説明

画像表示制御装置及び画像表示装置

【課題】コンテンツの画像データに基づく画像が表示されることによってもたらされる悪影響を効果的に防止することができる画像表示制御装置及び画像表示装置を提供する。
【解決手段】コンテンツから外部画像データ(OD)を入力するI/F部11と、画像デ
ータに基づく画像を表示するモニタ3を備えるテレビジョン受像機100が、コンテンツに記憶された所定の画像の画像データを判定画像データ(JD)として記憶部12に記憶させるJD記憶制御手段(CPU14)と、入力されたOD中に記憶されたJDと同一の画像データがあるか否かを判断する判断手段(CPU14)と、OD中にJDと同一の画像データがあると判断された場合に、ODが入力された日時と入力された回数を履歴情報として記憶部12に記憶させる履歴情報記憶制御手段(CPU14)と、履歴情報をモニタ3に表示させる履歴情報表示制御手段(CPU14)を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示制御装置及び画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、例えば、テレビジョン受像機に、家庭用ゲーム機器(以下、「ゲーム機器」という。)を接続して、当該ゲーム機器から送信された画像データに基づいてテレビジョン受像機のモニタに表示された画像に対して各種操作を行うことにより画像をコントロールして遊ぶ、所謂テレビゲームが広く浸透している。
【0003】
より具体的には、テレビゲームは、テレビジョン受像機のモニタに表示された画像に基づいて、例えばゲーム機器に接続されたコントローラを操作して各種指示を入力することにより、モニタ上の画像表示を変化させて遊ぶものである。
【0004】
そのため、例えば、子どもの親は、モニタを長時間視認することによる眼球の疲労によってもたらされる視力の低下といった健康面での問題のみならず、ゲームの内容が子どもの人格形成に与え得る悪影響を危惧して、ゲーム機器の使用を制限したいと考える。
【0005】
ゲーム機器の使用を制限する方法としては、例えば、ゲーム機器やVTRの使用時間を制限したり、ゲームソフトウェアの変更回数を制限することによって、子どもが長時間に亘りゲームをしたり、VTRソフトウェアを視聴することを防ぐ機器制御装置(例えば、特許文献1参照)や、所定の時間を超えてゲームをしようとすると、強制的にゲームが終了されることにより子どもによるビデオゲームの長時間の使用を防止することができるビデオゲーム装置(例えば、特許文献2参照)等が知られている。
【特許文献1】特開平8−287309号公報
【特許文献2】特開2001−218976号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、全てのゲームが子どもに悪影響を与えるわけではなく、その内容によっては、子どもの発育に好ましい影響を与え得るゲームも存在する。また、ある程度の年齢に達した子どもに対しては、親は助言をするに留まり、最終的な判断を自己判断に委ねることが好ましい場合も考えられる。
【0007】
特許文献1の公知技術によっては、所定時間の経過や、ゲームソフトウェアの変更に基づいて出力をオフにするか否かの判断が行われるものであって、特許文献2の公知技術によっても、使用時間を基準に電源をオフにするか否かの判断が行われるものであるため、ゲームの内容に係らず全てのゲームに対してこれらの制限がかけられてしまうこととなる。
【0008】
そこで、本発明の課題は、画像データを含むコンテンツの画像データに基づく画像が表示されることによってもたらされる悪影響を効果的に防止することができる画像表示制御装置及び画像表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上の課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、画像データを含むコンテンツの起
動時における起動画像に係る起動画像データを含む外部画像データを入力してなる画像データ入力手段と、画像データに基づく画像を表示する表示手段と、を備える画像表示装置において、所定の起動画像に係る起動画像データを、予め判定画像データとして記憶手段に記憶させる判定画像データ記憶制御手段と、前記外部画像データ中に、前記記憶手段に記憶された前記判定画像データと同一の起動画像データがあるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって、前記外部画像データ中に、前記判定画像データと同一の起動
画像データがあると判断された場合に、前記外部画像データが入力された日時と、当該外部画像データが入力された回数を、履歴情報として、前記記憶手段に記憶させる履歴情報記憶制御手段と、前記記憶手段に記憶された履歴情報を前記表示手段に表示させる履歴情報表示制御手段と、前記判断手段によって、前記外部画像データ中に、前記判定画像データと同一の起動画像データがあると判断された場合に、前記表示手段における画像の表示を停止させてなる表示停止手段と、前記履歴情報記憶制御手段と、前記履歴情報表示制御手段による動作を実行させるモードと、前記表示停止手段による動作を実行させるモードの、いずれかのモードを選択可能なモード選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、画像データを含むコンテンツから外部画像データを入力してなる画像データ入力手段と、画像データに基づく画像を所定の表示部に表示させる表示制御手段と、を備える画像表示制御装置において、前記コンテンツに記憶された所定の画像に係る画像データを、予め判定画像データとして所定の記憶部に記憶させる判定画像データ記憶制御手段と、前記画像データ入力手段を介して入力された外部画像データの中に、前記記憶部に記憶された判定画像データと同一の画像データがあるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって、前記外部画像データ中に、前記判定画像データと同一の画像データがあると判断された場合に、前記外部画像データが入力された日時と、当該外部画像データが入力された回数を、履歴情報として前記記憶部に記憶させる履歴情報記憶制御手段と、前記記憶部に記憶された履歴情報を前記表示部に表示させる履歴情報表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像表示制御装置において、前記判断手段によって、前記外部画像データ中に、前記判定画像データと同一の画像データがあると判断された場合に、前記表示部における画像の表示を停止させてなる表示停止手段を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像表示制御装置において、前記履歴情報記憶制御手段と、前記履歴情報表示制御手段による動作を実行させるモードと、前記表示停止手段による動作を実行させるモードと、のいずれかのモードを選択可能なモード選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、画像データを含むコンテンツから外部画像データを入力してなる画像データ入力手段と、画像データに基づく画像を所定の表示部に表示させる表示制御手段と、を備える画像表示制御装置において、前記コンテンツに記憶された所定の画像に係る画像データを判定画像データとして所定の記憶部に記憶させる判定画像データ記憶制御手段と、前記画像データ入力手段を介して入力された外部画像データの中に、前記記憶部に記憶された判定画像データと同一の画像データがあるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって、前記外部画像データ中に、前記判定画像データと同一の画像データがあると判断された場合に、前記外部画像データに基づく画像を前記表示部に表示させる外部画像データ表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5の何れか一項に記載の画像表示制御装置において、前記画像データを含むコンテンツの所定の画像が、前記コンテンツの起動時に起動される起動画像であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に記載の発明によると、予め記憶された所定の起動画像に係る判定画像データを有する画像データを含むコンテンツが起動された場合に限って、当該コンテンツが起動された日時とその回数が記憶され、後でこれを確認することができる。
【0016】
これにより、記憶された日時とその回数に基づいてコンテンツの起動状況を把握するこ
とができることとなって、例えば、親が、子供がどの程度特定のコンテンツを使用しているかを把握出来ることとなり、子供の自主性を重んじながらも、必要によっては注意を促すことができる。
【0017】
従って、コンテンツの画像データに基づく画像が表示されることによってもたらされる悪影響を効果的に防止することができる。
【0018】
また、予め特定のコンテンツを選択して判定画像データを設定することが出来るため、例えば、パレンタルコードのように一律な規制ではなく、子供の成長に合わせた、柔軟性のある効果的な制限をかけることができる。
【0019】
さらに、予め特定された所定の起動画像に係る判定画像データを有するコンテンツが起動された場合に限って、表示部に画像が表示されないこととなる。
【0020】
これにより、例えば、親が子供に対して悪影響が著しいと判断したコンテンツの場合には、注意を促すだけではなく、強制的に画像の表示を停止させることができるため、コンテンツの画像データに基づく画像が表示されることによってもたらされる悪影響を更に効果的に防止することができる。
【0021】
その上、履歴情報を記憶して、記憶された履歴情報を表示するモードと、表示部における画像表示を停止させるモードとの何れか一方のモードを選択して実行することができることにより、必要に応じて各モードでの処理を切替えることができ、利便性が向上する。
【0022】
そして、起動時に起動される起動画像に係る起動画像データを判定画像データとして、外部画像データと同一であるか否かの判断がされることとなるため、コンテンツの起動時に判断が行われることとなり、早い段階で、履歴情報を記憶したり、画像表示を停止することができる。
【0023】
請求項2に記載の発明によると、予め記憶された所定の画像に係る判定画像データを有する画像データを含むコンテンツが起動された場合に限って、当該コンテンツが起動された日時とその回数が記憶され、後でこれを確認することができる。
【0024】
これにより、記憶された日時とその回数に基づいてコンテンツの起動状況を把握することができることとなって、例えば、親が、子供がどの程度特定のコンテンツを使用しているかを把握出来ることとなり、子供の自主性を重んじながらも、必要によっては注意を促すことができる。
【0025】
従って、コンテンツの画像データに基づく画像が表示されることによってもたらされる悪影響を効果的に防止することができる。
【0026】
また、予め特定のコンテンツを選択して判定画像データを設定することが出来るため、例えば、パレンタルコードのように一律な規制ではなく、子供の成長に合わせた、柔軟性のある効果的な制限をかけることができる。
【0027】
請求項3に記載の発明によると、請求項2に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、予め特定された所定の画像に係る判定画像データを有するコンテンツが起動された場合に限って、表示部に画像が表示されないこととなる。
【0028】
これにより、例えば、親が子供に対して悪影響が著しいと判断したコンテンツの場合には、注意を促すだけではなく、強制的に画像の表示を停止させることができるため、コンテンツの画像データに基づく画像が表示されることによってもたらされる悪影響を効果的に防止することができる。
【0029】
