ステップB40→B41→B42→BD)。
【0102】
一方、例えば図20(I)に示すように、現在の日付・時刻が「7月20日」「15:00」である場合に、裏のキャラクタ画像である「カメ」Kが、前記エリアデータメモリ17eにおいて切り換え設定された有効領域「B」外に移動表示された登録ペットライフ画面G5において(ステップB1→B2→BC→BD(D1〜D4))、図20(J)に示すように、当該有効領域「B」外にある「カメ」Kの裏キャラクタ画像がペンタッチされて選択された場合には、その特定日「7月20日」に対応するガイダンス表示は行なわれず、通常の登録ペット一覧表示画面となる(ステップB35→B36→B42→BD)。
【0103】
このように、登録ペット状態データメモリ17fに記憶された登録ペットの一覧をアニメーション表示して示す登録ペットライフ画面G5の表示に際し、現在時刻に応じて「太陽」や「月」のキャラクタ画像が付加されて表示されると共に、毎時丁度の“00”分においては、さらに、裏のキャラクタ画像である「カメ」も一定時間追加されてアニメーション表示され、この「カメ」がエリアデータメモリ17eにて切り換え設定される有効領域「A」又は「B」内に移動した際にペンタッチされて指定されると、当日の日付が裏ガイダンスデータROM16bに予め記憶された特定の月/日又は通常の日付の何れに一致するか判断され、特定日に一致する場合には、特定日対応のガイダンスデータが特定日ガイダンス画面G10として表示され、それ以外の通常日に一致する場合には、通常日対応のガイダンスデータが通常日ガイダンス画面として表示されるので、ユーザにおいて、登録ペットライフ画面G5の表示操作を同様に行なった場合でも、その時間や日付に応じて異なる画面表示が行なわれ、ゲームの流れに予想できない面白みを付加できるようになる。
【0104】
したがって、前記構成の画像表示装置によれば、RAM17内の登録ペット状態データメモリ17fにおいて登録されたペットが有る状態でペットモードが選択設定された際に、当該登録ペット状態データメモリ17fに記憶されている登録ペットの中で、最終世話日時から24h以上経過している登録ペットがある場合には、当該登録ペットの状態データは不明ペットデータメモリ17gに対して移動され、登録ペットライフ画面G5やペット世話画面G6、ペットパラメータ画面G7においてペット表示されなくなる。これと共に、ペットメニュー選択画面G4には「探す」アイコン31dが追加表示され、該「探す」アイコン31dがペンタッチされて選択されると、ペット不明度数データメモリ17dに当該ペットに対するそれまでの世話の回数に反比例する値として記憶されているペット探しの必要回数Nが、前記「探す」アイコン31dの選択毎に減算され、「N=0」に到達しない状態では、ペット不明画面G8として不明表示され、「N=0」に到達した際には、前記不明ペットデータメモリ17gに移動された不明ペットの状態データが登録ペット状態データメモリ17fに戻されてペット発見画面G9として発見表示され、前記登録ペットライフ画面G5やペット世話画面G6、ペットパラメータ画面G7において対象表示可能となるので、長時間世話をしないと不明になったり、過去の世話の実績に応じて発見のし易さが設定される等、より現実に即したペットの飼育状態を表現できるようになる。
【0105】
なお、前記実施形態において記載した手法、すなわち図5のフローチャートに示す全体処理、図6のフローチャートに示す初期画面表示処理、図7,図8,図9のフローチャートに示すペットモード処理、図10のフローチャートに示す登録ペット表示処理、図11のフローチャートに示す表示処理等の各手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体20に格納して配布することができる。そして、コンピュータは、この外部記録媒体20に記録されたプログラムを記録媒体読み取り部19によって読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明したペット飼育表示機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【図1】本発明の実施形態に係わる画像表示装置を搭載した電子手帳装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のROMにおけるペットモード処理関係の主要な個別データROMを示す図。
【図3】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のRAMにおけるペットモード処理関係の主要なデータメモリの構成を示す図。
【図4】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のRAM内の登録ペット状態データメモリに記憶されるエサコードの演算算出手順を示す図。
【図5】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置の全体処理を示すフローチャート。
【図6】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置の初期画面表示処理を示すフローチャート。
【図7】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)を示すフローチャート。
【図8】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その2)を示すフローチャート。
【図9】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その3)を示すフローチャート。
【図10】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)に伴う登録ペット表示処理を示すフローチャート。
【図11】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置のペットモード処理(その1)に伴う表示処理を示すフローチャート。
【図12】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置によるペットの登録・名前設定に伴う操作表示状態を示す図。
【図13】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットに対するエサやりに伴う操作表示状態を示す図。
【図14】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5への操作表示状態を示す図。
【図15】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5からのパラメータ呼び出しに伴う操作表示状態(その1)を示す図。
【図16】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットライフ画面G5からのパラメータ呼び出しに伴う操作表示状態(その2)を示す図。
【図17】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペットの世話状態に基づくペット不明の操作表示状態を示す図。