請求項4に記載の発明によると、請求項3に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、履歴情報を記憶して、記憶された履歴情報を表示するモードと、表示部における画像表示を停止させるモードとの何れか一方のモードを選択することができる。これにより、必要に応じて各モードでの処理を切替えることができ、利便性が向上する。
【0030】
請求項5に記載の発明によると、予め記憶された所定の画像に係る判定画像データを有するコンテンツが起動された場合に限って、当該コンテンツから出力された外部画像デー
タに基づく画像が表示部に表示されることとなる。
【0031】
即ち、子どもに悪影響を与えないと判断された所定のコンテンツが起動された場合に限って、選択的に、当該コンテンツの画像データに基づく画像が表示部に表示されることとなる。
【0032】
これにより、子どもに悪影響を与えないと判断されたコンテンツの画像が表示部に表示されることとなるため、例えば、親が子供に対して悪影響が著しいと判断したコンテンツについては、当該コンテンツの画像データを判定画像データとして設定しないことにより、コンテンツの画像データに基づく画像が表示されないこととなり、子どもに対する悪影響を効果的に防止することができる。
【0033】
また、予め特定のコンテンツを選択して判定画像データを設定することが出来るため、パレンタルコードのように一律な規制ではなく、子どもの成長に合わせた、柔軟性のある効果的な制限をかけることができる。
【0034】
請求項6に記載の発明によると、請求項2〜5の何れか一項に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、起動時に起動される起動画像に係る起動画像データを判定画像データとして、外部画像データと同一であるか否かの判断がされることとなるため、コンテンツの起動時に判断が行われることとなり、早い段階で、履歴情報を記憶したり、画像表示を停止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
[実施形態1]
以下に、本発明の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限られない。
【0036】
図1は、本発明を適用した好適な実施の形態として例示する、画像表示装置としてのテレビジョン受像機100と、テレビジョン受像機100に設けられた外部機器接続用ケーブルKを介して、テレビジョン受像機100と電気的に接続される外部機器としてのゲーム機器2である。
【0037】
ゲーム機器2には、テレビジョン受像機100のモニタ(後述する)に表示された画像に基づいて、各種指示を入力するためのコントローラ21が接続されている。当該コントローラ21を介して指示を入力することにより、モニタ上の画像表示を変化させて遊ぶことができる。
【0038】
ゲーム機器2には、各種入力部を介して記録媒体22がセットされる。記録媒体22としては、例えば、磁気的または光学的に記録を行うものが挙げられ、VCD(Video Compact Disc)やコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メ
モリスティック(登録商標)、メモリカードなどが用いられる。記録媒体22には、ゲームの画像データを含むコンテンツが格納されている。
【0039】
ゲーム機器2の制御部(図示省略)は、例えば、当該記録媒体22に格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムを、コントローラ21より入力された指示に従って実行することにより画像データを取得し、取得した画像データを、外部機器接続用ケーブルKを介してテレビジョン受像機100に送信する。
【0040】
尚、ゲーム機器2が取得するプログラムは、記録媒体22から取得されるものに限られず、例えばゲーム機器2に接続された電気通信回線を介して取得されたものであってもよい。
【0041】
図2は、テレビジョン受像機100の内部構成を示すブロック図である。テレビジョン受像機100は、電気的に接続されたゲーム機器2から、音声データと画像データを受信する信号処理部1と、信号処理部1より出力された画像データに基づく画像を表示する、表示手段としてのモニタ3と、信号処理部1より出力された音声データに基づいて音声を
出力するスピーカ4と、等を備えて構成される。
【0042】
図2に示すように、画像表示制御装置としての信号処理部1は、画像データ入力手段としてのI/F部11と、記憶手段としての記憶部12と、操作部13と、CPU(Central Processing Unit)14と、RAM(Random Access Memory)15と、ROM(Read Only Memory)16と、等を備えて構成される。I/F部11、記憶部12、操作部
13、CPU14、RAM15、ROM16はバスBで接続されている。
【0043】
I/F部11は、ゲーム機器2等との間で信号や各種データを入出力するためのインターフェイスであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポートやRS−485C端子をはじめとするシリアル入出力端子、パラレル入出力端子、SCSIインターフェイス、IrDA(Infrared Data Association)規格に準じた赤外線通信装置等が備えられ、
ここに、外部機器接続用ケーブルKが接続されている。
【0044】
また、I/F部11より、モニタ3に画像データが出力され、スピーカ4に音声データが出力される。
【0045】
I/F部11を介してゲーム機器2より送信される画像データは、コンテンツの起動時において表示される起動画像に係る起動画像データが含まれる。
【0046】
ここで、起動画像とは、例えば、コンテンツを起動した際に先ず表示される製作会社等のロゴマークを含む画像であっても良いが、好ましくは、さらにその後に表示される各コンテンツ固有のマークやタイトル文字等を含む画像である。本実施形態においては、コンテンツ固有のマークやタイトル文字を含む画像を起動画像とした。
【0047】
また、以下の説明においては、ゲーム機器2から送信されて、I/F部11を介してテレビジョン受像機100によって受信される画像データを、外部画像データと称して用いる。
【0048】
記憶部12は、データの書き換えが可能な不揮発性メモリであって、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、強誘電体メモリなどを用いることができる。
【0049】
具体的には、記憶部12は、判定画像データ(後述する)と、履歴情報に係る履歴情報ファイル(後述する)と、等を格納する。
【0050】
操作部13は、操作パネルやリモコン(図示省略)等の入力素子を備えている。ユーザがこれらの入力素子を用いてカーソル操作、アイコン指定、数字入力といった操作を行うことによって、例えば、メニュー画像における項目の選択、パラメータの設定等の各種処理の実行を指示する指示データが入力される。操作部13は、入力された指示データをCPU14に出力する。
【0051】
CPU14は、所定のタイミング或いは操作部13等を介して入力された指示に応じて、ROM16に格納された各種システムプログラムに従って、テレビジョン受像機100を構成する各部への指示やデータの転送等を行うことによりテレビジョン受像機100の動作全般を統括制御する。
【0052】
RAM15は、CPU14のワークエリアとして用いられ、ROM16から読み出された各種プログラムやこれらプログラムに係るデータ等をメモリエリアに一時的に記憶する。
【0053】
ROM16は、CPU14によって実行される各種データ処理プログラムの他、データ処理プログラムに係る各種初期設定値等を格納する。具体的には、ROM16は、判定画像データ記憶制御プログラム161と、判断プログラム162と、履歴情報記憶制御プロ
グラム163と、履歴情報表示制御プログラム164と、表示停止プログラム165と、モード選択プログラム166と、等を格納する。
【0054】
判定画像データ記憶制御プログラム161は、所定の起動画像に係る起動画像データを、予め判定画像データとして記憶部12に記憶させるためのプログラムであって、CPU14は、当該判定画像データ記憶制御プログラム161を実行することにより、判定画像データ記憶制御手段として機能する。
【0055】
具体的には、CPU14は、予めテレビジョン受像機100に入力された起動画像データと、例えば、当該起動画像データに対して操作部13を介して入力された記憶指示に基づいて、当該起動画像データを判定画像データとして記憶部12に記憶させる。
【0056】
判断プログラム162は、I/F部11を介して入力された外部画像データ中に、記憶部12に記憶された判定画像データと同一の起動画像データがあるか否かを判断するためのプログラムであって、CPU14は、当該判断プログラム162を実行することにより、判断手段として機能する。
【0057】
具体的には、CPU14は、I/F部11を介して入力された外部画像データから起動画像データを抽出し、当該起動画像データと、記憶部12より読み出された判定画像データを照会することによって、起動画像データと判定画像データが一致するか否かを判断する。記憶部12に、判定画像データが複数記憶される場合には、CPU14は、外部画像データと、各判定画像データとの照会を実行する。
【0058】
履歴情報記憶制御プログラム163は、判断手段によって、外部画像データ中に、判定画像データと同一の起動画像データがあると判断された場合に、外部画像データが入力された日時と、当該外部画像データが入力された回数を、履歴情報として、記憶部12に記憶させるためのプログラムであって、CPU14は、当該履歴情報記憶制御プログラム163を実行することにより、履歴情報記憶制御手段として機能する。
【0059】
具体的には、CPU14は、外部画像データがテレビジョン受像機100に送信されて、CPU14に入力されると、当該外部画像データが入力された日時である入力日時にかかる入力日時データを、信号処理部1に内蔵された日時計数回路(図示省略)より取得して、RAM15に一時的に記憶させる。そして、判断手段によって、判定画像データと同一の起動画像データがあると判断されると、当該起動画像データに係る入力日時データをRAM15より読み出して、これを、当該起動画像データと同一のデータである判定画像データと対応付けて、記憶部12に記憶させる。
【0060】
また、CPU14は、判断手段によって、判定画像データと同一の起動画像データがあると判断されると、記憶部12に記憶され、当該機動画像データと同一の画像データである判定画像データの画像入力カウンタを「+1」にする。
【0061】
従って、記憶部12に記憶される判定画像データには、入力日時データの入力日時と、画像カウンタで計数される入力回数が、当該判定画像データに対応付けられて履歴情報として蓄積されていく。
【0062】
履歴情報は、例えば、入力日時データと入力回数データからなる履歴情報データが、判定画像データの記憶部12における記憶場所と対応付けられて、履歴情報ファイルに格納される。
【0063】
尚、履歴情報は任意のタイミングでリセットしても構わない。例えば、履歴情報が膨大になってしまった場合には、操作部13を介して、入力日時データを削除し、画像入力カウンタを「0」にリセットすることができる。
【0064】
履歴情報表示制御プログラム164は、記憶部12に記憶された履歴情報を、モニタ3に表示させるためのプログラムであって、CPU14は、当該履歴情報表示制御プログラム164を実行することにより、履歴情報表示制御手段として機能する。
【0065】
具体的には、CPU14は、記憶部12より、履歴情報が格納される履歴情報ファイルを読み出し、当該履歴情報ファイルから、所望の履歴情報データを取得して、取得した履歴情報データをモニタ3に出力し、当該履歴情報データに基づく履歴情報をモニタ3に表示させる。
【0066】
表示停止プログラム165は、判断手段によって、外部画像データ中に,判定画像デー
タと同一の起動画像データがあると判断された場合に、モニタ3における、外部画像データに基づく画像の表示を停止させるためのプログラムであって、CPU14は、当該表示停止プログラム165を実行することにより、表示停止手段として機能する。