【図18】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による不明ペットの探索に伴う操作表示状態を示す図。
【図19】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による登録ペット表示処理に伴う時刻に応じた操作表示状態を示す図。
【図20】前記画像表示装置を搭載した電子手帳装置による裏キャラクタ画像の表示に基づきガイダンス表示する際の操作表示状態を示す図。
【符号の説明】
【0107】
11 …制御部(CPU)、
12 …キー入力部、
13 …液晶表示部、
14 …タブレット、
16a…ペット画像データROM、
16b…裏ガイダンスデータROM、
17a…表示データメモリ、
17b…モードデータメモリ、
17c…現在日付・時刻データメモリ、
17d…ペット不明度数(N)データメモリ、
17e…エリアデータメモリ、
17f…登録ペット状態データメモリ、
17g…不明ペットデータメモリ、
19 …記録媒体読み取り部、
20 …記録媒体、
21 …通信部、
G1 …モード選択画面、
30a…「ペット」アイコン、
30c…「通信」アイコン、
G2 …名前付け要求画面、
G3…名前入力画面、
G4 …ペットメニュー選択画面、
31a…「ライフ」アイコン、
31b…「世話」アイコン、
31c…「パラメータ」アイコン、
31d…「探す」アイコン、
G5 …登録ペットライフ画面、
G6 …ペット世話画面、
321 〜328 …エサアイコン、
G7 …ペットパラメータ画面、
G8 …ペット不明画面、
G9 …ペット発見画面、
G10…特定日ガイダンス画面、
A,B…裏ペット画像のタッチ有効領域。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段と、
この世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索操作手段と、
この探索操作手段の操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、当該操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項2】
請求項1記載の画像表示制御装置において、更に、前記再表示制御手段の制御により表示状態となった生物画像と併せて、その探索結果を前記表示部に表示させる探索結果表示制御手段を備えていることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項3】
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段と、
この世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索アイコンを前記表示部に表示させるように制御するアイコン表示制御手段と、
このアイコン表示制御手段の制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項4】
請求項3記載の画像表示制御装置において、更に、前記アイコン表示制御手段の制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数に未だなっていないことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に非表示状態のままとなるように制御する表示制御手段を備えていることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項5】
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置に用いられる画像表示制御方法において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御ステップと、
この非表示制御ステップの制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索操作手段の操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、当該操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御ステップと、
を備えていることを特徴とする画像表示制御方法。
【請求項6】
請求項1記載の画像表示制御方法において、更に、前記再表示制御ステップの制御により表示状態となった生物画像と併せて、その探索結果を前記表示部に表示させる探索結果表示制御ステップを備えていることを特徴とする画像表示制御方法。
【請求項7】
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置に用いられる画像表示制御方法において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御ステップと、
この非表示制御ステップの制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索アイコンを前記表示部に表示させるように制御するアイコン表示制御ステップと、
このアイコン表示制御ステップの制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御ステップと、
を備えていることを特徴とする画像表示制御方法。
【請求項8】
請求項3記載の画像表示制御方法において、更に、前記アイコン表示制御ステップの制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数に未だなっていないことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に非表示状態のままとなるように制御する表示制御ステップを備えていることを特徴とする画像表示制御方法。
【請求項9】
コンピュータを制御して、生物画像を表示部に表示させるためのプログラムを記録する記録媒体において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索操作手段の操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、当該操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
して機能させるための画像表示処理プログラムを記録した記録媒体。
【請求項10】
コンピュータを制御して、生物画像を表示部に表示させるためのプログラムを記録する記録媒体において、
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索アイコンを前記表示部に表示させるように制御するアイコン表示制御手段と、
このアイコン表示制御手段の制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
して機能させるための画像表示処理プログラムを記録した記録媒体。
【請求項1】