【0067】
具体的には、CPU14は、判断手段によって判定画像データと同一の起動画像データがあると判断されることをきっかけに、I/F部11を介して入力された外部画像データの、モニタ3への出力を中止させて、モニタ3における表示を停止させる。
【0068】
モード選択プログラム166は、履歴情報記憶制御手段と履歴情報表示制御手段による動作を実行させるモードと、表示停止手段による動作を実行させるモードの、何れかのモードを選択することができるプログラムであって、CPU14は、当該モード選択プログラム166を実行することによって、モード選択手段として機能する。
【0069】
具体的には、CPU14は、操作部13を介して、モニタ3にモード選択画像の表示指示が入力されると、履歴情報記憶制御手段と履歴情報表示制御手段による動作を実行させるゲーム監視モードを意味するゲーム監視モード画像と、表示停止手段による動作を実行させるゲーム停止モードを意味するゲーム停止モード画像と、等を含むモード選択画像を表示する。さらに、CPU14は、操作部13を介して何れかのモードを選択する旨の指示が入力されると、選択されたモードにおいて実行される動作以外の動作が実行されないように制限をかける。
【0070】
以下に、本発明のテレビジョン受像機100が実行するゲーム監視及び停止処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
【0071】
この場合、ユーザの操作によって、所定の起動画像に係る起動画像データが、予め判定画像データとして記憶部12に記憶されている。
【0072】
ゲーム監視及び停止処理は、ユーザによって、モード選択画像の表示指示が入力されることによって開始される。
【0073】
操作部13より、モード選択画像の表示指示が入力されると(ステップS1)、CPU14は、ROM16よりモード選択プログラム166を読み出してRAM15の所定のワークスペースに展開して実行することにより、モニタ3に、ゲーム監視モードとゲーム停止モードを選択可能なモード選択画像を表示する(ステップS2)。
【0074】
次いで、CPU14は、操作部13より、何れかのモードを実行する旨の指示が入力されたか否かを判断する(ステップS3)。
【0075】
CPU14が、モードを選択する旨の指示が入力されたと判断すると(ステップS3;Yes)、CPU14は、ゲーム監視モードを選択する旨の指示が入力されたか否かを判断する(ステップS4)。
【0076】
CPU14が、ゲーム監視モードを選択する旨の指示が入力されたと判断すると(ステップS4;Yes)、CPU14は、ゲーム監視モードにおいて実行される動作以外の動作が実行されないよう制限をかけた上で(ステップS5)、ステップS6に移行する。
【0077】
ステップS6では、CPU14は、I/F部11より外部画像データが入力されたか否かを判断する(ステップS6)。
【0078】
CPU14が、外部画像データが入力されたと判断すると(ステップS6;Yes)、CPU14は、ROM16から判断プログラム162を読み出してRAM15の所定のワークスペースに展開して実行することにより、記憶部12より判定画像データを読み出し、また、入力された外部画像データより起動画像データを抽出し、判定画像データと起動画像データが同一であるか否かを判断する(ステップS7)。
【0079】
CPU14が、判定画像データと起動画像データが同一であると判断すると(ステップS7;Yes)、CPU14は、ROM16より履歴情報記憶制御プログラム163を読み出してRAM15の所定のワークスペースに展開して実行することにより、判定画像データと同一の起動画像データを含む外部画像データが入力された日時と、この外部画像データが入力された回数に係る履歴情報を、履歴情報ファイルに格納することにより、記憶部12に記憶させて(ステップS8)、本処理を終了する。
【0080】
ステップS3において、CPU14が、モードを選択する旨の指示が入力されていないと判断すると(ステップS3;No)、CPU14は、繰り返し、モードを選択する旨の指示が入力されたか否かを判断する。
【0081】
また、ステップS6において、CPU14が、外部画像データが入力されていないと判断すると(ステップS6;No)、CPU14は、外部画像データが入力されるまで、繰り返し、外部画像データが入力されたか否かを判断する。
【0082】
さらに、ステップS7において、CPU14が、判定画像データと起動画像データが同一ではないと判断すると(ステップS7;No)、CPU14は、履歴情報を作成することなく、本処理を終了する。
【0083】
他方、ステップS4において、CPU14が、入力された指示が、ゲーム監視モードを選択する指示ではないと判断すると(ステップS4;No)、CPU14は、ゲーム停止モードを選択する旨の指示が入力されたと判断して、ゲーム停止モードにおいて実行される動作以外の動作が実行されないよう制限をかけた上で(ステップS9)、ステップS10に移行する。
【0084】
ステップS10では、CPU14は、I/F部11より外部画像データが入力されたか否かを判断する。
【0085】
CPU14が、外部画像データが入力されたと判断すると(ステップS10;Yes)、CPU14は、ROM16から判断プログラム162を読み出してRAM15の所定のワークスペースに展開して実行することにより、記憶部12より判定画像データを読み出し、また、入力された外部画像データより起動画像データを抽出し、判定画像データと起動画像データが同一であるか否かを判断する(ステップS11)。
【0086】
CPU14が、判定画像データと起動画像データが同一であると判断すると(ステップS11;Yes)、CPU14は、ROM16より表示停止プログラム165を読み出してRAM15の所定のワークスペースに展開して実行することにより、外部画像データのモニタ3への出力を中止し、当該外部画像データに基づく画像の表示を停止させて(ステップS12)、本ゲーム監視及び停止処理を終了する。
【0087】
ステップS10において、CPU14が、外部画像データが入力されていないと判断すると(ステップS10;No)、CPU14は、外部画像データが入力されるまで、繰り返し、外部画像データが入力されたか否かを判断する。
【0088】
また、ステップS11において、CPU14が、判定画像データと起動画像データが同一ではないと判断すると(ステップS11;No)、CPU14は、何れの処理も実行す
ることなく、本処理を終了する。
【0089】
そして、CPU14は、操作部13を介して、モニタ3に履歴情報を表示する旨の指示が入力されたと判断した場合には、ROM16より履歴情報表示制御プログラム164を読み出してRAM15の所定のワークスペースに展開して実行することにより、記憶部12より読み出した履歴情報データをモニタ3に出力して、当該履歴情報データに基づく履歴情報をモニタ3に表示させる。
【0090】
尚、本実施形態においては、判断手段が、判定画像データと同一の起動画像データがあると判断した場合には、表示停止手段が、直ぐにモニタ3における画像の表示を停止することとしたが、例えば、判断手段が同一の画像データである旨の判断をした場合に、所定時間経過後、モニタ3における画像の表示を停止することとしても構わない。
【0091】
また、起動画像として、画像データを含むコンテンツ固有のマークやタイトル文字が入った画像を用いることとしたが、例えば、製作会社のロゴマークを含む画像と、コンテンツ固有の画像を組み合わせることによって、同一の製作会社によって製作されたコンテンツであっても、予め指定したゲームについては、履歴情報の記憶が行われたり、モニタの表示が停止されるといった制限をかけることができ、他方、指定しなかったゲームについては、制限をかけずに自由に遊ばせることができる。
【0092】
以上に説明したテレビジョン受像機100によると、予め記憶部12に記憶された所定の画像に係る判定画像データを有する画像データを含むコンテンツが起動された場合に限って、当該画像データを含むコンテンツが起動された日時とその回数が履歴情報として記憶部12に記憶され、後でこれを確認することができる。これにより、記憶部12に記憶された、外部画像データが入力された日時とその回数に基づいて画像データを含むコンテンツの起動状況を把握することができることとなって、例えば、親が、子供がどの程度特定の画像データを含むコンテンツを使用しているかを把握出来ることとなり、子供の自主性を重んじながらも、必要によっては注意を促すことができ、画像データを含むコンテンツの画像データに基づく画像が表示されることによってもたらされる悪影響を効果的に防止することができる。
【0093】
また、予め特定の画像データを含むコンテンツを選択して判定画像データを設定することが出来るため、パレンタルコードのように一律な規制ではなく、子供の成長に合わせた、柔軟性のある効果的な制限をかけることができる。
【0094】
さらに、予め特定された所定の画像に係る判定画像データを有する画像データを含むコンテンツが起動された場合に限って、モニタ3に画像が表示されないこととなる。これにより、例えば、親が子供に対して悪影響が著しいと判断した画像データを含むコンテンツの場合には、注意を促すだけではなく、強制的に画像の表示を停止させることができるため、画像データを含むコンテンツの画像データに基づく画像が表示されることによってもたらされる悪影響を効果的に防止することができる。
【0095】
そして、履歴情報を記憶して、記憶された履歴情報を表示するゲーム監視モードと、モニタ3における画像表示を停止させるゲーム停止モードとの何れか一方のモードを選択することができることにより、必要に応じて各モードでの処理を切替えることができ、利便性が向上する。
【0096】
その上、起動時に起動される起動画像に係る起動画像データを判定画像データとして、外部画像データと同一であるか否かの判断がされることとなるため、画像データを含むコンテンツの起動時に判断が行われることとなり、早い段階で、履歴情報を記憶したり、画像表示を停止することができる。
【0097】
[実施形態2]
次に、本発明の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限られない。尚、テレビジョン受像機100と同一の構造については、
同一の符号を付して説明を省略する。
【0098】
図4は、本発明を適用した好適な実施の形態として例示する、画像表示装置としてのテレビジョン受像機200の内部構成を示すブロック図である。図4に示すように、テレビジョン受像機200は、電気的に接続されたゲーム機器2から、コンテンツに記憶された音声データと画像データを受信する信号処理部201と、信号処理部201より出力された画像データに基づく画像を表示する、表示手段としてのモニタ3と、信号処理部201より出力された音声データに基づいて音声を出力するスピーカ4と、等を備えて構成される。
【0099】
図4に示すように、信号処理部201は、画像データ入力手段としてのI/F部11と、記憶部12と、操作部13と、CPU(Central Processing Unit)14と、RAM
(Random Access Memory)15と、ROM(Read Only Memory)216と、等を備えて構成される。
【0100】
ROM216は、CPU14によって実行される各種データ処理プログラムの他、データ処理プログラムに係る各種初期設定値等を格納する。具体的には、ROM216は、判定画像データ記憶制御プログラム167と、判断プログラム168と、外部画像データ表示制御プログラム169と、等を格納する。
【0101】
判定画像データ記憶制御プログラム167は、コンテンツに記憶された所定の画像に係る画像データを、判定画像データとして記憶部12に記憶させるためのプログラムであって、CPU14は、当該判定画像データ記憶制御プログラム167を実行することにより、判定画像データ記憶制御手段として機能する。
【0102】