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段と、
この世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索操作手段と、
この探索操作手段の操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、当該操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項2】
請求項1記載の画像表示制御装置において、更に、前記再表示制御手段の制御により表示状態となった生物画像と併せて、その探索結果を前記表示部に表示させる探索結果表示制御手段を備えていることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項3】
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段と、
この世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索アイコンを前記表示部に表示させるように制御するアイコン表示制御手段と、
このアイコン表示制御手段の制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項4】
請求項3記載の画像表示制御装置において、更に、前記アイコン表示制御手段の制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数に未だなっていないことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に非表示状態のままとなるように制御する表示制御手段を備えていることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項5】
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置に用いられる画像表示制御方法において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御ステップと、
この非表示制御ステップの制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索操作手段の操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、当該操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御ステップと、
を備えていることを特徴とする画像表示制御方法。
【請求項6】
請求項1記載の画像表示制御方法において、更に、前記再表示制御ステップの制御により表示状態となった生物画像と併せて、その探索結果を前記表示部に表示させる探索結果表示制御ステップを備えていることを特徴とする画像表示制御方法。
【請求項7】
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置に用いられる画像表示制御方法において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御ステップと、
この非表示制御ステップの制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索アイコンを前記表示部に表示させるように制御するアイコン表示制御ステップと、
このアイコン表示制御ステップの制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御ステップと、
を備えていることを特徴とする画像表示制御方法。
【請求項8】
請求項3記載の画像表示制御方法において、更に、前記アイコン表示制御ステップの制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数に未だなっていないことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に非表示状態のままとなるように制御する表示制御ステップを備えていることを特徴とする画像表示制御方法。
【請求項9】
コンピュータを制御して、生物画像を表示部に表示させるためのプログラムを記録する記録媒体において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索操作手段の操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、当該操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
して機能させるための画像表示処理プログラムを記録した記録媒体。
【請求項10】
コンピュータを制御して、生物画像を表示部に表示させるためのプログラムを記録する記録媒体において、
生物画像を表示部に表示させる画像表示制御装置において、
前記表示部に表示された生物画像に対する世話を行う際に操作される世話操作手段の操作により生物画像に対する世話がなされた世話時刻と現在の時刻とを比較し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したか否かを判別し、前記世話時刻から予め定められている時間が経過したことが判別されると、前記表示部に表示されている生物画像を前記表示部に非表示状態となるように制御する非表示制御手段と、
この非表示制御手段の制御により生物画像が非表示状態となった後に、当該生物画像を探す際に操作される探索アイコンを前記表示部に表示させるように制御するアイコン表示制御手段と、
このアイコン表示制御手段の制御により表示された探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったか否かを判別し、前記探索アイコンに対する操作の回数が予め定められた回数になったことが判別されると、前記現在非表示状態となっている生物画像を前記表示部に再表示させるように制御する再表示制御手段と、
して機能させるための画像表示処理プログラムを記録した記録媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公開番号】特開2006−341137(P2006−341137A)
【公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−266237(P2006−266237)
【出願日】平成18年9月29日(2006.9.29)
【分割の表示】特願平9−231569の分割
【原出願日】平成9年8月27日(1997.8.27)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年9月29日(2006.9.29)
【分割の表示】特願平9−231569の分割
【原出願日】平成9年8月27日(1997.8.27)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】
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