具体的には、CPU14は、予めテレビジョン受像機100に入力された画像データと、例えば、当該画像データに対して操作部13を介して入力された記憶指示に基づいて、当該画像データを判定画像データとして記憶部12に記憶させる。
【0103】
判断プログラム168は、I/F部11を介して入力された外部画像データの中に、記憶部12に記憶された判定画像データと同一の画像データがあるか否かを判断する為のプログラムであって、CPU14は、当該判断プログラム168を実行することにより、判断手段として機能する。
【0104】
具体的には、CPU14は、I/F部11を介して入力された外部画像データから順次画像データを抽出し、当該画像データと、記憶部12より読み出された判定画像データを照会することによって、画像データと判定画像データが一致するか否かを判断する。記憶部12に、判定画像データが複数記憶される場合には、CPU14は、外部画像データに含まれる画像データと、記憶部12に記憶される各判定画像データとの照会を実行する。
【0105】
外部画像データ表示制御プログラム169は、判断手段によって、外部画像データ中に判定画像データと同一の画像データがあると判断された場合に、外部画像データに基づく画像をモニタ3に表示させるためのプログラムであって、CPU14は、当該外部画像データ表示制御プログラム169を実行することにより、外部画像データ表示制御手段として機能する。
【0106】
具体的には、CPU14は、入力された外部画像データをモニタ3に出力することによって、モニタ3に外部画像データに基づく画像を表示させる。
【0107】
次に、本発明のテレビジョン受像機200が実行する画像表示処理について、図5のフローチャーとを用いて説明する。
【0108】
この場合、ユーザの操作によって、所定の画像に係る画像データが、予め判定画像データとして記憶部12に記憶されている。
【0109】
画像表示処理は、ゲーム機器(図示省略)よりテレビジョン受像機200に外部画像データが送信されることにより開始される。
【0110】
I/F部11を介して、外部画像データがCPU14に入力されると(ステップS201)、CPU14はROM216から判断プログラム168を読み出してRAM15の所定のワークスペースに展開して実行することにより、記憶部12より判定画像データを読み出し、また、入力された外部画像データより順次画像データを抽出し、判定画像データと画像データが同一であるか否かを判断する(ステップS202)。
【0111】
CPU14が、画像データと判定画像データが同一であると判断すると(ステップS202;Yes)、CPU14は、ROM16より外部画像データ表示制御プログラム169を読み出してRAM15の所定のワークスペースに展開して実行することにより、外部画像データをモニタ3に出力して、当該外部画像データに基づく画像をモニタ3に表示させて(ステップS203)、画像表示処理を終了する。
【0112】
一方、ステップS202において、CPU14が、画像データと判定画像データが同一でないと判断すると(ステップS202;No)、CPU14は、所定の処理を実行せずに、本処理を終了する。
【0113】
以上に説明したテレビジョン受像機200によっては、予め記憶された所定の画像に係る判定画像データを有する画像データを含むコンテンツが起動された場合に限って、当該画像データを含むコンテンツから出力された外部画像データに基づく画像がモニタ3に表示されることとなる。即ち、子どもに悪影響を与えないと判断された所定の画像データを含むコンテンツが起動された場合に限って、選択的に、当該画像データを含むコンテンツの画像データに基づく画像がモニタ3に表示されることとなる。これにより、例えば、親が子供に対して悪影響が著しいと判断した画像データを含むコンテンツについては、当該画像データを含むコンテンツの画像データを判定画像データとして設定しないことにより、画像データを含むコンテンツの画像データに基づく画像が表示されないこととなり、子どもに対する悪影響を効果的に防止することができる。
【0114】
また、予め特定の画像データを含むコンテンツを選択して判定画像データを設定することが出来るため、パレンタルコードのように一律な規制ではなく、子どもの成長に合わせた、柔軟性のある効果的な制限をかけることができる。
【0115】
尚、外部機器としては、ゲーム機器に限られず、例えばDVD(Digital Versatile Disk)再生装置等の、テレビジョン受像機と電気的に接続可能であって、テレビジョン受
像機に画像データを出力可能な装置であれば良い。
【0116】
また、DVD再生装置がテレビジョン受像機に内蔵された、所謂DVD再生装置一体型のテレビジョン受像機においては、DVD入力端子から入力される画像データを外部画像データと認識させることによって、本発明の効果を実現することができる。
【0117】
また、画像表示装置としてテレビジョン受像器を例示したが、モニタを有し、外部機器と接続可能な装置であればどのような装置であってもよく、例えば、表示装置付きパーソナルコンピュータでもよい。
【0118】
また、表示部は、画像表示制御装置である信号処理部と一体化されていなくてもよく、ケーブル等を介して外部接続されるようにしてもよい。
【0119】
そして、記憶部は、画像表示制御装置である信号処理部と一体化されていなくてもよく、ケーブル等を介して外部接続されるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】テレビジョン受像機100とゲーム機器2を説明するための概略図である。
【図2】テレビジョン受像機100の内部構成を示すブロック図である。
【図3】テレビジョン受像機100によるゲーム監視及び停止処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】テレビジョン受像機200の内部構成を示すブロック図である。
【図5】テレビジョン受像機200による画像表示処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0121】
1 信号処理部(画像表示制御装置)
11 I/F部(画像データ入力手段)
12 記憶部(記憶手段、記憶部)
13 操作部
14 CPU(判定画像データ記憶制御手段、判断手段、履歴情報記憶制御手段、履歴情報表示制御手段、表示停止手段、モード選択手段)
15 RAM
16 ROM
161 判定画像データ記憶制御プログラム
162 判断プログラム
163 履歴情報記憶制御プログラム
164 履歴情報表示制御プログラム
165 表示停止プログラム
166 モード選択プログラム
2 ゲーム機器
3 モニタ(表示手段、表示部)
4 スピーカ
201 信号処理部(画像表示制御装置)
14 CPU(判定画像データ記憶制御手段、判断手段、外部画像データ表示制御手段)
216 ROM
167 判定画像データ記憶制御プログラム
168 判断プログラム
169 外部画像データ表示制御プログラム
100、200 テレビジョン受像機(画像表示装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データを含むコンテンツの起動時における起動画像に係る起動画像データを含む外部画像データを入力してなる画像データ入力手段と、
画像データに基づく画像を表示する表示手段と、
を備える画像表示装置において、
所定の起動画像に係る起動画像データを、予め判定画像データとして記憶手段に記憶させる判定画像データ記憶制御手段と、
前記外部画像データ中に、前記記憶手段に記憶された前記判定画像データと同一の起動画像データがあるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって、前記外部画像データ中に、前記判定画像データと同一の起動画像データがあると判断された場合に、前記外部画像データが入力された日時と、当該外部画像データが入力された回数を、履歴情報として、前記記憶手段に記憶させる履歴情報記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された履歴情報を前記表示手段に表示させる履歴情報表示制御手段と、
前記判断手段によって、前記外部画像データ中に、前記判定画像データと同一の起動画像データがあると判断された場合に、前記表示手段における画像の表示を停止させてなる表示停止手段と、
前記履歴情報記憶制御手段と、前記履歴情報表示制御手段による動作を実行させるモードと、前記表示停止手段による動作を実行させるモードの、いずれかのモードを選択可能なモード選択手段と、
を備えることを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
画像データを含むコンテンツから外部画像データを入力してなる画像データ入力手段と、
画像データに基づく画像を所定の表示部に表示させる表示制御手段と、
を備える画像表示制御装置において、
前記コンテンツに記憶された所定の画像に係る画像データを、予め判定画像データとして所定の記憶部に記憶させる判定画像データ記憶制御手段と、
前記画像データ入力手段を介して入力された外部画像データの中に、前記記憶部に記憶された判定画像データと同一の画像データがあるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって、前記外部画像データ中に、前記判定画像データと同一の画像データがあると判断された場合に、前記外部画像データが入力された日時と、当該外部画像データが入力された回数を、履歴情報として前記記憶部に記憶させる履歴情報記憶制御手段と、
前記記憶部に記憶された履歴情報を前記表示部に表示させる履歴情報表示制御手段と、
を備えることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像表示制御装置において、
前記判断手段によって、前記外部画像データ中に、前記判定画像データと同一の画像データがあると判断された場合に、前記表示部における画像の表示を停止させてなる表示停止手段を備えることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像表示制御装置において、
前記履歴情報記憶制御手段と、前記履歴情報表示制御手段による動作を実行させるモードと、前記表示停止手段による動作を実行させるモードと、のいずれかのモードを選択可能なモード選択手段と、を備えることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項5】
画像データを含むコンテンツから外部画像データを入力してなる画像データ入力手段と

画像データに基づく画像を所定の表示部に表示させる表示制御手段と、
を備える画像表示制御装置において、
前記コンテンツに記憶された所定の画像に係る画像データを判定画像データとして所定の記憶部に記憶させる判定画像データ記憶制御手段と、
前記画像データ入力手段を介して入力された外部画像データの中に、前記記憶部に記憶された判定画像データと同一の画像データがあるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって、前記外部画像データ中に、前記判定画像データと同一の画像データがあると判断された場合に、前記外部画像データに基づく画像を前記表示部に表示させる外部画像データ表示制御手段と、
を備えることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項6】
請求項2〜5の何れか一項に記載の画像表示制御装置において、
前記画像データを含むコンテンツの所定の画像が、前記コンテンツの起動時に起動される起動画像であることを特徴とする画像表示制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−235542(P2006−235542A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−54070(P2005−54070)
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】